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日記超。-改・弐-

  : 

自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023Mar28Tue

【花を愛でたら】BRM402たまがわ200km定峰・事前認定走【鼻水が】 

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しゃくしなごはん、山菜天ぷら、山菜おそば他
『どいなか満腹定食』
その名の通りのボリュームでした

※2023年3月29日(水)正午から、これまで通行止めだった定峰峠が通行できるようになり、【定峰200】の正規コース開催が可能となりましたが今回は開催まで4日しかないこともあり諸々準備期間が短すぎるため【長瀞迂回】で開催されます。


【BRM402たまがわ200km定峰(長瀞迂回)】の事前認定走(試走)に行ってきました。日程は3月21日火曜日、『暑さ寒さも彼岸まで』の春のお彼岸中日。

自宅を6時半ちょい前頃出発し、二子玉川兵庫島公園に到着したのが7時5分前頃。7時ちょうどにスタート予定だったもののあれこれツイートを流したりGPSの立ち上げに手間取っていたりしたら出遅れてしまい、結局走行ログを録り始め(=走り始め)たのは7時9分。
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7時ちょうど頃の兵庫島公園

<実走行ログ:2023/03/21>

グラウンドを抜け多摩川土手沿いを進み、世田谷から狛江、調布へ。
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古民家園付近の桜は見頃
七、八分咲きってところかな。

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羽村手前の定点

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羽村取水堰付近
開催日は玉川上水沿いの桜が満開でしょうね。

Ctrl.1(44.6km)ファミリーマート海田岩蔵街道店
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09:18(Close10:15)
このコンビニがコントロールに設定されている兵庫島スタートブルべの際は概ね一時間前後のマージンができるのでいつも通り。

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場所により梅も見頃だった

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左に行くと石灰焼き場跡がある(らしい)
※コースは右方向

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山王峠越え
走りながら(こんなに短かったっけ?)と不思議に思うなど。とはいえ決してすんなり登れたわけではない。

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わかりづらいけど飛行機雲がS字だった

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愛してやまない名栗川橋
(埼玉県内最古のコンクリート造橋)

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新井不動に寄り道して清水をいただく

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山伏峠クリア
ここもなんだか山王峠同様短く感じた。楽には感じなかったけれど。

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今回はあちこちで鮮やかな花桃が見頃だった

Ctrl.2(88.1km)セブンイレブン秩父上宮地店
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11:21着(Close12:52)
普段最終ウェーブ(大体7時30分)スタートとなることが多かったのでこんなに早く到着するのは新鮮に感じた。

コントロールをリスタートしてひたすら北上。本来の【定峰200】の際には右折する交差点をスルーして秩父鉄道沿いを進む。

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味わい深い橋脚

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ヒメコブシ

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各所で刺し色的な桜

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トンネル回避の長瀞自然の道

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金ケ嶽登山口となる春日神社
ツイートでは皆野町と長瀞町とがごっちゃになっていたけれどここは長瀞町。

春日神社参道に隣接した定食屋さんが目についたけれど一旦スルー。時刻が12時半頃だったので思い直して引き返して立ち寄ることにした。
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食堂・賢
なかなかユニークな表示あれこれ。

しゃくしなごはん、山菜天ぷら、山菜そば(うどん)がセットになった、その名も『どいなか満腹定食』を注文。
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非常にボリュームたっぷりで美味しゅうございました

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しゃくしなごはんと山菜そば
『しゃくしな』というのは高菜のような味わいのお漬物。刻んだしゃくしなをご飯に混ぜ込んだのがしゃくしなごはん。かなりのボリュームだった。

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山椒の佃煮とたまねぎのかき揚げ・タラの芽の天ぷら&小鉢

料理が供されて食事を始めたところでお店のお兄さんが話しかけて来た。正直入店第一印象はテキ屋のにーちゃんみたいに見えて(店選びしくじったかな?)と思ったものだったけれど話しかけて来た彼の声は想像以上に若かった。
「今日は自転車でどこから来たんですか?」
とり「あ、東京からなんです。」
「東京!凄いなあ!!」
ここでいつもの『そんな距離走るなんてすごい!』って話になると思いきや
「オレ東京行ったことがないんですよ、電車がダメで。」
とり「ああ、乗り物酔いとか酷いんですか?(三半規管弱い人とかほんとにしんどいらしいしなあ)」
「いや、そうじゃなくて乗り換えができないんです。」
とり「???」
とり「だってそこ(秩父鉄道駅)から寄居まで行ったらあとは一本でしょ?」
「そうなんですよ、車で横瀬まで行って西武線の方が駐車場代も安いからそっちの方をよく使ったりしますけど。でも池袋までは行けるんのにそこから山手線に乗り換えられないんです!」
とり「だってホームすぐ隣なんじゃ。。。」
「駅員さんに『山手線ってどこですか?』って聞いても『自分で(案内を)見て歩いてください。』としか言われたことがないから池袋までは行けてもその先行けたことないんですよ。ひどくないですか?わからないから聞いているのに『自分で見ろ!』って。」
西武線の池袋駅勤務の駅員さんは大層不親切なのだという印象を抱きました、ええ。
ほかにも自転車(趣味)を始めてみようと思ってあれこれ調べているけれど『雨具選びが大変!』と書かれていて悩んでいるとか(雑誌なんだかムック本なんだかわからんけど何から情報収集してるんだろ?)とりとめのない話をしながらのんびり食事タイムは進み、しばらくしてお母さんが会話に加わってきた。
「東京から自転車で走って来たんだって!」
「そりゃ凄いねえ。」
とり「あ『東京』とはいえ世田谷の二子玉川からなんですけどね!(※さっきの山手線云々の話を元にちゃんと説明することにした)
「それにしたって凄いよ!今日なんか野球にお客みんな持っていかれてしまって商売あがったりだったのにありがたいし!何人かの常連さんと話したけど『今日は決勝戦観るんだから外で飯なんか食ってられない!』って言われちゃったわよw
おりしもWBC準決勝で日本代表がメキシコ代表に劇的なサヨナラ勝ちを果たした場面が速報として店内のTVで流れていた。その後もあれやこれやとお話ししつつの昼食を終えリスタート。来年以降【定峰200】がその名の通り定峰峠を抜けるようになったらブルべ中には立ち寄れなくなるお店。

思いのほかのんびり過ごしてからリスタート。
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あちこち桜が差し色的に

今回コースマップをEdgeにうまく転送できなかったので記憶とキュウシートに頼って走っていたのだけれど、なんとなく記憶頼りに気分よく進んでしたらどうにも見覚えのないところに行き当たった。一昨年走った際にはこの辺で雨に降られていたから気付かなかったのだろうと思いながらスルーしようと思ったけれど気になったので引き返して記念に一枚。
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夫婦(めおと)滝

ここで現在位置を確認してみたら曲がるべき交差点を直進してしまっていたことに気付いた。やっぱり滝を愛でるのが趣味で良かったw
引き返してコースに復帰したらコースからちょっと離れたところに、記憶にある駅舎。

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秩父鉄道波久礼駅
丁度電車が入線してきた。

リスタートしてしばらく進んだところで荒川を渡る。
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玉淀ダム下流を通過

しばらくはあやふやな記憶で登り基調の道を進む。何せこの区間は一度しか走ったことがない上その一度も雨に降られてしまったのであんまり周囲の景色に覚えが無い。
坂道をえっちらおっちら登って寄居町と東秩父村の境となる坂道のピークに至り、東秩父村の大きなモニュメントを目にしてようやく記憶と現実が重なった。そこから和紙の里に向けて気分よくダウンヒルを進み始めたときすれ違ったHONDA FIT(だったと記憶)が軽くクラクションを鳴らして行った。当初はAJたまがわ関係者が走っていたのかと思ったけれどクラブ内グループウェアでもそんな話は出ていなかったので気のせいだろうと思い直してなおも坂道を下る。桜の名所として名高い虎山はまだまだ桜が開花していなかったけれど、12日後の本番にはそこそこ見ごたえのある咲き方をしているのではないかと。虎山は迂回路だからこそ通過する場所なので本番当日見ごたえがあって欲しいなあ、と。

更に少し進んだ、虎山入り口に紅い花桃と薄紅色の桜が並んで咲いているのが目についたのでそちらに近寄り樹のそばで停車しようとしたら後方から注意を促すように軽く鳴らされたクラクション。(ひょっとして駐車スペースの邪魔でもしちゃったかな?)と、後続の乗用車を確認してみたら先ほどスライドしたHONDA‐FITがそこにあって、乗っていたのは運転手ハラポンさん、助手席ゆりかさんのハラダ家ご夫妻なのであった。
「毎年定峰開催のころは花桃を眺めに来るんだけど、(お店&ハラポンさん)がお休みだからこの辺適当にドライブしてて、ツイート見たら『とりさん、案外近くにいるよね?』って話しててさ、無事遭遇できたわw」とのこと。
軽くあれこれ雑談ののちわたしは坂下の和紙の里方面、ハラダ家は坂上の花桃の里を指してリスタート。
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花桃とソメイヨシノ

そんなこんなで到着した和紙の里。
Ctrl.3(※通過チェック120km)東秩父村和紙の里
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13:55着(参考Close15:04)
証跡のレシートを取得するための買い物を済ませ、のんびりと、それでも手短に庭を散策。12日後の本番時点では庭中央のソメイヨシノが八分咲きくらいにはなっているだろうなあと。【定峰200】は開催タイミングが数日ずれるだけで花の盛りのエリアが異なるので開催年によって印象にばらつきがある。秋開催だと彼岸花の盛りに当たったり。

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水仙が咲くと春っぽい気がする

和紙の里をリスタート後、いろいろ内心躊躇したり逡巡したりしつつ結局いつもと変わらず帝松醸造酒蔵へ。
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大吟醸ソフトアイスj

帝松醸造元を辞去して松郷峠へ。(松郷峠は距離は短いくせにいろいろきつい峠なのであんまり好きではない。っていうかそも好きな峠なんかないやん!)ってセルフでツッコミ入れたくなった。。。
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松郷峠ピーク

松郷峠を越えてから先、特にときがわ町の『田中交差点』を過ぎて以降キュウシートは全く不要なくらい本能に導かれて進める。
Ctrl.4(164.7km)セブンイレブン青梅日立店
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16:42(Close18:00)
ゴールまで残り38km。

コントロール2を通過した頃には10時間台で帰着できそうな気がしていたけれどさすがに少々無理がある。でもまあ12時間切った所要時間でゴールできそうなのでゆるゆるとリスタート。
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桜並木
ここも開催日当日は見頃になっていそうなところ。

小作坂上交差点から鍋ヶ谷戸交差点までは往路と違って新奥多摩街道を進むj。信号のタイミングさえ合えば結構ハイペースで進める、自転車走行レーンのある幅の広い道なので気分がよい。

鍋ヶ谷戸交差点からは往路をそのまま引き返す形で、スタート地点より約4kmほど手前が【迂回路】のゴール。
goal(202.0km)セブンイレブン狛江猪方3丁目店
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18:32(Close20:30)
スタートが7時丁度なので所要時間は11時間32分。

のんびりしようかとも思ったけれど無性に肉が食べたくなったのでさっさと帰宅。ゴールがスタートより4km西側なので帰宅ライドも4km伸びてしまう。
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19時半頃無事帰着

サクッとシャワーを浴びて着替えを済ませて馴染みの炭火焼きホルモンのお店へ。ホッピーとホルモン焼きを堪能。
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ホッピーとホルモンあれこれ

そんなこんなでわたしの【BRM402たまがわ200km定峰(長瀞迂回)】の事前認定走は無事終了。本番を走る参加者のみなさまも当日安全に、存分にライドを楽しめますよう。




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タグ: ロードバイク  ロングライド  ブルベ  AJたまがわ  定峰200 
2023Mar24Fri

【朝昼マグロな】BRM311近畿200km秋葉原【グルメポタ】 

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真鶴半島先端の三ツ石
最後の写真チェックポイント

関連エントリ⇒2021年2022年

今回で三年連続三回目のエントリーとなる【BRM311近畿200km秋葉原(表)】に参加してきました。秋葉原駅前をスタートして三浦半島をぐるっと回り、ひたすら海沿いを走って真鶴半島先端を回って来宮神社の上にある温泉旅館がゴールとなる200km。『表』があれば当然『裏』もありますが、積算標高4,000mを超えるような200kmをこのわたしが楽しめるとも思えなかったので今年もパスしてのんびりグルメポタ気味に楽しんで来ました。

一昨年は一緒に参加したものの昨年はスケジュールの都合でエントリーを回避したべいさんが今年再び、わたしとおんなじ『表』にエントリー。
『裏』のスタート時刻は5時、『表』のそれは6時だったけれど結構たくさんのお知り合いが出走する『裏』のお見送りをすべく4時45分頃原着するつもりで準備をしていたのだけれど出がけにあれこれ間抜けなトラブルで出遅れてしまい、結局原着は5時を少々回ってしまったタイミング。

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出発は4時丁度頃
自宅から秋葉原まで通勤車で概ね75~80分くらいかかるのでロードバイクでそれなりに頑張っても一時間はかかる。

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八ツ山橋

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銀座から日本橋へ向かう

途中、万世橋の手前で『裏』参加組の先頭集団が走っていくところに遭遇。(やっぱり間に合わんかったなあ。。。)とか思いつつ。それでも秋葉原駅前に到着した時点でふぃりっぷさん他数名は見送ることができたのでまあ良しとする。

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受付を済ませてブリーフィングまで待機

べいさんや、直接お会いするのは2年ぶりくらいとなるヨシダさんたちと雑談しながら時間を潰し、ブリーフィングののち6時5分前くらいにスタート。

<実走行ログ:2023/03/11>

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最初はべいさん―ヨシダさん―わたしの並び

大森警察署の交差点でR15から産業道路への分岐に差し掛かった際、先行グループが間違って右(R15)方向の車線で信号待ちをしていたので間違っている旨声を掛けつつパスした際にわたしが先頭になって、以後横浜中央卸売市場まで先頭。

スタート前にべいさんに話していた通り、そこで一旦離脱して卸売市場の竹家食堂に立ち寄り朝食。
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個人的定番の二色丼
大変美味しゅうございました。

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四月から値上げだそうで
なかなか世知辛い。

コースに復帰し、MM21地区から中華街入り口を通過。
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観覧車と中華街東門

しばらく進んだ先、港の見える丘公園に向かう谷戸坂をえっちらおっちら。坂の中ほどに主催担当の墨田さん、ピーク手前に主催お手伝いのようさんがいて参加者の撮影をしていた。

墨田「後ろに誰かいる感じですか?」
とり「寄り道していたから後ろにはいないと思うんですけど。」
墨田「じゃあ最後尾ですねえ。」
そんな話をしつつ公園に入ってのんびりしていたら7、8人の『真・最後尾グループ』が来て墨田さんが焦ってしまっていたり。
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ようさん撮影

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公園からガンダムを眺める

山手から根岸公園前を通過し坂を下り、産業道路(R357)へ。快適に飛ばせる平坦路を進んで八景島シーパラダイスの手前がPC1。ここでも墨田さんようさんの姿。

PC1(53.4km)ローソン金沢福浦二丁目店
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09:25着(Close09:39)

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今回のお供、卵のうを抱えた鮭の稚魚
チコリンさんと千歳水族館に行った際「かわいいからこの子ブルべに連れて行ったら?」というご提案をいただき連れ帰っ(=購入し)た子。

朝食を済ませたばかりだったので補給は必要なかったし、朝食のタイムロスでべいさん・ヨシダさんの姿はすでに無く、PCに滞留している参加者の顔ぶれも馴染みがなかったのであまり長居することもなくさっさとリスタート。
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日産自動車追浜工場付近にて

船越町からR16に合流し、しばらくそのまま南下して横須賀市中心部を抜け、よこすか海岸通りへ。途中脇に逸れて三笠公園でお約束の一枚。
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お約束の東郷元帥
昨年は後部マストにネットがかかって改修工事中だったけれど今年は前部マスト。来年の開催時には前後ともキレイになったマストが拝めるかな。

コースに復帰してしばらく進み、しばし思案の後中井パン店に立ち寄ることに。折角の土曜日だし(=日曜定休)。
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補給食の購入
PC1同様、朝ごはんを食べた直後だったので特に食欲も湧かずその場で補給するタイミングではなかったから敢えてポテチパンを外して(丸)たまごサンドちくわパンを購入して背負っていた(通称)黒澤バッグに収納、コースに復帰してリスタート。

市街地を抜け馬堀海岸沿いの道を気分良くひた走った先、軽く登ったところがフォトチェックポイント。
Photo Chk.(71.8km)
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破崎園地10:45着
現地で偏光レンズのアイウェア越しに見たら辛うじて富士山が見えたけれどデジカメ画像をPCで見ると残念ながら山容の視認ができない。

穏やかな日差しの中のんびり海沿いを進む。非常に気分が良い。
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鴨井港付近

浦賀の下叶神社前を通過し、渡し船乗り場に差し掛かったところでみたび墨田さんの姿。
「とりさん、渡し船乗りますか?」
「今回はパスですねえ、渡らずに回りますよ。」
昨年4月1日から横須賀市民以外の渡船利用料がそれまでの2倍、400円になってしまっていて片道自転車込みで450円。まあ躊躇してしまう額ですよね。それに渡し船を利用するとレンガドック前を通過できないのでそちらに寄ってみたかったというのもある。

京急浦賀駅前を通過し、レンガドック入り口から場内へ入ろうとしたら入り口のプレハブ小屋で待機していた係員の女性に呼び止められてしまった。
「ここは年末の一か月間くらいの一般公開日以外立ち入り禁止なんですよ、工事車両の通行も多いから危険なので。もとは二か月くらいやっていたけれど期間短縮されちゃって。」イベント参加時の記録
「え?以前来たときはイベント不参加でも立ち入れたけど。。。?」
「イベント期間中じゃなかったですか?」
「確かにそうでした。」その時の記録
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ゲート開放されてたから入れると思った

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レンガドックは外からチラ見するだけ

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シティマリーナのレンガドックの方がまだ見られる

目論見が外れて気落ちしつつ海沿いを進み、久里浜から野比へ。
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野比付近

亜美ちゃん坂をえっちらおっちら上ってフジトモ商店手前へ。
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フジトモ商店手前から

フジトモ商店には立ち寄らずにそのままコースを進み、城ケ島大橋を渡って城ケ島灯台の先まで進んで二つ目のフォトチェックポイント。
Photo Chk.(100.8km)
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城ヶ島12:10着

お昼時なのでどうしたものかと考えながら進んでみたらちりとてちんが混雑していなさそうだったので寄ることに。
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お久しぶりのちりとてちん

朝は生のマグロだったのでお昼は揚げたマグロにしてみた。
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マグロみそカツ丼
大変美味しゅうございました。

お店を辞去する際、入り口に掲示してあった告知を読んでみたらこちらの店舗は閉鎖、移転してしまうとのこと。R375沿いで、移転先は今回のコース沿いと言っても差し支えない辺りで自宅からは近くなるのでちょっとうれしいけれど距離的に中途半端になるのでちょっと残念。
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4月から横浜

朝昼マグロを堪能して、あとはゴールして宴会に臨むだけなので淡々と三浦半島西岸を北上。
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真瀬海岸

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潮の引いた不如帰の碑
普段滅多に目にしない景色。

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江の島が見えて来たけれどオレの家は近くない

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江ノ電のスライド

R134をひた走る。江の島から先はいつものように結構なハイペースで進める。
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そして定点
何組かが記念撮影しようとしていたのに空気を読まずに『映え画像』のためにあれこれやっている二人組の女子が鬱陶しかった。この記念撮影直後に東日本大震災の被害者を悼む黙祷を促す防災無線放送が流れたので1分間の黙祷の後リスタート。

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湘南大橋から定番の1枚

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大磯松並木のヤマモミジも定番
冬枯れ状態だけどね。

大磯松並木を過ぎてしばらく進めば最終のPC、次はフォトチェックポイント。
PC2(158.2km)ローソン大磯国府本郷店
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15:20着(Close16:32)

ここで中井パン店で購入した2つの内(丸)たまごサンドで補給。塩味の具合が走行中の補給にちょうど良く、非常に美味。
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(丸)たまごサンド

後はのんびり走って真鶴半島をめぐって熱海のゴールに向かうだけ。
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真鶴半島琴ヶ浜

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厳かな雰囲気漂う【山の神社】

Photo Chk.(188.4km)
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真鶴岬三ツ石16:55着
ゴールまで15km。

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昨年よりは少し早く通過してる

事前チェックでゴール受付/宿泊先の旅館至近の酒屋が閉業してしまったことを確認していたので熱海駅前で日本酒を調達。
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バッグの余裕から一本しか買えなかった
非常に飲みやすくておいしいお酒だったので翌日帰りに自分用の土産として改めて購入した。

木宮神社脇の急坂を登って旅館の真下に到着したらちょうどヨシダさんが帰ろうとしていたところ。残念ながら用事があるので宿泊せずお帰りになるそうで。

『表』『裏』の帰着者でにぎわっているゴール受付に向かう。
Goal(203.8)
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旅館『芳泉閣』17:50着(Close19:30)

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マヤさんとIZUMIさん
AJ界隈きってのキレイどころお二方に受付していただけました、ありがとうございます。

ゴール受付終了後は現金で購入した宿の瓶ビールを飲みつつあれこれ雑談。夕食から宴会になだれ込んで最終的に旅館のビールは飲みつくしてしまった。
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夕飯からの宴会という流れ

食堂での宴会終了後、部屋飲みに移行してわたしは寝落ちして2時頃KOTONOHAさんに起こされ布団に潜り込んで就寝。

楽しいライドと宴会のいち日が幕を閉じたのでありました。


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タグ: ロードバイク  ロングライド  ブルベ  A近畿  秋葉原 
2023Jan22Sun

【やんわりと】昼の鳥勝活動【坂練風味】 

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二、三年振りとなる
奥多摩周遊道路の
東京都道路最高地点標柱

【逗子200】翌日は(どうせ年末年始だらけ切った身体では、200とはいえ久し振りのブルべでダメージ大きかろう。)と考え、前夜痛飲して朝からダラダラ、、、だったものの予想に反してダメージらしいダメージを感じないままだったものの、よせばいいのに朝遅めに起床して洗顔を済ませたところですでにビールを飲み始め『朝から味わう背徳の味』を堪能し始めてしまったので自転車で出歩くことは考えず、昨年から書き散らかして中途半端に残っていたブログエントリの整理をば。
折角なので三連休三日目となる月曜日は朝から自転車に乗ろうと考え就寝したまではよかったけれど、予定より一時間ほど寝坊してしまった状態だったのでしばし逡巡。とはいえ取り返しがつかなくなるほどの遅延ではないと判断して予定通り出掛けることにした。
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7時過ぎ頃多摩川公園事務所前
予定では6時過ぎに出発するつもりでいたので丁度一時間遅れのスタート。

<j吃走行ログ:2023/01/11>

この日最初の、というか出発時点で唯一の目的地は奥多摩町、留浦浮橋たもとの食堂・鳥勝品川区立会川にある同名のお店には年がら年中お世話になってしまっているけれど、当然ながら同名というだけで縁もゆかりもないお店。自宅からだと最短距離で90kmほどの距離なので、そこを目的地に設定せず回り道しながら進むと100kmを超えてしまい、スタート時刻にも拠るけれど大抵お昼時には辿り着かないのでなかなかお邪魔する機会がない。
なので今回は『鳥勝でお昼ごはんを食べる』というのを主目的に、最短経路でお店を目指すことにして、まずは多摩川サイクリングロードをひたすら遡上し、国立から甲州街道、新奥多摩街道へ、途中奥多摩街道に移って吉野街道、青梅街道と遷移して奥多摩湖、そして鳥勝へというコース。
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出勤時の定点から富士山とアンテナ

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布田の堰(上河原堰堤)

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京王線多摩川橋梁越しの富士山

通称『国立折り返し』から甲州街道に入り、日野橋交差点から新奥多摩街道、鍋ヶ谷戸交差点から奥多摩街道と進む。
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定点・玉川上水
奥多摩街道を通る際の定点撮影ポイント。春は満開の桜が連なる。

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羽村取水堰

小作坂下交差点から多摩川を渡って吉野街道へ。青梅の市街地を抜けるよりこちらの方が走りやすいけれど特に冬場は日陰になる区間が多いので路面凍結箇所が多くなるという不利な面もある。
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結構しっかり霜が降りてる

古里で青梅街道に復帰し、その後すぐに多摩川南岸道路に入って奥多摩駅周辺のごちゃごちゃした区間を回避。
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将門大橋

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愛宕大橋

愛宕大橋を渡って青梅街道に復帰し、しばらく進んだ先に小河内ダムの雄姿。
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一部凍結していた

坂道を登って小河内ダムを過ぎればそこは奥多摩湖。
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きらきら

奥多摩湖に架かる橋は鋼橋が多く、味わい深い佇まいのものが多いので非常に心惹かれる。
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峰谷橋

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麦山浮橋

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麦山橋

そんなこんなで正午になる前に目的地の鳥勝に到着。店内には先客が二組いたけれど席に空きがあったのですぐに座れた。
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鳥勝着

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客がわたしひとりになったタイミング
じきに先客が食事を終えたので店内にわたしひとりというぽっかりとした時間が生じた。注文、配膳担当のご主人(このお店は奥様が厨房担当)に注文をお願いし、しばらくあれこれ世間話。
ご主人「先週は結構車が多くて混雑したけれど今週は車少ない感じだね。」
わたし「三連休最終日だからですかね。」
ご主人「そうかもねえ。それにしても今日は陽気が良いから自転車も気持ち良いでしょ。」
わたし「そうですね、風も弱いし走りやすいですよ。ところどころ軽く凍結していましたけれど。」
ご主人「この冬はまだまとまった雪が降っていないからましだねえ。一度降ると根雪みたいになって融けずに残るから。」
別の客が立て続けに入ってきたので雑談はこの辺まで。

注文は旬の地産素材を使った料理が添えられたそば定食。単品追加でやまめの塩焼きを。
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そば定食

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そばつゆ徳利の蓋に日本酒(奥の松)一升瓶の蓋

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やまめ塩焼き
どれも大変美味しゅうございました。

食後に軽く留浦浮橋を往復。奥の方に釣り人がいたもののほぼ独占。
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やや肌寒いものの気持ち良い

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ところどころで浮き上がる気泡

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さすがに小魚は見当たらなかった

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留浦浮橋駐車場下から

目的は達成できたのであとは引き返すだけ。同じ経路を戻っても芸がないので復路は奥多摩周遊道路から桧原村へと抜けることにした。
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深山橋

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三頭橋

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さすがに交通量は少なめ

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奥多摩湖と小河内ダム
月夜野第一駐車場から

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遠目に花に見えないこともない綿毛

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するする追い越して行くe-BIKE
正直登りは羨ましいw

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東京都道路最高地点

ところどころ日陰部分にウェット区間があるのであまり無理した走りはせずに慎重にダウンヒルをこなして都民の森で小休止。
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ピリ辛こんにゃく

人心地ついたところでリスタート。日陰部分が多くて下った先の方が冷えるような気がする。
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旧料金所脇の『夢の滝』
『旧料金所』という表現でピンと来るのってどのくらいの世代までなんだろう?
10年くらい前までは料金所のBOXそのものは残っていた記憶があるからそこそこ通じるか。実際に料金を支払って走った経験のある人だと結構上の世代になるのだろうけれど。

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新矢柄橋
個人的にはこの橋を見ると『奥多摩』という気になる

黒茶屋を過ぎて沿道に民家や店舗が見えるようになると一気に体感温度が2~3℃ほど上がる。西日を浴びつつ進んで久しぶりの松村精肉店に立ち寄り、カニクリームjコロッケと秋川牛メンチカツを注文。丁度メンチは揚げている最中ということだったので3分ほどの待機時間ののち揚げたてをいただけた。
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メンチが熱々で非常に美味

武蔵五日市駅前から睦橋通りを進んで睦橋から多摩川CRへ。あとはひたすら下流に向かって進むだけ。
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牛軍地形

夕暮れのサイクリングロードを淡々と。
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立川野球場付近

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府中四谷橋

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京王線多摩川橋梁

是政橋から右岸に渡り、ガス橋から再び左岸に復帰するという自宅に向かう際のルーティンになっているルートを進む。
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是政橋からの富士山
影が空に映し出されていた

すっかり日が落ちた右岸多摩サイを進んでこの日のスタート地点の公園事務所前に到着したのは17時45分過ぎのこと。
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約10.5時間190kmのポタ終了

数年ぶりの奥多摩鳥勝ライドは無事終了。
次にお邪魔するのはもうちょっと暖かくなってからかな。




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タグ: ロードバイク  ロングライド  ポタリング    鳥勝  奥多摩湖 
2023Jan21Sat

【2023年最初の】BRM107神奈川200km逗子【終わり良ければすべてよし】 

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逗子200といえば
やっぱり間瀬のいちご大福

「新年といえばこれ!」な定番ブルべであるところのAJ神奈川主催【逗子200】に参加。2023年(年度ではない)の初ブルべ。スタートは7時のみ、自宅からスタート地点までは35kmほどなので自走の所要は2時間を見込み、6時半過ぎに現着するために4時半に自宅を出るべく就寝。

ところが目覚めは5時近くなってから。即着替えて出発してもスタートクローズの7時30分に間に合うか間に合わないかというタイミングで(新年早々終わってしまった。。。)と途方に暮れつつ何か間に合う方策はないかと模索したところ、京急線利用の輪行なら5時45分に自宅を出れば一時間後にスタート地点最寄りの逗子・葉山駅に到着できることが判明したので慌てて着替えと輪行準備。バタバタとしながらもどうにかこうにかブリーフィング開始時にはスタート地点に到着し、相変わらず笑いの起こるマヤさんの語りで和む。「(傍らにいた本多さんを紹介しつつ)私たちも昔は若かったんです!」とか言われてしまったら笑うしかない。
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ブリーフィング風景
良い具合にブレてくれたのでプライバシー配慮の加工が要らずに済んだw

ブリーフィング後は虫さん、クロさんと新年のあいさつをしたり受付を済ませて輪行解除をしたりしている間に先頭集団がスタートするタイミングになった。田中さんに車検済印をブルべカードに押してもらい、ようやく出られるようになった頃には滞留していた参加者はほぼはけてしまっていて準備に手間取ったり遅れて到着したような参加者ばかりになった状態のスタート地点を後にしてスタート。
<実走行ログ:2023年1月7日>

逗子市役所脇から海岸に向かう狭い路地、正規スタートなら本多さんを先頭にパレードラン的に進む道を単独走行。ところがRDが無反応でシフターがすかすか。慌てて道端のコインパーク敷地で自転車をひっくり返し、RDのアウターワイヤーがチェーンステーから外れてしまっているのを確認したので復旧。これは北海道で経験済みだったので慌てず対処できた。やっぱり経験って大事だわ。
対処している間にHachiyamaさん&のあさんを含む後続にパスされてすっかり最後尾を走ることになった。R134に合流する手前で先導を終えて戻る本多さんとスライド。R134に合流する丁字路からは富士山の姿はほぼ見えず、少々残念な感じ。
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富士山は薄い雲の向こう

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朝の穏やかな海と不如帰碑

鎌倉を過ぎ、江の水付近に差し掛かったあたりでHachiyamaさん&のあさんのパックに追いつき、軽く言葉を交わしてからパスさせていただく。
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徐々に姿を見せて来た富士山

茅ヶ崎市域に入ったので今年初になる定点が続く。
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初定点・茅ヶ崎サザンC

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初定点・相模川河口連杭

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湘南大橋からの富士山

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初定点・大磯松並木(のヤマモミジ)

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旧吉田茂亭付近からの富士山

R134から大磯駅前でR1へ、小田原市街地を抜け早川口交差点からR135へ。ブルべでもプライベートライドでもすっかりおなじみになったコースを進み、東伊豆の海岸線を南下してPC1に到着。

PC1(51.0km)ローソン西湘江之浦店
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09:16着(Close10:33)
起床してからスタート直後まであれこれバタバタだった割にはすんなり順調な道行きなので若干不安になりつつ、朝食抜きだったのでおにぎりを一つ腹にしたためてリスタート。

湯河原から熱海に向かう、個人的にはこのコースで一番しんどいと思っている区間をクリアして熱海市街に向かって下りて行った先にリュウさん&みいさんのパックが信号待ちしていた。
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信号待ちのお二方

信号リスタートのタイミングで対向車線のサイクリストが「みいさん!」と声をかけたのでそちらを見たら反射ベストを着用したHideさんの姿。後から確認したらR東京主催で同日開催の網代を往復する200kmに参加していたとのこと。「挨拶返しそびれちゃったけどいまのHideさんだったよね?」と、みいさん「確かR東京の網代で折り返す200が今日だったはず。反射ベスト着てたし。」しばらくの間二人の後ろを追走する形。

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熱海市消防の出初式(たぶん開始直後)

赤根トンネルを迂回して赤根崎にまわり、キューシートにある通り熱海城を眺めてしばし停車したタイミングで上着を脱いだり。こちらがもたついている間にリュウさん&みいさん「じゃあ間瀬(本店)で!」と先行してリスタート。こちらはなおものんびりあれこれ。うっかり冬用フルフィンガーグローブしか携行していなかったのでしばし逡巡ののち、素手で走ることに。結局ゴールまで素手のままだった。
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赤根崎からの熱海城

そんなこんなでマヤさんがブリーフィングの際「私は関係者でもなんでもないですけれど、間瀬さんでは今日からいちご大福が始まります。とっても美味しいし、そのあと坂道を登らなければならないので補給のためにも是非どうぞ♪」とオススメコメントをしていた間瀬本店に到着。
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今年初いちご大福
最初で最後になる可能性もある。

再びリュウさん&みいさんを追う形でリスタート。伊東を抜け川奈に向かう。
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汐吹岩手前、手石島付近
キレイな三角波の立つお気に入りスポットだけれどこの時は海が穏やかで三角波を拝めそうになかったのでスルー。

汐吹公園で小休止するという二人と別れて単独で折り返しPCに向かう。途中墨田Pさんとスライド。相変わらずお速い。川奈の坂を上って木立の中のアップダウンをペースの早い参加者数名とスライドしつつ進む。
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富戸のお気に入りポイントを通過

富戸の小学校を回り込んで右折。昨年までの折り返しポイントだった旧ドーロ商店(&富戸簡易郵便局)前を通過。これまたマヤさんがブリーフィングでオススメしていた伊豆大島を眺めつつ。
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旧ドーロ商店前からの伊豆大島
※ちょっと霞んでしまっていた
更に奥にある伊豆急 富戸駅へ。っていうか直前が急坂なんですがそれは。。。

写真ポイント1(100.7km)伊豆急線 富戸駅
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11:50着((参考)Close13:44)

正午前に折り返せたのでのんびり昼食をいただくことに決め、予定していた伊東市宇佐美のふしみ食堂を指してリスタート。直後にリュウさん&みいさんとスライド。その後も道の駅伊東までの区間で大勢の参加者とスライドしたので手を振ったり会釈をしたり声を掛けたり。ブルべ中のスライドはやっぱり楽しいね。
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川奈のいるか浜堤防と汐吹岩方面

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汐吹隧道

気分良く進んで12時半過ぎには無事ふしみ食堂に到着。ブルべ参加の先客が二名。
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20分待ちくらいで入店

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地元ごはん定食

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大変美味しゅうございました

ふしみ食堂を後にして宇佐美から網代へ向かう坂道を登っていた際、一つ目のトンネルを抜け二つ目に差し掛かる手前の右手にある空き地にパトカーが停まっているのが目に入った。進行方向が反対なので時間帯的には参加者が絡む内容ではなかろうと思いつつもそちらに目をやってみると反射ベストが目に入った。前後の状況を確認してみたらちょうど車列が切れたタイミングだったので反対側に渡り、状況を確認しようと思ったら警官に聴取を受けているのがリュウさんで、その傍らにみいさんが立っているというシチュエーション。

ざっと聞いた話では、走行中リュウさんの二の腕後ろ側に追い越し車両のドアミラーが衝突してしまったものの辛うじて転倒は免れた、恐らく骨折はしておらず打ち身だけとのこと。そんなこんなの事情を主にみいさんから(当然ながらリュウさんは警官の聴取がメイン)聞いている最中、心配そうにこちらに視線を投げつつ通過する参加者たちの姿。車列がなかなか途切れない状態で進路の反対側にいるので減速しつつ視線を向けるだけで通過して行く。

打撲による腫れはあるものの幸いにも自転車へのダメージは無かったとのことで聴取が終わったら復帰するつもりである旨も聞いたのでひとまずわたしは先行することに。「じゃあ、(ゴールの)マックでね~~~!」ということでコースに復帰しようとしたものの車列が途切れずなかなか道を渡れずにいるわたしに向かってリュウさんが放った「どうせなら宇佐美(の信号)まで下った方が早いんじゃないのw」というセリフに対して「坂道お代わりして登りたくないw」と返したタイミングでちょうど車列が途切れたのでコースに復帰。

リスタートして網代から伊豆多賀を抜け、緩い坂道を登って下ってしばらく進んだ先、熱海市街地を通過中久し振りに立ち寄りたくなって老舗洋菓子店の住吉屋へ。往路で和菓子、復路で洋菓子。
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とろける・デ・シュー
秋の和栗シューは絶品だけれどオーソドックスなシュークリームもやっぱり美味しい。

熱海市街地を抜け真鶴駅手前のガードから旧道に入ってのんびり登り基調の道を進む。何度か走っているのでどこまで堪えたら登り基調が終わるのかすっかり覚えているので気楽に走れる。
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みかん畑越しの相模湾

時間に余裕があったので三つ目のチェックポイントの手前にあるからみもちの鈴村に立ち寄り。
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しばらくお休みするらしい
再開時期未定でしばらくお休みするとのことだったのでせっかくなのでからみもちをいただこうと思ったものの、駐車場(とその脇のベンチ)で食べるのはお断りで持ち帰りのみとのことだったので断念してスルー。後から考えたら根府川駅のベンチをお借りすれば良かったとも思ったけれどあとの祭りなのであった。まあ仕方ない。

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JR東海道本線 白糸川橋梁
赤い塗装が鮮やかな上路式三連ワーレントラス橋

鈴村から坂を下ってすぐの右手に今回最後のチェックポイント。
写真ポイント2(151.5km)JR東海道線 根府川駅
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15:15着((参考)Close17:08)

駅舎の写真が撮りたくなって線路沿いの坂道を下って線路脇に出たら丁度特急踊り子号が通過するタイミングだった。
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通過してゆく特急踊り子号
そういえばAJ神奈川忘年会復路で利用したっけ。

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根府川駅の目の前の斜面に水仙

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小田原方面に向かう
一昨年【パーマネント鎌倉300】で通りかかったとき、がけ崩れの影響で通行止めだった区間。

徐々に日が傾き始めて周囲が薄暗くなってきた時、それまでゆるゆる走っていたけれど(稲村ケ崎で夕暮れ時の富士山を眺められるのではないか?)というスケベ心が頭をもたげて来たのでそれ以降結構な勢いでガチ踏み。昨年一年間の運動不足の蓄積と年末年始の怠惰な生活のおかげですっかり衰えてしまってはいるもののこの時点で出せる目いっぱいを出して進み、想定していたより少々遅れてしまったもののどうにかこうにか期待していた夕暮れの風景を眺めることに成功。
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稲村ケ崎からの眺め
茜色の空と富士山のシルエット。

稲村ケ崎を越えた瞬間の海面に映る月も物凄く見ごたえがあったけれどどちら向きもそこそこの車列が連なってしまっていたので道を渡っての撮影は諦め、のんびり眺めつつの走行。
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代わりに田越川の水面の月

逗子駅周辺は道幅が狭くそこそこ車が多いので、最後の最後に事故に遭うことだけは避けようと慎重に進んでゴールのマックへ。
Goal(203.1km)マクドナルド逗子駅前店
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17:50着(Close20:30)
認定時間は10時間50分

出だしはバタバタでどうなることかと思ったものの2023年初ブルべはどうにか無事完走、認定の運びとなりました。走行を続行していることをそのツイートで確認したリュウさん&みいさんが小田原市内で最後の休憩を取ったタイミングと残距離から予想したゴールタイムまで時間を潰している間、顔見知りの方々に軽くご挨拶をさせていただいてみたり。概ね予想通りのタイミングで帰着したのを見届け、ゴールした二人に軽く声を掛けて撤収。
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無事ゴールのお二方

自走する気でいたけれどちょっと気持ちが切れたので輪行にて。
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京急線 逗子・葉山駅から

約一時間後無事帰宅。という訳でわたしの【BRM107神奈川200km逗子】はつつがなく終了したのでありましたが、朝のバタバタの件に関してよくよくセット済みアラーム時刻を確認してみたら、本来なら自宅を出るつもりでいた時刻に起床時刻を設定していたというあまりにもお粗末すぎるポンコツっぷりを正月早々発揮した結果なのでありましたとさ。




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2023Jan14Sat

【滝を愛で】AJ千葉忘年会ライド2022往路-3【海を味わう】 

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ほぼ10年ぶりとなる
養老渓谷粟又の滝

AJ千葉忘年会ライド2022-2 より
<実走行ログ:2022年12月10日>

上総大久保駅から養老渓谷駅に向かう林道月崎大久保線から脇に逸れてしばらく進んだところの素掘りトンネルを眺めて引き返す。
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芋原の素掘りトンネル

この林道は初めて通る道だったけれど『森と梢の道(養老川自然歩道・房総ふれあいの道)』としてハイキングコースにも指定されているのでそこそこしっかり整備されていて走りやすい。ただしところどころアホみたいに勾配がキツい区間があるのはいかにも房総半島内陸の林道といった趣がある。ちっとも嬉しくないけれど。
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養老川自然歩道(月崎大久保林道)

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女ヶ倉林道

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青いアーチの渓谷橋と赤いトラスの宝衛橋

養老渓谷の向山/共榮トンネル入り口まで戻り、レストラン ラ・フランスでランチを、、、と思っていたら団体予約が入ってしまっているとのことで入店できなかった。
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残念ながら入店不可

気を取り直して和食に切り替え、少し南下して清恵にお邪魔。
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二階の座敷席は待たずに通してもらえた

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『限定』に弱い俗物なので迷わず注文

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清流御膳

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子持鮎と生ゆば刺身

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ゆばてんぷらと小鉢三品

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大変美味しゅうございました

あとは海沿いに出て千倉に向かうだけだったけれど折角なので粟又の滝に立ち寄ってみることに。粟又の滝の滝つぼ付近に降りる遊歩道はサイクルシューズでは少々危なっかしいので今まで敬遠してしまっていたのでおよそ10年振りくらいに訪れることになった。
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粟又の滝

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まだまだ紅葉

山間部を抜け急坂を下って鴨川へ。
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太平洋
この先はほぼフラットなのでのんびり走っても明るいうちに千倉にたどり着ける。傾いた日差しを浴びながら気分良く流し、鴨川中心部を抜ける。

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鴨川松島

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フラワーセンター跡地
音質の屋根を突き破り、その周りにもみっちり詰まった梢に逞しさを感じる。

国道に合流してしばらく南下、軽く補給のために道の駅鴨川オーシャンパークに立ち寄り。
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夏みかん(シロップかけ)ソフトクリーム

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沈みかけた夕陽を指して進む

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白渚海岸和田サーフ橋

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いくつもある漁港を通過して

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ゴールのマリンハウス六治郎

到着後はあれこれ雑談しながらのんびりビールを飲んだりお風呂をいただいたり。

時間が来たので宴会開始。
宴会の内容をつぶさに記すのも野暮なので割愛。おいしい料理とおいしいお酒とおいしいイベントwを楽しんで、更に二次会であれこれお酒をいただいたりバカ話に興じたりという楽しいひと時を過ごして床についてAJ千葉忘年会ライドの往路は無事終了。
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非常に美味しゅう、楽しゅうございました




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2022Dec09Fri

【紆余曲折】BRM1203たまがわ200km三浦走行記録【わたしの好きな言葉です】 

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真名瀬海岸から眺めた
森戸大明神名島(菜島)の鳥居越しの富士

自身が籍を置くAJたまがわのブルべに久し振りに参加しました。約一年(11か月)間北海道に滞在していて2022年度は本州開催ブルべよりもRM、SR600を含むとはいえ北海道でのブルべ参加の方が多かったので2023年度(※ブルべの新年度は11月から)端緒としてはかつて自身もコース策定にほんのちょっととはいえ関わったこのコースは『本州復帰第一回目』にはふさわしかろうという思いも少なからずあったり。

スタート地点は相変わらず二子玉川兵庫島公園なのだけれど、兵庫橋架け替え工事の為に川下から向かうと遠回りしないといけないので早めに自宅をでよう、、、そんな風に考えていたのに結局なんやかんや手間取ってしまって出発は6時を回ってからになってしまった。
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もう少しでいいから計画的に動きたい

ひとまず二子玉川に向けてスタート。兵庫島橋架け替えで通行止めになっているためスタート地点までの迂回路はAJたまがわサイトに掲出されていたものの、なんとなく勝手知ったる馴染みの地という舐めた態度で掲出された迂回路を無視して勝手にショートカットコースを進もうとしたらダート路面で前輪が横滑りして見事にすっ転んでしまうなど。
この時のこれが全ての発端なのだとは思うけれど、ブルべの神様は『舐めプ』してくる参加者には本当に厳しく罰を与えてくださるのでランドヌール/ランドヌーズ諸兄諸姉はくれぐれもご注意めされ。
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幸い打ち身と泥汚れくらいで済んだ

<実走行ログ:2022/12/03>


軽々しく無事とは言えない状況ながらスタート地点に辿り着き、これまた無事とは言えないような経緯でスタート受付を済ませ、ブリーフィングに臨む。
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ブリーフィング風景

受付時点ではウェーブ(W)3、即ち7:30スタートの組に振り分けられたものの紆余曲折あって7:20スタートのW2で走ることになったので基本的にぜっとさん、みいさん、かとさんとわたしを咥えた⇒加えた(校正:ひらまつカントク22/12/09)四人パックで最後の25kmくらい以外を走ることになった。
結果的にこのパックで走れたことがわたしにとって僥倖ともいえる結果に結びついたのだけれど、そも別行動をしていて同じことが起こったかは甚だ不明なのでなんとも言い難い。『たら/れば』の話ほど後ろ向きで無意味な話は無いよな、と。

そんな訳で7時20分をちょっと回ったタイミングでスタート。本州復帰第一戦の始まり。
<実走行ログ:2022/12/03>
 
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兵庫島公園を抜け多摩堤通りへ

二子玉川から丸子橋を通過し、ガス橋付近は多摩川沿いから一本北側の道を進む。道幅が狭く信号が多いのでなかなかペースが上がらない区間。
多摩川大橋を一旦潜ってから第二京浜国道(R1)下り車線に合流し、横浜中心部までひたすら進む。

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お気に入りのランドマーク【響橋】(通称めがね橋)
日中戦争の為返上したことにより幻となった【東京五輪1940】マラソン競技の折り返し地点として計画されていた場所。

関内からR16に遷移し、横須賀を指して南下。
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磯子消防署でははしご車の訓練をしていた
お疲れ様です。

コントロール1(40.4km)09:40
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セブンイレブン横浜片吹店(Close10:20)

「レシートだけ確保したら補給しないですぐ出発しましょう、補給はポテチパンだから!」みいさん
今回みいさんはしっかりと寄り道計画を立てて臨んでいるようだったのでノープランだったわたしは素直に付いて行くことにした。結果から言うと最初の寄り道地点は同じだったもののその後わたしの方はノープランだったので単独で走っていたら残る二つのポイントは寄らなかっただろう。それはそれでありだったけれどグループライドは楽しかったので結果オーライ。

という訳で一つ目の寄り道ポイントじは中井パン店
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お久し振りの中井パン店
我々を見た途端「四人ともひとつはポテチパンで良いのよね?」と、人数分のポテチパンを用意したおお店のねーさん。サイクリストってば普段どんだけポテチパン食べに行ってるのよ?w

ポテチパン(Must)に加えて各々もうひと品ずつ。
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ポテチパンとツサラダ

寄り道第一弾を完遂して三浦半島へ。
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野比手前付近

二軒目の寄り道スポットは京急長沢駅前のできたて屋さん。ここは昨年AJ神奈川主催の【逗子200km】の裏でユルユル三浦を流した時に虫さん、クロさんに案内していただいたお店。
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いちご、シャインマスカット」、みかんのMix大福

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ツールケースに忘れずにテグスを入れようと誓う
大変美味しゅうございました。

コースに復帰し、三浦半島南岸を進む。三浦海岸を通過し、通称【亜美ちゃん坂】を登ってフジトモ商店前を通過。
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フジトモ商店手前から

フジトモ商店を過ぎるとしばらくは軽いアップダウンが続く道。江奈湾干潟を通過し、毘沙門トンネルに差し掛かろうとした時「知ってる?そこの道(毘沙門トンネル側道の坂道)を登って左の方に行くと『三浦半島最高地点』に行くんだよ。」と、みいさん。「へえ。何度も(三浦半島を)走っているけどあっち行ったこと無かったわ、今度行ってみる。」「最高地点の表示があるだけで何にもなくて引き返すだけなんだけどねえ。」何度も走って知った気になっていたけれど、まだまだ三浦半島は奥が深い。

毘沙門湾を過ぎ、風力発電風車が2機屹立している宮川公園に向かう坂道に差し掛かったところでやたらとテンションを上げたぜっとさん「うひょ~~~!」とかなんとか奇声を発しながらアタックを仕掛けるなど。「【怪鳥 ベニー・ユキーデ】かと思った!」と、猛烈に古いたとえ。
コントロール2(88.3km)12:38
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ファミリーマート三浦三崎店(Close13:08)
マージンは丁度30分。信号峠と中井パン店、できたて屋への立ち寄りを鑑みたら上出来なペース。以後はしばらくペースも上がる区間だし。
次のコントロールの前に三つ目の立ち寄りポイントでパン活の予定とのことなので補給はごく軽くでリスタート。

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謎生物というかエイリアン感あるよねえ

三つ目の寄り道スポットは芦名の芦兵衛というパン屋さん。しばらく前から気になっていたお店なので個人的には丁度良かった。
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ベーコンのスコーン、PIZZAマミレーナ、(画像無し)カレーパン
カレーパンはハラペーニョ入りでしっかり辛くて美味しかった。

お店の前でひとついただいて、残りは途中の補給食or自宅へのお土産としてサコッシュに入れてリスタート。
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長者ヶ崎付近から見た富士山

途中、折角なのでかとさんに森戸神宮から眺める富士山を案内しようと思ったけれど、数年振りだったこともあり駐車場には推し歩きでも自転車進入禁止だということを失念してしまっていたので200メートルほど引き返して真名瀬海岸から森戸大明神名島(菜島)の鳥居越しの富士山の眺めを案内。
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微妙にSUPの人が邪魔w

ぜっとさん、みいさんは先行していたのでしばらくはかとさんとのパックで先行した二人を追ってR134 を西進。そこそこ急ぎながらも富士山ビューなスポットは押さえつつ。
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稲村ケ崎にて

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湘南大橋から

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個人的定点、相模川河口の連杭

どうにかこうにか大磯のコントロールで先行していた二人に追い付いた。
コントロール3(135.0km)15:22
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ファミリーマート大磯店(Close16:00)

この先寄り道計画は無いとのことなのでのんびりゴールを目指すことに。交通量も増えて来たので焦ると危ないし、そも焦るような残時間でも無い。
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今回は終始このパック

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宵空に月

コントロール4(162.7km) 17:08
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ファミリーマート鍛冶ヶ谷二丁目店(Close17:52)
腰越から大船経由で鎌倉女子大に至る、かなり渋滞した隘路をつっかえながら走りつつもここで約一時間弱のマージン。この先も交通量は多く信号峠はあるもののほとんどフラットだし道幅も広いのでペースはそこそこ稼げるから12時間台でのゴールはほぼ確実。
そんな風に思っていたのですよ、
誰もがこの時。

リスタートして上大岡から関内に抜ける途中、関内の手前で何か異物を踏んだらしく、結構豪快な音を立ててわたしの自転車の後輪がパンク。とうとうイベント発生ですわ。
取り敢えずとある店舗の前が明るかったので歩行者の邪魔にならないよう車道側に寄ってパンク対応開始。サドルバッグから新品のチューブを取り出し、軽く口で空気を入れてからホイールのバルブ穴にバルブを挿しこんでみたところ
バルブ長が足りねえ。。。
サドルバッグの中身を確認せず、リムハイトの小さなリドレー用のチューブを入れ替えずに持って来ていたのであった。
さてどうしたものか。100mほど戻ったところに自転車屋さんがあったからそこでロングバルブチューブを調達できないかとも思ったけれど通過時に軽く店頭を見た印象ではスポーツバイクはあまり扱っていないような店舗だったからロングバルブチューブは在庫が無さそう。とはいえチューブを持ち込んでパンク修理だけ頼んだらよいのではないかとかあれこれ思いを巡らせていたところに「クリンチャーなんだから穴のあいたチューブにパッチ当てすれば良いんじゃないの?クイックパッチくらいみんな持っているでしょ?」というコロンブスの卵的発言がぜっとさんから。
とはいえクイックパッチすら携行していなかったわたしはみいさんからパッチの提供を受け、かとさんからやすりをお借りして対処することとなった。
あれも無いこれも無いって素人かよ?

紆余曲折ありつつもパンク修理が終わり、タイヤをはめて空気をCO2ボンベで注入したところ盛大に空気漏れを起こしているシューシューという音が。
素人かよ?(再)
それでも様子見で空気を足してみようということになり、みいさんの携帯ポンプをお借りして空気を足してみたところ空気漏れの音がぱたりと止んだ。チューブの内圧でタイヤにパッチが押し付けられ、隙間が解消されたらしい。

「どうにかなるもんだねえ。」と四人で談笑しつつ、さてリスタートという段になって現れた警官二人組。「申し訳ないですが通報があったので色々確認させてください。」どうやら目の前の店舗の人に通報されたらしい。わたしがパンクしてしまったので対処の為にここで作業をした旨を説明し、防犯登録未済のわたしの自転車の車体番号をQRコードで照会したところ、神奈川県内で購入したものでは無いので神奈川県警のデータベースに記録が無いため照合できずにすったもんだ。どうにかこうにか解放してもらってリスタートして、更に紆余曲折あってソロライドとなったわたしの手元には無残な姿に変わり果ててしまったみいさんの携帯ポンプがあったのである。
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大変申し訳ないことをしてしまいました

今現在自分に可能な最大値に近い出力でひとりガチ踏みして第二京浜を北上し、多摩堤通りを西進して二子玉川兵庫島公園のゴールに帰着。他三人とは6分遅れの13時間8分にて認定をいただける運びとあいなりました。
Finish(201.5km)20:28
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二子玉川兵庫島公園(close20:50)

ゴール撤収をお手伝いして自転車押し歩きで進んでいた際、ちょうど朝わたしがスっ転んだ現場を通りかかったので現場状況写真をば。
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踏み固められた土が濡れてつるんと

武蔵小山自動車学校前に荷物の引き取りに来ていたmomさんとも軽く挨拶の後二子玉川駅から輪行する面々と別れて自走で帰路に。
<実走行ログ:2022/12/3>

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帰着は21時50分

決して『無事』とは言い難い状況ながらちゃんと(?)自走で帰宅できたので今回のブルべは終了。反省点がてんこ盛り『舐めプするとブルべの神様は容赦なく罰を与えてくださる』ということがよくわかりました。まさしく天網恢恢疎にして漏らさずといったところ。

ご一緒くださったぜっとさん、みいさん、かとさん(※基本パックの並び順w)大変ありがとうございました。運営いただいたスタッフ、関係者のみなさまもありがとうございます。
今回は参加者全員ゴールしてDNFがゼロだったそうですが、危うくわたしが唯一のDNF者になるところだったという反省を心に刻んで2023年シーズンのブルべに臨もうと。PBPもありますしね。





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タグ: ロードバイク  ロングライド  ブルベ  AJたまがわ  三浦200 
2022Oct18Tue

【BRM1009札幌】きたひろくんと-12.2【200km薄野】 

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当別ふくろう湖の上流端部
なんだかわからんけど
ここの雰囲気が非常に好き


<実走行ログ:2022/10/09>

そそくさとPC1をリスタートした直後にお蕎麦屋さんの看板が目の前に現れた。時間帯的にはまだ混雑していないのではないかという安易な読みで事前情報も無く凸。221009060.jpg
その名も『海景庵』

店内は調度類や内装の雰囲気がお蕎麦屋さんというよりカフェに近いような感じ。
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あまりお蕎麦屋さんっぽくない

入店前の読み通り先客はひと組だけだったので窓際の席に座らせていただく。
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砂浜を眺められる窓辺

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天丼と温かいそばのセットを注文

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砂浜を眺めながらの昼食
美味しゅうございました。

満足してリスタート。道幅が広いものの産業道路なので日曜日は極端に交通量が少なくなる工業団地脇の道をひたすら進む。
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石狩市域に突入

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エンタシスっぽい風力発電風車の支柱

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街路樹のナナカマドに真っ赤な実

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大好物の斜張橋である石狩河口橋

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石狩川河口方面

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長い橋は歩道走行をする場合が多い
歩道幅が充分広い時には大抵こうする。

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大豆畑、、、かな?

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ここもまた海に向かって真っすぐ下る坂道

オロロンラインが海沿いの小高い丘を迂回して大きく内陸側に回り込んだルートになっているところをショートカットするような形でまっすぐ丘を登る脇道に入る。
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さほど厳しい登りでも無さそう

坂道を登った先に駐車場と展望広場があり、カシオペアの丘と呼ばれる嶺泊駐車場公園で数名の参加者がにぎやかに記念撮影をしていた。
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わたしもいち枚記念撮影

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(←)南・北(→)
景色を眺めていたら女性参加者に話しかけられた。
「とりさんですか?」
「そうですよ。」
「何度か遭ってはいるんですよ、みいさんのお見送りに来たときとか。」
「ああ、噴火湾往路の時!」
「そうです。有名な人だから覚えていました(的なことを言っていた)
というような会話。
相変わらず風評被害的な名前の売れ方をしているようである。。。

その人はそのままその場にいたほかの参加者との会話に戻っていったのでお名前を伺うタイミングを逸したままだったけれど、ゴール後チコリンさん、タケダさんにその話をしたら「多分ミエさんだよ、その人。」と教えられた。

展望広場をリスタートしてオロロンラインに復帰し、しばらく緩やかに続くアップダウンの道を進んで厚田川を渡ったところがPC。
PC2(118.1km)セイコーマート厚田店
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13:48着(Close14:52)
結構手狭な店舗だったためかなり混雑してしまっていたのでその場にいたチコリンさん、エイコさんと軽く会話を交わした後そそくさとリスタート。
「順調だよね、このままなら6時半くらいにはゴールできそうだね。ミニベロの参加者多いから楽しいんじゃない?小径で参加して正解でしょ?」チコリンさん
「確かに多いですね。でもそんなに楽でも無いですよね、このコース。」
「わたしここから先ふくろう湖に行くまでの区間が地味に嫌いなのよ。フェイクのピークがいくつかあってぬか喜びさせられるから。」
「朝里峠を越えたら後はフラットだと思っていたんだけど甘かったなあ。」

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「ほっそく」ではなく『はったり』と読む
古い鉄筋コンクリート造橋脚が木製の杭に支持されているように見えるけどどうなんだろ?

勾配はそれほど厳しくはないけれどそこそこしっかりした坂道を淡々と登る。
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交通量が少なく前後に参加者もいないので空間独り占め


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一旦ピークに至る
ピーク付近の植生はシラカバが主。

チコリンさん『フェイクのピーク』と表現した通り緩やかながらアップダウンの繰り返しがある。尾根筋の木立の中を走っているような感覚なのでなんとなく奥武蔵グリーンラインを連想した。
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秋めいたススキの穂

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当別町に入ると道は緩やかなダウンヒル

気分よく飛ばしていたらいきなり金属音が響き、何かを落とした感覚。当初はライトでも落ちたのかと思ったけれどライトは2灯ともしっかりブラケットに取り付いている。
引き返して路上を確認してみたら、そこにあったのは驚愕の部品。
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フォーク固定用のプレートとボルト
折り畳み方の練習を宿舎屋内で行って復旧した際、フォークを折りたたむときに緩めるボルトを緩めたまま締め直すのを忘れていたらしい。あぶねー!危うく大事故に繋がるところだったわ。
って言うかボルトもプレートもおんなじ所にセットで転がってくれていて本当に助かった。
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落としたのはこのボルトとプレート
これを緩めてフォークを後方に折りたたむ。

気を取り直してリスタート。トトロ300kmの時やOkhotsk1300kmの時に走った道を逆向きに進む。
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シラカバの木立が眼に優しい

しばらく進むと当別ふくろう湖の上流端に差し掛かる。
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この付近の雰囲気が何故か非常に好み
…なんてなことを考えつつ走っていたら曲がり損ねて行き過ぎたので引き返す。

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カワウらしき水鳥が二羽
(カワウが北海道に?)とか思ったけれど、調べてみると2000年前後頃から道内にも分布するようになったらしい。

ふくろう湖から東に向かいちょっとした登り坂を越えて月形町に入る。
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月形町突入

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月形町中心部方面に向かって下る

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鳴らない踏切を渡る(旧札沼線)

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旧札沼線・月ヶ岡駅跡付近

田園地帯を淡々と進む。
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何頭かにメンチ切られたw

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畑の奥に列になったシラカバの木立
個人的には『いかにも北海道的な風景』

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収穫の済んだ畑の先の差し色的な黄色は秋咲きひまわり

1kmくらい先にひとり参加者の姿が見え隠れ。
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肉眼だと道路の先にランドヌールがいた

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新篠津村に入る

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個人的にその存在が釈然としない素掘りの用水路

そんなこんなでPCに到着。
PC3(160.5km)セイコーマート新篠津店
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16:06着(Close17:44)
札幌国際スキー場以来のタケダさんの姿も。
マージンは一時間半強あるのでゴールは間違いなく時間内に可能なうえ敷地が広い店舗だということもあり、結構な数の参加者がのんびり滞留していた。

PCに設定されたセコマの隣にクレープ屋さんがあったので甘いモノを補給。
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生いちごクレープ
このお店は翌10日までで年内の営業を終了するらしい。

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タケダさんに撮ってもらったいち枚
ちゃんとクレープをカメラに向ける、嬉しそうなおっさん。

クレープを平らげリスタート。
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石狩川の三日月湖であるしのつ湖

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石狩大橋を渡って江別市内へ

ちょっと小高い丘を通るので右手前方に札幌市街地の灯りが見える。
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車輪よ、あれが札幌の灯だ

札幌市街地に入り、本来のコースは豊平川サイクリングロードを利用するはずだったけれど入り損ね、迷いつつもCRに入ってしばらく進んだところ、今度は出口を間違え、、、とやたらとミスコースを繰り返してようやく薄野方面へ。
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夜のとばりが降りた薄野を進む

往路で南下した道に合流し、しばらく北上したらゴールのローソン。
Finish(201.7km)ローソン大通西十丁目店
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18:51着(Close20:30)
その場にいた先客二人と軽く会話を交わし、後から数名ゴールして来たのであまり長居をしてもお店に迷惑が掛かるしそもそも20時から『アフター薄野200km』があるのでさっさと宿に向かう。

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夜の札幌中心部を薄野方面に向かう

ホテルにチェックインして入浴、着替えを済ませ、南二条の焼鳥屋さんでチコリンさん、タケダさんと落ちあい、四方山話に花を咲かせて閉店まで。
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薄野まで、今度は歩いて夜の札幌を往く

200lmとはいえブルべ後なのでさすがに飲み直すほどの気力も体力も残っておらず、ラーメンを食べてホテルに戻って改めて入浴してから布団に潜り込んで熟睡。
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『味噌ラーメン専門の山岡家』という存在を初めて知った

翌朝目を覚ますと外は雨。
5時半から利用できる大浴場で朝風呂をいただき部屋に戻ってブルべカードの記入。7時半頃チェックアウトを済ませて地下鉄南北線中島公園駅に向かう途中、駅入り口向かいのローソンでブルべカードを封入した封筒の投函の儀。
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ローソン前のマンホールはカラーだった

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ブルべカード投函の儀
地下鉄、JRを乗り継いで北広島駅へ。相変わらず雨が降っているので横着して宿舎まではタクシーを使って8時半頃宿舎に帰着しわたしの今年度最終ブルべはつつがなく終了。

開催は勿論のこと、途中の通過チェック、PCを丁寧に巡回してくださった主催のR札幌スタッフ、関係者の諸兄諸姉に深く感謝。ありがとうございました。
そしておんなじ時間を共有した参加者のみなさまお疲れ様でした。

次に北海道内のブルべを走れるのはいつになるかなあとか思いつつ。

【BRM1009札幌200km薄野】走行記録 了




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タグ: ロードバイク  ロングライド  ブル    R札幌  薄野 
2023Jan14Sat

【BRM1009札幌】きたひろくんと-12.1【薄野200km】 

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鏡面のように穏やかだった
定山渓ダム・さっぽろ湖

2021年11月~2022年10月の『ブルべシーズン2022掉尾』としてエントリーした【BRM1009札幌200km薄野】の走行記録。
ミニベロのきたひろくん(Tyrell-FSX)で参加することになった経緯は『概要』エントリに記した通り、チコリンさんのおススメによる。
幸いなことに月曜日も休みに出来たのでこの日は札幌に後泊して『アフター薄野200』を単横してのんびり過ごそうという計画。
スタート地点の大通り公園西10丁目区画まで、宿泊予定のホテル経由で宿舎からの距離が約22kmほどなのでたまには自走で参加してみようと考えた。天気予報では翌10日は雨降りだったので帰りは輪行で。

前夜結構な勢いで飲んだくれてしまった割にはしっかり予定通りの4時に起床。前夜呑みに繰り出してしまったので最後の最後の準備が未完だったのであれこれ整え、5時過ぎに宿舎を出発。
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スタートは5:14

住宅地を抜け、まずはエルフィンロードに入る。
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広島公園脇から払暁の空を見る

<実走行ログ:2022/10/09>

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北広島⇔札幌市境にある森を抜ける雰囲気は気持ち良い
まだ5時台なので人影はまばら。

札幌市域に入ると徐々に散歩者が増え始めたので慎重に。
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札幌市内に入ると木立の雰囲気も変わる

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厚別川を渡る虹の橋

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環状夢の橋

夢の橋を過ぎたところでエルフィンロードから離脱し、豊平川を渡って予約してあるホテルに立ち寄り着替え等の荷物を預けて、途中セコマに立ち寄って補給とドリンクの補充を住まえてからスタート地点へと向かう。
到着したのとほぼ同時にブリーフィングが始まったので参加。
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ブリーフィング参加中の生脚おじさん

順番が前後したもののブリーフィング後に受付を済ませ、しばし段床なんぞをした後スタート。7時ちょっと前。
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Start:2022/10/09/06:55(撮影:チコリンさん)
それでは行ってきます。

今年最後に走る北海道ブルべがスタート。きのこの山300km】【トトロ300km】【積丹400km】【Okhotsk1300km】【SR600支笏洞爺そしてこの【薄野200km】。BRMが4本、LRMとSR600が各1本の計6本。今年北海道でこんなにたくさんの本数を走ることになるとは思いもよらなかった。

<実走行ログ:2022/10/09>

スタートしてしばらくは【積丹400km】と同じコース、その後【SR600支笏洞爺】と重なるのでまだ記憶に新しい。とはいえ支笏洞爺は深夜2時スタートだったので景色を見てもあまりピンと来なかったものの坂道の感じを心が覚えていた。魂に刻まれた坂道w
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市街地ではどうしても集団になる

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旧御料橋跡

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藻岩発電所取水堰

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砥山橋から眺めた豊平川のステキな川床

前方左側の道端にオレンジ色が見えたので参加者がパンクでもしたのかと思って近寄ってみたら全然違って、ソフトクリーム屋さんの入り口のオブジェ(?)だった。
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オートバイのシートに立ち乗りしている牛
それにしても、このお店に限らずなのだけれど営業時間内ではないのに『OPEN』と表示するのはやめて欲しいよなあ。そんな訳ないとは思いつつも館山のピネキなんかは営業開始が結構朝早いし、ひょっとしたら営業しているのかとちょっと期待してしまう。(※営業開始は10:30)

小金湯温泉手前からR230に合流。
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烏帽子岳(←)と神威岳(→)

道幅が広くユルユル登るR230をじわじわ進んだ先が最初のチェックポイント。
通過Chk.1(25.2km)セイコーマート定山渓温泉店
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08:25着(→撮影:エイコさん)

リスタート後は定山渓温泉中心部を抜ける。
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定山渓温泉と言えば河童

定山渓ダムに向かって坂道を登る。【SR600支笏洞爺】以来三週間ぶりの道道1号線。
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朝の爽やかな空気を味わいながら

長いトンネルを抜けると定山渓ダム堤体上端路。
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3週間ぶりの記念撮影

よく見たらモザイクタイルで代表的なダム形式が描かれていた。3週間前にも見たはずだけれどその時はただの模様だと思ってスルーしてしまっていた。
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フィルダム(←)とアーチダム(→)

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肝心のタイトルが見切れてしまったグラビティ(重力式)ダム
定山渓ダムはこの形式。

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定山渓ダム堤体と下流の眺め

何人かの参加者にパスされた後リスタート。
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鏡面のように凪いだ湖面

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こちらも3週間ぶりとなる第一展望台
ここには何人かの参加者が停止して記念撮影中だった。

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水没した道路再び

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さっぽろ湖に注ぐ小樽内川を何度か渡る
沢音を右に左に感じながらのゆったりした登り坂。

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キレイに澄んだ青空

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気温は10℃
やや肌寒い感があったものの登り坂なので丁度良い。

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坂道だけどごきげん
(@札幌国際スキー場前・撮影:タケダさん)

札幌国際スキー場前から若干勾配がきつい区間が始まるもののさほど長い距離でも無く、ほどなく緩勾配に切り替わってピーク。
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ピークの朝里峠トンネルを抜ける

快適なダウンヒルを心で快哉を上げつつ下り、オタルナイ湖が見えて来た。
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オタルナイ湖記念館付近でいち枚

3週間ぶりの朝里ダム、もちろん堤体天端を半ばまで進む。3週間前よりも空気が澄んでいるので海がくっきり見渡せる。
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堤体上からの眺め

眺めを堪能してリスタート。ループ橋を気持ちよく駆け下る。
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→撮影:チコリンさん

朝里川温泉を抜け緩やかな下り坂を気分良く進んで行くと正面に海。
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海に向かって下って行く感じが気持ち良い

R5に合流。銭函経由で小樽に向かう坂道をえっちらおっちら。雲一つないお陰で温かいを通り越して暑かった。
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道端に群生していたキクニガナ
友禅菊やイタリアンアスター同様紫色系の花は非常に好み。というかこれの若葉がチコリだということを初めて知った。

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蒼い空と碧い石狩湾

R5から外れて銭函中心部に向かう。
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ここも『海に向かって下る坂道』

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銭函駅前を通過

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札幌軟石を使った組積造と思しきエモい

ほどなく右側にPCであるセコマが見えて来た。
PC1(75.4km)セイコーマート小樽銭函店
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11:15着(Close12:00)
昼食にはまだちょっと早いような気がしたのでWちくわパンをひとつだけ。

途中、R5の坂道でパスしたブロンプトンの3人組が入って来て、その中のおひとり、緑のフレームのブロンプトンの方が「きのこ300もこれ(きたひろくん)で走っていましたよね?ゴールで一緒になった者です。」と話しかけて来てくださった。
「ええ、あの時もこれでした。」
「あの時はロードで参加しましたけれど今日は真似してミニベロです♪それにしてもあの時(きのこ300)最後ゴールで行き過ぎていませんでしたか?」
「(見られていたのか。。。)いやあ、お恥ずかしい。ゴール間際はボーッとしていてミスコース連発でしたよ。」
「よく間に合いましたね!」
「そうにかこうにかギリギリでしたw」
「それにしてもキツかったですよね、あの時。」
「ホント、雨と風がしんどかったですね。」

そんなこんなの会話の後、しっかり補給を取ろうとしていた彼らに声を掛けて先にリスタート。とはいえコース下調べの際、予想通過時刻が正午から13時頃になりそうな区間には手ごろな飲食店が見当たらなかったので場合によったらPC外のセコマで昼食も考えていたので、そのままそこで昼食でも良かったかなとも考えつつ。





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2023Jan14Sat

【BRM1009札幌】きたひろくんと-12.0【薄野200km】 

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ゴール前
賑やかな薄野の街を通り抜ける

2021年11月1日~2022年10月31日がいわゆる『ブルべ2022年度』で、わたしにとっておそらく今年度最後の参加となるブルべ、R札幌主催のBRM1009札幌200km薄野に参加して来ました。最近の例に漏れず今回もやたらと画像枚数があるので詳細はまた改めてつらつらと細かく記すとして今回はその概要を。

<実走行ログ:2022/10/09>

今回のスタート地点は札幌大通り公園西10丁目ブロックでスタート時刻は7時。北広島宿舎からの距離は約22、3kmほどなので一時間ちょっと見込めば充分自走可能。
「薄野200に出るなら小径車が良いよ、南風さんっていう小径車を扱っている自転車ショップのユーザーがブロンプトンでグループになって参加したりするから小径車多いし楽しいよ。」というチコリンさんのおススメで今回はきたひろくんでの参加。実はきたひろくんで200kmのBRMを走るのは今回が初めて。
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4時起床、5時過ぎにスタート

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早朝のエルフィンロードを進む
スタート早々は無人だったものの6時近くなるとさすがに散歩やジョギングの人たちがパラパラと。

途中ホテルに立ち寄って着替え等の荷物をフロントに預けてからスタート地点に向かう。到着したのと同時にブリーフィングが始まった。
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ブリーフィング中
『これが初ブルべ』という人が結構な数いて驚いた。チコリンさん曰く「薄野200はいつも初めての人多いんだよ。」とのこと。

7時ちょっと前にスタート。色々見覚えのあるところを通って定山渓に向かう。
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豊平川の川床に魅了されたり

通過Chk.1(25.2km)セイコーマート定山渓温泉店
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08:25着(撮影:エイコさん)

定山渓からじわじわ登って定山渓ダム。SR600支笏洞爺以来三週間ぶり。時間帯が違うとやはり景色もかなり違って新鮮。
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穏やかで鏡面のような湖水

定山渓ダム・さっぽろ湖を過ぎ、じわじわ登る長い坂道の先、朝里峠を越える。
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朝里峠トンネル通過

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朝里ダム堤体上から下流のループ橋を見る
三週間前より遠景がくっきり。

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ループ橋を駆け下る(撮影:チコリンさん)

朝里から小樽に向けて海沿いのじわじわ登る坂道を登る。
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真っ青な石狩湾

坂道を下った先が銭函の街。ほどなく最初のPCに到着。

PC1(75.4km)セイコーマート小樽銭函店
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11:15着(Close12:00)
ここで小径車のブロンプトンで参加していた人に「【きのこの山300】にもでていましたよね?あの時ゴールで一緒だった者です!」と声を掛けられた。きのこの時はロードバイクでの参加だったけれど、今回はミニベロでの参加なのだとか。「あの時はしんどかったですよねえ。」なんぞとしばしきのこの山300の思い出話なんぞを。

長居せずリスタートしたけれど、直後にお蕎麦屋さんの看板を見かけたのでそちらにお邪魔して海を眺めつつ天丼と温そばのセットをいただいた。
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その名も『海景庵』
美味しゅうございました。

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石狩河口橋を渡る
魅惑の斜張橋。

PC2(118.1km)セイコーマート厚田店
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13:48着(Close14:52)
小さな店舗なので長居せずリスタート。

当別ふくろう湖に向かう道は最初にしっかりした登りがあってその先は尾根筋のようなアップダウンが繰り返される森の中の道で、なんとなく奥武蔵グリーンラインを連想した。
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当別ふくろう湖

ふくろう湖沿いを下るのではなく一旦東に向かって月形町へ抜ける。
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旧札沼線・月ヶ岡駅跡付近

収穫が終わった畑の向こうに鮮やかな黄色。
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秋咲きひまわり畑の黄色が映える

PC3(160.5km)セイコーマート新篠津店
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16:06着(Close17:44)
満面の笑みでクレープをいただくおっさん(撮影:タケダさん)
※クレープはPCのコンビニとは無関係の店舗のもの。

徐々に日が暮れて来たけれど思ったほどには気温が下がらなかったので助かった。
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石狩大橋で石狩川を渡る

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江別から札幌市街地の夜景を眺める

札幌市中心部に差し掛かり、コースは豊平川サイクリングロードを進むことになるのだけれど、入り口で間違い、出口も間違い、やたらとミスコースを連発してしまってかなりの時間をロスする羽目に。
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それでもどうにかコースに復帰して薄野を抜ける

Finish(201.7km)ローソン大通西十丁目店
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18:51着(Close20:30)
特に問題が無ければ11時間51分で認定がいただけるはず。お疲れ様でした。

ゴール後ホテルに移動してチェックイン、入浴と着替えを済ませて焼き鳥店へ。チコリンさん、R札幌代表タケダさんと三人で【アフター薄野200】を開催、楽しい時間を過ごさせていただきました。

翌朝無事ブルべカードを投函し、北広島の宿舎に帰着したのでわたしの【BRM1009札幌200km薄野】は無事終了。朝から晩まで中身の濃い、楽しいいち日でした。
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ブルべカード投函の儀

主催してくださり、開催中も各所で撮影や安全確認等ご尽力いただいたR札幌スタッフ、関係者のみなさまに感謝。
参加したみなさまお疲れ様でした。大きな事故怪我は無かったと伝え聞いていますのでわたし同様楽しめていたら良いですね。




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2022Oct06Thu

【二度目の】SR600 支笏洞爺 走行記録-5/5【ツーリスト】 

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支笏湖周辺は
ボチボチ紅葉が始まっていた

<実走行ログ:2022/09/19>


PC18(Goal)までの残距離は約150km、スタートは17日の2:00なのでランドヌール部門でのゴールクローズは19日の14:00となる。ホロホロ峠と支笏湖からオコタンベ湖に向かう坂道があるものの基本的には急坂はほとんどなく、全体的には走りやすい区間なのでグロスAve.を16KPHで計算したら所要時間は9時間20分ちょい。安全を見込んで10時間として4時にリスタートする計画だったものの思いの外準備に手間取り実際にスタートできたのは4時20分頃のこと。これだと16KPHで押せてもゴールクローズまで20分を切る頃の到着となってしまうのでなかなかシビアなタイムテーブル。
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リスタート:9/19/04:20頃
ほぼ雨は降っていない状態だったけれどいつ降られても良いようレインウェア(上衣)を着込み、シューズカバーも装着した状態。走行途中で着込むと時間のロスに繋がるし。シューズは宿の人がひと晩扇風機に当ててくれていたおかげですっかり乾いていた。

まずは海沿いの国道を東へ。途中、駐在所の前で向かい合わせに立っている警官のマネキンでネタ撮影。
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題して『見つめ合うふたり』
このネタはいつもやってみたいと思っていたのだけれど通りかかる時には必ず交通取り締まり待機中のパトカーが停車しているのでなかなか実行できなかった。

白老大橋交差点を左折して北上、緩やかな登り坂をじわじわ進む。まだ朝早いので交通量はほぼゼロに近い。路面はセミウェットながら空から雨粒が落ちてくることも無く、着込んだレインウェアで蒸すほどの気温でも無いので色々ありがたい。

ホロホロ峠はそのアプローチが緩勾配なのでどこをスタートとして認識しておくべきか曖昧なのだけれど、峠の沿道は沢や滝が多いので非常に嬉しい峠ではある。
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トドマツ川

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清流の滝

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小さな沢を幾つも越える

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イワナ沢(だったと思う)

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谷間を霧が埋めている

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以前登った時はここがピークだと思い込んだ

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峠ピーク近くの白滝

PC16(505.1km)ホロホロ峠
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【伊達市(大滝区)カントリーサイン】2022/09/19/07:05着
残り110kmちょいでクローズまで約7時間。この先下り基調なことを考えると無理なく走り切れる距離、時間。

幸いなことに雨は降っておらず、路面はセミウェットからほぼドライに近いくらいになっていたので気分の良い下り坂を一気に駆け降りて三階滝へ。

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雨で流量が増した分迫力満点

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下流側はうっすら霧が漂う

三階滝からしばらくは気持ち登り基調緩やかなアップダウンが続く。
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きのこ王国は残念ながらまだ営業開始前

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ホロホロの恵で給水

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トイレが24時間利用可能なのは地味にありがたい

きのこ王国をリスタートしたら長らく通行止めだった美笛峠。但し西からのアプローチではクライムプロが立ち上がらないくらいのゆるゆるな坂道。
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峠で記念撮影

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支笏湖に流れ込む側の千歳川

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コース名にちなんで記念撮影
この辺りもそこかしこにカタツムリの姿。

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支笏湖南岸から東岸へ
紅葉が始まりかけていた。

支笏湖温泉を通り過ぎ、湖畔の道を北上する。
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周囲の山々は雲に隠れていた
湖自体は雲も霧もかかっておらずその全域が見渡せるのに周囲の山々だけが雲に隠れて見えなくなっている状況というのは記憶に無い。そう多く訪ねた経験がある訳でもないけれどなかなか珍しいシチュエーションなのではなかろうか。

道は湖畔から離れ、オコタンベ湖方面に向かう急坂区間に差し掛かる。途中の支笏湖展望台で湖を眺めつつリスタート時に買っておいたおにぎりで補給。
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景色が良いとやっぱり旨い

シャリシャリとかなりかなりイヤな摺動音がしていたのでリスタートしてから坂道を登り切ったところでオコタンベ湖への分岐のところでチェーンに注油。
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すっかり油が流れ落ちてしまっていた
この先は何度か走ったことのある馴染みの区間なので大体の所要時間も読めるしあまり焦らず走れるので気持ちが軽い。気分良くダウンヒルをすっ飛ばして白扇の滝を通り過ぎ、ラルマナイの滝へ。

PC17(584.4km)ラルマナイの滝
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【恵庭渓谷からの観光めぐりマップ】11:40着

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マップのある場所から下って記念撮影

来た道を引き返し、支笏湖から札幌市内へと向かう道に再び合流。
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いよいよ最後のクライム区間スタート

坂道を登り終えたらいよいよ札幌市域に。
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戻って来た~~~。

真駒内に差し掛かった頃には軽く日が差して来たりしたのでレインウェアをパージしてしまおうかとも思ったけれど、残距離と残時間を勘案するとあまり余裕がある訳でも無いので時間を無駄にすることなくゴールに向かうことに。
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すっかりお馴染みになった佛願寺の大涅槃像

真駒内から先は札幌市中心部には向かわず藻岩山の麓をなぞるように北上し、ゴールの琴似に至る。ところが円山公園付近まで来た時に、それまで晴れ間すら覗いていた空がにわかに掻き曇って大粒の雨が落ちて来た。ゴール直前になって今までで一番激しい雨に打たれる羽目に陥った。
いやはや、レインウェアをパージしないでおいて幸いだった。

信号峠と大雨のお陰でペースが落ちてしまいながらも無事ゴールに到着したのはスタートしてから59時間35分となる13時35分のこと。
PC 18・Goal(617.6km)JR琴似駅
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【西口】13:35着

この時点では『59時間35分での完走=ランドヌール部門認定』だと信じて疑わなかった訳ですが、スタート時刻9/17/0:00→2:00の修正申告漏れの為公式記録上は61時間35分となって『ツーリスト部門での認定』という結果になったのは走行記録01冒頭に記した通り。とはいえこういうしくじりがあっても曲がりなりにも認定がいただけるというのは非常にありがたいものです。(と、ゴール地点錯誤の為認定がいただけなかった女川龍飛1000kmを思い出しつつ)

旅の相棒もすっかりくたびれた様子。
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てるてる坊主に雨具を着せているから降られるのか

駅入り口で雨を凌いでいたチコリンさんがお出迎えくださってゴールのお土産までいただいてしまった。
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チコリンさん撮影

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いつもありがとうございます!

駐車場に移動し、レインウェアをパージして自転車を積み込み、まずはチコリンさんにいただいたものを味わう。
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クリームブリュレ、大変美味しゅうございました

取り敢えずゆっくりお風呂に入りたかったのでお気に入りの森のゆに立ち寄ることにして移動開始。途中で目にしたラーメン屋さんに吸い寄せられるように立ち寄って、前日からのラーメン欲を満たして心が腫れた。
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暖まりそうなので味噌ラーメンを
カウンター席両隣の客が食べていたチャーハンも捨てがたかったけれど、洞爺湖からずっとラーメン食べたかったし、ゴール間際で本降りの雨に打たれてしまってその思いがさらに強くなったのでこちらをチョイス。
美味しゅうございました。

そして計画通り森のゆに立ち寄り、温泉に浸かってまったりと身体を癒して宿舎に帰着してわたしのSR600支笏洞爺は完了となりました。

コースを立ち上げ、運営してくださっているAJ北海道スタッフ様方に感謝の念を抱きつつ。来年以降また、今度こそランドヌール部門で完走する為にお邪魔します。

SR600 支笏洞爺 走行記録 了





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2022Oct05Wed

【オロフレ峠は】SR600 支笏洞爺 走行記録-4/5【白かった】 

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SR600と言えば晩ごはん(個人の主観)
なので二泊目の晩に全振りした結果
白老牛のすき焼きと鉄板焼き


<実走行ログ:2022/09/18>


ウィンザーホテルからは洞爺湖に向かって下る。途中ショートカット的な脇道があってそこが本コースだったのだけれど濃霧に気を取られて曲がり損ねて引き返す。
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前方から来て左の方に逸れなければならなかった

道幅は狭く路面は荒くしかもウェットな上濃霧で視界が悪い。
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ディスクブレーキで本当に良かった
今回何度そう感じたことか。

洞爺湖畔に出たものの湖上は濃霧に覆われているので記念撮影する気力も湧かずそのまま。
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洞爺湖の画像はこの2枚だけ

かなり冷え込んできて無性にラーメンが食べたくなったものの全身濡れ鼠状態ではお店に入るのははばかられる。仕方がないので洞爺湖温泉のセコマに立ち寄りカップ麺で我慢。
相変わらず雨が降り続き、雨粒が多少大きくなって霧雨から小雨に遷移した感。さすがに身体がラーメンを欲するくらいには冷えて来ているのでしばし思案の後レインウェアではなくウィンブレを着込んでリスタート。天候が雨ではなく時間に余裕があったら足湯にでも立ち寄りたかった。。。

コースは湖畔を離れ昭和新山を越えて伊達市街へ。ぐんぐん下るダウンヒルはこの先の折り返しを思えば気が重くなるものの、折り返しは昭和新山越えする訳でもないのでそういった意味では若干気が楽。
PC13(397.1km)伊達神社
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【伊達神社鳥居】14:30着
滅多に来ない神社なので御朱印帳を持参すれば良かったと思ったけれどうっかり水没したらわやだしまあ仕方がない。

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霧に煙る景色

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相変わらず路上にはこいつらがうようよいる
路面が完全にウェットになったので数が増えた。そして潰されてしまった残骸もあちらこちらに。

伊達市街からの緩い登り坂を登った先、大滝を抜けて支笏湖へ向かう道とオロフレ峠を越えて登別に抜ける分岐をオロフレ峠方面へ。いよいよこのコースでの最大標高区間に挑む。
北側からオロフレ峠にアプローチするのはきのこの山300km以来二度目で、一般には北側からの登りの方がきついと言われているようだけれど積丹400kmの時白老のPCでスタッフのデカ長氏が「どっちでもキツいことには変わりがないですよw」と笑っていて、いざ登ってみたら確かにその通りだった。

そんな北側からの登りを小雨に打たれながらよたよた登る。この区間と翌日のホロホロ峠は晴れてしまわなくて助かったのかもしれない。晴れてしまったら多分ボトル2本では水分が足らない。時折10%前後となる厳しい坂道だったはずなのに気圧の関係でEdgeの勾配表示がバグってしまっていて明らかな登り、それも10%前後だと体感でわかる坂でもマイナス表示になったりしているのでこの日は全く役に立たなかった。
霧&雨のお陰で眺望は全く楽しめないので淡々と登るしか無くそうして淡々と『ペダリングマシーン化』していたら思いの外あっさり(主観)ピークに到達。オロフレ峠北側からのアプローチはピーク付近が緩勾配になる。
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ピークから更に緩やかな登りで展望台へ
過去二度ブルべ中に通りかかってはいるけれど、さすがに往復5kmを越えると寄り道には躊躇する。どちらの際もホイール径21inのきたひろくんでの通過だったし。

分岐から(気持ち登り基調かな?)と思う尾根筋の道の先に駐車場と展望台。道の先には崩落しかけの旧道があってガードレールで封鎖されている。

チコリンさんに教えていただいた旧道の情報がある動画。
旧道時代に走ってみたかった気になる。

PC 14オロフレ峠展望台(429.3km)
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【支笏洞爺国立公園 オロフレ峠看板】17:10着

『絶景スポット』オロフレ峠展望台からの眺めは驚きの白さであった。
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どっちを見ても真っ白

景色を眺めながらいただこうと持参した補給食のちくわパンを取り出し、真っ白な景色を愛でつついただく。
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これはこれで味わい深いものがある
ちくわパンを食べ終えて引き返す。ここで17時なので倶多楽湖に到着する頃にはすっかり日が落ちてしまう。朝ちゃんと起きずにダラダラ過ごしてしまったことを後悔し始めていた。夏場なら19時過ぎまで明るかったけれど9月のこの時期ではなあ。

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駐車場公園付近からの方はそれなりに眺めが良かった

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オロフレトンネルを抜ける

オロフレ峠から登別までは気分の良いダウンヒルが大部分だけれど気分の良くない登り返しもそれなりにある。雨脚が徐々に強まって来てほぼ本降りに近い。

登別の地獄谷手前で宿に連絡。
「すみません、到着が19時を回ってしまいそうなんですが。」
「何時頃でしょう。食堂の利用時間が20時までとなっておりますのであまり遅いとこちらも少々都合が悪くてですね。。。」
「19時半までには到着できると思います。」
「それですと到着後すぐのお食事となってしまいますがよろしいですか。」
「大丈夫です。自転車で伺うのですが雨を避けられる置き場ありますか。」
「玄関前の軒先なら雨かかりません。」
電話を切って先を急ぐ。途中目の前の道のど真ん中に一頭の鹿が佇んでいたけれど大声で怒鳴りつけてみたら林の中に消えて行った。

すっかり本降り、真っ暗な中狭い道を進む。中途半端に明るい時間帯だと観光客の車の往来があるだろうし、対向車が来てもライトがわかり辛かっただろうけれど、完全に日が落ちた状態なら対向車はすぐわかる。とはいえ結局対向車は一台も来なかった。後続もだけど。
PC 15倶多楽湖(453.2km)
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【神秘の湖クッタラ湖」看板】18:35着
最低でもあと一時間早く岩内をリスタートすべきだったとこの時後悔した。

予定通り19:25頃宿に到着。宿の方が出迎えてくださった。
「ご予約のとり(仮名)様ですね?」
「そうです、食事すぐですよね?着ているもの濡れちゃっているけれど大丈夫ですか?」
玄関でバスタオルを手渡してくれながら
「食堂ではなく宴会場にお食事のご用意をさせていただきます。そちらなら遅くなっても問題ありませんので、まずはお風呂で温まって下さい。ただし広い畳敷きの宴会場でおひとりだけの食事になりますが良ろしいですか?」
「全然問題ないです!」
「(わたしが脱いだシューズを拾い上げ)靴はお預かりします。乾くかどうかわかりませんけれどひと晩扇風機に当てておきますね。」
すさまじくありがたい。
施設はやや古びているものの浴場は内湯、露天とも広々としていて非常に気分が良い。先述の通り従業員の対応も非常に良いので是非また利用したいもの。
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ホテルほくよう・広々としたお部屋

軽くひと風呂浴びて宴会場へ。言われた通りだだっ広い畳敷きの広間の隅っこにひとり分の食事の用意がしてあった。頼んでおいた食事のコースは白老牛のすき焼きが含まれた一番贅沢なものだったのだけれど更にオプションで白老牛の鉄板焼きを追加。SR600は晩ごはんで贅沢をすべきというのが持論。
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とはいえこんなにひとりで食べきれるのか?という量

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白老牛のすき焼きと鉄板焼き

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ごちそうさまでした
大変美味しゅうございました。

意外とすんなり片付けられてしまって自分でもちょっと驚いたけれどさすがにお腹がキツい。軽く食休みの後のんびり温泉に浸かって布団でぬくぬく。
明日はいよいよ最終日。





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2022Oct04Tue

【霧雨の中の】SR600 支笏洞爺 走行記録-3/5【激坂登り】 

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今回のコース上
あちこちに這い出して来ていたカタツムリ
うっかり気を抜くと踏み潰しそうで
結構気を遣った走行になった

SR600 支笏洞爺 走行記録-2/5 より
<実走行ログ:2022/09/18>

4時頃目覚めてちょっとダラダラ過ごしてしまい、結局しっかり起きだして前夜買い込んでいた朝食をしたため、ホテルをリスタートしたのは6時丁度頃。
約12時間後にちゃんと起きなかったことを後悔する羽目に陥ったのであった。
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リスタート:09/18/06:00頃
車庫のシャッターを開けてくれたホテルの人が気を利かせて「どうにか今日はお天気持ちそうで良かったですね!」と言ってくださったけれどそれは岩内周辺でのこと。天気予報を確認してみた限りではルート上は遅くとも昼過ぎには降り始めて以後白老町で押さえた宿に至るまでずっと雨が続くような感じだった。

まずは岩内市街地を離れて新見峠方面へ。四年前AH2400の際には雨に打たれながら下って来た道である。
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交通量が少ないので気分良く登れる

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蕎麦畑は収穫間近

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まっすぐ進むとPC8(神仙沼)である

のんびり進める緩勾配なので心の中であれこれツッコミを入れたりしつつ。
途中で気になった民家
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明らかにトマソンな扉

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カーブでバランスを崩してもそうはならんやろ

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道中いたるところに這い出していたカタツムリ
そしていたるところに自動車のタイヤに轢き潰された亡骸が点在していた。

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左右の木立はシラカバが中心

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泊原発方面
四年前に下った時は雨に打たれていたので景色を眺める余裕が無かった。こんな眺めの良い場所があったのかという感慨。惜しむらくはちょっと視界がぼやけてしまっているところ。快晴だったら見晴らしが良さそうだ。

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昨日からひたすらこの道(パノラマライン)を走っている気がする
まあ実際気のせいでは無いのですけれどね。

しばらく進んだ先で直進すれば神仙沼方面に行く道との分岐を右折し、新見峠方面へ。
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木立の合間からもう一度泊原発方面

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山の尾根付近には霧がかかっているような感じ

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徐々に行く手に霧
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四年振り二回目の新見峠ピーク
四年前は逆向きの通行だった。四年前の記憶なので当てにはならないけれど、多分この峠は岩内から登った方が楽。

ピーク付近で細かい雨がパラパラと。雨量も気温もレインウェアを着込むほどでは無いと判断できる程度。気分良くダウンヒルを駆け降りてこれまた懐かしい場所へ。
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【AH2400】の際写真チェックポイントだった新見温泉跡
当時はまだ建物が残っていたけれど、四年経った今ではすっかり取り壊されてしまっていた。栄枯盛衰、月日は百代の過客。

ピークだけの降りかと思いきや蘭越の街まで降りて来ても霧雨が続く。空の明るさを見るとじきに上がりそうな感じがしなくも無かったのでウェアはそのまま。
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尻別川に架かる豊国橋
赤い欄干の雰囲気が妙に気に入った。

しばらく進んだ先、左手に函館本線昆布駅。
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昆布駅舎

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記念撮影
乗客と思しき人がひとり、ふたりと集まって来たので時刻表を確認してみたらあと10分弱で小樽方面行きの汽車が来ることが分かったので待機。
入線して出発するところを跨線橋から撮影したのだけれど、何故かデータが飛んでしまっていた。折角待ったのにもったいない。

コースは昆布駅から函館本線を離れて森の中へ。緩やかに続く登り基調のアップダウン。相変わらずの霧雨の中淡々と進む。時折対向車と後続車が単発であるものの基本的にはわたしひとりが森の中の道を単独で進んでいる状態。霧雨ながら木々の梢から下生えに水滴が落ちるのでパラパラという雨音のような音が周囲に満ちているので決して無音ではないものの静謐な空気。

コースは更に細い脇道に入る。
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その名も『開拓地農道』

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その名が示す通りの最果て感漂う風景

緩やかな坂道を登って行った先、坂道の途中にPCがある。
PC10(341.6km)森林管理道新富線
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【森林管理道新富線看板】2022/09/18/10:04着
この先の民営林道には進まず引き返すのが今回のコース。

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霧に煙る寂寥とした景色

元来た道に戻り豊浦町方面へと進む。
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細かい雨が降りしきる中蕭々と草を食む

道幅は狭く路面も荒れ気味、しかも路完全にウェットのダウンヒルをおっかなびっくり下る。ディスクブレーキで本当に良かった。曲がり損ねてちょこっとミスコースをしたりしつつも20kmほどで次のPCに到着。
PC11(359.4km)豊浦湾展望公園入口
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【入り口ゲート】11:15着
この手前を横切るR37の交通量が多くてなかなか渡れなかった。

更に豊浦町中心部に向けて坂道を下る。
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室蘭本線貫気別川橋梁

豊浦町中心部から木谷向かう。先ほどPC11手前で渡るのに苦労をしたR37を地下道で渡る。
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ラーメン橋でR37を潜って渡る
『ラーメン』橋なのにラーメン構造では無い上、そもそも橋ではなくトンネルである。
その辺りの事情に関しては⇒こちらが詳しい。

ラーメン橋を潜ったらそのまま登り坂。狭い豊浦中心部を抜け林間区間に。しばらくはそこそこ交通量の多い道道を進んでひと回り細い脇道に入る。
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短いながらも厳しい坂道の始まり
霧が出ていたので先の方までは見通せなかったものの10%を超える勾配の直登は見通しが良かったら相当メンタルを削ってくれたに違いない。

相変わらず霧雨が降り続き路面はウェットなので時折横切るグレーチングを越える際に後輪が空転する。勾配が厳しい区間ではシッティングのままだと前輪が浮く。(冬場はこの道完全に封鎖だろうなあ。)そんなことを考えつつの登坂。まっすぐ進む脇道と大きく左に曲がる本線との分岐を越えると道幅は車がすれ違うのが不可能なくらいの細い道になる。そんな細い道を登っていたら前方から一台の車が降りて来たのでかなり焦ったけれど、タイミング良くすれ違い退避場所に差し掛かれたのでどうにか遣り過ごせた。この道で一旦足を着いたらそのまま押し歩きするしかない。

勾配が緩く踊り場のようになったヘアピンカーブを越えてしばらく進むと洞爺湖からホテルに向かうアクセス道路に合流する。片側一車線の整備された道だけれどまだもうしばらく、数百メートルほど登りは続く。

どうにかこうにか登った先には霧に煙ったホテル建物が見え、左手には駐車場。ようやくPCに到着。
PC 12(370.9km)ウィンザーホテル洞爺駐車場
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【ウィンザーホテル洞爺駐車場看板】11:40着
PC10からPC12まで、走行距離40kmに満たない区間に三つのPCが置かれている辺り『600km10,000m超UP』というSR600のコース構成要件を道内で実現すべく試行錯誤を繰り返したであろうコース作成者の苦労が偲ばれるのであるがこのウィンザーホテルに至る坂道だけはマジでクソであった。

ここまではでべそというか盲腸的な様相の折り返しPCが多いもののコース自体は走りやすく楽しいので広くおススメしてみたいと思ったものだったがこの坂道で考え方がガラリと変わった。まあ617kmとういう長丁場のほんの4kmなので取るに足らない誤差のようなものではあるけれど、そんな取るに足らない区間が翻意させてしまうことになった。それほどわたしにとっての印象は強烈。






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タグ: ロードバイク  ロングライド  ブルベ  AJ北海道  SR600  支笏洞爺 
2022Oct03Mon

【初めての】SR600 支笏洞爺 走行記録-2/5【ディア・アタック】 

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ニセコ大橋から眺めた
ニセコ駅と転車台越しの
羊蹄山の雄姿



道は赤井川沿いから余市川沿い、道の駅あかいがわから先は白井川沿いへと遷移。白井川の川床が白かったのかどうかは残念ながら確認できていない。平均勾配5%ほどの緩い坂をのんびり進む。
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パチンコ/スロ台みたいな名前の沢を越える
トンネルを抜けたらダウンヒル。

真北から羊蹄山に向かい、途中から転進してぐるっと時計回りに羊蹄山の麓を3/4ほど回るコースレイアウトなのでほぼ常時羊蹄山を眺めつつの走行になる。
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羊蹄山の眺めあれこれ

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個人的にすごく気に入った沢の合流部
こうして観るとどこがどうと説明しづらいけれどわたしの心の琴線に何かが触れた、

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京極町に入る

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エモい岩肌

道の駅名水の郷きょうごくに到着したのは丁度お昼時だったので折角だからレストランで昼食をと思って向かってみたところ店内は満席。とはいえ順番待ちはひとり客だけだったので大して時間はかからんだろうと判断して後ろに並んだ。
ところがフロア担当の従業員さんたちのオペレーションが傍から見ていても残念な感じでなかなか回転しない。列に並んで10~15分ほど経過してしまったけれど、むしろそこまで待ってしまったのでこちらも意地になってしまって離脱も出来ない。結局、そもそも並んだこと自体は措いておくとして離脱を踏みとどまったこの時の判断は間違っておらず、その後数分ほどでテーブルに案内された。
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道の駅名水の郷きょうごく・名水プラザ

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折角なのでお店『イチオシ』の生ラムジンギスカンを
美味しゅうございました。

食後に軽く道の駅に隣接しているふきだし公園内を散策。
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エモい吊り橋

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羊蹄山の伏流水が文字通り『噴き出して』いるところ
鳥海山の元滝も似たような雰囲気だったけれど、そちらの方は開けていない山中なのでもっと幽谷感がある。

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人はどうして小銭を投げ入れたがるのか

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湧水をその場で飲んでからボトルに補充
冷たくて美味しかったので保冷ボトルに補充すればよかったと後悔したのはすぐにぬるくなってしまったことに気が付いた、この30分後くらいのこと。

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『霊場』なので厳かな空気が漂う

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交通量が少なく気持ちの良い直線路独り占めの時間帯が続く

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留寿都村へ

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もうそろそろススキの穂が開く季節

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あちこちで見かけた葡萄畑

PC6(188.7km)遍照寺
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【入り口看板】14:01着

遍照寺から先しばらくは積丹400kmとルートが被る。
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羊蹄山は頂が雲の中

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『そのまんま』な名前の橋
実際には村と町だけれど、留寿都村の端っこという意味では合ってる。

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【積丹400km】と被る区間はここまで
その時は右折した交差点を直進してニセコ駅方面へ。

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ニセコ大橋と尻別川

ニセコ大橋から羊蹄山を眺める。
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ニセコ駅と転車台越しの羊蹄山
直前まで頂に雲がかかっていた羊蹄山だったけれどこのタイミングでキレイにその山容が拝めたので非常に満足。

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学生時代の設計課題を思い出させられるような建物
『ウィークエンドハウスの計画』とかいう課題でこういうプランを提出した同級生がいた。

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そば畑はもうじき収穫期

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懐かしい『新見温泉』の名前
温泉自体は既に存在しないのにこうして標識に名が残ってしまうのもなかなか感慨深いものがある。埼玉の方で良く利用する道に同じようなところがあったな。

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チセヌプリ(山)を指してじわじわ登る

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ゆるゆる登りながらちくわパンで補給

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徐々に濃くなる霧

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ピークに到達

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登り返しを考えるとあんまり嬉しくないダウンヒル

PC7(235.4km)神仙沼レストハウス
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【ニセコ神仙沼自然休養林石碑】17:13着
売店の営業時間内(~17:00)に間に合わせる気だったけれど少々及ばず。

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そこそこ天気が良い

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神仙沼付近の湿原

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緑が目に優しい

折角下った坂道を再び昇り返すので地味にメンタルに来る。
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更に霧が濃くなった中ピークを越える

来た道を引き返し、途中で左に曲がって五色温泉前を通過。当初はここでの宿泊も検討したけれどひとりだと夕食付の宿泊プランが無かったので断念した経緯がある。周囲にコンビニなんか無いし。
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五色温泉

五色温泉からしばらく登って下ってPC前へ。
PC8(257.6km)HANAZONOリゾート入り口
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【入り口看板】18:20着
短い距離ながらここからも折り返しの登りがある。

すっかり日が暮れたなか緩やかなアップダウンを進む。翅幅が15cmくらいありそうな大型の蛾がひっきりなしに体当たりをしてくるのでかなり鬱陶しく思いつつ長い下りに差し掛かったところ、前方の路上に二頭の鹿、おそらく母子の姿を発見。蛾に気を取られてしまっていて発見が遅れてしまった上に結構な速度が出ていたので急減速&大声を上げて鹿を追い払おうとしたものの、こちらが避けようとした方向に跳ねてくれたので横っ腹に激突、あおりを受けて路面に仰向けに倒れ込んでしまった。生まれて初めて経験した鹿クラッシュ。

Okhotsk 1300kmの時は全区間を通して一頭しか見かけなかったし、今回心配していたスタートから夜明けまでの区間でも全く見かけなかったため完全に油断していたけれど、日が暮れてからの北海道における走行では常に鹿との遭遇を想定しておかなければならないと改めて。とはいえこの日ぶつかった一頭と一緒にいたその子供を勧請に入れても翌日までの三日間で目にした鹿はたったの四頭で、そういった意味では悪い方に引きが強い状況ではあった。
それでも幸いにして速度はギリギリまで落とせていたのでほぼ立ちゴケに近い形だったため自転車にも身体にも大したダメージは無いようだったので起き上がってリスタート。
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岩内の夜景

長く緩い下り坂を進み、途中100均に立ち寄って小物を調達してからPCへ。
PC9(284.5km)道の駅いわない
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【案内看板】20:05着

宿泊予定はPCから目と鼻の先、コースからも100mほどしか離れておらず目の前にコンビニ(ファミマ)がある好立地なホテル
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ホテルいのう

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施錠可能な車庫に自転車を預かっていただける

チェックインを済ませて早速ウェア類の洗濯をすべく脱衣したところ反射ベストに転倒落車ダメージが結構な勢いで刻まれていたことが判明。
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不幸中の幸いは他のウェア類はほぼ無傷だったこと

コインランドリーでウェアの洗濯をスタートしてから向かいのファミマで夕飯と朝食の調達をして部屋に戻ってからシャワー。
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更に浴槽に冷水を張って主に下半身のアイシング
洗濯済みのウェア類を回収、室内に干してベッドに潜り込んで、決して『無事』とは言えなかったものの走行による疲労以外さしたるダメージを負うことなく初日終了。




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タグ: ロードバイク  ロングライド  ブルベ  AJ北海道  SR600  支笏洞爺 
2023Feb09Thu

【一年振りの】SR600 支笏洞爺 走行記録-1/5【SR600】 

※完走時点で本人は59時間35分で60時間制限の『ランドヌール部門』完走だと思い込んでいましたが、スタート時刻の申告を9月17日0時→2時に変更するのを忘れていた為公式記録的には61時間35分となり、『ツーリスト部門』での完走ということになりました。良い子のみんなはスタート時刻の修正申告忘れちゃダメだぞ、おじさんとの約束だ!
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定山渓ダムの下流には
札幌市街地の夜景

当初5月いっぱいだった北海道滞在予定がずるずる間延びし、当初は5月で一旦引き上げてから8月に再度北海道入りして8月末引き揚げ予定だったものが5月では引き揚げずに8月末まで通しで滞在することに変更になった時点で夏季休暇期間中にOkhotsk 1300kmを走る計画を立て、完走して業務を片付け8月末で引き揚げという算段。ところが8月に入った頃には8月末での引き揚げも怪しくなり、少なくとも9月末まではいることになりそうだということが確定した時点でSR600 支笏洞爺のエントリー手続きを済ませ、社内外に根回しを済ませて9月17日-19日までの日程を押さえ、それに伴って宿も確保。昨年7月に走ったSR600 Fuji以来1年振りのSR600。

『概要』で既に触れている通り、当初の計画では0期スタートのつもりでいたものの、金曜日の業務を早めに切り上げられそうになかったのでスタート前の仮眠時間確保を優先したスケジュールとして2時間後ろ倒しで計画の立て直し。19時頃業務を終了し、宿舎に戻って入浴夕食最終準備を済ませ、自転車ヘルメットシューズその他はあらかじめ車に積み込んで21時になる前には就寝。24時過ぎ頃起きて着替えその他を済ませて3、40分後、一路琴似駅を指して移動。一時間弱で予定していた駐車場に到着。
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琴似駅至近の走行式立体駐車場


少々時間が余ったので駐車場1Fにあったコンビニでホットコーヒーを購入し、車内ですする。深夜スタートなので念のために眠気対策として月曜日からカフェイン絶ちをしていたのでカフェインの効きに期待。コーヒーを飲み干して駅前に移動、2:00丁度頃証跡画像を撮影し、ツイートを流して2:04に2泊3日の自転車旅のスタート。

PC1・Start JR琴似駅
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【西口】2022/09/17/02:04

<実走行ログ:2022/09/17>

天気予報では札幌市内、17日は終日曇りとのことだったけれど札幌市域が広すぎるのであまりアテにならない。とはいえ市の中心部の路面はドライ。
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未明の住宅街を抜ける

スタートして10kmも走らない内にスタート後最初のPCに到着。
PC2(9.7km)こばやし峠
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【峠石碑】02:50着
かつて参加した【きのこの山300km】の際きたひろくんで登った時は結構しっかり疲れた気がするのに、拍子抜けするくらい簡単にピークまで辿り着けてしまった。ロードバイクとはいえSR600用にあれこれ装備して結構な重量になったエースくんでこれだけ登れるのはやっぱり1週間前の箱根200km、特に終盤のやまゆりラインでそこそこ追い込んだからなのかもしれない。

市街地から定山渓まで、こばやし峠を含むこの区間はほぼ【きのこの山300km】と同じルートなのだけれどやはり明るい時間帯と未明とでは全く印象が違う。とはいえアップダウンの感じは大雑把ながら身体が覚えているようで(そうそう、この坂通った!)という感覚。雨は降っていないものの路面はセミウェット。スタートが0時のままだったらあるいは降られてしまったのかも知れない。
小金湯温泉からR230に合流し、緩やかな登りを進んで定山渓温泉街を通過、温泉街の外れからR230を離れて豊平峡方面へ。R230よりは多少急な、それでも緩やかな勾配の登りを淡々と進んだ先がPC3。
PC3(36.25km)豊平峡ダムゲート
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【ゲート横看板】04:18着
ここから折り返して緩やかな下りを楽しむ。

定山渓温泉まで引き返し、温泉街中心部から今度は北に転進する。じわじわ登る坂道の先に長いトンネル
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長いトンネルを抜ける

トンネルを抜けるとそこは定山渓ダム。以前から一度訪れたかったのだけれどなんだかんだ行けずじまいになっていた。
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静かな湖水

堤体天端の道路を進むと半ばほどのところに2mほど高くなった展望台があったので上がってみた。
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定山渓ダム堤体天端道路

囂々という水音が谷あいに響き渡る。下方に目をやると勢いよく放水していた。少し視線を上げると札幌市街地の灯りが見える。
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展望台から放水を見下ろしつつ視線を上げると札幌市街の夜景

展望台から降りて先に進む。再びトンネルを抜けると先ほど堤体上から眺めた場所。
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先ほどはあちらからこちらをながめていた

スタート早々あんまりのんびりして余裕ぶっこきまくるのもどうかと思い直し、そそくさとリスタート。さすがに交通量が非常にまばらな湖畔の道を行く。緩やかな登り坂。
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人工物が視界に入らない

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水没した道路

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前方谷あいには軽く霧が立ち込めている様子

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朝里峠沢川を何度か渡る

木々に囲まれ静まり返った早朝の山道をのんびり進む。
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気分良く登れる緩勾配の峠道

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札幌国際スキー場
そういえばその昔チコリンさんに連れて来ていただいたことを思い出した。

札幌国際スキー場を過ぎるとやや勾配がキツくなるけれど、呪詛の言葉が漏れ出るほどでも無かった。ピークのトンネル(朝里峠)を抜けたら気分良く下れるダウンヒル。下った先には再びダム湖。
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オタルナイ湖

しばらく下ったところにダム。記念にいち枚撮影してから堤体天端を半ばほどまで移動して湖と堤体を眺める。それにしても定山渓ダム・さっぽろ湖から朝里峠沢川沿いを遡上して朝里峠を越えたら今度は朝里川沿いを下って上流側から朝里ダム・オタルナイ湖に至るので分水嶺を越えた感覚を味わえる。
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朝里ダム・オタルナイ湖

下流側に目をやるとループ橋越しに薄っすら小樽方面の街並みと海が見える。
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ループ橋越しの街と海

引き返してループ橋を下る。
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ループ橋

ダム正面を横切るように道が続く。
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堤体の端から端まで進む感じ

坂を下り小樽市郊外の住宅街に差し掛かったところで針路が西に。このコースは小樽市中心部の外縁をなぞるように進む。
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一部紅葉が始まっていた

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小樽の消火栓は青い
小樽市全域でこの色なのかと思ったけれど、少し進んだ先には赤いものもあったので同じ市内でも地域によって異なるようである。

住宅街が途切れたところからいきなり始まる林の中の坂道を登り切った先がPC。部分的に厳しい勾配があったものの総じて走りやすい坂道。
PC4(92.6km)天狗山ロープウェイ駐車場
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【一般車両進入禁止看板】07:47着
一週間ほど前に走ったぜっとさん「これってロープウェイ使って登って来られるんじゃないの?」と言っていたけれど確かに。とはいえ登り坂自体それほど距離が無いから輪行しなければならないロープウェイ利用時の方が普通に走るより時間を食いそうだし、距離が短いから節約できる労力も知れているからロープウェイ利用時のメリットをデメリットの方が遥かに上回りそうだ。

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右は小樽港方面

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小樽港をバックにいち枚

このPCも来た道を引き返すパターン。まあそれでも『登った先のピークが折り返し地点』ならまだマシだということを予習不足だったわたしはこの時理解できていなかった。
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登って来た道を引き返す

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『フルーツ街道』って広域農道にありがちな名前ではある

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『フルーツ街道』らしいトンネルの装飾

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ハウスの向こうに海

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きのこってフルーツだったっけ?

小樽市から余市町にコースが移った途端に畑の様相が変わって来る。余市と言えばワインの産地でもあるので左右に葡萄畑が広がるようになって来た。
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路傍に葡萄畑が点在するコース

田園地帯の緩やかなアップダウンを進んでいた時に進行方向左手に小さな神社が見えて来た。なんとなく鳥居の扁額に目をやってみると『登神社』の文字。(珍しい名前だなあ。。。)と感じながら一旦はスルーしたものの思い直してUターン。考えてみたらSR600走行中お詣りをするのにこれほどぴったりな名を持つ神社は他にあるまい。実際にはこの周辺が『登』という名の集落だったから地域の鎮守としての存在ではあるもののやはりここはお詣りしておこうと。
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登りの多い道中の安全祈願

安全祈願を済ませてリスタート。緩やかに登る坂道をのんびり進むと冷水峠、そして赤井川村に入る。
PC5(122.3km)冷水峠カルデラ展望台
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【展望台石碑】09:29着
結構のんびり走っている割にはここまでのグロスペースは16KPHを上回っている。なかなか順調なので気分が良い。

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カルデラを見渡す

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カルデラの底に向かって快適なダウンヒル

赤井川の街でセコマに立ち寄り水分補給の後リスタート。カルデラから流れ出す赤井川沿いに進んでカルデラの外へ出るので外輪山越えの峠道はない。
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赤井川だけに川床が赤い
いや、名の由来が本当にそうなのか知らんけど。






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2023Feb09Thu

【6本目の】SR600支笏洞爺 走行記録 概要【ランドヌール認定】 

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余市町内のコース沿いにあった
その名も『登神社』
SR600走行中にお詣りするのに
これほどありがたい名前の神社もそうそう無い

《Day-0》
思いの外北海道滞在業務が長引いてしまっている現状。元々Okhotsk 1300kmを走り終えたら2022年の北海道でのブルべ参加は打ち止めと考えていたものの、その【Okhotsk 1300km】をスタートする数日前辺りにはどうやらまだしばらく滞在が延びそうだということがはっきりし始め、更に9月の三連休の片方は暦通り休める見通しが立って来たので9月17日から19日までの日程でSR600支笏洞爺を走ることに。

ACPの管掌を離れたのでデザインが変わった新しいブルべカードとフレームタグ。
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エースくんでのSR600は初めて


【備忘録】
◇タイムテーブル(距離、標高共実績ベース)
当初計画は00:00スタート。前日及び完走後の業務との兼ね合いで02:00スタートとなったものの結果的に当初計画通りの走行がわたしには最適なのだと確信した。
・8月17日:Start 02:04→Goal 20:16(290.4km/4,755UP)
・8月18日:Restart 06:10→Goal 19:23(191.9km/1,909UP)
・8月19日:Restart 04:20→Goal 13:34(149.7km/1,762UP)
※気圧の関係で特に2日目の上昇量データがおかしいので参考値
(体感的にはこの数値の約1.5~2倍で、地図計測してもそのくらい。)
◇装備・携行品
・ライト:Volt 800(+予備バッテリー)・RN 1500(+予備一灯)
・尾灯:オムニ 3 オート+ Flare 1(+ヘルメット尾灯)
・GPS:eTrex 30x+Edge 530
・カウベル(消音機能付き)
・予備電池類各種、モバイルバッテリー
・工具類(ハンドポンプ、タイヤレバー、マルチツール、クイックパッチ他)
・チェーンオイル
・キッチンペーパータオル
・タイヤチューブ×2
・輪行袋
・涼感長袖インナー+半袖ジャージ(AJたまがわ)+ビブショーツ(AJ 2019)
・レインウェア上下
・シリコンシューズカバー
・ウィンドブレーカー
・フルフィンガー薄手オーバーグローブ
・アイウェア(調光)
・宿泊時衣類(Tシャツ、短パン、ネオプレンルームシューズ他)
・液体洗剤
・デジカメ:GRⅢ・WG7
予備バッテリー、電池類は『お守り』的な携行。
アクシデントなく計画通りなら毎晩しっかり宿で休めるので充電は都度可能だし、少ないとはいえコンビニはあるので電池類の現地調達もそこそこ容易。『お守り』という意味ではエマージェンシーシートの類も必要だったかと今にして思う。



《Day-1/3》
スタート予定時刻は02:00。金曜日の業務終了後、宿舎に戻ってほぼ終了していた出走準備の最後のまとめを片付け、食事入浴を済ませて21時から24時まで仮眠。約一時間の移動で琴似駅前の駐車場に到着し、少々時間を潰してから駅前に移動。2時を回ったところでスタート。

PC1・Start JR琴似駅
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【西口】2022/09/17/02:04
※【】内は証跡モチーフ、以下同


<実走行ログ:2022/09/17-19>

深夜の札幌市内の路面はセミウェット。こばやし峠はかつてきのこの山300の際、21インチのミニベロきたひろくんで登った記憶があったのでそれなりに覚悟して登った割にはあっさりピーク。
PC2(9.7km)こばやし峠
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【峠石碑】02:50着

定山渓から中山峠に向かう途中、定山渓温泉エリアを離れたら即左折して二つ目のPCへ向かう。
PC3(36.25km)豊平峡ダムゲート
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【ゲート横看板】04:18着
折り返してからは中山峠に向かわず、定山渓中心部に戻って定山渓ダム方面へ。

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定山渓ダム・さっぽろ湖

緩い坂道を登ってピークをクリアすると再びダム湖。朝里ダム・オタルナイ湖。
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ダム堤体から下流側のループ橋とその向こうに海
ダム湖を遡上して反対側のダム湖上流側からダムに至るので分水嶺を越えた気分に浸れる。

小樽市街地をかすめて天狗山へ。
PC4(92.6km)天狗山ロープウェイ駐車場
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【一般車両進入禁止看板】07:47着

天狗山から下って小樽から余市へ。山側を進むので補給ポイントがほとんど無い。途中、余市町内でステキな名前の神社を見かけたのでお詣り。
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その名も『登神社』
登りの多いSR600なので道中の安全を祈願した。

PC5(122.3km)冷水峠カルデラ展望台
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【展望台石碑】09:29着
カルデラ内の赤井川の街を抜け、赤井川沿いに下る。

京極町のふきだし公園に隣接した道の駅名水の郷きょうごくにて昼ごはん。
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生ラムジンギスカンのセット

食後にふきだし公園内を軽く散策
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名水を補充してリスタート

PC6(188.7km)遍照寺
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【入り口看板】14:01着
PC6から先、ニセコまでのしばらくの区間は積丹400で走ったコースと被るので予習済み。

ニセコ大橋を渡る際、ニセコ駅方面を眺める
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転車台とニセコ駅越しの羊蹄山

PC7(235.4km)神仙沼レストハウス
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【ニセコ神仙沼自然休養林石碑】17:13着
このPCは峠を越えた先にあって折り返すので地味にメンタルを削ってくれる。

PC8(257.6km)HANAZONOリゾート入り口
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【入り口看板】18:20着
ここもPC7同様下ったところがPCなので軽いながらも登り返しがある。

岩内までの30kmの間、10~15cmくらいはありそうな大型の蛾にやたらとたかられてしまって辟易としていて前方への注意がおろそかになっていたところ、ダウンヒルで道のど真ん中にいた鹿と接触、転倒落車するという『ランドヌールあるあるなアクシデント』に見舞われたものの幸いにして車体にも身体にも大したダメージが無く無事続行。

PC9(284.5km)道の駅いわない
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【案内看板】20:05着

PCから数百メートルのところにあるホテルに投宿し、初日は終了。
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岩内のホテルで反射ベストを脱いでみたら結構なダメージ
それでもほかのウェア類はほぼノーダメージ。

宿の目の前がコンビニだったので夕食、朝食をまとめて調達。


《Day-2/3》
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リスタートは6時過ぎ
早い時刻に目が覚めていたので最低でもあと一時間早く出るべきだった。

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四年振り二度目の新見峠と新見温泉跡
新見温泉後はAH2400の際の写真チェックポイントだった。

新見峠ピーク付近から細かい雨が降り始めた。雨雲レーダーにも反応しない程度の雨で気温はそれほど低くなかったのでレインウェアは着込まずそのまま進む。
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昆布駅

霧雨の中、周囲に人工物がほとんど見当たらない森林地帯を進む。
PC10(341.6km)森林管理道新富線
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【森林管理道新富線看板】2022/09/18/10:04着
最果て感あふれるPCだった。

霧雨の中慎重にダウンヒルを駆け下って行った先、20kmほどしか離れていないところが次のPC。
PC11(359.4km)豊浦湾展望公園入口
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【入り口ゲート】11:15着

次のPCまでほんの10km強だったけれどこの10kmがコース全体を通じて一番キツい。
PC 12(370.9km)ウィンザーホテル洞爺駐車場
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【ウィンザーホテル洞爺駐車場看板】11:40着
一旦足を着いてしまったらひたすら押し歩かなければならないことが明白だったのでとにかく堪えた。

途中洞爺湖温泉のセコマで補給しながら洞爺湖畔を抜け、一旦伊達市に向けて気分よく飛ばせるダウンヒル。
PC13(397.1km)伊達神社
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【伊達神社鳥居】14:30着
御朱印帳持って来れば良かったかな。

折り返して大ボスに向かう。ここもこばやし峠同様ミニベロのきたひろくんで登ったことがあるきのこの山300ので記憶にあるより楽に登れた。
PC 14オロフレ峠展望台(429.3km)
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【支笏洞爺国立公園 オロフレ峠看板】17:10着

晴れていれば素晴らしい眺望が開けたはずだけれど辺りは真っ白。他に観光客の姿が見えない展望広場で補給食のちくわパンをいただく。
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視界は全周真っ白

登別に向けてのダウンヒルは途中ちょこちょこ登り返しがあるいやらしい下り。登別の温泉街を抜け、日が暮れて真っ暗になった山道を淡々と進んだ先がこの日最後のPC。登別の手前から本格的な雨になった。
PC 15倶多楽湖(453.2km)
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【神秘の湖クッタラ湖」看板】18:35着
岩内のリスタートがあと一時間早かったら薄暗いながらも湖を眺められたはず。

狭くて路面が荒い上雨が降ってさらに危なっかしくなったダウンヒルを終え海沿いの国道を東にちょっと進めば二泊目の宿がある虎杖浜温泉。
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白老牛の鉄板焼きとすき焼きでテンション上がる
美味しいものを食べて温泉に浸かってすっかり満ち足りて最終日へ。


《Day-3/3》
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リスタート:22/09/19/04:20

海沿いの道をひたすら東進。この先札幌市内、真駒内付近まではこれまた小径車きたひろくんでの走行経験がある『予習完了区間』(⇒予習その壱その弐その参である。
PC16(505.1km)ホロホロ峠
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【伊達市(大滝区)カントリーサイン】2022/09/19/07:05着

超絶気分良く走れるダウンヒルの後、三階滝に寄り道。
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雨のお陰で流量が多い

『ホロホロ峠の予習』のきっかけとなった通行止めが解除になった美笛峠を越える。
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美笛峠で記念撮影

支笏湖をぐるっと約半周してオコタンベ湖方面へ。
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支笏湖は全域見渡せた

オコタンベ湖への分岐から先は気分良く飛ばせるダウンヒル。途中脇に逸れてPC。
PC17(584.4km)ラルマナイの滝
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【恵庭渓谷からの観光めぐりマップ】11:40着
このPCも折り返し。

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最後のクライム区間

最後のクライム区間が終了すると後はひたすら下りと平地。札幌市街地は信号ストップでなかなか思うようにペースが上がらないものの、ランドヌール部門でのクローズ(=60時間)に間に合わなくなるほどのことでは無かった。真駒内付近ではかなり明るくなって来たもののゴール手前5kmほどから土砂降りとなった雨の中ゴールに到着。
PC 18・Goal(617.6km)JR琴似駅
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【西口】13:35着
ゴールクローズまで25分残しの59時間35分にてゴール。

積丹400km】、【Okhotsk 1300kmに続いて3度目となるチコリンさんのお出迎えを受ける。
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Photo By チコリンさん
いやはやもう、本当にどれほど感謝してもし切れない。
いつもありがとうございます!

そんな訳で無事【SR600支笏洞爺】を完走。これでSR600はランドヌール部門で6本目、ツーリスト部門認定を含めて7本目の完走となります。
細かい所感は後日UPする詳細レポで触れるとして全体としては洞爺湖ウィンザーホテルに至る登り坂を除いて総じて走りやすい良コース。主要道から外れたところがルートになっている区間も多く景色が非常に北海道らしくて楽しい。ただ、複数のPCが折り返しとなっていてその多くが大なり小なり『折り返しが登り返し』となるので地味にメンタルにダメージがあるので人によっては嫌がるかも。
スタート直後、150kmくらいまでは非常に楽に走れるので錯覚するけれど『楽しいSR600はあっても楽なSR600はない』という当たり前で厳然とした事実を突きつけられます。

個人的には非常に楽しいコースでした。自分にとっての最適解が良く分かったので次に挑戦する際には理想のタイミングでスタートしたいもの。SR600としての要件を満たすために苦労したのだろうということがひしひしと伝わるこのコースをレイアウトして運営してくださっているAJ北海道関係者及び担当者様に深く感謝。






挨拶がわりに気が向いたら押してやってください。
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