【ゴールは『丘』なので】2/2-BRM1105さくら200km長瀞【坂の上】
2023.12.06 Wed 19:23 -edit-
荒川橋梁を渡る
秩父鉄道線客車
<実走行ログ:2023/11/05>
長瀞町に入り秩父市街地に向けて南下、時刻は11時を少々回った頃合いなのでしばし思案。このままのペースだとちんばたも野さかも混雑にぶつかってしまいそうなタイミングになる。そんな時に目についたのが『ランチタイムやっています』の表示。
通りかかる度に気になっていた豆腐屋さん、うめだ屋で早めの昼食をいただくことにして立ち寄り。
そんなこんなで最後の参加者がゴール受付に到着するまであれやこれやと雑談しながら過ごし、ゴール受付撤収のお手伝いをしてから帰路に。
築100年の古民家を利用した店舗
団体客が入ったらしく、店内は生憎既に満席状態だったものの外のテラス席なら案内できるといわれたのでこちらに異存はないので了承。
むしろこっちの方が良かったり
注文を済ませ、のんびりスマホをいじったり周囲を眺めたりしていたところ、男性サイクリストが二人連れだってやって来た。テラス席のすぐそばに自転車を停めて店内に行こうとしていたので「店内は満席のはずなので差し支えなかったらこちら相席でも良いですよ、お店の人にそう伝えてください。」と、声を掛けた。混雑しているときに四人席を一人で占有してしまうのはお店に申し訳ない気がしたし、自転車乗りの相互扶助的な気持ちもあったし。
果たして店内は満席で、自転車乗りの二人とそのうちの一人の奥様の計三人と相席をすることになった。奥様がトランポを運転し、適当な場所で二人を降ろして二人は自転車で走るという遊び方をしているそうで、この日は山伏峠を越えて来たとのこと。山伏峠は丁度紅葉の見頃だったけれど秩父に降りてきたらイマイチだったということや、お一人は4、5年前までブルベに参加していたのだということを伺った。R東京を中心に走っていたけれど主だったコースを概ね走り切ってしまったのでブルベから離れてしまったとのことだったけれど光が丘公園に近いところにお住まいらしく、Rさくら立ち上げの情報には良い感じで食いついて来ていたのでそのうち参加するかも。
食事中SLの汽笛が聞こえたものの木々に遮られてその姿を拝むことができなかったことがこのブルべ唯一の悔い。
豆腐ランチと月替わりの揚げ出し豆腐(サンラータン風)
デザートに豆乳ラテと豆乳レアチーズケーキ
美味しゅうございました。
わたしより遅れた注文だったのでランチが供されたのも時間差があり、先に食事を終えたわたしはまだ食事中の三人に挨拶して先に席を立った。
上長瀞駅
走行中、遠くから踏切の警報音が風に乗って流れて来たので荒川を渡っている最中に鉄橋の方を見てみたら丁度折よく車両が差し掛かったところだったので一枚。
荒川橋梁を渡る秩父鉄道車両
秩父鉄道線が荒川を渡るのはこの一か所のみ。
イチョウはまあまあ色付いていたかな
聖神社参道口の赤い蕎麦の花
解体撤去が取り沙汰されている元跨線橋の陸橋
上野町交差点を右折して秩父神社方面へ。二つ目のチェックポイントは写真チェック。
写真Chk.(95.6km)ブルベカード+メンマ
12:29着(想定close13:24)
※認定用にはちゃんとカードと一緒に撮影しています
ブリーフィング時にひとみさんが「ブルべカードと一緒に秩父神社の鳥居かメンマを撮影してください。『メンマ』がわからない人は深く考えずに鳥居で良いです。」と説明していた。『あの花』本放送から既に12年(!)経過しているので『メンマ』と言われてわかる人も減ってきているよね。いや、12年も経っちゃっているのか、改めて驚いた。
折角なので秩父神社にお詣りして行こうと考え、鳥居脇に停車し施錠。すると前半(凄い旅装備の人だ。。。)と感心させられたパニアバッグを二個装着した自転車の参加者が近寄ってきて「ここの写真モチーフって何ですか?」と。「ブリーフィング参加しなかったんですか?」「参加したけどその時には説明終わっちゃってて。」「ブルべカードと一緒にメンマか、この(直上の鳥居を指しつつ)鳥居を撮れば良いんです。」ブリーフィング開始が当初アナウンスより若干早めに始まったため、やんわりとクレームを入れる人が何人かいたとはゴール後のひとみさんの弁。
秩父神社参詣
自分用とRさくら用二つのお守りを購入してリスタート。折り返して皆野方面へ。復路は荒川左岸を少し下った後、川から離れて児玉方面へと向かう
秩父橋で荒川を渡る
秩父橋下の荒川の流れ
現役・先代・先々代(橋脚のみ)の三代秩父橋
皆野町のそば店はしば
久し振りにここのお蕎麦を昼食にすることも考えてはいたけれど、もうちょい時間がかかると考えていたのでうめだ屋にしたけれど、通過時刻を考えたらここで昼食でも良かったかな、と。
深海メダカとは?
メダカは淡水魚なのに、、、と思ったら上から見たとき深海のように深い青色に見えるからですと。決して深海に棲息しているメダカではない、と。
5月の【ドイヒー1000】で逆方向に走ったあたり
PC2(122.1km)セブンイレブン本庄児玉長沖店
13:53着(close15:08)
今年何度目かな?
そしてここも結構な頻度で来た小前田駅
コスモス祭り会場脇を通過
PC3(153.2km)セブンイレブン大里屈戸店
15:24着(close17:12)
電柱の並び具合が気に入った
畑のあなたに陽が沈む
志木付近まで戻ってきたところで路面は完全にウェットのに。さらに軽くパラパラと雨粒が落ちて来てそこそこ寒くなって来たのでゴールまで5、6kmのところにあったラーメン屋さんに立ち寄り味噌ラーメンで温まる。
蔵之介の味噌ラーメン
美味しゅうございました
ゴール後に聞いた&TLチェックをしてみたところやはり、特に6時スタート組はガッツリと降られてしまったようである。さすがさとうさん、タケさんの参加した組である。伝説のシャーマンの力いまだ衰えずといったところ。
そんなことを考えながら最後の最後に坂を登る。ブリーフィングでひとみさんが「ここは光が丘です。『丘』なのでゴールは坂の上になりますがそういうものだと諦めてください。」と言っていたなあとか思い出しつつ。
goal(204.1km)セブンイレブン板橋赤塚2丁目店
18:11着(close20:30)
証跡レシートをゲットしてブルべカードにすべての通過時刻を記入してから2kmほど南にあるゴール受付に進む。
ゴール受付に到着したら、秩父神社で証跡モチーフを教えてあげた参加者から「お礼です!」と草餅をいただいた。
草餅ゲット
受付に遊びに来ていたハラポンさん、ゆりかさんのハラダ家ご夫妻がポットに入れて持参してくれたマダナイの珈琲をいただきあれこれ雑談。
温かい珈琲の差し入れ
更にゴール受付業務をしていた墨田PさんからはRAAMの記念品をいただいてしまうなど。
栓抜き付きキーホルダー
そんなこんなで最後の参加者がゴール受付に到着するまであれやこれやと雑談しながら過ごし、ゴール受付撤収のお手伝いをしてから帰路に。
自宅帰着は22時過ぎ
こうして新クラブRさくらの記念すべき初開催に参加し、無事帰着できたのでわたしも無事完走となりました。Rさくらスタッフおよび関係者の皆様おめでとうございます、お疲れさまでした。
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2023.12.06 Wed 09:42 -edit-
お気に入りの
秩父鉄道波久礼駅駅舎
代表のひとみさんよりかねてからお話をいただいていてエントリー開始日、エントリー開始時刻に即ポチした新クラブ、ランドヌールさくら(Rさくら)の記念すべき第一回開催の【BRM1105さくら200km長瀞】に参加。
スタート時刻は6:00、6:30、7:00の3グループで各グループ共定員50名のところすべてが満員御礼という盛況ぶり。『初物へのご祝儀』的な面もあるのでしょうが、練馬区光が丘公園発着というのは今まで空白だった地域なので需要も大きいのかなと。
わたしがエントリーしたのは7時スタートの組ですが、当初の腹積もりでは5時半過ぎ頃現着して6時スタート組、6時30分スタート組の送り出しのお手伝いをばとか考えていたものの思いっきり寝坊をぶちかましてしまって自宅出発が4時を回ってしまい、(送り出しのお手伝いは厳しそうでもお見送りくらいなら。。。)そんなことを考えつつの走行。
自宅出発は4:10を回ってしまっていた
が、記憶に頼った走行で、なぜか意味不明のところで曲がってしまったり、パッドを交換したばかりの前ブレーキが若干不調だったりで時間をロスしてしまい、6時スタート組見送りには間に合わないタイミングでのスタート地点着となってしまった。
<実走行ログ:2023/11/05>
それでもまだ6時30分スタート組の受付中なのでそちらのグループの送り出しはお手伝いできそう。受付に使用している休憩所のテーブルにはスタッフのザマさんと並んでべいさんの姿。彼とモロさんは【長瀞200】へのエントリーは回避してツール・ド・フランスさいたまクリテリウムを観戦することにしているのでスタート見送りだけしてさいたま新都心へと移動する計画。が、モロさんの姿は?
他にお見送りでAKIくんやなおさんがいたり、べいさんたちとさいたまクリテリウム観戦予定の虫さん、クロさん、そばりさんが合流して来たり。
6時30分組の車検、送り出しをしていた際、一人の参加者に「サインするんでブルべカードお出しください!」と声を掛けたら「ブルべカードってここで配られるんじゃないんですか?」と聞き返された。「えっと、6時30分スタートでエントリーしてます?」「はい、6時30分です。」「受付済ませました?」「受付があるんですか?」
そのままスタート受付にご案内。ブルべ自体初参加の参加者もかなりいたようで、なかなかに新鮮な遣り取りを経験できることがある。
その受付をスルーしてしまった人もそうだったけれど(200にしてはえらく荷物多い人だなあ。)と感じる参加者がちらほら。(初めて走る時は色々不安だしね、荷物多くなるよね!)と、10数前の我が身を懐かしく思い出してみたり。
6時30分組を送り出し、いよいよ7時組のブリーフィング開始。ひとみさんからの注意喚起とコース設定者であるヤガミさんからの一言、墨田Pさん、みいさんの試走報告の後三々五々車検を済ませてスタート。光が丘公園赤塚口まではヤガミさんが先導、出口付近の交差点ではお手伝いの15氏が誘導を担当。新しいクラブの門出をみんなでお手伝い。
あれ?でもモロさんは??
7時組の分もブルべカードのサイン、送り出しをお手伝いしてほぼ最後尾からスタート。いよいよRさくらの初主催ブルべがスタート。
<実走行ログ:2023/11/05(Goal→受付含む)>
スタートしてしばらくはひたすら川越街道を進む。通常のブルべでは回避されがちな幹線国道ではあるけれど、連休中の朝ということもあって交通量はそれほど多くなく、思っていた以上に安全に走行できる。当初はお昼を秩父のちんばたか野さかでいただこうと考えていたので7時スタートだとかなりペースを上げないとやたらと並ぶ羽目に陥る。
ぜっとさん、某嫁さん、カマノ隊長のパックをパスして先を急ぐ。
前方に10名くらいの集団がいてその先にするするっと抜け出した一人の参加者がいたのでひとまず団子を避けるためにグループをパスし、先行していたその参加者を追ってみたところ信号待ちのタイミングでどうにか追い付けた。
よく見たらリュウさんだった
しばらくリュウさんに付いて進み、途中で離脱。
豊水橋で記念撮影
今年はA埼玉主催のBRMに参加できなかったからなあ。一度DNSをぶちかましたせいでもあるけれど。写真を撮ったりツイートしたりですっかり後続にパスされた。
いつの間にかデイケアセンターになっていた
地元物産の直売所でお蕎麦を中心としたメニューのある食堂もあって何度か利用したところ。
なんかすごい重装備の人がいた
パニアバッグ二つも付けて、結構な『旅仕様』な装い。スタートの時にも見かけた。
しばらく進んだところで軽いメカトラで停車していたリュウさんに追いつき、以後再びしばらく一緒に走ることになった。
何気なくツイートした画像
花魁が伝授したという女郎うなぎ
一度は味わってみたいのだけれどなかなか訪問タイミングがよろしくない。
路面セミウェット
PC1(60.0km)ファミリーマート小川飯田店
09:49着(close11:00)
ここで「お久し振りです!」と、一人の男性に声を掛けられた。そちらに顔を向けてみると随分と久し振りとなる黒スコットさんの姿。最近は自転車よりももっぱら山歩きメインで遊んでいるようですっかりブルべとも縁遠くなってしまっているものの、先ほどわたしが何気なくUPした画像(信号待ちのリュウさんの後ろ姿)に写った交差点名を見て、地元だから顔を見に行こうと思ってくださったのだそうで。近況報告的な雑談の後リスタート。
PC前後の路面はしっかりウェット
聞くところによるとやはり6時スタート組の多くは雨に打たれてしまったそうで。さすがさとうさん、タケさんが走っている組だなあ。
小さな峠を越える
この途中日本農業遺産に指定されている【比企丘陵の天水を利用した谷津沼】のひとつ、梨子ノ木池があったけれどネットで見かけた画像ではパッとしない、ありきたりな溜池だったので気付かなかったのだろう。というか解説看板の類でもあれば別だけれど、GoogleMapsで画像をチェックする限りそういったものも無かったようで。とはいえ、関東地方で局所的に独自に発展した土木技術と言えば房総の【川廻し】くらいしか知らなかったのであと知恵ながら埼玉にも埼玉独自の土木文化があることが知れて、これだけでも走った価値のあるBRMである。
八高線沿いに進む
八高線折原駅
折原橋で一旦荒川左岸へ
折原橋から末野大橋と玉淀ダム
末野大橋の真っ赤なアーチが鮮やかに優美な弧を描く下に無骨なゲートが並ぶさまが好き。
荒川と秩父鉄道線路に挟まれた区間を進む。踏切の警報音が聞こえてきて前方に鉄道車両の前照灯と思しき光が見えたのでコーナー部分で待機。
石灰運搬の貨物列車が通過
この踏切のところで待機しておけば良かったか。
コースは波久礼駅手前の左丁字路を曲がって寄居橋を渡って再び右岸に渡るようになっていたけれどそこでは曲がらず一旦通り過ぎて秩父鉄道波久礼駅に寄り道
波久礼駅駅舎とその周囲
鉄分を堪能して引き返し、コースに復帰。寄居橋を渡る。
寄居橋から玉淀ダム湖
時期的にはまだちょっと盛りには早かったものの、鮮やかな紅葉もちらほら。
しばらく荒川右岸を進み、長瀞町に入ったところで再び荒川を渡って右岸へ。その後秩父鉄道も渡り、以後は概ね秩父鉄道沿いに秩父市街を指して南下。
秩父鉄道野上駅を北側から
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2023.12.04 Mon 21:37 -edit-
坤六峠でタイムスタンプを記録していた
ほんの5分ほどの時間で一気に雪まみれ
<実走行記録:2023/10/21-22>
まあまあ色付いて来た木々が目に優しい
とかなんとかのんきに考えていたら
これ
(まだあと12kmも登るのか。。。)とうんざりしつつ登る。
え~~~。
景色自体は目に鮮やかな紅葉の山
脚を休めるために景色を撮る
(坂道に負けて足を着いた訳じゃない!景色が素晴らしかったから足を着いて撮影しているのだ!!)と、心で己に言い訳をい繰り返す。
(ようやくピークか?)
と一瞬思ったけれどGarmin Edgeに表示されているClinb Pro画面はまだ終わっていないのでぬか喜びすらかなわない。
案の定一旦少しだけ下って再び登りが始まる。
景色(だけ)は良い
前後に参加者の姿は無く、車の往来も非常に少ない。牛石峠のずっと下の方に集落と、その外れにそこそこ賑やかなキャンプ場があって以降道の左右に民家はなく、淡々と『ひとりの世界』に没入できる。日向は暖かく、登坂の運動強度で汗ばむくらいだったけれど日陰に入るとぐっと冷える。汗冷えしないように気をつけないと誕生日から風邪をひいてしまう。
そんなこんなでようやくピーク
通過Chk.1(135.1 km)群馬県立赤城公園碑(写真Chk.)
(想定close15:00)15:10着
お蕎麦を手繰っていたのでその分が響いてビハインド。坂道を登りながら(前後に参加者が誰もいないから心穏やかに進める。)なんぞと呑気に考えていたけれど何のことはない、単に最後尾だっただけのこと。
南に広がる関東平野
覚満淵方面
これから少し進んで大沼を過ぎたら完全に山の北側斜面を下ることになるので冷えるだろうなあと、ちょっと怖気づきながらもリスタート。
一路大沼へ
大沼の南側の駐車場敷地にある公衆トイレに立ち寄り、意を決して下りに挑む。
大沼東岸を進む
赤城山北側ピーク
A埼玉忘年会ライド復路のヒルクラのピーク地点。ここから下って先ほどトイレを利用した駐車場がゴール。
園原ダム手前の大庭隧道
園原ダムと園原湖
園原湖に架かる吊り橋園原橋
しばらく川沿いを遡行すれば鱒飛の滝、吹割の滝である。やや暗くなってしまっていたけれど観光できないほど暗い訳でもない。
鱒飛の滝
吹割の滝
ふたつの滝を繋ぐ流れ
片品村を南から北へと縦断する。村に入ってしばらく進んだところにセブンイレブンがあったのでカップ麺で補給。参加者がひとりいたので軽く挨拶。
この先お店が開いていないと困るので
尾瀬大橋を渡った先のヤマザキデイリーストアも候補だったけれど万が一品ぞろえに難があった場合そこから先取り返しがつかないので補給できるところで補給、と思ってカップ麺にしたけれど、リスタートしてしばらく進んだ先の食堂がまだ営業していたのでちょっと早まってしまった気になった。
尾瀬大橋を渡って進み(あ~~~ここを左に曲がって進めばかつてA埼玉忘年会の定宿だったぬく湯荘だなあ。。。)最後にぬく湯荘に行ったのはたぶん2017年。そんな感じで懐かしさを覚えつつの走行をしていたらいきなり舗装が剥がされた工事区間に突入してビビった。
そこそこ長い区間だった工事中のダート
とっぷりと日が暮れ、冷え込んできた坤六峠を淡々と進む。SR600を含み何度か通過したことのある峠だけれど、ここは距離が長いだけで斜度自体はそれほど厳しくないことを身体と魂が記憶していたので非常に心安らかに進むことができた。
見上げれば満天の星空が、、、見えない。星どころか月も結構厚い雲に遮られて見えたり隠れたり。そんなこんなで進んでいると顔にポツリポツリと当たるもの。夏場だったら大抵は羽虫だけれどこの時期この時間帯に羽虫なんぞ飛ぶわけもなく。
果たしてそれは雪。事前に確認した天気予報ではみなかみ町の予想最低気温は4℃ほどだったのでそれなりに冷え込むだろうとは思っていたけれど雪が舞い散るほどとは。
(う~~~む。これ以上ひどくならんで欲しいものだけれど。。。)そんな願いは天に通じず、峠のピークに向かうにつれしっかりと降るようになった雪にうんざりしつつもピークの坤六峠へ。こんなこともあろうかと、片品村のセブンイレブンで購入しておいた手袋を装着し、手指の先はどうにかこうにか無事。
通過Chk.2(194.7 km)坤六峠碑(写真Chk.)
(想定close19:00)19:59着
落ち葉にしっかり雪が積もり始め
タイムスタンプやらなんやらで少し時間を潰してしまっていたらほんの数分で自転車が雪まみれ
ほんの4、5分で
大した防寒装備を携行jしていたわけではないので早々に撤収。降り始めがピークちょい手前だったのでしばらく下れば天候も落ち着くだろうと根拠なく気楽に考えていたら下るにつれて状況は悪化。雪が雨に変わってしかも本降りという。
雨装備なんか携行していなかったし、そも携行していても全身濡れねずみ状態になってから着用しても体温キープとか、本来の目的からちょっと外れた方向で役に立つけれど雨を防ぐという第一義的にはあまり意味がない。
雨降りの深夜のダウンヒル、しかも結構な冷え込みというコンディションなので心配なのは低体温症である。下りでもなるべく脚を止めずにクランクを回し、腹式呼吸を意識して横隔膜を動かし内部発熱を促す。雨脚はなかなか弱まらなかったものの奈良俣ダム付近まで来たら気温が若干上がって来てくれた。みなかみの中心部に差し掛かる頃には気温はすっかり落ち着いて来たものの雨がまだ残っている。坤六峠からの下りで使った手袋はあっという間に内部に浸水して使い物にならなくなり始めていたのでパージし、別の手袋を購入。
みなかみから南下している最中、正面頭上にはキレイに月が出ていたのに雨脚が弱まらず心で悪態をつきながらの走行だったものの、走っているうちにようやく雨が上がって路面もドライに。
月夜野方面(かな?)
気分良く下った坂の下が通過Chk.なので思わず通り過ぎそうになるところ。
通過Chk.3(251.0 km)中山交差点三国街道碑(写真Chk.)
(想定close22:44)23:53着
この時点で約1時間10分のビハインド。とはいえこの先は基本平坦なので挽回は容易と楽観視。雨は上がって気温も落ち着いて来たのであとは眠気さえ来なければ走り切れるはず。
PC 2(301.2km)白倉神社鳥居・天狗面(写真Chk.)
(想定close 02:04)02:43着
50km走ってビハインドを約30分短縮して40分。ゴールまで約100kmなのでペースが維持できれば単純計算で60分短縮できるのでゴール時点で20分残しとなるはず。そんな皮算用を胸にリスタート。
10月22日の夜明け
最終区間の約80kmはほぼ往路を逆走する形になる。
高麗神社前を通過
高麗山聖天院
茶畑越しの富士山
思うようにペースを上げられない国分寺、府中をはじめとした市街地走行の末ようやく是政橋で多摩川を渡る。ゴールはすぐそこ。
集中線を引いたかのような是政橋
goal(406.8km)東京都稲城市大丸公園
(close09:00)08:32着、26時間32分
正直6.8kmは長いので、ゴール自体は府中市街地のコンビニにでもして欲しかったと軽くクレームを入れるなど。それでもPC2で計算した『20分残しでゴール』という状況は概ね正解で、蓋を開けば28分残しでのゴール。
『誕生日記念メダル』購入
今年はセンテニアルの400しか走っていなかったので通常メダルが手元にない(とはいえ過去三年分、おんなじ物が自宅にある)ため記念に購入。
ゴール受付で軽く雑談をしながらスマホを弄ってTrycleさんで洗車予約。予想外の雪&雨に降られてしまったので汚れを落としておきたかったし。ちょうど帰り道だったし。
<実走行ログ:2023/10/22>
かき揚げ天うどんといなりの朝食
洗車予約時刻までの時間つぶしにCrossCoffeeへ
コーヒー飲んでいたら久々のSin3さんが偶然来た
Trycleさんで洗車
ピカピカになって帰宅
こうして初の『お誕生日ブルべ』は終了。それにしても自宅を出発したのが4時頃だったので誕生日当日の、実に20時間は自転車に乗って過ごしていた計算になるが、そこはそれ。雪や雨に打たれつつも無事是名馬で結果オーライとなりました。
VCR横浜あおば関係者の皆様ありがとうございました。
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【5年に一度の】1/2:BRM1021あおば400kmみなかみ【誕生日】
2023.12.01 Fri 23:30 -edit-
赤城山(温泉側)登り口にある
お蕎麦屋さん【からっ風家】
品ぞろえが極めてシンプル
『誕生日が土曜日になるのは5年に一度の機会』
今年がその5年に一度の土曜日に相当するので(折角だから誕生日当日開催のブルべに出よう!)ということでいくつか物色。本当は当日中に走り終わりたかったので200km、せいぜい300kmの開催を探してみたのだけれどAJ西東京の300kmは日程をずらした時差開催のセンテニアル(100周年記念開催)だったのでとっくにエントリーが締め切られてしまっていた。色々悩んだ末、そのほかのブルべの中で自走距離が一番短くて済むVCR横浜あおばの【みなかみ400】にエントリーすることにした。
とはいえ半ば自らのブランディング志向として『ヒドい(コースを引く)クラブ』と自他ともに形容されることを是としているクラブのコース、しかもペットネームが群馬県のみなかみである。(まあどうせコースは一筋縄ではいかないよね。。。)と思ってざっくりチェックしてみたら果たして400km5,000mUPで、数字を見る限りではそれほどヒドいとも言えないようなコースであった。(※フラグ)
スタート時刻は2023/10/21/06:00、スタート地点はお馴染み稲城市大丸公園。35km弱と記憶していたので所要1.5時間を見込んで4時ちょい前に自宅を出発。
多摩川緑地事務所前@04:00頃
<実走行記録:2023/10/21>
多摩サイを遡上していつものようにガス橋から右岸に渡り川沿いを進む。登戸の先、中野島の手前で軽く道を間違えつつ南多摩駅前へ到着するも駅前のセブンイレブンがまだ営業開始していないと勘違いして引き返す。6時開店だと思い込んでいたけれど実際には5時だったのでちょうど開店時刻には到着できていたのだった。
南多摩駅前
駅から引き返して24時間営業の別店舗で飲料や補給食の調達を済ませてから大丸公園へ。
スタッフが待機している東屋
「おはようございます!今日誕生日なので認定ください!!」
「おめでとうございます!認定出しますので完走してくださいね。」
と当たり前に返される。
受付を済ませてからみのいちさんをはじめとしたスタッフさんたちと軽く雑談の後ブリーフィング、車検そしてスタートという一連の流れ。
start東京都稲城市大丸公園(06:00)
車検を済ませ、いよいよ【お誕生日ブルべ】のスタート。ログを確認したら記録開始がちょうど5:55のゾロ目になっていた。幸先良いスタート。
<実走行記録:2023/10/21-22>
まずは多摩川を渡って府中市域へ
是政橋を渡る
南武線沿いを北上し、国分寺、立川、武蔵村山を抜け埼玉県に向かう、あおばのコースでは概ね定番となるルートを進む。
けやき台団地付近の並木
ここの雰囲気は結構好き。
高麗山聖天院と高麗神社
前方に赤城山
PC1(72.1km)小前田駅駅舎(写真Chk.)
(close10:48)09:17着
マージンは約1.5時間。スタート地点からこの辺の少し先までは市街地を抜けるとはいえ時間が稼げる平坦区間のはずだったけれど、終始強い向かい風のお陰で想定以上に消耗してしまっていたので先が思いやられてしまって少々うんざり。
赤城乳業脇を通過
今年何度目だろう?
児玉町に入り、あまり走ったことが無いルートを抜けているとき道端の大木が目に留まったのでちょっと停止。
宝蔵寺の大マキ
戦時中、児玉飛行場から飛び立つ航空機の障害になるため頂部を刈り取られたという逸話がある。
宝蔵寺山門と道を挟んだ向かいの浅間神社奥宮
砕石工場の錆びた機械群にわくわく
これから登る赤城山が近づいて来た
『もぎ』で『もてぎ』でもなく『もとぎ』と読む
この交差点はA埼玉忘年会ライド(例:2017)の復路で何度か通過した記憶がある。
大胡駅のちょい東側の上毛電鉄線踏切を渡る。
踏切を渡りつつ
折角なのでコースアウトして大胡駅をかすめ、大胡電車庫での鉄分補給に向かうことにした。
大胡電車庫にて
引き返して大胡駅舎
文字だけが隠れた鉄道むすめと顔が隠されたぐんまちゃん
大胡駅前
コースに復帰し、再び赤城山を指して進む。
徐々に大きくなる
案山子の大家族
良くわからない国定忠治の碑
ブリーフィングで「そこから先しばらく補給可能なポイントが無いのでご注意ください。」と、スタッフから利用を推奨された前橋市柏倉町のセブンイレブンに立ち寄って軽く補給と補充を済ませたのち、いよいよ本格的な登坂に取り掛かった。
坂道を登り始めてほどなく、一軒のお蕎麦屋さんが目についたので少々逡巡の後立ち寄ることに。先ほどのセブンイレブンではしっかりした補給を摂らず、携行食の調達が中心だったので胃に余裕がある。
空っ風家
非常にシンプルなメニュー
ごはん物は無し。
大もりそばを注文
美味しゅうございました。
満足してリスタートし、今回最初の山場に向かう。
山頂まで登るので文字通りのそれ。
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2023.11.29 Wed 23:12 -edit-
折り返して伊東市街を抜け
宇佐美海岸付近で迎えた日の出
オーバーナイトブルべならではの景色
「コロナですっかりなまっちゃっていますけれど、久し振りにライドに行きましょうよ!」そんな感じで虫さん、クロさんと会話を交わしていてふと思いつき「折角ならブルべ復帰戦しましょうよ。たまがわの【伊東温泉200】なら、主担当者が参加者に対して伊東温泉利用を勧めるくらいの強度だからコース自体の完走難度は低目だし、コースはエスケープしやすい鉄道沿いが基本だし。」ということでお二人にエントリーを促し、ブルべ復帰戦にお付き合いすることにしてみた。
更に、いつものように馬力神田南口店で飲んだくれている際にべいさんも仲間に引き入れ、別件で連絡を取っていたそばりさんからは「わたしもエントリーしようと思うんですけど当日まで内緒にしておいてもらって良いですか、サプライズです♪」そんな依頼もあったり。
そんなこんなで日々が流れ、いよいよ今夜がスタートという【開催当日の朝】がやって来てスマホを眺めてTLを確認したり虫さん、クロさんに改めて今夜よろしくというDMを送付してみたり。その時ふと、同じ10月7日開催ながら朝スタートとなる、AJたまがわとは別の某クラブのBRM主催担当者様が「とりさんどこ?」というエアリプを飛ばしているのを目にして非常に嫌な予感がしたので慌ててPCを立ち上げスポーツエントリーにログインし、自身のエントリー履歴をチェックしてみたところ、わたしは半年前に当該BRMにエントリーしていて、その事実に気が付いた時点で既にスタートクローズ時刻から数時間が経過。結果としてブルべスタッフ界隈からは最も忌み嫌われる行為のひとつである『無連絡DNS』をやらかしてしまっていたのであった。よくよく確認してみたらGoogleカレンダーにも登録してあったのに事前通知の設定していなかったよ。。。
※今回、たまたま主催者が事情を斟酌してくださる人だったのでさっくり軽く触れていますが、ことと次第によっては当該クラブから出禁処分を下されても文句は言えないような行為なので皆様におかれましてはご注意くださりますよう。
気を取り直してあれこれ準備、が、シューズがダメになっていることを完全に失念していて慌ててショップへ。スタート当日の夕方、新品のシューズを購入してそれを履いて走るというなかなか無謀なチャレンジを実施することとなった。
相変わらずばたばた
<実走行記録:2023/10/07>
今回は23時スタートの200km、自宅からスタート地点までは約35km、途中で腹ごしらえすることを考えて所要を2.5時間と見込み、20時頃出発。、
一路第一京浜を南下
第一京浜国道(R15)を南下して子安から第二京浜国道(R1)、三ツ沢からR16、町田からR246といった感じで幹線道路を繋いで座間へ。途中、なか卯に立ち寄り補給。
親子丼(小)とはいからうどん
温かいものを胃に納めてリスタート、スタート地点の座間市芹沢公園自体はその規模の大きさもあってすんなり見つかったものの集合地点がわからずしばらくあっち行ったりこっち行ったり。
それでもどうにかこうにかスタート地点に辿り着き、既に到着していた虫さん、クロさん、そしてそばりさんとご挨拶。スタート地点にはお久し振りとなるないとさんやしろみさんの姿も。「とりさん、さっき246走っていましたよね、わたし車で追い越しましたよ♪」とはしろみさんの弁。
そばりさんからはオリジナルステッカーを貼り付けた補給食の差し入れをいただきました。後日ステッカーの元データをいただき、Twitter(現X)のアイコンとして活用させていただいています。
補給食パッケージに貼り付けられたステッカー
受付を済ませてカードを受領
ブリーフィング風景
ブリーフィングの後、車検を受けてW0で受け付けてもらっていたわたし、ハチヤマさん、虫さん、クロさん、そばりさんがまずスタート。ちょっと遅れてスタート地点に到着したべいさんは10分遅れスタートのW1なので後から合流予定。
<実走行ログ:2023/10/07-08>
まずは座間から綾瀬、藤沢を抜け鎌倉へ。
「この辺地元なんでクソ坂ばかりなのわかっているからツラいです!」というのはスタート早々の虫さんの弁。「以前ショップの練習ライドで走ったのと被っているところもあるけど知らないところも結構ありますねー。」とも。
藤沢から鎌倉に抜け、大仏脇を抜けてR134にぶつかってから一旦東進。1kmほど進んだところが最初のコントロール。
Ctrl.1(27.9km)魚藍観世音の石碑&自車(写真Chk.)
00:20着、想定Close01:24
ここから折り返してひたすら相模湾沿いを進んで伊東で折り返すのが今回のコース。深夜時間帯のR134は交通量がまばらで気持ちよく走れる。
虫「鎌倉300で夜走ったことはあるけど反対向き(東向き)だからこっち向きは新鮮ですね!」
とり「夜スタートの鎌倉300はちょうど今くらいの時間帯にここを通るんですよ、初回の試走の時マヤさんが走りやすさにテンション上げてた。」
虫「あ~~~そうか、夜スタートだとこの時間帯なんですね。」
そんな会話をしている間に10分ビハインドのべいさんが追い付いて来たので以後はとり、ハチヤマ、べい、虫、クロ、そばり(順不同、敬称略)の6人パックでの走行。
Ctrl.1からCtrl.2までは約80kmほどあるので三分割して30km弱位に一度の割で休憩を挟むように計画。最初のポイントを大磯付近、次に真鶴付近とざっくり考えての走行。
往路はわたしが先頭で二番目に虫さんというポジションで進んでいて、ミラーでライトの光を確認しながらの走行。概ね27、8KPHくらいの巡航速度で進んでいたら普通に付いてくるのでちょっとペースを上げ気味で流して湘南大橋付近に差し掛かった辺りで後続が虫さんではなくまったく別のサイクリストであることに気付くなど。参加者ですらなかった。
とり「いやあ、道理でブランク明けの割には頑張るなあと思ったんですよ。。
虫「わたしがそんなペースで付いていく訳ないじゃないですか!」
以後はペースを戻して大磯まで。
漠然としたイメージでは最初の休憩場所を大磯警察署隣、ロングビーチ入り口交差点のところのローソンにしようかと思っていたけれど、なんとなくタイミングが良かったので大磯でR1に遷移してすぐのローソンに立ち寄ることにした。
後から駐車場に入って来たべいさんが「とりさん、クロさんが辛そうだからもうちょいペース落とした方が良いかも。」と。「ん~~~今まで27、8くらいだったけれどもうちょい?」「25上限くらいで。」「了解。クロさん、それで大丈夫そう?」「ちょっとわからないんですけど平地で走っているとかなり疲れますね。ローラーは乗っていたんですけど。」
そんなこんなの会話の後リスタート。今度はそれまでより若干抑え気味のペースで。とはいえ走行ペース自体は非常に良好なのでこの時点でなんの心配もしていない。強いて言えば伊東まで辿り着いた後折り返す気力体力が残っているかな?ということくらい。
大磯から二宮を抜け小田原へ。車が多いことでお馴染みの道も深夜だと非常に走りやすい。とはいえそこそこイキった感じの車に乗ったワカモノたちの姿がちらほら。それでも真夜中に自転車で走行している女子には優しいらしく、虫さんたちが「今日は走り屋のお兄さんたちに何度か”がんばれ!”って応援してもらえました!」と言っていた。小田原市街地を抜け早川口からR135へ。どこに何があるか、昼でも夜でもすっかり身体に染み付き、脳裏に焼き付いているアップダウンを進む。根府川交差点の先、海沿いを進んでいるときに後方から「わ~~~、道がキレイになってる!」と虫さんの声。線形改良工事が終わってそれほど長く経っていないからなあ。初めて目にすると以前の狭隘ぶりやそれまでの工事中のイメージとの落差に感心できる。
二度目の休憩は予定通り真鶴駅前のセブンイレブン。到着したクロさんに状態を尋ねてみたところ「平坦区間が終わって登り坂が始まったら途端に調子が良くなりました!」と明るいお答え。坂道が好きな人って本当に尊敬できる。
折り返しとなるCtrl.2に向けてリスタート。約30kmなのでのんびり走っても2時間弱位。ざっと計算したところ、ここの時点で概ね1時間ほど余裕があったので非常に気が楽。
釣魚台トンネル
当然ながら営業していない間瀬の前を通過し、坂を登ってトンネルをいくつか抜けたら伊東(宇佐美)に向けた下り坂。
宇佐美では若干水平線が赤らんできた
海沿いを進んで道の駅伊東マリンタウン前を通過。『朝日の湯』前には複数の参加者の姿があった。(折り返して完走する気力が残っていなかったら立ち寄ってのんびりするのも良いな。)そんなことを考えつつ。空が随分明るくなって来たところで折り返しのコンビニに到着。駐車場の入り口付近にAJ反射ベストを着た、けれども自転車ノリっぽくない格好の人物の姿。オートバイで陣中見舞いに来てくれていたAKI 〜燃える!ロードお兄さん〜なのであった。今年はあちこちで顔を合わせたなあ。
05:18着、Close06:24
AKIくんとあれこれ雑談している間に一気に周囲が明るくなって来ていよいよ払暁という時間帯。
Ctrl.の駐車場裏手の眺め
折り返してゴールに向かうか、念のために意志確認。虫さん、クロさんともまだ十分走れるということだったので継続することに。残りは約90kmなので単純計算だと往路より2割遅いペースで走ったとしてもゴールに間に合う。AKIくんに声を掛けてリスタート。
べいさんが「駅だよ!駅入り口だよ!!」と賑やかだった
複数の参加者の姿があった朝日の湯
宇佐美海岸で日の出を拝む
すっかり明るくなった坂道を登って降りて熱海市街地へ。
右手の緑色の建物の看板に笑っていたら
後方で何やら「ずるい!」というような虫さんの大声。
(はて?何がどう『ずるい』?)とか思っていたら
AKIくんが颯爽と追い越していった
それでもやはりブランク明けの影響で虫さんにかなりダメージの蓄積があるようで、一旦湯河原のローソンで小休止。虫さんの不要な装備類をパージして分担して持って行こうという話になった時、べいさんから「ボクが虫ちゃんのサドルバッグを持って行くよ!」という超絶男前な発言が飛び出した。「いままでのブルべで一番軽い状態で走っているかも。」と虫さん。そんなこんなで準備を整え、真鶴駅手前のガードから旧道へ。最近はすっかりこっち側を通すコースが多くなった。坂道はやや厳しいけれど交通量が少ないので走りやすく気が楽というのが利点。
穏やかな相模湾
この区間はクロさん、そばりさんと一緒になって進む。
クロ「みかん売っていたら買って帰りたいなあ。」
そばり「良いですねえ。」
という会話に水を差すように
とり「いままだ8時過ぎなんだからさすがに売店開いていないでしょ。」
という野暮な指摘。
いつの間にかツリーハウスができていた
根府川橋梁の赤い鉄骨
Ctrl.3(149.9km)JR東海道線根府川駅(写真Chk.)
08:30着、想定Close09:00
クロ「わたしのGarminの表示だといま全然余裕が無いんですけどホントにゴールできますかね?」
とり「へ?いま現在で30分マージンあるから全然余裕じゃない?」
クロ「さすがに表示される数値が信用できないGPSはもうダメかなあ。」
沖に漁船団
今回のコースは二宮から内陸に入る。「この先結構じわじわ登る区間があるんですよね。」昨年参加したそばりさんのコメント。
何をみそぐのか
べい「ボクら、みそぎしなきゃならん事いっぱいあるよね。。。」
朝顔の塊と化した民家
大した斜度ではないのだけれどひたすらじわじわ登る坂道に悪態をつきつつの走行。全体を通して良いコースなんだけどこの区間はどうにかならんのか。
Ctrl.4(171.7km)ローソン中井町井ノ口店
09:55着、Close10:28
ここでも約30分のマージンを維持。ゴールまでのコースプロファイルは概ね平坦でゴール手前で多少登るくらいなのでおそらく15~20分くらいマージンが拡大した状態でゴールできるだろうとタカをくくってしまったら最後の最後、小田厚道路沿いの平坦路で強い向かい風を食らってしまってペースが上がらず。どうやらわたしが先取りしてみそぎを済ませる必要があったようである。
風つよい
しかも小田厚道路の走行音はうるさいし後方から追い越す車は多いしでなかなか後方確認できずにいたら後続と結構な距離が開いてしまっていたということが一再ならず。ハンドルエンドに装着していたミラーは固定用のシリコンゴムが引きちぎれてしまっていた。やっぱりみそぎが必要だったのはわたしであったか。
柱三本で伊勢原市
あゆみ橋で相模川を渡る
ようやく『座間』が現れた
帰って来た
そばり「最後に結構キツい坂道あるんですよねえ。」
虫「あ、ここ知ってる!」
最後の最後の登り
芹沢陸橋
前夜、ライトアップされたこの橋を目指して走ってスタート地点に辿り着けた。
goal(202.0km)座間市芹沢公園
12:04着、Close12:30
最近はすっかりブルべのお供
わたしたちの後方にまだ男女グループがいたはずだけれど、、、と待ち構えていた主担当白ちょっきさんに尋ねたら「え?そのグループならついさっき帰ったよ、今来たキミらで最後。」とのことだった。べいさんが男気を発揮していた湯河原のコンビニに滞在している間に追い越されたようであった。
公園管理棟建屋内でゴール受付。AKIくんが勝って帰ってくれていたみかんをいただきつつ、認定時間13時間4分(べいさんのみ12時間54分)で全員無事ゴール。
受付中
座間にいてお昼時なので当然ながら相武台駅前の双龍さんにお邪魔しようということになり移動。ゴール地点に遊びに来てくれていたので実に5年振りくらいでお会いできたAJたまがわ始祖三人衆wの一人、Bongoさんも一緒。
仕事ついでに寄ったから1年振りくらい
ランチセットと
デザートに『生きてて良かった杏仁豆腐』を追加
相変わらずのボリューム、味も満足で大変美味しゅうございました。
帰りの方向が違う皆さんとはお店の前で、輪行で帰るべいさんとは駅前で別れて自走で帰宅。ちょっと道を間違えたけれど概ね無駄なく走行。
<実走行ログ:2023/10/08>
自宅帰着は17時
銭湯で汗を流してから一旦帰宅、改めて家を出て多摩川を渡って『ブルべ後の定番』京急川崎駅前のおさやんへ。
ホッピー飲んでホルモン焼いて食べて
〆にちゃんぽんをいただいてごちそうさまでした
ほろ酔い気分でご機嫌な状態で帰宅して無事わたしの【BRM1007たまがわ200km伊東温泉】が閉幕となりました。
開催を担当してくださった白ちょっきさんをはじめとした関係者の皆様と、ご一緒してくださった虫さん、クロさん、そばりさん、ハチヤマさん、べいさんに深く感謝。
そして虫さん、クロさんブルべ復帰おめでとうございます。ブランク明けのしっかりとした走行、お見事でした。
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2023.10.27 Fri 13:34 -edit-
前半は彼岸花を眺めるライドになりました
関連エントリ
PBPから戻って初めてのブルべは『600km8,000UP』の【山伏600(AJたまがわ管掌)】の事前認定走のつもりでいたけれど、直前に宿泊を伴う出張が入ってしまったりしたので断念してスタッフ業務に専念し、仕切り直しの初出走は9月末の300km。
2018年以来なので実に5年振りとなる【足尾300】に参加。5年前はK内さんがいたり虫さん、クロさんがスタッフというかにぎやかしで参加してくれていたりでなかなかに騒がしいブルべだったけれど今年はまあまあ落ち着いた感じ。
スタート地点は江戸川の右岸、金町で自宅からの距離は約35km。7時スタートなのでブリーフィングが始まる6時半くらいまでには現地に到着しておこうと思い、自宅出発予定は4時半。で、あったのに前夜なかなか寝付けず、ようやく寝入って目覚めてみたら出発予定時刻を過ぎていた。
案の定、なんというか微妙なコンディションで目覚めた
— Trinity is お誕生日が吹雪いたギャルパカさん (@tri1021) September 29, 2023
それでもまあ”♪あ~きらめたら~そ~こで負け~~~♪”とこの時期久し振りにヘビロテ気味に聴いていたメロキュアの曲が脳裏で流れていたので準備を整えスタート地点に向かう。時刻は5:25。
そうはいっても35kmの距離を(スタートクローズは7:30なので)約2時間で走らないと失格。都心を抜けるのに大丈夫なのか、オレさま?
う〜む。普通に遅刻DNSなタイミングなんだけど💦
— Trinity is お誕生日が吹雪いたギャルパカさん (@tri1021) September 29, 2023
気に病んでも仕方がないのでひとまずスタート地点に向かって出発。
<BRM930出走前移動:2023/09/30>
バタバタで飛び出したので携行する予定だったドリンクボトルが見つからず、手近にあった結構古いボトルに半分くらい水を入れてケージにはめて出発したら、10kmと走らないうちに飲み口が粉みじんになってしまうなど。使えないことは無いけれど飲みづらいし傾けると中身が普通にこぼれる。いい加減何年も使わずにしまい込んでいたものなので飲み口の軟質樹脂部分が硬化してぼろぼろになってしまった、と。
飲み口割れた pic.twitter.com/Rhd9C9IsIq
— Trinity is お誕生日が吹雪いたギャルパカさん (@tri1021) September 29, 2023
まったく使えないという訳ではないので取り敢えずこの日いち日はこれで我慢しておこう。と思いつつ。
朝の銀座を抜け
スカイツリーを眺めつつ
どうにかこうにか7時を少々回ったところでスタート地点に辿り着けた。
どうにかこうにか間に合いましたよ
偉いぞ、オレさま
とはいえ既にW0(7時スタート組)はスタートし始めていたタイミング。スタート受付はわたしが最後で連絡無しのDNS者もいないとのこと。連絡無しDNS者がいるとスタッフはスタートクローズ時刻までただ待ち続けなければならないのでスタッフ的にはありがたいこと。
お久し振りのAKI~燃える!ロードお兄さん~さんと雑談したりしながらバタバタでわたしも受付を済ませ、W2(7:20)としてスタート。
それでは行ってきます
<BRM930たまがわ300km足尾:2023/09/30>
しばらくは江戸川右岸土手沿いを北上。裏道的存在な為結構な速度で飛ばす自動車も多く、近年随分と整備が進んで来たけれどまだまだ狭隘な区間も点在しているので気を抜けない。
実際5年前に参加した時は走行中トラックに接触されたりした。
土手のあちこちに彼岸花
この建物の向こうの地下に『首都圏外郭放水路調圧水槽』がある
ここで、今回フレームに取り付け忘れて背ポケに突っ込んであったハンドポンプが道路に転げ落ちてしまうなど。幸い後続は少し離れていたので惨事にはならず。とはいえ後方を走っていたスタッフ乗車の巡回車からはばっちり目撃されてしまっていたのであった。
江戸川を渡ってかつては関宿町だった野田市北辺を横切り、利根川を渡って茨城県へ。しばらく利根川沿いを進んでから渡良瀬遊水地方面へ。新三国橋で渡良瀬川を渡る。
五連アーチが優美な新三国橋
ゆるゆる走って最初のCtrl.に到着。車で巡回中のスタッフ氏や別Wでスタートしたmomさん、同じWでスタートしたAKIさんたちと軽く雑談。
Ctrl.1(56.8km)ローソン北川辺古河店
09:36(close11:11)
mom「とりさんおそいよーw」
とり「さーせん!二度寝しちゃってw」
mom「受付で”とりさん来ないね~?”とか言ってたら銀座を走ってるってツイートあるし。”え、自走なの?”って笑ってた。」
とり「ですよねえ。」
めいめいのタイミングでリスタート。
信号待ちで見かけたスペーシア
ちょっとわかりづらい路地を走り抜けながら、それでも(ああ、そういやこの辺覚えがある!)五年振りでも色々身体が覚えているものである。
彼岸花の群生
写りがあまり良くないのだけれど肉眼で見るともっと鮮やかでいかにも『群生』って感じだった。最近ブルべ参加時のメイン用に使用しているデジカメ、WG7の使い方にイマイチ慣れていない。
『木』という地名
進行方向右手に見えてきたCtrl.のコンビニ。まずはその駐車場をスルーして道を挟んで対面にあるお肉屋さん、よこおへ。
揚げたてのコロッケ類がいただける
コロッケ・メンチカツ・カレーパン
コロッケは量的に余分だったなあと少々反省。
Ctrl.2(100.4)ファミリーマート鹿沼栗野町店
11:51(close14:00)
タイムスタンプのレシートをゲットしてしばしのんびり過ごしてリスタート。いよいよこのコースの山場である粕尾峠に向かう。
相変わらずそこかしこに彼岸花
途中彼岸花(と、そばの花)の古刹として名が知られている常楽寺に立ち寄り。
『雷様にお灸をすえた』と伝えられる録事尊を祀る本堂
書き置きの御朱印を拝受
境内の彼岸花と蕎麦の花
常楽寺をリスタートしてからもしばらくは彼岸花が左右に。
右も左も彼岸花
徐々に民家が途切れ途切れになり、緩やかな勾配ながら粕尾峠へのアプローチが始まったことを身体が認識し始める。ちょっと雨が降った後のようで路面はセミウェット。幸いにして雨粒は落ちて来ない。
徐々に登る
不動滝『三十尺』とあるので落差約9m
5年前にもいた『パチモン』
発光路集落入り口
しばらく進んだところで前方に、Ctrl.1で見かけた青い車と参加者数名の姿。
シークレット(有人)Ctrl.(粕尾峠途中)
「そういやとりさん、江戸川沿いの道を走っていて何か落としてましたよね?」と、スタッフの大矢氏にツッコミを食らうなど。
シークレットを設置する理由はいくつかあって、
1.キュウシート通り走っているか(ショートカット等していないか)のチェック
2.参加者の安否確認
3.参加者のペース確認(≒ゴール設営時刻の設定調整)
4.非正規参加者の存在有無確認
5.単に参加者の苦労をねぎらい(というかひやかし?)
6.上記以外
2.参加者の安否確認
3.参加者のペース確認(≒ゴール設営時刻の設定調整)
4.非正規参加者の存在有無確認
5.単に参加者の苦労をねぎらい(というかひやかし?)
6.上記以外
こんな感じ。
ここは一本道なので安否確認やペース確認、ねぎらいがメインとなっている。時にはコースについての恨み言をスタッフ諸氏にぶつけるも良し(良いのか?)。
岩肌を洗う流れは観ていて心安らぐ
シークレットCtrl.から先の区間が『本格的な粕尾峠の登り区間』なので勾配が10%前後の坂道が続く。
前方頭上のガードレールはどこで目にしても萎える
つづら折りの坂道
相変わらず荒い路面の粕尾峠
セミウェットで路面が荒い急勾配の坂道を淡々と登って行く。行く手の山中は軽くガスっているので場合によっては軽く降られてしまうかも。そんなことを考えつつ。
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【記念メダル】2/2-BRM722たまがわ400km奥久慈(センテニアル)【三つ目】
2023.10.12 Thu 07:12 -edit-
『かっぱのすり鉢』遊歩道
入り口に立つ河童の像
河童のカン吉
<実走行ログ:2023/07/22-23>
流れに沿った遊歩道をのんびり歩く。木漏れ日が目に優しくせせらぎの音が耳に優しくふんわりとしたそよ風が身体に優しい。
気持ちの良い流れ
どの辺がどう『すり鉢』なのかよくわからない感じではあったけれど流れは気分の良い眺め。遊歩道はずっと上流方向に続いていたのでそちらの方にこれぞまさしくすり鉢!というロケーションがあるやも知れなかったけれどあまり時間を無駄遣いしてもなんだったし、そも足元はスピードプレイのクリートシューズなので歩き回るには適していないので適当なところまで歩いて引き返すことにした。
マツオウジ、、、だろうか?
遊歩道入り口の様子
散策中、何人かの参加者が通過して行ったのが見えた。こちらもコースに復帰してリスタート。
多分運行本数の少なさを撮ったものだと思う
(だったらもっと寄っておけ、とは思う。。。)
非常に気持ちよく走れた道
とはいえ気温が上昇してきていて快適さよりもツラさが勝って来た。
Ctrl.4(232.4km)ファミリーマートタカシン矢祭店
※通過Chk.08:21着(想定Close11:28)
半分以上走破した状況で3時間のマージンはかなり安心できる材料ではあるけれど、この時点で既にかなり気温が高くなってきていて先行きに不安を感じ始めていた。
久慈川沿いを下る
Ctrl.4まで辿り着けたら大きな登りは終わり、あとはひたすら久慈川沿いの平坦な福島県、茨城県内陸部を南に進む。
茨城県に突入
再びぜっとさん
ひたすら久慈川沿い
『ふにゅう』という響きがツボった
疲れてくると『箸が転がっても笑ってしまうお年頃の娘さん』のようになってしまう。ブルべを走ると確実に頭が悪くなると実感するのはこういう時。とはいえお年頃の娘さんの頭が悪いと言っている訳ではない、念のため。
『ふにゅう』同様何故かツボった『肉の駅』
しばらく走ったところで変則交差点、曲がってすぐコンクリート真空舗装の急坂が現れた。
(オレ、ここ知ってるぞ!)
いつ、どのブルべで通りかかったのだったか記憶が定かではないけれど、複数回登らされた記憶がある坂道だった。
このピークも身体が記憶していた
身体が覚えていた坂道を下ってしばらく進んだところでPC着、、、と思ったけれどどうにも様子がおかしい。キュウシートを確認してみたら案の定店舗名が違ったのだけれど、少し先にある正規のCtrl.でほかの参加者がいたらトイレが混雑している可能性もあるのでこちらで補給とトイレ休憩を済ませた。ボトルは二本ともほぼ空だったので取り敢えず一本にドリンクを充填。もう一本は正規Ctrl.で補充すればよい。
間違いを力技で好転させた
リスタートして3kmほど先にあった正規Ctrl.へ。
Ctrl.5(309.4)セブンイレブン笠間昭和店
12:14着(Close16:38)
マージンは順調に増えているので後は暑熱にやられてしまわないことを心がけて走るのみ。
しっかりと水分補給。胃腸も取り敢えずまともに働いているようなので大丈夫そう。そんなことを考えつつリスタート。
道端にあった謎のオブジェ
ここは印度だった、、、?
あっという間にボトル二本が空になったのでCtrl.の20km手前のコンビニに緊急ピットイン。水分補給・補充と冷たいマンゴースムージーを。
美味しくて癖になる
気分の良い道だけれど日陰が無い
Ctrl.6(366.3)セブンイレブン矢田部インター店
(写真無し)
15:28着(Close20:24)
マージンは順調に拡大していて約5時間。残り40kmを大事に走る。
ダメージは感じていなかったもののペースが一向に上がらないので念のために熱中症対策でコンビニに立ち寄り、凍ったペットボトルを脇の下、腿の内側、首筋に当てて冷却。
リスタート時には背ポケに入れた
茨城県取手市から千葉県我孫子市へ、水戸街道(R6)を東に進んで実家のある柏をかすめて船橋市に向け南下。
利根川を渡って千葉県へ
北総内陸部の緩いアップダウンが繰り返されるやや道幅が狭く、信号多めで交通量も多めのルートを淡々と進んでゴールのコンビニへ。
Goal(405.7)セブンイレブン船橋夏見二丁目店
17:52着(Close23:00)
約5時間のマージンは最終Ctrl.から維持。ここから3.5kmほど進んだ船橋市の市街地にあるゴール受付へと移動。受付開始は18時からと聞いていたのでタイミング的にちょうど良い。
という訳でゴール受付に到着し、ブルべカードを渡して確認していただき無事完走認定の流れ。認定時間は21時間52分。
ゴール受付船橋北口みらい図書館
ゴールから3.5km地点(Close24:00)
無事100周年記念メダルを購入
300km、200kmに続いて三つ目の記念メダルゲットと相成りました。
ゴール受付でAJたまがわ東葛班スタッフ諸氏としばし雑談の後、約40kmの自走帰宅の途に就いたのでした。
いつものようにスタッフ、関係者諸氏に感謝。
なかなか厳しいコンディションとなった今回のブルべに参加したほかの皆様にお疲れ様。
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【三本目の】1/2-BRM722たまがわ400km奥久慈(センテニアル)【100周年】
2023.10.10 Tue 22:31 -edit-
オーバーナイトなブルべを象徴する曙光
この『非日常感』はいかにもブルベらしい
関連エントリ⇒BRM722たまがわ400km奥久慈前後走
<実走行ログ:2023/07/22-23>
1923年に400kmのBRMが初開催されたことを記念して、これまでの200km、300km同様世界的に開催される運びとなった【Centennial】と銘打たれたBRM。AJ北海道が主催した300、AJ神奈川が主催した200に続いて今度は自らが籍を置くクラブであるAJたまがわ主催の400を走ることに。
とはいえ300ならまだしも『夜スタートの400』というのはなかなか珍しい。27時間が制限の400kmは通常朝~昼までにスタートして翌日の昼~夕方にかけてゴールクローズとした方が運営側も何かと都合がよいけれど、例年なら開催のあまりない真夏の400kmなのでいろいろと考えたうえでの配慮の現れだったりします。実際には二日目の昼間が予想以上に気温が上がってしまってかなりしんどくなってしまったけれど、スタッフが事前にそこまで読み切れるものでもないですしね。今回『100周年だから100年前と同じ7月に』という開催を選択したクラブが多かったものの、盛夏の時期にブルべを開催するのは危険が大きいという判断で時期をずらして開催するクラブも散見されたし、それはACPからも許容されていたり。
夕方5時過ぎに自宅を出発して、船橋市内のラーメン店で夕食を済ませてスタート地点の船橋高親水公園へ。
到着時は既にブリーフィング中
受付を済ませて20時すぎにスタート。
車検を受けていたいじちさん
スタートしてしばらくは夜中だし特に写真はなし。淡々と走りつつ千葉県内の緩いアップダウンが続く地域を抜ける。そんなこんなで利根川を渡り茨城県に入ったところで最初のコントロールに到着。
Ctrl.1(72.9)セブンイレブン茨城東西代店
23:13着(Close24:52)
タイミングが一緒になったお知り合いさんたちと軽く会話。
ひであ「とりさんとおんなじタイミングで走るのってもしかしたら初めてかも。」
とり「そういや確かにそうですね~。」
同じブルべに参加しつつスタートでしか遭わないとかよくある。
ひであ「とりさんってスタートでば~~~っと飛ばしてしばらくしたら落ち着いてって走りするんですね。」
とり「あ~。確かにそんな感じかも。」
そんな会話の後深夜の茨城県内をひたすら北上。Ctrl.1まで同様ミラーの中におそらくひであさんと思しきライトが見える。ポツリポツリと民家のある、林の中の道を進むと正面路上にこちらの前照灯の光を受けて白っぽい塊が視界に飛び込んできた。
大きさは幅1~1.5mほど、高さは50cmほどだろうか。30mほど先にあったその物体はさっと動いて左手の木立の中に消えた。おそらくはイノシシだと思うけれど、こちらに向かってくること無く逃げてくれたのはありがたかった。その昔深夜に並走されて泣きそうになった記憶が蘇る。
その後、道端で様子を伺うもう一頭を見かけた。今回見かけた野生動物はこのイノシシ二頭の他イタチと思しき小さくすばしっこい動きをする細長いもの。
Ctrl.2(118.3)ミニストップ茨城町海老沢店
01:11着(Close03:52)
建物周囲が降雨後のようにびっしょり濡れていたけれど、どうやら羽虫対策で窓に放水して洗い流した跡らしい。
このCtrl.でしっかり休憩する人、サクッとリスタートする人があってそれまでの集団がばらけた感じ。徐々に白み始めyた空の下淡々と奥久慈に向けて進む。
ブレブレだけれどぜっとさんの後ろ姿
右はなんの標識だったのか覚えていない。。。
ソーラーパネルを電源にして赤色灯を光らせる
奥日立の山中を進む
ひと気のない山中を進んで行くと手を振って誘導するたまがわジャージ着用のスタッフの姿。
secret(有人Ctrl.)
十王ダム展望公園駐車場
軽く会話を交わしてあまり長居をせずにリスタート。辺りはすっかり明るくなって来ていたけれど日の出自体はまだだった
夜明け
こんなところに北限が
というか茨城県までなんだね。もうちょい北まであるかと思った。
Ctrl.3(186.2)セイコーマート高萩手綱店(時間制限なし)
(想定Close08:28)05:07着
6時からの開店なのでレシート取得ではなくお店の前で撮影すればOKで、しかも十王に有人チェックがあったので「Ctrl.3でのチェックは不要(=有人チェック通過時点でショートカット出来ないことが確定)」とスタッフにも言われていたけれど折角なので。
高萩インターチェンジ付近のコンビニを逃すと次はCtrl.4になっている矢祭のコンビニまで50kmほど自販機以外の補給ポイントが無いのでそこに立ち寄りガッツリ補給していよいよコースのペットネームにもなっている奥久慈を指して山道に向かう。
『いかにも』な道
北西に向かうので最初は背中に日差しを受けて輻射熱が結構しんどかったけれど、しばらく進むと木々の陰になって日差しは和らいだ。
が
代わりに坂道がキツくなった
名前の(表示が)ない峠をいくつか越える
沢音が涼しげで良い
(でも暑い)
ひなびた田舎道
沢沿いを淡々と進む
上流に向かっているので当たり前のことだけれどずっと登っている。
前後に人がいない単独走行
こういうトラップ
こういう隙間に対応するため、基本的にわたしはグレーチングを目にしたら極力斜めに通過するようにしている。当然前後の交通には配慮したうえで。
晴れているので明暗のコントラストが強い
ちょっと油断させておいて
いくつかある小さな峠を越える
なんですか、この坂道
ちょっと声も出しつつ心でうめき声をあげながらの登坂
茨城-福島の県境
しんどい坂道を越えて、ちょっと道が荒れ気味なダウンヒルをおっかなびっくり下ると広い道にぶつかった。R349、300番台とはいえ立派な国道である。道はきっちり整備されていた。
国道との交差点付近に『遊歩道入り口』の表示
折角なので軽く立ち寄ってみることにして自転車を停め、流れに沿った遊歩道を上流側に向かって進む。
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【暑熱と逆風】BRM603たまがわ600km鬼怒川・夏_走行記録-04【試練多目の600でした】
2023.06.14 Wed 07:33 -edit-
珍しく無人だった足尾駅
(※ホームのベンチにひとりいたけど)
ひなびた感じで良い
野岩線直通で会津方面へ向かう車両
しばらく進んだ先で線路脇にカメラを構えた数人の集団、いわゆる撮り鉄さんたちが陣取っていて、そこを通過したところで汽笛の音が聞こえてきて右手前方から煙を噴き上げ走って来るSL『大樹』の雄姿。
次の撮影タイミングでは対向車が被ってしまった
今市市域に入り、大谷川沿いを日光に向かって進む緩い登り坂が始まる。登り坂はその先日光中心部から日足トンネルの中まで続き、『ご褒美区間』は一旦おあずけ。
モロ「この先の区間、実はあんまり好きじゃないんですよね~。」
とり「へ?正面に男体山と女体山が見えて気分良いでしょ?丁度晴れてるし。」
モロ「眺めは確かに良いんですけどね。緩い勾配がひたすら続くのはしんどい。」
とり「あ~~~。4、5%くらいまでならオレみたいに重くてもパワーで押せるからねえ。」
軽くても苦手に感じる登りはあるものなのか。
とはいえ眺めはやっぱり素晴らしかった
それでもこの区間は追い風だったおかげでそこそこすんなり進めた。緩く長い坂道を登って大谷川を渡ればすぐにCtrl.
Ctrl.8(419.5)日光東照宮前・日光物産商会※クイズポイント
(参考Close10:20)10:42着
後は日足トンネルさえ抜ければ基本的にずっと下りなのでここでのビハインドは一時間近くまで許容できる。ただし、当然ながら大きなトラブルに見舞われないことが前提だけど。
かなり気温が上がって来たのでそそくさとリスタート。
無人のタイミングで撮影出来た神橋
時間帯を考えるとなかなかレアではないか。
2018年開催時にはPCだったコンビニ
その時もかなり気温が上がっていて、「暑さにやられたのでここでDNFして日光から輪行で帰る。」と言っていた参加者がいた記憶。
日光中心部を抜け、ひと山超えて清滝IC交差点のところでわたしが信号に引っかかってしまってモロさんがかなり先行。Ctrl.8をリスタートする際、日足トンネルを抜けてダウンヒルが始まったら最初のセブンイレブンで落ち合うということにしてあったので特に気にせずマイペースで坂を登る。いろは坂に向かう道から左折して日足トンネル方面へと向かうけれど、南西向きの進路と道幅が広く日差しを遮るものがないことが相まってめちゃくちゃ背中が暑い。
眼下に見えるせせらぎの気持ちよさそうなこと
えっちらおっちら進んでようやく日足トンネルの坑門が見えて来たが、実はここが坂道の終わりではない。日足トンネルは日光側からのアプローチだとその半分以上が登り勾配になっているという非常にツラいトンネルである。救いは日差しが遮られていることととトンネル内がひんやり涼しいことくらい。
日足トンネル
トンネル内で勾配が登りから下りに切り替わるとほどなくトンネル出口、そして気分よく駆け下れるダウンヒル。しばらく進んだところでコンビニ出現。セブンイレブンだと思ったらローソンだったけれど示し合わせた通りモロさんが先着していた。
とり「いやあ、ローソンでしたなあ。記憶ってアテになんねえなあ。」
モロ「セブンじゃなかったからスルーされるんじゃないかとちょっと心配になりましたよwww」
イートインで補給をしながらこの先の走行計画の確認。
あまり見かけないレアもの
モロ「ここから大間々のCtrl.まで40km、時間は丁度2時間なのであんまりのんびりはしていられませんね。この先下り基調という割にはあんまりペースが上げられた記憶が無いんですよ。」
とり「2時間あったら余裕でしょ。まあ旧道に行くつもりでいるけどね。」
(※後ほどすぐ発覚したけれど、この時のわたしの発言意図はモロさんには伝わっていなかった。)
ということでリスタート。
わたしが前を牽く形でダウンヒルを進む。途中、キュウシート備考欄には『田元交差点以降、渡良瀬川沿い(「上桐原」まで)は右岸左岸どちらを通っても可。』と記載されている田元交差点を直進。ミラーで確認したらモロさんも左折せずに直進して来ていた。
下りなので若干差が開いたところでわたしが足尾駅で記念撮影をしていたらモロさんも停まったので「もうちょい撮ってから行くんでなんなら先に進んでもらっても良いですよ!」と声を掛け、駅構内や周辺を撮影。
足尾駅
リスタートしたところこちらに向かってくるモロさんの姿。
とり「どうしたの、何か落とした?」
モロ「いや、ナビがコースアウトを表示しているので(渡良瀬川の)向こう岸に渡ろうかと。」
とり「この区間はどっちを走っても良いって備考欄に書いてある区間だからコースアウト表示が出てもこのまま進んで合流すれば問題ないんですよ。」
モロ「備考欄まで読んでいなかった。。。」
変電所跡
上桐原交差点でR122に合流してからはひたすらノンストップでCtrl.9を目指す。到着時刻を鑑みたらもうちょいのんびり走っても良かったくらいではあったけれど、ノートラブルで走り切れた故の結果論なのでそこはそれ。
オートスナックはスルー
醤油ソフトクリームは立ち寄っておくべきだったなあ、と
上毛電鉄/東武桐生線赤城駅
Ctrl.9(478.4)ファミリーマートみどり大間々店
(Close13:56)13:30着
先着していたmomさんはちょこっと会話をしてわたしが提供した(←ここ重要w)オイルをチェーンに差した後リスタートして行った。
モロ「とりさん、チェーンオイルなんて持っていたんですね!」
とり「雨降りの600なら携行するの当たり前です!(軽くドヤってみた)」
とはいえオイルを塗布し過ぎてしまったチェーン
「サラダオイルでも塗ったんですか?」と言われてしまうなど。
過去の経験を踏まえると基本的には『大間々のCtrl.にさえ間に合えば完走したも同然。』なコースなのでしばしのんびりまったり過ごしていたら少し前のダウンヒル中にパスした参加者が到着「あ、やっぱりとりさんだった!」の声にそちらを向いてみたらYO-TAさんだった。
彼はPBP本レジ(出場正式登録)のためにこの【鬼怒川600】を完走することが絶対条件だったけれどここまで来たらまず間違いなくゴールに辿り着けるはず。しかも7時スタートなので我々より一時間余分に時間がある。「でもちょっと熱中症気味なんですよね。。。」と不穏なセリフを口にされていたものの結果的には無事時間内にゴールされたので良かった良かった。
そんなYO-TAさんと言葉を交わして先行リスタート。風はずっと逆風基調だったものの緩やかな下り基調のコースなので25KPHくらいの巡航速度でどうにか進める。が、問題なのは日差しと気温。丁度いち日で最も暑くなる時間帯に群馬県南部から埼玉県北部にかけての灼熱地域を走っているので暑熱で若干意識が怪しげ。
上武大橋を越えて深谷市街地に入ればファミレスの類もあるから、、、と上武大橋を渡る。
上武大橋で利根川を渡る
この鉄骨連続トラスの旧橋が好きだった
上武大橋南北詰付近には各々セブンイレブンがあったもののそのどちらも残念ながらイートインの設備が無かったのでパス。少し南下して深谷市域に入ったところで山田うどん食堂があったのでそちらに避難することに。ありがたいことに小上がりの座敷席が空いていたのでそちらを利用。
店内涼しくて良かった
折角なのでしっかり食べて暑さに負けないようにしようと冷やしたぬきうどん、かき揚げ丼、パンチ(もつ煮)がセットになった山田セットを注文。
山田セットとノンアルビール
美味しゅうございました
なんか、記憶にある山田うどんよりもしっかりコシがあって美味しいうどんだったけれど冷やしだったからかな?
落ち着いたところでリスタート。暑気ピークは過ぎているものの相変わらず向かい風は強いので思いのほか水分摂取が多くなり、わたしのボトル残量が心もとなくなって来たのでモロさんに「この先でファミマがあったら入りたい。」と伝達。最近はボトルにルイボスティを補充することが多いのだけれど、中でもファミマでしか取り扱っていないピーチフレーバーのそれが猛烈にお気に入りだったりする。
そんな訳で五明交差点にあるファミマで休憩
すっかりおなじみのたまがわ定番コースを進む。往路と重複する区間が多いので雨に打たれつつ走った道を、今度は向かい風を受けつつ逆に進む感。
なかなかしんどい
なんとなく秋めいた空
まだどうにか周囲が明るいうちに最終Ctrl.に到着。通常なら30分から一時間は増やせているマージンがCtrl.9とほぼ変わらないのでどれだけ向かい風と暑さにやられてしまったのかがわかろうというもの。
Ctrl.10(558.8)セブンイレブン青梅日立前店
(Close19:36)18:57着
ゴールまで42kmを約3時間で帰れればOKで、日が落ちたので風が弱まって来ていたこともあり、この先の区間のグロス20KPHはそう難しいことでもないので約一時間のマージンがある。諸々考慮した上で昭島市役所向かいのラーメン店 小川に立ち寄ることにした。
味玉Wチャーシュー麺
後は目を瞑っていても走れるくらいに馴染んだ道を戻るだけ。ただし今回は兵庫島公園でのゴール受付ではなく、GIANTストアの少し多摩川下流側にある土手際の芝生広場に設営されていて、「そこまでのルートは参加者各自の判断にて」との連絡が入っていた。比較的周辺に詳しいわたしが先導する形で信号を避けたショートカットルートを進んだら、信号待ちをしていたmomさんを追い越す形になったらしい。わたしは気付かなかったけれどモロさんにそう教えられた。
Goal(600.6)二子玉川兵庫島公園
(Close22:00)21:22着
マージンは最終Ctrl.からほぼ変わらずなので丁度ラーメンを食べた時間分だけ稼げたようである。我々が到着して数分でmomさんも帰着。
グループ対談でもするかのような配置でおかれた椅子に腰かけ、ダラダラとだべっていたらそれから一時間ほどでYO-TAさんをはじめ、残る参加者全員が帰着したのでゴールクローズ時刻を待たずに撤収作業開始。今回は撤収のお手伝いは免除させていただき帰路につき、いつものように丸子橋から多摩川CRに降りてひたすら下って多摩川公園管理事務所前で個人的なゴール。
真・ゴール帰着
これにて台風の影響による、雨よりも主に風の影響で苦労させられてしまった600kmを完走し、久し振りの『AJたまがわ主催BRMでのSR』を確定させることができました。
改めてスタッフ、および関係者の皆様、参加者の皆様お疲れさまでした。
<おまけ>
今回は甘えずに月曜日に出勤したので帰りは鳥勝に立ち寄って恒例となっている一人焼き肉でひとり慰労会。
ハラミ、牛タン、コメカミ、シロ
大変美味しゅうございました
帰りは京急蒲田で乗り換え待ち時間があったのでそのまま降りてニュータンタンメンを食べてから東急バスで自宅最寄りバス停まで。駅までの距離の1/3くらいにバス停があるのでこういう時はありがたい。
大辛、美味しゅうございました
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【朝から足湯で】BRM603たまがわ600km鬼怒川・夏_走行記録-03【まったり気分】
2023.06.12 Mon 21:35 -edit-
巣の直下に糞が落ちることが無いので
人間に迷惑をかけることがなく
おそらく看板の照明で巣は暖かく
非常に賢い配置の営巣をしていた燕
BRM603たまがわ600km鬼怒川・夏
走行ログ(大休止5時間含まず)⇒鬼怒川600・夏
のんびりと左眼下に流れる箒川を愛でつつの走行。【鬼怒川600】に限らずこの区間を走るブルべでは毎度こんな感じなのでペースはあまり上がらないのが常。しかも今回は計画より30分前倒しでリスタートしているのでなおさらのんびり気分に拍車がかかる。
癒しの箒川の流れ
ごつい岩場
奥に見える鉄骨は透過型砂防堰堤
久し振りに野立岩の上に立ってみた。多分ブルべ中では初。
塗り潰されたところに何が記載されていたのか
市町村合併で自治体名や教育委員会名が変わったり、統廃合や解散等で既に存在しない組織名が記載されていたりするとよくこういう塗り潰され方をするけれどそれにしても行数多いな、と。参照した文献が実は誤りだったとかかな?
野立岩の上をぐるりとひと回り
野宿には不向きな騒々しさだよなあ
しばらく進めば七ッ岩園地。このルートを通るときにはどちら向きでもほぼ必ずここの足湯を利用する。

七ッ岩の吊り橋
24時間開放されている足湯
朝から癒される
しばし呆けていたらモロさんが追い付いて来たので二人でまったり。
やはり足湯は良い
以後はモロさんとパックでの走行。最終的にゴールまで一緒になった。
畑下(はたおり)温泉を通過
この画像右手後方にある畑下温泉神社の古びた社殿には鞘堂がかけられている。小ぶりながら歴史のある神社で、その佇まいが好きだけれど撮影にしくじったw
塩原温泉郷はずれのコンビニに立ち寄り補給と補充。リスタートしようとしたところで参加者がひとりやって来た。7時スタート組でたまがわスタッフのホリさん。挨拶と軽い会話の後我々二人は先行。何せ彼の方がこちらより一時間の余裕を持っている。
謎のパンダ
塩原温泉郷を抜け、民家が途切れるといよいよ尾頭トンネルに向けた本格的な登り坂、それまでは箒川沿いのゆるゆるした勾配だったけれど一気にそれまでの倍くらいに切り替わる。
気温15℃
ひんやりしてヒルクライムには丁度良い気持ち良さ
登りで徐々に小さくなって行くモロさんの背中
三枚目の写真はこのコースで一番嫌いな眺め。向かう先の斜面を斜めに横切る桟道橋の眺めは、実際に走ってみるとその斜度自体大したことないのに見た目のインパクトが強くて嫌すぎる。
それを上から見下ろしたところ
遠くにモロさん
ようやく尾頭トンネル
全長約1.7kmのトンネル内はひんやりしていて非常に気持ち良かった。トンネル出口付近ではトンネルから流れ出した冷気の影響で12℃の表示になっていたものの、数百メートル下った先では21℃になっていた。
トンネル出口付近
数百メートルで9℃も表示が異なった。
Ctrl.7(368.3)上三依塩原温泉口駅※クイズポイント
(参考Close06:56)07:58着
ここから先は今市まで長いダウンヒル
中三依温泉駅前のそばの宿 まるみの湯前を通過
いつか泊まりたい宿の一つ
暖簾が出ていたので多分この時間帯でも食事可能だったはず。と思って過去記事を紐解いてみたけれど、9年前に訪れたときには8時台でもお蕎麦の提供をいただけていた。それにしてもあれってもう9年も前のことになってしまうのか。。。
気分よくダウンヒルを走っていたら、今回もうっかり『猫の野仏』をスルーしてしまった。次回こそ必ず。
鬼怒川の流れを右手に見つつ
水没林がステキな五十里湖
海尻橋
上の画僧の橋手前で旧道に分岐してこの橋で再び合流するのだけれど、個人的にはこの区間も旧道走行可にして欲しいと思っていたり。距離は長くなる方向だから良いと思うんだよね。まあ走行ログを公開しない前提なら普通に走ってしまっても問題なさそうだけど(←やめなさい)
しばらく下った先、川治温泉でかわじいと記念撮影。モロさんはこの存在を知らなかったらしい。
お久し振りのかわじい
野岩線の通過を撮影出来たのは初めてかも
気持ち良い木陰のダウンヒル
下っている最中なので毎回しくじる撮影に今回は成功w
営業時間的に【鬼怒川600】走行中の立ち寄りが無理なので機会を設けて来てみたいと思い続けて幾星霜。というかイマドキのひとたちは『ハイセイコー』自体知らんよなと。。。と、思ったけれどウマ娘に普通にいたわ。
鬼怒川温泉郷に入ると、いわゆるバブル期に繫栄したホテルの亡骸が連なっているのでなかなか物悲しい雰囲気を味わう。
こういうのはなかなか切ない
気が付いたら左折して踏切を渡らなければならないところを直進して鬼怒川温泉郷中心部に向かいかけていたので引き返そうと思ったところに丁度コンビニがあったので、折角だからそこで補給&補充を済ませてからリスタートすることに。
栃木のお約束
店の周りを燕が飛び交っているので巣を探して頭上を確認してみたら、軒下のお店の看板の上にそれがあった。この配置なら巣の真下に糞が落ちてくることもなく、人が迷惑を蒙ることが無い。それに看板の上だと照明の発熱で暖かいのではないか。
絶妙なポジションに営巣をした燕さん
ここでそこそこしっかり補給して、一旦引き返して正規ルートに復帰。
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2023.06.10 Sat 08:06 -edit-
2023年夏の
【オマエダ選手権大会】特別試合
※迂回路開催になったことにより通過したので
本戦ではなく特別試合扱いである
BRM603たまがわ600km鬼怒川・夏
走行記録:概要
走行ログ(大休止5時間含まず)⇒鬼怒川600・夏
台風2号の影響で全国的に大雨と強風が予想された週末。開催週の週初めには北海道以外の開催は全滅なのではないかと思われた予報だった時間帯もありましたが日を追うごとに予報が変わるという、台風接近時特有の『猫の目のように変わるつかみどころのない予報』に気を揉む日々。AJたまがわ内部ではこの開催で600を完走することにより2023年度SRを確定させないとPBP本レジストレーション(本レジ=出走正規登録)に進めない、いわゆる『崖っぷち参加者』の存在を考慮し、可能な限り延期せず正規日程で開催する方向で調整が進み、特に悪天候が予想される往路前半部分は、通行規制設定区間があり規制区間外も悪天候時に被災の可能性が高い山間部が多いので当該区間を迂回したコースを設定して対応。
わたし自身は一週間前の【興津600】完走で2023年度SRが確定したし、それ以前に完走している【酷・1000】の完走実績で代用可能なのでPBPの本レジは問題なかったし、実際既に本レジを完了していたので無理して走ることも無かったといえばいえるのだけれど、この【鬼怒川600】を完走できれば数年ぶりに『AJたまがわ主催BRM完走実績でのSR』しかも前回『たまがわSR』の時は東葛班主催のBRMを含んでの達成だったけれど今回は二子玉川班主催のみでのそれとなるので折角だから走っておこうと。
前週【興津600】の為に金曜日は15時にフレックス退勤、月曜日は休みを取ってしまっていたので休みも早上がりも少々気まずい感があったものの台風の交通機関への影響を考慮して「個人の判断で帰宅するように。」と会社側からお達しがあったので16時頃にさっさと退勤し、翌日の出走準備。前週【興津600】の復路で気になった後輪の振れをチェックしておこうと後輪を外して振れ取り台にセット、一回りさせてみたら案の定かなり歪んでいる。ニップル回しでテンション調整をするにあたり、全体のスポークのテンションを確認しようと握ってチェックしてみたところ2本がスカスカ、折れているようだったがよくよく確認してみたら折れたのはスポークではなく、スポーク端部が引っかかる、ハブのフランジが欠損していることが判明。
穴二か所分が破断
慌ててショップに電話連絡
とり「申し訳ないんだけど、今日の今日で出せるホイール無い?」
店長「どっちですか、FOCUS?RIDLEY?」
とり「あ、RIDLEYの方。ハブのフランジっていうのかな、スポークがはまるところが割れてスポークが二本ぶらぶら」
店長「それはなかなか聞いたことがないトラブルだなあ。ちょっと待ってくださいね、在庫調べるから。。。あ、DTのホイールなら今すぐ出せるのありますよ。大まけにまけて10万円だけど。」
とり「車体本体価格とのバランスが悪(=高)過ぎるwww」
店長「ですよねえwww」
とり「どうすっかな、ひとまず走れるけど。。。」
店長「フレームに接触するくらい振れてる訳じゃなかったら何とか走れるんじゃないですか?リムブレーキならともかくスルーアクスルのディスクブレーキなんだし。」
とり「確かに(興津復路で)200kmくらい走っても特にどうもなかったしなあ。」
ということでスポーク2本を引き抜き、できる範囲で振れが小さくなるようスポークのテンション調整をして、あとはなるようになれ!と。
ほぼ並行してTwitterのGDMでべいさん、わたしと同じく【鬼怒川600】に参加予定のモロさんとも遣り取りをしていて、色々アドバイスをもらったもののなかなか思うようにあれこれ進まず「面倒くさいから酒飲んで寝る!明日DNSする!!」とかぶん投げコメントを発してみたり。思い通りにならんから癇癪起こすとか、いい歳ぶっこいてメンタリティ子供かよ。
それでもなんだかんだちゃんと(?)翌日の段取りを済ませて就寝。6時スタートでスタート地点までは雨の意影響を考えて普段30分のところ、40分ほどを見込み5時ちょい前に自宅を出るつもりでいたらもたついてしまって結局5時を回ってからの出発。
天気予報ではこの時間帯の時間降雨量が20mmを超えているはずだったけれど表に出たらいたって普通の本降りの雨だったので予報の一割くらいの量しか降っていなかったのではないか。
多摩川公園事務所前:2023/06/03/5:05頃
多摩川堤防天端を進んでみたけれど、下のサイクリングロードも特に冠水した様子もなく。それでも部分的に水はけの悪いところや道路橋梁の雨樋から落ちる水が溜まる部分は盛大に冠水していた。
多摩川大橋下CRは冠水していた
丸子橋下は冠水こそしていなかったものの、多摩川の水が一時溢れていた痕跡は残っていた。多摩川の流量ピークは過ぎたらしい。
流されてきた枯草類が溜まっていた
スタート地点の兵庫島公園はほぼ水没に近い(公園内があちこち水浸し)だったので今回のスタート受付は二子橋下。ここでスタート受付するのは同じくスタートから大雨だった9年前の【北関東400】以来のこと。
スタート受付の様子
ずらっと『DNS』の文字が並ぶスタートリストにサインをして「せいぜい2、3人しかいないと思ったらこんなに(7人だったかな?)いる。」と言って笑ったぜっとさんからブルべカードを受け取り、そのまま車検を受けてスタート準備、スタート。
スタート直後は単独だったけれど、しばらく走ったところで後ろにモロさんが付いた気配wがした。前夜GDMで遣り取りをしていたし、スタート地点でスポークを2本抜いて来たことも話してあったので
モロ「後ろからパッと見たところあんまり振れているように見えませんね、案外問題ないんだなあ。」
とり「速度出てたらマシだけど、低速だとブルブル震えて尻が気持ち悪い。」
モロ「そりゃ仕方ない。」
稲城大橋下を馬運車が通過
自宅を出たとき同様、スタートしてからも雨脚はいたって普通。20mm/h超という雨予報はどうなっているのか?いや助かるけど。多摩川沿いから甲州街道に出て新奥多摩街道を進んでいたら前方にmomさんの姿。
momさんに追いついた
以後Ctrl.1まではわたしが先頭の3人パックで走ることになった。
定点:玉川上水
羽村取水堰付近の荒ぶる多摩川
ところどころ道端から水が溢れていた
mom「ねえ、コントロールに寄る時さあ、レインウェア脱ぐ?」
モロ「脱ぎますね。」
とり「もちろん脱ぎますよ。」
mom「だよねえ、結構時間のロスになるから面倒くさい。下は脱ぐ?」
モロ「脱ぎませんよ、さすがに。」
とり「(生脚だから)脱げません、脱いだら捕まるし。」
小ネタを飛ばしたつもりだったが不発だった。。。
Ctrl.1(42.9)ファミリーマート青梅成木街道店
(Close09:09)08:13着
とり「まさかここまで来るのにグロスペース20KPHを維持できずに切ってしまうとは思わなかった。」
モロ「雨だから仕方ないですよ、それでもほぼ20じゃないですか。」確か19.8くらいだった。
思うようにペースが上がらないのは雨のせいなのか、はたまた後輪ホイールのせいなのか。それなりに問題なく走れているからと言ってこの先トラブルが生じないとも限らないので早めにリスタートしようと思ったらモロさんもmomさんも優雅にイートインで休憩していたので声を掛けて先行させてもらった。
荒ぶる川をあちこちで渡る
高麗山聖天院
高麗神社
北上するにつれ雨脚が弱まり、越生の辺りでほぼ上がった。男衾付近に差し掛かる頃には路面はドライ、前方に青空も見えてきた。想定していたよりずっと雨が上がるのが早かった。
男衾付近
増水した荒川を花園橋で渡る
オマエダ選手権
小前田駅前を通過し、美里町でR254に入るとすっかり青空が広がった。路面は完全にドライで雨の痕跡もごくわずか。
なお向かい風
赤城乳業脇を通過
正午前ではあったけれど雨が上がってからもずっと着ていたレインウェアをパージしてしまいたかったので神川町の道のオアシス敷地内の食堂ありの実に立ち寄り早めの昼食。店内のテーブルが広い上にみっちり客が詰まるほどの混雑は無いのでテーブルをお借りしてウェアを畳めるし、何よりここのもつ煮そば定食が好き。
食堂・ありの実
もつ煮そば定食
美味しゅうございました
レインウェアとシューズカバーをサドルバッグに収納し、すっきりしてリスタート。
ここも定点
いつか白倉神社にお参りしてみたいんだけどわたしの走力ではブルべ中の寄り道ではょっと無理だからここに来るライドでも考えないとな。
下仁田から高崎に向かう上州電鉄
下仁田駅脇を通過
今回はもう一回ここを通過するので戻って来た時立ち寄る予定。
下仁田から南牧へ、緩くじわじわ登る長い坂道を淡々と登る。普段のブルべではこの区間をこの向きでは走らないので未経験故地味にきつかった。迂回コースでの走行なのでCtrl.2が欠番となり、2つ目となったCtrl.3の道の駅オアシスなんもくに到着。
Ctrl.3(149.1)道の駅オアシスなんもく※クイズポイント
(参考Close16:20)14:05
オアシスなんもくは今回シークレットチェックポイントとしてスタッフが通過者をチェック。
ぜっと「ついうっかりいつもの感覚で参加者の目につくように旗を設置したら逆向きだったよw」
湯之沢トンネル(塩之沢峠)方面から来ればわかりやすい
参加者は画面奥側からこちらに向かって走って来る
ブルーベリージュースと桃プリン
モロさんとmomさんが先着していてモロさんは食堂で補給中。わたしは少々ダラダラ過ごして二人を見送ってからリスタート。
リスタートして行くmomさん
いじちさん、ぜっとさんに見送られてリスタート
名栗川橋と同様式のコンクリートアーチ橋
古い橋脚
初めて気付いたような気がしないけれど、普段気持ちよく走り抜けるダウンヒル区間なので長いこと忘れていたようだ。
今度はしっかりと下仁田駅に立ち寄り
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2023.06.07 Wed 07:47 -edit-
峽南橋
富士川に架かる橋は鉄骨トラス橋
特にワーレントラス構造のそれが多い
シンプルだけれどステキな造形
善知鳥峠から塩尻市内へは相変わらず超絶気分の良いダウンヒル。
北アルプス方面
塩尻宿を抜ける
妙高だったり上信越方面だったり
北アルプスを眺めつつ
一面の麦穂
梓川を越えてしばらく進んだ辺りで追い付いた
PC3(393.3km)セブンイレブン信濃松川店
7:32着(Close08:12)
ここへの到着時刻から逆算して仮眠後計画を立てるのが一つのセオリーなのでクローズ時刻から一時間を切ったこのタイミングで複数の参加者がいた。先着していたけーこ隊長の姿もあった。
けーこ隊長リスタート
しばらく後、我々もリスタート。PCに至るまで追い風だったので向かい風は覚悟しつつ。
しばらくは犀川沿いを進む
ある程度覚悟はしていたとはいえ、松本から塩尻に向かう道は激しい向かい風で平地が『超級山岳』並みに。
ぜっと「なんかさあ、往路で受けた追い風の恩恵と釣り合っていないくらい風強すぎだよな。」
幟旗が激しく煽られている
再び塩尻市内
途中、けーこ隊長も合流し四人となったパックで塩尻峠に向かう。前を牽くのは不動の先頭、ぜっと機関車(こう書くと『機関車が不具合で動かない』に読めなくもない、、、)
お久し振りの『肉欲エリア』
※手前:焼肉店・奥:ラブホなので勝手にわたしがそう呼んでいる。
バイバイ、塩尻市(※市境はまだ先)
交通量が多く、背中が日差しに炙られ酷く消耗する『いつもの塩尻峠』を淡々と登る。勾配自体は大したことがないけれど距離と交通量、(大抵)暑さにやられてしまう峠。
塩尻峠ピーク着
これ以降きちんと名前が付いていて一般的に認知されているのは富士見峠くらい。
塩尻峠を越えてすぐの諏訪湖の眺望
ツイートを流したりしていてもたついていたわたしたちに「下り遅いから先行くね!」とけーこ隊長が先行。後方から見ていたらうっかり曲がりどころを旧コースと勘違いしそうになっていて後方で見ていたわたしらが「おいおい、そっちちがうよ~~~!」と距離的にも周囲の騒音的にも届かない声を上げたらどうやら間違いに気づいたらしく正規コースに復帰したり。
PC4(445.0km)ファミリーマート岡谷神明町店
11:01着(Close11:40)
ここではレシートをゲットするための最低限の買い物だけしてそそくさと移動、岡谷駅近くにあるコース沿いのセブンイレブンへ。詳しい経緯は端折るが、カマノサンたっての希望で「セブンイレブンに立ち寄って(カマノサンが)牛丼を食べる。」という話の流れになったので。わたしもカツ丼と中本のスープを調達。
コンビニ食を撮るのも久し振り
ぜっと「ここは懐かしのFlecheのスタート地点にしたことがある思い出の場所なんですよ。とはいえFlecheのスタート地点なんかスタートのレシート確保したらすぐ去る場所だから思い入れ自体はほとんどないけどw」
そんなセブンイレブンをリスタートし、次のというか今回のコース最終のPCに向かう。
今回は諏訪湖南岸を通る
というか北岸を通る設定だったのは一度だけだったか?
諏訪湖越しの八ヶ岳方面
諏訪湖周回サイクリングロードの整備中
露出しくじって白飛びしてしまった。
爽やかサイクリング
中河原交差点を曲がったところで「ごめん、ちょっと休憩!」とぜっとさんが交差点を曲がってすぐのコンビニに立ち寄った。どうやら熱中症の初期症状らしく「7分間だけ寝かせて。」と店の外壁に背を預けて仮眠。『7分』と刻む辺りがいかにも『らしい』のだけれどあまり笑い事ではない。とはいえこのコンビニは四年前にばんばん(サクマ)さん、虫さん、クロさんと四人で【興津600】を走った際、ばんばんさんが同じように熱中症の初期症状でグロッキーになった、奇しくも同じ店舗。その前年にはこの少し手前でぜっとさん、虫さん、クロさんと四人で走っていてDNFを決めたこともあるので中河原交差点付近には磁場のようなものがありそうで、巡り合わせの妙のようなものを感じる。
しばらくして一旦復活したように見えたものの、やはり不調が払拭できていなかったようで富士見峠手前のコンビニでぜっとさんが一旦単独離脱「二人で先に道の駅行ってて!後から追う!!」コンビニでの昼食の際。次に休憩するなら道の駅蔦木宿だろうという話をわたしとぜっとさんでしていた。
富士見交差点で信号に引っかかって信号待ちの際、休憩の話を聞き洩らしていたカマノサンが「道の駅ってどこですか?」と問うて来たのでこれ幸いと蔦木宿の場所を伝達。「ここから5kmくらい下った右手にある最初の道の駅です。下りでオレが先行しちゃってもそこに来てください!」と伝えてダウンヒル開始。実はわたしも人としての尊厳の維持ギリギリのラインに近づいて来ていたのであった。そこから先はトイレ、もとい道の駅蔦木宿に向けて全速力のダウンヒル。
それでも一応定点だから撮る
どうにか無事わたしが人としての尊厳を保つことに成功し、ホッとしたところにぜっとさんが無事合流し、けれども残念なことに「道の駅蔦木宿と言えばこれ!」とわたしがイチオシしているルバーブソフトクリームは品切れしていたという残念な結果に終わった休憩を終えリスタート。
山梨県に突入
南アルプス
かなり気温が上がって来た
円野郵便局交差点から南アルプス市方面へ向かう。
富士山を正面に見つつの走行
田植えの済んだ水田越しの富士山
お約束
ぜっと「ちょっとそこのコンビニで休憩しましょう。」
(休憩中)
カマノ「PCまでの残り距離と今の時間だとちょっと不安が。」
ぜっと「PCまでグロス15KPHも必要無いんですよ?時間には思いっきり余裕ありますって。」
とり「ネガティブっすね~。このコンビニから先、下りしかないですよ。」
カマノ「ネガティブだからこそ冗長化とかするんです。」
(ああ、なるほど。カマノサンのこの慎重さがオレには足らんのだ。)と心の中で妙な納得をする。
リスタート
富士川大橋を渡る
ステキな鉄骨トラス
PC5(525.2km)セブンイレブン富士川鰍沢口店
16:12着(Close17:00)
先着していたけーこ隊長は軽く会話を交わした後先行リスタートして行った。しばしまったりして我々もリスタート。(残り75kmを5.5時間までかけられるのでさすがに余裕、、、ですよね?)と思ったらやっぱりカマノサンはこの先のアップダウンに対して不安気味のご様子。マージンがいくらあってもそれで確実な訳じゃないですから的なことを言われたような記憶がある。いや、確かにごもっともなのですが。。。
この坑口のレリーフ的な装飾は好み
でっかいハンコ
明るい時間帯に通りかかることがあまりない。
見たいなら見に行けば良いのにと毎度思う
『金丸信顕徳碑』の存在に初めて気付いた
かつての『日本政界のドン』
峽南橋を渡る
改修工事中の飯富橋
富士川に架かる橋はワーレントラス構造が多い
上沢交差点で一旦本栖みちに入り、富士川を渡って波高島から川沿いを下る。最後のアップダウン区間。順調にコブを越え、内船で小休止。
小林やきそば前を通過
次に『こばやき』さんに入店できるのはいつのことか。
定点:富士川対岸のロックシェッド
とり「この先のさ、道幅が狭い登り坂のところがようやく線形改良終わって坂道の頂点が10mくらい低くなって嬉しくてさ、Flecheの時に気付いてそれを周りに言っても誰もわかってくれなくて、この間の【酷・1000】の時にべいさんに言っても”ふぅ~~~ん?”って反応でさみしかったんだよね。」
ぜっと「あ、それ多分オレその話聞けてない。聞いていたらわかるもん。何度も走っているし。」
その後当該区間に差し掛かった際、ご理解いただけたようで非常にうれしかった。
最後のコブを越えて静岡県に帰って来た
今年3度目。
富士川沿いを下って前方に道の駅富士川楽座の観覧車が見えてきた。
前回参加時は光っていなかったような記憶
コロナ禍中で営業自粛していたかな?
観覧車
富士川橋西詰から東海道に遷移して西に進み、由比宿を抜けて薩埵峠入り口を通過した時、前方の西倉沢歩行者信号が青に変わったのが目に入った。渡っているのはけーこ隊長だった。
「間に合うかな?」3人ともちょっと頑張って踏んで下った先、歩行者用信号はまだ点滅せずに灯っていた。
R1富士由比BP海側に渡って慎重に進む。旧スマル亭跡のところにチェーンが張ってあって軽くトラップになっているところがあったりするし、ここまで来てトラブルでは目も当てられない。
新興津橋から望むするけん
帰って来たよ。
スタート地点と同じ場所にゴール受付テントが張られていて、そこで受付。先ほど見かけたけーこ隊長が受付を済ませたタイミング。
Goal(600.0km)駿河健康ランド
20:38着(Close22:00)
38時間38分、揃った数字で認定。
カマノサンは実に5年ぶりのSRだったそうで、非常におめでたい。わたしの方もこれで13年連続13回目のSRが確定したのでひと安心。
しばらくゴール受付でダラダラと会話の後、一足先にゴールしていたけいたさんと、後刻するけん内焼肉店で落ち合う約束をして館内へ。チェックインを済ませて部屋に移動、ウェア類をまとめてコインランドリーに放り込んで温泉大浴場に移動してひと風呂。疲れた身体に湯が沁みた。
AJ神奈川スタッフ、関係者の皆様ありがとうございました。またお世話になります。
ほぼ終始ご一緒いただいたぜっとさん、カマノサンはもちろんのこと、完走できた方、事情により完走しなかった方等おられるでしょうが一緒に参加した方もお疲れ様でした。
もうちょっとだけ続くんじゃ
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2023.06.05 Mon 04:56 -edit-
お久し振りの分水嶺立て札
これはこのまま朽ちるに任せておかれるのだろうか
BRM527神奈川600km興津クラシック・走行記録
走行ログ⇒興津600(2023)
新野峠からの下りはさほど長くなく、すぐに平坦になってその後アップダウンが続くので思いっきり脚が削られる感じがある。過去エントリでも何度か触れているけれど、【興津600】のコースは新野峠を越えてから飯田に出るまでが本当の肝なのだと思っていて、逆に言うと東かなえまで計画通りのペースで走れたら完走が見えてくるのがこのコースなのだと思っている。
記念撮影しているけーこ隊長を置いて一人でダウンヒル開始。快調に飛ばしていたら工事中片側交互通行の仮設信号機の前で停車中の参加者一人。追いつきそうなタイミングで信号が変わったのでそのまま追いかける形になってしばらく進んでいたら、道の駅信州新野千石平手前で前に出るよう促すハンドサイン。パスするときに横目で確認してみたらAJ西東京の若手スタッフK氏だった。しばらくこちらが先行して走っていたら追いついてきて話しかけてきた。
K氏「あのですね、ぜんっぜん無関係な八つ当たりみたいな愚痴こぼして良いですか?」
とり「(?)はあ、どうぞ。」
K氏「なんでもっと早く追い付いて来てくれなかったんですか!」
とり「は???え???なんて???」
K氏「ずっとひとりで走っていたんですけど、この自転車ポジションが合っていなくて身体中あちこち痛くて、特に手が痛いんです。で、痛くて辛くて心が折れそうだったから誰か同じPCを目指して走る人でもいれば、見かけるだけでも気持ちが上がるかなって思ったのに、ず~~~っと誰も来てくれなくて。もうDNFしちゃいたいんですよ。」
とり「いやいや、いまここでDNFしてもどこから電車に乗る?って話だからなあ。」
K氏「次のPCでやめようかな。。。」
とり「飯田からだと名古屋に出なきゃならんしなあ。」
※今にして思えば高速バスで東京に向かうという手段があったと気が付いた。やたらと便数があるのは【酷・1000】の時に実感したし。
K氏「そうですよね。でもその先塩尻とか松本まで行ってDNFするくらいなら完走しちゃっても変わらないし。」
とり「そうだねえ。」
そんなこんなの会話をしていたらいくぶん気持ちが戻って来たらしく「とりあえず行けるところまで行ってみます!」と、元気に先行して行った。
ここからPC2を経由して伊那のホテルに至るまで、翌日リスタートしてぜっとさん、カマノサンに追い付くまではずっとソロライド。
峰竜太アピール区間を抜ける
そのうち村長になったりしそうな勢いよね。
相変わらず凶悪な新野から飯田までの区間をどうにかこうにかほぼ予定通りのペースで走り、PC2に到着したのは20時ちょっと前。68kmを3.5時間なのでこの区間は19.4KPHで走れている。上出来ではないか。
PC2(273.0km)ファミリーマート東かなえ店
19:57着(Close24:12)
貯金は4時間ちょい。
先行していたK氏がお店脇のスペースでもう一人の参加者と何やら会話しながら補給をしていたのを横目にみつつスマホで経路検索。ホテルまでの距離を確認したところ45kmと出た。22時30分チェックインの為に必要なグロスペースは18KPH。この先もアップダウンがあるとはいえどうにか光が見えて来た。長居せずレシートを入手してそそくさとリスタートしようとしたところにけいたさん到着。
とり「宿に10時半までに着きたいから先行くね!」
けいた「宿どこですか?」
とり「伊那だよ。」
けいた「伊那ならこっから20とか25kmくらいでしょ?全然余裕じゃないっすか。」
とり「何をおっしゃる、45kmあるんだぜ。2時間半でギリギリなんだわ。」
店外に出てK氏に声を掛ける
とり「お先するよ!手の方(痛みは)大丈夫そう?」
K氏「ダメです、もう終わりに近いですwww」
彼は結局別の要因でDNFとなってしまったそうで。ポジションの合わない自転車で600km走るのはつらいよなあ。あとから聞いた話ではジオメトリも完全に合わせたフルオーダー車がちょうどこの日に出来上がったのだとか。本人も納車があと1週間か2週間早まってくれていたらと残念がりつつの出走だったらしい。
単独でPC2をリスタート。飯田から伊那に向かう道は平坦区間→コブ→平坦区間→コブ→平坦区間…と続く。(あれ?これって今更ながらだけれどPBPのパターンに近くね?)そんなことを考えつつふと、そこそこしっかりとした追い風が吹いていることに気が付いた。(これは、、、きっと間に合う。ガイアがオレに”風呂に入れ。”と囁いているんだ。。。)とかなんとか厨二ちっくなことを思いながらひたすら進む。
伊那市域に突入
思った以上に順調に進み、伊那市駅付近を通過したのは22時ちょい過ぎ。直接ホテルには向かわず、駅前のコンビニで飲み物や食料品を調達して移動。深夜にたむろしていた若者たちのお陰で会計に手間取ってしまったのでホテルに到着したのは22時10分頃。
ホテルの地下駐車場に停車
充電が必要なライトやGPSを取り外し、館内に移動してフロントへ。対応時刻は既に過ぎているので書き置きと部屋の鍵がカウンターに置かれていて、その書き置きには「2Fにある大浴場は24時間ご利用いただけます。」と記されていた。(23時までじゃなかったのか。こんなに急いだのに。。。)と、やや虚しさを覚えたものの早着した分は休憩時間が長くなるのでまあ良しとした。が、一つ大きな問題が。予約したホテルは一昨年手配したところと同じだと思い込んでいたけれど、実は隣り合う別ホテル。館内に設置されていたと記憶していたコインランドリーが今回のホテルには設置されていなかったのであった。
仕方ないので小分けにして持ってきていた粉末の洗濯洗剤とウェア類を大浴場に持ち込みひと通り手もみ洗い。その場で手で絞って部屋に持ち帰り、幸いバスタオルが二枚あったのでウェアをバスタオルで簀巻きにして絞ってあらかたの水分を吸い取りハンガーにかけて室内に干した。
この時点で23時。リスタートを予定していたのは4時半から5時だったので約5時間半ほどあるからそこそこ乾くだろうと踏んだ。その時ふと気になって次のPCまでの距離とリスタート時刻の確認をしてみたところ計算を一時間間違えていて、移動速度をグロス18KPHで設定したつもりになっていたのに5時に出たのでは20KPHを上回るペースで押さなければ間に合わなくなることが判明して慌てて計画修正、一時間繰り上げることに。いやはや危なかった。ここで気付かなかったらPC3でタイムアウトを食らうところだった。今度のガイアはオレに”完走しろ”と囁いていたのである。
バッテリーの充電をセッティングしたり、ツイートのリプライに反応したりしたのち24時前に就寝。3時15分頃起床して前夜買い込んだ食料を胃にしたため着替えてリスタートしたのは3時半過ぎのこと。想定よりも一時間短い乾燥時間だったものの概ね読み通り、洗濯物は多少湿り気が残っていたものの不快に感じるほど湿った感じにはならなかった。
伊那市駅前ホテル青木
前夜着信したメールの内容通りならぜっとさん、カマノサンの二人はホテルから1.5kmほど離れたコンビニで落ち合ってリスタートしているはずだったけれど、わたしがホテルの部屋を出た頃がちょうど集合時刻だったのでしばらくは二人を追走する形となり、伊那市域を抜けた辺りで追い付いた。
二人と合流
塩尻に向け伊那街道を北上
伊那街道小野宿
JR小野駅
かつてはここにお世話になったこともあった。
駅前のコンビニにはけーこ隊長の姿があった。彼女とは結構ここの辺りで遭遇することが多い。っていうかPC3の到着をなるべく遅くして休憩時間を長く取ろうとすればおのずと同じような時刻にここを通過することになる。
善知鳥峠へのアプローチ開始はこの大鳥居から
塩尻市に入る
今回、今更ながらに気が付いたけれど、峠が市町境じゃないんだな、と。
弥彦神社
15℃表示・まあまあ気持ち良い
四年前の【BRM427興津600】の時、ここよりもう少し峠側(めがね橋入り口付近)にあった電光表示が氷点下だった。
-4℃
年がたがうおおあほんの一か月違っただけなのに。
小野神社(信濃國二宮)
弥彦神社と小野神社は隣接していてかつては同じ神社であったと伝わるものの今は別々の神社で小野神社は信濃國二宮で辰野町の飛び地、弥彦神社は塩尻市になる。
峠に取り掛かる前に軽く休憩
リスタートしてほどなく、蔵造川水路橋(めがね橋)入り口を示す標識が現れたので二人と別行動をとって単独で最近のお約束となっているそちらに寄り道。畑の中の道を抜け、工場の敷地脇を通り、草が生い茂ったけもの道のような踏みつけ跡のある遊歩道を進む。タイヤが太いグラベルロードなので入り込みやすい。
草むした踏みつけ道
蔵造川水路橋(めがね橋)
電車が通過するまでにはかなり時間がかかるのでそのまま踵を返して善知鳥峠登坂再開。すぐにピーク。
善知鳥峠ピーク
初めて訪れたときは水がちょろちょろと流れていたものだったけれど、かつてこの周辺地域一帯に台風被害のあった翌年以降水が流れているところを目にすることが無くなったような記憶がある。
分水嶺を示す木製の立て札
いまにも朽ちそうだけれどなかなかどうして長持ちしている。
先行した二人を追って、塩尻市内へと駆け下る善知鳥峠のダウンヒル開始。
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【よりもい】BRM527神奈川600km興津クラシック・走行記録‐02【興津】
2023.06.02 Fri 07:09 -edit-
コースのマイナーチェンジを繰り返す【興津600】
とはいえ主催のタナカさん曰く
「新野峠を越えればそれは【興津600】なのだ。」
とのこと。(けーこ隊長からの伝聞)
BRM527神奈川600km興津クラシック・走行記録
走行ログ⇒興津600(2023)
十文字屋での昼食を済ませて、天竜二俣駅駅舎脇のサイクルラックに掛けてあった自転車のところまで歩く。
天竜浜名湖鉄道本社玄関
展示されているキャラクターボードのキャラが描かれたラッピング車両をここに来る前に見かけたが、撮影には失敗した。
天竜二俣駅改札入り口
保存展示してある腕木式信号機
ボトルの飲料を補給してリスタート準備。
ぜっと「結構気温が上がっているから掛水ですぐ水が無くなる」
とり「確かに暑いよねえ」
カマノ「(とりのボトルケージを見つつ)お、2ボトル。」
とり「2ボトルなんですけど両方に麦茶入れちゃったから暑くても被れないんですよ。折角2ボトルなのに!」
カマノ「www」
いや、それなら片方のボトルさっさと空にして水入れとけ、オレ。(翌日はそうした)
船明ダム
月まで3km・興津まで450km
月よりも遠い場所、興津をゴールとして我々は走っている。まだ全行程の1/4を消化したばかり。
道の駅相津花桃の里の『夢の懸け橋』
とり「あの橋って鉄道廃線跡を歩行者用に転用しているんですよ。」と、うろ覚え知識の嘘を他二人に教えてしまった。正しくは国鉄時代の未成線(計画されながらも開業しなかった路線)である佐久間線(中部天竜-天竜二俣)の為に建設途中、橋脚四基が完成した状態で工事が中止となったものを後に再利用、改めて桁を架けて歩行者専用道路としたものである。まあこれだけなら未成線とはいえ元々鉄道用として建設が始まったのだから『廃線跡』と言っても全く的外れな内容ではないと、苦しいながらも言えないことはないが、更に「この橋を渡ると縁結びがどうとかこうとかいう腹立たしい逸話まであります。」と、こちらはまったくもって事実無根の大嘘を重ねていたのであるwww いったいぜんたいどこのスポットと混同していたというのか?
カマノ「吊り橋効果っぽいもので良い感じになるのでしょうかね。」
とり「単線跡で細いからそれありそうですよね~~~。」
と、いかにもそれっぽい会話までしてたよ、オレたち。
教訓:知識はうろ覚えのまま他人に吹聴してはいけない。
しばらく天竜川左岸のR152を遡上方向に進み、R152が右岸に渡るところで左岸県道に向け右折。
R152が右岸に渡る横山橋
静かな雰囲気の天竜川左岸県道
とり「この区間って興津600はここを走ってこそ!って感じしますよね!」
マイナーチェンジを繰り返すこのコースなので過去この区間を通らなかったことが何度かあったけれど、初めて参加した2012年にここを通って、その時はジェロームさんという日本在住の外国人参加者と一緒に盛り上がって、その印象が非常に強かったので『【興津600】には天竜川左岸のエモい区間がある』と刷り込まれていたりする。
氣田川橋
真っ赤な鉄骨トラスと鉄骨造ポストから延びるワイヤーの佇まいがステキで大好き。
上路式鉄骨トラス橋の龍山大橋
とり「もうすぐ例の吊り橋ですよ!」
一昨年(と、多分昨年)は秋葉ダム上流の左岸県道に通行止めがあり、一部右岸に渡って迂回しなければならない区間があり、右岸に渡るには幅1mほどのつり橋を渡らなければならず、特に一昨年は雨で濡れた木製の路面がスリッピーでやたらと怖かった区間である。ちなみに一昨年のわたしは渡りながら変な声を出しそうになったのであった。
で、今年は通行止め区間が無かったにもかかわらずキュウシートには『ここを渡って迂回しろ』という指示があり、直前まで参加者の心をざわつかせたものだったけれど、スタート前のブリーフィング時に正式にここを渡らなくてよい旨主催者のタナカさんから告知されたのであった。渡っても良いよとは言われたけど。
峰之澤橋(吊り橋)
路面がドライでも渡らなくて済むなら、徒歩なら喜んで渡るけれど自転車では避けたい橋である。
秋葉ダムとダム湖
気分良く快調に
24℃表示
日差しと追い風とが相まって体感気温は30℃を上回っていたように思える。しばらく進むと右岸からR152が合流してくる大輪橋のたもとにある商店前に複数人の参加者が滞留していて休憩中。その中にはけーこ隊長の姿も。軽く雑談の後リスタート。
地下発電所の放水口に隣接する『お滝』
お滝から上流は川の水が透き通って来る
大井橋
佐久間町のマンホール
中部交差点にある龍のオブジェ
軽くひと山越えたら再び天竜川を、新々原田橋で渡る。
新々原田橋
仮設道路跡がまだ残っている
流量が少ない時だけ通行可能だった仮設原田橋へのアプローチ道路跡だけがまだ残っている。
大千瀬川を渡る
しばらくはこの川沿いに進むことになる。
じわじわ登る坂道をえっちらおっちら。タイミング的にカマノサンが短時間先頭に。
ぜっと「どうですか、先輩二人に煽られながら登る坂道の気分は?」
カマノ「どうも感じませんよ、ボクは誰が何を言おうとパワーメーターの数字だけを信じます。」
ぜっと「とはいえカマノサンの方がなんだかんだ先輩な訳ですが。ところでブルべデビューいつでしたっけ?」
カマノ「2008年ですね。」
とり「オレらちっとも先輩じゃないしむしろ大先輩だしwww」
カマノ「『2008年組』って結構いますよ。」
ぜっと「いやいや、それでもまず大抵の人にとって大先輩ですよ!」
カマノ「走力がリセットされちゃっているから後輩みたいなもんですね。」
ぜっと「ちなみにとりさんは?」
とり「オレは2011年。」
ぜっと「な~んだ、オレと一年しか違わないのか。」
なんだかんだ『先輩云々』の話を切り出した当の本人が一番後輩だったというオチ。まあ一年しか違わないのだけれど。
愛知県に突入
とり「この先に結構大規模なポットホールがあるんですよ。」
ぜっと「何それ?」
とり「岩盤の川床のくぼみに小石がはまり込んで、水の流れでぐるぐる回されて川床が抉られて穴になったところ。大きいのは大人の背丈くらいありますよ!」
結構熱を帯びた説明をしたものの二人ともなんとなくピンと来ていないようで反応が薄かったのが悲しい。
渋い鉄骨トラス橋
いかにもポットホールが形成されそうな川床
道端にしっかりと『煮え淵のポットホール』という標識が立っていたもののブラインド右コーナーを抜けてすぐのところだったので見落としたのか減速が間に合わなかったのかぜっとさんがスルーして行ってしまったし、わたしも道から木立越しに一枚撮っただけで通過してしまった。
煮え淵のポットホール
少々遅れても追走すればいいだけだったので一人で立ち寄れば良かったのだと後から思いいたる。一昨年は雨に打たれて走行中だったので気分的に立ち寄る余裕が無かったので、来年以降必ず立ち寄ろうと心に誓った。
ところどころに置かれた案山子
密漁防止?でもだとしたら人間相手で意味あるかね?
ステキな川床
ステキな鉄骨トラスアーチ橋
新野峠に取り掛かる前、最後のコンビニで補給&休憩。定番の休憩ポイントなのでけーこ隊長やそばりさんをはじめとして結構な数の参加者がいる。この先峠を越えてしばらく下らないとコンビニは無く、峠の手前に道の駅グリーンポート豊根が、越えた先に道の駅信州新野千石平があるだけでしばらくコンビニの無い区間なので必要なものはここで調達しておかないと詰む。
東栄町中設楽交差点のファミマ
中華ざる
走行中に食べる緊急補給食もいくつか調達。
広々としたイートインスペースで補給をしつつの会話。
とり「今4時過ぎか。。。もうちょいで出るとして6時間。」
ぜっと「何?問題発生?」
とり「いや、予約してる伊那のホテルがさ、部屋にシャワー無いから風呂は大浴場なんだけど、利用が23時までなんだよね。」
ぜっと「伊那ってこっから110kmはあるじゃん、無理とは言わないけど結構厳しくないか?」
とり「だよねえ、とはいえ風呂入れずってのも何のための仮眠宿なんだか。ちなみに二人の部屋はシャワーあるの?」
ぜっと「あるよ。」
カマノ「ありますよ。」
ぜっと「なんならシャワー貸そうか?¥100/分でどう?www って、シングルルームに人を引っ張り込んだらホテルから怒られるか。」
そんなこんなの会話の後16時20分過ぎ頃リスタート。
しばらく3人パックで走っていたものの「すまんけどやっぱり風呂に間に合わせるのにこっからまくるわ。」「了解、気を付けて。」
その時点で確認した宿までの距離は113kmで時刻は丁度16:30。大浴場閉鎖時刻が23時なので遅くとも22:30にはチェックインしたいところなので丁度6時間とすると要求されるペースは18.8KPH。結構厳しいペースではあるけれど自分の走力的にまったく無理という訳でもないので気合を入れて踏み始めた。
必要なグロスペースとこれで8回目の走行となってすっかり身体が覚えているこの先のコースプロファイルを勘案したら、今現在の自分にとってぎりぎりいっぱい出し切らないと多分無理。という訳で8回目の参加にして初めて道の駅グリーンポート豊根にも寄らずに新野峠ピークを目指して走ることになった。
しばらく登った先で一人の参加者に追い付いたので「お疲れ様です!」と声を掛けて並んだところ朝ご挨拶をいただいた女性。しばらくそのままご一緒させていただいた。
とり「そういえばお名前伺ったことありましたっけ?差し支えなかったら良いですか?」
そばり「最近虫さんたちに”そばりさん”って呼ばれてるのわたしです!」
ということで彼女がそばりさんなのだということが分かった。
そばり「とりさんのことは虫さんのブログで良く拝見してて、自分がいつも見ているブログに出ている人と一緒に走っているって思ったらなんか感動しますね!」
なんというかこう、以前「わたしの友達がわたしのブログを見てとりさんについて結構知っていたりして笑えます♪」とか虫さんに言われたことがあったけれどなるほどこういうことですか。彼女とは約5kmほど一緒におしゃべりしながら登坂させていただいて、伊那のホテルのチェックイン時刻を気にしてやきもきしていたタイミングで非常に和ませていただきました。本当にありがたかあったです。
とり「この峠はそんなに勾配きつくないので淡々と登って、長いまっすぐな橋を渡ってしばらく進んで登坂車線に入って登り切ったら終わったも同然ですよ。」
そばり「崖の崩落防止のコンクリートのところを過ぎたら、ですよね。わたし走る前にコースを徹底的に予習するんです。この辺もストリートビューで確認して、どんな景色があるかちゃんとチェックしてます!」
すげえ、なんという用意周到さ、意識の高さ。軽く『【興津600】走行経験豊富なオレさま』を演出してみようかと思ったら返り討ちに遭った感。彼女の爪の垢でも煎じて飲まなきゃならんのではないのか、オレ?(;^_^A
その後も共通の知り合いである虫さんやクロさんの【興津600】走行時の話や走行計画の立て方、大休止ポイントをどう設定するか等で軽く盛り上がった(と、わたしは記憶している=主観)。
そばりさん
そうしてしばらくおしゃべりしつつ進んでいたら前方に別の参加者の後姿。
「わたしのんびりゆるゆる登って行くんで先行っちゃってください。」というお言葉に背中を押されて2、300m先に見えた前走者を追いかけ、追い付いてみたらけーこ隊長なのであった。
とり「お疲れ様です!」
けーこ「あ~~~、とりさんか、お疲れ様です!」
とり「結構調子いいんじゃないですか?」
けーこ「そうでもないけど明るいうちに新野峠を越えられるのは嬉しいな。あ、わたし遅いからとりさん遠慮なく先行ってね!」
とり「了解です!」
と、ペースを上げてパスして先行しようと思ったけれどちっともパスできない。なんなら少しずつ遅れ気味で、新野峠ピーク手前の登坂車線終了時点で10mくらい先行されてしまっていた。
「お先にどうぞ♪」とかいいつつペースアップしてますやん、アナタ。これはいったいぜんたいどういうことなのか。こっちが登りで今まで経験ないくらい頑張って回して筋疲労があったとは言えそれでは説明付かん速度差ではあった。
まあ、そんなこんなで明るいうちに新野峠ピーク到着。
けーこ隊長はここで記念撮影するそうで
じっくり記念撮影してから行くというけーこ隊長と別れ、新野峠のダウンヒルへ。
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2023.06.01 Thu 07:13 -edit-
お久し振り(一年半ぶり)の
御前崎灯台
一年半ぶりに【興津クラシック600】を走ってまいりました。『概要』を書くにあたって調べてみたら今回が8回目の出走でした。なかなか感慨深い。
今回は月曜日に休みを取った『(給与所得者としては甘え腐った)盤石の布陣』で臨むことにしたので金曜日は午後休といえど取りづらく、それでもフレックスタイム勤務を活用して15時には退勤。自宅帰着は16時になるかならないかといったタイミング。それから雑用を片付け、残っていた出走準備を整えて自宅を出たのは18時を回った頃合い。特に時刻表を確認することもなく行き当たりばったりの行動だったけれど川崎駅の改札を抜けた時点で次発の東海道線は熱海行きという幸先の良さ。JR-Eポイントをグリーン券に交換したのでほぼ半額の600円(相当ポイント)になるのは本当にお得でありがたい。
熱海から東海道線普通列車に乗り継いで一時間弱。感覚的に興津の位置を富士辺りと勘違いしていて(熱海から2、30分もあれば着くだろう。)と思い込んでいたのでその所要時間の長さに軽くビビる。しばらくは座席に空きが無かったけれど沼津でごっそり乗客が降りたのでそこから先は座ってのんびり。
シュリンクのビールを持ち込み飲む勇者がいた
興津駅到着は21時半頃。下車したらもう一人ランドヌールがいて輪行解除していた。あとから知ったけれどAJ西東京期待の若手スタッフK氏なのであった。軽くあれこれ会話しながらお互い輪行解除作業を続け、彼の方が先に整ったので「また明日!」とお別れ。しばらく後、わたしの方も用意が整ったので途中のローソンで翌日の朝食を調達してから駿河健康ランド(するけん)へ。今回、後泊は部屋を取ったけれど前泊は特に部屋を確保せず、仮眠室で軽く寝るだけのアバウトな計画。入浴し仮眠室に移動したら空気清浄機(プラズマクラスター)脇のスペースが空いていたのでそこに陣取る。作動音がなかなかうるさかったけれど気にしなければどうということもない。横になってうとうとしていたらいきなり「ぶぼぼぼ!」という盛大な音。音源方向の様子を伺ってみるとプラズマクラスターを挟んだ隣に寝ていた客が寝ながら放屁(いわゆる寝屁)を盛大にぶちかましてくれたようだったが、その直後に断続運転で停止していたプラズマクラスターが運転を再開し始めたので寝ながら笑い声を堪えるのに苦労した。寝入りばなに笑わされてしまったおかげで寝付くのが遅くなってしまったではないか、どうしてくれる。ちなみにその客はその後も何度かぷっぷぷっぷと寝屁を繰り返していた。腸内環境よろしくないのかね。
そんなこんながあって寝入るのが遅れたもののアラームをセットした5時より少し早めにすっきりと目が覚めた。(昨日の電車といい今日の目覚めといい幸先良い。)と、軽やかな気分で起床、一旦館内着のまま表に出て、前夜取り外してあったライト類を装着しに行ったらサイトウAJ神奈川代表たちとばったり。「凄いね、今回はその恰好(館内着)で走るの?(笑)」「あははは、それやれたら勇者どころじゃないですね!」館内に戻って着替えを済ませてフロントに赴き、輪行移動時の衣類等が入ったバッグを預けてチェックアウト。正面玄関を出た向かい側にひとみさんたちが立っていてスタート受付への案内、誘導をしていた。今回の受付場所は新興津橋のたもと。
チェックアウトして出る
前日着弾したばかりのRPPジャージで参加
新興津橋たもとから
スタート受付
受付を済ませてぜっとさんやカマノサン、けいたさん、けーこ隊長らと軽く雑談。この時AJ西東京の若手スタッフでやたらと早いけれど途中寄り道して温泉を堪能したりな走り方をするというK氏を紹介された。ほかにはお久し振りのオフロスキwさんや、相変わらず味わい深い旅する自転車に跨った大上さんの姿も。とはいえ今回は知った顔が少なかった印象。ほかのクラブでも600の開催が被っていたからだろうか。【興津600】としては参加者少ない方かも。「おはようございます、定峰(のゴール受付)の時はお世話になりました!」と若い女性に元気よく挨拶をされたのでこちらも普通に返したけれど、お顔はAJ神奈川やAJたまがわのブルべで何度か見かけて認識できているのに名前を知らないままの人。半日後に判明したけれど、面倒くさいので後から知ったTwitter名のそばりさんを使う。
ブリーフィング中
ブリーフィングが終了してしばらくの後、5時50分頃から車検開始、三々五々参加者がスタートして行く。わたしも主催者の田中さんにチェックしてもらってスタート。
<実走行ログ:2023/05/27-24>
東海道を西に進み清水市街を抜ける。信号が多い区間なのでどうしても団子になりがちだったけれど異次元の速度を見せつけつつオモテ先生がパスして行ったと思ったらあっという間に見えなくなった。街中走行では極力前の集団には付かないように気を配っていてもどうしても信号で引っかかってしまうし、こういう時の二段階右折は本当に考え物。余地があれば歩道に退避して後続が車道に停まるスペースを確保したり。こういうところは参加者同士が工夫して譲り合わないといかんよね。
スペースを確保してR150を西進
安倍川越え
この辺の区間はけーこ隊長が真後ろにいたので信号待ちの度にあれこれ会話しつつ。
けーこ「そういえば、チェックポイントの丁子屋さんって行ったことあります?」
とり「いや、無いですね。何度か前を通過したことはあったけど。」
けーこ「なかなか美味しいので一度行ってみる価値はありますよ。いいお値段しますけど。」
とり「いいお値段しちゃうのかあ。」
けーこ「いいお値段って言ったって一食分だから知れてますって~。」
とり「寄れるタイミングあるかなあ。。。」
Photo Chk.(29.8km)
鞠子宿丁字屋看板+ブルベカード07:20(Close08:30)
丁子屋さん外観
この時間帯だからこそPhotoチェックポイントにできるというのはある。営業時間中に老舗人気店前に50人からの自転車乗りが入れ代わり立ち代わり来て写真を撮って行ったのでは控えめに言っても大問題になるwww
先着していたぜっとさん、カマノサンが先行リスタートして行くのを横目にタイムスタンプツイートをポチポチ入力していたら「わたし遅いから先行きますね!」と、けーこ隊長がリスタートして行った。ツイートを流し終わって後追いでリスタートしたものの100mほど進んだところでけーこ隊長が立ち止まって何やらごそごそ。トラブルでもなさそうだったのでひと声だけかけて通過。しばらくは単独で宇津ノ谷トンネルへと向かう。
一昨年までは『クイズポイント』だった宇津ノ谷宿入り口
昨年はどうだったのか知らない。
宇津ノ谷(大正)トンネルを抜ける
緩いけれど道路幅員がそれほど無いのであまり速度を稼げないダウンヒルを抜け岡部地区へ。
この手の火の見ヤグラも随分減った
しばらく進んでぜっとさん、カマノサンに追いついた
旧東海道の常夜灯
焼津の市街地を抜け海沿いを進む。焼津港から先は海沿い二本目の道を進む。
焼津港
田んぼにシラサギ
この辺りで後続が追い付いてきて結構な集団になった。よく見ていないからわからないけれど総勢15人くらいか?わたしの直後にはけいたさんが付いていた。
追い風基調の平坦路を気分良く進む
大所帯になっていくつ目かの信号待ちの際、後方でけいたさんと今朝挨拶したそばりさんが会話しているのが耳に入った。「もしかして前にいるの『とりさん』じゃないですか?」「そう、とりさんですよ。」「虫さんのブログで何度も目にしているからおんなじ状況って感動します!」「なんだそりゃ?」最後だけ思わず口を挟んでしまったw
『越すに越されぬ大井川』を渡る
佇まいが気に入ったお店
手打ちそばと地酒と地魚ですよ!なんともステキなお店ではないですか。
『いつもの』萩間川水門
地震を検知して閉鎖、津波被害を防ぐための水門。
追い風アシストもあったとは言え巡航速度概ね32~37KPHな走行で、後続も多少ちぎれるのではと思ったものの離脱者も少ないまま進む。ぜっとさん曰く「このペースについて来られる人はみんな(東京⇄大阪)キャノボ完走できるよ。ここまでそういうペースで走って来たし。今日は追い風だけどキャノボなんか追い風を狙ってスタートすりゃ良いんだから。」ちなみにこの時点でもそばりさんは涼しい顔で付いて来ていた。強ええ。。。
御前崎のPCに到着し、駐車場になだれ込んでいる間、前を牽いたぜっとさんに対して後続の面々が三々五々礼を口にしながら通過。「別に、感謝されても困っちゃうんだけどな。単に前を走っていただけで牽く意志なんかなかったんだし。」と、やんわりツンデレ風味
けいた「とりさんお昼はどうします?さわやかですか?」
とり「土曜のさわやかは無理ありそう、それにまずは仮眠場所に早く着きたいから往路はあんまり時間かけられないな。」
けいた「とりあえず掛川あたりでお店に入ろうかと思うんですよね。」
とり「駅前通るしねえ。」
PC1(81.1km)セブンイレブン御前崎港店
9:28着(Close11:24)
ここでそばりさんたちとは一旦別行動。けいたさんを加えた四人の『AJたまがわパック』でしばらく進むことになる。基本的な並びは(進行方向)←ぜっと←カマノ←けいた←とり で固定。
追い風基調の御前崎を往く
御前崎灯台
思いのほか海がうねっている
南海上にある台風の影響だろう。
風力発電風車は停止中だった
浜岡原発をぐるっと巻いてR150に合流、西進。追い風基調なので非常に走りやすい。道は相変わらずあちこち工事中で、工事が完了した区間は非常に走りやすく追い風と相まって気分が良い。
菊川河口の潮風橋
2012年の初見以来、見るたびに(いつか渡りたい)と思いつつ早11年。。。
檜坂隧道
今回は前を通過しただけ。
『うまい!』ではなく『NEW』と枕に付いたラーショ
とり「『うまい!』と『NEW』の違いは何なんだろうね?」
けいた「案外、大元の経営が違うのかもしれませんね。」
とり「ああ、なるほど。」
掛川市中心部を抜け、さわやか掛川店前を通過。店外に順番待ちの人らしき数組がいて、さすがに無理っぽいのでスルー。その後けいたさんが五味八珍(ラーメン店)に立ち寄るといって離脱。天浜線線路沿いを再び3人パックで進む
なんとなく佇まいが気に入っている理髪店
原野谷川
この『流れの切り換わり』具合が好き。
『いじり』がなんとなくツボに入った
天浜線線路沿いを進む
掛川からはペースを落とし気味でのんびり流していたこともあり、いつの間にか御前崎で別れた、そばりさんを含む後続集団に追い付かれ、しばらく10人くらいのパックで進む。森町に入って緩い左カーブの先にいしだ茶屋の看板が見えて来たけれど、あろうことかぜっとさんがスルー。「え?寄らんの?」すぐ先の赤信号で引っかかったので「ごめん、オレ抹茶ソフトクリーム行ってくるわ。」と、歩道を利用して引き返したら結局ぜっとさん、カマノサンもUターン。
お疲れ気味だったいしだ茶屋の看板犬『琴』ちゃん
抹茶ソフトクリーム抹茶粉末かけ
ぜっと「こういう寄り道をスルーしちゃうとさ”いしだ茶屋すら寄れないのか。”って思ったりして、そんな些細なことから信頼関係が崩れたりしがちだよねwww」
そもそも存在していたのか否かは別として、信頼関係を崩すことなく無事リスタート。
飛龍大橋前をスルー
ここを渡るパターンの年もあった。
天浜線沿いをひたすら北上し『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の『第三村』モデルにもなった天竜浜名湖鉄道天竜二俣駅に立ち寄り。この周囲で昼食を摂ろうという目論見。
天竜二俣駅構内
前回(一昨年10月開催時)に来た時はのんびり見て回ったけれど今回は軽く。あの時はまだシン・エヴァ劇場公開から半年しか経っていなかったし『どうする?家康』も世に出ていなかったので当然コラボはしていなかったから駅周辺は閑散としていたけれど、この日は結構な人でにぎわっていたし、駅舎はいろんなコラボでカオスな感じになっていた。
駅舎併設のラーメン店ホームラン軒で昼食を、、、と思ったら順番待ち記帳が六組ぐらいあったので断念。代わりに道沿いの食堂、食の駅・十文字屋へ向かったら意外なほど店内は空いていた。
ぜっとさんがしょうが焼き定食、カマノサンがざるそば、わたしが転車台カレーをそれぞれ注文。
ぜっと「それにしてもコース沿いのわかりやすい位置にあるのに一人もランドヌールが入ってこないね。」
屋内撮影でブレた
転車台カレー
美味しゅうございました。
汽車前面(顔)部分も食用フィルムの類に食用インクでプリントされたものらしく、ちゃんと食せる辺りは芸が細かい。窓部分はベーコン、車体側面のラインは人参ときぬさや(かな?)だった。
おなかを満たしたのでのんびりリスタート。平坦区間が終わり、そろそろじわじわと天竜川沿いを遡上し、往路メインの新野峠に向かう。
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