【今更感】2022総括【半端ない】
2023.01.14 Sat 20:25 -edit-
2022年
もっとも印象に残っているのは
大滝の氷筍洞窟探訪だったなあ、と
もう一度訪れることはできるかな
実際に走ったのは2021年だけれど記録上2022年になるのでそこはそれ。
ひとみさんと、ブルべ界の『レジェンド』マヤさんにご一緒していただき、さらに途中、別ブルべの試走中だったきむけんさんともご一緒できたりして楽しく走れた200km。
撮影:きむけんさん
試走に参加させていただいた【逗子200】の本番当日。
スタート地点での受付業務お手伝いや車検、参加者送り出しを済ませてひとみさん、虫さん、クロさんと四人で三浦半島ポタを堪能し、ゴール受付終了後は新年会にも参加させていただき楽しかったいち日。
ひとみさんにお誘いいただき参加した200km。これを走り終わってすぐ北海道に戻ってなかなか過酷な業務に相対する羽目に陥った。
『平坦な200』が売りではあったけれど全部が全部真っ平らなわけではなく、折り返し付近では結構な勾配の登り坂。梅のピークには少々早すぎのタイミングだったけれどピーク時期は交通渋滞でブルべどころではなくなるので仕方ない。天候に恵まれた気持ち良いブルべだったけれど唯一の誤算は指切りグローブでの参加。
伊達市大滝区にある国内最大規模の氷筍洞窟のガイドツアーに参加。ツアーで使うルートは私有地を通過するため参加者以外は使えない。私有地を通らないルートもあるけれど、ビギナーにはなかなかきついものなのだとか。運よく仕事が休みのタイミングで空きがあって本当に幸運。
2021年に続いてエントリー。2022はべいさん、モロさん不参加だったので道中ひとりあれこれ寄り道しつつ。スタート前、シフターの電池切れであわやDNSというところだったけれどどうにかこうにか電池交換に成功し、完走できた200km。
道道札幌恵庭自転車道線のうち北広島駅から上野幌駅付近までの北広島市内の区間は特に通称エルフィンロードと呼ばれていて、春から秋にかけてはサイクリストが大勢行き来している。雪深い冬場はクロカンスキーで往来する人も少なくないそこを歩いてみようと思い立ち、折角なので上野幌を通り過ぎて自転車道線の起点である東札幌まで約20kmを踏破。
ゴール後は待ち受けてくださっていたチコリンさんとお昼ご飯をいただき満足した休日。
縁あってわたしの新しい相棒となったTyrell-FSX。きたひろくんと名付けたそれと、GWに一泊二日のポタ旅行。通行止めとなっていた美笛峠を迂回してホロホロ峠を越えて洞爺湖へ。洞爺湖畔で一泊してからは中山峠を越えて真駒内経由で北広島まで。その後何度かブルべで通ることになった区間があちこち。
わたしにとって記念すべき(?)ミニベロで参加した初めてのBRM。
軽い気持ちで参加したは良いものの最後PC前後で雨と向かい風に翻弄され、クローズギリギリでのゴールとなった思い出深いブルべ。
【300kmBRM開催100周年記念ブルべ】であるAJ北海道主催の300km。「幸運にも雨を避けられた!」とツイートを流した途端バケツをひっくり返したようなゲリラ豪雨を食らうといったお約束的なフラグ回収があったりしつつも無事完走。
北広島から日帰りポタ、北炭夕張炭鉱跡の夕張市石炭博物館を見学してからシューパロダムを眺めて帰ったポタ。心残りはシューパロダム湖の三弦橋を見ることなく北海道を去ってしまったことだなあとしみじみ。
オトンルイ風力発電所の風車群がリニューアルのため解体撤去され、新規に建てられる風車はブレーのドサイズも発電効率も上がるのでその数もずっと少なくなってしまうという報道を目にしたので車で眺めに行った一泊二日のドライブ旅行。
「ミニベロでのブルべ参加は300kmまでかなあ。」なんてなことを思っていたもののなんだかんだ300をすんなり走れてしまったので、仮眠が必要になるとはいえ400なら荷物も少なく済むしどうにかなるのでは?と軽く考えて参加してしまった400km。
結論から言えば400でもなんとか走り切れるのだけれど余裕がなくてしんどい。しかも【積丹】なのに肝心の積丹半島付近通過は真夜中だから積丹ブルーを味わなかったちょっと残念なブルべ。
一時帰京した際、【Okhotsk1300】出走用に自宅からロードバイクを飛行機輪行で北海道に持ち込み。しばらくミニベロしか乗っていなかったので本番前に感覚を取り戻すべく北竜町のひまわり畑までの日帰りポタ。
2021年にエントリーしていながらコロナ禍の煽りを食らって走れなかった1300kmのRM認定走。非常にありがたいことに2022年も同じコースで開催していただけたので満を持して出走。
途中、暴風雨に見舞われながらも全体的には良好なコンディションで走ることができて非常に満足できた、わたしにとって国内二つ目のRM認定走。
いつかは参加してみたいと思っていたファンライドイベントに参加。ところが当日はサイクルシューズを忘れてしまうというやらかしっぷりを発揮し、ソールがペラペラでふにゃふにゃのスリッポンシューズでスピードプレイペダルを踏んで走るという苦行を味わった。
翌週同じコースをちゃんとしたシューズで走ったらびっくりするくらい走りやすくてビンディングの偉大さにひたすら感服。
本来なら2021年に開催されるはずだった【BRM200km開催100周年記念ブルべ】でしたがコロナ禍の煽りを受け丸一年後ろ倒しされての開催。虫さん、クロさんの初主催ということもあってエントリーしていて、どうにかこうにか北海道から戻って来ることができ、無事100周年記念メダルも無事入手。
久しぶりに走ったSR600。全体的に天候に恵まれたものの二泊三日で走ればどこかで雨にはぶつかってしまうもの。とはいえゴール直前の土砂降りはなんともなあな感じ。コース自体は全体的に非常に走りやすいのだけれど坂道を登って下った先で折り返すポイントが多く、洞爺湖ウィンザーホテルの坂道が超絶クソなのでちょっと評価割引。とはいえ自業自得な理由によりツーリスト認定となってしまっているので改めてランドヌール認定をいただきに行きたいもの。
アットホームな雰囲気のファンライドイベント。コース自体は特jに決まったものがあるわけではなく、指定されたポイントを好きなように結んでスタンプを集めて行くスタイル。とはいえ全数集めようとするとおのずとコースは集約されてくるけれど、ルート途中のスタンプもらい忘れというお約束なポカをやらかしたけれどもどうにかこうにか無事スタンプコンプリート。
エイドやゴール後のふるまいの数々が非常に美味しい素敵なイベント。
わたしが参加した2022年度最終ブルべ。天候に恵まれ気分よく掉尾を飾れた。ブルべに限らず何度か走ったことのあるコースだったのでいろいろ懐かしかったりして2022年北海道ブルべの総決算的。
2022年の誕生日はのんびり支笏湖方面の紅葉と滝を愛でるポタ。
誕生日翌日は虹が架かったアシリベツの滝を堪能してから岩見沢に移動し、R札幌関係者を中心にした宴会に参加。岩見沢駅前の三船には是非ともまたお邪魔したい。
10年以上前からの憧れの宿丸駒温泉に一泊できて感無量。翌日は虎杖浜に宿泊してクッタラ湖を眺めて羊蹄山を愛でながらのドライブを堪能して北広島に戻る、北海道滞在時のおなじみスポットと心残りだったスポットを巡った集大成的ドライブ。
二年ぶりに沼津市土肥温泉で開催された忘年会。前日北海道で業務だったので北海道に置いて来ていたきたひろくんを飛行機&新幹線輪行で三島まで。そこから西伊豆駿河湾沿いを南下して会場入り。翌日は西伊豆スカイラインを走って修善寺から踊り子で輪行。
ブルべ年度的には2023年のものになるけれどまあそこはそれ。順調に走っていたはずなのに最後の最後あれやこれやといろいろあって、非常に印象深いブルべw
今年は往復とも東京湾フェリーを利用。往路はいつものように素掘りトンネル堪能ライドでしたが、まあちょっともにょる感じがあるルート。
レポはついさっき書きあがったばかりのチャレンジ。
毎度のことながら大晦日まで引っ張ってしまう計画性のなさはどうにかしたいイベント。
振り返ってみると一年間北海道行きっ放しで業務に追われていた割には案外充実していたのだな、と。2023年は二度目のPBP参加も控えているし、やはりなかなか濃い一年になりそうです。
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【二度目の】SR600 支笏洞爺 走行記録-5/5【ツーリスト】
2022.10.05 Wed 05:32 -edit-
支笏湖周辺は
ボチボチ紅葉が始まっていた
<実走行ログ:2022/09/19>
PC18(Goal)までの残距離は約150km、スタートは17日の2:00なのでランドヌール部門でのゴールクローズは19日の14:00となる。ホロホロ峠と支笏湖からオコタンベ湖に向かう坂道があるものの基本的には急坂はほとんどなく、全体的には走りやすい区間なのでグロスAve.を16KPHで計算したら所要時間は9時間20分ちょい。安全を見込んで10時間として4時にリスタートする計画だったものの思いの外準備に手間取り実際にスタートできたのは4時20分頃のこと。これだと16KPHで押せてもゴールクローズまで20分を切る頃の到着となってしまうのでなかなかシビアなタイムテーブル。
リスタート:9/19/04:20頃
ほぼ雨は降っていない状態だったけれどいつ降られても良いようレインウェア(上衣)を着込み、シューズカバーも装着した状態。走行途中で着込むと時間のロスに繋がるし。シューズは宿の人がひと晩扇風機に当ててくれていたおかげですっかり乾いていた。
まずは海沿いの国道を東へ。途中、駐在所の前で向かい合わせに立っている警官のマネキンでネタ撮影。
題して『見つめ合うふたり』
このネタはいつもやってみたいと思っていたのだけれど通りかかる時には必ず交通取り締まり待機中のパトカーが停車しているのでなかなか実行できなかった。
白老大橋交差点を左折して北上、緩やかな登り坂をじわじわ進む。まだ朝早いので交通量はほぼゼロに近い。路面はセミウェットながら空から雨粒が落ちてくることも無く、着込んだレインウェアで蒸すほどの気温でも無いので色々ありがたい。
ホロホロ峠はそのアプローチが緩勾配なのでどこをスタートとして認識しておくべきか曖昧なのだけれど、峠の沿道は沢や滝が多いので非常に嬉しい峠ではある。
トドマツ川
清流の滝
小さな沢を幾つも越える
イワナ沢(だったと思う)
谷間を霧が埋めている
以前登った時はここがピークだと思い込んだ
峠ピーク近くの白滝
残り110kmちょいでクローズまで約7時間。この先下り基調なことを考えると無理なく走り切れる距離、時間。
幸いなことに雨は降っておらず、路面はセミウェットからほぼドライに近いくらいになっていたので気分の良い下り坂を一気に駆け降りて三階滝へ。
雨で流量が増した分迫力満点
下流側はうっすら霧が漂う
三階滝からしばらくは気持ち登り基調緩やかなアップダウンが続く。
きのこ王国は残念ながらまだ営業開始前
ホロホロの恵で給水
トイレが24時間利用可能なのは地味にありがたい
きのこ王国をリスタートしたら長らく通行止めだった美笛峠。但し西からのアプローチではクライムプロが立ち上がらないくらいのゆるゆるな坂道。
峠で記念撮影
支笏湖に流れ込む側の千歳川
コース名にちなんで記念撮影
この辺りもそこかしこにカタツムリの姿。
支笏湖南岸から東岸へ
紅葉が始まりかけていた。
支笏湖温泉を通り過ぎ、湖畔の道を北上する。
周囲の山々は雲に隠れていた
湖自体は雲も霧もかかっておらずその全域が見渡せるのに周囲の山々だけが雲に隠れて見えなくなっている状況というのは記憶に無い。そう多く訪ねた経験がある訳でもないけれどなかなか珍しいシチュエーションなのではなかろうか。
道は湖畔から離れ、オコタンベ湖方面に向かう急坂区間に差し掛かる。途中の支笏湖展望台で湖を眺めつつリスタート時に買っておいたおにぎりで補給。
景色が良いとやっぱり旨い
シャリシャリとかなりかなりイヤな摺動音がしていたのでリスタートしてから坂道を登り切ったところでオコタンベ湖への分岐のところでチェーンに注油。
すっかり油が流れ落ちてしまっていた
この先は何度か走ったことのある馴染みの区間なので大体の所要時間も読めるしあまり焦らず走れるので気持ちが軽い。気分良くダウンヒルをすっ飛ばして白扇の滝を通り過ぎ、ラルマナイの滝へ。
マップのある場所から下って記念撮影
来た道を引き返し、支笏湖から札幌市内へと向かう道に再び合流。
いよいよ最後のクライム区間スタート
坂道を登り終えたらいよいよ札幌市域に。
戻って来た~~~。
真駒内に差し掛かった頃には軽く日が差して来たりしたのでレインウェアをパージしてしまおうかとも思ったけれど、残距離と残時間を勘案するとあまり余裕がある訳でも無いので時間を無駄にすることなくゴールに向かうことに。
すっかりお馴染みになった佛願寺の大涅槃像
真駒内から先は札幌市中心部には向かわず藻岩山の麓をなぞるように北上し、ゴールの琴似に至る。ところが円山公園付近まで来た時に、それまで晴れ間すら覗いていた空がにわかに掻き曇って大粒の雨が落ちて来た。ゴール直前になって今までで一番激しい雨に打たれる羽目に陥った。
いやはや、レインウェアをパージしないでおいて幸いだった。
信号峠と大雨のお陰でペースが落ちてしまいながらも無事ゴールに到着したのはスタートしてから59時間35分となる13時35分のこと。
この時点では『59時間35分での完走=ランドヌール部門認定』だと信じて疑わなかった訳ですが、スタート時刻9/17/0:00→2:00の修正申告漏れの為公式記録上は61時間35分となって『ツーリスト部門での認定』という結果になったのは走行記録01冒頭に記した通り。とはいえこういうしくじりがあっても曲がりなりにも認定がいただけるというのは非常にありがたいものです。(と、ゴール地点錯誤の為認定がいただけなかった女川龍飛1000kmを思い出しつつ)
旅の相棒もすっかりくたびれた様子。
てるてる坊主に雨具を着せているから降られるのか
駅入り口で雨を凌いでいたチコリンさんがお出迎えくださってゴールのお土産までいただいてしまった。
チコリンさん撮影
いつもありがとうございます!
駐車場に移動し、レインウェアをパージして自転車を積み込み、まずはチコリンさんにいただいたものを味わう。
クリームブリュレ、大変美味しゅうございました
取り敢えずゆっくりお風呂に入りたかったのでお気に入りの森のゆに立ち寄ることにして移動開始。途中で目にしたラーメン屋さんに吸い寄せられるように立ち寄って、前日からのラーメン欲を満たして心が腫れた。
暖まりそうなので味噌ラーメンを
カウンター席両隣の客が食べていたチャーハンも捨てがたかったけれど、洞爺湖からずっとラーメン食べたかったし、ゴール間際で本降りの雨に打たれてしまってその思いがさらに強くなったのでこちらをチョイス。
美味しゅうございました。
そして計画通り森のゆに立ち寄り、温泉に浸かってまったりと身体を癒して宿舎に帰着してわたしのSR600支笏洞爺は完了となりました。
コースを立ち上げ、運営してくださっているAJ北海道スタッフ様方に感謝の念を抱きつつ。来年以降また、今度こそランドヌール部門で完走する為にお邪魔します。
SR600 支笏洞爺 走行記録 了
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【オロフレ峠は】SR600 支笏洞爺 走行記録-4/5【白かった】
2022.10.04 Tue 05:13 -edit-
<実走行ログ:2022/09/18>
ウィンザーホテルからは洞爺湖に向かって下る。途中ショートカット的な脇道があってそこが本コースだったのだけれど濃霧に気を取られて曲がり損ねて引き返す。
前方から来て左の方に逸れなければならなかった
道幅は狭く路面は荒くしかもウェットな上濃霧で視界が悪い。
ディスクブレーキで本当に良かった
今回何度そう感じたことか。
洞爺湖畔に出たものの湖上は濃霧に覆われているので記念撮影する気力も湧かずそのまま。
洞爺湖の画像はこの2枚だけ
かなり冷え込んできて無性にラーメンが食べたくなったものの全身濡れ鼠状態ではお店に入るのははばかられる。仕方がないので洞爺湖温泉のセコマに立ち寄りカップ麺で我慢。
相変わらず雨が降り続き、雨粒が多少大きくなって霧雨から小雨に遷移した感。さすがに身体がラーメンを欲するくらいには冷えて来ているのでしばし思案の後レインウェアではなくウィンブレを着込んでリスタート。天候が雨ではなく時間に余裕があったら足湯にでも立ち寄りたかった。。。
コースは湖畔を離れ昭和新山を越えて伊達市街へ。ぐんぐん下るダウンヒルはこの先の折り返しを思えば気が重くなるものの、折り返しは昭和新山越えする訳でもないのでそういった意味では若干気が楽。
PC13(397.1km)伊達神社
【伊達神社鳥居】14:30着
滅多に来ない神社なので御朱印帳を持参すれば良かったと思ったけれどうっかり水没したらわやだしまあ仕方がない。
霧に煙る景色
相変わらず路上にはこいつらがうようよいる
路面が完全にウェットになったので数が増えた。そして潰されてしまった残骸もあちらこちらに。
伊達市街からの緩い登り坂を登った先、大滝を抜けて支笏湖へ向かう道とオロフレ峠を越えて登別に抜ける分岐をオロフレ峠方面へ。いよいよこのコースでの最大標高区間に挑む。
北側からオロフレ峠にアプローチするのは【きのこの山300km】以来二度目で、一般には北側からの登りの方がきついと言われているようだけれど【積丹400km】の時白老のPCでスタッフのデカ長氏が「どっちでもキツいことには変わりがないですよw」と笑っていて、いざ登ってみたら確かにその通りだった。
そんな北側からの登りを小雨に打たれながらよたよた登る。この区間と翌日のホロホロ峠は晴れてしまわなくて助かったのかもしれない。晴れてしまったら多分ボトル2本では水分が足らない。時折10%前後となる厳しい坂道だったはずなのに気圧の関係でEdgeの勾配表示がバグってしまっていて明らかな登り、それも10%前後だと体感でわかる坂でもマイナス表示になったりしているのでこの日は全く役に立たなかった。
霧&雨のお陰で眺望は全く楽しめないので淡々と登るしか無くそうして淡々と『ペダリングマシーン化』していたら思いの外あっさり(主観)ピークに到達。オロフレ峠北側からのアプローチはピーク付近が緩勾配になる。
ピークから更に緩やかな登りで展望台へ
過去二度ブルべ中に通りかかってはいるけれど、さすがに往復5kmを越えると寄り道には躊躇する。どちらの際もホイール径21inのきたひろくんでの通過だったし。
分岐から(気持ち登り基調かな?)と思う尾根筋の道の先に駐車場と展望台。道の先には崩落しかけの旧道があってガードレールで封鎖されている。
チコリンさんに教えていただいた旧道の情報がある動画。
旧道時代に走ってみたかった気になる。
『絶景スポット』オロフレ峠展望台からの眺めは驚きの白さであった。
どっちを見ても真っ白
景色を眺めながらいただこうと持参した補給食のちくわパンを取り出し、真っ白な景色を愛でつついただく。
これはこれで味わい深いものがある
ちくわパンを食べ終えて引き返す。ここで17時なので倶多楽湖に到着する頃にはすっかり日が落ちてしまう。朝ちゃんと起きずにダラダラ過ごしてしまったことを後悔し始めていた。夏場なら19時過ぎまで明るかったけれど9月のこの時期ではなあ。
駐車場公園付近からの方はそれなりに眺めが良かった
オロフレトンネルを抜ける
オロフレ峠から登別までは気分の良いダウンヒルが大部分だけれど気分の良くない登り返しもそれなりにある。雨脚が徐々に強まって来てほぼ本降りに近い。
登別の地獄谷手前で宿に連絡。
「すみません、到着が19時を回ってしまいそうなんですが。」
「何時頃でしょう。食堂の利用時間が20時までとなっておりますのであまり遅いとこちらも少々都合が悪くてですね。。。」
「19時半までには到着できると思います。」
「それですと到着後すぐのお食事となってしまいますがよろしいですか。」
「大丈夫です。自転車で伺うのですが雨を避けられる置き場ありますか。」
「玄関前の軒先なら雨かかりません。」
電話を切って先を急ぐ。途中目の前の道のど真ん中に一頭の鹿が佇んでいたけれど大声で怒鳴りつけてみたら林の中に消えて行った。
すっかり本降り、真っ暗な中狭い道を進む。中途半端に明るい時間帯だと観光客の車の往来があるだろうし、対向車が来てもライトがわかり辛かっただろうけれど、完全に日が落ちた状態なら対向車はすぐわかる。とはいえ結局対向車は一台も来なかった。後続もだけど。
最低でもあと一時間早く岩内をリスタートすべきだったとこの時後悔した。
予定通り19:25頃宿に到着。宿の方が出迎えてくださった。
「ご予約のとり(仮名)様ですね?」
「そうです、食事すぐですよね?着ているもの濡れちゃっているけれど大丈夫ですか?」
玄関でバスタオルを手渡してくれながら
「食堂ではなく宴会場にお食事のご用意をさせていただきます。そちらなら遅くなっても問題ありませんので、まずはお風呂で温まって下さい。ただし広い畳敷きの宴会場でおひとりだけの食事になりますが良ろしいですか?」
「全然問題ないです!」
「(わたしが脱いだシューズを拾い上げ)靴はお預かりします。乾くかどうかわかりませんけれどひと晩扇風機に当てておきますね。」
すさまじくありがたい。
施設はやや古びているものの浴場は内湯、露天とも広々としていて非常に気分が良い。先述の通り従業員の対応も非常に良いので是非また利用したいもの。
ホテルほくよう・広々としたお部屋
軽くひと風呂浴びて宴会場へ。言われた通りだだっ広い畳敷きの広間の隅っこにひとり分の食事の用意がしてあった。頼んでおいた食事のコースは白老牛のすき焼きが含まれた一番贅沢なものだったのだけれど更にオプションで白老牛の鉄板焼きを追加。SR600は晩ごはんで贅沢をすべきというのが持論。
とはいえこんなにひとりで食べきれるのか?という量
白老牛のすき焼きと鉄板焼き
ごちそうさまでした
大変美味しゅうございました。
意外とすんなり片付けられてしまって自分でもちょっと驚いたけれどさすがにお腹がキツい。軽く食休みの後のんびり温泉に浸かって布団でぬくぬく。
明日はいよいよ最終日。
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【6本目の】SR600支笏洞爺 走行記録 概要【ランドヌール認定】
2022.09.24 Sat 05:38 -edit-
余市町内のコース沿いにあった
その名も『登神社』
SR600走行中にお詣りするのに
これほどありがたい名前の神社もそうそう無い
《Day-0》
思いの外北海道滞在業務が長引いてしまっている現状。元々【Okhotsk 1300km】を走り終えたら2022年の北海道でのブルべ参加は打ち止めと考えていたものの、その【Okhotsk 1300km】をスタートする数日前辺りにはどうやらまだしばらく滞在が延びそうだということがはっきりし始め、更に9月の三連休の片方は暦通り休める見通しが立って来たので9月17日から19日までの日程で【SR600支笏洞爺】を走ることに。
ACPの管掌を離れたのでデザインが変わった新しいブルべカードとフレームタグ。
エースくんでのSR600は初めて
【備忘録】
◇タイムテーブル(距離、標高共実績ベース)
当初計画は00:00スタート。前日及び完走後の業務との兼ね合いで02:00スタートとなったものの結果的に当初計画通りの走行がわたしには最適なのだと確信した。
・8月17日:Start 02:04→Goal 20:16(290.4km/4,755UP)
・8月18日:Restart 06:10→Goal 19:23(191.9km/1,909UP)
・8月19日:Restart 04:20→Goal 13:34(149.7km/1,762UP)
※気圧の関係で特に2日目の上昇量データがおかしいので参考値
(体感的にはこの数値の約1.5~2倍で、地図計測してもそのくらい。)
◇装備・携行品
・ライト:Volt 800(+予備バッテリー)・RN 1500(+予備一灯)
・尾灯:オムニ 3 オート+ Flare 1(+ヘルメット尾灯)
・GPS:eTrex 30x+Edge 530
・カウベル(消音機能付き)
・予備電池類各種、モバイルバッテリー
・工具類(ハンドポンプ、タイヤレバー、マルチツール、クイックパッチ他)
・チェーンオイル
・キッチンペーパータオル
・タイヤチューブ×2
・輪行袋
・涼感長袖インナー+半袖ジャージ(AJたまがわ)+ビブショーツ(AJ 2019)
・レインウェア上下
・シリコンシューズカバー
・ウィンドブレーカー
・フルフィンガー薄手オーバーグローブ
・アイウェア(調光)
・宿泊時衣類(Tシャツ、短パン、ネオプレンルームシューズ他)
・液体洗剤
・デジカメ:GRⅢ・WG7
予備バッテリー、電池類は『お守り』的な携行。
アクシデントなく計画通りなら毎晩しっかり宿で休めるので充電は都度可能だし、少ないとはいえコンビニはあるので電池類の現地調達もそこそこ容易。『お守り』という意味ではエマージェンシーシートの類も必要だったかと今にして思う。
《Day-1/3》
スタート予定時刻は02:00。金曜日の業務終了後、宿舎に戻ってほぼ終了していた出走準備の最後のまとめを片付け、食事入浴を済ませて21時から24時まで仮眠。約一時間の移動で琴似駅前の駐車場に到着し、少々時間を潰してから駅前に移動。2時を回ったところでスタート。
※【】内は証跡モチーフ、以下同
<実走行ログ:2022/09/17-19>
深夜の札幌市内の路面はセミウェット。こばやし峠はかつて【きのこの山300】の際、21インチのミニベロきたひろくんで登った記憶があったのでそれなりに覚悟して登った割にはあっさりピーク。
PC2(9.7km)こばやし峠
【峠石碑】02:50着
定山渓から中山峠に向かう途中、定山渓温泉エリアを離れたら即左折して二つ目のPCへ向かう。
PC3(36.25km)豊平峡ダムゲート
【ゲート横看板】04:18着
折り返してからは中山峠に向かわず、定山渓中心部に戻って定山渓ダム方面へ。
定山渓ダム・さっぽろ湖
緩い坂道を登ってピークをクリアすると再びダム湖。朝里ダム・オタルナイ湖。
ダム堤体から下流側のループ橋とその向こうに海
ダム湖を遡上して反対側のダム湖上流側からダムに至るので分水嶺を越えた気分に浸れる。
小樽市街地をかすめて天狗山へ。
PC4(92.6km)天狗山ロープウェイ駐車場
【一般車両進入禁止看板】07:47着
天狗山から下って小樽から余市へ。山側を進むので補給ポイントがほとんど無い。途中、余市町内でステキな名前の神社を見かけたのでお詣り。
その名も『登神社』
登りの多いSR600なので道中の安全を祈願した。
PC5(122.3km)冷水峠カルデラ展望台
【展望台石碑】09:29着
カルデラ内の赤井川の街を抜け、赤井川沿いに下る。
京極町のふきだし公園に隣接した道の駅名水の郷きょうごくにて昼ごはん。
生ラムジンギスカンのセット
食後にふきだし公園内を軽く散策
名水を補充してリスタート
PC6から先、ニセコまでのしばらくの区間は【積丹400】で走ったコースと被るので予習済み。
ニセコ大橋を渡る際、ニセコ駅方面を眺める
転車台とニセコ駅越しの羊蹄山
PC7(235.4km)神仙沼レストハウス
【ニセコ神仙沼自然休養林石碑】17:13着
このPCは峠を越えた先にあって折り返すので地味にメンタルを削ってくれる。
PC8(257.6km)HANAZONOリゾート入り口
【入り口看板】18:20着
ここもPC7同様下ったところがPCなので軽いながらも登り返しがある。
岩内までの30kmの間、10~15cmくらいはありそうな大型の蛾にやたらとたかられてしまって辟易としていて前方への注意がおろそかになっていたところ、ダウンヒルで道のど真ん中にいた鹿と接触、転倒落車するという『ランドヌールあるあるなアクシデント』に見舞われたものの幸いにして車体にも身体にも大したダメージが無く無事続行。
PC9(284.5km)道の駅いわない
【案内看板】20:05着
PCから数百メートルのところにあるホテルに投宿し、初日は終了。
岩内のホテルで反射ベストを脱いでみたら結構なダメージ
それでもほかのウェア類はほぼノーダメージ。
宿の目の前がコンビニだったので夕食、朝食をまとめて調達。
《Day-2/3》
リスタートは6時過ぎ
早い時刻に目が覚めていたので最低でもあと一時間早く出るべきだった。
四年振り二度目の新見峠と新見温泉跡
新見温泉後は【AH2400】の際の写真チェックポイントだった。
新見峠ピーク付近から細かい雨が降り始めた。雨雲レーダーにも反応しない程度の雨で気温はそれほど低くなかったのでレインウェアは着込まずそのまま進む。
昆布駅
霧雨の中、周囲に人工物がほとんど見当たらない森林地帯を進む。
PC10(341.6km)森林管理道新富線
【森林管理道新富線看板】2022/09/18/10:04着
最果て感あふれるPCだった。
霧雨の中慎重にダウンヒルを駆け下って行った先、20kmほどしか離れていないところが次のPC。
PC11(359.4km)豊浦湾展望公園入口
【入り口ゲート】11:15着
次のPCまでほんの10km強だったけれどこの10kmがコース全体を通じて一番キツい。
一旦足を着いてしまったらひたすら押し歩かなければならないことが明白だったのでとにかく堪えた。
途中洞爺湖温泉のセコマで補給しながら洞爺湖畔を抜け、一旦伊達市に向けて気分よく飛ばせるダウンヒル。
PC13(397.1km)伊達神社
【伊達神社鳥居】14:30着
御朱印帳持って来れば良かったかな。
折り返して大ボスに向かう。ここもこばやし峠同様ミニベロのきたひろくんで登ったことがある(きのこの山300)ので記憶にあるより楽に登れた。
晴れていれば素晴らしい眺望が開けたはずだけれど辺りは真っ白。他に観光客の姿が見えない展望広場で補給食のちくわパンをいただく。
視界は全周真っ白
登別に向けてのダウンヒルは途中ちょこちょこ登り返しがあるいやらしい下り。登別の温泉街を抜け、日が暮れて真っ暗になった山道を淡々と進んだ先がこの日最後のPC。登別の手前から本格的な雨になった。
PC 15倶多楽湖(453.2km)
【神秘の湖クッタラ湖」看板】18:35着
岩内のリスタートがあと一時間早かったら薄暗いながらも湖を眺められたはず。
狭くて路面が荒い上雨が降ってさらに危なっかしくなったダウンヒルを終え海沿いの国道を東にちょっと進めば二泊目の宿がある虎杖浜温泉。
白老牛の鉄板焼きとすき焼きでテンション上がる
美味しいものを食べて温泉に浸かってすっかり満ち足りて最終日へ。
《Day-3/3》
リスタート:22/09/19/04:20
PC16(505.1km)ホロホロ峠
【伊達市(大滝区)カントリーサイン】2022/09/19/07:05着
超絶気分良く走れるダウンヒルの後、三階滝に寄り道。
雨のお陰で流量が多い
『ホロホロ峠の予習』のきっかけとなった通行止めが解除になった美笛峠を越える。
美笛峠で記念撮影
支笏湖をぐるっと約半周してオコタンベ湖方面へ。
支笏湖は全域見渡せた
オコタンベ湖への分岐から先は気分良く飛ばせるダウンヒル。途中脇に逸れてPC。
PC17(584.4km)ラルマナイの滝
【恵庭渓谷からの観光めぐりマップ】11:40着
このPCも折り返し。
最後のクライム区間
最後のクライム区間が終了すると後はひたすら下りと平地。札幌市街地は信号ストップでなかなか思うようにペースが上がらないものの、ランドヌール部門でのクローズ(=60時間)に間に合わなくなるほどのことでは無かった。真駒内付近ではかなり明るくなって来たもののゴール手前5kmほどから土砂降りとなった雨の中ゴールに到着。
PC 18・Goal(617.6km)JR琴似駅
【西口】13:35着
ゴールクローズまで25分残しの59時間35分にてゴール。
【積丹400km】、【Okhotsk 1300km】に続いて3度目となるチコリンさんのお出迎えを受ける。
Photo By チコリンさん
いやはやもう、本当にどれほど感謝してもし切れない。
いつもありがとうございます!
そんな訳で無事【SR600支笏洞爺】を完走。これでSR600はランドヌール部門で6本目、ツーリスト部門認定を含めて7本目の完走となります。
細かい所感は後日UPする詳細レポで触れるとして全体としては洞爺湖ウィンザーホテルに至る登り坂を除いて総じて走りやすい良コース。主要道から外れたところがルートになっている区間も多く景色が非常に北海道らしくて楽しい。ただ、複数のPCが折り返しとなっていてその多くが大なり小なり『折り返しが登り返し』となるので地味にメンタルにダメージがあるので人によっては嫌がるかも。
スタート直後、150kmくらいまでは非常に楽に走れるので錯覚するけれど『楽しいSR600はあっても楽なSR600はない』という当たり前で厳然とした事実を突きつけられます。
個人的には非常に楽しいコースでした。自分にとっての最適解が良く分かったので次に挑戦する際には理想のタイミングでスタートしたいもの。SR600としての要件を満たすために苦労したのだろうということがひしひしと伝わるこのコースをレイアウトして運営してくださっているAJ北海道関係者及び担当者様に深く感謝。
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【ホロホロ峠と】きたひろくんと-03B【三階滝】
2022.05.08 Sun 17:49 -edit-
2月以来
3か月ぶりの洞爺湖
当時も夕方この辺りにいた
<実走行ログ:2022/05/03>
白老の仙台藩元陣屋跡からしばらく北上すれば淡々と登る坂道が始まる。
数少ないわたしの経験上北海道の峠は基本的に淡々と登るだけの道が多いのでのんびりクランクを回していればいずれ終わるものという印象。時々斜度は変わるものの基本的に登った先に下りがあって登り返しという道はごくごく少ない。まあわたし自身の経験もごくごく少ないのだけれどw
そんな道をえっちらおっちら、
味わいのある沢が多くて嬉しい
水音が耳に優しい、、、けれどまだ少々(?)肌寒い
登った先でこういうのが前方に見えると萎えるよね?という画像たち
結構登った気になったのに行く手に登りが見えると心底萎える
こういうシチュエーションが数回あった。
橋の名前の由来が書かれた銘板
基本的には社会科見学に来た子供たち(という建前)が命名したものらしい。
豊富な雪解け水が流れる沢
なんとなくピークのような気がして一枚撮ってみた
…ら、ただのスノーシェッドなのでした。
そんなこんなのすぐ先
(峠の名前を冠したトンネル、いよいよピークか!)
なんだかんだ頑張って登ったのでホッと一息。
普通はそう思うよね
が、トンネルを抜けた先で視界に入って来たものは
まだ登るのか。。。
思えばAH2400で美笛峠を越えた時も美笛トンネル、美笛橋という名前に裏切られながらひたすら夜の雨の中を登ったものであった。
大滝に抜ける峠は二つとも『フェイクなピークを持つ峠』なのであった。
ピーク手前の沢というか滝。
完全に雪が無くなった頃にまた眺めたいもの
ちょっと後ろを振り返る
ようやくピークと思しき所に辿り着く。
これがピークじゃなかったら何なのか
白老町と大滝(伊達市)の境界
ここはさすがにピークでしょ
スノーシェッド内は明らかに峠を越えたことを視覚に訴えて来るw
登りと同様ほぼ一本調子で緩めの勾配の下りを快調に進む。
走っている間に今回の走行距離は100kmを超えた
三度目のポタにして初めての三桁距離。
車もまばらで気分が良い
まだあちこちに残る雪
そこかしこでフキノトウが自己主張
気分良く下った先の『三階滝公園』にある橘コーヒーで小休止。
元の目論見では店内でのんびりコーヒーをすすって呆けるつもりだったのにイートイン対応無し、テイクアウト営業のみとのこと。
店内ではドリンクや菓子類を、店外ではフォーやチャーハンを供してくれてて、小腹が減ったので結局チャーハンとコーヒーを注文して、店外に設置された利用可能なテラス席でそれらをいただいた。
チャーハンとコーヒー
小腹を満たしてから三階滝へ
落差はそれほどでもないけれど力強く見ごたえのある瀧でした
滝成分を補充してリスタート
交通量少なくて気分が良い
大滝に入りR435に合流してしばらく西進していたところで右手の山中にフェンスが連なっているのが見えた。大滝付近は旧国鉄胆振線跡が遊歩道になっているという情報を最近得たばかりだったので早速そちらに移動。R435は車で走っていてもおっかなびっくりになるくらい飛ばして走る大型トラックが多いので正直心底こういう道の存在がありがたい。
思いの外走りやすい
長良川の流れ
道は左岸へ
白絹の床はいつ見てもステキ
胆振線跡の舗装路はホテル緑の風リゾートきたゆざわの先で終わる
ダートを進んでみようと思ったけれどさすがに無理
画像の先数十メートルで遊歩道も終わる。
そんなこんなで大滝(伊達市)を抜けて壮瞥町へ。
本日のゴールは目と鼻の先
夕暮れ時の有珠山と昭和新山
まだ明るかったので、氷瀑が見られるのではないかと期待して2月に訪れて肩透かしを食った壮瞥の滝に立ち寄り。
証跡画像w
壮瞥川の川床はホント好き過ぎて困る(←困っていない
現在進行形でポットホールが研磨されている
そして壮瞥の滝
流れているさまを眺めるのは久し振り
壮瞥の滝の落差分の坂道を登ればそこは雪景色を眺めて以来の洞爺湖である。
AH2400の時も今年2月も眺めた小島
ところどころ差し色的に桜が咲いているのが嬉しい
洞爺湖町に突入
という訳で本日の宿
事前に自転車を屋内保管したい旨連絡しておいたのですんなり中に通していただきチェックイン。
美笛峠を迂回したので計画より20kmほど余分に走る羽目に陥ったので当初の計画より2時間近く遅い宿着になってしまったけれど明るい内に浸けたのでまあ結果オーライ。
ホテル前のデッキから眺めた洞爺湖中島
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【美笛峠は】きたひろくんと-03A【越えられず】
2022.05.05 Thu 18:03 -edit-
千歳神社は『花手水詣』期間中
色とりどりの花で飾られた手水石
色とりどりの花で飾られた手水石
今年のGWの休みは5月1日~5日の五日間。
そのうち5月1日、2日は主に自宅マンション理事会関連の用事で帰京に充てなければならなかったので(日帰り強行往復も可能ではあったけれど休日にせわしなく移動するのもどうかと思って一泊二日にした)実質三連休。最終日は何のかんのと翌日の業務準備があったりするので完全フリーで使えるのは5月3日、4日の二日間のみ。
折角北海道に滞在しているので先日新しく相棒となったきたひろくんに跨って一泊二日の温泉ポタに行くことに。そんな訳で初日は【北広島→千歳→支笏湖→美笛峠→大滝→壮瞥→洞爺湖(約120km)】二日目は【洞爺湖→留寿都→喜茂別→中山峠→定山渓→真駒内→大曲→北広島(約130km)】という、計画では二日間で250kmののんびりゆるふわポタではあったけれど今月後半、北海道で参加を目論んでいるブルべに先立ち、この新しい相棒で対応できるのかどうかを検証してみる意味合いも持っていたり。
そんな訳で5月3日7時半頃北広島を出発。
<実走行ログ:2022/05/03>
ルートはひたすら道道46号を南下、千歳市内で道道16号に遷移して支笏湖から美笛峠を越える計画。
途中恵庭のセイコーマートで小休止。
セイコーマート恵庭和光店
恵庭から千歳に入ると『弾丸道路』と名付けられたR36沿いに白樺並木が連なる。真冬の早朝はここに樹氷が付いて幻想的な光景になるので非常に好きな区間なのだけれど、新緑の時期もまた目に優しく気分が良い。
物凄く好きな並木道
千歳市街地に入り(さて、まずは支笏湖へ。)と思った瞬間目に入った看板。
なんですと?
その場でスマホをポチポチ。
すると3月15日付の報道で既に『期間未定の通行止め』とされていて、相変わらずルートリサーチが甘い己を悔いてみたり。代替ルートはこのまま南下して苫小牧まで出てから西進して白老から大滝に抜ける【四季彩街道】が最も距離が短そう。専用輪行袋も購入したし折りたたみ方も練習したのでいっそのことこのまま輪行してしまおうかとも一瞬思ったけれどまだ時間に余裕はあるので『輪行は最後の手段』に取っておく。
ルート変更したすぐ先に千歳神社の大きな鳥居が目に入ったので折角だから参拝していくことに。鳥居をくぐった先、階段を登ったところにある手水舎の手水石には色とりどりの華が浮かべられていて『花手水詣』の幟旗が立っていた。
狛犬ではなくお狐様
縁起によれば伏見稲荷を勧請したものですと。
門に向かって左側の塀は今年の大雪で損壊してしまったもの
『花詣』期間の御朱印(書き置き)
御神水をボトルに補充
一路苫小牧を指してリスタート。平坦な直線路をひたすら進む。
国道沿いを蛇行する美々川とその岸辺の湿原にミズバショウの群生
ウトナイ湖から流れ出す勇払川
苫小牧市街地を抜け、強い向かい風の中海沿いの道を西へと進む。
北広島を出てからずっと向かい風だったのに進路を変えても何故向かい風が続くのか。
そろそろ正午になろうかという頃合いで『十割そば』という看板に惹かれておそば屋さんに立ち寄り。
更科ぞばと田舎そばの二色ざるそばを注文
お蕎麦は1.5人前くらいでおにぎりもサービスで付く
思いの外ボリュームがあって嬉しかった。
向かい風の平坦な直線路ってただの修行よね
樽前川河口付近
海の直前で90度流れの向きを変え、しばらく浜と並行して流れてから海に注ぐ。どういうメカニズムでこうなるのか。砂に埋もれた岩盤でもあるのかね?
しばらく進んだ先に浜への入り口があったので立ち寄ってみた。フラぺでスニーカーというスタイルなので砂地も気にせず立ち入れる。
かなり粗ぶった海
雲に隠れた樽前山
今回あまりはっきりその山容を拝めなかったのが残念。
白老小学校
白老ファームとお馬さん
競走馬育成で名高い社台コーポレーションの牧場。
ウポポイ前を通過
ひと月ほど前にここも訪問したのでそのレポも上げたいけれど書きかけ。
『ポロトミンタラ』敷地に展示されているD51
海沿いの道から転身し内陸部に向かって北上。途中仙台藩陣屋跡に立ち寄り
『天守閣の無い平城』といった体
駆け足で資料館も見学。
受付の際、資料館の職員さんと軽くあれこれ雑談していて「これから自転車で大滝に抜けて洞爺湖に一泊する。」と言ったら心底驚いた顔をしていた。
観光地だしサイクリストも多そうなんだけど、資料館までは立ち寄らないのかね?一応入場料金徴収されるし。
使われることの無かった大砲
陣屋全景のジオラマ
白老で作られたクマの彫物も置いてあった
目が可愛い。
仙台藩ゆかりの甲冑
当時勧請された塩竃神社の跡
そんなこんなでいよいよ峠越えスタート。
一路ホロホロ峠を指して四季彩街道をのんびり進む。
養鶏場への入り口は消毒用の消石灰で白い
つい最近白老町では鳥インフルエンザの流行で鶏が大量に処分されたばかりなので道の両側には空になった養鶏場が並んでいた。
じわじわ空模様が怪しくなって来た
白老牛と言えば上質なブランド肉牛である
水族館で魚を見ると(美味しそう♪)って思うことが多々あるのに牧場で肉牛を目にして(美味しそう♪)とはなかなか思わんよな。。。所詮ヒトはエゴの塊よね。
そんなこんなを考えながら進んでいたら雨粒パラパラ。
進行方向の空を確認してみても雲の色はそれほど濃くないので本降りにはならなさそう、というかならないでくれ!
『特殊通行規制区間』というものの存在を知った
雨粒に時折あられが混じったものが降って来る
ホロホロ山登山口
2月に大滝で氷筍を見物した際、雪原の向こうに見えたすっきりした形の山がホロホロ山だったなあ、と懐かしく感じながら。
大滝まであと14km
きたひろくんと-03B へ。
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