【最初で最後の】蔵王エコーライン2Days-1/2(東→西)【館腰駅】
2018.05.01 Tue 20:43 -edit-
これでも今年は例年比-4mほどの高さだそうで
<実走行ログ:2018/04/29>
・撮影画像一式⇒蔵王エコーライン(東→西)
4月27日に冬季閉鎖が解除されて開通した蔵王エコーラインを折角なので一度は走ってみようと思いコースを引いてみた。
業務の都合上4月29日(日)、30日(月)の二日間休めるので折角なら東から西、西から東と連日走ろうと思って山形県側にあるいくつかの温泉宿を物色してみたもののさすがにハイシーズンだけあって独りで泊まれるところは少なく、泊まれるところもかなりお高かったのでおとなしく腹をくくって二日とも日帰りで計画。
5月2日には名取を後にして車で一時帰京、3日から5日まで小金井トラチームの奥多摩合宿の後6日-7日の日程でBRM512たまがわ400海野宿の認定試走、帰着後車で名取に移動…というなかなか盛り沢山なスケジュールとなっているのであまり疲れを残さないようにと思って二日間ともR286笹谷峠を通る約175kmのコースとした。
計画では175km
のんびり走っても12時間もあれば戻って来られるだろうし、もっとかかって少々遅くなっても翌日も走りに行く計画とはいえお休みなのでさほど問題ない。
ということで7時半近くになって宿舎をスタート。
朝陽の中を爽やかに
約30分後、閖上港朝市に到着して腹ごしらえ。
なんだかものすごく朝ラー気分だったので、いつもの餃子王で水餃子とラーメンを注文
峠道のど真ん中にアオダイショウ
道端に寄せてあげようと手頃な木の枝を探している間に通りかかった車に踏まれてしまった。毒を持っていないのだから素手で触って避けてやれば良かった。
白鳥神社の藤は若葉が目立ってきた
見頃はもうしばらく先かな。
蔵王を指して進む
天候はすこぶる良い。
朝から気温が高く、既に遠刈田まで来た段階で全身塩が吹き始めていたので軽く温泉に浸かってさっぱりしてから蔵王を目指そうかと。
遠刈田温泉 寿の湯
相変わらず温度高めの湯なので風呂上りはしばらく汗が噴き出したものの、しばらく涼んでから着替えてリスタートしたら外気がヒンヤリと感じられた。身体が暖まっているからか。
一週間前、チコリンさんと訪れた神の湯
予定していなかった入浴で時間を食ったので、以前から気になっていたソーセージレストラン「ベルツ」の開店時刻(11時)を少々回ったタイミングでお店の前を通りかかることになった。
折角なので早めのお昼を。
11時15分頃の入店だったものの既に店内は満席状態。
15分ほど待ったところで席に通されたけれど混雑する店内で6人掛けテーブルにひとり。
相席を要請されるかと思ったのにそんなことも無く、思いがけず贅沢な気分を味わえた。
ソーセージレストラン ベルツ
座席からは窓の外に蔵王が眺められる
バイエルンプレートランチ
ソーセージ、ベーコン、ハムのセットにパン(orライス)とスープが付く。
食べ終えて会計を済ます頃には席待ちの客が6、7組ほど。
早め入店正解。
いよいよ蔵王エコーラインに向けてリスタート。
大鳥居を潜り、橋を渡ってエコーラインへ。
蔵王大鳥居
蔵王大権現
交通量はやや多いもののその辺は想定内。
新緑の中のライドは目に優しい
とはいえここから雪が残るエリアまでどのくらい登らなければならんのかと考えるとなかなか気が重い。標識を見ると県境(=概ねピーク)まで残り9kmらしいけれどこの時点での標高はまだ700mになるかならないかくらい。ピークは標高1,600m位だったはずなのでこの先ずっと10%前後の坂道が続くということか。
あと9km
うねうね
宮城県側はこうした短いスパンのワインディングが多い。
いやはや、ホントに10%前後の坂道がひたすら続く。
途中、休憩も兼ねて滝見台へ。
三階の滝
不動滝遠景
蔵王不動尊
不動滝
蔵王寺(くぬき地蔵)でご朱印を拝領
住職の奥様に”蔵王ヒルクライム出られるんですか?”と問われたがもちろん出ないと答えた。
住職曰く”蔵王の坂はかなり厳しいと良く耳にしますよ。”とのこと。
確かに休みどころなく一本調子で続く10kmの登りはキツイ。
蔵王寺のすぐ先が閉鎖ゲートでここから先、ピークを挟んで約15kmほどは凍結の恐れがあるため当分の間17時から翌8時まで通行止めとなる。
ゲートを過ぎると徐々に左右の雪の量が増えてくる。雪の上を渡ってくる風がヒンヤリして気持ち良い。しばらく進んだら雪の壁が視界に入って来た。
雪の壁ではお約束
例年より4mほど低いという雪の回廊
ピーク付近ではボーダーが遊んでいた
こういう光景は八幡平でも見かけたことがある。
お釜に向かうハイラインから続く渋滞を抜け、今回は履き替える靴を持参していなかったのでお釜には向かわずそのまま山形方面へ。
山形県突入
物凄く気持ちの良いダウンヒルを堪能し、上山から北上して山形市内へ。
当初の予定では蔵王から下りて山形市内の温泉で軽く汗を流す予定で日帰り入浴できる温泉宿を確認していたのだけれど、リサーチ不足でそこの日帰り入浴対応は午前中のみだと判明。
滝沢温泉はAM中しか日帰り入浴できない
諦めて先に進んだところで国道沿いに日帰り温泉の看板。
なかなか味わい深い外観で、既に廃業したのではないかと思いつつ玄関先まで移動してみたら絶賛営業中だったので立ち寄り。
廃業したところかと思った
源泉かけ流しで入浴料¥350-はかなりリーズナブル。
源泉は飲用も可
失礼ながら思ったよりも賑わっていて、結構な穴場ではないかと思った。
さっぱりしてリスタート。
R286で笹谷峠を目指す。
馬見ヶ崎川沿いは八重桜が見頃
接ぎ木かな?一本の樹に数種の花
この辺りで丁度17時、地域防災無線放送の音楽が流れてきた。
予定コースでの残りは65kmほど、ようやく走行距離は110kmを越えたところ。
7時半に出て110kmを9時間半なのでAve.は11.5KPHちょい。非常にのんびりしたペースだけれど、この先の笹谷峠は大した勾配のある道でもないので四時間もあれば帰着できるだろうと見込む。
日暮れが近づく中緩い勾配の坂道を淡々と進む。
時折目につくのは「この先R286笹谷峠(旧道)の宮城県側は通行できません」という看板。
(「旧道」とあるからには現道があるはずだし、わざわざ旧道を走らなければ良いだけ。)と思いながら尚も進む。後から思えばこの時点でスマホで地図を確認しておくべきだった。
えっちらおっちら進んだ先で、電光掲示板に表示された文字を見て愕然とした。
「旧道」を利用する場合は通行不可じゃないの?
ここでスマホを取り出し地図をチェック。
見るとR286は一本道で旧道と呼べるような迂回路はなく、並行して山形自動車道が通っているだけ。
「旧道」=一般国道
「新道」=高速道路
ってことかよ!
いやはや。
そういうことならはっきりそういう表現にしておいて欲しいわまったく。
自転車で仙台方面に抜けるには15kmほど北の関山峠を抜けるしか手段は無かったものの、この時点でそんな気力は根こそぎ奪われてしまったので山形まで引き返すことにして、もし仮にビジネスホテルに空きがあったら宿泊し、無かったら輪行で戻ることに。
山のあなたに日は沈む
山形駅前に到着し、いくつかのビジネスホテルに連絡してみたものの大型連休真っ最中に飛び込みでシングルルームが空いているようなところはさすがになかったので素直に輪行で戻ることにして、小腹が減ったので早めの夕飯。
山形そばと山形牛の牛丼のセット
お店の佇まいからして立ちそば程度の気軽に利用できるお店だろうと思ったら思いの外提供に時間がかかるお店だった。味は悪くないのだけれどなんとなく提供が早いものと勝手に思い込んでしまっていたので肩透かしな感じ。
山形駅からJR仙山線で仙台まで、そこから常磐線に乗り継いで宿舎の最寄駅である館腰駅へ。意外と(?)乗り継ぎの接続状況が良く、すんなり移動出来て駅到着は21時半頃の事。
そこから輪行解除して宿舎まで。
館腰駅初利用
館腰駅は宿舎最寄駅ではあるものの今まで一度も利用したことが無かった。
宿舎の契約は5月2日で切れて退去するので最初で最後の館腰駅利用となる。
まあ、これも一つの経験か。
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