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日記超。-改・弐-

  : 

自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023May23Tue

【老舗料亭の】BRM503あおば1000km酷・走行記録-6/6【朝は早い】 

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コース設計者に対して
殺意の波動に目覚めかけた峠のひとつ

<BRM503あおば1000km酷・走行記録>
その1 ◆その2 ◆その3 ◆その4 ◆その5

海鮮丼を堪能して直江津をリスタート。
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関川を渡る信越本線車両

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妙高山ほかの山並み

上越から妙高を抜け長野に向かう道はひたすらじわじわ登って踊り場のような平坦または若干の下り、再びじわじわ長い坂道というコースプロファイル。勾配自体はさほどキツいものでもないけれど、とにかく長いのが特徴。ほぼ海抜0mの直江津から800m強登る。

直江津から妙高登り口にあたる新井に抜ける途中に立ち寄ったコンビニで、DNFしたけれど途中鉄道でショートカットして再びゴールまで自走で向かうというA近畿ジャージを着た女性(その時点でわたしは会話に加わっていなかったのでぜっとさん、みのさんからの事後伝聞)がいらした。
コンビニ休憩前後のタイミングで上信越道経由で帰京するAKIさんが追い越していったので手を振ってお見送り。
妙高越えは直江津集合の帰りやSR600KNでも走っているし、ほかにも何度か通っているのでそれなりにはコースの状況を把握できているつもりでいてそこそこ心に余裕はある、が、それとすんなり登れるかというのは当然別。

新井から先じわじわ登る長い長い坂道に取り掛かる。途中、先ほどコンビニで出くわしたA近畿ジャージの女性が華麗にパスしてすいすい登って行ったところ、ぜっとさんのスイッチが入ったようでひとり抜け出して追いかけ、あれやこれやとお話していた(ように見えた)。ひるとんさんとわたしは淡々と坂道を登る。そのうちぜっとさんがコンビニに入って行ったけれどひるとんさんはこのまま進むと言ってスルーしたのでわたしもそれに付いて行ったものの、ボトルの中身が心もとなかったので結局次のコンビニに入って補給。ひるとんさんは先行し、あとから登って来たぜっとさんもそれを追って先行したのでしばらくはのんびり一人旅。

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長野県に突入

<以下追記:2023/05/17/05:55
緩い坂道をたらたら登っていたら前方左手、チェーン着脱所のところでこちらの様子を伺っている様子の男性の姿。近づいてみたらお久し振りのこーへー君だった。
とり「なに、君は『1900応援派』じゃないの?こんなところにいて良いの?」
という、軽く意地悪なジャブ。
こーへ―「いやあ、この休みは(長野の)実家で過ごすんで皆さんの応援くらいしかできることないんですよ!」
と、にこやかに。
意地悪な冗談は通じてなかったようだったけれどいやホント、ありがたい話です。
こーへー「さっきぜっとさんが通過していきましたけれど五分くらいかな?追い付けますよ!」
とり「ありがとー!またね!!」
こーへー「あ、ちょっと一枚最近のオレの趣味に付き合ってもらって良いですか?」
とカメラを取り出す。
こーへー「最近、フィルムカメラにハマっちゃって。写真上がったら送りますよ!(パシャ!)
まあ『またね!』とは言ったけどさ。。。www
<以上追記>

とはいえその後長野県に入った辺りから感じていた腹具合が思わしくなさが本格化してきてしまった。(折角さっきコンビニに寄ったのに。。。)と思いつつも野尻湖付近まで行けばタイヤチェーン着脱所に広々としたトイレがあることを思い出しそちらに駆け込む。用を済ませて表に出たとき、そこにぜっとさんの姿があって軽く驚くなど。聞けば隣のコンビニでひるとんさんが位置共有していたわたしの移動状況をチェックしつつ「来ないねえ。」なんて話をその場にいたひるとんさん、けいたさんたちとしていたらしい。お二人は先行したそうで、再びぜっとさんと二人のパックで長野市内へのあまり長くないダウンヒル開始。

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リンゴの花

長野市内に入ったところでぜっとさんがTCに立ち寄る前に夕食を済ませてしまおうと提案。元々「長野だから蕎麦食べなきゃね!」って話はしていた。
ぜっと「言ってわかるかな?ホントは市内を抜けた先のコース沿いにある茅葺屋根のお店はどうかと思うんだけどさ。」
とり「ああ、わかる。元は酒蔵か何かだったところ、一度立ち寄ったことあるよ~。美味しいけれど小洒落た感じの、意識高い感じのするお店w」
ぜっと「でも時間が怪しいからこの辺で先に済ませちゃおうと思うけど。」
とり「それが良いと思う。」
ということでコース沿い、道の反対側にあるそば忠へ。
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そば忠
暖簾が裏返しだったけれど無事営業中だった

オリジナルメニューの鶏つけ蕎麦とアスパラ天ぷらを注文。天ぷらはアスパラだけでなくふきのとうもあってどちらも非常に美味しかった。
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鶏つけ蕎麦(中盛り)とアスパラ天ぷら

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スパイシーなつけ汁

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追い飯サービスがあったので注文
美味しゅうございました
思いの外提供に時間がかかったので小一時間ほど要したけれど満足してリスタート。

TC9(779.6km)川中島合戦場跡
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05/05/20:22着(Clos16:45)
借金は3時間半近く。とはいえゴールまで227kmを15.5時間なので要求されるグロスペースは14.6KPH、BRMギリギリ隊レベルのペースでも十分間に合う。この辺りから先はひたすら残距離とゴールクローズまでの時間を意識しつつの走行になった。

<追記:2023/05/18/05:55>
川中島をリスタートしてしばらく進んだところでサイクリングロードへ。
真っ暗だしよくわからんしで二人して軽くミスコースしつつもどうにかこうにかサイクリングロードに遷移。
街灯もなく真っ暗な道をゆるゆる進んでいたらこちらの前照灯に照らされて浮かび上がった人影が2、3組。ウォーキングだったり犬の散歩だったり。ランナーならウェア類に最初から反射素材が装着されたりするけれど一般の散歩者の衣類は反射材が付いてないものが多かったりするのでなかなか怖い。そんなこんなで進みつつ、もうすぐ一般道に合流というところでヘッドライトを点けた状態で停車している自動車が一台、そのそばに人影が伺えたので減速してやや注意しながら通過しようと思ったら「お疲れ様です!」の声。見れば妙高以来のこーへー君の姿。「実家がこの先数百メートルなんですよwww」とのことで、お母様もご一緒に沿道応援に来てくださっていた。いやはやありがてえ。
<以上追記>

市内を抜け千曲川沿いを上田に向けて進む。上田で浅間サンラインに入るまでは平坦なので非常に順調な行程。
とり「サンラインのこっちからのアプローチは好きじゃないんだよなあ。しかも向かい風みたいだし。」先行していたけいたさんのツイートでサンラインが向かい風であることは知っていた。
ぜっと「結構みんながこの向きが嫌いっていうからどんなもんだか体験したかったんだよね。」
とり「向かい風だから純粋にこの道の酷さを実感できないかも知れないのが惜しい。」
そんな会話をしつつ、交差点で赤信号に引かっかったのでブレーキ、左足を縁石に乗せようとしてつるんと滑って歩道側に転倒。
とり「うわ!!!いてて。。。」
ぜっと「大丈夫?オレの後ろで転ばれると何があったかわからないから困るんだけどw (すぐ先のコンビニを示しつつ)そこのコンビニまで行って休もうか?」
とり「まあ大丈夫だと思うよ。ちょっと脇腹捻ったけど。」
Flecheの時も縁石に足を掛けようとしてしくじったし、停止の際の足を衝く場所は良く考えないといかんよな。

実際見た目自転車には大したダメージなさそうだったし、身体も脇腹と肘の打ち身が痛む以外外傷は見当たらなかったのでリスタート。が、どうにも走りに抵抗があるので歩道に避け、自転車のチェック。前輪を空転させようとしてもすぐに回転が止まる。タイヤにフェンダーが擦っているのかと思ったけれどクリアランスはしっかり取れている。あちこち確認している間にぜっとさんの後ろ姿が小さくなって行ったのでこちらは時間がかかりそうなので先行してほしい旨メールを打って再び前輪のチェック。

しばらくするとディスクブレーキのローターが一部歪んでいて回転するたびにパッドと干渉して回転が止まってしまうことが分かった。転倒した際縁石にぶつかってしまったらしい。取り敢えず手で曲がりを直してみようと試みるもなかなか上手くいかず、どうしたものかと思っていたところ、24時間営業のガソリンスタンドが目に入ったのでそちらに立ち寄り、事情を話してプライヤーをお借りしてタイヤを空転させつつディスクローターの歪みを修正、一回転ごとにシュッシュッ!とローターとパッドが干渉する音が聞こえるものの回転は随分とスムーズになった。スタンドの店員さんに「ありがとうございます!いつか車でお邪魔させてもらいます!」とお礼を言ってリスタート。

途中道の駅くるみの里雷電でトイレ休憩。ベンチで休憩中だったぜっとさんに状況を説明し、しばらく休んでいくという彼に「多分トップスピードが乗らないからペース落ちるんで休まずに先に進むわ。」と、先行。予想通り軽井沢手前でぜっとさんにはパスされた。

相変わらずシュッシュッ!というローターとパッドの摺動音が続いているものの明らかな走行抵抗を感じるほどではないので碓氷峠の下りを過ぎればそれなりに擦れて馴染むのではないかとか都合よく考えつつ軽井沢を抜け碓氷峠に向かう。
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碓氷峠越え

フロントに装着した三台のライトとヘルメットに装着したヘッドライトを全て点灯しての碓氷峠の下り。心配した野生動物との遭遇、接触はなく淡々と進めた。
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めがね橋

碓氷峠を下って横川に入ったところでぜっとさんをパス。しばらく進んだ先のコンビニに複数のランドヌール(ズ)の姿を確認したけれどスルーして先に進む。
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三日目の夜明け

ブレーキに不具合を抱えつつもどうにかこうにか順調に進んでいると思っていたところでいきなり眠気が襲って来た。ふらついてしまっているのを自覚できるくらいだったので道端に停車し、立ったまましばらく目を瞑って眠気をやり過ごす、、、というのを2、3回繰り返してだましだまし進み、ありがたいことにイートインのあるコンビニが現れたのでそちらで小休止。考えてみたら長野で蕎麦をたぐって以来何も補給していなかったのでカップヌードルを。
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眠気覚ましにこれ
プラシーボ効果的なものもあるのだろう、見事に眠気が散ったのでリスタート。今回はカップヌードルに救われたブルべだった。

途中、ぜっとさんと合流し、再び二人で進む。「べいさん同様オレもDi2不調でさ、チェーンがスポーク側に落ちちゃうから弄っていたら手が真っ黒!」

相変わらず一回転ごとにシュッシュッ!と摺動音を立てるわたしの自転車のブレーキ。
ぜっと「大量の鰹節で出汁を取る、老舗料亭の厨房の朝って雰囲気だよなあ。」
とり「関西だったら昆布でお出汁引くのにねえ。」
ぜっと「なんで昆布?その音がするから鰹節って言ったのに?」
とり「おお!これは確か鰹節を削っている音だ!」
ぜっと「疲れで思考が回っていないんじゃないの、大丈夫かよwww」

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佇まいが気に入った民家

TC10(911.3km)おにしお祭り広場
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05/06/05:49着(Close04:13)

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埼玉県に突入

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名無し(?)の峠を越える
この辺りからぜっとさんと別行動になった。最初は彼が先行していたけれど、しばらく進んだところで後輪を弄っていたところに遭遇。「大丈夫、調整終わったからそのまま行ってくれちゃって良いよ!」

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車掌車がぽつんと

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みのちゃんの演歌塾
ゴールしてみのさんに演歌塾を開講してもらうのを忘れたwww

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コーラ休憩中にぜっとさんにパスされた

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ステキな川床

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秩父大橋で荒川を渡る
この直前、うっかりミスコースしてうろうろしてしまって時間をロスしてしまうなど。知った道に近づいたおかげで集中力が切れがち、思い込みで間違った方向に進んでしまう。

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秩父市街地を抜ける

残距離とゴールクローズまでの残時間を計算しつつの走行。どうもグロス16KPHくらいのペースで押さないと間に合いそうにないので山伏峠への登りはかつてないくらいに必死に回したのでピーク手前で軽くえずいてしまうなど。
TC11(948.8km)山伏峠
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05/06/08:34着(Close07:31)
峠に到着した時一人のランドヌールが先着していて「借金一時間ですからねえ。」と言いつつ先に下って行ったけれどゴールまで60km/3.5時間=必要グロス17KPH強。この期に及んでなかなか痺れるペースだけれど普通に走って無理があるというほどでもない。

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焦らず新井不動の水を補給

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良い天気に恵まれた

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愛しの名栗川橋
(埼玉県内最古の鉄筋コンクリート造アーチ橋)

AJたまがわ【定峰200】等でお馴染みのコースを逆に辿る、、、のだけれど、途中二箇所ある山王峠、笹仁田峠とも南側からのアプローチなら「ふ~~~ん?」で済むところであるにもかかわらず北側からのアプローチはなかなかエグい。(山伏峠をクリアしてホッとしている参加者にこの坂を登らせるとは、『酷』というより『イケズ』よなあ。。。)とか思いつつ。
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ちょっと(?)殺意の波動に目覚めかけた

山を抜け市街地走行。結構な休日渋滞で思うようにペースを上げられずやきもきしつつの走行をしていたら曲がるべき交差点を直進してしまい数百メートル。そういやここは【渡良瀬300】の時も曲がり損ねたのではなかったか。
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落ち着くためにコーラ

eTrexの残距離表示とEdge530に表示させている現在時刻を見比べながら間に合うかどうか冷や冷やしながらの最終区間となってしまった。大丸交差点から先の上り坂では気合を入れ過ぎて山伏峠に続いて再びえずきながらの登坂。どうにかこうにかゴールコンビニに辿り着き、証跡レシートを取得。

Goal(1006.9km)セブンイレブン稲城向陽台5丁目店
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05/06/11:53着(Close12:00)
駐車場の一角に設営されたゴール受付に向かい、TCの通過証跡画像をチェックしてもらって無事OKをいただいて、認定時間74時間53分にて完走。3分後にはぜっとさんも到着。いつの間に前後順番逆になったんだろう?(どこかのコンビニで休憩中にわたしの通過を見かけたとかなんとか、そんなことを言われたような記憶もあるけれど、最終区間のことかどうかわからない。)

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メダルを購入

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ジュース類をいただいたり
ゴール受付脇でまったりしていたらゴールクローズの正午を回ったところであおば代表の河辺さん「とり(仮名)さんどうしたの?連絡無し?『何があっても戻って来る人』なのに何かあったんじゃないの、大丈夫?」と受付スタッフ氏に問いかけていたので目の前で挙手して「ここにおります!」と答える一幕があったり。曲がりなりにも信頼されているようだったのでちょっと嬉しかった。

ゴール後は受付撤収までの間ゴールした参加者同士、あるいはみのさんを始めとしたスタッフ、関係者とあれこれ雑談に興じたり。
わたしはショップに連絡を入れ、ディスクローターの在庫があるということだったので自走でショップに立ち寄ってローターとパッドを交換してから帰宅。稲城からの帰りは向かい風が強烈で、ガス橋で多摩川を渡っている最中突風にあおられて手摺に身体を叩きつけられてしまうほどだった。

そんなこんなで自宅に帰着し、わたしの【BRM503あおば1000km酷】は、ややあれこれありつつも概ね無事終了となりました。三日間雨に降られることのなかった絶好のコンディションは嬉しい想定外。
VCR横浜あおばの開催スタッフ、関係者の皆様諸々大変ご苦労あったでしょうがありがとうございました。参加の皆様お疲れ様でした。また次のブルべにて。

<おまけ>
ゴールの5月6日は四年振りに復活した『年一回、ひと晩限り営業するラーメン店・ラーメンないと』の営業日だったので19時過ぎ頃会場のカトリック高円寺教会にお邪魔。
実は碓氷峠を下った先のカップヌードル以来、この日口にしたまともな食事だったり。結構時間に追われていて食事どころじゃなかったからなあ。
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今年は麺にこだわったという特製ラーメン
大変美味しゅうございました


という訳で六分割という長々としたレポ完了。
反省点や改善点はやたらとありますが、それらはおいおい活かしていくとして最終的に楽しく完走できたので結果オーライ。
改めて関係者、参加者のみなさまお疲れ様でした。ありがとうございます。



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2023May23Tue

【イケメンと】BRM503あおば1000km酷・走行記録-5/6【直江津集合】 

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どういういわれがあるのか
沖に一本だけたたずむ電柱

<BRM503あおば1000km酷・走行記録>
概要 その1 ◆その2 ◆その3 ◆その4

<関連エントリ>
富山湾CR(東) ◆直江津集合‐その1その2

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一路朝日に向かって進む

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立山連峰を眺めつついくつも川を越える
立山連峰の豊富な水が流れ出して川や伏流水となって富山湾岸へ。

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ちょっとまぶしい

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富山で回収したドロップバッグで着替えた

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まっすぐ立ち並ぶ電柱

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水の張られた水田越しの立山連峰

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米騒動発祥の地
公園内には米俵のオブジェが置かれていた。

魚津漁港付近で早朝から営業していて朝食がいただけそうなお店はないものかと軽くうろうろしてみたもののさすがにそう都合よく店がある訳でもなくコースに復帰しようとしたとき、お店を検索してみようと立ち上げたGoogleMapsで位置情報共有しているひるとんさんがほんの数百メートルほどのところに近づいていることが判明、コースに復帰したときに丁度合流できたので以後は三人パックで走ることに。

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魚津から3人
基本は『(進行方向)←ぜっと←ひるとん←とり』の順
お二人は経路上もしくはその周囲で朝食が摂れるお店を検索しつつ。ありがたいありがたい。

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富山湾

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黒部川を渡る

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湧水の町入善
あちこちに湧水公園がある

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水田越しの立山連峰‐2

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あいの風とやま鉄道

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立山連峰に向かって坂を下る感(跨線橋)

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水田越しの立山連峰‐3
ひるとん「あれって南アルプスですか?」
ぜ・と「北や、北!」
ひるとん「あ、南北勘違いw」

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大麦畑が広がる

朝日町に入る。朝日町市街地にぜっとさん、ひるとんさん双方が目星をつけたカフェがあり、そこは8時開店で時刻は7時40分頃。お店の方のご厚意で敷地内に置かれたガーデンテーブル/チェアで時間を潰しても構わないとのことで開店時間までのんびりまったり。
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1/Fゆらぎカフェ

トーストとサラダ、ゆで卵とヨーグルトにドリンクがセットになったモーニングを注文。ドリンクは3人ともバナナジュース。
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バナナジュース

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自家製ブルーベリージャムの乗ったヨーグルト
「ヨーグルトは自家製じゃないのよ、ほほほ♪」とはお店の方の弁。それにしても民家をカフェとして利用しているのだけれど、結構な豪邸である。なんとなく葉山のカフェ・フィオーレを連想。
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サラダの右側にあるのはウド
地元産のウドだそうでシャキシャキした歯ごたえが美味しかった。

モーニングを食べつつすでに昼食の算段。
ひるとん「本州縦断1900でPEKOさんが行ったお店どうかな?」
ぜっと「目と鼻の先で開店11時だけどそれまで待機する?」
ひるとん「ヤハギさんが行ってた直江津のお店行きたい!」
とり(Google検索しつつ)残念、営業夜だけだ。ヤハギさんも夕食で立ち寄ってる。」
結論が出ないまま、それでもとりあえず『昼食は直江津で』くらいのふんわりとしたコンセンサス。

カフェを後にしてリスタート。海沿いを進むj。
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よくわからない列石

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富山‐新潟県境を越える
その名も『境橋』

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あいの風とやま鉄道・市振駅

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親不知に突入

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片側交互通行(最大5分待ち)

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親不知コミュニティロード
(市道天険親不知線)

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天下之険と刻まれた岩壁
後から確認してみたら『如砥如矢(とのごとくやのごとし=この道が砥石のように滑らかで矢のようにまっすぐであると称賛する言葉)』の四文字も刻まれているはずだけれど気付かなかった。

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展望台からの眺め

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数世代の道を一望に

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ポツンと名無しの岩

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大国主命が投げたといわれる投げ岩

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旧道のロックシェッド

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親不知海岸北端付近

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直江津まではしばらく平坦路が続く

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北アルプスの峰々

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この日の海は本当に穏やかだった
ひるとんさんは穏やか過ぎて面白みがないとかなんとか、そんな類のことを口にしていた。

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能生・弁天岩の鯉のぼり

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青くきれいな海

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ところどころ砂浜

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沖にポツンと一本電信柱

ちょっと脇に逸れてトンネルひと区間だけ、国道に並行している久比岐自転車歩行者道へ。
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久比岐自転車歩行者道(旧北陸本線)

上越市域に入り、ほどなく直江津地域。ずっと向かい風の中前を牽いていたぜっとさんがさすがにしんどくなったと見えて次のTCまであと15kmというところで「申し訳ないけどこの先5km毎に先頭交代しよう。」と提案したので最初の5kmはわたしが、次の5kmをぜっとさんが、最後の5kmを再びわたしが。。。という並びで船見公園を指して走る。船見公園といえば、2013、14年の二回参加した某SNSのイベント【直江津集合】の集合場所。懐かしさがこみ上げる。

もうすぐ船見公園というとこで前方右手道端に、どうもこちらの様子を伺っているような素振りを見せる男性の姿。近づいてみたら『燃える!バイクお兄さん』ことAKIさんで、少々面食らいながらも手を振って通過。その後しばらくしてオートバイに跨った彼が追い越して行ったのでTCに先回りして出迎えてくれるつもりなのだろうと理解して先に進む、
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直江津集合でおなじみ人魚像
を撮ったつもりが見事に柱の陰になった

AKIさんが撮影してくれた動画。
「なんで?AKIさんいるって知ってたから最後先頭牽いたの?超良い絵じゃん、これ。」 By ぜっとさん
ガチで偶然わたしが先頭の順番になったのです。いやホント。

TC8(705.0km)船見公園
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05/05/12:46着(Close05/05/10:11)

AKIさんの予定を聞いたら、すでに知り合いの通過を見送ったので後はどこかでお昼ご飯を食べて東京に戻るだけ、とのことだったので折角だから四人で昼食を、ということになった。
朝検討してから結局何も決まっていなかったものの、とりあえず混雑することで名高い有名店のある辺り、駅前周辺なら何かしらの飲食店はあるだろうと移動してみたら、ひるとんさんが行きたがっていた『ヤハギさんが立ち寄ったお店』が昼営業をしていたので一も二もなくそちらに入店。
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割烹食堂・樹八
先客に自転車で日本一周旅行中だという19歳の大学生がいた。眩しいし羨ましいぜ、まったく。

四人でシェアするイカ刺身と栃尾揚げの他、各々海鮮丼を。本当は別のものを注文しようと思ったら店主に「あ~~~いま、そういう手の込んだものできないんだよね。」と断られてしまったので。まあワンオペ昼営業なら仕方無いかと思ったけれどヤハギさん曰く夜営業もワンオペで、客同士タイミングを見計らってあれこれ注文したのだとか。
そしてわたしたち以降、食事のみの客は「ごはんが足りないから」という理由でお断りされていた。ちょっとタイミングがずれたらわたしたちが断られていたところ。
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イカ刺身
(栃尾揚げは撮る前に手を付けてしまった)

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そして海鮮丼

おなかを満たしたところでリスタート。
AKIさんとはここでお別れ。遠征しての沿道応援ありがとうございました。





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2023May23Tue

【眠気覚ましは】BRM503あおば1000km酷・走行記録-4/n【まさかのアレ】 

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明け方近くの
富岩運河中島閘門方面
時間があれば久し振りに寄りたかった

<BRM503あおば1000km酷・走行記録>
概要 その1 ◆その2 ◆その3

<関連エントリ>
SR600 Nihon Alps-1st2nd ◆富山湾CR(東)

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木曽峠トンネルを抜けた先

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先に下った墨田さん
その先に見える車が停まったところで彼女は一旦停止、わたしは声を掛けてそのまま先行してダウンヒル。

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午前中のサンセットポイントって微妙

足柄峠ほどでもないけれど道幅が狭くやや路面が荒いのであまり飛ばせないダウンヒルを下りきってR256に合流すると非常に走りやすくなって気分が良い。
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合流地点では花桃が盛りをちょっと過ごした感
後続の参加者がひとり、ここでパスして行った。100周年ジャージだったからあれが『ひるとんさんが師匠と呼びたい人』なのかな?

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木曽川を渡る

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気温24℃。なかなか熱い
そして下呂まで48kmってことは大休止ポイントであるおんぽいの湯までまで30km弱ということ。ちょっとだけ気持ちが軽くなった。
ここから下呂温泉までは道の駅がいくつも連なっている区間。【SR600NA】走行の際は道の駅賤母、道の駅五木で各々仮眠を取った記憶がある。っていうか下呂までの50km弱の間に二回仮眠を取らなきゃならんような計画立てるなよ、当時のオレさま(;´Д`)
とはいえ五木の道の駅は確か本降りの雨を避けて入ったんだった。明け方過ぎから様子見していたら清掃のおばちゃんが来てあれこれ世間話したっけ。まあ仕方ない。

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やたらと暑いので流れが気になる
道の駅五木から大休止ポイントおんぽいの湯までは15、6kmほど。(ようやく休める~。)と安堵しつつ進むが気温が高いうえに大きな上り下りが続くので思うようにペースが上がらない。しかも交通量はそこそこ多いので走行中かなりストレスを溜めることになった。それでもようやく付知峡温泉入り口まで辿り着いて交差点で信号待ち。ところがGoogleMapsで検索した際にはここで曲がるよう指示されたのにそれらしい看板もないので若干心配になるも曲がってすぐに矢印の描かれた小さな看板。(いやあ、わっかりづれえ!)と思ったけれどなんのことはない、車でアプローチする際には信号の一つ下呂側にある路地からの方が都合がよいのでそちらにでかでかと入り口案内が掲示してあった。

エントランス付近にあったバイクラックに自転車を架け入館。
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おんぽいの湯エントランス

家族連れでにぎわう館内を移動し、脱衣所ロッカーに荷物を預けて浴場へ。内湯は大浴場とサウナ、水風呂があり室外には温度の違う露天浴槽が三つ。なかなか充実した施設。露天風呂で弛緩して水風呂で下半身を中心にアイシングというのを2セット。約30分堪能して館内食堂エリアへ。

注文が立て込んでいて忙しそうで、注文担当のおばちゃんには「ちょっと待ってね!」と言われたので素直に待っていたら厨房担当のおばちゃんが注文担当に「これでおしまい!『準備中』って出して!」と指示。ちょっと待て、オレはどうしたら。。。「あの、オレは注文できるよね?」「あ、そうね。あんまり手の込まないものなら。」「じゃあトリトマ丼で。」
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ということでトリトマ丼
テラス席に場所を確保してお冷を段取り、再び注文/提供カウンター前に戻ったところでぜっとさん登場。「すまんがオレが最後でランチ営業終わりみたい。」「。。。とりあえず風呂行ってくる。」

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トマトあんかけに鶏ひき肉とモモ肉
美味しゅうございました

リスタート時刻を確認して畳敷きの20畳ほどの休憩所で横になり仮眠。ぜっとさん曰く目を閉じて四秒でいびきをかき始めていたらしい。寝つきが良いって素晴らしい。

すっきりして目覚め、予定より若干前倒し気味でリスタート。暑熱はすっかりおさまり気分良く走れる。
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地方に行くとよく見かける古物店

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棚田に夕暮れ近い日差し

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5kmもUターンさせようという看板

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下呂に向かう最後の峠
この舞台峠を越えて更に下呂方面に向かう途中、eTrexのルート表示に異変が生じた。舞台峠から先のルートが切れてしまっている。(???)どうにもよくわからないので一旦ルートとキューシートの確認をしようとスマホを取り出し、RWGPS画面を立ち上げてルートチェックを始めたところにぜっとさんが通りかかったので先導をお願いして付いていくことした。

ルートを脳内に浮かべても(ここで切れるはずがないのだけれどなあ。。。)そんなことを思いつつ、以後のルート表示に若干の不安を抱きつつ。結果的にこの心配は杞憂に終わったので結果オーライなのだけれど、それではなぜここだけルートが途切れたのかが良くわからない。
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飛騨川の流れ

快適な飛騨川沿いのダウンヒルを進み、下呂温泉中心部に入る。7年前は雨の夜の記憶しかない。二回通ったはずだけれど。
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下呂温泉中心部

TC6(450.3km)下呂温泉常夜灯
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05/04/18:51着(仮想Close05/04/15:00)

GoogleMapsで位置情報共有していたべいさんがおそらく10分ほど先行しているようだったので追い付くべくペースアップ。しばらく進んだところで無事追い付いた、、、のだけれど、どうやらDi2のバッテリー残量がやばいらしく極力シフトチェンジをしないようにしながらの走行なのだとか。
しばらくわたしが前を牽く形で三人パックで走行。すっかり日が落ちてそろそろ補給でどこかに立ち寄ろうかというところで前方に牛丼屋。
とり「あ、すき家があるね。」
ぜっと「すき家は避けたいな、焼肉定食が食べたい。自分で焼くんじゃなくて皿に盛りつけてあるやつ。」
すると目の前に一軒の焼き肉屋と、その二軒並びにレストラン。とりあえずレストランの様子を伺ってみると『本日貸切』の札。
「じゃあ、焼肉にしようか。」
ということで三人で焼き肉店へ。
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焼き肉・大使

日替わりサービスで半額になったハラミだったかカルビだったかを6人前、あれこれ乗ったファミリーセットを頼んで一気に焼いて食らう。
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ライスを中にしたことを若干後悔しつつ
「ロスは32分か。やっぱり焼肉はすぐ出てきて焼いて食うだけだから早いな。」By ぜっとさん。すっかり満足し、リスタート。が、すぐ先にそれこそ焼肉定食がメニューにありそうな大衆食堂があったりした。

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白飛びしてしまっているけど『上呂』の標識
ぜっと「へえ、下呂の隣は上呂なんだな。」

あれこれ話しながら三人で緩やかな坂を登る。わたしはサドルのポジションが良くなくて尻が痛くなって来てしまい、調整しつつの登坂だったので二人から遅れ気味。どうにか調整はうまく行って追いかけ、追い付いたところで飛騨一ノ宮でピークを迎え下り坂。ほどなく高山市内に入る。この先は富山までずっと下り坂。バッテリー残量がゲージ一つではとても妙高の坂を越えられないと判断したべいさんは長野入りする前に撤退する旨表明していたけれど、高山から富山に向かう電車がまだ残っていることから高山でDNFすることを決めたようだった。とはいえ電車で富山に移動できても泊まれる宿が見つからないだろうからということで高山で宿を探す作戦にシフト。
丁度コース脇にビジネスホテルがあったのでそこで直接空きを聞いてくるということで別行動になった。ぜっとさんとわたしはしばらく進んだ先のコンビニで小休止。するとべいさんから部屋が確保できたと連絡が入ったので以後は完全に別行動。

高山市内を抜け富山に向けた長い長い下り坂。途中「こここそがオレが今回来たかった店なんだよ!」とやや(否、相当)悔しそうに語るぜっとさん
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焼き肉・かをる
店舗外観の撮影だけ済ませてリスタート。

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『君の名は』のバス停

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味のある佇まいの杉原駅

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加賀澤トンネル内で富山県に入る
富山県内に入ったところで若干異変。前方を走る私に対して「とりさん、眠くない?」ぜっとさんからの問いかけ。自覚はあまりなかったけれど走行中ふらついたりペースが無駄に上下したりしていたとか。ひとまず道路わきに腰掛け、軽く休憩。
緩く単調な長い下り坂ではどうしても眠気がやって来る。「ちょっと眠いよね。」「そうだねえ。」次に道の駅を見つけたらそこで軽く仮眠を取ろうということに。

「眠い!」「しんどい!」とか叫びつつの深夜のダウンヒル。睡眠不足と深夜テンションで色々騒がしいけれど幸い山の中。10km弱ほど下ったところにあった道の駅細入。

懐かしいカップヌードルの自販機が置いてあった。
「そういえば焼肉食べて以来何も補給していないよね。」
「眠いのは脳に糖が足りないからかもしれないなあ。」
ということでベンチで15分ほど横になってからこのカップヌードルをいただくことに。
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カップヌードルMISO
美味しゅうございました。

奏功したのはカップヌードルなのかはたまたベンチでの仮眠なのかわからなかったけれど以後はすっかり眠気と無縁なダウンヒルでようやく富山市域へ。わたしにとっては三年ぶりに訪れる懐かしい富山市街に入り、ぜっとさんがドロップバッグを送付していたコンビニへ。

リスタートして富岩運河沿いを北上する。
とり「中島閘門でツイートしたら(主催担当の)みのさん喜びそう。」
そんなことを言いつつ呑気に進んでいたら
ぜっと「あ、こっちだ。」と右折。
とり「え?中島閘門はもうちょい先だよ?」
ぜっと「何言ってんの、コースはこっち!」
中島閘門しか頭になくてまったくコース図を確認していなかった。
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富岩運河を渡る(右は中島閘門方面)

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東岩瀬駅駅舎
JRの駅だった頃の名残のホームが残る(当然使用禁止)。

TC7(589.0km)岩瀬浜駅
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05/05/05:07着(仮想Close05/05/00:16)

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トンビが一羽

始発まで10分弱という時刻だったので、折角だからトラムの入線を見てからリスタートしようということに。ジュースを飲んだり周囲をうろついたりして待つこと数分。始発回送車両が入線してきた。
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始発の『大学前行』
富山駅で南北市電が接続したので岩瀬浜から(富山)大学前まで乗り換えなしの直通で行ける。

すっかり明るくなった中、朝日に向かって東に進む。




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2023May23Tue

【カモシカさんと】BRM503あおば1000km酷・走行記録-3/n【にらめっこ】 

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【ええじゃないか伊勢1000】以来
六年振りとなった大平(木曽)峠(トンネル)
左が大平側で右が木曾側

<BRM503あおば1000km酷・走行記録>
概要 その1 ◆その2

<関連エントリ>

大原屋さんで食後のコーヒーを飲みながらこの先のざっくりした計画を。
ぜっと「とりさんはこのまま進んで大休止はどうするつもりだったの?」
とり「まあ取り敢えず行けるところまで進んで道の駅のベンチで横になるか、日帰り温泉あったら寄ろうかくらいしか考えていないな。」
ぜっと「ならここで風呂入って大休止する案はどうだろう?」
と、付知峡温泉の日帰り温泉施設おんぽいの湯の情報を見せて来た。
ぜっと「下呂温泉の20kmくらい手前でここならコース沿いだし休憩所もあるから仮眠できるし。」
とり「いいね、そこ目指そうか。日中暑そうだから早めに休憩するのもありだよね。」
ということでそこを集合場所に決定。何らかの事情で寄れなくなった時は連絡を取り合うということに。

すっかり落ち着いたところでリスタート。住宅街を抜け木々の生い茂る山間部へ。2016年に二回走った【SR600NA】と、その翌年の2017年に【ええじゃないか伊勢1000(山)】で通過して以来のなつかしさのある飯田峠+木曽(大平)峠へ。過去三回のアプローチは午後が二回、夜間が一回なので明るい午前中にアプローチを開始するのは初めてのこと。
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飯田峠とっかかり

ところどころ木陰はあるもののやはり午前中に西向きに上るのは背中が炙られてなかなかつらいものがある。
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7年前我慢しきれなくて仮眠したところ

飯田峠・大平(木曽)峠に向かう大平街道はいくつもの沢を横切るけれどその一つ一つに木製の標識が立ててある。
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大深澤

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あちこちに野生の藤

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神社や祠もあちこちに

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小中落

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230503092.jpg230503093.jpg230503094.jpg230503095.jpg
桐の木澤

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新緑のなかのんびり進む

沢を越える度に流れの様子を撮影したりしながらのんびり進んでいたところ「こんにちは!」と後方から声を掛けられた。見れば地元の方と思しき女性サイクリスト。
とり「こんにちは。」
女性「今日はライドイベントかなんかなんですか?ここに来るまでにも何人もそれ(と、反射ベストを示す仕草)を付けた人いたし、皆さんお仲間なんですか?」
とり「ええ、仲間っちゃ仲間ですね。ブルべってご存知ですか?」
女性「ああ、ええ知ってます!」
とり「今回は東京の方からスタートしてここまで来てます。最終的に1000kmのブルべなんですよ。」
女性「じゃあ、みなさんこのまま木曽に抜けるんですね。」
とり「そうですね、そこから下呂、高山、富山に抜けます。」
女性「昨日は私も木曽まで行ったんですよ、普通に観光で。妻篭宿とか馬籠宿とか見てきました。」
とり「妻篭宿でしたっけ、ギンモクセイがあるの。」
女性「どっちだったかしら、多分そっちかな?」
とり「長野県内にある唯一のギンモクセイだそうですからね。」
女性「ああ、『キン』じゃなくて『ギン』なのか!それでわざわざ表示があったんだ。珍しくも無いのになんでなんだろうとか思っていました。」
かつて、今はお亡くなりになったイナイナさんから教えていただいた知識で盛り上がる。イナイナさん、ありがとうございます。
普段はほとんど人がいないのに今日は人がいっぱいいて楽しいとか夜になるとこの道は野生の王国になるとか、しばらくそんなこんなの会話をしたのち
女性「それじゃ私はちょっと先に行きますね。」
とり「お付き合いいただいちゃってありがとうございました!」
女性「私は今日飯田峠で折り返すのでまたのちほど!」
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ツラい登りの楽しいひと時

再びのんびりソロでの登坂。相変わらず沢を眺めて撮影したりしつつ。
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杉ノ木沢

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小垂澤・この辺ちょっと勾配きつい

この沢も超えるときに流れの様子を眺めてみたら視界の隅に何やら動くもの。そちらの方に目をやると沢に顔を突っ込んで水を飲んでいたと思しき一頭のカモシカがその顔を上げてこちらを一瞥。
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ひとまず撮影してみた

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カモシカをトリミング
一旦デジカメを背ポケに収納し、相手を驚かせないようゆっくりした動作で今度はiPhoneを取り出し、ツイート用に一枚。さすがツイ廃のオレさま。

なおも逃げたりする素振りがうかがえないので再びデジカメを取り出して撮影しようとしたら先方は体の向きを変え真正面からこちらに対峙する体勢。
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こちらに向き直った

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「何してんだこいつ?」的な顔された
そうしてしばらくじっと見つめ合っていたのだけれど、さすがにいつまでもそこにじっとしている訳にもいかないので結局こちらが根負けして「バイバイ♪」と手をひらひらさせて退かせていただいた。にらめっこはわたくしの負けでありました。

にらめっこ敗退からしばらくの後、別れ際の弁通り、先ほどの女性が降りてきた。
女性「お疲れ様!この先もお気をつけて~。」
とり「ありがとうございます、この先の沢のところにカモシカいましたよ!」
女性「え~?すご~い。」

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石仏や石碑、石塔が多い

ようやく飯田峠ピークに到着し、せっかくなので記念撮影。
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登り切った記念

いよいよこの先は大平宿からの大平(木曽)峠越え。7年前の深夜、真っ暗な道の真ん中でうずくまって泣き叫ぶ女と遭遇したあの道再び、である。そんなことを考えつつリスタートしようとしたところに後続到着。「お疲れ様~~~。エントリーしてたんですね、スタートで気付かなかった。後ろにぜっとさんもいましたね。」と現れたのは墨田さんだった。
とり「いや、オレも気付いてませんでしたよ。出走してたんですね。それにぜっとさんだけじゃなくべいさんも走ってますよ、かなり後ろですけど!」
墨田「そうなんだ!スタートの時はRAAMメンバーと固まっていたからかなあ。オモテさんも一緒だったけど。」
とり「ああ、オモテ先生はこちらに顔を出してくれたから参加しているのは分かったけど他は気付かなかったなあ。」
墨田「走り出してからはようさんと一緒だったんだけど途中で離れちゃった。」

飯田峠ピークからの下りを慎重に下りながらあれこれお話。
墨田「ホントはDNSするつもりだったんですよね、これからイタリアに行くしRAAMもあるから雨でコンディション崩したりケガしたら困るし。でも直前の天気予報で雨降りそうにないってわかってこれは参加するしかないでしょって。」
とり「確かにずっと雨予報だったし気温低め予報でしたよねえ。」
墨田「実際このお天気、最高じゃないですか!!ところで雨降っても走る気だったんですか?」
とり「ん~~~。半々かな。でも雨降ったら絶対完走できていなかった自信はある。下りで稼げなくなるし。」
墨田「そうそう、下りで稼げますよね、このコース。だからちっとも酷くないと思うんですよ。私は下りが超苦手だからバンバン抜かれちゃったけどやたらと長くて飛ばせる下りあったじゃないですか。」
とり「サファリパークから先のことかな?」
墨田「そう!そこ!!結局登らされても下りで取り返せるから酷いというよりむしろ優しい。」
とり「確かに言うほど酷くないコースだってのは同意だけど優しいかなあ。足柄峠とかあったし。」
墨田「ようさんなんかエントリーするときは”足柄峠の何がキツいのかわからない。”とか散々煽っていたのにいざ足柄峠越えたら”脚にダメージが。”とか言ってたwww」
ようさん。。。

飯田峠から下って大平宿内を通過。大平宿の今の様子を説明してみたり(NPOが管理していて諸々持ち込みで宿泊が可能とか)7年前の【SR600NA】走行時に泣き叫ぶ女に遭遇したのはここだという話をしてみたりとか。
墨田「ああ!深夜に泣き叫んでいた女がいたのってここだったのかあ!!深夜真っ暗だったらそりゃ怖いかも。」
うん。『かも』じゃなくて怖かったんですよ。

他にも走行、宿泊計画のこと。墨田さんは基本夜型で深夜に活動するのが苦ではないので夜走って明るくなり始めてから休むというプランで今回は計画、350km毎に刻んで一泊目は飯田、二泊目は上越なのだとか。
とり「特に今回は昼間暑いから夜間走行にシフトした方が身体が楽かも知れませんね。」
ラブホテルに宿泊するのは部屋も風呂もベッドも広く、特に女性にはメイク落としを始めとしたコスメが充実しているところが多くメリットばかりで重宝するとか。う~~~む。そういう観点もあるのか、なるほど。
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大平宿を抜ける
いつか泊まってみたいと思うんだけどなあ。囲炉裏を囲んで酒盛りしたい。

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そそる露頭

墨田「外そうかどうしようか迷ったんだけど結局バーミッツ付けたままで参加しちゃった。”暑くないですか?”とか聞かれるけど『日焼け対策』って答えてるwww」
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バーミッツ装着状態で走る墨田さん
バーミッツ自体が『物入れ」にもなっていてバッテリーやケーブル類その他が詰め込まれている。

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大平宿を過ぎて静かな山道を淡々と進む

新緑の木々の中を進んでしばらく経ったところでピークである大平(木曽)峠に到着。
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大平側

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木曾側
トンネル表記は『木曽峠』だけれど50mほど大平側には『大平峠』と記された道路標識がある。
緩い坂を下った50mほど先のところの駐車帯で墨田さんが一時停止。
墨田「わたし下り遅いので先に行っちゃってください。」
とり「了解です、ありがとうございました!」
ということでダウンヒル開始。一路目指すは付知峡温泉おんぽいの湯



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2023May23Tue

【峠の前に】BRM503あおば1000km酷・走行記録-2/n【朝カレー】 

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コースから往復1kmほどのところにある
カレー店大原屋さん
なんと朝7時からちゃんとしたカレーがいただける
もちろん非常に美味しい

BRM503あおば1000km酷・走行記録
概要 その1

稲子駅入り口から再びべいさんと二人であれこれしゃべりながら進む。
べい「なんか腹減っちゃったな、この先補給できるとこあったっけ?」
とり「ん~~~芝川のファミマか内船のデイリーヤマザキかな。」
しばらく進んで静岡‐山梨県境に向かう坂道に差し掛かったところで
とり「あ、ごめん。芝川は後ろだ。内船のデイリーしかないね。その先は波高島からあっち岸に渡らないと何にもないや。」
べい「そうだよね、そんな記憶がある。」

<以下追加:2023/05/17/21:55>
しばらくはあれこれと他愛もない話をしつつ。
とり「そういやべいさん!身延線の井出駅からこっち、狭いうえに微妙に面倒くさい登りだったところが線形改良できれいな道になったから10mくらいピークが下がっていてこないだFlecheで走った時オレは感動したんですよ!ずっと工事中でいつ開通するのかって心待ちにしていたんですよ♪」
べい「そう言われてもなあ、このコース興津600でしか走ったことないし、それだって結構前だからほとんど覚えていないし。」
とり「大丈夫!その区間だけ舗装がキレイだからすぐわかりますよ♪」
当該区間に差し掛かり、旧道が右側上方に登っていくのに真新しいアスファルトの道は緩やかな勾配。
とり「ほら!べいさん!!この区間です!(右側の擁壁上を通っている道を示しつつ)あっちはあんなに登っているのにこっちはこれだけですよ!感動しませんか?嬉しくないですか!?」
べい「まあ坂道が緩くなったのは嬉しいんだろうけどさ、ここってボクの記憶にはあんまり残っていないから正直どうでも良い。」

なんやこの温度差。。。

そんなこんなでアップダウンをこなしつつ進んでいたら逆方向から反射ベストを着たサイクリストの姿。
「お疲れ様~~~!」と声を掛けてスライドしていったそのサイクリストの声は明らかに女性。反射的に「お疲れ様!」と返したけれどどうにも声に聞き覚えがあるし反射ベストの下のジャージはAJ西東京のそれ。「あれ?けーこさん!?」と振り向きつつ声を掛けるも無反応。
べい「なに?今のけーこさんだったの?」
とり「西東京ジャージだったし声の感じがけーこさんに似ていたんだけどなあ、返事無かったし違ったのかも。」
べい「でも今この時間ってどこか開催被っていたっけ?」
とり「試走かも知れんからよくわかんないや。」
そんなことを話しながら進んでいたらしばらく先でもう一人反射ベストのサイクリストとスライド。今度はお互い信号待ちのタイミングで対峙したのでスライド時にはお互い「お疲れ様!」と声を掛け合えた。その後は反射ベストなサイクリストとスライドすることもなかったので
べい「二人しかスライドしていないし、とりさんが言うように試走だったってのが正解かもね。」
そんな一幕。
<以上追加>

その後もあれやこれやと会話しながら進み、我がお気に入り定点に差し掛かったところで
「ごめん、べいさん!先に進んでて。ここお気に入りポイントなんで一枚撮ったら追っかける!」「りょ!」

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という訳で撮影したロックシェッド
思いの外ブレとった。。。

デイリーヤマザキショップに到着し、まずはヘッドライトの位置調整。ずれないように結束バンドで固定しておいたものの固定位置が低すぎて前方上部の視界を遮るし、何より照射角度の関係で進行方向をしっかり照らしたいときは思いっきり上体を起こさなければならない。
多分こんなことになるのではないかと予備の結束バンドとニッパーを携行しておいて良かった。
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ヘッドライトの取付位置を調整

べい「なんか、温かいものをしっかり食べたい。とりさんどうするの?」
とり「波高島から川向うに渡ったところにラーメン屋があるからそこに行きたいんだけどさ。営業しているかどうか時間が微妙なんだよね。」
スマホを弄りつつ営業時間を確認する。
とり「あ、22時30分までやってるらしいから今から行ったら十分間に合う!」
時刻は20時15分を回ったところ。デイリーからそのラーメン店めん丸身延店までの距離は20km弱なので一時間あれば十分間に合う。
とり「べいさん、オレラーメン屋さん行くわ。最悪入れなくてもすぐそばにセブンイレブンあるし。」
べい「行ってらっしゃい、ボクはここでしっかり補給して行くから!」
再び店内にお邪魔してトイレを借り、出てきたところでべいさんが地元の方らしき男性と会話していた。
べい「やっぱり鹿が出るみたいね。さっきの人がそう言ってた。」
べいさんは今回はまだ鹿を目撃していない。

リスタート準備をしていたところで先ほどべいさんと会話していた地元の方が今度はこちらに寄ってきて「気を付けてくださいね、さっき中部縦貫道の身延山ICのすぐそばで結構大きい鹿いましたよ!」「ありがとうございます、さっき遭遇したんでこれ(と、熊鈴を鳴らす)を用意したんです!」
べいさんにも声を掛けリスタートし単独で身延みちを北上。頑張って踏んでお店の前に到着したのが21時ちょい過ぎ。外部の照明が落ちておいたのでちょっと嫌な予感がしたものの中にいた店員さんい尋ねてみたら「すぐにラストオーダーになりますが、それで良ければ大丈夫です!」というありがたいお言葉をいただけたのでべいさんにメンション。

注文をしてしばし待つ。みそ丸ラーメン(無印の味噌ラーメンよりチャーシューが多くたまごがトッピングされている)と餃子5個、半ライスのセット。
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みそ丸ラーメン+餃子5個セット
美味しゅうございました

おなかを満たしてリスタート。AJ神奈川主催の【興津600】では逆方向に、【興津400】は往復コースなので双方向ともなじみの深いルートを進む。富士川沿いを離れ鰍沢から富士川市街へ入ってしばらく進んだところでべいさんに追い付いたので以後は再び会話しながらのんびり進む。富士川市街から南アルプスの麓をなぞって韮崎市のはずれ、円野郵便局交差点でR20に合流するお馴染みの道を一緒に進んでいたもののあと10kmほどで予約した仮眠宿に辿り着けるというべいさんと、少しでも先に進んでおきたいわたしとでペースが食い違ってしまうので富士川市街から登って行って一つ目のローソンの辺りで先行させていただいた。

淡々と進んで行って途中参加者をパスしたようなしなかったような。今回のブルべは時々記憶が飛んでいるときがあって、そういう時はひたすら集中しまくっていたのではないかと思う。今までになかった経験だったけれど、lこれが出走2日前からアルコール絶ちした成果なのか。
円野郵便局交差点からR20に合流しひたすら道なりに茅野までの長い一本道。しばらく淡々と進んでいたけれど徐々に眠気が生じて来た。すぐ先に道の駅はくしゅう、その先には道の駅蔦木宿があるタイミングだったのでどちらかでの仮眠も考えたけれど、仮眠という大休止を取るのは杖突峠を越えてからにしたいという思いがあったので道の駅はくしゅうに隣接するコンビニに立ち寄り、今回初のカフェイン投入。このブルべに先立ち、月曜日からカフェイン断ちをしていたのでできればこの晩まではノンカフェインを通したかったけれど背に腹は代えられない。
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深夜のホットコーヒー
コーヒーを飲み干ししばらくするとすっかり眠気も散ったのでリスタート。一路富士見峠を目指す。

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良い感じの寂れ具合

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富士見峠を通過

富士見峠から茅野に向かう緩くて長い下り坂を進み、坂室トンネルを抜けてさらに下れば諏訪盆地南端縁。坂道を下った先の信号が赤で一人の参加者が信号待ちをしていた。折角の下り坂の恩恵を無にするのも嫌だったので交差点手前、坂の途中で減速し、信号のタイミングを見計らって加速。信号待ちしていた参加者に「お疲れ様です!」と声を掛けながら通過。すると後方から「とりさん!?」との声(???)振り向いたところで「ようやく合流できたぜ、とりやろう」「ああ、ぜっとさんか。」
声の主はぜっとさんだった。スタート直後から結構なペースで飛ばしていたのでよもやここで遭遇するとは。
とり「もっとずっと先に行っていると思っていましたよ。べいさんも”信号で切れてからぜっとさんの姿があっという間に見えなくなった。”って言ってたし。」
ぜっと「ああ、あの辺かあ。でも割とそうでもなくて、とりさんが”ラーメン屋に着いた。”ってツイートしていた時丁度隣のコンビニを出るところだったし。それにしてもべいさんと一緒で今ここまで来てるって随分と早くないか?べいさん韮崎の宿に着いたの12時頃だし。」
とり「べいさんは泊まるからってことでペースを落としたので富士川過ぎてから別行動になって先行したから。」
ぜっと「ああ、なるほど。」
その後もあれこれ会話しつつTCへ。
TC4:安国禅寺(274.3km)
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05/04/02:11着(仮想クローズ05/04/03:16)
山門と石柱前に自転車を停め、撮影していたところ一人のランドヌールが通りかかり、こちらに一瞥をくれてそのままスルーして行った。
ぜっと「今のひと大丈夫、、、だよな?」
とり「まあここで撮影してから戻ってコンビニにでも寄っていたんじゃない?(安国禅寺への脇道入り口の先100mほどのところにセブンイレブンがある)
ぜっと「あの距離ならわざわざ戻るより先にあっちに寄ってからこっちに回らないかね、普通?」
とり「なんにしてももう見えなくなっちゃったし、オレらが気にしてもなあ。っていうかさっきのKAZUさんじゃなかった?」
ぜっと「マジか。だったら大丈夫なのかな。」
そんな会話の後リスタート。

杖突峠の登坂は鹿の出没を予想して熊鈴の段取りを整えてからにしたのだけれど、どうも鹿が出てきそうな気配を感じられない。鹿の鳴き声が全く聞こえないのだ。まあ、遭遇しないなら遭遇しないに越したことはないのでえっちらおっちら先に進む。途中、鹿の代わりにタヌキとウサギと思しき小動物の素j型を何度か見かけた。
しばらく進むと前方に先ほどのランドヌールの姿。やはりKAZUさんのようだったので追い越しながら挨拶&確認。
とり「お疲れ様です、さっきのポイント大丈夫でしたか?」
KAZU「お疲れさま、大丈夫。写真撮ってからコーヒー飲みに戻っていたんだ。」
とり「(やはりそうだったか。っていうか普通それしか考えられないしな。)余計な事伺ってすみません、お先に行かせていただきます。」
と、パス。しばらく単独で登坂して杖突峠茶屋手前で茅野市内の夜景を一枚。茶屋の展望台は当然ながら夜間は利用できないし。
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茅野の夜景
うん。設定しくじってぶれた。

しばらく進んだ先の杖突峠茶屋に到着。まずは自販機コーナーでボトルの補充および身体への補給。気温が低めだったもののかなり汗をかいていたのでポカリを。
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杖突峠茶屋
高遠までは長いダウンヒルになるのでウィンブレとオーバーグローブ、シューズカバーを取り出し装着。その後トイレ前に移動して用を済ませた辺りでぜっとさん合流。
ぜっと「KAZUさん、大丈夫だったね。」

杖突峠から高遠に向けての長いダウンヒル。高遠から伊那に抜け天竜川沿いを下って飯田まで。途中二日目の夜が明けた。
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爽やかな朝

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中央アルプス(木曽山脈)の峰々

わたしもぜっとさんも、逆向きとはいえAJ神奈川【興津600】ですっかりおなじみになっている道をあれこれ会話しつつ進む。
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飯田市に突入

飯田市街地から飯田駅まではひたすら緩い登りが続くので非常に嫌い。そんな坂をえっちらおっちら登ってようやく駅近くまで。
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信号待ちで佇まいが気になった民家

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ラウンドアバウトがある

TC5(354.9km)飯田駅駅舎
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05/04/06:59着(仮想Close05/04/11:29)

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飯田駅構内

さて、朝食をどこかで、、、と周囲を見渡してもめぼしい店舗がない。来る途中牛丼店はあったので引き返すという考えもあったけれど再び登り返すのは嫌。駅向かいにあるカフェをのぞいてみてもまだ開店前だった。
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こちらのカフェは9時開店だった

しばらくスマホであれこれ検索していたぜっとさん「お、7時からやってるカレー屋さんがあるけどどう?」「どうもこうもなくそこが良い!」ということでコースから500mほど離れたそのお店に向かうことに。
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白い藤

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飯田線車両が踏切を通過

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こちらが7時から営業委している大原屋さん

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小洒落た店内

ピリ辛と甘口の二種が味わえる、いわゆるハーフ&ハーフ的なカレーを注文。食後にドリンクもついてしまう。提供を待つ間、今回GoogleMapsで位置情報の共有をしていたひるとんさん、べいさんそれぞれの現在地を確認してみたところべいさんはまだずっと後方だったもののひるとんさんは目と鼻の先、せいぜい4、5kmのところにいることが分かった。どこかで仮眠でもしていたのだろう。そんなこんなで注文の品が供された。
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どっちもカレー
大変美味しゅうございました。
すっかり満足して、次はいよいよ飯田峠からの大平(木曽)峠越え。


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2023May23Tue

【初日に足柄峠は】BRM503あおば1000km酷・走行記録-1/n【脚に来る】 

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実に久々に目にした
(調べたら丁度10年振りだった)
足柄聖天堂の熊にまたがる金太郎像

<実走行ログ:2023/05/03-06>


『ヒドい(コースを頻繁に主催する)クラブ』と呼ばれたい(※ブランディングという意味も含めて←私見)クラブとして名高い(?)VCR横浜あおばがわざわざその『酷』をペットネームに冠した1000kmのBRMであるところの【BRM503あおば1000km酷】に参加してまいりました。結果は『概要』でつまびらかにしている通り74時間53分という、制限75時間に対してのマージン7分でのゴール。『ブルべとは制限時間内にどれだけ楽しめるかというゲーム(異論認めます)』なのでファストランを突き詰めようが時間ギリギリを攻めようが、それはそれで正しいありようだと思っています。

エントリー当初は5月3日から6日までの開催期間中ほぼ全日程で雨予報で、一応雨装備(フェンダーやレインウェアその他)を用意したものの、そもそも出走するかどうかすら危ういところだったのですが開催が近づくにつれ予報は好転し、直前の予報では時間帯と地域によっては真夏日になってしまうのではないかと、雨天とは逆の心配をしなければならなくなる始末。それでも初日の晩から二日目未明にかけての長野県内区間は気温が一桁台前半となりそうな予報もあり寒暖差でやられてしまう可能性も十分あるなかなか厄介なコンディション。そんなこんなで何かにつけ一喜一憂していた開催前夜までから一夜明けいよいよ当日。

スタート時刻は9時だったので途中コンビニに立ち寄ってから8時半頃現地着となるよう約25km離れたスタート地点の稲城市大丸公園に向けて7時頃出発。
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多摩川公園管理事務所前@05/03/7時頃

大丸公園最寄り駅であるJR南武線南多摩駅前のセブンイレブンは参加者で混雑していて落ち着かないだろうと考え、ちょっと手前の稲城大丸西店で出走前の補給とボトルへの補充を。
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想像通り空いていた

概ね予定通り、8時35分頃に大丸公園に入って受付を済ませ、ブルべカードを受け取り。
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ブリーフィング風景

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ヘルメットにブチルなリボンをあしらったステキ女子
(ひるとんさん)

8時50分過ぎ頃から車検開始&三々五々スタート。わたし自身はほぼオンタイムでのスタート。
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車検風景

いわゆる連光寺坂を登り、映画『耳を澄ませば』の聖地エリアを抜けて尾根幹へと合流。
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しばらく富士山の見える尾根幹を西進

はじめのうちこそ団子状態が続いたのでスタートタイミングが一緒になったひるとんさんと時折会話しながらの走行だったけれど進路がクリアになってきたところで一気に彼女が加速。
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ステキ女子は去っていった

尾根幹から相模原を抜け愛川から宮ケ瀬湖へ。最初のヒドい坂である半原越え
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半原越え馬渡坂

半原越えを登って下って再び登り返して宮ケ瀬湖。
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宮ケ瀬ダム

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鷲ヶ沢橋

トンネルを抜けるとそこは写真チェックポイントだった。トンネル出口からすぐ橋が始まるのでその場で停まって撮影するのは危険だと判断して通過して反対側からの撮影。今回アングルやモチーフに対しての制限はごく最低限なのでこれで問題ない。
TC1:宮ケ瀬湖大棚瀬橋(37.1km)
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11:09着(仮想Close11:51)
※仮想Closer時刻は主催者発表のもの(以下同)

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仏果沢橋
(宮ケ瀬湖に架かる鉄骨アーチ橋は塗装が古びているものが多いので遠からず全面補修工事に入るんだろうなあ。。。)そんなことを最初に思ってから何年経ったろう?

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あちこちで野生の藤

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吾妻橋交差点から金目川越しの富士山

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気持ちよさそうな金目川の流れ

時刻は正午近くなったのでしばし思案。コース沿いのベーカリーで手早く済ませることに。
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湘南カリードーナツ
と、画面外のソーセージロールが昼食
カレードーナツは揚げたてでまだ温かく美味しかった。

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こちらは緊急補給食として携行

TC2:土屋橋(61.0km)
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12:33着(仮想Close13:02)
うっかりスルーして引き返したりしつつも無事撮影。

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木漏れ日の中を進む

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東名高速中村川橋

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東名高速沿いを富士山に向かって下る

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籠場橋手前の踏切でロマンスカーの通過待ち

しばらく進んで足柄峠へのアプローチ付近でべいさんと合流。ここまで何度か付いたり離れたりしつつだったけれど撮影できるタイミングが無かった。
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力強く坂を登るべいさんの雄姿

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金太郎ライン入り口で22℃
日差しが強いので体感は30℃近かったと思う。ボトル内のドリンクがガンガン減っていく。そしてこのあたりでべいさんに置いて行かれてしまってひとり淡々と坂道を上ることになる。

ずいぶんと久し振りになる足柄峠越え。過去一回しかここを登った記憶が無いので果たしていつ以来なのだろうかと記録を遡ってみたら2013年の5月以来だったので実に10年ぶり。ひたすら二桁%の勾配が続く登りは当時もきついと思ったけれど今でもやっぱりキツイ。

這う這うの体でようやくピーク。
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足柄明神と足柄峠標柱

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足柄聖天堂

足柄峠の下りは主催者からも注意喚起があった通り道が荒れ気味で幅が狭く見通しが悪いのであまり速度を上げることができないため時間を稼げない代わりに正面に富士山がくっきり見えて気分が良かった。
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足柄峠からの富士山

下り切ればしばらくはのんびり平坦区間。
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御殿場線の味わい深い橋脚

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田植えが終わったばかりの水田

平坦とは言え結構な向かい風の中を進む羽目に陥り、心で毒づいていたところでべいさんに追い付いた。事前の予報で往路のこの付近で結構な向かい風を食らいそうというわたしの指摘に対して余裕ぶっこいたコメントをくださったので責任を取っていただき風除けになってもらった。
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風除けべいさん

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自衛隊東富士演習場を抜ける
(一度でいいから総火演見たい。。。)とか思いつつ。

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登りの度に引き離される
さすがマザー牧場練を繰り返しているだけあって強い。

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太平洋クラブ付近から

十里木までの長い登りをこなし、富士宮に抜ける長くて脳汁吹き出しそうなダウンヒルを駆け下りて富士宮市を横切り大石寺前。
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日蓮正宗本山大石寺

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夕暮れ時の富士山

市街地を抜け稲子に抜ける桜峠に向かうアプローチの途中、ソースの焦げるめちゃくちゃいい香りがして思わず立ち寄りたくなったけれど今回はパスしてしまった。思い返しても悔やまれるので機会があったら是非お邪魔したいところ。


これから向かう桜峠は一年半前に一度稲子側から越えたことがあるところで眺めの良さと勾配、交通量の少なさから非常に気に入ったものの遠いのでなかなか訪れられなかったところ。
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ここからの富士山の眺めが好き
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ちなみに彼岸花シーズンだとこういう眺めになる
(2021年10月)

鼻歌交じりで坂道を登る。坂道嫌いのわたしにしては珍しく気に入った坂なのだ。
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桜峠ピーク

狭くて暗いので慎重に坂道を下る。下った先が稲子川に架かる日向橋。
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車がすれ違えない幅の国道の橋

日向橋を過ぎると道幅はしっかり広くなり、緩やかな下り坂を快調に進む。が、しばらく進んだところで妙な影が見えたので減速してみたら前方対向車線に、頭をこちらに向けた状態で立っている小鹿が四頭、こちら側の車線前方には路肩側に前肢を掛けた状態で静止した小鹿がこれまた四頭ほど。
「じゃま!どいて!!」
とわたしが叫ぶのとほぼ同時に後方から車が接近してきたので小鹿の2グループは各々左右に散っていった。
TC3:稲子駅入り口(164.6km)
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19:14着(仮想Close20:00)
証跡画像を撮影し、念のために熊鈴の段取りを始めていたところでべいさんが追い付いて来たけれど、彼は鹿を一頭も見かけなかったそうで、タイミング的にはわたしの周囲から鹿が散って行くきっかけになった車の通過と重なったからなのだろうという結論に落ち着いた。





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2023May23Tue

【ヒドいクラブの】BRM503あおば1000km酷:走行記録・概要【ヒドい1000】 

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深夜の眠気対策食
食べたら実際に眠気が散ったので
本当にありがたかった

久し振りに認定のいただける完走ができた1,000kmのBRMなのでそれなりにきちんと記録しておこうかと思い立ってみました。すでにわたしの脳みそが『記憶改竄モード』に突入してしまっているので内容的にはアレかもしれませんがw

<主催者提供RWGPS>

今回、すべてのチェックポイントはOpen/Close時刻が設定されていない写真チェックポイントだったため、通常開催の1000kmBRMとは異なりゴールまでの75時間を上手に使い切れたら良しというコース。通常であれば1000kmのBRMの場合、600km地点(今回はTC7がそれに該当)まではグロス15KPHで走らなければならず、その後は11.4KPH程度に緩和されるので『1000をクリアするには600をキレイにまとめないといかん』となりますが、今回はスタート/ゴール以外に時刻の制約が無く、良くも悪くも進むか退くかは完全に参加者次第なブルべとなりました。

特に前半では「この時刻にこんなところにいたらアウトじゃね?」という判断が付けにくく、参加者の皆様も苦労されたのではなかろうかと。キュウシートに記載されている『想定クローズ』はあくまでも通常のBRM1000でのクローズ時刻を示しているに過ぎないので、実際のところそれに間に合っていなくても十分ゴールまでに取り戻せるので。

そんなこんなで今回事前に色々走行計画を立ててみた訳ですが、なにせ今年に入ってからの最長サイクリング距離がFlecheの360km+往復自走分で約50km、計400kmちょいしかない我が身にはどうにもピンと来なかったし、大型連休中の宿探しも面倒だったのである意味初心に帰って道の駅等でのベンチ泊を念頭に置いて携行物にエスケープヴィヴィとシェラフシーツを加えてみたり。機器類のバッテリー持続時間の再確認もできたし『仮想PBP』という意味でも今回の1000は非常に有用でした。

そんなわたしが立てた『計画とも言えない計画』は、夜通し走って杖突峠を越え、5月4日の9時頃飯田駅着、明るいうちに大平(木曽)峠を越え、越えた先で軽く仮眠を考え、その後は時間と相談、というもの。全行程をグロス15KPHで走破したと仮定すれば66時間42分、75時間の制限から約8時間の余裕が生まれるので二泊三日行程になる今回は最低4時間ずつ寝られるのではないかと甘い見通しを立てていたり。まあ見通しというのは大抵外れるもので実際にはそんなにしっかり寝られなかった(=大休止を除いたグロス15KPHで走れていない)けれど、それでもどうにかこうにか完走できたので結果オーライ。

<走行実績:2023/05/03-06>
仮想A:キュウシートに記載されていた時刻、通常の1000kmBRMにおけるクローズ
仮想B:1007kmを75時間で走った際の13.4KPHで計算したクローズ
230503記録
認定時間:74時間53分

<TC証跡写真他>
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スタート前ブリーフィング

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TC1:大棚瀬橋

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TC2:土屋橋

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湘南カレードーナツ

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TC3:稲子駅

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みそ丸ラーメン

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TC4:安国禅寺

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TC5:飯田駅

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ピリ辛と甘口の二種『どっちもカレー』

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飯田峠手前のカモシカ

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TC6:下呂温泉常夜灯

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トマトリ丼

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カップヌードルMISO

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TC7:岩瀬浜駅

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TC8:船見公園

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海鮮丼

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鶏つけそば

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TC9:川中島合戦場跡

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カップヌードル

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TC10:おまつり広場

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TC11:山伏峠

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Finish

【携行品・装備品リスト】
<装備>
Volt1700+バッテリー・Volt800Neo+Volt800バッテリー×2・RN1500
Edge530・eTrex30x
<携行>
工具類一式+チューブ×2
モバイルブースター(13400mAh)×2・Edge拡張バッテリー
(インナーショーツ・ビブショーツ・涼感長袖インナーシャツ・半袖ジャージ)←出走時着装
モンベルレインウェア(上)・ウィンドブレーカー(たまがわ)・アームカバー・レインオーバーグローブ・シューズカバー(薄手、非防水)・半袖ジャージ・ノースリーブインナーシャツ・インナーショーツ・グローブ
エスケープヴィヴィ・シェラフシーツ・輪行袋(PEKO袋)

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2023May23Tue

【蒼い空】Okhotsk 1300km-10/10【緑の牧草】 

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左右に広がる競走馬の牧場
青い空緑の牧草の中を
のんびり進む幸せを堪能

関連エントリ⇒Around Hokkaido 2400】走行記録

-Day-5/5-

さて、いよいよ最終日。4時過ぎに起床してバルコニーに出てみたら昨日の荒天が嘘のように穏やかに晴れ上がった空。
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見事な快晴
【AH2400】の時も途中荒天があっても最後の最後は好天に恵まれ記憶の改竄が捗ったものだった。

前夜の計画より若干遅れ気味ながら5時20分頃リスタート。
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Restart:08/17/05/20

いよいよ【Okhotsk 1300km】の最終日なのでじっくり余韻を味わって走りたいもの。
<実走行ログ:2022/08/17>
 
まずは前夜、宿のすぐそばにあることを確認しておいたコンビニに立ち寄り軽く朝食を、、、と思ったものの店内のゴミ箱が閉鎖されていたので入り口で踵を返す。
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昨夜購入しておいて宿で食べればよかった

しばらく走ったところでチェーンの摺動音が気になって来たので今回のブルべ走行中二度目の注油。今回携行しているのがウェットルブではなくドライ用なので昨夜の小雨でも結構流れてしまっているようだった。
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二度目の注油

平日朝なのでまだ車が少ない道を爽やかな青空の下快調に走る。実は結構な向かい風だったのだけれど好天に恵まれ、湿度が低めなので全然気ならない。むしろ汗が乾くので好都合。
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爽やかな朝のサイクリング

日高から鵡川に入ったので最初にあったコンビニを試しに覗いてみたらこちらは店内のゴミ箱が利用できるようになっていたのでそこで朝食タイム。
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エリックサウスのチキンビリヤニ
噂通りなかなかの味わいであった。

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かなり水量が増している安平川
とはいえ草木に付着している泥を見る限り水位はピークを過ぎているようだ。

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壁に囲まれた調教馬場

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馬とメロンと雪だるまな安平町

ノーザンや社台といった牧場が広がる地域。競馬好きにはこたえられない区間だろう。競馬にあまり興味がないわたしでもサラブレッドを見るとワクワクするし。
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青い空と緑の牧場の中を貫く道をのんびり
とはいえ通勤時間帯と被ったせいか思いの外交通量が多い。


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ゲートが設置してある練習用コース

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道が荒いのが玉に瑕

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しっかり手入れされた青々とした牧草地

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小ぢんまりとしたひまわり畑があった

千歳市をかすめて恵庭市内へ、恵み野から先は車でも自転車でも非常に馴染み深い区間を北上する。北広島市内に入り、市役所入り口を過ぎて輪厚川を渡る。
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ここを渡ったら数十mで宿舎なのに
宿舎のすぐそばをかすめるので着替えた汚れ物やレインウェアなど無駄な斤量となっている荷物をパージしてしまおうかと考えたものの、部屋の鍵は車の中に置いて来てしまっていた。
コースが宿舎至近を通過することがわかっていたので鍵を携行するつもりでいたのにすっかり失念してしまっていた。

そのまままっすぐゴールに向かおうとも思ったけれどまだ時間に余裕があるので”いつもの”セコマに立ち寄って最後(のつもりだった)の小休止。
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結構暑くなって来たし

(最後の区間は100kmちょいだから残りは約20kmか。。。一時間半くらい残っちゃうし余裕だな。)そんなことを考えてのんびり進む。が、この時というか、宿をリスタートした時点でちょっとした勘違いをしていたことには気づいていなかった。

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江別市旧町村農場
資料館にも立ち寄りたかったけれど、さすがにそこまで余裕ぶっこくと何かしら手痛いしっぺ返しを食らいそうなので外観を眺めるだけに留めておいた。

石狩大橋で石狩川を渡る
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アマゾン川並みの濁流になってる

しばらく進んだところで『町村農場ミルクガーデン』の表示。町村農場と言えば先ほど資料館立ち寄りを断念したばかりのところ。走行距離はもうすぐ100kmになろうというところでまだ一時間以上残っているので最後の最後にアイスでも食べて行こうかと考え立ち寄り。
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アイスクリームではなく練乳抹茶かき氷

満足してリスタート。時間はまだ一時間ほどあるけれどゴールは目と鼻の先、、、と思ったけれどなかなかゴールに辿り着かない。
(???)
何かがおかしい。
慌てて一旦停止して改めてコース図を確認してみたところ、ゴールまでまだあと10kmも残っているではないですか。この期に及んで四泊目の宿からゴールまでの距離112kmを102kmと勘違いして記憶していたことが発覚。それでもまだ慌てる時間帯じゃないと自分に言い聞かせて落ち着いてゴールまで。こんなところで焦って事故でも起こしたら目も当てられない。

そんなこんなで最後は軽く焦りながらもゴールに辿り着いた。
FINISH(1309.0km) 【セブンイレブン当別太美店】
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22/08/17/12:27着(108時間27分=クローズ迄38分残し)
一時間ほど残せると思っていたのに10km勘違いしていたせいでなかなかしっかり時間を使い切った感のあるゴールタイム。

ゴールのコンビニの手前で信号待ちをしていたら駐車場で手を振っている人の姿。【積丹400】に続いて今回もチコリンさんがゴールにお出迎えに来てくださっていたのでした。
いやはや本当にありがとうございます。
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ゴール到着時(c:チコリンさん)

証跡レシートを取得する為に購入したアイスコーヒーをすすりつつ軽く雑談の後
「大丈夫?(車を停めてある)丘珠(空港)まで自走できる?眠くない?」
「すこぶる快調ですよ、脚も充分残っているし。」
「あ、そうか。ちゃんと寝てるんだもんね。」
そんな会話の後、お気に入りの農園でお野菜を購入しに行くというチコリンさんとお別れ。
220813513.jpg
いつもありがとうございます

そんな訳で丘珠空港駐車場までのアディショナルライド開始。

<実走行ログ:2022/08/17>

再び石狩川を渡る。
220813516.jpg
木や草が大量に流されてくる

丘珠空港のすぐ近くまで来て【トトロ300】のゴール地点の向かいにあってその時から気になっていたラーメン屋さんで昼食をいただくことに。事前情報なしに店内に入ったら自転車関連のディスプレイがあって軽く驚いた。
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ら~めん 山家

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Pinarelloのフレームや3Tのハンドルがディスプレイされていた

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醤油ら〜めんと豚丼のセット
ボリュームもあって大変美味しゅうございました。
会計の際タイミングが悪くてご主人に自転車の話を伺えなかったのがやや心残り。

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無事丘珠空港駐車場に到着

紆余曲折の後、宿舎に近く馴染みの日帰り温泉に立ち寄ることに。
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日帰り温泉 森のゆ

すっかり弛緩して疲れを癒した状態で宿舎に戻り、洗車や洗濯をこなした後駅前の焼肉屋さんで〆。
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ブルべ後なので肉をいただく

肉をつつきながら、ビールを飲みながら、オンラインブルべカードをポチポチ。必要事項を全て記入の上送信。
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これにてゴール手続き完了
後日メダル代金も振り込んだのでバッチリ。
こうして二年越しの悲願達成となった【Okhotsk 1300km】は無事事故怪我無く閉幕。

昨年に続いて今年も開催していただいたAJ北海道関係者のみなさまありがとうございます。
N2開催だったので別日程、別時間帯で走られた他の参加者のみなさまお疲れ様でした。早い人でも4日必要なこのコースはやはり天候との巡り合わせに運不運が大きく影響したようですね。

Okhotsk 1300km 走行記録 了




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2023May23Tue

【豪雨のあとは】Okhotsk 1300km-09/10【向かい風】 

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海鮮丼を食べる気満々で訪れた襟裳岬
襟裳の夏は(ごはんが)何もない夏でした

関連エントリ⇒Around Hokkaido 2400】走行記録

Day-4/5_B

<実走行ログ:2022/08/16>

観光センターの臨時休業に内心落ち込みながらも折角来たのだからと軽くうろうろ。
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襟裳岬灯台

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今回も岬の先の方までは歩かなかった
とにかく風が強く、不用意に立っていると風に煽られてよろけてしまうほどで、台風並みの激しさ。周囲にはほかにも何組かの観光客がいたけれどみな一様に強風に翻弄されつつ歩いたり記念撮影したり。

観光センターで昼食を食いはぐれてしまったのでえりも町で何かしらいただこうと考えそそくさとリスタート。
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丸みを帯びた丘陵地帯を眺めつつ風に翻弄されつつ

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街に入って最初のセコマ
残念ながら店内のゴミ箱が『感染症対策』として閉鎖されてしまっていたのでこちらでの昼食は諦めた。この先にあった7-11も同様だったので少なくともえりも町内のコンビニは同様の対応なのだろう。個人的に効果のほどは甚だ疑問に思うけれど仕方がない。

セコマと7-11でガッカリしつつ進んだら、右手に食堂の看板が目に付いた。玄関先にはまだ『営業中』の札が出ていて丁度一組の客が出てきたところ。迷わずそちらに入店。
メニューに『おススメ!』と記されていた特製味噌だれを使った味噌カツを注文。提供を待つ間に着ていたレインウェアをパージし、丸めて収納。ほどなく料理が供された。
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特製味噌カツ定食
カツは厚くてボリューミー、特製味噌だれも甘辛具合が丁度良い。
美味しゅうございました。

お腹を満たして向かい風の中リスタート。とにかく向かい風が強くてペースが上がらない。
しばらく走っていたらどうもチェーンオイルが切れてしまったようでキシキシと摺動音がするので道端に停まって注油。
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汚れを拭き取り注油

雨はすっかり上がったものの相変わらず向かい風が強くてペースは頭打ち。
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じっと風に耐えているかもめ

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昆布干し場

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あちこちに立てられている看板

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前方の海沿いには夕霧が

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相変わらず荒れ狂った海
向かい風がちっとも弱まらん。

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崩落しそうな感じがしなくもない

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ここにもかもめのコロニー
大き目な波が打ち寄せて来た時にわちゃわちゃと波から小走りに逃げる様子が可愛かったのでしばらく眺めていた。

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波打ち際が変色して泡立っていた
赤潮かな?

途中、様似のコープに立ち寄り小休止。時刻と残距離を勘案して宿に電話を入れる。ここまでのペースを考えるとどんなに早くても到着は21時を回ってしまうのでその旨詫びを入れる。
「お食事は用意してありますのでなるべく急いで安全にお越しください。」とのこと。急ぎたいのはやまやまなのですけれどね。。。
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様似のローソク岩

途中から日高本線と並行して進む。四年前は『災害による線路破損による運休状態』であったものが昨年正式に廃線が決まった路線。
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鵜苫川付近の跨線橋から

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小さな水路を越える

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日高幌別川橋梁

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日高幌別川橋梁のすぐ東、浦河石灰工業前

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馬事資料館入り口の優駿の門

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日高本線橋梁あれこれ

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浦河駅跡

強い向かい風の中、絶望的にペースが上がらないままの走行が続く。どう考えても20時台は無理。21時台すら怪しいと思いながら進んでいると、雲が切れて水平線近くに夕陽が顔をのぞかせた。
この日初めて目にした太陽。すっかり傾いているので弱弱しかったけれどその輻射熱を感じながら進む。
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沈みゆく夕陽

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陽が落ちたら一気に宵闇が迫る

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三石川橋梁

新冠(静内)を抜ける頃にはすっかり夜。しかも雨が再びぱらつき始めるというおまけつき。
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新冠のサラブレッド大壁画

大壁画前を過ぎてしばらく進むと四年前に目にして衝撃を受けた場所に差し掛かった。日高本線廃線の象徴ともいえるような場所。
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大節婦川橋梁とその北側の宙に浮いた線路
大狩部駅のすぐ南の区間で線路の路盤が大きく崩れ、枕木とレールが宙に浮いたままになっている。四年前はこの区間通過が大雨の中だったので撮影もままならず、四年も経過した今では撤去されてしまっているものと思い込んでいたのだけれど、昨年まで復旧の可能性を持ったままの休止状態だったので撤去されずに残っていたようである。JR北海道の財務力の問題も大きそうだけれど。

相変わらず向かい風は強く雨がぱらつく中、どうにかこうにかこの日の宿、日高町富川のペンション中村亭に辿り着けたのは22時。
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宿着:08/16/22:00

宿の管理人さんにお詫びしつつのチェックイン。白糠の宿同様こちらでも夕食を部屋に運び入れてくれていた。いやはやありがたいことこの上ない。
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広いシングルルームと夕食

シャワーを浴びてウェア類を洗濯(※夜間に使用して良いかは管理人さんに確認した)
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二槽式洗濯機のコインランドリー
コインを入れると一定時間通電するのでその間に洗濯・すすぎ・脱水を済ませる形式。

到着が遅かったので諸々終了して就寝できたのが丁度0時頃。ここも4時にリスタートする計画だったけれど一時間遅らせて5時に出ることに。残りは約100km(これが翌日混乱のタネになる)でゴールクローズは13時5分なので8時間。グロス12.5KPHで走れれば時間内ゴール。




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2023May23Tue

【襟裳岬で】Okhotsk 1300km-08/10【昼食難民】 

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フンベの滝
雨に打たれながらの眺めでも
やっぱり滝は良い
関連エントリ⇒Around Hokkaido 2400】走行記録

Day-4/5_A

午前3時起床、前夜買い込んだ朝食をしたためつつ窓外を確認。しっかりと雨が降っているのでレインウェアを着込む。走行中に降られてしまって着替え場所を探して右往左往するよりもスタート時点で降っていてくれた方が気が楽と言えば楽。朝から雨なのでGRⅢは防水パッケージに封入して撮影はWG7でと割り切れるし。

フロントに鍵を置いたら既に一本別の鍵が置かれていた。自転車のところに移動してみたら案の定もう一台の自転車は無くなっていた。紋別の人もそうだけれど、早い時刻に投宿して早い時刻にリスタートする計画らしい。この辺も人それぞれだなあと。
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Restart:0816/04:05

朝からこの方々の霊力を思い知ることになったいち日なのであった。この方々に応援されたら雨中ライドも仕方ないというかある意味必然だよなあ。

<実走行ログ:2022/08/16>
気圧の乱高下で高低図がアレ。
 
白糠をリスタートした時にはしとしと降りだった雨脚が、日の出時刻を過ぎて周囲が明るくなって来たころには結構な土砂降りに変わって行った。本当にあの方々の霊力たるや。。。
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風がそれほど強くなかったのが救い
そんな風に考えていた時がオレにもありました。

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根室本線音別川橋梁

直別から先、根室本線に沿って海側を走るのが本コースなのだけれど雨に気を取られてマップ確認が遅れ、少々行き過ぎてから戻る。
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オタフンベ海岸を進む
この辺で雨のみならず風も強くなって来たんですが。。。

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昆布刈石手前

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なかなか荒ぶった海

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四年前より木々が増えた気がする

昆布刈石を過ぎるとしばらく高台
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晴れていたら気分の良い丘陵地帯なんだけどねえ

丘を下るとしばらくは平坦な十勝川の河口平野を進む。
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先の方に十勝川の堤防が見える

十勝河口橋を渡る際に記念撮影
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四年前の【AH2400】では最後の写真チェックポイントだった

【AH2400】では十勝川を渡ってすぐ、川沿いに遡上してゴールに向かったのでここから先しばらくは初めて走る区間。
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『きぶん』沼ではなく『きもんと』沼と読む

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徐々に雨脚が弱まって来た

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難読な橋名称
『生花」は『せいか』と読ませるのに『生花苗』を『おいかまなえ』と読ませるとか、こんなの絶対わからん。

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大樹町のオブジェ
この前後辺りから【AH2400】コースと合流する。

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弱まったと思ったらまた雨脚が強くなる
いつまで経っても歯切れが悪く一向に雨が上がらない。
まるで残尿感を彷彿とさせる空模様。

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荒ぶる歴舟川

この先が問題の区間。悪天候により襟裳岬方面が通行止めになることが往々にしてあって、その場合迂回ルートとして天馬街道を通行することになるのだけれど、この日は天馬街道が先に、次いで襟裳岬に向かうR336が通行止めになったらしい。幸いなことにどちらの通行止めもわたしが通過してから数時間後のこと。
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正直ここを左折できないのではないかと危惧していた

相変わらず雨脚が強まったり弱まったりを繰り返していたものの迂回コースを走らなくて良くなったので若干気持ちが軽くなった。
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フンベの滝を眺めて心を鎮める

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湧水を補充
北海道では生の沢水はエキノコックスが怖くて飲めないのでこういう水汲み場は貴重。

残尿感的な雨脚はそれでも幾分か弱まって来たけれど、代わりに風が猛烈な勢いで吹き始めて来た。
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波濤砕ける荒ぶった海

ロックシェッドを通行中、やたらと歩道の縁石に車乗り入れテーパーがあるなあと不思議に思っていたら一台のトラックが前を海側にして停車しているところに遭遇した。ここは歩道ではあるけれど、コンブ漁をする車がクレーンで昆布を引き揚げる為に停車するスペースだったのだ。
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道理で入り口に『昆布作業中・注意』という看板が立てられていた訳だ

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沖は鈍色ながら岸辺の水は澄んでいる海

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かもめが集団で丸まって同じ方向を向きつつ暴風に耐えていた

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さすがに中止だろうと思ったら中止だった

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珍しくこの区間は海側の旧道も通れるらしい
時間と心と体力に余裕があったら通ってみたかったけれど今回は素直にトンネルに入った。

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あちこちで風に耐えるかもめのコロニーを見かけた

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雨が上がって風だけになったと思った途端に土砂降り&暴風

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風雨を凌げる黄金トンネルの長さがありがたかった
内部にはうっすら霧が発生。

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トンネルが現れる度にホッとしつつ

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襟裳岬まで15km
この辺りまで来たらようやくしつこかった雨も上がった。

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風に耐えるかもめの群れと荒ぶる海

海岸線を離れて道は丘の上へ。遮るものが無い吹き曝しで向かい風の中をじわじわ進む。
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とにかく風が強くてツラい
撮影できたのは強風がまだマシだった区間。この先さらに強い風に翻弄されつつの走行。

岬に到着したらまず観光センターに立ち寄って先に海鮮丼を注文し、注文の品が供されるまでの間に証跡画像を撮影しようという作戦。四年前リュウさんに教わった時間節約術。

が、
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なん、だと?

通過チェック10(1065.5km) 襟裳岬 風の館
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【襟裳岬・風の館案内看板】13:42




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2023May23Tue

【本当の地獄は】Okhotsk 1300km-07/10【小清水の先】 

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ハイランド小清水725から
屈斜路湖を眺める

関連エントリ⇒Around Hokkaido 2400】走行記録

Day-3/5_B

<実走行ログ:2022/08/15>
 
能取岬から網走市街地に向かい、海沿いを南下する。
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二つ岩海岸付近から網走港方面

市街を抜けさらに南東へ。
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ポンモイ柱状節理

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鱒浦から知床方面を眺める

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釧網本線を越える

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右折ポイントの藻琴駅でいち枚

釧路から知床に向かってひたすら海沿いを進んで知床峠を越えた【AH2400】とは異なり、今回のコースはここで内陸に入って小清水、弟子屈を通って釧路に抜ける、いわばショートカットコースを進むことになる。そしてこの区間がコース全体を通して最も標高の高い地点を通過する、文字通りの山場。
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藻琴湖(なんというか妙に発音しづらい)

しばらくは田園地帯の中をまっすぐ進むほぼ平坦な道。
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大空町に入る

11時半近くの時刻だったので早めの昼食をと考え道の駅に立ち寄ってみたら結構な混雑だったので思い直してスルー。
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道の駅は結局スルー

場合によったらハイランドを越えた先、弟子屈辺りで遅い昼食を、と考えていたところ『ワンコインランチ』という掲示のあるお店の前を通過。折角なので立ち寄ってみることに。
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中山商店
元々は鶏の半身揚げの持ち帰りがメインのお店だったようだけれど、お店の奥にテーブル席を設置してイートインもできるようにしてあった。店主の奥様曰く、イートインを始めて二週間なのだそう。
各々¥500-だというザンギ丼と醤油ラーメンを注文。
ラーメンはともかくザンギ丼は大きなザンギが五個乗った非常にボリューミーなもの。
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ザンギ丼と醤油ラーメン
大変美味しゅうございました、
「ワンコインランチとしてはどうでした?満足していただけましたか?」先ほどイートインを始めてまだ二週間しか経っていないと語っていた奥様が尋ねて来たので十分満足の行く味とボリュームだったと返した。頻繁に通える場所に無いのが非常に残念。

お腹を満たしてリスタート。
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酪農が盛んな地域らしい眺め

大空町を抜け、いよいよ小清水町へ。
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この標識以降しっかり坂道が続く

最大でせいぜい7~8%勾配の坂道だけれど、約10kmほぼ一本調子なので休むところが無い。
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しばらく進むと植生限界
植生限界を過ぎてしばらく進むと小清水キャンプ場の標識が現れ、ぬか喜びさせられたもののチェックポイントはまだ先。更に進んだところでハイランド小清水への入り口が現れた。
右折してさらに坂道を登る、ヘアピンカーブを曲がり、坂道を登り、ヘアピンカーブを曲がり、坂道を登り、ヘアピンカーブを、、、(どんだけ登らせるんじゃい、ハイランド小清水!)心で毒づくくらい長い坂道を登った先に通過チェック証跡モチーフ。

通過チェック8(770.7km) 
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【小清水高原石碑】 13:46

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ハイランド小清水725からの眺め
レストハウス裏手には展望広場があるものの時間が押しているのでもったいないけれどパス。レストハウス内の自販機でジュースを買って飲んでリスタート。
と、その時、無人の休憩所だと思い込んでいたら厨房にひとり従業員の女性が待機していたのに気が付いた。なんならここで昼食でも良かったのだと遅まきながら。

とにもかくにも先を急がないと時間が押してしまっている。元々宿には食堂開放時間の関係から20時には食事を終了して欲しいと言われていたので遅くとも19時半には宿に着いておきたい。予定のグロスペースからは随分と遅れているのでこの先で取り戻さないといかん。ということでダウンヒルを駆け下る。
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斜面に牛の群れ

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稲荷社の鳥居を連想させるスノーシェッド

釧路に向かいつつ(ハイランド小清水さえ越えてしまえばあとは楽勝♪)と考えていた過去の自分の後頭部を思いっきり引っ叩きたい気分が湧いて来た。
ひたすら延々と続く無間地獄のようなアップダウン。この区間はハイランド小清水以降こそが本番なのであった。
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丘陵地帯のアップダウンがひたすら続く

正直色々舐めていた自分を心の中で激しく叱責。何が(小清水さえ越えたら後は楽だからグロス20KPHまでリカバーできる♪)なのか。
結局小清水から先は寄り道らしい寄り道をほとんどできずにまっすぐ釧路市街地へ。途中チラ見で見かけた川湯温泉駅の佇まいとか、立ち寄りたい気持ち満々だったけれど今回はパス。残距離と現在時刻を照らし合わせ、キリの良い時刻、残距離になる度に宿までのペースを暗算しながら走行していたけれど、グロス22KPHくらいの必要ペースから一向に下がらなかった。すなわち必要ペースを上回るペースでは走れていないということ。

内心結構焦りつつ、それでも開き直り(夕飯がダメならダメでコンビニで調達すれば良い。)と考えながら最後の登り坂を越え長いダウンヒルを下って釧路市街へ向かう。港湾地域を東西に貫く産業道路を一路東へ。途中見覚えのあるコンビニが。
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セブンイレブン釧路浪花町店
【AH2400】の際の最後のPCで、ここのトイレをお借りしてジャージを着替え、最低限の携行品を残して荷物をパージ、応援に来てくださっていたゆりかさん・ハラポンさんご夫妻、ひとみさんパージした荷物を託したのだった。

市街地特有の信号峠でなかなか思うように進めない中ようやく通過チェックポイントに到着。
通過チェック9(877.3km) 釧路市 幣舞橋
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【幣舞橋銘板】18:50
ここで宿に電話。
白糠駅前にある宿まではここから35kmほどの距離なので、どれほど頑張って回してみたところでわたしの走力では一時間半はかかってしまう。下手したら21時頃の到着になるかも知れない旨を伝えたら「食事を頼んだのは今夜はお客さんだけなんですよ。ひとりの為に厨房で(料理人を)待機させる訳にはいかないので帰らせます。お料理は冷えてしまいますけれど良いですね。」と。てっきり夕食はキャンセル扱いになるものと思っていたので快諾し、改めて遅れることへの詫びを述べて通話終了。宿までの道をひた走る。
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釧路の工場地帯の夜景

小雨がぱらつき始めた中ひたすらクランクを回すマシーンとなることに徹して、白糠駅前のホテル洸洋に到着したのは20時半
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宿着:08/15/20:30
ここでも参加者と思しき自転車があった’けれど紋別のそれとは明らかに異なった。その持ち主とも顔を合わせずじまい。

チェックインの際女将から「食堂はもう閉めたのでお食事はお部屋に運んであります。」と言われた。普段はやらないサービスだけれど夕食を頼んだのが一人だけだったので特別に、ということだった。
ありがてえ。
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これでシングル一泊¥5,600-
館内に大浴場が無くてもコインランドリーが無くても我慢できるクオリティ。
ボリュームたっぷりで大変美味しゅうございました。

徒歩5分ほどのところにセブンイレブン、その向かいにコインランドリーがあったので洗濯と朝食等の買い出しを済ませて部屋に戻り22時過ぎ頃就寝。




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2023May23Tue

【夜明けのカニ爪】Okhotsk 1300km-06/10【快晴の岬】 

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能取岬先端に向かう道
蒼いオホーツク海に向かってまっしぐら
そんな感じの下り坂

関連エントリ⇒Around Hokkaido 2400】走行記録

Day-3/5_A

前日同様3時頃起床、着替えを済ませ、朝食をしたためスタート準備完了。
ロビーに降りてみたら昨夜先着していた参加者の自転車はすでになく。
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リスタート:22/08/15/04:00過ぎ
まずは紋別名物カニ爪オブジェへ。

<実走行ログ:2022/08/15>

日の出まで約30分。空はすっかり明るくなって来ていたけれど地上はまだまだ夜が残る。高台から氷海展望塔方面を眺める。
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氷海展望塔

この段階で水平線に雲があることが分かったのでカニ爪で日の出まで時間を潰すプランは諦め、先に進むことにした。最も積算標高が高くなる区間の300kmを15時間で走る走行計画に変更してしまったのであまりのんびりしていられない。

オブジェに到着したら先客がひとり。自転車を見る限り同宿の参加者では無かった。軽く会釈を交わして証跡画像を撮影。
通過チェック6(603.1km)
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 【カニの爪オブジェ】04:20

日の出を待たずにリスタート。
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藻鼈(もべつ)川の藻別橋よりカニ爪

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オホーツク流氷公園沿いを走っていた時に日の出
この辺りで何度か減速、停止を繰り返して撮影していたら先ほどカニ爪オブジェにいた参加者がパスして先行して行った。この景色をスルーして行ってしまうのは勿体なくないか?とは思ったけれどヒトサマのやることをとやかく言うのは野暮。

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北の理想郷
某半島の北側のことではないw

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今日も暑くなりそうだと思わせる日差し

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湧別川を渡る湧別大橋

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黄色い鳥居というのも珍しい

しばらく緩やかなアップダウンの繰り返しで徐々にサロマ湖に近づいて来た。
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まっすぐ進んだ先がサロマ湖

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トウキビ畑が広がる

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サロマ湖がちらっと見えても道はすぐ内陸へ

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佐呂間町に入る

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下り坂の先にサロマ湖が広がる

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穏やかなサロマ湖を左手に眺めつつ
四年前は大雨で土砂が流れ込んで岸付近は褐色の帯になっていたものだったなあ。

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北見市突入(ほんの少し)

朝食の時刻が早かったので小腹が減って来たためこいつの出番。
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携行しておいてホント良かった
持って来ようと考えたオレさまえらい!

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AH2400の時は水溜りがひどかった道

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緩やかなアップダウンの続く田園風景の中を進む

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坂道を下って突き当たった先が能取湖

能取湖畔をぐるっと巻いて進む
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卯原内交通公園

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おは!

途中からサイクリングロードに入ってのんびり進む。
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静かで気持ちが良い

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能取湖北端付近

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美岬海岸より能取岬

道は一旦海から離れて内陸側へ向かい、再び海側へ向かう分岐を進む。
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木立の先に海が見える

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林を抜けると視界が一気にひらける

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海に向かって緩やかに下る
今回のライドで最も気に入った景色のひとつ。

通過チェック7(715.7km) 能取岬
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【能取岬看板】09:34
カニ爪オブジェから100km強あったけれど涼しかったお陰で撮影以外ノンストップで走って来られた。

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能取岬灯台

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坂道を引き返す
この景色も今回非常に気に入っている。




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2023May23Tue

【草原と】Okhotsk 1300km-05/10【海原と】 

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四年振りのエサヌカ線にて
景色ひとり占めなタイミング

関連エントリ⇒Around Hokkaido 2400】走行記録

Day-2/5_C

<実走行ログ:2022/08/15>

レインウェアを収納してエサヌカ線に入る。
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この辺りも雨が降ったらしい

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エサヌカ線始まってすぐの植生は野性味ある

しばらく進むと周囲は牧草中心となる
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牧草地の中を記念撮影しながら進む

山が近づくともうじきエサヌカ線も終わる。
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終点近く

浜頓別に入るとeTrexが、本来なら左折すべき交差点で右折方向の案内を示したので一瞬(???)となった。けれども、昨年ルートデータを作成した際計画では浜頓別に泊まることにしていたので宿経由になるようルートに手を加えており、そのルートデータを今回再利用するにあたって各データのそういった情報は削除したつもりでいたものが修正漏れだったのだとすぐに思い至った。
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豊寒別川

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北見神威岬公園から芝生越しの神威岬

まさにオホーツクブルー
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この海の色を目に出来ただけでも出走して良かったと思える

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通り雨が通過した直後らしい
幸い降られずに済んだ。

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北見幌別川河口付近
一瞬漁具の一種かと思ったけれど流木のようだった。

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どこまでも蒼く穏やかな海

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海沿いの牧草地に牛の群れ

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奇跡的に雨風を凌げる絶妙なポジションだった。

【AH2400】の際は明け方頃走った道。
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時間帯が約12時間違うので当然ながら景色は全く違って見える

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インパクトのあるバス停名

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旧国鉄名寄本線秋里鉄橋


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広々とした草原に牛

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暮れてゆく浜辺

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名寄本線オムシャリ沼橋梁

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紋別市域に入る
もうすぐ今宵の宿。

紋別市中心部にある紋別セントラルホテルに到着。
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22/08/14/18:40頃着

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先客がお一人
ハンドルに取り付けてあるキュウシートは間違いなくOkhotsk 1300kmのものだったけれど持ち主とは顔を合わせていない。

チェックインの後近所のコンビニで翌日の朝食を調達してから大浴場で汗を流す。脱衣所に無料で使える洗濯機があったけれど、三台並んだそれらは満杯で順番待ちの待機者までいたので使用を諦め、必要最低限のウェア類だけ部屋で手洗いしてバスタオルにくるんで絞ってから部屋干しした後館内のレストランへ。二泊目以降は夕食付にしてあった。
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レストラン入り口にカニの生簀があった

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オプションのカニ

折角なのでプチ贅沢。
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オホーツク御膳
美味しゅうございました。

満足して部屋に戻りルート図を眺めながら翌日の計画修正。元々の計画では3時にリスタート予定だったけれど日の出時刻が4時半頃なので4時リスタートとした。300kmを15時間で押す計画だったが、これは少々見通しが甘すぎた。
アラームを3時にセットして22時過ぎ頃就寝。




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2023May23Tue

【オホーツクは】Okhotsk 1300km-04/10【蒼かった】 

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宗谷丘陵から海に向かって駆け降りる
気分の良いダウンヒル

関連エントリ⇒Around Hokkaido 2400】走行記録

-Day-2/5_B-

<実走行ログ:2022/08/14>
通り雨の影響か、エサヌカ線辺りで急激な気圧変動があったようで高度グラフがその付近だけおかしい。

抜海駅前をリスタート。海岸に向かう緩い下り坂を進み海沿いの道に合流。
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ここからもうっすら利尻富士

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稚内西海岸を眺めつつ北上

海沿いをひたすら走り、とあるネタを拾い漏らして後悔しつつもノシャップ岬に到着。
通過チェック4(378.9km) 稚内恵山泊漁港公園
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【ノシャップ岬看板】07:35
初めて訪れた20数年前からこっち、一度も晴れた時のこの場所の風景を知らなかったので猛烈にテンションが上がりまくってしまった。

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青い空と穏やかな海って最高
このままいけば宗谷岬でも好天に恵まれることは確定的で、いやでもテンションが上がって顔がほころぶ。傍から見たら怪しい笑みを浮かべた不気味なおっさんでしか無いので自重しようと思ってみたり。

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一時停止の停止線なのにそれについては触れないのか

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一ヶ月振りの防波堤ドーム

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稚内漁港

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造船所で外装補修中の漁船

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稚内漁港の外れから宗谷岬方面

稚内市街を抜け宗谷岬方面へ。交通量はさほど多くない。
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風景独り占め気分を味わえるタイミングも結構あった

穏やかな宗谷湾
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なんとなくウユニ塩湖っぽい

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四年振りの『間宮林蔵渡樺地の碑』

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水鳥と平島、その向こうに樺太

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いよいよ宗谷岬が目と鼻の先

宗谷岬なのでやはり最北端オブジェは欠かせない。
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記念にいち枚
※今回の通過チェックモチーフはこれではない。

天気が良くてテンションが上がっていたので今まで購入したことが無かった到着証明を購入してしまったり。
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日本最北端到着証明
そういえばその昔購入した礼文島の到着証明ってどうしちゃったかな。。。

通過チェック5(414.4km) 宗谷岬
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【宗谷岬流水館(大時計、日付電光表示)】09:26

次の目的地である紋別を指してリスタート。
宗谷岬南側のオホーツク海沿いは、丘陵地帯を抜けたAH2400の時には走らなかったので初めて走る区間。
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穏やかに凪いだ海

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竜神島

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さざ波立つ浅瀬

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氷河に削られた丸みを帯びた丘陵

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ほぼ無風な状態

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風力発電風車を眺める

記念撮影していた壮年男女数名のグループの中のひとりに声を掛けられた。
「”たまがわ”って東京の多摩川だったりするんですか?」
わたしの着ていたAJたまがわジャージが気になったらしい。
「そうです、その通りですよ。」
「多摩川のどの辺?」
「ん~~~。一応活動の中心は二子玉川ですね。」
「わたしは野毛に住まいがあるんですよ!」
「へえ、わたし自身はもっと下流の六郷に住んでいるんですけれどね。」
「どこから走って来たんですか?」
「昨日の真夜中札幌から北上して幌延で一泊してから今朝ノシャップと宗谷岬を回ってここまで下って来ました。」
「そうですか、この先もお気をつけて。」
「ありがとうございます。」
世間は狭い。

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丘から海に向かって緩やかな下り

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鼻歌交じりで走る

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通り雨らしき痕跡
急に気温が下がり始めたので若干嫌な予感。

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雲行きがやや怪しげ

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ちょっと雲が増えてきたけれど前方も海側も穏やか

時刻は11時になろうとしているところ。かつて強い向かい風に翻弄されつつ進んで食事休憩の為に立ち寄った道の駅に差し掛かったので当時利用できなかったレストランを利用すべく立ち寄り。
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道の駅さるふつ

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四年前には利用できなかったレストラン

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ほたて尽くしの『さるふつ定食』

のんびりほたてを堪能していたところ携帯に通知。チコリンさんから「そっちに強い雨雲が!」目を上げて窓外を見やればついさっきまで穏やかだったはずなのにバケツをひっくり返したかのような大雨。慌ててレストランを飛び出し、外に停めてあったエースくんを屋根の下に避難させてから中断した食事に戻る。それにしてもここで早目の昼食にしなかったらモロこの雨を食らっていたのだと思うとなかなか運が良い。
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豪快に降っている

食事を終え、しばらく様子を見ながら雨雲レーダー画面を確認。まだあと一時間くらいは降り続きそうなのでレインウェアを着込んで先に進むことに。
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雨中ライドへGo!
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15分もしたら雨域を抜けてしまった

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前方には青空も

エサヌカ線への曲がり角に差し掛かる頃にはすっかり雨が上がってしまったのでエサヌカ線入り口でレインウェアをパージすることに。
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身軽な格好で楽しみたいよね
いよいよ四年振りの道道エサヌカ線へ。




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2023May23Tue

【乳白色の】Okhotsk 1300km-03/10【静謐な朝】 

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濃霧に包まれ
乳白色の世界を進む

-Day-2/5_A-

携帯のアラームで3時に目覚め、もそもそと準備と朝食。
少しダラダラ過ごして4時ちょい前にフロントのカウンターに鍵を置いてチェックアウト。
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北斗荘リスタートは14日4時頃
【Okhotsk 1300km】二日目の幕開け。

<実走行ログ:2022/08/14>
通り雨の影響か、エサヌカ線辺りで急激な気圧変動があったようで高度グラフがその付近だけおかしい。

4時半の日の出を待たず明るくなり始めた幌延の街を抜ける。
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グラウンドに霧が立ち込めていた

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車がほとんど通らない時間帯

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牛に注意

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利尻富士がうっすら

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ここにもオニユリ

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日の出頃

行く手には霧が立ち込め始めた。
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徐々に濃くなる霧

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(実はここで左折しなければならなかった)

ひと月前のドライブ旅行の際兜沼方面に向かったので(そういやあっちの方へ行ったっけな。。。)なんぞと思って撮ったのだけれど何を悠長なことをしていたのかという。


…ので↓の画像は本来なら見ることの無かった景色。
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ここで少々腹具合が不安になって来た
丁度良いタイミングでこの先に『シェルター駐車帯』があることを示す標識。それにはトイレのピクトサインがあったので取り敢えずそこまで行けばトイレがあるはずだから先を急ぐ。
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自転車、歩行者は側道を通る
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無事シェルター駐車帯に到着
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前後は相当濃い霧
無事、キレイなトイレで用を足すことができてホッと一息。さてリスタート。という段になってeTrexの画面を見るとコースを大きく外れている表示。
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このまま進むと間違い


慌てて引き返して曲がるべき交差点を右折。距離を確認してみたら往復で約8kmのロス。濃霧とトイレに気を取られていてそれだけの距離を無駄に走ったけれど、その代わりに幻想的な濃霧の景色を堪能できたので良しとする。

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正規コースに復帰

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前回は車で訪れた兜沼郷土資料室
※前回も今回も入館できず。

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ルート上で見かけたエモい民家

こちらのルートも霧が濃い。日の出後なので乳白色の霧が広がる。
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こちらもまた幻想的な光景

日が高くなるにしたがって霧は晴れ、頭上には青空が広がる。田園風景の中を進んでいたら民家や商店などが並ぶ、少しひらけた勇知の集落に入った。コースから数十mしか離れていないところに駅舎が見えたので寄り道。
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宗谷本線勇知駅
そこそこひらけた街の割に駅舎は鉄道車両転用の簡素なもの。

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打ち捨てられた農場

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部分的にまだちょっと霧が残る

目の前を茶色い動物が、こちらから逃げるように走っているのが見えた。
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随分小さなキツネだな。と思ったら茶トラの猫だった
そこの農場で飼われている子なのだろう。

通過チェック3(361.6km) 抜海駅
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【駅舎名】06:45
駅前には民家が一軒あるだけなのに勇知駅よりはるかに立派な駅舎である。交換駅(単線の列車すれ違い駅)なのでかつては有人で駅前もそれなりに賑わっていたのだろうか。
戸を開けて待合室に足を踏み入れたらなぜかカップヌードルの残り香がした。気のせいか?

天気が良いのでテンション上がり気味で次の通過チェックポイントであるノシャップ岬に向かうべくリスタート。





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