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日記超。-改・弐-

  : 

自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023May24Wed

【BINGOと】AJ千葉忘年会ライド2022復路【クジラ】 

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なんだかんだで
この日が自転車で初の
日本寺大仏なのであった。

AJ千葉忘年会ライド2022(往路)- より

例年そうするように今回も日の出前に外に出て日の出を拝むつもりでいたら少々早く目覚め過ぎたけれど日の出が拝めるようなコンディションかどうか確認しようと宿の外に出る。
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まだ月が高い位置にいる

水平線付近はやや雲があったので正直日の出を拝むのはむつかしそうだったので部屋に戻って二度寝から覚めた時にまだ時間に余裕があったら見ようと考え部屋に戻って二度寝。

結局目覚めたので海辺まで歩く。
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岩場のポットホール

日の出を拝むのはむつかしそうだと思っていたけれど、先ほど確認した時よりも雲が減っていたのでひとまず日の出を拝むことはできたので良しとする。
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雲の上の日の出

さほど間を置かずに朝食時刻となった。
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いただきます→ごちそうさまでした

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マダナイ謹製のAJ千葉ドリップバッグ

食後は宿の前で集合写真を撮影して解散。皆さん思い思いのほうに散る。

<実走行ログ:2022/12/11>
 
わたしは特に明確な予定を立ててはいなかったけれど、まずはこの日から復活したという千倉漁港朝市を覗いてから引き返し、安房グリーンラインを北上して水仙ロードを抜けて金谷からフェリーに乗るというざっくりとした計画。
まずは朝市、、、だったのだけれど、正直(え?ここ??)と思うくらい小ぢんまりとした催しだった。広場の中央に丸テーブルと椅子が5~6組、それを取り囲むように物販と飲食の出店が7、8店舗ほど。鯵を具材に使った『漁師メンチ』とドリップコーヒー、ひしこ押し寿司を購入し、押し寿司は持ち帰ることとして保冷剤を添えてもらいメンチとコーヒーをその場でいただいた。
コーヒー店の店主からは結構急に決まった話で仮設トイレや水場も整備できていないらしい。元々は道を挟んだ向かいの漁協の建物を利用させてもらっていたので漁協が休みの時限定で月二回の隔週開催だったのだけれど今回からはそちらに関係なく開催できるようになったので毎週でも良いけれど、こちらの広場は屋根がないのがネックで、、、みたいなお話を伺った。
またお邪魔できる機会があったらもうちょっと盛り上がっていてほしいものである。
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千倉僥倖朝市の様子

メンチとコーヒーを腹にしたため、来た道を引き返す。さすがに宿の前にはもう誰もいなかった。
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千倉大橋から
やや風が強めながら日差しは暖かいポタ日和な感じ。

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南房総のもっさりした山

久しぶりに安房グリーンラインを北上する。まずは安房白浜トンネルを抜ける。
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海底地すべり地層
ずいぶんと草が増えて地層が見えづらくなってきた。

しばらく進んですぐ脇道に逸れ林道畑3号線へ。グリーンラインが開通するまではこうした林道がうねうねと通るだけの、いかにもな南房総の山間だったのだろう。すぐに表れた素掘りのトンネルをたがねの跡が残る内壁を眺めつつ抜ける。
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復路はこのトンネルがお目当て

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林道の様子
落ち葉や落ち枝は多かったけれど道路自体のコンディションはそう悪いものでもない。しばらく進んだところですぐにグリーンラインに復帰。

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グリーンライン唯一の展望

復帰したもののすぐにまたグレーンラインから外れて西に向かい、立山の木村ピーナツへ。
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これも久しぶりなピーナツソフトクリーム

再びグリーンラインに戻って北上したけれど、あとから考えたらグリーンラインに戻らず手前を曲がって素直に BINGOバーガーに寄っていたら帰りのフェリーに乗り遅れなくて済んだのではないかと後から思った。
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さすが南房、菜の花が咲き始めていた

グリーンラインを北上し、しばし思案ののちやはりBINGOに立ち寄るべく道の駅三芳へ。
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おそらく3、4年ぶりのBINGO

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愛想良くないけど寄ってくる猫

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ボリュームを堪能

久しぶりにボリュームたっぷりのハンバーガーをいただいてリスタート。次の目的地は水仙ロードだったけれど、途中吉井の水車小屋に立ち寄り。のんのんびより』の聖地である(最近まで知らんかったw)
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外観

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内部
内部の機構はたぶんすぐにでも稼働できそうなので簡単に中を覗けるようになっているのは稼働していないからで、使用中は立ち入り禁止になるのではなかろうかとも最初は思ったものの実際この水車でコメを搗いたりしたところで経済的にペイするとも思えないので観光シーズンにそれっぽく見せるだけなのかもしれない。
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小屋の周囲にも水仙が

リスタートしてしばらく進んだところで『←水仙ロード』という表示が現れたので従ってそちらに進む。車一台通るのがやっとくらいの田舎道。
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(ホントにこれで良いのか?)と思ったら

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改めて表示が現れた

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15%はありそうな急坂が続く

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急坂ピークは確かに水仙がたくさん

路面の荒い、アホほど勾配が厳しい道をえっちらおっちら進んでピークを越え、ようやく下る。日当たりの関係か、ピークのこちら側はそれほど水仙が咲いてはいなかった。
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とはいえあちこち水仙だらけ

R127に復帰して北上し始めたけれどフェリーには微妙に間に合いそうにない時刻。たぶん10分遅れ暗いで金谷港に着く計算。この日はドックダイヤなので次の出航は2時間後となるので時間つぶしに日本寺を参拝することにして図らずも坂練開始。
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拝観料を支払って階段を上る
サイクルシューズでの石段の昇降が面倒くさいので自転車でアクセスしたのは初めてだった。

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大仏様を拝んで

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更に登って頂上へ

日本寺といえば『鋸山の地獄覗き』ではあるけれど、サイクルシューズでは危なっかしすぎるし結構行列ができていたしでパスして下山。
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地獄覗き隣の展望台から

そこそこいい時刻になったので引き返す。
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参道からの眺め

再びR127に復帰して金谷港に向けて北上。途中サルの軍団がわちゃわちゃやっているのを眺めつつ。
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房総でサルを見かけるのも久しぶり

フェリーターミナルではお約束のびわソフトをいただき、船内でいただくおやつ用にクジラバーガーを購入。
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びわソフトクリーム

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乗り込む船がやってきました
今回輪行袋を携行していなかったし、何より往復でチケットを購入してしまっていたのでBダイヤでも利用せざるを得なかった。

無事乗り込んでのんびり短い船旅を満喫。
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クジラバーガー

下船して、往路をほぼトレースする形で帰路に。
<実走行ログ:2022/12/11>
 
特に寄り道することもなくまっすぐ帰って
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18時半過ぎに帰着

事故怪我無く帰着してAJ千葉忘年会ライド2022は無事終了。
2022年度は千葉ブルべ一本も走っていないけど2023年度は走りに行きたいよなあ、としみじみ。参加した皆様お疲れさまでした、ご一緒下さりありがとうございます。




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タグ: ロードバイク  AJ千葉  ポタリング  忘年会  2022 
2023May23Tue

【滝を愛で】AJ千葉忘年会ライド2022往路-3【海を味わう】 

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ほぼ10年ぶりとなる
養老渓谷粟又の滝

AJ千葉忘年会ライド2022-2 より
<実走行ログ:2022年12月10日>

上総大久保駅から養老渓谷駅に向かう林道月崎大久保線から脇に逸れてしばらく進んだところの素掘りトンネルを眺めて引き返す。
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芋原の素掘りトンネル

この林道は初めて通る道だったけれど『森と梢の道(養老川自然歩道・房総ふれあいの道)』としてハイキングコースにも指定されているのでそこそこしっかり整備されていて走りやすい。ただしところどころアホみたいに勾配がキツい区間があるのはいかにも房総半島内陸の林道といった趣がある。ちっとも嬉しくないけれど。
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養老川自然歩道(月崎大久保林道)

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女ヶ倉林道

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青いアーチの渓谷橋と赤いトラスの宝衛橋

養老渓谷の向山/共榮トンネル入り口まで戻り、レストラン ラ・フランスでランチを、、、と思っていたら団体予約が入ってしまっているとのことで入店できなかった。
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残念ながら入店不可

気を取り直して和食に切り替え、少し南下して清恵にお邪魔。
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二階の座敷席は待たずに通してもらえた

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『限定』に弱い俗物なので迷わず注文

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清流御膳

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子持鮎と生ゆば刺身

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ゆばてんぷらと小鉢三品

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大変美味しゅうございました

あとは海沿いに出て千倉に向かうだけだったけれど折角なので粟又の滝に立ち寄ってみることに。粟又の滝の滝つぼ付近に降りる遊歩道はサイクルシューズでは少々危なっかしいので今まで敬遠してしまっていたのでおよそ10年振りくらいに訪れることになった。
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粟又の滝

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まだまだ紅葉

山間部を抜け急坂を下って鴨川へ。
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太平洋
この先はほぼフラットなのでのんびり走っても明るいうちに千倉にたどり着ける。傾いた日差しを浴びながら気分良く流し、鴨川中心部を抜ける。

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鴨川松島

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フラワーセンター跡地
音質の屋根を突き破り、その周りにもみっちり詰まった梢に逞しさを感じる。

国道に合流してしばらく南下、軽く補給のために道の駅鴨川オーシャンパークに立ち寄り。
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夏みかん(シロップかけ)ソフトクリーム

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沈みかけた夕陽を指して進む

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白渚海岸和田サーフ橋

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いくつもある漁港を通過して

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ゴールのマリンハウス六治郎

到着後はあれこれ雑談しながらのんびりビールを飲んだりお風呂をいただいたり。

時間が来たので宴会開始。
宴会の内容をつぶさに記すのも野暮なので割愛。おいしい料理とおいしいお酒とおいしいイベントwを楽しんで、更に二次会であれこれお酒をいただいたりバカ話に興じたりという楽しいひと時を過ごして床についてAJ千葉忘年会ライドの往路は無事終了。
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非常に美味しゅう、楽しゅうございました




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タグ: AJ千葉  忘年会  ロードバイク  ロングライド 
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2023May24Wed

【今季SRまで】BRM619千葉600もてぎクラシック(時計回り) #04(完)【あとひとつ】 


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マザー牧場入り口前から
内房越しに東京湾を眺める
ブルべってこういう
『帳尻合わせなシチュエーション』が多いから
頻繁に記憶の改竄が起きる。


<実走行ログ:2021/06/20>

PCをリスタート。一路鴨川を指して南下。
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お気に入りスポット・笹川湖の水没林
時間に余裕があれば濃溝の滝辺りも立ち寄りたかったけれど、あそこは自転車を置いてちょっと歩かなければならないので時間的に厳しいと判断してパス。

当初鴨川市街地で昼食をと思っていたもののなんとなく気になったので房総スカイライン沿いのラーメン店「麺屋 まんぼう」に立ち寄り。
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麺屋 まんぼう

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ライスの類はメニューに無かった

麺類の他サイドメニューは餃子のみでライスの類がなかったのでラーメンの大盛りを注文。
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ラーメン(大)
非常にシンプルでオーソドックスな醤油味のスープ。美味しゅうございました。

坂道を下るにつれ頭上から雲が減って行く。一気に駆け下れるダウンヒルを堪能し、鴨川市街地を抜け海沿いを南下しはじめた頃にはすっかり晴れて暑いくらい。
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鴨川松島(雀島)
お天気が良いと眺めも良い。

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今日のブロッコリー

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やや荒ぶる海を左手に進む、そしてこの辺はやや追い風

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和田浦海岸のクジラのオブジェ
この辺りを走行中、対向車線を走っていた二人組サイクリストの内一人に「頑張って!」と声を掛けられたのだけれど、ちょうど口の中に飴玉があったので声が出せず大きく会釈を返したところを偶然車で通りかかったKayoさんに目撃されるなど。

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北緯35度(日本)最東端を通過
文字が紫外線焼けしてめちゃくちゃ薄くなってて見づらい。

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AJ千葉的聖地・マリンハウス六治郎前を通過
毎年AJ千葉の忘年会(⇒一昨年の様子)会場となる民宿。2017年に開催された【千葉1000】の際の打ち上げ会場でもある。昨年末は残念ながら中止となってしまっているけれど今年はどうかな。あと半年切りましたけれどね。

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空模様はボチボチ、ちょっと向かい風

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妙にリアルでビビるウミウのオブジェ

PC6(504.0km)7-11白浜滝口店
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2021/06/20/15:11(Close=15:36)
余裕をぶちかましていたら思いの外マージン無くて内心焦ったり。
ここで先行していたモロさんと合流。
この先のコースの特徴等についてしばらくあれこれ会話の後一緒にリスタート。
「どうせ坂道で遅れるから置いて行っちゃってくださいw」

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味わい深い佇まいの石造三連アーチ橋。

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案の定じわじわ差が開く
付いて行こうとするような無駄な努力はしない。まだあと100kmくらい残っているのに。走りながらふと(そういえば今回のコースは館山市内で『わざわざ』木村ピーナツ店の交差点を曲がるんだった!)と思い出し、モロさんも誘おうとしてガチ踏みしてみたけれど時すでにお寿司、ああお寿司食べたい。。。なタイミングだったので取り敢えずごめんなさいのメッセージだけ入れて自分はピーナッツソフトクリームをいただいたw

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外せない、この味わい
すっかり堪能してリスタート。
館山から海沿いを北上していけば良いものをわざわざ山の中を通す鬼畜の所業が今回のコース。まあ距離の過不足が生じるので致し方ないのだということは理解できますけれどね。。。
北上してじわじわ登らされて長狭街道にぶつかって、更にじわじわ登る。

内房と外房を分かつ房総半島の背骨的なピークを越えてしばらく下ればもみじロード入り口。
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右折してもみじロードに入る

今回二度ほど死にかけて復活したわたしのEdge520Jであったけれど、二度目の復活を果たした際全く給電を受け付かない身体となってしまい、徐々に放電して行っていまわの際を迎えるのみの状態となってしまっていたけれど、この辺りでバッテリー残量10%を切った。ゴールまでは当然持たんわなと諦める。気分はターミナルケア。

アップダウンを繰り返しながら北上するもみじロードを走りつつ、その単調なコースプロファイルが仇となったのか猛烈に睡魔が襲って来た。何度か停車してヤマをやり過ごすもののどうにもシャッキリとしてくれない。時折意識が飛んでしまう感覚もあって、これは2019年のPBPの際三太夫(PINARELLO-FP3)のフレーム(ダウンチューブ)に亀裂を生じさせた事故を起こした時とよく似た感覚なので少々焦る。

そんな時
「おつかれさま~!」
と声を掛けてパスして行った男女二人組。
「後ろから見ていたらすごく眠そうでしたけれど大丈夫ですか?」
「ふらついて見えましたか?すっげ~~~眠いです!」
ここで会話を交わしたのが奏功したのか、一時的に眠気が散った。単独で淡々とケイデンスを刻んでいると眠くなりやすいので付かず離れずの位置で追走させていただくことにした。他人のペースに合わせようとすると意識がはっきりする。そんなこんなで再び眠気に苛まれることなく最後のPCに滑り込み。

PC 7(554.5km)7-11富津更和店
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21/06/20/18:10(Close=19:00)
先着したモロさんもまだ残っていて、他参加者数名とAJ千葉スタッフ氏。

ここから鹿野山ピークを越えさえすれば今回登りらしい登りは無くなるのでその場にいた参加者みな一様に疲れと安堵の表情を浮かべていた。
道中何度か一緒になったバイクショップ「シクル・マーモット」の店長さんと軽く雑談。
「明日発売の『バイシクル・クラブ』にこの自転車が載るんだよね。”こんなに古い機材で良いの?”って訊いたら良いよって言うから載ることになったw」ですと。

たまたまタイミングが合ったのでモロさん、店長さん、わたしという三人パックで鹿野山を登ることに。
「それにしてもさっきまでものすごく眠くて難儀した~。」
「眠い時は重たいギアを淡々と踏んでいると眠くなくなったりしますよ、あくまでもわたしの経験上ですけれど。」
「へえ、さっき眠眠打破とコーヒーを(胃に)入れたけど試しに実践してみよう。」
アウター縛りで登ることに。
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鹿野山ピークに向かってじわじわ
確かに眠気は散ったような気がしたけれど汗の量が半端ないw
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ヤラレ顔でヒルクライムを終えたおっさん(c:モロさん)

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絶妙な時間帯の絶妙な景色
ゆっくり写真を撮って行くという店長さんを残してモロさんとわたしの二人でダウンヒル開始。が、アイウェアが無いわたしは思うように速度を上げられずモロさんとの距離が開く一方。
(登りでも下りでも離されてしまうとは。。。orz)

木更津を抜け袖ヶ浦へ。R16以降はわたしが前を引く形で進み、袖ヶ浦市に入った辺りでへばってしまってモロさんに前を代わってもらって以後ゴールまで。とはいえ走りながら(何かイメージが違うな?)と思っていて色々考えを巡らせてみて思い当たった。観覧車の灯りが点いていないのだ。なるほどねえ。

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直下に来ても注意しないと気付かない

アウトレット前を通り抜け、お馴染み袖ヶ浦海浜公園へ。
Photo Chk.(596.4km)袖ヶ浦海浜公園
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21/06/20/20:40(想定Close=21:44)
実はキューシートで指定されているモチーフはこれでは無いけれど必要なのはあくまでも『袖ヶ浦海浜公園に立ち寄ったという証跡』なのでこれでOKとなった。

海浜公園まで来てしまうと気持ちはすっかりゴールなのだけれど今回はゴールまでまだ7kmほどあるので気を取り直してリスタート。最後の最後に心を折りにかかる坂道を登ってしばらく進めばようやくゴール。
Goal(603.3km)袖ヶ浦公園
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21/06/20/21:03(Close=22:00)

DNF後、スタッフ業務に就いていたべいさんのチェックを受ける。やれ「レシートがぐちゃぐちゃ!」だの「命の次に大事なブルべカードの扱いがなっちゃいない!」だの「フォトチェックモチーフが違う(まあこれは事実)!」だのと色々難癖をつけられつつも無事受理され、晴れて完走認定扱いに。
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39時間03分で認定
この完走をもって今期の認定は200×2、300×1、600×1となったので11年連続11回目のSRまで400(もしくは600)一本まで漕ぎつけた。

今回残念ながらというか当然ながらというか、AJ千葉ゴール受付名物平山さんのロールキャベツもラルさんの塩茹で卵も無かったのでやや賑やかさに欠けてしまった感じ。受付を済ませあれやこれやとわちゃわちゃ騒いでいたら宮城から遠征してこられたトラップさんからご丁寧なあいさつをいただいてしまった。今回はスタート前が(というかスタートしてからも延々)雨だったから普段馴染みのない方とはほぼ一切関わっていなかったしねえ。
ひとしきりあれこれ雑談の後、袖ヶ浦駅前のスーパー銭湯なら24時まで営業しているという情報をゲットしたのでモロさんと連れ立って移動。幸いなことにわたしの日曜夜のエクストリーム出社は無くなり、代わりに翌月曜日の夜現地入りすることになっていた。

汗を流し、冷水浴槽で下半身のアイシングをして生き返ったような心持ちで帰路に。アクアラインも渋滞なくすんなり走れて帰りにスーパーに立ち寄りビールを調達して帰宅。買って来たビールを飲んで気持ちよくなっていたら寝落ちしていて目覚めは翌朝。出勤準備を整え、出勤ついでにレンタカーを返却して電車に乗り込み出社して始業したので今回のブルべは無事終了。
社畜サラリーマンのブルべはおうちに帰るまでではなく、おうちに帰ってから翌朝ちゃんと出勤するまでなのである。

そんなこんなで個人的に初めて走ったもてぎクラシック
主催のAJ千葉スタッフ及び関係者のみなさまありがとうございました。
参加したみなさま、雨の中お疲れ様でした。

(どっとはらい)

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BRM(200,300,400,600)  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top
2023May24Wed

【一週間ぶりの】BRM619千葉600もてぎクラシック(時計回り) #03【三石山】  

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その時走ったのは逆向きとはいえ
ほんの一週間前に走ったところと同じとは思えない
やはりお寺が建立されるようなお山は
空気の質が違う(ような気がする)。


<実走行ログ:2021/06/20>

目覚めは3時20分。
このわたしがアラーム鳴動前に目覚めるのだからなかなか大したものであるが、耳を澄ませば窓外の雨音がしっかり聞こえる。(『一時的に小康状態になる』って予報は外れるのに『朝のうちまで雨が残る』って予報は当たるんだな。。。)そんなことを考えてやさぐれていても仕方がないので起きてリスタート準備。
汚れものをまとめて圧縮パックへ。乾いたインナーとジャージが心地よい。100均で購入したものをフロントバッグに入れて今回携行していた人呼んで『チコリンパフ』の段取り。
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後半戦はこいつをグローブ内に入れる

ロビーに降りて自転車に向かい、出発準備をもそもそと済ませて表に出てから予定通り4時ちょっと過ぎにリスタート。到着したのが19日の22時20分頃なのでホテル滞在時間は約5時間半。これまで600kmのBRMで事前に宿を取って走るということが無かった(※サクマさん、虫さん、クロさんとスタートからゴールまでパックで走った【令和最初の興津600】を除く)ので、大抵はスーパー銭湯の類に立ち寄って短めの仮眠を取った上で足りない分はコース上あちこちで休憩するというスタイルだった。

あらかじめ計画してひとつところでまとまった大休止をというのは今更ながら初めての試みであり、2011年から始めて丸10年という節目を迎え、ブルべ11年目にして新しいやり方を試み始めた感があって良い。とはいえ今回は雨とアクシデントがあったからこうなっているだけで、下手に好天でノートラブルだったら寄り道しまくって時間をロスして結局大して寝られなかったというオチになったであろうことは想像に難くない。
※ここまで『良い話風味』な書き方をしておいて、実はブルべデビュー10年目だった昨年の【興津600】ではしっかり宿を取っていたことをこのエントリUP直前に思い出したw

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早朝4時、しとしとと降り続けている雨

4km戻ってコースに復帰。
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常陸利根川(左)と新利根川(右)

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大杉神社
厄除けの神様なので通過しつつ(この先はもうアクシデントに見舞われませんように!)と心で祈念。その甲斐あってかこれ以後重篤なアクシデントとは無縁で過ごせた。

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これも新利根川

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田んぼの真ん中にポツンと一本の木

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神崎大橋で利根川を渡る

この付近でEdge520Jが拗ね始める。
いきなり妙なキャリブレーション画面的なものが表示されてWindowsで言うところのSAFE MODE画面みたいなものが立ち上がってうんともすんとも言わなくなる。
電源ボタン長押しでリセットをかけてみるも画面が固まったままになる。
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ここから先に進まない
何度か停止していじってみたものの復旧しないのでいじるのを諦め放置したまま走っていたらいつの間にか記録再開の準備ができていたので再開したけれど、果たしてどこまでちゃんとログが残っているかなあ。
そして折角宿を出る際に乾いたウェアを着こんで気分よく走り出せたというのにこの辺りまで来たらウェア類はすっかり汗と雨水で濡れてしまっていた。まあ仕方ないですわな。

通過Chk.-2(335.0km)7-11下総成井店
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21/06/20/05:40(想定Close=04:20)
AJ千葉副代表のsin3氏が待機していた。毎度毎度AJ千葉のBRMは各PCにスタッフ配置していて感心する。もちろん賛否両論があるだろうけれど。
この時点で約一時間半の借金状態。Close時刻設定のある二つ先のポイントである笹のPCまで約120kmを約6.5時間で到着しなければならないのでグロス18.5KPHで走る必要がある。

次の一宮までは平坦なので問題は無いけれど、肝はそこから先。海岸線から上総中野を通って亀山に抜ける区間はアップダウンを繰り返しながらの登り基調だしPCの手前には三石山もあるのでここから一宮までの60kmでどこまでマージンを稼げるか。計画ではPC到着時点で30分ほどマージンができる計算で、その30分はアクシデント時のバッファである。

成田市街地を抜け、成田空港主滑走路沿いに進むものの低く垂れこめた雲のせいで空港方面は全く見えないが、時折かなり低い頭上を飛ぶ航空機のエンジン音で空港が近いことを思い出す。空港建設反対闘争でその名が全国に知れ渡った三里塚も通過したし。
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一年中クリスマス気分の成田市内のラブホ

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芝山はにわ道に突入
成田から九十九里ビーチラインまでほぼ一直線に伸びる道。内陸部は緩やかなアップダウンがあるものの大半はフラットで信号少な目の道なので容易に距離と時間を稼げる区間。

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あのマンガ、もう続編は世に出ないのだろうなあとか思いつつ

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道の駅「風和里しばやま」の入り口にいたゆるキャラ

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芝山鉄道延伸計画ってまだ生きているのか?
その昔、成田空港駅だったころと東成田駅になって何年か経ってからの二回、旧成田空港駅を利用したことがあるけれど、空港駅だったころの賑わいを思い浮かべると東成田駅のだだっ広い空間ががらんとしている様子の廃墟感はグッと来たものだったなあ。

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ひたすらペースの上がるはにわ道(でも雨)

信号が少なくペースが上がるはにわ道が終わり、九十九里ビーチラインへと遷移、ここから先は九十九里浜に沿って南下して行く。
ビーチラインは片貝漁港のところで一旦クランクし、道幅がぐっと広くなる。そのクランク交差点の手前でひとりのランドヌーズに挨拶の声掛けをしつつパスして先行したもののすぐに信号に引っ掛かって停止中に追い付かれた。
「あの、とりさんですよね?」
はて、どちらの方だったか。
「はあ、そうですが。。。」
「わたし○◇(ご本名)です。」
「ああ、そうか!気づきませんでしたよ、これは失礼!!」
わたしの実家近傍にお住いで神田の居酒屋でご一緒したこともあるかぁる(りりママさん)さんだったけれど自転車に乗る姿は初見、加えて雨装備なので全く気付かなかった。あれこれ少々話していたら、成田でわたしを見かけて(わたしにも「クリスマスラブホ」の手前付近で参加者の姿を見かけた記憶)追いかけたものの信号タイミングで離されてしまったのでもっとずっと先に行っていると思っていたとのことだった。はにわ道沿いの道の駅しばやまで『朝の軽量化活動』を実施していたタイミングでパスされたのだろう。
彼女はW2でわたしより30分の余裕があるので声を掛けて先行させていただくことにして一旦お別れ。

通過Chk.-3(400.1km)ローソン一宮海岸店
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08:43(想定Close=08:40)

到着した時にはけーこ隊長とAJたまがわ副代表の松田さんの姿が。そういえば松田さんとは明けましておめでとうではなかったか?w
けーこ隊長は仮眠宿を成田で押さえたものの、ペースコントロールに失敗して宿に到着して即リスタートしなければならないタイミングになってしまったそうで「もうね、予定出発時刻を一時間後ろ倒しにしたのに五分しか寝られなかったわよ!」とのこと。雨で体力を奪われているところに持ってきて睡眠不足はかなりきついだろうなあ。そうこうするうちに松田さんが先行リスタート。前後するようにかぁるさんも到着し、入れ違い気味でわたしもリスタート。

海沿いから内陸へ、じわじわと脚を削って来る登り基調の道を淡々と。
途中、上総中野駅入り口を通過する際に駅の方を見てみたら丁度小湊鐵道線の車両が目に入ったので駅に寄り道。いすみ鉄道線の車両も並んでいるレアな光景を目にすることができた。
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いすみ鉄道の黄色い車両と小湊鐵道線ツートンカラー車両

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小湊鐵道線車両が先行で発車
レンズの曇りと水滴で味わい深いモノになった、、、のか?

上総中野駅から先は一部区間を除いて一週間前に走った道を逆向きに進むことになる。
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一週間前にお参りさせていただいた山水神社

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気温が上がって来て路面から湯気が

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一週間前と言わず、近年は全く通らない新筒森トンネル

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筒森から亀山に向かう道は長閑な田舎道

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亀山湖に差し掛かる

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さて、三石山に登ります
先週は下って来たところ。

先週は南側斜面を登り、今回は北側を。北側の方が木々がうっそうと茂っていて晴れた日でも薄暗い感じがするのに小雨そぼ降る中なので更にひっそりとした感。
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ややガスが出て来た

ピーク近く、勾配が少々緩くなったところで足元に白っぽい何かが動く気配を感じたので視線を足元に向けると数匹の脱皮したばかりと思しきサワガニが°道を横切っていた。踏まずに済んで良かった。
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脱皮したばかりらしきサワガニ
なおも踏まないように慎重に漕ぎ出し、ピークに向かう。

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ピーク付近はすっかりガスっていて幻想的でもある

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丁度一週間ぶりの三石山 観音寺

ウェット路面だし先週確認した通りグレーチングはトラップだし、、、で慎重に下って片倉ダムを巻くようにして房総スカイラインに合流し、しばらく登り返した先が時間制限のあるPC5
PC-5(452.3km)ミニストップ君津笹店
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11:59 (Close=12:08)
上総中野駅でバッファを消費したところまで計算通りでClose時刻前に滑り込み。


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2023May24Wed

【雨の峠の】BRM619千葉600茂木クラシック(時計回り) #02【恐ろしさ】 

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水が流れ落ちて来る道祖神峠の登り
台風ブルべを始めとして
こういう状況には慣れているけれど
慣れているからと言ったところで
これが好きにも楽にもならない。


<実走行ログ:2021/06/19>

不動峠ピークで記念撮影をしていたら先ほど「迷子になった。」と言っていた参加者が追い付いて来た。
「『りんりんロードを越えてすぐ右折』ってキューでしたけれど目印無いからりんりんロード知らない人にはツラいですよね_」
「いやあ、りんりんロードを越えてから曲がったんだけどさ、なんか途中でガーミンがあっち曲がれこっち曲がれって言いだしてそれに従って走ったらあそこに出ちゃってさ。どっち向きが正解かわからなくなっちゃったから後続が来るの待っていたんだよ。」
「なるほど。」
なんとなく『ガーミン(でのルート案内)あるある』な気がする。ありがちありがち。

わたしが先行でリスタートする形でダウンヒルへ。それにしても不動峠のこちら側は路面が荒くてヒドい。しかも思いっきりウェットだし、ブレーキレバーを握りっぱなしである。
幾つかのコーナーを過ぎたところでいきなり
「プチン!」
と音を立てたような感じで軽いショックが右手に伝わり、レバーが一気にハンドルにぶつかった。内心焦りつつ二度三度繰り返し握ってみても全く抵抗なくスカスカ。
(このタイミングでワイヤー切れ!?)
雨降りの、路面がクッソ荒い不動峠を下り始めたタイミングでよりにもよって前ブレーキのワイヤー切れますか???

2019年PBPの際にフランスでフレームが逝ってしまった三太夫(PINARELLO-FP3)に乗っていた頃はブルべ参加時にブレーキワイヤーとシフトワイヤーの各一本ずつを携行していたものだったけれどさすがに走行中切れてしまったのは10年間ブルべを続けて一度しかない(しかも携行するようになったのはそれがきっかけ)ので最近はさすがに持ち歩いていない。一般的にも言えることだけれど、アクシデントというのは往々にしてそういうタイミングでこそ発生するから本当に始末に負えない。雨でタッチパネルが濡れているために上手く入力ができないiPhone画面と格闘しつつ周辺地図をチェックして自転車店を探してみたもののさすがに周囲にそれらしきものは無い。

(DNFして輪行でエスケープするにしてもまずはこの不動峠を下らないことには話にならん。)ということで後ろブレーキだけでおっかなびっくり下ることに。コーナー入り口では停止してしまいそうなくらいにまで減速してアプローチしながら進む。
途中何人かにパスされつつのダウンヒル。普段の自分は、慎重に降りる他者をパスしてヒャッハーな下りを堪能しているあちら側なのだと思うとブレーキの存在の偉大さがつくづく身に染みる。

どうにかこうにか峠を下り切ってフルーツラインの朝日トンネル出口に合流。再びiPhoneで周辺チェック。朝日トンネルを抜けて土浦に向かうか東に向かって石岡に行くか、はたまたコースなりに進んで笠間に向かうか。土浦に戻れば間違いなくワイヤー交換ができる自転車店があるけれども結構な時間のロスになる。石岡と笠間はどうか。コースなりに走るのであれば時刻的にも地理的にも笠間がラストチャンスなのでコース通りに走って笠間駅前の自転車店に立ち寄ることに賭けてみることにした。そこで対処が出来なかったらDNFして笠間から輪行しようと肚をくくってリスタート。それにしてもエスケープするには最も向かないエリアだよなあ。車は袖ヶ浦公園に置いたままだから戻らない訳に行かないし。まあ他のブルべでも車載で参加すればおんなじなので取り立てて今回のそれがどうこういう訳でも無いけれど。

幾つかのアップダウンが繰り返されたものの下り坂の見通しが良かったのでそれほど苦もなく淡々と進める。そうこうするうちに前方に道祖神峠が見えて来た。
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不吉な予感しかしない
因みにこの『道祖神峠』『どうろくしんとうげ』と読むのだそうであるけれど、モロさんに指摘されるまでわたしはずっと漢字表記通りに『どうそじんとうげ』と読んでいた。確かブルべデビュー年にランドヌールの先達「『どうそじんとうげ』のピーク付近には放し飼いになっている犬が居るので気を付けろ、オレは追い掛けられたことがある!」と教えてくださったことがあり、以来ずっと『どうそじんとうげ』だと思い込んでいたのだ。地名というのは文字そのまま読ませないケースがままあるので難しい。※と、やんわり責任転嫁風味の言い訳を書き記しておく。

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道祖神峠取り付きにある『善光寺・山門』

いよいよ道祖神峠にアプローチ。
ところどころ10%を優に超えていそうな坂道が続いたものの、わたしのEdge520Jは浸水の影響なのか勾配計がまともに機能せず、明らかな登り坂でも「-5%」とかいう訳分らん数値をたたき出す始末なのでアテにならない。
表示が1、2%しかない坂道をインナーローで、しかも時折立ち漕ぎまで交えつつの登坂。
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水が流れて来る登り坂

えっちらおっちら登った先にピーク
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峠名表示は他の参加者が撮影していたのでパスした

さて、ここからが再び恐怖の時間帯であるところのダウンヒル。左手を一杯に握り込んで、決してオーバースピードでコーナーに突っ込むことのないよう細心の注意を払って先々のルートを見通す。『かつてこれほど慎重に坂道を下ったことがあったであろうか、いやない(反語)』
そんな感じのダウンヒル。
思うように減速できずに心の中で恐怖に絶叫しそうになったことは一再ならず。それでもどうにかこうにか峠区間が終わり、緩やかな勾配に切り替わってくれて恐怖の時間はどうにか無事遣り過ごせたようでホッとした。
峠を越えたらこっちのもの。iPhoneで改めてマップを確認し、コースから片道1kmほど離れた笠間駅の駅前に自転車を扱うお店が二軒あるのでそのうちコースに近いほうに向かう。

『セーフティショップ・おおしま』というそのお店はオートバイと自転車の併売店舗のようで、ロードバイクのワイヤー交換に対応してくれるのか若干不安が。それでもディスプレイにはスポーツタイプの自転車も展示されているので大丈夫だと思いたい。
作業場でスクーターをメンテしていた店員さんに声を掛けると「ああ、それならこちらへどうぞ。」と、隣の棟に案内され、中に入るとクロスバイクやロードバイク、MTBもしっかり取り扱っているサイクルショップだった。
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セーフティショップ・おおしま

若い店員(店長?)さんに状況を説明し、ワイヤー交換と、可能ならブレーキパッドの交換もお願いしたが「これに合うのはいま在庫切らしているんですよ。」とのこと。世界的に品薄だもんねえ。かなり減って来ていたので10日ほど前に通販で注文したものの今回のブルべには交換が間に合わなかったのだった。
「いま普通にワイヤー引き抜いたんですけど切れていなかったんですよね。とはいえさっきレバーが効いていないのはボクも確認してるしな、、、ほつれ始めたワイヤーが引っかかって悪さをしていたのかも知れませんね。」とのことだったけれどどのみち必要なことなので新品に交換してもらった。
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交換作業中
パッドの当たりの微調整もしてもらって懸念解消。親切で対応が非常に良いお店。

「この先もお気を付けて!」というお店の方の声を背に受けリスタート。
ダウンヒルで稼げなかった分、そしてワイヤー交換でロスした分を取り戻すべくガチ踏み。
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栃木県に突入

PC4(210.0km)7-11茂木バイパス店
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21/06/19/17:14(Close=20:00)
(17時までに到着できたら道の駅で、、、)と皮算用していたけれど少々遅かった。
後ろに写っているのはモロさんの愛車。

待機していたAJ千葉副代表のsin3氏共々あれこれ立ち話。
そこでべいさんが不動峠手前でスポーク折れを起こしてしまってDNFを余儀なくされたという情報を耳にした。
「オレがブレーキワイヤートラブルでも走っているのにぶったるんどる!w」
「でもさあ、べいさんがDNFしたからそろそろ雨も上がるんじゃないかなあ?」浅川AJ千葉代表のありがたいお言葉w

そんな会話をしつつリスタートしようと思って準備を始めたその刹那
「ポキッ!」
アイウェアのツルの部分がフレームから外れてしまった。見れば樹脂製の爪が付いた部品の爪部分が欠けてしまって固定が出来ない状態になってしまっている。すなわちおしゃか。
「今月に入って早々に買ったヤツなのに、、、今回のブルべは諸々コストかかり過ぎだわ。。。orz」
雨中走行だというのに今回は残り400kmを裸眼で走ることになってしまった。天気予報はもうじき雨が上がると言っているけれどアテにはならんし。いや、べいさんがDNFしたんだしワンチャンあるのか?
気を取り直してリスタート。

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丁度真岡鉄道車両が通過

ツインリンクもてぎの敷地中央を突っ切る形で東に進み、東の辺縁沿いを北上、茨城県に再突入。
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茨城県に戻る

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行く手は若干ガスっている

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御前山ダム湖

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那珂川大橋※今回渡ってない

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唐突に現れるコンクリート舗装の急坂(死

通過Chk.-1(282.4km)7-11玉造上山店
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21/06/19/20:56(想定Close=06/20/00:48)
マージン約四時間。レシートゲットもそこそこに移動開始。予約した仮眠宿まで約30km。走行中ちょっとヤバ目の眠気がやって来て若干ふらついたりしつつの走行。当初は成田で宿を確保しようかとも考えたけれど、手前で手配しておいて幸いだった。

ここを含めこの先はOpen/Close時刻の縛りが無い通過チェックとなっており、170km先となるPC5のCloseに間に合うよう走行プランを立てれば良いのでいわゆる借金状態でも帳尻が合えば問題ない為じっくり休める。
今回の宿はコースから4kmほど離れた、潮来駅にほど近いホテル。レイトチェックインになりそうなこと、自転車で行くので屋内保管したいことを事前に要望として伝えてある。
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ホテル(新)まこも@21/06/19/22時20分頃

ひとりで待機していてくれたフロント係に声を掛け、自転車を館内に入れさせていただく。フロントカウンターの脇の方のスペースを使わせていただけた。フロント係さんに他にランドヌール(ズ)の予約はあったのか訊いてみたところ「自転車の方はお客様お一方ですね。」との答えだった。なんだか意外。時計回りの参加者は成田まで、反時計回りの参加者は水戸まで行くのが主流なのかな。
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しっかり屋内保管

チェックイン手続き中「大浴場は23時までなのですけれど、わたし(=当直フロントスタッフ)が最終確認しますので24時までお使いいただけますよ。」というありがたいご提案をいただいたもののあまり長湯していたら仮眠時間が削られる。30分あれば充分なので礼を言った上で予定通り23時で終了してもらって良い旨を伝えた。更に「明日の朝6時から、セルフサービスですけれどおにぎりの朝食サービスがあります。」との案内。
残念なことに4時には出ないとPCに間に合わないので朝食は断念。

まずは部屋に移動。
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かなり広々としている
早速ウェア類を脱いで浴衣に着替えて大浴場へ。
のんびり30分弱湯に浸かって23時になる前には部屋に戻り、翌朝の着替えの準備を整えて布団に潜り込む。4時リスタート予定なのでアラームを3時30分にセットして就寝。きっちり4時間寝られる計算で、ありがたいことにすっと眠りに落ちた。


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2023May24Wed

【親切心が】BRM619千葉600もてぎクラシック(時計回り) #01【ネタを呼ぶ】 

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モロさんをして
「あの人、ネタとしてあれこれ仕込んでいたとしても
ちっとも不思議じゃないくらい色々ありますねw」
と言わしめたけーこ隊長のアンクルバンド。

当初は今年から袖ヶ浦市住民となったべいさんのお宅にお邪魔して前泊の後スタートという話もあったものの、わたしの方は業務が立て込んでしまい退勤できたのは20時過ぎのこと。京急川崎駅前の営業所で手配していたレンタカーも借り受け予定時刻は20時だったものの結局引き取れたのは21時頃。それから帰宅し、翌日の準備を整えあらかたの資機材を車に積み込み始め、あれこれ終了したのはもうじき日が改まろうかという頃合いなのでさすがにべいさん宅にお邪魔する訳にもいかず自宅で就寝。

翌朝は4時起床、4時半に自宅を出てアクアラインを渡り袖ヶ浦公園(※海浜公園ではない)に到着したのは目論見通り5時15分頃。ホント、アクアラインがあるおかげで千葉のブルべに参加しやすくて助かる。
公園駐車場真ん中付近で受付を行っていたのでそちらに移動。
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雨中受付

けーこ隊長生郎さんといったお馴染みな面々と、お久し振りの千葉スタッフ平山さんもいらっしゃっていた。AJ千葉主催のブルべだと平山さんの顔が無いと寂しい。
しばらくしたらべいさん、モロさんもやって来た。
スタッフ諸氏からも「べいさんが走るから雨降ってるじゃないですかw」とか「AJ千葉の雨柱が来た!」とか、いつものように人気者である。
その雨柱たるべいさんの神々しいお姿がこちら。
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パールイズミのポンチョを初投入だそうで
「これねえ、なかなか侮れないからね、さすがにパールイズミが作っただけあって良い感じだよ♪」なにげにウッキウキである。「雨が降ったらDNSしてスタッフ業務に回るから!」事前にそんなことを語っていた人と同一人物とは思えない。

今回のスタート区分は6時丁度のウェーブ(W)1と6時30分のW2で、今回のわたしはW1だった。実は今回日曜日にゴールに帰着してから渋谷に移動し、23時からの打合せに参加しなければならないというエクストリーム出社予定があったため可能な限り早くスタートしたいと考えていたのでありがたい。計画では21時頃ゴールして車内で着替えて30分後に出発、約一時間で移動完了し約束の場所へという流れ。
生郎さんに装備品チェックをお願いしてサインをもらい、6時5分前頃スタート。
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W1スタート状況

<実走行ログ:2021/06/19>

スタートしてから数百メートル進んだところで目の前に『Audax Japan』の反射アンクルバンドが一本落ちていた。(やれやれ、スタート早々落として行く残念な人が居るのか。。。)そんなことを考えつつも拾い上げ、まだ体力にも心にも余裕があったので(本当にこれが必要になるのはトンネルだったり夜だったりだし、折角なら持ち主に渡せたら良いけれどな。)という親切心が頭をもたげて来た。ひとまずPC1まで持って行こうと思い、ハンドルの左ブラケットに引っ掛けて進む。当初はアンクルバンドを片方しかしていない人を見かけたら声を掛けようと思っていたものの、更に数百メートル進んだところでもう一本落ちているのを発見。(両方とも落としとるんか~~~い!?)なんという残念さw
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左ブラケットに引っ掛けて進む

仕方がないのでそれからしばらくはアンクルバンドを装着していない参加者をパスする度に「反射バンド落としてませんか?」と尋ねながら進むことに。声を掛けられた人たちは一様に怪訝そうな顔をしていた。何人かはこちらの言葉そのものが腑に落ちないらしく、その際には左側ブラケットに軽く巻いた反射バンドを指し「これ!」と説明してご理解いただいたりしてみた。

10人弱ほどパスしたところで前方に見覚えのある青いレインウェアのけーこ隊長の後姿。丁度フォレストサーキットコースから高滝方面へと抜ける林道に入って緩い登り坂になったところで追い付いた。
「お疲れ様~。」
「お疲れ~とりさんもW1なのね。それにしてもこの道で雨は恐い~!」
「危なっかしいですもんねえ。」
そんなことを話しつつふとけーこ隊長の足首にはバンドが巻かれていないことに気が付いた。(とはいえ彼女はオレ同様『AH2400』のバンドを持っているから普段そっちを使っているのではないか?)そんなことを考えつつ念のために訊いてみた。
「けーこさん、反射バンド落としませんでした?」
「え?わたし落としたの?」
「いや、わからないから訊いているのであって。」
「あ、それわたしのだ!」
「は?」
「雨具の下を履くときに外して付け直すの忘れてた。」
「なにやってんすか。。。」
「でもとりさん、なんでこれわたしのだってわかったの?」
「わかる訳ないですよ。追い越しながら一人ずつ訊いて来たんです。まさかけーこさんのモノだったとはw」
そんなこんなであっさり持ち主に返却できたのでミッションクリア。

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袖ヶ浦から高滝に抜ける林道

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高滝湖と市原湖畔美術館

PC1(33.6km)7-11市原原田店
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21/06/19/07:22(Close=08:42)

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雨のうぐいすライン

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印旛捷水路
なんか不自然な川だと思ったら人工河川だった(※無知な元千葉県民)

PC 2(93.4km)7-11印西瀬戸店
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21/06/19/10:11(Close=12:12)

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印旛沼西側から利根川方面へ

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若草大橋を渡って茨城県へ
※小銭の用意を忘れずにちゃんと¥20-払った。

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正直者の住まう町w

利根川を渡ってしばらくしたところでモロさんが追い付いて来たのでしばらくあれこれ話しながらの走行。
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前方に牛久大仏が見えて来た

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牛久大仏を指して走るような感じ
コースは途中で右に折れるので大仏に気を取られて曲がり損ねて少々オーバーラン。なおもわたしが前、続いてモロさんというパックで走っていてしばらく経ったところで信号タイミングが微妙になりそうな交差点に差し掛かり、信号が変わりそう(=だからダッシュしよう!)と合図を出そうとミラーを見たらそこにモロさんの姿が無かったので少々うろたえる。後方でそれらしい音も声も聞こえなかったから事故では無さそうだけれど。

しばらくミラーを覗きながら進んでいたら立て続けにミスコースをやらかしてしまい、信号待ちで停まったタイミングでマップ表示を拡大して確認。信号待ち車列が動き始めたのでこちらも漕ぎ出し、マップから目を上げた瞬間、先ほど動き始めたはずのタクシーが停止しているのが目に入った。どうやら前方で左折をしようとしている車両が横断歩行者を待っているため後続が停まったらしい。追突を避けようと慌てて左側に逃げたらタイヤがバンパーに接触してしまったらしくバランスを崩して転倒。幸い大した速度は出ていなかったので自転車にはダメージが無いようだった。
タクシーの運転手に車体の傷の有無を確認してもらい、特に見当たらなかったのでその場で更に詫びておしまい。
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生傷の絶えないオトナである

PC3(140.5km)ファミリーマートつくば桜金田店
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21/06/19/12:31(Close=15:24)

PCには当然のように先に到着していたモロさんがいた。
「とりさん先に行ってたんじゃないんですか?」
「ミスコースした。ついでに転んだ。」
「大丈夫ですか?」
「モロさんが消えたから気にしていたらミスコースして復帰しようとしたら転んだのでこの転倒はモロさんのせいです。」
「そんなにボクと走りたかったんですか。。。w」
そんな会話の後モロさんが先行してリスタート

このPCはイートインスペースがあったので昼食補給と共に膝の怪我のケア。香料が一番少なそうなデオドラントシートを購入してキズ周りを拭き取り、大判のガーゼ付き絆創膏を貼る。
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膝のケア、キズそのものは知れている

210619020.jpg210619021.jpg
つくば市大曾根辺りだったかな?
この周辺は豪農が多いようで古くて立派なお屋敷が多い。

りんりんロード手前でこちらと進行方向逆向きに停止している参加者の姿。
「トラブルですか?」
「いや、迷子。道わからなくなっちゃって。方向どっち?」
「(自分の進行方向を指して)あっちですよ。」
AJ千葉のキューシートは信号を回避する為になかなかわかりづらい路地を通すことが多いから間違いやすいのだろうなあ。
210619022.jpg
りんりんロードを横切る
さすがに誰も走っていない(当たり前だ)

細く曲がりくねった道を進んで不動峠に向かう。不動峠を登るのって何年振りなんだろう?
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北条大池脇を抜ける

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前からこんなのあったっけ?
ピークまでの残距離が分るのは非常にありがたい。

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雨の不動峠を淡々と登る

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不動峠ピーク着(21/06/19/14時頃)

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2023May24Wed

【はじまりは】BRM619千葉600もてぎクラシック(時計回り)概要【いつも雨】 

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2021年6月19日 06:00 スタート
〃 6月20日 21:03 ゴール
所要39時間03分=認定時間
2021年SR確定まで
あと400又は600を一本のリーチ状態。

<実走行ログ:2021/06/19-20>

その開催時期から例年雨に祟られることの多いAJ千葉主催ブルべ【BRM619千葉600もてぎクラシック(時計回り)】に参加して参りました。
ずっと天気予報をチェックしていましたが6/19-20の予報は一貫して改善する様子もなく、直前の確認ではむしろそれまでよりやや悪化していた感まで。折に触れ何度か書いていますが日本における11月、12月のBRM開催が解禁されたので昨年の内に300の認定は『試走』というカタチで【鎌倉300(AJ神奈川)】にていただいており、明けた今年は【逗子200(AJ神奈川)】【秋葉原200(A近畿)】という二つの200を走ったきり、自身の走力確認の意味も含めて出走した【パーマネント伊豆300(AJ神奈川)】は、ブルべカードを携行することを失念してしまって認定外となった上、暑熱にやられてヘロヘロだったという苦い思い出。

そんな状況でしたが6月にはこの【茂木600】を、7月には【SR600 Fuji】をそれぞれ走るべくエントリーを済ませていたわたしは【伊豆300】の認定外走でかなりはっきりと『(BRM600やSR600を走り切るために今現在の(身体能力的に)足りないところが何であるか?』ということを強く理解することとなりそれまでほとんど幽霊会員状態であったフィットネスジムに通うようになってみたり。たかだか二週間と言えど、実際に走ってみてその効果のほどを理解できたので当面は継続していく予定。

(閑話休題)

そんな訳で出走した【茂木600(時計まわり)】でしたがやはり色々ありました。

・信号待ちのタクシーを見落とし回避し損ねて転倒、落車。
⇒ミスコース後にGPSのマップ表示を確認していたら、動き始めたと思った信号待ち車列がいつの間にか停止していてそれに気づかず。
・不動峠の下り始めで前ブレーキレバーが沈黙。
⇒どうにかこうにか笠置駅前のサイクルショップに持ち込み対処、ワイヤー自体は切れていなかったという謎現象。
・今月初めに購入したばかりのアイウェアが死亡
⇒ツル部分の付け根がぽっきり。一か月使っていないというのにどういうことか。
・浸水によりiPhoneのライトニングケーブル死亡。
⇒接点に水が入り込んだようでケーブルの接点には腐食した跡が。
・同じく浸水によりEdge520Jが逝く。
⇒しばらく妙な挙動を見せ、二回ほど電源長押しで復活したものの最終的には充電が不可能となってしまい走行中に役目を終えた。

そんなこんなでなかなかに苦労しつつ、それでも冒頭に記した通りどうにかこうにか完走、認定。
走行中のあれこれ抜粋。
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雨のスタート受付

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牛久大仏

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転倒、落車して膝を擦りむく

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そぼ降る雨の不動峠

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道祖神峠の登りは水が流れて来ていた

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真岡鉄道

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潮来市内のホテルで仮眠

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上総中野駅

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二週続きの三石山 観音寺

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オーソドックスな醤油ラーメン

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今年は忘年会でお邪魔出来ますかね

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マザー牧場前からの夕景

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ゴール地点

これで2021年度SR確定まで400もしくは600の認定をいただければ、ブルべを走り始めて丸10年のひと区切りの次の新たな節目となる11年目のSR確定となります。
まずはできることからコツコツと。
直近はひとまず【SR600 Fuji】なのでボチボチ準備を始めませんとね。
個人的に初めて走って認定していただけたSR600なので新しい10年間に向けて初心に帰るという意味でも。
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2023May24Wed

【忘れないうちに】令和2年はこんな感じで【書き出しておく】 

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徳之島にはのんびり行きたいので
今年も五泊で計画している。
台風来なけりゃ良いなあ。

令和2年が始まって既に三週間が経過してしまったところでざっくりと今年の計画をば。例年通り1月と2月はラン中心で以後どっぷりブルべが中心のスケジュール。今年は2018年に続いて二度目の北海道でのRM認定走である【納沙布岬1200km】が8月にあるのが個人的に最も楽しみなイベント。
個人的に最も重要なのは7/18の【津軽200km】で、これは長いこと温めていたBRMプランだし、遠征&宴会付きということで、「個人的に最も重要なもの」としての位置づけ。
あとはGW中、RAJにはエントリーしていないのでどこかふらつこうかとか、8月、10月、11月のどこかにSR600を入れてみようかとか(11月ならKWもしくはKWRしかないけれど)画策中。
ひとまず今の時点での思い付きなのだけれど、備忘録として書き出してみる。
昨年参加する気満々だったAJ西東京【金太郎200km】を思いっきり忘れていた前科もあるし。

1月1日:小金井元旦ロードレース(済)
1月4日:BRM104神奈川200km逗子(済)
1月11日:BRM111神奈川300km鎌倉(済)
1月19日:フロストバイトロードレース(済)
1月26日:館山若潮マラソン

2月16日:青梅マラソン
2月22-23:小江戸大江戸200Kフットレース

3月14日:BRM314西東京200kmしおかつお(達磨山)

4月5日:BRM405たまがわ200km定峰
4月11-12日:Trace日本橋2020
4月18日:BRM418たまがわ300km大洗・銚子
4月25日:BRM425神奈川300km渡良瀬

5月9-10日:BRM509たまがわ400km海野宿
5月16日:BRM516札幌200km十和田
5月30-31日:BRM530神奈川600km興津←順調ならここで10回目のSR認定

6月6-7日:BRM606たまがわ600km鬼怒川
6月20-21日:BRM620千葉600kmもてぎ
6月27-28日:BRM627宇都宮600km相馬

7月5日:トライアスロンin徳之島
7月18日:BRM718たまがわ200km津軽

8月13-17日:2020年北海道1200km納沙布岬

9月20日:BRM920神奈川300km直江津
9月19-21日:BRM919埼玉1000kmアタック八戸
9月26日:BRM926神奈川200km箱根

10月3日:BRM1003西東京200km金太郎
10月31日:BRM1031神奈川300km伊豆

ちょっと3月が薄いような気がしなくもないけれど、まあなんか入るよね、きっと。
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2023May24Wed

【アクシデントは】2019年総括-02【下半期に】 

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まあ今年はPBPでフレーム破損したりしたけれど
やっぱりこれが一番のアレ(笑)
いい加減しっかりしましょうよ
オトナなんだから。

【2019/Jul.】
◆BRM713宮城1000女川龍飛:気付き前気付き後
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丁度一か月前なので「PBP参加前の脚慣らし」的な意味合いでエントリーした1000kmのBRM。
脚慣らしどころかなかなかどうして厳しいコースだった訳であるが、どうにかこうにか制限時間内にゴールに辿り着けた。午後から出社しなければならない事情があったのでゴール後即東北新幹線に乗り込んで帰京したのだけれど、その時点ではあんな落とし穴があるとは思わなかったのである。(「脚慣らし」ではなく「厄落とし」になってくれたら幸い。)と、その時は思っていた。

【2019/Aug.】
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かつて在籍していた会社での業務で約一年間暮らし、その時に知り合った人との付き合いでその後数年間ほぼ毎年遊びに行っていたおかげで相当なじみ深い地となった青森。この時点では確定していなかったものの、自らが考えた「遠征200ブルべ」開催の下見的な意味合いも兼ねた津軽半島一周ライド。

19e PARIS-BREST-PARIS Randonneur(2019/08/16-25)
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言わずと知れた四年に一度の「ランドヌール(ズ)のお祭り」
今回は参加総数約6,800人、日本人参加者数約380人という、各々史上最大規模のもの。
出国時から帰国時に至るまであれこれアクシデントやらトラブルやらといったイベント続きであった。ブルべデビュー前に購入し、人生初ブルべを共にした相棒三太夫(PINALLERO-FP3)は彼の地で天寿を全うすることになった。今までありがとう!
因みに走行レポートは多分あと2、3エントリを残した状態で未完のままであるので最後までまとめてしまいたいもの。

【2019/Sep.】
SR600_Oirase(2019/09/14-17)
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今年からの新コース二つの内ひとつ。
前述の通り個人的に非常になじみ深い青森の地を走るSR600で、コースの大部分は自転車もしくは自動車での走行経験があるのでイメージを掴みやすかったため、一番乗りでエントリー。
最後雨に降られてしまったものの概ね天候に恵まれ無事完走し、めでたく「認定第一号」の栄誉に浴することになりました。フランスから帰国直後に購入したジェームスくん(JAMIS_RENEGADE)のブルべデビュー戦。

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200とはいえSR600_Oiraseから一週間というスケジューリングはなかなか厳しかった。
昨年は台風接近のため出走はわたし含め五名。
全員完走できたもののわたしひとり途中のPC延着で認定外となってしまった因縁の箱根200に再び挑み、今年は無事完走の運びとなりました。

諏訪五蔵巡り都内ポタ(2019/09/28-29)
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1.みいさんプロデュースで長野まで。
メンバーはみいさんの他リュウさん、サクマさん、虫さん、クロさんに加えてわたしというお酒大好きっこな構成。みいさんおすすめのパン屋さんで腹ごしらえしてから諏訪の蔵をハシゴしながらそぞろ歩き。最後の最後に中央線特急が特急料金が払い戻されるレベルで大幅に遅延するというオチがあったものの非常に楽しい休日。
2.翌日曜日、都内をうろついてから船橋まで足を延ばし、BRM928たまがわ600那須のゴール受付の陣中見舞い。ジェームスくんを購入する際ショップに同行したモロさん”あれってあんなに重かったでしたっけ?”と驚かれるなど。

【2019/Oct.】
日帰り帰省ライド(2019/10/05)
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実家母と直接会話しなければならないこまごました事情が生じたので日帰りで千葉県柏市の実家へ。復路で手賀沼に足を延ばし、地元在住で小中学校の後輩であるりりさんと軽くサイクリングロードを流して帰宅。往復120kmくらいのゆるポタ。

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本年最後のブルべはAJ神奈川さんにお邪魔させていただきました。
同日に自身が籍を置くAJたまがわでも300のBRMが開催されたのだけれど、今年は「ブルべ中に富士山を拝めなかった」ということが心に引っ掛かっていて、ラストチャンスのこれに賭けてみたと。なかなかキレイな富士山を眺められて非常に満足です。

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伊豆300を完走して、ゴール地点の大船から自走で帰宅してシャワーを浴びて着替えてそのままさいたま新都心に向かってモロさんの場所取りに合流。
朝からビールを飲み、レース本番はスタート直後とゴール直前以外寝て過ごしたというなかなかステキな休日の過ごし方ではあった。
お天気に恵まれて良かった良かった。

【2019/Nov.】
真鶴・箱根ポタ(2019/11/02)
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直前まで天候不順が危ぶまれた天気予報をもとに判断をして箱根200の出走回避を決めた虫さん、クロさん二人が、コースに含まれている真鶴半島をまだ走ったことが無いということで、スケジュールが空いていたわたし、サクマさん、藤井さんが一緒になってコースをトレースして走ってみようというコンセプト。コースのトレースは芦ノ湖まででおしまいで、そこから先はパン活して箱根旧道を下って小田原駅から輪行で解散。

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Oiraseに続く今年二本目のSR600は紀伊山地。
そこそこ標高はあるものの緯度が低めなので11月でも走れるのがこのコースの売り(?)のひとつ。
ブルべデビュー以来九年目にして初めて単独参加ブルべにおいて途中宿泊の手配を行ったという個人的にエポックメイキングなブルべとなった上、PCをひとつすっ飛ばしてしまったため約50km、積算標高1700mのオプショナルライドもあったりして、いろいろ盛り沢山ではあった。

【2019/Dec.】
猫娘御朱印ポタ(2019/12/01)
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一年の内「ゲゲゲ忌」の期間だけいただけるという「猫娘があしらわれた御朱印」をいただくために多摩川沿いをのんびり遡上して調布まで行って帰ったポタ。

六義園ライトアップ(2019/12/05)
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昨年は開催日程を勘違いして覚えていた六義園のライトアップ。
今年は仕事帰りに立ち寄れて非常に満足した夜だった。

AJたまがわ大忘年会(2019/12/07-08)
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毎年恒例AJたまがわ大忘年会。
今年もmomさんにお車をご提供いただき、不詳ワタクシめが運転。
当然ながら自転車にはいちミリたりとも乗っていない。

AJ千葉忘年会(2019/12/14-15)
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非常に強い風にさいなまれながらもアリランラーメンを味わい、今まで知らなかった素掘りトンネルを堪能し、宴会を楽しみ、翌日もピネキだったり住吉飯店のえびそばだったり、房総を堪能しまくった二日間。

新車筆おろしライド(2019/12/21)
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渡仏前に発注していたニュー・マシンが納車されたので浮かれ切って横須賀まで。その後逗子経由で都内を北上して東長崎マダナイでお茶して帰って150キロ。

年内まだもうちょいあってFestive500チャレンジするつもりでいたりしますが今のところ今年の振り返りはこんなところ。
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2023May24Wed

【反省の多い】2019年総括-01【人生です】 

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新年早々肋骨を二本折って
マラソン大会を三つDNS
本当に健康というのは得難い財産です。

今年は本当に色々あった一年で、改めて振り返ってみたら(あれ?それって今年の出来事だったっけ?)という出来事がてんこ盛り。いやはや本当に中身の濃い一年だったのだなあということで、何があったのかをざっくり振り返り、来年以降に少しでも生かせたら良いなあ、という願望を込めて1月から6月までの上半期の振り返り。

【2019/Jan.】
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「サンライズ・シリーズ」と銘打った、お正月の松の内に200、300、400、600の各認定をゲットしてSRを確定させてしまおうというAJたまがわが世に問うた少々(?)頭のおかしい企画第一弾(※厳密には事前認定試走が既に実施済み)に当日実走にて参加。コース自体は完全に頭に入っているのでのんびり流した感じ。新年一発目を危なげない完走で幸先良いスタート…だったはず。

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スタート送り出し業務を終えて、柏の実家に帰省。
一泊して自宅に戻る際寄り道してゴール受付に手土産持参で顔出し。

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衝動的に西伊豆を走りたくなり、会員特典の宿泊割引サービスを活用して興津の駿河健康ランドを利用することを画策したものの、土日利用不可な特典だったので利用能わず。とはいえ走りたい気持ちはあったので強行して、西伊豆の道の凶悪さにうんざりして下田で諦めて輪行したというオチ。

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自転車ですっ転んで骨折とか、およそ街中でやらかしたくないアクシデント。
歩行者にご迷惑をおかけしなかったのが不幸中の幸いではあった。

【2019/Feb.】
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肋骨骨折から三週間。
担当医師には若干(?)呆れられたもののどうにかこうにか無事完走。

【2019/Mar.】
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2019/03/04時点での「キュー総数428・キュー間平均距離1.4km」というとんでもない600で、走行中もゴール後もヘイトを吐き散らしたブルべであった。一応この完走をもって2019年のSRを確定できたので、前年に済ませてあったPBPプレレジストレーションから本チャンに進められるようになった。

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チーバくんの翌週走った400ブルべ。雨に打たれ、更にあられまで食らい、スピードプレイ・クリートのCリングが折損してクリートがペダルに固定できなくなってしまうという過酷なコンディションだった記憶しかない。前週で一応SRを確定していたものの、各距離バランスよく200(たまがわ東葛)、300(たまがわ二子玉川)、400(R東京)、600(AJ千葉)というSR申請の内容に。

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「世界のけーこ」こと、けーこ隊長が主催担当の200であるけれど、2018年は直前の降雪のために達磨山コースは松崎に振り替えられ、なぜかジンガイチームに牽かれることになって死にかけたというトラウマが刻まれたものの、今年はマイペースで走れたので気分良かった…と、記憶の改竄が入っているものの富士山は拝めず最後に雨に降られるといったひどい目に遭っていたのであった。
っていうかハニヤさん”金太郎に必ず出(てお肉食べ)ます!”って言っていたのにエントリーし忘れていたことに今更気が付いたよ。。。orz

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三週連続のブルべエントリーの掉尾が200とはいえ二日連続という、なかなか痺れるスケジューリングだった。お昼ごはんに立ち寄ったちんばたがやたらと混雑していたので復路は相当飛ばして帰ってどうにかこうにか帳尻を合わせた感。バイパス開通万歳。

【2019/Apr.】
◆東伊豆別荘合宿ライド(4/6-7):一日目二日目
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小金井トライアスロンチームに所属するレジェンド、カマちゃんが東伊豆に所有する別荘にお邪魔しての一泊二日。ストラップの留め具が破損して購入したばかりのカメラ、RICHO-GRⅢが大破するという悲しい出来事があった。

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「ランドヌール(ズ)を堕落させる悪魔のイベント」初開催に乗っかりました。
日程が4/19からになっているのは前日宴会も込みの計画だったからです。というか、そもそも前日宴会のために設定されたコースと言っても過言ではない。
諸事情により今は入手不可なAJたまがわユーロシャツが悲しい。

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PBP開催年なのでSRの取得機会を増やす意味合いもあって本来ならスタッフ認定試走となるタイミングのところを一週間ずらして「本番」として扱うことで二回開催されることになった「興津600」は、ちょうど平成と令和というふたつの元号で開催されることに。そして開催された「平成興津」は強い逆風と低温でなかなかの修羅場であった。

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興津600を完走後に車で移動して帰宅し、そのまま400の認定試走に出かけたという「私的1,000kmチャレンジ」を実施。興津スタートから石廊崎ゴールまでを75時間でまとめるチャレンジは、残念ながら8分超過で達成できず。

【2019/May】【2019/Jun.】
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諸事情あって、主催担当のひとみさんの名代として試走。
コース途中の十国峠が通行不可だったためぶどう峠を通すこととなり、なかなかヒドイ坂を味わい尽くすことと相成りました。

【2019/May】【2019/Jun.】
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1.どうにかこうにか完走を果たした「平成興津」から三週間。
虫さん、クロさん、サクマさんと一緒になった走行で「走行計画段階から誰かとパックを組んで走行する」というのはFlecheやTrace以外では初めての経験。三週間前とは打って変わって天候に恵まれ無事全員完走。詳細のレポを起こしたかったけれどこの時期バタバタし過ぎていて中途半端なダイジェストしかないのが心残り。
2.今年開催主担当を務めた日立600は認定試走。まあ走りやすい道なのですが晴れると地獄と化す時期なので。わたしが試走したときは最高気温35℃を超えていたり。
3.毎年恒例になった「AJたまがわ遠征ブルべ」は男鹿でした。日本酒三昧。

【2019/Jun.】
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遠征先でひたすら雨に打たれるブルべというのも切ないのであっさり諦めて信州に逃避しました(笑)

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昨年は台風の直撃を食らって島から脱出できなくなったりしたものの、ちょうど退職に伴う有給休暇消化期間中だったのでなかなかのんびりした日々を送ったりしましたが、今年もやっぱり台風直撃を食らいまして。昨年ほどヒドイ風雨でもなかったのでスイムが2,000→600に短縮になった以外特にレースに変更はなく。ところがバイクパートで島を半周くらいしたところで集中豪雨、一部コースが冠水したりしてなかなかスリリングな大会となりました。
毎年、事前も事後も楽しいのがこの大会。

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チコリンさんに誘われて都内の神社巡り。
大祓期間限定の御朱印をいただいたりしてのんびりそぞろ歩き。最後は昭和の雰囲気色濃い居酒屋でまったり。

1月から6月の半年間でも結構内容が濃い。なかでも肋骨骨折が一番アレ。
年齢をかえりみようぜ、オレ。

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2023May24Wed

【黄昏どきの】AJ千葉忘年会2019-2/2【千葉みなと】 

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夕暮れ時の千葉ポートタワー
夕陽の照り具合と併せて
物語終盤、待ち構えるラスボスに立ち向かう
そんなベタな妄想が捗る景色

撮影画像一式⇒AJ千葉忘年会2019

お風呂に入ったら先客がおひと方。
はらぽんさんでした。
ちょこちょこと他愛のない雑談を交わした後、彼が先に上がったので一人でのんびり浴槽に浸かっていたら表から”準備できたそうですよぉ~~~!”という声が伝わって来た。
いそいそと着替えを済ませて部屋に上がり、再び階下の食堂へ。

ビールで乾杯し、夕飯スタート。
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六治郎名物の舟盛

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晩ごはんの一部

ひと通り落ち着いたところで参加者の中から各クラブの所属スタッフや代表者から来年のスケジュールに関してのプレゼンがあるのは例年通り。
その後はこれまた恒例になっているじゃんけん大会。
まずは勝ち残りで江月さんの水餃子セット二種マダナイ特製焙煎コーヒーのドリップバッグ。そして負け残りでこれまたAJ千葉名物となりつつあるオリジナルプリントサンダル(便所サンダル・通称べんさん)争奪戦…否、忌避戦か。
べいさんが空気を読まずに一発目で勝ちぬけてしまい、今年のサンダルははらぽんさんの手に。因みにゆりかさんは水餃子セットをゲットしているのでハラダケご夫婦で勝ち残り/負け残りという結果であった。
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雰囲気は和気あいあい

ひと通り落ち着いたところで部屋を移動し本格的な宴会へと移行。
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宴会スタート
なぜか日本酒が写った画像が一枚も無かったのだけれど、Twitter上に参加者が撮ったあれこれが上がっているので気になる方は探してみてください。

いつものようにダラダラと話は進み、話題はどうしても「べいさんのPBPネタ」に。
ほぼほぼ鉄板ネタに近いものとなっている「果たしてべいさんが完走するのは2023年なのか2027年なのか、はたまた還暦までお預けか?」等あちこちに話が飛んだ後、矛先がわたしに向いてきた。
べい:そうは言うけどさ、とりさん今回のPBPで一体いくら「余分に」お金使ったのよ?
とり:ん~~~。50万円くらい…かな?
べい:そんだけあったらもう一往復できちゃうじゃん!何やってんのよ?
とり:でも取り敢えず完走はできたし大怪我していないしねえ。
べい:まったくさあ!50万円でPBP完走資格が買えるなら安いもんだよ、買いたいよ!!
誰もがどよめいた今回の金言がここに生まれた。

他にもいろいろ盛り上がっていたのだけれど、何せ朝4時起きだったことに加えて終始向かい風で多大な負荷を強いられてしまったおかげで結構な蓄積疲労のため酔いのまわりが早く、途中寝落ちしてしまっていた。
夜半を回っても宴は続いていたものの参加人数もかなり減ったのでお開きに。
わたしも部屋に戻って布団に潜り込んで熟睡。

いつものように5時に目は覚めたけれどそのまま二度寝。次に目覚めた時は6時を回っていて(日の出を拝むには今から表に行かないと…。)と思ったら記憶を飛ばし、次に意識が戻ったのは7時半になるかならないかといった頃合い。(朝ごはんは7時半からだと言っていたはず…。)と思いつつ次に意識を取り戻したのは8時近かった。

おもむろに階下の食堂に降りたらべいさん他の方々とすれ違い。
べい:集合写真8時半から撮るよ~。
とり:了解。

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朝ごはん定番の鯵の干物
房総の長狭米は本当に美味しくて朝から幸せ気分。
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ごちそうさまでした

食後にゆりかさんに分けていただいたコーヒーをすすり、落ち着いたところで部屋に戻って着替えて玄関に降りたら丁度8時半。
玄関前で集合写真を撮影し、三々五々解散の流れ。
前日六治郎の目の前のバス停までJRバスに乗って来たべいさんは今度はサクマさんの運転する車でAJ千葉「トライアルブルべ(75km程度のブルべ形式の走行会)」の発着点である千葉ポートタワーへと向かった。走行会スタートは正午の予定であるけれど、スタート前にブルべの装備や走行時マナー他についてレクチャーする「座学」があるので一般のプルべと比較するとスタート受付開始からスタートまでの時間が長い。

ゴール受付には顔を出す旨べいさんに伝えて8時半過ぎにわたしも出発。
100kmちょいなので6時間ほど、15時半頃には到着できる腹積もり。
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さとうご夫妻のタンデムバイク
2011年のPBPを完走した、いわば歴戦のツワモノ。

少々ダラダラしつつもスタート。

<実走行ログ:2019/12/15>

スタート直後はさとう夫妻のタンデムバイクに付いて行こうかとも思ったけれど、折角「タンデムバイクでご夫婦水入らず」な空気を味わっているところに闖入してしまうほど無粋ではないので遅れてみた。
っていうか普通にあれこれ撮っていたらお二方が視界から消え去っただけだけれどな!
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さとうご夫妻
お二人は車で参加しているので野島崎灯台まで走って折り返してきて車載で帰るらしい(と、聞いた)

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午前中の安房の海岸の様子
絵面だけ見ると小春日和の自転車好適日に見えるのだけれどとにかく北寄りの風が強いのでなかなかしんどい。

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野島崎灯台
立ち寄らずに通過。

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伊豆大島

朝、出がけには(ちょっと距離は伸びるけれど洲崎神社に立ち寄って参拝して御朱印をいただこう。)とか考えていたもののあまりの風の強さに心が折れたのでフラワーラインを走らず館山市街地方面へ向かうヘタレおやじ。
一か月ちょっと先の館山若潮マラソンで走るコースを一部通って洲崎神社の次に立ち寄るつもりでいた「ピネキ(木村ピーナッツ)」に到着。
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定番のピーナッツソフト

「南房総まで来たらこれ!」という定番をいただいたのですっかり落ち着き、一路千葉ポートタワーを目指してリスタート。風が強いので海沿いよりは道幅の広いR127を使って北上。
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信号待ちで見かけた富士山

海沿いの内房なぎさラインに合流し、北上。
そのまま国道を進むだけなのも芸が無いので走れるところは旧道を。
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今日も素掘りトンネル

お昼時が近くなったので11時半過ぎに若干早めの昼食を摂ることにして勝山の住吉飯店へ。ここは早めに行っておかないとすぐ行列になる。
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素掘りトンネルではない

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定番のえびそばを注文
相変わらずのボリューム。
全体量もさることながらあとからあとから出てくるえびの量も半端ない。

すっかり満足してリスタート。
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大黒山展望台
自転車で登れたら行くんだけどなあ。。。

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左手に富嶽を眺めつつ

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内房線・湊川橋梁

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ここは曲がらず直進
※チバラキ600、チーバくん600ではここを曲がって富津方面に行く。

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木更津市のマンホール蓋
せっかく御朱印帳を携行していたのだから證誠寺にも立ち寄れば良かったかと今になって思っている。

袖ヶ浦付近はしばらく裏道を通り、その後R16へ。
舗装の継ぎ目が盛り上がっていて非常に走り辛かったので見た目キレイな歩道を走ってみた。
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試しに歩道を走行
遠目ではよさげに見えたのだけれど、表面に細かなうねりがあって非常に走りにくいので信号ひと区間だけ走った後素直に車道に復帰した。

しばらくは貨物専用線が並行して走る。
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京葉臨海鉄道

蘇我からはAJたまがわ東葛班が良く利用するコースを利用して「トライアルブルべ」発着点の千葉ポートタワーに向かう。
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ポートタワー

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なかなか素敵な色合いである
16時過ぎにポートタワーに到着してゴール受付―とはいえ芝生の上にテーブルを二台並べただけのシンプルなもの―の周りで待機していたアサカワ代表以下のスタッフさんたちに声掛け。
”何人か帰って来たんだけどみんな経験者ばっかりでさ、肝心の初心者が全然戻って来ていないんだよねえ。”
聞けば今回の走行距離は75kmでスタートはほぼ正午。さすがにヒドイアップダウンは無いだろうから普通に走ればボチボチゴールに到着しても良いころではあった。
べいさんのんのんさんと一緒に車でPC2(ゴール前最終チェックポイント)に行っているらしいのでなんとなく手持無沙汰だったためその辺をうろうろして夕景を撮影したり。
急遽参加が決まったというカマノ隊長も戻ってきたり。
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なかなかキレイな夕暮れ
そんなこんなの内に三々五々参加者がゴールしてきた。
最終的に途中コースアウトして寄り道しているという五名が未着の状態でのんのんさんべいさんが戻って来た。
のんのん:(ヒラヤマさんとわたしに向かって)折角だからウチの娘に会って行ってくださいよ!
駐車場に停めた車内でカマノ隊長が相手をしていたお嬢さん、ふうかちゃんにご挨拶。
のんのんさんに促されて抱っこしたらヒラヤマさんがデレッデレで”このまま持って帰りたい!!”とまで言い出す始末。それにしてもホントにおとなしくて利発そうないい子よね、顔は隊長に瓜二つ。
そんな微笑ましいひとコマの背景はポートタワーのイルミネーション。
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クリスマスシーズンよね

ゴール受付に戻ってしばらくしたところで最後の五人が帰着したのでわたしもおいとますることに。船橋まではAJたまがわ東葛班のコースをベースにちょっと裏道を使ってみたけれど、信号に引っ掛かりまくってしまってかなり後悔する羽目に陥った。
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東葛班スタート地点
船橋港親水公園から先は自走参加時のルートを活用。

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新中川水門

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船堀橋からのスカイツリー

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新大橋から

「お約束」の吉そば銀座本店に立ち寄り。
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春菊天そば(大)ネギ増し

都内を順調に通り抜け、自宅帰着は21時。
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専修寺関東別院前

素掘りトンネルとアリランラーメン、えびそば、ピーナッツソフトといった房総ならではのものを堪能し、今年も大いに楽しい忘年会でした。
とはいえ今年はチーバくん600一本しか走っていなかったんだよなあ。
来年はもう少し本数多めにお邪魔できるように努力します。

参加の皆様おつかれさまでした、ありがとうございます。
挨拶がわりに気が向いたら押してやってください。
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2023May24Wed

【素掘りトンネルと】AJ千葉忘年会2019-1/2【御朱印と】 

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今回初めて通ったコースには
幾つかの素掘りトンネルが点在していて
過去複数回通った経験のある区間でもいくつか
素掘り水路トンネルの存在に気付くなど
なかなか素掘りトンネル三昧なライドなのでした

撮影画像一式⇒AJ千葉忘年会2019

<実走行ログ:2019/12/14>


例年通り今年もAJ千葉忘年会に参加。
今年はA埼玉忘年会は雨天のため、AJたまがわ大忘年会はもともとの予定だったため各々車を運転しての参加となってしまったが「忘年会三部作」掉尾はしっかりとライドで締めくくりたいもの。
そもそもAJ千葉忘年会と言えばわたしがブルべデビューしてから初めて参加したクラブ主催忘年会であり、その時にできた知り合いから今の知り合いへと繋がりが広がっていった、いわばルーツとも言えるイベント。

そんな思い入れ深いイベント前日だというのに、しかもそのさらに前日である木曜日の晩に相当痛飲してしまい、金曜日の夕方になっても珍しく胃腸の不調がおさまらなかったというのに…。
モロさんからの”ちょっと相談したいことがある。”という連絡で神田馬力に赴き”体調あんまり良くないから飲酒は軽くにする。”とうそぶきつつ、飲み始めて30分も経過した頃には”不調がおさまって来たから今夜は普通に飲める。”と口走っていつものような飲み食いをし、結局帰宅してから翌日の準備が出来なかったため、翌日早起きして準備することにしてさっさと床に就くという「立派なフラグをぶっ立てる行為」に及んでしまったものの無事、前夜の予定通り4時に起床。

eTrexにPCからデータを流し込むことから始めなければならない出発準備。加えて輪行で移動する予定だったので自転車を輪行袋に詰めなきゃならないし、前夜あまりにも眠すぎて洗顔と歯磨きだけで寝てしまっていたのでシャワーも浴びたいし、そもそも「充電モノ」の段取りが一切できていないし…と、あれもこれも山積した状態をひとつづつクリアしていってようやく自宅を出られたのは6時ちょっと前のこと。どうにかこうにか間に合って六郷土手から一駅だけ乗って京急川崎まで。そのままMORES前の東京湾アクアラインバス停留所で待つこと約20分。アクアラインバスが定刻通り到着し、無事乗り込んで出発。
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川崎駅前の横断歩道から

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走行中に朝日が昇る(6:35発)

※私的備忘録:工場萌えな写真を撮りたかったら右窓側座席に座ること。

週末の朝ということでアクアラインが多少混雑してはいたものの大きな遅延なく7時半過ぎには無事袖ヶ浦バスターミナルに到着。
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袖ヶ浦バスターミナル

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輪行解除完了

今年のプランも例年とほぼ変わらず、八平でアリランラーメンを食してから月崎で素掘りトンネルを眺め、養老渓谷を回って二階建てトンネルを愛で、いつもとは少々異なる区間を通るものの清澄養老ラインで安房小湊に抜けて海沿いを千倉へと向かうルート。途中、余裕があったら御朱印を拝領して回るという腹積もりで御朱印帳は神社用、寺院用で計二冊携行した。
まずは長南町の八平を指してスタート。
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房総横断道路
房総の道って意外とこういうまっすぐ伸びる道が多い。

房総横断道路から大多喜街道に入る予定でいたのにうっかり交差点を曲がり損ねて清澄養老ラインに入ってしまったため、大多喜街道に復帰すべく脇道に入ったところ、踏切の明滅信号が作動しているのが見えたので線路のそばに寄ってみたら丁度良い具合に駅があり、更に丁度良い具合に汽車が入線してくるところだったので見通しの良いところで待機して撮影。
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丁度良いタイミングとアングルだった

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小湊鐵道・上総川間

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少し離れたところから駅を眺める
田んぼの真ん中にある小ぢんまりとしたお社の類かと思うくらい周りに何もない。電化路線ではないのでパッと見で線路があるようにも感じないため、言われなければとても駅があることには思い至らない。

大多喜街道に復帰してしばらく進むと今度は「関東の駅百選」にその名を連ねている(その場で得た知識だけれど)鶴舞
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小湊鐵道・鶴舞

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大正14年ごろからのコンクリート土間

鉄分を補給したので気分良くリスタート。風が強めだったもののこの区間は基本的に西に向かっての走行となったため概ね順調に進んで八平前到着は10時丁度くらい。
名前を記帳して開店の11時まで待機。わたしの前には二人組、三人組とわたし同様一人客の計三組の名前があってわたしは四組目、前には六人しかいないので無事「ファースト・ロット」のゲットである。
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八平到着は10時

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11時丁度に店内に通される

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焼き餃子・アリランチャーシュウ(中)辛め・(ライス)
餃子は店外の間借りスペースで営業する別店舗のもので、その出店は土日祝祭日のみ、ライスは店内で供されるものではあるがこれもまた土日祝祭日限定。昨年までライスはメニューに無かったと記憶しているが、地元長狭米(コシヒカリ)を使用していて非常に美味しい。

お腹を満たしてリスタート。
お店を出たのはほぼ正午で、お店の相変わらずのオペレーションには苦笑するほかない。来年参加するときはこの二時間を有効活用できるよう、アリランラーメンを外して計画しようかとも思うけれどこの忘年会でも無いとなかなか訪問機会が無いのが悩みどころ。じっさい今回の訪問が今年の最初で最後だし。

月崎に向かう途中、以前から気になっていた鳳来寺観音堂に立ち寄ってみることに。
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国指定重要文化財・鳳来寺観音堂

路肩が陥没していたり、永昌寺トンネルも抜けた先が崩落しているため全面通行止めだったり。台風15号の爪痕はまだまだ生々しい。
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路肩が陥没

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永昌寺トンネルは通行止め

本来ならこのまま坂道を登ってトンネルの名前にもなっている永昌寺にお邪魔してみようと思ったものの、わたし自身の人間としての尊厳に深く関わる事態が発生し、慌てて月崎駅前の公衆トイレに飛び込むこととなったのである。
いやはや、本当に危なかった。使用中だったら詰んでたわ。

駅前にタクシーが停まっていて、老紳士が乗り込もうとしているもしくは降りようとしているところだったけれど、駅到着前にもトイレの個室内にいる間にも汽車が通過した気配は無かったので若干不思議に思いつつもタクシーが去った後軽くあちこち撮影をば。
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軽く月崎周辺を散策

少々戻って急坂を登り、初めての参拝となる永昌寺へ。
<霊窟山 永昌寺>
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静謐な空気が漂う空間

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この石塔から音楽が流れていた

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立派な山門

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常香炉は素焼き土器風

本堂にお参りを済ませ、寺務所の方に移動すると住職が来客対応中のようだったものの、縁側の掃き出し窓を開けて対応して下さったので御朱印を拝領したい旨申し出ると”風が強くて寒いから上がりなさい。”と招じ入れられ、更にはお茶まで供していただいた。
大テーブルのはす向かいに座っている先刻まで住職が会話していた客人が先ほど月崎駅で見かけた老紳士。聞けば帰りの汽車の時刻を確認していたのだとか。”ここでお会いするのも何かのご縁でしょう。”と、見た目通り柔らかい物腰のその方と、御朱印帳への書入れを終えた住職を交え三人で少々世間話をさせていただいた。
老紳士はかつて弱視用読書器を開発・製作し、司法試験会場持ち込み第一号の製品を世に出した会社にいらしたとのことである。監視カメラを製造し、レインボーブリッジ頂部に設置もしているのだとか。
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拝領した御朱印

永昌寺をおいとまして再び月崎駅前を通過、市原クォードの森へと向かう。
林道月崎一号線は一般車進入禁止となっていたがその理由が「林道行き止まりの為」とされていた。とはいえ今までずっと通行できていたし行き止まり部分は広場になっていて駐車も転回も可能だし、ハイキングマップには「駐車場」として記載されていたりもしたけれど、行き止まりから先に進む遊歩道「きのこコース」が現在通行不可なので事実上ただの行き止まりだからということか。改めて台風15号の爪痕の大きさが伺える事例ではある。
一般車進入禁止看板を目にした時には林道の崩落や落石等が心配されたものの、走ってみたら特に今までと大差ないコンディションだったのでかなりホッとした。
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月崎の素掘りトンネル群

突き当りで林道を折り返し、養老渓谷方面へ。
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小湊鐵道・養老渓谷驛と小湊鐵道バス
バスが停車中なのでもうじき汽車が入線してくるはずだとは思ったけれど、あんまりのんびりもしていられない。朝から南風が強めだったが、八平から先はコースが南下になるのでひたすら強い向かい風となりペースが思ったほどには上がっていなかった。

養老渓谷温泉街を抜ける。
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出世観音でも御朱印をいただきたかった
またいずれかの機会に。

賑やかな区間を通過して毎度おなじみ向山(共榮)トンネルへ。
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いつもの二階建て

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養老川(弘文洞跡方面)

今まで二階建ての向山(共榮)トンネル通過後は折り返して再び清澄養老ラインに復帰して南下するのが常だったけれど、地図を見る限りではそのまままっすぐ抜けることが出来るはず。とはいえストリートビューの画像が表示されない区間なのでグラベルの可能性も捨てきれなかったためこれまでは通行を避けていたが今回は意を決して突っ込んでみることに。台風の影響で通行止めの可能性もあるにはあったが(通行止め標識の類は何も無いのでひとまず大きな問題はなかろう。)というかなり甘い見通し。

当初は道幅広く開けたところを通る。
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色とりどり

が、いきなり道幅が狭くなって一気に薄暗く湿った感じの道に。
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気を付けないと落ち葉で滑る
とはいえ路面は舗装路で、ところどころに水溜りがあったもののそれほど荒れた感じの無い。勾配はさほど厳しくない山道を淡々と進む。(退避所の類が見当たらないけれど、一体どこで自動車はすれ違うのだろう?)と不思議に思うほど道幅は狭いし左右に余地が無い。そんなこんなで走りつつ、とあるブラインドコーナーを抜けたら目の前に素掘りのトンネル。
心にどストライクだったので見た瞬間思わず声が出た。
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素掘りトンネル三つ(だったはず)

養老川支流の夕木川の眺めもなかなか素晴らしい。
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夕木川の眺め
非常に心豊かになれる区間なのであった。やっぱり房総の山の中は色々楽しい。
因みに当該区間がこの五キロ弱。


筒森トンネル南側から清澄養老ラインに復帰し、お馴染みのコースをひた走る。
七里川温泉前を通過して奥清澄へ。
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いよいよ今回のコース最高地点(とはいえ300mちょい)へ向かう。
じわじわと続く登り基調のアップダウンの末、清澄養老ライン最高地点に到着。普段ならこのままダウンヒルを堪能するところではあったけれど今回は(折角なので清澄寺を参拝しよう。)ともくろみ、更に坂を登る。

<千光山 清澄寺>
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黒門

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仁王門

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大堂と御朱印

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本院脇からの眺め

清澄寺参拝でひと通り予定していた行動は終了したので満を持して千倉に向けて移動開始。
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安房小湊方面に向けた下り

走行ログを見れば一目瞭然、ここから先は一気に海岸線へと駆け下ったら後は多少のこぶがあるだけの平坦路なので休憩なしなら残り約40kmを一時間半くらいで走り切ることが出来る…はずだったのになんだこの向かい風?
それまでもそこそこ強かったけれど、海沿いに降りた途端に恐ろしく強烈な向かい風に阻まれ、フラット区間で全力で踏んでもトップスピードは25KPHに届くかどうか。昼からずっと向かい風基調ではあったけれど、さすがに日が落ちたら多少は凪いでくるだろうと思ったのに一向にその気配もなく。
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鴨川松島

因みにAJ千葉重鎮のヒラヤマさんは、この強風に煽られて危険だと判断して途中から輪行に切り替えたのだとか。どうにかこうにか千倉のマリンハウス六治郎に到着したのは17時半を少々回った頃のこと。
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(初日の)ゴール
晩ごはん開始時刻を確認したら予定は18時だったものの宿のおばちゃんの話では少し回るので18時半近くになるのではないかということだったのでまずは風呂に入ってさっぱりするところから。
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2023May24Wed

【最後の一割に】(完結)BRM316千葉600チーバくん 走行記録-05【ヒドさ集約】  

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600kmのブルべも終盤
残り6、70kmほどというところでなおもこういう林道をぶっこんで来る
最後の最後まで気が抜けない600でした。



トンネルを抜け、短いながらも気分の良いダウンヒルの先に少々にぎやかな場所。
日蓮上人ゆかりの誕生寺である。
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日蓮宗大本山湊山誕生寺山門

山門のすぐ目の前に足湯があったので立ち寄り。
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誕生寺足湯

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せめて足だけでも
前夜温泉に浸かる気満々だったものの叶わなかったのでのんびり足をいたわりつつツイートしたり撮影画像の確認をしていたら数名の参加者が通過していった。どの人も足湯の存在には目もくれず。だったので手でも振ろうかと思っていたのに軽く肩透かし。

30分ほどのんびりしてからリスタート。
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ある意味定点撮影

昼食をどうしようかこの先のスケジュールを脳裡に浮かべて考える。当初道の駅ちくらで海鮮丼にしようかと思っていたけれど足湯で時間を使ったので到着が若干遅れて正午過ぎ、13時近くになりそう。
混雑が予想されるのでお昼時は避け、ちょっと早めか遅めにお店に入れるようなタイミングが好ましいので再び考えを巡らせ、時刻がもうすぐ11時になるところだったので鴨川200でも利用したたつ美でお寿司でもつまもうかとお店の前に11時15分頃到着してみたらランチ営業が11時半からだったので、せっかくだからここ何年かお邪魔していなかった山田屋食堂に移動してみたらここもやはり11時半からのランチ営業開始だった。
まあそれでも10分弱の待ち時間なのでそのまま待つことに。

お久しぶりの山田屋食堂
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アジ、カキ、(白身orイカ)のミックスフライDX定食
今回はイカをチョイス。カキは大ぶりで味も食べ応えもばっちり。

おなかを満たしてリスタート。
相変わらず向かい風が強い中、外房のアップダウンをえっちらおっちら。
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鴨川松島
記念碑付近に一人の参加者。
聞けば朝、スタート早々サドルが壊れてしまった方らしい。
幸いコース沿いにあったブルべをよくご存じの店主が営む自転車店(キューシートにも記載があった)でサドルを調達できたので何とか継続できたらしい。とはいえその後二回のパンクに見舞われ、膝に痛みが出て来たけれど、関西からの遠征だしこれを完走できれば「初600認定」だしこの先どうするか少々お悩みとのこと。
”この先。佐久間ダムの方って今この辺(鴨川松島周辺)と比べてどうですかね?アップダウン厳しいですか?”
”まあ、きついっちゃきついけど、ここと大差ないくらいじゃないかなあ。”
”それならこの膝でもなんとかなるかな…。”
実際佐久間ダム手前や周辺は走ったことがあるけれど、佐久間ダムには登ったことが無かったので結果的に口から出まかせっぽくなってしまった。
無事完走できたのだろうか?

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眺めは良いけれど向かい風強し

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お馴染みマリンハウス六治郎
足湯での時間のロスが無かったらここでお昼ごはんをいただいても良かったな。

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千倉大橋から
左右を撮ったら全く色合いが変わってて笑った。北は青空で南は曇天。

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フラワーライン入り口
小金井トラチーム館山合宿でもおなじみ

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風紋がきれい
飛砂はうっとうしいことこの上ないけれどな!

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洲崎灯台

PC7(524.4km)
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7-11館山大賀@3/17/15:31
残り80kmで6.5時間強あるのでまあ余裕はある。

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コース沿いで見かけたサンライト

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洲崎を回り込んだ館山湾は多少波が穏やか

館山を抜け、那古船形駅をかすめてコースは山の中へ。普段使う内房なぎさラインには進ませてもらえない。
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残り距離が全体の一割ほどだというのに

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殺意の波動が…直進が本コース
絵面的にアレだっただけで大した勾配は無かった模様。

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すっかり盛りを過ぎた河津桜
これはこれで風情があって好き。

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佐久間ダム

写真chk(549.7km)
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佐久間ダム入り口バス停@3/17/17:05頃

更に登りは続く
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ブラインドコーナーを抜けるたびに落胆する
そして口から漏れ出るのはコースを引いた主催者に対する呪詛。
よもや600のコースの最後の一割にこんなトラップをぶっこんできやがるとは!
※お下品。

ようやくピークを越えて下り始めたと思ったらすぐに長狭街道の坂の途中にぶつかり、下り坂となる左折方向ではなく登りとなる右折なので心で悪態をつく。右折方向は長狭街道のピークに至る。
そこから短いダウンヒルの後、うぐいすラインと並んで脚を削りにかかるもみじろーどに転進。
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もみじろーど走行中に日が暮れた
すっかりうんざりしながら下り坂。
途中、鹿野山(マザー牧場)への入り口を通過。主催者がコース紹介で「なんと定番のマザー牧場さえも登らない」とか書いていたけれど、確かに事実ではあってもとんでもない落とし穴である。
ようやく内房なぎさライン(R127)に合流できたと思いきやすぐに富津市役所方面へ向かう県道へ。この道もチバラキの時に走って微妙なアップダウンがいやらしいと感じた道だった。

日がすっかり落ち切ったら日中の暖かさが嘘のように再び冷え込み始めた。時刻が18時を回ったこともあり、晩ごはんが食べたいなと思い始め、ゴールクローズまでは充分余裕があったbので、温かいラーメンでもいただこうと記憶を頼りにコースを外れる。
ところが頼りにしていた記憶がアテにならず、あると思い込んでいたラーメン屋さんがいつまでも見つからない。うろうろしつつちょっとした路地に入り込んだら富津市の中央公民館近くに一件の食堂があったのでそちらにお邪魔してラーメンと餃子を注文。
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昔ながらの中華そばといった風情で優しい味わい
落ち着いたところでリスタート。

相も変わらず主要幹線道を使わず裏道的ルートをひたすら進むが、見覚えのある木更津税務署前を左折したところでようやくホッとした。ここから先は基本的に袖ヶ浦発着の定番ルートだ。
アクアライン渋滞を横目にきらびやかなアウトレットの脇を抜け、真っ暗な工業地帯へと向かう。
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木更津アウトレットの観覧車

スタート受付よりも少々奥まったところにあるゴール受付へと向かう。
ゴール(603.9km)
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袖ヶ浦海浜公園@3/17/20:35
到着早々
”ヒドイ「平坦詐欺」に遭った!”
とまずひとことクレーム(?)を入れてみたら
”コース説明に「平坦」だなんて書いていないよ~。「マザー牧場すら登らない」とは書いたけれどね~~~(笑)”
というある意味予想通りの返しが来た。ホントにヒドイ。

一通り受付を済ませて、AJ千葉名物である味付けゆで卵と重鎮ヒラヤマさんの手になるロールキャベツをいただきつつ、スタッフ諸氏や既にゴールしていた参加者さんと軽く雑談。
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ロールキャベツが温かくてボリューミーで美味しい
しばらくヒラヤマさんともあれこれお話をして、今年はあと何本か袖ヶ浦発着ブルべにお邪魔することを約束。何に出ようかなあ。

時間が押してきたので30分ほどとどまった後おいとま。
アクアラインの渋滞を避ける意味もあって木更津の日帰り入浴施設である湯の郷かずさへ。
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汗を流してさっぱり

読み通りすっかり交通量の減ったアクアラインを快適に走行して無事帰宅。レンタカーも返却期限の24時までに無事返し終わって今回のブルべが無事終了いたしました。

久し振りの袖ヶ浦発着でしたがゴール後のロールキャベツが非常に美味しくて嬉しかったしヒラヤマさんに必ずまた来いと言われたので(笑)またお邪魔します。

AJ千葉スタッフ及び関係者の皆様ありがとうございました。
このヒドイコースに参加した皆様、本っっっ当ぉぉぉにお疲れ様でした!
挨拶がわりに気が向いたら押してやってください。
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2023May24Wed

【ヒドイコースも】BRM316千葉600チーバくん 走行記録-04【忖度次第】  

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おせんころがし方面を背にして海岸沿いのアップダウンを進む
中央に見えるのは(おそらく)入道ヶ岬
右手の山を越えた向こう側が
国指定特別天然記念物の「鯛の浦の鯛生息地」である。
コースを引いた人に感謝できる数少ないスポット。

<実走行ログ:2019/03/16-17>

真っ暗なドーバーラインを西に。
風が強いと地獄と化す道だけれど、風さえなければうまく下りの勢いを殺さずに進めればあまり登りが苦にならない、大ぶりなアップダウンの道である。
仮眠したばかりだったけれど、二時間ちょっとだったせいかまだ少々眠気が残ろ感じがするのでこの先のコンビニにでも立ち寄ろうと考えながら進んでふと気が付いた。今回はいわゆる「いつものコース」ではないのでコンビニのある交差点を通過しない。

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あの信号のコンビニを避けて何故ここを曲がらせるのか
(敢えて無補給区間を作っているんじゃねーのか、このコース。)これまでも何度も感じた疑問が脳裡をかすめる。
住宅を縫うように進み、集落が途切れると畑の中の細い道。道幅の狭さと曲がりくねったアップダウンは三浦半島の南西、油壷周辺を思わせる感じ。
いつの間にか月が姿を現しており、月明かりに照らされた畑の中の細い道をのんびり走っていた時、畑が途切れて正面に林らしき影が見えたと思ったら路面がアスファルトから型押ししたコンクリート舗装に切り替わった。言わずと知れた激坂の証。

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殺意の波動に目覚めそうになる
撮影してツィートを流していたら後続が一人やってきて”うわあ!何だこりゃ!?”と大声を上げた。”ヒドイよね、こんなところでいきなり激坂だよ…。””ホントヒドイ…。”
二人してえっちらおっちら坂を上り、どうにかクリア。しばらく進むと見覚えのある道に出られてホッとした。

飯岡のコンビニで軽く補給をして小休止の後リスタート。しかしどうにも眠気が散らずふらついてしまう。(やっぱり仮眠足らなかったか…。)取り敢えず眠気を散らす為に野手浜のコンビニに立ち寄りコーヒーを飲んでリフレッシュ。すっかり辺りが明るくなってきた。
ふと視線をはす向かいのコインランドリーに向けてみたらそこには建物に立てかけられた自転車と傍らに横たわるランドヌールの姿が。

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コメントは差し控える

日が差し始め、徐々に太陽の輻射熱を感じ始めたところでリスタート。日向は日差しで暖かいけれど日陰はひんやり。
しばらく進んだところでそれまでやんわりだった眠気が一気にぶり返してきた。まだまだ少ないとはいえ後方から追い越して行く自動車が増えて来たところでふらつきながら走っていたら危なっかしくて仕方ない。少々ふらついても追突されることの無いよう歩道に移動して走行。丁度歩道幅が広い区間に遷移していたので助かった。

どうにも眠くて仕方がなくなり、どこかで少し休めないかと休憩場所を物色していたところで進行方向左手に広い芝生の広場とその端にテーブル、ベンチを備えたあずまやが目に入った。四角いテーブルの各々の辺に長いベンチが置かれ、東側のベンチは丁度昇り始めた日の光をたっぷりと浴びられるロケーション。
早速ベンチに横たわり、携帯のアラームを30分後にセットしたうえでこういう時のために携行しているアイマスクを装着してベンチに横になる。

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日差しが暖かくて気持ち良い
気持ちよくまどろんでいたところ、いきなり年配の男性に話しかけられた。
”お兄さん、気持ちよくおやすみのところ申し訳ないのですが…。”
”…???”
”今日はこれからここでグラウンドゴルフの町民大会があるんですよ。ここが大会本部になるのでもうそろそろ場所を移動してもらえるとありがたいんですが。”
と、非常に物腰柔らかく丁寧に移動を求められてしまった。
その男性は50mほど先のあずまやを指し示して”あそこに見えるベンチなら使わないからおやすみになっても大丈夫ですよ。”
時刻を確認してみたら横になってから15分ほど。一瞬思いを巡らせてみたけれど、すっかり眠気は散ってしまったしこれから三々五々人が集まってくるならにぎやかになってゆっくり寝ていられなくなる可能性も考えられたのでそのままリスタートすることに。

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着々と会場設営が進んでいた

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寝ている間に何やら準備が進んでいたようである

たった15分ほどであったけれどすっかり復調してリスタート、快調にクランクを回していたけれど徐々に向かい風がきつくなってきた。

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すっかり日が昇った九十九里の海

通過chk2(439.4km)
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ファミマ勝浦出水@03/17/09:28


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前日のヒドイ雨を思うと幸せ気分満々
※ただし風は強い

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行川アイランド駅に利用者がいることに軽く驚く
※なにげに失礼な物言いである。

コースは一般的なそれから離れ、おせんころがし方面へ。
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通常はトンネルに入るけれど今回は側道に向かう
実はワタクシおせんころがし方面へ向かうのは初体験である。

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なんとも趣深い旧道を抜ける

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おせんころがしへと向かう路地
JRのガードをくぐって左方向がおせんころがしである。
それにしてもなんでおせんさんが転がされたのか伝承を読んでも意味が分からない。抱えて歩いた村人も相手がおっさんなのか若いお嬢さんなのかくらいわかるだろうに。(父親と区別が困難なくらいの恵体の持ち主だったのか?)とか、いささか罰当たりなことを考えつつ。
そういえば終了後のTwitterのやり取りでチコリンさん”「おせんころがし」は昭和のおぞましい事件の方を連想してしまって怖い。”的な表現もしていたけれど、死刑存廃論議が起こる際、死刑存続派が例示する「死刑以外に相応な刑罰がありえないくらいに凶悪極まる殺人者」の代表としてその事件の犯人の名前が挙がることも多々。

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ドライで本当に良かったと思う急坂の下り

坂道を下りきったところが断崖絶壁。
左に行けばおせんころがし、右へ進むと鯛の浦方面。コースは右に折れて海沿いを進む。
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下り切ったら登るわな

途中海の景色をパノラマ風に。
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左に見切れている辺りがおせんころがし方面

緩いアップダウンの海沿いの崖上の道をのんびり進むと緩い逆を登り切った先が大きく右にカーブしていて眼前にちょっとした眺望が広がる。
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入道ヶ岬方面
一般的なコースとは異なる道を通した主催者が見せたかったのはあるいはこういう景色なのかもしれないと勝手に主催の気持ちを想像して、こんなヒドイコースを引いたこともほんのちょっとだけ許せる。忖度大事!

しばらく進むと道が海を離れるので立ち止まって断崖の様子を撮ってみた。
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海蝕地形の風情が好み
丁度通りかかったお散歩中の年配男性と軽く雑談を。
週末はここを歩くのが習慣なのだとか。健脚だよなあ。
しばしの世間話の後リスタート。道は海沿いを離れトンネルへ。

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トンネル手前、落石防止柵の向こうに小さな祠

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2023May24Wed

【嬉し恥ずかし】BRM316千葉600チーバくん 走行記録-03【サービスタイム】 

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犬吠埼太陽の里で入浴、仮眠休憩する気満々だったのに
いつの間にか終夜営業をやめていて23時で閉店するようになっていた。
ゴール後スタッフ諸氏やほかの参加者にも聞いてみたものの
この営業時間変更を事前に把握していたものはいなかった。
失意のズンドコにいたわたしの目の前に現れた
まるでオアシスのような天国のような場所。
ひとりで入ったって幸せ気分を享受できるんだよ!

<実走行ログ:2019/03/16-17>

雨はほぼ上がったもののついさっきまでかなりの降雨があったようで路面は完全にウェット。ところどころに現れる大きな水たまりを回避しつつ、GPSのマップ表示を細かくチェックしつつ進む。拡大表示のままだとeTrexの電池も消耗する。
田んぼの中の街灯もほとんどない道を一人で進む。遠く後方に参加者と思しきライトがちらちら見えたような気がしたけれどしばらく右へ左へ曲がっているうちに見えなくなった。休憩できるようなところは無かったはずだし、ミスコースしたのか単にこちらが引き離したのか、あるいはこちらがミスコースしている可能性もある。慌ててGPSのマップ表示を拡大してチェック。どうやらこちらの間違いではないらしい。GPSファイルを作成した時のわたしの作業に間違いが無かったら、というエクスキューズは付くけれど。

ようやく利根川土手にぶつかったもののいつまで経っても左岸(=茨城県側)の走行。しばらく進むと利根川河口堰を渡っていよいよ千葉県に復帰。
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利根川河口堰
毎度のことながら河口から10km以上も上流にあるのに「河口」の名は個人的にはまったく納得いかない。

千葉県に入ってからも頑なに利根水郷ライン(R356)を使わないスタンスのコース設定。ちなみにR356からR244と繋げば次のポイントまでショートカットできる。まあしないけど。
準備段階でポストしたエントリでも触れていますが、今回のこのコースはあちこちでショートカットが可能なPC(通過チェック)配置になっていたりしまして。結局のところ「意図的にミスコースして距離を詰めて完走したとしてあなたはそれで満足できますか?」というなかなか深いところを抉ってくるような問いかけをしてくるコースだと思っています。
個人的になじみの薄い、R356の南側をR356に並行して東西に抜ける道を通って銚子漁港の西端付近から川沿いを。

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出港準備中の漁船群

昨年末に認定試走として走ったAJたまがわのチバラキ600のことを思い出しながら犬吠埼灯台を通過。
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犬吠埼灯台
今回も、なぜかわざわざ近寄る気にはならなかった。
光の筋が三方向に放射されていたのが印象的。

通過チェックポイントはチバラキで設定したものとは違う、いわゆる「いつもの」セブンイレブン。
通過chk1(342.5km)
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7-11銚子犬吠埼@03/17/00:47

PC5の時点でのざっくりとした目標は1時前後に犬吠埼の太陽の里に入り、仮眠3時間+入浴&着替え他で4時間滞在の後にリスタートというものだった。
レシートゲットのためだけに買い物を済ませてそそくさと移動。太陽の里敷地に入るとバイクラックが目に入ったが、先客は一名だけのようだった。
わたしもラックに自転車をひっかけ、施錠したり携行したりする装備類を選り分けていたところ、もう一台の持ち主が近寄ってきてフロントの方を指差して”受付ってあっちですよね?”と問うてきた。実のところわたし自身この犬吠埼の太陽の里を利用するのは初めてだったけれど、建物の構造からみてそこしかありえないだろ?っていう方向だったので多分そう思うと応え、再び途中だった作業を再開。一通り手荷物をまとめてさあ移動!というときに先ほどの参加者が戻って来て”どうも終夜営業やめちゃったみたいですよ、23時までしか入れないんですって。!”と、衝撃の事実をもたらした。

すっかりここで休む気でいたのにどうすんの。
こうなったら大網白里の太陽の里まであと約50kmほど頑張って走ってそこで休もうかとも思ったけれど、何せ今回は前日早寝して起きたのが1時半頃のこと。すでに24時間ほど寝ていない状況で、低い気温と雨に打たれてしまったおかげで体が冷え、通常よりもかなり体力を消耗していて眠くて仕方がない。しかし屋外で仮眠を取るには装備が貧弱極まる。そもそも寝られるような道の駅もこの先無いし。
(やっぱり大網白里まで走るしかないか。)
そんなことを考えながらふらふらとドーバーラインを進み、気持ちが萎えかけているところに追い打ちをかけるかのようなクソ坂を登り、ピークの「地球の丸く見える丘展望館」前を通過したときにふと左手に色鮮やかな照明でライトアップされた建物が。

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ファッションホテル?ブティックホテル?いわゆる「ラブホ」
ダメ元で館内に足を踏み入れ空室状況を確認してみたらありがたいことに二部屋の空き。片方は¥4,800/3時間でもう片方はさらに¥1,000お高い。迷わず安い方の部屋をチェックし移動。少々残念なことにバンガロータイプの部屋ではないので3Fの部屋にエレベーターで自転車を持ち込むのは無理だった。

部屋に入ってすぐ暖房温度を上げ、ウェア類を脱いでまっぱで室内をうろうろ。
サービスタイムは3時間。それを超過すると宿泊として¥8,500(くらい)を取られてしまうので効率的に動かねばならん。
濡れたシューズの中にタオルを丸めて突っ込み、濡れたウエア類は大きなベッドの上に広げて水分が散るように配置、充電が必要なものを接続してシャワールームへ。

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無駄に広いベッド

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無駄に広いバスルーム
だだっ広いバスルームの片隅を使ってシャワーを浴びる。
さすがに浴槽に湯を張る時間は無かったのでバスルーム内の空気は冷え冷えとしていた。

っていうか無駄無駄と連呼しているけれど本来の目的に沿った使い方をするならばちっとも無駄ではないという事実。

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枕元にUSB挿し口二か所、ACコンセント一か所
リスタート準備に要する時間を10分ほどで済ませることにすれば2時間半弱寝られるので、そのつもりで携帯電話のタイマーをセット。少々短い感もあるけれど、ふらつきながら大網白里に向かうよりははるかにマシ。

布団をかぶって(これで寝られる!)と思った次の瞬間には携帯電話のアラームで目覚めたのでそこそこしっかり眠れたようではある。
うっかり10分ほど二度寝してしまったけれど無事起き上がれたので着替えをはじめ、サービスタイム終了ぎりぎりに清算完了、追加料金は発生しなかった。

時刻は4時半頃。まだまだ真っ暗な中、ドーバーラインを西に向けて走り出した。


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