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日記超。-改・弐-

  : 

自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023Aug14Mon

【風と濃霧と】230715パーマネント伊豆300・DNF記録【暑さと睡魔】 

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西伊豆スカイラインは
乳白色の闇の中

色々あって(というほど何がどうだったわけでもない)更新もせず放置してました。この先もゆるゆると気が向いたときに更新していければ、と。

1923年7月22日に第一回の400kmBRMが開催されたことを記念して世界規模で【センテニアル】として開催されることになっているBRM722、わたしは籍を置くAJたまがわの記念400(奥久慈)にエントリー済みでしたが、例年この時期のBRMは基本的に走ったことが無いので暑熱順化と夏場のライドの注意点の抽出、および三週間ほどだらけてしまって通勤以外のライドをしていなかったので鈍った身体に喝を入れる意味も併せてAJ神奈川管掌のパーマネント【伊豆300】を走ってみることに。

以下走行記録。パーマネントの場合PCにCloseタイムは設定されていないものの便宜上BRMのクローズタイムを参考に。

Start 08:00→08:29(-00:29)
PC1   (  79.9km)07/15 13:20→13:31(‐00:11)
PC2   (135.6km)07/15 17:04→17:28(-00:24)      
PC3   (181.3km)07/15 20:04→21:18(-01:14)
PC4   (210.0km)07/15 22:00→22:35(-00:35)
―――[真鶴で心が折れた]―――
ゴール(303.6km )7/16 04:00→05:44(-01:44)

これを見る限り最初から最後までまともにクリアできていないことがわかります。
まあ、原因はいろいろあったのですが。
そんなこんなで走行記録を以下。

スタート申請時刻は7月15日(土)の8時。スタート地点の大船駅前までは2時間弱の距離なので300kmを制限時間いっぱいに使って走行するとゴールは日曜日の朝4時、帰宅したら6時になってしまうので日曜日はほぼ丸々潰れてしまうことも覚悟しなければならないけれど、それでも幸いなことに翌月曜日もお休みの3連休だったので敢えてこのスタート時刻。
伊豆300のコースは何度か走っていて、個人的にネックになるのは河津から天城峠に向かう登りで背中を陽に炙られることだと考えているのでその区間通過が午後になるように、またグロス16.5KPHで走れることを想定して達磨山付近で19時頃の日没タイミングになるようにという計算。
最終的にはいろいろ計算違いが生じたのだけれどまあそんな感じの走行計画。

のっけから計画から遅れてしまい、自宅を出発したのは予定より30分ほど遅い7時丁度頃。この時点でいろいろダメだったのだとあとから悟ることになる。
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スタートは7時頃

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遅れているのに定点撮影は外せない

『スタート遅刻許容は30分まで』というルールがあるのでそれまでに間に合えば良いと軽く考えたらたら流していたら向かい風のお陰で思いの外ペースが上がらず、なかなかギリギリなタイミングで大船駅付近に。うっかり曲がり角を一つ先に間違えてしまったので無駄な移動距離が加算されたこともあってスタート地点のコンビニでゲットしたレシートに刻印された時刻は08:29だった。いやあ、あぶないあぶない。
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Startローソン鎌倉大船二丁目店
今回の相棒もこの子たち

そんなこんなで【パーマネント伊豆300】、30分遅れにてスタート。
<実走行ログ:2023/07/15>
 

事前に気象予報アプリ、Epic Ride Wetherで確認してみたところ、基本的に往路は河津までずっと強い向かい風、河津から先は概ね同じような強さの追い風基調になるはずだったので前半は我慢の走行だろうなと肚を括ってはいた。
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相模湾もかなり荒々しかった

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定点のサザンC

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湘南大橋で28℃
思いの外気温が上がらないので助かる。
向かい風しんどい。

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定点の相模川河口付近の連杭

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これまた定点の大磯松並木のヤマモミジ

向かい風は予想通りの強さだったものの雲のお陰で日差しが遮られているおかげでそれほど気温は上がらず(とはいえ30℃前後)そこそこ走りやすい。というか向かい風のお陰で汗がすんなり乾くので自身の脱水に気付かない危険は増しているのでその辺のケアは慎重に。

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曇っている割には富士山がくっきり見えた
旧吉田茂邸付近の坂上から。

小田原市街を抜け早川口からR135に入った途端、どうやら通り雨でもあったらしく、路面に降雨の痕跡。降雨直後ではなく路面はほぼドライに近い状態だったので走行に支障はなく、打ち水効果的に風が涼しくなってありがたかった。
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早川漁港通過時に寄り道

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通り雨の痕跡

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ここも定点・真鶴道路(岩木橋)

真鶴から湯河原、熱海を抜け、いつものように迂回路を進む。
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熱海城の直下、観魚洞トンネル

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どんよりした空を背景にした熱海城

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道のど真ん中にネコさま
バランスが悪い状態で撮ったのでピンボケしているけれどこちらが近づいても物おじせずじっとしている。そういえばしばらく前にここを通った時にもやはり同じように不動の姿勢で鎮座していたような記憶がある。

お昼時になったので何をいただこうかとあれこれ考えてみたけれど、あまり時間がかからないであろうラーメンにすることにして、静岡東部なので伊豆多賀の松福へ。
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ラーメンと半チャーハンのガッツセット

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メニューに『半』チャーハンってあったけどこれフルサイズでは
美味しかったので味には文句ないんだけど。

どうにかこうにか完食してリスタートしたものの、かなり胃が苦しくて辛かった。しかも結構案文濃度が高かったし走行もしているので満腹状態でも頻繁に水分を摂ることになり、更に苦しさに拍車をかけることになってしまい失速。この辺は翌週の【センテニアル400】に活かせる教訓となった。

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今回ブルべ初投入のNew Gear
いつものショップ(SNELさん)でいくつか試していた中で、(これまでに被ったことのあるヘルメットの中で最もオレの頭の形状にフィットしたのではないか?)と思うくらい装着時のフィット感が高く、軽くてリーズナブルな価格だったので即買いした逸品。

松福で食べ過ぎてキツイとか言いながら、それでも間瀬には立ち寄る。
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RAAMのカードが掲示してある

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パイナップル大福を店内でいただく
大変美味しゅうございました

そんなこんなでようやくPC1に辿り着く。遅刻スタートなのにのんびり寄り道し過ぎな感あり。
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PC1(79.9)セブンイレブン熱海網代店13:31着

さすがにしんどいので軽く飲料補給しただけで先を急ぐ(というほどペース上がっていない)。網代いくつかのトンネルを抜け、伊東に向かう下り坂を進み始めたところでいきなり「プシュー!」という空気が漏れる大きな音がしたと思ったら後輪が不安定に。実のところ自宅をスタートしてしばらく進んだところでCO2ボンベも携帯ポンプも携行し忘れてしまっていることに気が付き、DNSして引き返そうかとも思ったけれど強行していたのであったが案の定。チューブは以前パンクした時にパッチ処理したものを交換せずそのまま使用していたのでそろそろ本格的にヤバいかもと思っていた矢先。やはりこういう虫の知らせ的な予感は無視しちゃいかんのよね。

もうすぐ伊東市街だし、少々堪えたら自転車店くらい見つかるだろうと思って押し歩き始めたとき、ちょうど道路脇の作業場で自動車の吹付塗装をしている作業員さんが数人いたので折角だからと訊いてみた。
「すみません、この近所に自転車屋さんあったりしますか?」
「ああ、それならなんて言ったかな?こじゃれた感じの店が○○病院のそばに最近できてたよ。」
「近いんですか?」
「歩いても10分くらいじゃないかな?地図描くよ。この坂を下りて、、、」
と、年配の作業員さんが塗装養生に使っていた古新聞にサインペンで細かく略図を描き始めてくれた。それを見ていた若い方の人が「携帯持っているなら検索で見つかりますよ『宇佐美 渚サイクル』で出ると思う。」というので検索してみた。
「おお、ここですか!確かに近そうですね。」
「なんだよ、地図要らなかったな。」
「いや、そんなこと無いですよ、ありがとうございます!」
念のために電話を入れてから訪問しようとしてみたところ、そのお店は基本出張サービス対応がメインなのであと30分ほど遅かったら不在だったとのこと。なかなかスリリングなタイミングであった。

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宇佐美のなぎさサイクルさん
店主は非常に気を利かせてくださる方でありがたかったし助かった。
先刻塗装工さんに伺っていたので「そういえばここって営業始めたの最近なんですか?」と問うたところ「いや、お店の改装はしたけれどかれこれ7年くらいここで細々とやってますよ。」とのことだった。
走行中、再度のパンクを懸念して携行していたチューブは使わずそのお店で購入し、同様の理由で携帯ポンプも購入しておいとま。本当にありがというございました。

お店までの徒歩移動とパンク修理で3、40分ほどロスしたところでリスタート。スタート地点への遅刻も含めてトータル一時間以上無駄にしている計算になるけれど過去の走行実績を鑑みたら問題は無かろうと軽く考えて進む。
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手石島を左手に眺めつつ

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定点・富戸からの眺め

向かい風だったし日差しは無いし、でおそらく錯覚していた面もあるのだろう、かなり消耗した感覚があったので伊豆高原のコンビニに入って小休止。
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ガリガリ君休憩
『それほど暑くは感じない』とはいえ、全部を食べきる前にガリガリ君が溶け出して滴るくらいには気温が高かった。この辺、きちんと自身の体調を把握できていなかったけれど後から思うにかなり暑さにやられてしまっていたようである。

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赤沢のライオン岩

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定点・伊豆稲取

曇っていたからゆえの油断もあり、更に想定していた以上に向かい風が強くダメージが大きく、思っていたようなペースでは進めないまま河津町に突入。当初計画より2時間近く遅くオレンヂセンターへは閉店間際の滑り込み。
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どうにか間に合ったウルトラ生ジュース

坂道を下って河津から内陸に向かって北上。予報ではここから追い風になるはずだったのに坂道を下っている最中に風向きが変わった感じがある。なんでや!?しかも行く手の空模様が何やら怪しげ。
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イヤな予感のする山間部の空

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 PC2(135.6)セブンイレブン河津下佐ヶ野店17:28着
ここでもマージンが拡大できず、予定より2時間ほど遅れたままだし15KPH換算でも30分ほど。

長居せずリスタート。このコースはここから先天城峠、達磨山、熱函道路と登り坂が続くので本来ならこの時点で1時間ほどはマージンが欲しいところだったものの思い通りにはいかないもので。まあ遅刻もパンクも無ければ概ねそのくらいのマージンが作れたはずなので自業自得。

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お久し振りの河津ループ橋
と、思ったけれどいうほど久し振りでもない、半年前に通ったばかりだったというオチ。

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これは久々に目にした気がする

えっちらおっちら登り坂を進む。事前想定よりは遅いけれど、否、遅いからこそなおのこと日差しは全く影響しないので身体が楽。っていうかそもそも曇天だったから背中に受ける直射日光は関係なかった訳で、この辺は結果論でしかないとはいえ計画した身にはせっかく考えたのが無意味だと突き付けられたようでそこそここたえる。

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二階滝バス停手前でこのくらい
(涼しくて快適♪)とか思っていたのはほんのわずかな時間。天城トンネルに向かって登って行く間に徐々にポツリポツリと雨粒が落ち始め、七滝最上流部となる遊歩道入り口付近からしっかりとした本降りの雨に。涼しいといえば涼しいし、かなりクールダウン出来て嬉しくもある。

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榾場(ホダば)の滝

本降りの雨に打たれつつ坂道を登っていたら一人のサイクリストが反対車線を下って来たのでお互い大声で「お疲れ様です!」と声を掛け合う。
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しっかりとした本降りの天城トンネル

トンネルを抜けてもしばらくは本降りの雨。特に道の駅を通過した頃がピークで暗くなり始めたウェット路面のダウンヒルを雨滴をアイウェアに受けて視界がよろしくない状況で駆け下りるのはなかなかにおっかなびっくりで思いの外ペースが上がらず。それでも浄蓮の滝を通過する頃には雨もほぼ上がり、路面がセミウェット→ドライに切り替わったのでロス分をリカバーすべくひたすらくるくる回す。

気分の良いダウンヒルが終わり、進路を西向きに変え、今回のコース最高地点である西伊豆スカイライン達磨山付近を指して再び登りが始まる。コース上この先駿河湾岸に出るまでコンビニが全く無い区間となるので最終コンビニに立ち寄り補給を済ませ、いよいよ西伊豆スカイラインを指して長い坂道を進む、まずは船原峠へ。進むにつれ湿度が高くなり汗と湿気で全身ぐっしょりとなりながら淡々と進む。徐々に霧がかかり始め、船原峠上の跨道橋で西伊豆スカイラインに合流する頃にはすっかり霧の中。

西伊豆スカイラインを達磨山に向けて登り始めたころには風も強くなりはじめ霧で視界が悪い上に風に煽られておっかなびっくりの走行。霧が濃いところでは視程が10m歩かないか、センターラインの白線が一本ずつしか見えないような濃霧。
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ライトでホワイトアウト
前照灯の軸を下向きにしておかないとハレーションを起こしてまったく見えなくなる。

どうにかこうにか達磨山を通過し、戸田峠に向かう下り坂を進むが相変わらず霧が濃いため視程が極端に短いおっかなびっくりのダウンヒル。左右ブレーキレバーを目いっぱい握ったままで極力速度を殺した状態でないといつ道路から外れて飛び出してしまうかわからない恐怖心を抑えつつ。
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 PC3(181.3)戸田峠バス停&ブルベカード21:18

どうにかこうにか辿り着けた戸田峠で証跡撮影を済ませ、更に下る。この先は路面が荒いので晴れていても夜間走行はおっかなびっくりの区間なのだけれど多少和らいだとはいえ相変わらず濃い霧の中。
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街灯はハレーションを起こしている

おっかなびっくりの下り、ちょっとした登り返しの後ようやく霧が晴れたダウンヒルでペースを上げる。駿河湾岸に出てからは緩い追い風基調で沼津市内に向けて東進、北上。
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PC4ローソン沼津下香貫店22:35着
ここでも30分強のビハインドだったけれど過去の走行実績を考えたらゴールクローズには十分間に合うタイミング。残る坂道は熱函道路だけれどこれまで何度か走った経験があるしそれほど相性が悪いと感じる坂道でもない。
という訳でそこそこ軽い気持ちでリスタート。
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狩野川を渡る徳倉橋
大好きな佇まいのトラス橋

概ね追い風基調の上り坂を淡々と進む。さすがに予定よりも相当遅れてしまっていたし、雨の天城峠と濃霧&強風の西伊豆スカイラインで相当消耗していてかなり眠く思うようにペースが上がらない。
どうにかこうにかピークの鷹ノ巣山トンネルを抜け、急坂を下って熱海市街を抜けて真鶴まで辿り着いたところでゴールクローズまで約3時間。残距離は60kmほどなので普段の体調なら問題なく時間内にゴールできるタイミングだったものの眠気がピークで危険だと判断し、時間内ゴールを諦めて真鶴駅脇のベンチで長めの休憩。
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真鶴駅脇ベンチ
煌々とした照明に照らされているので熟睡はなかなかし辛いけれど目を瞑ってじっとすること小一時間で随分すっきりしたのでリスタート。かなり強い西風が吹き始めていたのでここで仮眠していなかったら時間内に余裕で帰着できたかもとか思ったけれど、走り始めてみたらディープリムが風に煽られてかなりふらついたので眠気を感じているときに走っていたら事故を起こしかねなかっただろうと思い直した、

<実走行ログ(再開後):2023/07/16>

時間を気にせず安全第一での走行。真鶴で仮眠したとはいえ眠気が断続的に訪れるので都度コンビニに立ち寄り小休止。明け方前から気温がかなり上がって来たので水分補給も必要なのでかなりの頻度でコンビニに立ち寄りながらの走行。
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湘南大橋付近で日の出時刻

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この時点でかなり気温が高い

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稲村ケ崎から

追い風基調ながら風向きが安定せず巻き気味なので強風に煽られて時折ふらつきながらの走行でおっかなびっくりながらもどうにかこうにかゴールに帰着。
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Goal303.6)ローソン鎌倉大船二丁目店05:44着
結局1時間44分遅れの帰着となったが、ちょうどスタートの遅刻分と真鶴での仮眠分を足すとこのくらい。

かなり気温が上がって来たのでゆっくりと休憩を取りながら自宅までの約35kmを走って約2時間。
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最終ゴール07:47
翌週の【開催100周年記念400】に向けた暑熱順化と登坂練習のつもりで走行した300だったので認定よりも完走することを第一に、加えてコンディション確認・調整のつもりで走って、翌週の【BRM722たまがわ400奥久慈】は気象条件に恵まれたこともあって無事完走できたので概ね目的は達成できた感じで認定は逃したものの有意義なパーマネントなのでした。




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タグ: AJ神奈川  パーマネント  伊豆300 
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2023May24Wed

【二度目の】SR600 支笏洞爺 走行記録-5/5【ツーリスト】 

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支笏湖周辺は
ボチボチ紅葉が始まっていた

<実走行ログ:2022/09/19>


PC18(Goal)までの残距離は約150km、スタートは17日の2:00なのでランドヌール部門でのゴールクローズは19日の14:00となる。ホロホロ峠と支笏湖からオコタンベ湖に向かう坂道があるものの基本的には急坂はほとんどなく、全体的には走りやすい区間なのでグロスAve.を16KPHで計算したら所要時間は9時間20分ちょい。安全を見込んで10時間として4時にリスタートする計画だったものの思いの外準備に手間取り実際にスタートできたのは4時20分頃のこと。これだと16KPHで押せてもゴールクローズまで20分を切る頃の到着となってしまうのでなかなかシビアなタイムテーブル。
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リスタート:9/19/04:20頃
ほぼ雨は降っていない状態だったけれどいつ降られても良いようレインウェア(上衣)を着込み、シューズカバーも装着した状態。走行途中で着込むと時間のロスに繋がるし。シューズは宿の人がひと晩扇風機に当ててくれていたおかげですっかり乾いていた。

まずは海沿いの国道を東へ。途中、駐在所の前で向かい合わせに立っている警官のマネキンでネタ撮影。
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題して『見つめ合うふたり』
このネタはいつもやってみたいと思っていたのだけれど通りかかる時には必ず交通取り締まり待機中のパトカーが停車しているのでなかなか実行できなかった。

白老大橋交差点を左折して北上、緩やかな登り坂をじわじわ進む。まだ朝早いので交通量はほぼゼロに近い。路面はセミウェットながら空から雨粒が落ちてくることも無く、着込んだレインウェアで蒸すほどの気温でも無いので色々ありがたい。

ホロホロ峠はそのアプローチが緩勾配なのでどこをスタートとして認識しておくべきか曖昧なのだけれど、峠の沿道は沢や滝が多いので非常に嬉しい峠ではある。
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トドマツ川

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清流の滝

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小さな沢を幾つも越える

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イワナ沢(だったと思う)

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谷間を霧が埋めている

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以前登った時はここがピークだと思い込んだ

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峠ピーク近くの白滝

PC16(505.1km)ホロホロ峠
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【伊達市(大滝区)カントリーサイン】2022/09/19/07:05着
残り110kmちょいでクローズまで約7時間。この先下り基調なことを考えると無理なく走り切れる距離、時間。

幸いなことに雨は降っておらず、路面はセミウェットからほぼドライに近いくらいになっていたので気分の良い下り坂を一気に駆け降りて三階滝へ。

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雨で流量が増した分迫力満点

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下流側はうっすら霧が漂う

三階滝からしばらくは気持ち登り基調緩やかなアップダウンが続く。
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きのこ王国は残念ながらまだ営業開始前

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ホロホロの恵で給水

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トイレが24時間利用可能なのは地味にありがたい

きのこ王国をリスタートしたら長らく通行止めだった美笛峠。但し西からのアプローチではクライムプロが立ち上がらないくらいのゆるゆるな坂道。
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峠で記念撮影

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支笏湖に流れ込む側の千歳川

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コース名にちなんで記念撮影
この辺りもそこかしこにカタツムリの姿。

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支笏湖南岸から東岸へ
紅葉が始まりかけていた。

支笏湖温泉を通り過ぎ、湖畔の道を北上する。
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周囲の山々は雲に隠れていた
湖自体は雲も霧もかかっておらずその全域が見渡せるのに周囲の山々だけが雲に隠れて見えなくなっている状況というのは記憶に無い。そう多く訪ねた経験がある訳でもないけれどなかなか珍しいシチュエーションなのではなかろうか。

道は湖畔から離れ、オコタンベ湖方面に向かう急坂区間に差し掛かる。途中の支笏湖展望台で湖を眺めつつリスタート時に買っておいたおにぎりで補給。
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景色が良いとやっぱり旨い

シャリシャリとかなりかなりイヤな摺動音がしていたのでリスタートしてから坂道を登り切ったところでオコタンベ湖への分岐のところでチェーンに注油。
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すっかり油が流れ落ちてしまっていた
この先は何度か走ったことのある馴染みの区間なので大体の所要時間も読めるしあまり焦らず走れるので気持ちが軽い。気分良くダウンヒルをすっ飛ばして白扇の滝を通り過ぎ、ラルマナイの滝へ。

PC17(584.4km)ラルマナイの滝
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【恵庭渓谷からの観光めぐりマップ】11:40着

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マップのある場所から下って記念撮影

来た道を引き返し、支笏湖から札幌市内へと向かう道に再び合流。
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いよいよ最後のクライム区間スタート

坂道を登り終えたらいよいよ札幌市域に。
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戻って来た~~~。

真駒内に差し掛かった頃には軽く日が差して来たりしたのでレインウェアをパージしてしまおうかとも思ったけれど、残距離と残時間を勘案するとあまり余裕がある訳でも無いので時間を無駄にすることなくゴールに向かうことに。
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すっかりお馴染みになった佛願寺の大涅槃像

真駒内から先は札幌市中心部には向かわず藻岩山の麓をなぞるように北上し、ゴールの琴似に至る。ところが円山公園付近まで来た時に、それまで晴れ間すら覗いていた空がにわかに掻き曇って大粒の雨が落ちて来た。ゴール直前になって今までで一番激しい雨に打たれる羽目に陥った。
いやはや、レインウェアをパージしないでおいて幸いだった。

信号峠と大雨のお陰でペースが落ちてしまいながらも無事ゴールに到着したのはスタートしてから59時間35分となる13時35分のこと。
PC 18・Goal(617.6km)JR琴似駅
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【西口】13:35着

この時点では『59時間35分での完走=ランドヌール部門認定』だと信じて疑わなかった訳ですが、スタート時刻9/17/0:00→2:00の修正申告漏れの為公式記録上は61時間35分となって『ツーリスト部門での認定』という結果になったのは走行記録01冒頭に記した通り。とはいえこういうしくじりがあっても曲がりなりにも認定がいただけるというのは非常にありがたいものです。(と、ゴール地点錯誤の為認定がいただけなかった女川龍飛1000kmを思い出しつつ)

旅の相棒もすっかりくたびれた様子。
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てるてる坊主に雨具を着せているから降られるのか

駅入り口で雨を凌いでいたチコリンさんがお出迎えくださってゴールのお土産までいただいてしまった。
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チコリンさん撮影

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いつもありがとうございます!

駐車場に移動し、レインウェアをパージして自転車を積み込み、まずはチコリンさんにいただいたものを味わう。
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クリームブリュレ、大変美味しゅうございました

取り敢えずゆっくりお風呂に入りたかったのでお気に入りの森のゆに立ち寄ることにして移動開始。途中で目にしたラーメン屋さんに吸い寄せられるように立ち寄って、前日からのラーメン欲を満たして心が腫れた。
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暖まりそうなので味噌ラーメンを
カウンター席両隣の客が食べていたチャーハンも捨てがたかったけれど、洞爺湖からずっとラーメン食べたかったし、ゴール間際で本降りの雨に打たれてしまってその思いがさらに強くなったのでこちらをチョイス。
美味しゅうございました。

そして計画通り森のゆに立ち寄り、温泉に浸かってまったりと身体を癒して宿舎に帰着してわたしのSR600支笏洞爺は完了となりました。

コースを立ち上げ、運営してくださっているAJ北海道スタッフ様方に感謝の念を抱きつつ。来年以降また、今度こそランドヌール部門で完走する為にお邪魔します。

SR600 支笏洞爺 走行記録 了





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タグ: ロードバイク  ロングライド  ブルベ  AJ北海道  SR600  支笏洞爺  ホロホロ峠 
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2023May24Wed

【オロフレ峠は】SR600 支笏洞爺 走行記録-4/5【白かった】 

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SR600と言えば晩ごはん(個人の主観)
なので二泊目の晩に全振りした結果
白老牛のすき焼きと鉄板焼き


<実走行ログ:2022/09/18>


ウィンザーホテルからは洞爺湖に向かって下る。途中ショートカット的な脇道があってそこが本コースだったのだけれど濃霧に気を取られて曲がり損ねて引き返す。
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前方から来て左の方に逸れなければならなかった

道幅は狭く路面は荒くしかもウェットな上濃霧で視界が悪い。
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ディスクブレーキで本当に良かった
今回何度そう感じたことか。

洞爺湖畔に出たものの湖上は濃霧に覆われているので記念撮影する気力も湧かずそのまま。
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洞爺湖の画像はこの2枚だけ

かなり冷え込んできて無性にラーメンが食べたくなったものの全身濡れ鼠状態ではお店に入るのははばかられる。仕方がないので洞爺湖温泉のセコマに立ち寄りカップ麺で我慢。
相変わらず雨が降り続き、雨粒が多少大きくなって霧雨から小雨に遷移した感。さすがに身体がラーメンを欲するくらいには冷えて来ているのでしばし思案の後レインウェアではなくウィンブレを着込んでリスタート。天候が雨ではなく時間に余裕があったら足湯にでも立ち寄りたかった。。。

コースは湖畔を離れ昭和新山を越えて伊達市街へ。ぐんぐん下るダウンヒルはこの先の折り返しを思えば気が重くなるものの、折り返しは昭和新山越えする訳でもないのでそういった意味では若干気が楽。
PC13(397.1km)伊達神社
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【伊達神社鳥居】14:30着
滅多に来ない神社なので御朱印帳を持参すれば良かったと思ったけれどうっかり水没したらわやだしまあ仕方がない。

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霧に煙る景色

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相変わらず路上にはこいつらがうようよいる
路面が完全にウェットになったので数が増えた。そして潰されてしまった残骸もあちらこちらに。

伊達市街からの緩い登り坂を登った先、大滝を抜けて支笏湖へ向かう道とオロフレ峠を越えて登別に抜ける分岐をオロフレ峠方面へ。いよいよこのコースでの最大標高区間に挑む。
北側からオロフレ峠にアプローチするのはきのこの山300km以来二度目で、一般には北側からの登りの方がきついと言われているようだけれど積丹400kmの時白老のPCでスタッフのデカ長氏が「どっちでもキツいことには変わりがないですよw」と笑っていて、いざ登ってみたら確かにその通りだった。

そんな北側からの登りを小雨に打たれながらよたよた登る。この区間と翌日のホロホロ峠は晴れてしまわなくて助かったのかもしれない。晴れてしまったら多分ボトル2本では水分が足らない。時折10%前後となる厳しい坂道だったはずなのに気圧の関係でEdgeの勾配表示がバグってしまっていて明らかな登り、それも10%前後だと体感でわかる坂でもマイナス表示になったりしているのでこの日は全く役に立たなかった。
霧&雨のお陰で眺望は全く楽しめないので淡々と登るしか無くそうして淡々と『ペダリングマシーン化』していたら思いの外あっさり(主観)ピークに到達。オロフレ峠北側からのアプローチはピーク付近が緩勾配になる。
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ピークから更に緩やかな登りで展望台へ
過去二度ブルべ中に通りかかってはいるけれど、さすがに往復5kmを越えると寄り道には躊躇する。どちらの際もホイール径21inのきたひろくんでの通過だったし。

分岐から(気持ち登り基調かな?)と思う尾根筋の道の先に駐車場と展望台。道の先には崩落しかけの旧道があってガードレールで封鎖されている。

チコリンさんに教えていただいた旧道の情報がある動画。
旧道時代に走ってみたかった気になる。

PC 14オロフレ峠展望台(429.3km)
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【支笏洞爺国立公園 オロフレ峠看板】17:10着

『絶景スポット』オロフレ峠展望台からの眺めは驚きの白さであった。
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どっちを見ても真っ白

景色を眺めながらいただこうと持参した補給食のちくわパンを取り出し、真っ白な景色を愛でつついただく。
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これはこれで味わい深いものがある
ちくわパンを食べ終えて引き返す。ここで17時なので倶多楽湖に到着する頃にはすっかり日が落ちてしまう。朝ちゃんと起きずにダラダラ過ごしてしまったことを後悔し始めていた。夏場なら19時過ぎまで明るかったけれど9月のこの時期ではなあ。

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駐車場公園付近からの方はそれなりに眺めが良かった

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オロフレトンネルを抜ける

オロフレ峠から登別までは気分の良いダウンヒルが大部分だけれど気分の良くない登り返しもそれなりにある。雨脚が徐々に強まって来てほぼ本降りに近い。

登別の地獄谷手前で宿に連絡。
「すみません、到着が19時を回ってしまいそうなんですが。」
「何時頃でしょう。食堂の利用時間が20時までとなっておりますのであまり遅いとこちらも少々都合が悪くてですね。。。」
「19時半までには到着できると思います。」
「それですと到着後すぐのお食事となってしまいますがよろしいですか。」
「大丈夫です。自転車で伺うのですが雨を避けられる置き場ありますか。」
「玄関前の軒先なら雨かかりません。」
電話を切って先を急ぐ。途中目の前の道のど真ん中に一頭の鹿が佇んでいたけれど大声で怒鳴りつけてみたら林の中に消えて行った。

すっかり本降り、真っ暗な中狭い道を進む。中途半端に明るい時間帯だと観光客の車の往来があるだろうし、対向車が来てもライトがわかり辛かっただろうけれど、完全に日が落ちた状態なら対向車はすぐわかる。とはいえ結局対向車は一台も来なかった。後続もだけど。
PC 15倶多楽湖(453.2km)
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【神秘の湖クッタラ湖」看板】18:35着
最低でもあと一時間早く岩内をリスタートすべきだったとこの時後悔した。

予定通り19:25頃宿に到着。宿の方が出迎えてくださった。
「ご予約のとり(仮名)様ですね?」
「そうです、食事すぐですよね?着ているもの濡れちゃっているけれど大丈夫ですか?」
玄関でバスタオルを手渡してくれながら
「食堂ではなく宴会場にお食事のご用意をさせていただきます。そちらなら遅くなっても問題ありませんので、まずはお風呂で温まって下さい。ただし広い畳敷きの宴会場でおひとりだけの食事になりますが良ろしいですか?」
「全然問題ないです!」
「(わたしが脱いだシューズを拾い上げ)靴はお預かりします。乾くかどうかわかりませんけれどひと晩扇風機に当てておきますね。」
すさまじくありがたい。
施設はやや古びているものの浴場は内湯、露天とも広々としていて非常に気分が良い。先述の通り従業員の対応も非常に良いので是非また利用したいもの。
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ホテルほくよう・広々としたお部屋

軽くひと風呂浴びて宴会場へ。言われた通りだだっ広い畳敷きの広間の隅っこにひとり分の食事の用意がしてあった。頼んでおいた食事のコースは白老牛のすき焼きが含まれた一番贅沢なものだったのだけれど更にオプションで白老牛の鉄板焼きを追加。SR600は晩ごはんで贅沢をすべきというのが持論。
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とはいえこんなにひとりで食べきれるのか?という量

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白老牛のすき焼きと鉄板焼き

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ごちそうさまでした
大変美味しゅうございました。

意外とすんなり片付けられてしまって自分でもちょっと驚いたけれどさすがにお腹がキツい。軽く食休みの後のんびり温泉に浸かって布団でぬくぬく。
明日はいよいよ最終日。





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2023May24Wed

【霧雨の中の】SR600 支笏洞爺 走行記録-3/5【激坂登り】 

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今回のコース上
あちこちに這い出して来ていたカタツムリ
うっかり気を抜くと踏み潰しそうで
結構気を遣った走行になった

SR600 支笏洞爺 走行記録-2/5 より
<実走行ログ:2022/09/18>

4時頃目覚めてちょっとダラダラ過ごしてしまい、結局しっかり起きだして前夜買い込んでいた朝食をしたため、ホテルをリスタートしたのは6時丁度頃。
約12時間後にちゃんと起きなかったことを後悔する羽目に陥ったのであった。
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リスタート:09/18/06:00頃
車庫のシャッターを開けてくれたホテルの人が気を利かせて「どうにか今日はお天気持ちそうで良かったですね!」と言ってくださったけれどそれは岩内周辺でのこと。天気予報を確認してみた限りではルート上は遅くとも昼過ぎには降り始めて以後白老町で押さえた宿に至るまでずっと雨が続くような感じだった。

まずは岩内市街地を離れて新見峠方面へ。四年前AH2400の際には雨に打たれながら下って来た道である。
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交通量が少ないので気分良く登れる

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蕎麦畑は収穫間近

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まっすぐ進むとPC8(神仙沼)である

のんびり進める緩勾配なので心の中であれこれツッコミを入れたりしつつ。
途中で気になった民家
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明らかにトマソンな扉

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カーブでバランスを崩してもそうはならんやろ

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道中いたるところに這い出していたカタツムリ
そしていたるところに自動車のタイヤに轢き潰された亡骸が点在していた。

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左右の木立はシラカバが中心

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泊原発方面
四年前に下った時は雨に打たれていたので景色を眺める余裕が無かった。こんな眺めの良い場所があったのかという感慨。惜しむらくはちょっと視界がぼやけてしまっているところ。快晴だったら見晴らしが良さそうだ。

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昨日からひたすらこの道(パノラマライン)を走っている気がする
まあ実際気のせいでは無いのですけれどね。

しばらく進んだ先で直進すれば神仙沼方面に行く道との分岐を右折し、新見峠方面へ。
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木立の合間からもう一度泊原発方面

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山の尾根付近には霧がかかっているような感じ

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徐々に行く手に霧
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四年振り二回目の新見峠ピーク
四年前は逆向きの通行だった。四年前の記憶なので当てにはならないけれど、多分この峠は岩内から登った方が楽。

ピーク付近で細かい雨がパラパラと。雨量も気温もレインウェアを着込むほどでは無いと判断できる程度。気分良くダウンヒルを駆け降りてこれまた懐かしい場所へ。
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【AH2400】の際写真チェックポイントだった新見温泉跡
当時はまだ建物が残っていたけれど、四年経った今ではすっかり取り壊されてしまっていた。栄枯盛衰、月日は百代の過客。

ピークだけの降りかと思いきや蘭越の街まで降りて来ても霧雨が続く。空の明るさを見るとじきに上がりそうな感じがしなくも無かったのでウェアはそのまま。
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尻別川に架かる豊国橋
赤い欄干の雰囲気が妙に気に入った。

しばらく進んだ先、左手に函館本線昆布駅。
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昆布駅舎

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記念撮影
乗客と思しき人がひとり、ふたりと集まって来たので時刻表を確認してみたらあと10分弱で小樽方面行きの汽車が来ることが分かったので待機。
入線して出発するところを跨線橋から撮影したのだけれど、何故かデータが飛んでしまっていた。折角待ったのにもったいない。

コースは昆布駅から函館本線を離れて森の中へ。緩やかに続く登り基調のアップダウン。相変わらずの霧雨の中淡々と進む。時折対向車と後続車が単発であるものの基本的にはわたしひとりが森の中の道を単独で進んでいる状態。霧雨ながら木々の梢から下生えに水滴が落ちるのでパラパラという雨音のような音が周囲に満ちているので決して無音ではないものの静謐な空気。

コースは更に細い脇道に入る。
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その名も『開拓地農道』

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その名が示す通りの最果て感漂う風景

緩やかな坂道を登って行った先、坂道の途中にPCがある。
PC10(341.6km)森林管理道新富線
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【森林管理道新富線看板】2022/09/18/10:04着
この先の民営林道には進まず引き返すのが今回のコース。

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霧に煙る寂寥とした景色

元来た道に戻り豊浦町方面へと進む。
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細かい雨が降りしきる中蕭々と草を食む

道幅は狭く路面も荒れ気味、しかも路完全にウェットのダウンヒルをおっかなびっくり下る。ディスクブレーキで本当に良かった。曲がり損ねてちょこっとミスコースをしたりしつつも20kmほどで次のPCに到着。
PC11(359.4km)豊浦湾展望公園入口
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【入り口ゲート】11:15着
この手前を横切るR37の交通量が多くてなかなか渡れなかった。

更に豊浦町中心部に向けて坂道を下る。
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室蘭本線貫気別川橋梁

豊浦町中心部から木谷向かう。先ほどPC11手前で渡るのに苦労をしたR37を地下道で渡る。
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ラーメン橋でR37を潜って渡る
『ラーメン』橋なのにラーメン構造では無い上、そもそも橋ではなくトンネルである。
その辺りの事情に関しては⇒こちらが詳しい。

ラーメン橋を潜ったらそのまま登り坂。狭い豊浦中心部を抜け林間区間に。しばらくはそこそこ交通量の多い道道を進んでひと回り細い脇道に入る。
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短いながらも厳しい坂道の始まり
霧が出ていたので先の方までは見通せなかったものの10%を超える勾配の直登は見通しが良かったら相当メンタルを削ってくれたに違いない。

相変わらず霧雨が降り続き路面はウェットなので時折横切るグレーチングを越える際に後輪が空転する。勾配が厳しい区間ではシッティングのままだと前輪が浮く。(冬場はこの道完全に封鎖だろうなあ。)そんなことを考えつつの登坂。まっすぐ進む脇道と大きく左に曲がる本線との分岐を越えると道幅は車がすれ違うのが不可能なくらいの細い道になる。そんな細い道を登っていたら前方から一台の車が降りて来たのでかなり焦ったけれど、タイミング良くすれ違い退避場所に差し掛かれたのでどうにか遣り過ごせた。この道で一旦足を着いたらそのまま押し歩きするしかない。

勾配が緩く踊り場のようになったヘアピンカーブを越えてしばらく進むと洞爺湖からホテルに向かうアクセス道路に合流する。片側一車線の整備された道だけれどまだもうしばらく、数百メートルほど登りは続く。

どうにかこうにか登った先には霧に煙ったホテル建物が見え、左手には駐車場。ようやくPCに到着。
PC 12(370.9km)ウィンザーホテル洞爺駐車場
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【ウィンザーホテル洞爺駐車場看板】11:40着
PC10からPC12まで、走行距離40kmに満たない区間に三つのPCが置かれている辺り『600km10,000m超UP』というSR600のコース構成要件を道内で実現すべく試行錯誤を繰り返したであろうコース作成者の苦労が偲ばれるのであるがこのウィンザーホテルに至る坂道だけはマジでクソであった。

ここまではでべそというか盲腸的な様相の折り返しPCが多いもののコース自体は走りやすく楽しいので広くおススメしてみたいと思ったものだったがこの坂道で考え方がガラリと変わった。まあ617kmとういう長丁場のほんの4kmなので取るに足らない誤差のようなものではあるけれど、そんな取るに足らない区間が翻意させてしまうことになった。それほどわたしにとっての印象は強烈。






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2023May24Wed

【初めての】SR600 支笏洞爺 走行記録-2/5【ディア・アタック】 

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ニセコ大橋から眺めた
ニセコ駅と転車台越しの
羊蹄山の雄姿



道は赤井川沿いから余市川沿い、道の駅あかいがわから先は白井川沿いへと遷移。白井川の川床が白かったのかどうかは残念ながら確認できていない。平均勾配5%ほどの緩い坂をのんびり進む。
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パチンコ/スロ台みたいな名前の沢を越える
トンネルを抜けたらダウンヒル。

真北から羊蹄山に向かい、途中から転進してぐるっと時計回りに羊蹄山の麓を3/4ほど回るコースレイアウトなのでほぼ常時羊蹄山を眺めつつの走行になる。
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羊蹄山の眺めあれこれ

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個人的にすごく気に入った沢の合流部
こうして観るとどこがどうと説明しづらいけれどわたしの心の琴線に何かが触れた、

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京極町に入る

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エモい岩肌

道の駅名水の郷きょうごくに到着したのは丁度お昼時だったので折角だからレストランで昼食をと思って向かってみたところ店内は満席。とはいえ順番待ちはひとり客だけだったので大して時間はかからんだろうと判断して後ろに並んだ。
ところがフロア担当の従業員さんたちのオペレーションが傍から見ていても残念な感じでなかなか回転しない。列に並んで10~15分ほど経過してしまったけれど、むしろそこまで待ってしまったのでこちらも意地になってしまって離脱も出来ない。結局、そもそも並んだこと自体は措いておくとして離脱を踏みとどまったこの時の判断は間違っておらず、その後数分ほどでテーブルに案内された。
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道の駅名水の郷きょうごく・名水プラザ

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折角なのでお店『イチオシ』の生ラムジンギスカンを
美味しゅうございました。

食後に軽く道の駅に隣接しているふきだし公園内を散策。
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エモい吊り橋

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羊蹄山の伏流水が文字通り『噴き出して』いるところ
鳥海山の元滝も似たような雰囲気だったけれど、そちらの方は開けていない山中なのでもっと幽谷感がある。

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人はどうして小銭を投げ入れたがるのか

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湧水をその場で飲んでからボトルに補充
冷たくて美味しかったので保冷ボトルに補充すればよかったと後悔したのはすぐにぬるくなってしまったことに気が付いた、この30分後くらいのこと。

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『霊場』なので厳かな空気が漂う

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交通量が少なく気持ちの良い直線路独り占めの時間帯が続く

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留寿都村へ

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もうそろそろススキの穂が開く季節

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あちこちで見かけた葡萄畑

PC6(188.7km)遍照寺
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【入り口看板】14:01着

遍照寺から先しばらくは積丹400kmとルートが被る。
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羊蹄山は頂が雲の中

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『そのまんま』な名前の橋
実際には村と町だけれど、留寿都村の端っこという意味では合ってる。

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【積丹400km】と被る区間はここまで
その時は右折した交差点を直進してニセコ駅方面へ。

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ニセコ大橋と尻別川

ニセコ大橋から羊蹄山を眺める。
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ニセコ駅と転車台越しの羊蹄山
直前まで頂に雲がかかっていた羊蹄山だったけれどこのタイミングでキレイにその山容が拝めたので非常に満足。

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学生時代の設計課題を思い出させられるような建物
『ウィークエンドハウスの計画』とかいう課題でこういうプランを提出した同級生がいた。

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そば畑はもうじき収穫期

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懐かしい『新見温泉』の名前
温泉自体は既に存在しないのにこうして標識に名が残ってしまうのもなかなか感慨深いものがある。埼玉の方で良く利用する道に同じようなところがあったな。

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チセヌプリ(山)を指してじわじわ登る

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ゆるゆる登りながらちくわパンで補給

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徐々に濃くなる霧

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ピークに到達

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登り返しを考えるとあんまり嬉しくないダウンヒル

PC7(235.4km)神仙沼レストハウス
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【ニセコ神仙沼自然休養林石碑】17:13着
売店の営業時間内(~17:00)に間に合わせる気だったけれど少々及ばず。

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そこそこ天気が良い

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神仙沼付近の湿原

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緑が目に優しい

折角下った坂道を再び昇り返すので地味にメンタルに来る。
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更に霧が濃くなった中ピークを越える

来た道を引き返し、途中で左に曲がって五色温泉前を通過。当初はここでの宿泊も検討したけれどひとりだと夕食付の宿泊プランが無かったので断念した経緯がある。周囲にコンビニなんか無いし。
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五色温泉

五色温泉からしばらく登って下ってPC前へ。
PC8(257.6km)HANAZONOリゾート入り口
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【入り口看板】18:20着
短い距離ながらここからも折り返しの登りがある。

すっかり日が暮れたなか緩やかなアップダウンを進む。翅幅が15cmくらいありそうな大型の蛾がひっきりなしに体当たりをしてくるのでかなり鬱陶しく思いつつ長い下りに差し掛かったところ、前方の路上に二頭の鹿、おそらく母子の姿を発見。蛾に気を取られてしまっていて発見が遅れてしまった上に結構な速度が出ていたので急減速&大声を上げて鹿を追い払おうとしたものの、こちらが避けようとした方向に跳ねてくれたので横っ腹に激突、あおりを受けて路面に仰向けに倒れ込んでしまった。生まれて初めて経験した鹿クラッシュ。

Okhotsk 1300kmの時は全区間を通して一頭しか見かけなかったし、今回心配していたスタートから夜明けまでの区間でも全く見かけなかったため完全に油断していたけれど、日が暮れてからの北海道における走行では常に鹿との遭遇を想定しておかなければならないと改めて。とはいえこの日ぶつかった一頭と一緒にいたその子供を勧請に入れても翌日までの三日間で目にした鹿はたったの四頭で、そういった意味では悪い方に引きが強い状況ではあった。
それでも幸いにして速度はギリギリまで落とせていたのでほぼ立ちゴケに近い形だったため自転車にも身体にも大したダメージは無いようだったので起き上がってリスタート。
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岩内の夜景

長く緩い下り坂を進み、途中100均に立ち寄って小物を調達してからPCへ。
PC9(284.5km)道の駅いわない
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【案内看板】20:05着

宿泊予定はPCから目と鼻の先、コースからも100mほどしか離れておらず目の前にコンビニ(ファミマ)がある好立地なホテル
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ホテルいのう

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施錠可能な車庫に自転車を預かっていただける

チェックインを済ませて早速ウェア類の洗濯をすべく脱衣したところ反射ベストに転倒落車ダメージが結構な勢いで刻まれていたことが判明。
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不幸中の幸いは他のウェア類はほぼ無傷だったこと

コインランドリーでウェアの洗濯をスタートしてから向かいのファミマで夕飯と朝食の調達をして部屋に戻ってからシャワー。
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更に浴槽に冷水を張って主に下半身のアイシング
洗濯済みのウェア類を回収、室内に干してベッドに潜り込んで、決して『無事』とは言えなかったものの走行による疲労以外さしたるダメージを負うことなく初日終了。




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2023May24Wed

【一年振りの】SR600 支笏洞爺 走行記録-1/5【SR600】 

※完走時点で本人は59時間35分で60時間制限の『ランドヌール部門』完走だと思い込んでいましたが、スタート時刻の申告を9月17日0時→2時に変更するのを忘れていた為公式記録的には61時間35分となり、『ツーリスト部門』での完走ということになりました。良い子のみんなはスタート時刻の修正申告忘れちゃダメだぞ、おじさんとの約束だ!
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定山渓ダムの下流には
札幌市街地の夜景

当初5月いっぱいだった北海道滞在予定がずるずる間延びし、当初は5月で一旦引き上げてから8月に再度北海道入りして8月末引き揚げ予定だったものが5月では引き揚げずに8月末まで通しで滞在することに変更になった時点で夏季休暇期間中にOkhotsk 1300kmを走る計画を立て、完走して業務を片付け8月末で引き揚げという算段。ところが8月に入った頃には8月末での引き揚げも怪しくなり、少なくとも9月末まではいることになりそうだということが確定した時点でSR600 支笏洞爺のエントリー手続きを済ませ、社内外に根回しを済ませて9月17日-19日までの日程を押さえ、それに伴って宿も確保。昨年7月に走ったSR600 Fuji以来1年振りのSR600。

『概要』で既に触れている通り、当初の計画では0期スタートのつもりでいたものの、金曜日の業務を早めに切り上げられそうになかったのでスタート前の仮眠時間確保を優先したスケジュールとして2時間後ろ倒しで計画の立て直し。19時頃業務を終了し、宿舎に戻って入浴夕食最終準備を済ませ、自転車ヘルメットシューズその他はあらかじめ車に積み込んで21時になる前には就寝。24時過ぎ頃起きて着替えその他を済ませて3、40分後、一路琴似駅を指して移動。一時間弱で予定していた駐車場に到着。
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琴似駅至近の走行式立体駐車場


少々時間が余ったので駐車場1Fにあったコンビニでホットコーヒーを購入し、車内ですする。深夜スタートなので念のために眠気対策として月曜日からカフェイン絶ちをしていたのでカフェインの効きに期待。コーヒーを飲み干して駅前に移動、2:00丁度頃証跡画像を撮影し、ツイートを流して2:04に2泊3日の自転車旅のスタート。

PC1・Start JR琴似駅
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【西口】2022/09/17/02:04

<実走行ログ:2022/09/17>

天気予報では札幌市内、17日は終日曇りとのことだったけれど札幌市域が広すぎるのであまりアテにならない。とはいえ市の中心部の路面はドライ。
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未明の住宅街を抜ける

スタートして10kmも走らない内にスタート後最初のPCに到着。
PC2(9.7km)こばやし峠
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【峠石碑】02:50着
かつて参加した【きのこの山300km】の際きたひろくんで登った時は結構しっかり疲れた気がするのに、拍子抜けするくらい簡単にピークまで辿り着けてしまった。ロードバイクとはいえSR600用にあれこれ装備して結構な重量になったエースくんでこれだけ登れるのはやっぱり1週間前の箱根200km、特に終盤のやまゆりラインでそこそこ追い込んだからなのかもしれない。

市街地から定山渓まで、こばやし峠を含むこの区間はほぼ【きのこの山300km】と同じルートなのだけれどやはり明るい時間帯と未明とでは全く印象が違う。とはいえアップダウンの感じは大雑把ながら身体が覚えているようで(そうそう、この坂通った!)という感覚。雨は降っていないものの路面はセミウェット。スタートが0時のままだったらあるいは降られてしまったのかも知れない。
小金湯温泉からR230に合流し、緩やかな登りを進んで定山渓温泉街を通過、温泉街の外れからR230を離れて豊平峡方面へ。R230よりは多少急な、それでも緩やかな勾配の登りを淡々と進んだ先がPC3。
PC3(36.25km)豊平峡ダムゲート
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【ゲート横看板】04:18着
ここから折り返して緩やかな下りを楽しむ。

定山渓温泉まで引き返し、温泉街中心部から今度は北に転進する。じわじわ登る坂道の先に長いトンネル
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長いトンネルを抜ける

トンネルを抜けるとそこは定山渓ダム。以前から一度訪れたかったのだけれどなんだかんだ行けずじまいになっていた。
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静かな湖水

堤体天端の道路を進むと半ばほどのところに2mほど高くなった展望台があったので上がってみた。
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定山渓ダム堤体天端道路

囂々という水音が谷あいに響き渡る。下方に目をやると勢いよく放水していた。少し視線を上げると札幌市街地の灯りが見える。
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展望台から放水を見下ろしつつ視線を上げると札幌市街の夜景

展望台から降りて先に進む。再びトンネルを抜けると先ほど堤体上から眺めた場所。
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先ほどはあちらからこちらをながめていた

スタート早々あんまりのんびりして余裕ぶっこきまくるのもどうかと思い直し、そそくさとリスタート。さすがに交通量が非常にまばらな湖畔の道を行く。緩やかな登り坂。
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人工物が視界に入らない

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水没した道路

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前方谷あいには軽く霧が立ち込めている様子

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朝里峠沢川を何度か渡る

木々に囲まれ静まり返った早朝の山道をのんびり進む。
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気分良く登れる緩勾配の峠道

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札幌国際スキー場
そういえばその昔チコリンさんに連れて来ていただいたことを思い出した。

札幌国際スキー場を過ぎるとやや勾配がキツくなるけれど、呪詛の言葉が漏れ出るほどでも無かった。ピークのトンネル(朝里峠)を抜けたら気分良く下れるダウンヒル。下った先には再びダム湖。
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オタルナイ湖

しばらく下ったところにダム。記念にいち枚撮影してから堤体天端を半ばほどまで移動して湖と堤体を眺める。それにしても定山渓ダム・さっぽろ湖から朝里峠沢川沿いを遡上して朝里峠を越えたら今度は朝里川沿いを下って上流側から朝里ダム・オタルナイ湖に至るので分水嶺を越えた感覚を味わえる。
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朝里ダム・オタルナイ湖

下流側に目をやるとループ橋越しに薄っすら小樽方面の街並みと海が見える。
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ループ橋越しの街と海

引き返してループ橋を下る。
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ループ橋

ダム正面を横切るように道が続く。
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堤体の端から端まで進む感じ

坂を下り小樽市郊外の住宅街に差し掛かったところで針路が西に。このコースは小樽市中心部の外縁をなぞるように進む。
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一部紅葉が始まっていた

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小樽の消火栓は青い
小樽市全域でこの色なのかと思ったけれど、少し進んだ先には赤いものもあったので同じ市内でも地域によって異なるようである。

住宅街が途切れたところからいきなり始まる林の中の坂道を登り切った先がPC。部分的に厳しい勾配があったものの総じて走りやすい坂道。
PC4(92.6km)天狗山ロープウェイ駐車場
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【一般車両進入禁止看板】07:47着
一週間ほど前に走ったぜっとさん「これってロープウェイ使って登って来られるんじゃないの?」と言っていたけれど確かに。とはいえ登り坂自体それほど距離が無いから輪行しなければならないロープウェイ利用時の方が普通に走るより時間を食いそうだし、距離が短いから節約できる労力も知れているからロープウェイ利用時のメリットをデメリットの方が遥かに上回りそうだ。

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右は小樽港方面

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小樽港をバックにいち枚

このPCも来た道を引き返すパターン。まあそれでも『登った先のピークが折り返し地点』ならまだマシだということを予習不足だったわたしはこの時理解できていなかった。
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登って来た道を引き返す

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『フルーツ街道』って広域農道にありがちな名前ではある

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『フルーツ街道』らしいトンネルの装飾

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ハウスの向こうに海

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きのこってフルーツだったっけ?

小樽市から余市町にコースが移った途端に畑の様相が変わって来る。余市と言えばワインの産地でもあるので左右に葡萄畑が広がるようになって来た。
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路傍に葡萄畑が点在するコース

田園地帯の緩やかなアップダウンを進んでいた時に進行方向左手に小さな神社が見えて来た。なんとなく鳥居の扁額に目をやってみると『登神社』の文字。(珍しい名前だなあ。。。)と感じながら一旦はスルーしたものの思い直してUターン。考えてみたらSR600走行中お詣りをするのにこれほどぴったりな名を持つ神社は他にあるまい。実際にはこの周辺が『登』という名の集落だったから地域の鎮守としての存在ではあるもののやはりここはお詣りしておこうと。
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登りの多い道中の安全祈願

安全祈願を済ませてリスタート。緩やかに登る坂道をのんびり進むと冷水峠、そして赤井川村に入る。
PC5(122.3km)冷水峠カルデラ展望台
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【展望台石碑】09:29着
結構のんびり走っている割にはここまでのグロスペースは16KPHを上回っている。なかなか順調なので気分が良い。

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カルデラを見渡す

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カルデラの底に向かって快適なダウンヒル

赤井川の街でセコマに立ち寄り水分補給の後リスタート。カルデラから流れ出す赤井川沿いに進んでカルデラの外へ出るので外輪山越えの峠道はない。
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赤井川だけに川床が赤い
いや、名の由来が本当にそうなのか知らんけど。






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タグ: ロードバイク  ロングライド  ブルベ  AJ北海道  SR600  支笏洞爺 
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2023May24Wed

【6本目の】SR600支笏洞爺 走行記録 概要【ランドヌール認定】 

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余市町内のコース沿いにあった
その名も『登神社』
SR600走行中にお詣りするのに
これほどありがたい名前の神社もそうそう無い

《Day-0》
思いの外北海道滞在業務が長引いてしまっている現状。元々Okhotsk 1300kmを走り終えたら2022年の北海道でのブルべ参加は打ち止めと考えていたものの、その【Okhotsk 1300km】をスタートする数日前辺りにはどうやらまだしばらく滞在が延びそうだということがはっきりし始め、更に9月の三連休の片方は暦通り休める見通しが立って来たので9月17日から19日までの日程でSR600支笏洞爺を走ることに。

ACPの管掌を離れたのでデザインが変わった新しいブルべカードとフレームタグ。
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エースくんでのSR600は初めて


【備忘録】
◇タイムテーブル(距離、標高共実績ベース)
当初計画は00:00スタート。前日及び完走後の業務との兼ね合いで02:00スタートとなったものの結果的に当初計画通りの走行がわたしには最適なのだと確信した。
・8月17日:Start 02:04→Goal 20:16(290.4km/4,755UP)
・8月18日:Restart 06:10→Goal 19:23(191.9km/1,909UP)
・8月19日:Restart 04:20→Goal 13:34(149.7km/1,762UP)
※気圧の関係で特に2日目の上昇量データがおかしいので参考値
(体感的にはこの数値の約1.5~2倍で、地図計測してもそのくらい。)
◇装備・携行品
・ライト:Volt 800(+予備バッテリー)・RN 1500(+予備一灯)
・尾灯:オムニ 3 オート+ Flare 1(+ヘルメット尾灯)
・GPS:eTrex 30x+Edge 530
・カウベル(消音機能付き)
・予備電池類各種、モバイルバッテリー
・工具類(ハンドポンプ、タイヤレバー、マルチツール、クイックパッチ他)
・チェーンオイル
・キッチンペーパータオル
・タイヤチューブ×2
・輪行袋
・涼感長袖インナー+半袖ジャージ(AJたまがわ)+ビブショーツ(AJ 2019)
・レインウェア上下
・シリコンシューズカバー
・ウィンドブレーカー
・フルフィンガー薄手オーバーグローブ
・アイウェア(調光)
・宿泊時衣類(Tシャツ、短パン、ネオプレンルームシューズ他)
・液体洗剤
・デジカメ:GRⅢ・WG7
予備バッテリー、電池類は『お守り』的な携行。
アクシデントなく計画通りなら毎晩しっかり宿で休めるので充電は都度可能だし、少ないとはいえコンビニはあるので電池類の現地調達もそこそこ容易。『お守り』という意味ではエマージェンシーシートの類も必要だったかと今にして思う。



《Day-1/3》
スタート予定時刻は02:00。金曜日の業務終了後、宿舎に戻ってほぼ終了していた出走準備の最後のまとめを片付け、食事入浴を済ませて21時から24時まで仮眠。約一時間の移動で琴似駅前の駐車場に到着し、少々時間を潰してから駅前に移動。2時を回ったところでスタート。

PC1・Start JR琴似駅
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【西口】2022/09/17/02:04
※【】内は証跡モチーフ、以下同


<実走行ログ:2022/09/17-19>

深夜の札幌市内の路面はセミウェット。こばやし峠はかつてきのこの山300の際、21インチのミニベロきたひろくんで登った記憶があったのでそれなりに覚悟して登った割にはあっさりピーク。
PC2(9.7km)こばやし峠
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【峠石碑】02:50着

定山渓から中山峠に向かう途中、定山渓温泉エリアを離れたら即左折して二つ目のPCへ向かう。
PC3(36.25km)豊平峡ダムゲート
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【ゲート横看板】04:18着
折り返してからは中山峠に向かわず、定山渓中心部に戻って定山渓ダム方面へ。

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定山渓ダム・さっぽろ湖

緩い坂道を登ってピークをクリアすると再びダム湖。朝里ダム・オタルナイ湖。
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ダム堤体から下流側のループ橋とその向こうに海
ダム湖を遡上して反対側のダム湖上流側からダムに至るので分水嶺を越えた気分に浸れる。

小樽市街地をかすめて天狗山へ。
PC4(92.6km)天狗山ロープウェイ駐車場
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【一般車両進入禁止看板】07:47着

天狗山から下って小樽から余市へ。山側を進むので補給ポイントがほとんど無い。途中、余市町内でステキな名前の神社を見かけたのでお詣り。
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その名も『登神社』
登りの多いSR600なので道中の安全を祈願した。

PC5(122.3km)冷水峠カルデラ展望台
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【展望台石碑】09:29着
カルデラ内の赤井川の街を抜け、赤井川沿いに下る。

京極町のふきだし公園に隣接した道の駅名水の郷きょうごくにて昼ごはん。
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生ラムジンギスカンのセット

食後にふきだし公園内を軽く散策
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名水を補充してリスタート

PC6(188.7km)遍照寺
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【入り口看板】14:01着
PC6から先、ニセコまでのしばらくの区間は積丹400で走ったコースと被るので予習済み。

ニセコ大橋を渡る際、ニセコ駅方面を眺める
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転車台とニセコ駅越しの羊蹄山

PC7(235.4km)神仙沼レストハウス
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【ニセコ神仙沼自然休養林石碑】17:13着
このPCは峠を越えた先にあって折り返すので地味にメンタルを削ってくれる。

PC8(257.6km)HANAZONOリゾート入り口
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【入り口看板】18:20着
ここもPC7同様下ったところがPCなので軽いながらも登り返しがある。

岩内までの30kmの間、10~15cmくらいはありそうな大型の蛾にやたらとたかられてしまって辟易としていて前方への注意がおろそかになっていたところ、ダウンヒルで道のど真ん中にいた鹿と接触、転倒落車するという『ランドヌールあるあるなアクシデント』に見舞われたものの幸いにして車体にも身体にも大したダメージが無く無事続行。

PC9(284.5km)道の駅いわない
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【案内看板】20:05着

PCから数百メートルのところにあるホテルに投宿し、初日は終了。
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岩内のホテルで反射ベストを脱いでみたら結構なダメージ
それでもほかのウェア類はほぼノーダメージ。

宿の目の前がコンビニだったので夕食、朝食をまとめて調達。


《Day-2/3》
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リスタートは6時過ぎ
早い時刻に目が覚めていたので最低でもあと一時間早く出るべきだった。

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四年振り二度目の新見峠と新見温泉跡
新見温泉後はAH2400の際の写真チェックポイントだった。

新見峠ピーク付近から細かい雨が降り始めた。雨雲レーダーにも反応しない程度の雨で気温はそれほど低くなかったのでレインウェアは着込まずそのまま進む。
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昆布駅

霧雨の中、周囲に人工物がほとんど見当たらない森林地帯を進む。
PC10(341.6km)森林管理道新富線
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【森林管理道新富線看板】2022/09/18/10:04着
最果て感あふれるPCだった。

霧雨の中慎重にダウンヒルを駆け下って行った先、20kmほどしか離れていないところが次のPC。
PC11(359.4km)豊浦湾展望公園入口
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【入り口ゲート】11:15着

次のPCまでほんの10km強だったけれどこの10kmがコース全体を通じて一番キツい。
PC 12(370.9km)ウィンザーホテル洞爺駐車場
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【ウィンザーホテル洞爺駐車場看板】11:40着
一旦足を着いてしまったらひたすら押し歩かなければならないことが明白だったのでとにかく堪えた。

途中洞爺湖温泉のセコマで補給しながら洞爺湖畔を抜け、一旦伊達市に向けて気分よく飛ばせるダウンヒル。
PC13(397.1km)伊達神社
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【伊達神社鳥居】14:30着
御朱印帳持って来れば良かったかな。

折り返して大ボスに向かう。ここもこばやし峠同様ミニベロのきたひろくんで登ったことがあるきのこの山300ので記憶にあるより楽に登れた。
PC 14オロフレ峠展望台(429.3km)
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【支笏洞爺国立公園 オロフレ峠看板】17:10着

晴れていれば素晴らしい眺望が開けたはずだけれど辺りは真っ白。他に観光客の姿が見えない展望広場で補給食のちくわパンをいただく。
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視界は全周真っ白

登別に向けてのダウンヒルは途中ちょこちょこ登り返しがあるいやらしい下り。登別の温泉街を抜け、日が暮れて真っ暗になった山道を淡々と進んだ先がこの日最後のPC。登別の手前から本格的な雨になった。
PC 15倶多楽湖(453.2km)
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【神秘の湖クッタラ湖」看板】18:35着
岩内のリスタートがあと一時間早かったら薄暗いながらも湖を眺められたはず。

狭くて路面が荒い上雨が降ってさらに危なっかしくなったダウンヒルを終え海沿いの国道を東にちょっと進めば二泊目の宿がある虎杖浜温泉。
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白老牛の鉄板焼きとすき焼きでテンション上がる
美味しいものを食べて温泉に浸かってすっかり満ち足りて最終日へ。


《Day-3/3》
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リスタート:22/09/19/04:20

海沿いの道をひたすら東進。この先札幌市内、真駒内付近まではこれまた小径車きたひろくんでの走行経験がある『予習完了区間』(⇒予習その壱その弐その参である。
PC16(505.1km)ホロホロ峠
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【伊達市(大滝区)カントリーサイン】2022/09/19/07:05着

超絶気分良く走れるダウンヒルの後、三階滝に寄り道。
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雨のお陰で流量が多い

『ホロホロ峠の予習』のきっかけとなった通行止めが解除になった美笛峠を越える。
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美笛峠で記念撮影

支笏湖をぐるっと約半周してオコタンベ湖方面へ。
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支笏湖は全域見渡せた

オコタンベ湖への分岐から先は気分良く飛ばせるダウンヒル。途中脇に逸れてPC。
PC17(584.4km)ラルマナイの滝
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【恵庭渓谷からの観光めぐりマップ】11:40着
このPCも折り返し。

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最後のクライム区間

最後のクライム区間が終了すると後はひたすら下りと平地。札幌市街地は信号ストップでなかなか思うようにペースが上がらないものの、ランドヌール部門でのクローズ(=60時間)に間に合わなくなるほどのことでは無かった。真駒内付近ではかなり明るくなって来たもののゴール手前5kmほどから土砂降りとなった雨の中ゴールに到着。
PC 18・Goal(617.6km)JR琴似駅
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【西口】13:35着
ゴールクローズまで25分残しの59時間35分にてゴール。

積丹400km】、【Okhotsk 1300kmに続いて3度目となるチコリンさんのお出迎えを受ける。
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Photo By チコリンさん
いやはやもう、本当にどれほど感謝してもし切れない。
いつもありがとうございます!

そんな訳で無事【SR600支笏洞爺】を完走。これでSR600はランドヌール部門で6本目、ツーリスト部門認定を含めて7本目の完走となります。
細かい所感は後日UPする詳細レポで触れるとして全体としては洞爺湖ウィンザーホテルに至る登り坂を除いて総じて走りやすい良コース。主要道から外れたところがルートになっている区間も多く景色が非常に北海道らしくて楽しい。ただ、複数のPCが折り返しとなっていてその多くが大なり小なり『折り返しが登り返し』となるので地味にメンタルにダメージがあるので人によっては嫌がるかも。
スタート直後、150kmくらいまでは非常に楽に走れるので錯覚するけれど『楽しいSR600はあっても楽なSR600はない』という当たり前で厳然とした事実を突きつけられます。

個人的には非常に楽しいコースでした。自分にとっての最適解が良く分かったので次に挑戦する際には理想のタイミングでスタートしたいもの。SR600としての要件を満たすために苦労したのだろうということがひしひしと伝わるこのコースをレイアウトして運営してくださっているAJ北海道関係者及び担当者様に深く感謝。






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2023May24Wed

【軽さは】Perm.伊豆300-02【正義】 

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やはり西伊豆スカイラインは
富士山の眺めがあってこそ
そんな感慨もひとしおな瞬間

Perm.伊豆300-01 より続く

<実走行ログ>

PC2をリスタート。道は既に登り坂。前回通りかかった時にはまだ桁が繋がっていなかった伊豆縦貫道の高架が既に接続を完了していて三か月という時の流れに思いをはせる。
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↑今回の様子と前回(6月初旬)の様子↓
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淡々と進んで河津七滝ループ橋。6月に走った時には背中を朝日に炙られこの辺で既にグロッキーな状態だった。
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これを登り切って終わるなら幸せなのに
天城越えの難儀なところはループ橋が終わってもまだひたすら登り坂が続くうえにピーク手前がなんだかんだ言って最も勾配がキツいというところ。

そうは言っても登らない訳にはいかないので淡々と前へ。
三か月前に登った時は体重が人生最大数値を記録していた頃。この時この坂を登りながら、暑熱にやられたとはいえ何度も脚が止まり小休止を入れなければ進めないという情けない思いを味わってから減量に挑み、3か月で7kgの減量を果たした成果かはたまた涼しい大気と雲に阻まれ直射日光を背中に受けることが無かったお陰か物凄く楽に(≠速く)登れて気分が良い。やはり軽さは正義なので痩せろや、オレ
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路傍に咲いていた彼岸花
すっかり秋の風情である。

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榾場(ホダバ)の滝
この辺から斜度がきつくなる。って言うか前回はここで小休止して東屋で涼んだ。今年は涼しさと自らの身体の軽さ(※当時の我が身比)に救われ取り立てて苦も無くピークに到達。あ、坂道自体は苦でしかないけれどな!

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新天城トンネル
そういえば旧隧道は久しく眺めていないな。。。次回は旧隧道を見物に行こう。

天城を越えたら道の駅甘城越えでわさびソフトクリームをいただかねばならない。
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営業している限りこれ
とはいえもうじきみかんソフトが始まるよねえ。

道の駅から先しばらくは脳汁出まくるようなダウンヒル。
すっかり堪能して再び昇り基調の道を厭々進んでいたら右手水路際に彼岸花の群生。
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彼岸花の群生は水辺に多い印象

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ここも相変わらず

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いつかは補給に立ち寄ってみたい気が、、、するようなしないような
いつぞやの『権利ゴロ組織に目を付けられそうな看板』はもう出さんのかね?

淡々と坂道を登って行くと分岐を示す標識が現れ、ルートは当然のように右に向かう。
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分岐後早々はいきなり斜度が上がる

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秋咲き(?)のヤマアジサイ
あちこちでまだ変色していないヤマアジサイを目にしたけれど、ヤマアジサイって秋咲きがあるのか。。。

淡々と坂道を登り、途中西伊豆スカイライン方面に向かう分岐を右に。これまで進んで来た道を左手眼下に眺めつつじわじわ登り、とどめに目の前頭上を横切る西伊豆スカイラインに合流する為に更に右に逸れて登ってようやく船原峠。

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眺めはイマイチ微妙

ここから更に達磨山に向けた長い登りが続く。折角なので標高表示のあるところで停まりながら進んでみる。
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標高800m

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標高900m

勾配が緩くなり右手に達磨山レストハウスが見えて来たら坂道終わりの合図。
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これが視界に入るとホッとする

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いよいよピーク

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ピーク手前からレストハウス方面を

ピークに到達し、道が下りになったところで正面に富士山のシルエット。正直今回は全く期待していなかったのでこの眺めには驚いた。
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達磨山脇のピーク付近から

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少し下ったところから

CMロケが行われたことからGoogleMapsで『アクサダイレクトコーナー』と表記されているコーナーから
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戸田漁港と富士山

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東側の給料の連なり

PC3(181.3km)
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戸田峠バス停(Photo Chk.)11:22着
※証跡写真はブルべカードの個人情報印刷面と証跡モチーフであるバス停を一緒に撮影する必要がある。これはTwitterやBlogに使うために撮ったもの。

ここから先は-10%前後の急勾配でのダウンヒルとなるが路面がそこそこ荒いため思うようにはペースが上げられなくて悶々とするところ。
そしてそのまま下らせてはもらえないのがこのコースのツラいところ。
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5、6km下ったところで登り返しの分岐

真っ直ぐ下ると戸田漁港に出てしまい、走行距離が300kmに納まらなくなるので北の古宇集落に向かう。この道もなんだかんだ勾配が10%前後あったりするのでなかなかしんどい。
ピークの真城峠を越えてようやく下りが始まる。
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真城峠
以前は大きな標識が立っていたのだけれど今は木立の中に倒れて草に埋もれかけていた。

古宇まで下って駿河湾にぶつかったところで海岸線を東に。下界に降りてから眺める富士山は消え入りそうなくらいに霞んで見えた。
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駿河湾越しの霞んだ富士山

(お昼時だし久し振りにチェレステ・カフェでご飯を食べよう。)前回走行時は暑熱にやられてしまっていたし時間に余裕も無かったのでパスしてしまったチェレステ・カフェに向かう。
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よりによって今日(12日)まで臨時休業

諦めてPCのローソンで昼食を、とも思ったけれど折角なので下香貫のらーめん釛(こがね)へ。
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210912083.jpg210912084.jpg
こってり醤油ラーメン、ねぎ飯、水餃子
美味しゅうございました。

野暮用でイオンに立ち寄ったりしてPCへ。
PC4(210.0)
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ローソン沼津下香貫店13:40着
タイムスタンプだけ見ると前回走った時と25分ほどしか変わらないものの今回はラーメン屋に立ち寄った上に体力的にもまだまだ余裕がある。やはり涼しい事と身体が軽いことが大きなファクターだろう。

この先は熱函道路さえクリアしたら残りはフラットなので気分が楽。
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魅惑の鉄骨トラス

熱函道路の西側は勾配はさほどキツくなく、ゆるゆるダラダラ登る坂道なので呼吸を整え淡々とクランクを回す。ピーク手前で左手には富士山の偉容が。
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熱函道路締めくくりに富士山の偉容

熱海市街に向けて下る急坂を下り熱海駅前を通過してR135に合流。【伊豆300】【逗子200】【鎌倉300】とは異なり復路で根府川駅前を通過しないので坂道らしい坂道は熱函道路で終了。後は坦々と平地ライドでR135→R1→R134と繋いで鎌倉駅前を抜けて鶴ケ丘八幡宮を巻いてひとコブ越えたらゴール。
さすがに時間帯が時間帯だっただけにやたらと渋滞していて思うように走れなかったものの接触事故等起こすことも無く無事ゴールへ。

Goal(303.6km)
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ローソン鎌倉大船二丁目店17:58着
久し振りに18時間を切ってゴール。前回はゴールクローズまで30分しか残せず、しかもヘロヘロだったけれど今回は2時間余裕を持った上に体力が十分残っているので結果は雲泥の差。
やはり軽さは正義、痩せろデヴ(=オレ)!

一瞬快活クラブのコインロッカーに預けた荷物のことを失念したまま帰りそうになりつつも無事改修し、自走で帰路に。
<実走行ログ>

非常に快調に脚が回る。【逗子200】前の移動を含め二日間で530km以上走った後とは思えないくらい軽く脚が回るので我ながら少々驚きながら、いつも通り鎌倉街道を北上して上大岡から桜木町、MM21地区を抜けR15に合流して北上し、帰宅。
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桜木町付近の夜景

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専修寺関東別院前

そんなこんなで二日間で合計570kmのライドが終了。これにて(多分)2021年度のSPRが確定する運びとなりました。


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2023May24Wed

【3か月ぶり】Perm.伊豆300-01【今季2度目】 

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伊東から川奈に向かう辺りで日の出時刻
雲多目で少々残念な感じはあったものの
これはこれで、という気にはなる。
自然相手がブルべの本質です

快活クラブで23時半過ぎに目を覚まし、会計を済ませて店舗入り口にあるコインロッカーに前日使用したウェア類を収納したバッグを預けてからスタート地点に移動。
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¥200/12時間で24時間利用可能
これ、大船発着ブルべに輪行参加の際に輪行袋を預けたりできるしなかなか便利。

スタート地点のローソンは目と鼻の先なので出たら即到着。駐車場には【100周年記念ジャージ】を着たサイクリストが二人。既に走り終わった風情だったので911の朝スタートで【伊豆300】を走ったのだろう。記念BRM200が軒並み延期や中止なので代わりにパーマネントを走ろうと計画しても911だからと言って200を走る人ばかりじゃ無いのだな、と。

まだ数分余裕があるので証跡レシートとは別に用意するものを購入しようとお店に入り、あれこれ購入して店外に出ようとしたら二人の内片方のサイクリストがゴミを捨てに店内に入ろうとしているタイミング。
「もしかしてとりさんですか?」
「はあ、そうですが。」
「Twitterでは色々絡ませてもらっているたらと言います。」
「ああ、あの。」
「これから伊豆300ですか。」
「昨日逗子200を走り終わったのでこれから0時スタートで伊豆300を走ってSPRです♪」
「伊豆300キツかったですよ~。」
「そうですね、後半坂道多いですしね。」
「頑張ってください。」
「ありがとうございます♪」
概ねこんな会話の後、時間が来たのでレシートを取得し、少々もたついて0時15分。

Start:ローソン鎌倉大船二丁目店
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タイムスタンプ=00:01

<実走行ログ>

17時間ぶりくらいのR134を淡々と西へ。翌月曜日の業務の都合もあるうえおんなじ道を走ることになるのでスタート時刻を8時間ずらしたので飽きが来ない。この辺は計画通り。
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江の島灯台

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未明の定点『サザンC』

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箱根口ガレージ 報徳広場
前日の【逗子200】の際にも目にして気になっていたけれど、このコースを何度も通っているのにあまり覚えが無い。調べてみたら今年の3月に設置テープカットだったらしいので昨年までは無かったのだ。それでも前回【伊豆300】の時や【鎌倉300】の時には気付かなかったなあ。。。

R1からR135に曲がって東伊豆を南下。気温は徐々に下がって来ていて道端の電光表示で24℃というのを見かけたのだけれど湿度が高めなので涼しさを感じない。
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じっとり汗ばむ腕
左手の海側に目をやれば海上にうっすらもやがかかっているのが伺えた。道理で湿度が高いわけだ。

交通量が少なく、時折ブイブイいわせた車が行き来する道を淡々と進む。
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熱海の夜景

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深夜(未明)の貫一お宮

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なかなか幻想的な観魚洞隧道

明かりが煌々と灯っていた熱海市街を抜けるとその先は多賀も網代もひっそりとしている。
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半日振りの間瀬

網代のパノラマバイパスは最近歩道を走るようにしているのだけれど、取っ掛かりの歩道上に交通事故の痕跡らしきガラス片がぶちまけられていて軽く焦る。
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さすがに写っていないけれど歩道幅いっぱいに散乱していた

前日気付いたけれどトンネル入り口って落書きでは無くちゃんと魚をモチーフにしたペイントだったのね。。。
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てっきりイキりにーちゃんたちの作かと思った

トンネルを抜け、緩い坂を登った先がPC。なかなか距離がある。
PC1(79.9km)
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7-11熱海網代店04:23

ご当地ネタを購入して少々のんびり。
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丹那牛乳バームと伊豆の天然水

ボトルに給水したりツィートを流したりしていたら一人の男性に声を掛けられた。
「あの、ブルべを走られているんですか?」
「ええ、まあ。そうですよ。」
「やっぱり。わたしも以前一度出たことがあるんですが、この時間に何人か走っているのを見かけたので今日はブルべ開催日なのかなって。」
「あ、いや、今日は開催日とかそういうのではなくて、自分で出走日時を選べるやつなんです。走っている人たちもみんなバラバラですよ。」
「今はそういうのがあるんですか。一回出たきり自転車もあんまり乗らなくなっちゃったから全然疎くて。」
「このご時世なのでどのクラブも開催見送りなので個人でバラバラにって感じです。」
「なるほど、それじゃお気を付けて!」
「ありがとうございます!」

小休止中も何人かのサイクリストが熱海方面に向かって走って行ったし、911の昼スタートで【鎌倉300】を走っているのか夜スタートで【逗子200】を走っているのかあるいは単にプライベートライドなのか。(※【伊豆300】の復路はここを通過しない。)
それにしてもやはりブルべをそれと認知している人の目はあちこちにあるので改めて振る舞いには配慮しないといけないなと、知人と相乗りの自動車で駐車場を出て行った先ほどの男性を視界の端に捉えつつ改めて自身に言い聞かせ。

徐々に空が白み始めた中リスタート。相模湾に昇る日の出を期待していたのだけれど生憎水平線際にはしっかりと雲が。
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太陽の存在は感じるのだけれど

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R135から県道へ分岐した辺りから

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いつものポイントは海が穏やか過ぎた

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汐吹公園を通過

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汐吹トンネル
久し振りに内部をじっくり眺めてみた。出入り口付近は型枠工法でコンクリートを流し込んでいる。内部は素掘り壁面に、法面等に使われる吹き付けモルタル処理が施されている。
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なかなか味わい深い

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日の出時刻を10分ほど過ぎたところ

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水森亜土美術館

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雲間からちょっとだけ朝陽

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定点:富戸の直線路

城ヶ崎海岸駅前を通過し、R135に復帰。
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年季を感じさせるバドガール

伊豆高原を過ぎ、長い下り坂を進んで海岸線へ。
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モスラの幼虫とライオン

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いまにも崩壊しそう

東伊豆海沿いのアップダウンを淡々と進む。
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定点:伊豆稲取

『0時スタート』を決めた時、ここに立ち寄れないことが最大の心残りであった。
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生ジュース飲みたかった

河津から海を離れ天城を指して緩い登り坂をじわじわ進む。
PC2(135.6)
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7-11河津下佐ヶ野店07:31
天城越え、船原峠、達磨山、真城峠、熱函道路、、、このコースはここからが本番。

伊豆300-02 に続く


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2023May24Wed

【BRM911は】Perm.逗子200走行記録【SPRへの嚆矢】 

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チェレステカラーな根府川駅舎
青空とマッチして
爽やかな色合い

関連エントリ⇒BRM911

BRM開催100周年です。
上記関連エントリで触れましたが、軒並み延期、中止となってしまったとはいえ本邦各クラブで記念の200kmBRMを企画されていて、それは海外諸国でも同様のこと。いくつかの国では和気あいあいと賑やかに記念BRMが実施されたようです。

わたし個人はエントリー済みだったAJ神奈川【BRM911箱根200】が代替開催日程未確定のまま延期となっている状態なのでその代わりに同じAJ神奈川が管掌する【パーマネント逗子200】を走ろうと計画。折角なので完走後、少々休憩を挟んで同じくパーマネントの【伊豆300】を走って今年新設されたオダックスジャパンのドメスティックな表彰制度であるSPR(年度内のパーマネントブルべ累計走行距離1200kmを達成した走者に対する表彰制度)の達成も目論んで。

スタート申請時刻は9月11日の8時なので逗子までの約35kmを所要2時間で計算。途中で朝食を摂る段取りで最終的には所要2時間半を見込んで5時半にスタート、、、しようと思ったけれど何かと手間取ってしまって10分ほど計画からビハインド状態で出発。
今回のいでたちは、画像こそ敢えて残さなかったけれどAJの【BRM100周年記念ジャージ(半袖)】を着用。あれこれ無駄に悩んだ挙句結局それ。
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専修寺関東別院前@05:40頃

<実走行ログ>

まずはいつも通り第一京浜を南下。
途中、個人的準定点のJR国道駅に立ち寄り。
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準定点:無人のタイミングでだけ撮るw

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定点:道念稲荷神社

そして予定に組み込んでいた『朝の補給』どん八生麦店にて。
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定番:春菊天そばとたまごかけご飯

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定点:日本丸

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信号待ちでの撮影も準定点になって来た

思い付きで、いつも使うひたすらR16を南下して六浦から池子、逗子というルートとは異なる、上大岡から釜利谷、朝比奈を抜けて六浦に出るルートを使ってみたけれど、内陸側を通るだけあってコブが多くしんどいので次回以降使わないことを心に誓う。

そんなこんなで京急逗子葉山駅前に到着。今回はゴール後、翌12日の0時から【伊豆300】を走る予定なので着替え用のウェア一式を携行しているのでまずはそれをコインロッカーへと預ける。逗子葉山駅のコインロッカーは改札内なので駅員さんに声を掛け、通過させてもらってからの利用。
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始発-終電まで400/500円で100円硬貨のみ

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スタート地点に到着してしばし時間調整

レシートを取得してスタート
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2021/09/11/08:01
いよいよ【私的BRM100周年記念ライド】開始。スタート地点への移動の最中みいさん&リュウさんが7時にスタートしたことを知り(川奈辺りでスライドするかな?)とか思ったものの、単純往復のルートではあってもお昼時前後のタイミングになりそうだしところどころ対向車線からは離れてしまうところがあるのでタイミングが悪いとスライドできないよなあ。過去のBRM参加時もそんな知り合いが結構いたし。

<実走行ログ>

まずはお馴染みR134に出て海沿いを西進、、、と思ったところがBRMとパーマネントのコースの若干の相違を失念していてスタート直後に左折しなければならないところを直進してしまい、まったく見覚えが無い左右の家並みに(あれ、なんだここ???)と、一瞬あっけにとられるなど。その後無事コースに復帰して仕切り直し。
(キュウシートは全部頭に入っている。)なんぞとおごった考えでいるからこういうことになる。いつまで経っても反省点だらけである。

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不如帰の碑を通過

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材木座海岸に向かって下る

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どんよりとした曇天の下の江の島

追い風基調で巡航速度は33~35KPHを無理なく維持できるくらいのハイペース。気分よく進んで茅ヶ崎へ。
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定点:茅ヶ崎サザンC

湘南大橋を渡る。
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定点:相模川河口付近の連続杭
カモメもウミウもほとんどおらず、代わりにアオサギとカラスがいた。

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鴫立庵のところの謎のレリーフ
いつも気になるのだけれど、これって何?

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定点:大磯松並木の中のヤマモミジ

R1走行中、二宮町と小田原市が微妙に入り混じる辺りで長袖の【100周年記念ジャージさん】とスライドしたのでお互い挨拶を交わしてみるなど。

淡々と進んで早川口交差点からR135へ。
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海の色がどんよりしているのでイマイチ爽快感が無い

PC1(51.2km)
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ローソン西湘江之浦店10:08着

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いかにも東伊豆らしくて好きな景色

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熱海城の下を抜ける勘魚洞隧道

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熱海城
(秘宝館には是非とも一度行ってみたし。)そう思いつつ、もう何十年も実現していない。

お昼時になり、今回はノープランだったのでしばし考えを巡らせた後、以前クロさんにおススメされたことを思い出して網代の笑ぎょにお邪魔することにに
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網代のトンネル手前にある

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窓際のテーブル席に通された

店外の看板にも『おススメ=活イカ』と書かれていたので時価表示の活イカを定食セットで。
店員:あの、多分3,000円を超えそうなお値段になりますがどうされますか?」
とり:(は?何言ってんの?それで良いから頼んだんだよ。四の五の言わずにさっさとオーダー通せよ。)
と、こんなことを言う訳も無く。
とり:はい、それで大丈夫です。お願いします。
と返す。お客様は神様では無くあくまでも飲食店と対等の立場の取引相手です。
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とはいえ『時価』品を注文するのは多少勇気が要る

そして運ばれて来た定食がこちら。
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活イカ刺+定食セット

いよいよ供された活イカ刺身(定食)
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新鮮なイカのご様子
新鮮なので透明感があり、箸でつまんで持ち上げても垂れずに維持できる。そして何よりゲソも生のままいただける。どれも大変美味しゅうございました。

すっかり満足してリスタート。網代トンネル手前の交差点を右折して網代の家並みの中を進み、食後のデザートをいただくために間瀬本店に立ち寄り。これもまたお約束。
伊豆みかんをいただこうと注文したらお店の方が「店頭には今、冷えているのが無いから試食品をお出ししますね。」と、冷えた試食品を供してくださった。
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間瀬本店で利久まんじゅうと伊豆みかん(試食品)
美味しゅうございました。

今回はゴール後風呂&仮眠の後【伊豆300】を走る予定なのでこの後は特に寄り道も考えておらず、あまり疲労が残らない程度の強度で進む。

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宇佐美の浜のこの角度からの眺めはいつ見ても好き

『寄り道無し』とはいえここだけは別。汐吹公園手前の海岸で波が交差する様をしばし眺める。
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海面が穏やかなのでなかなかダイナミックな交差が見られない
観察し始めに結構大きな三角波が立ったので興奮したけれどその後は落ち着いてしまった。

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今回はPCじゃない

川奈漁港からの坂道を登って川奈ホテル沿いを進む。
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朝の内は曇っていたけれどすっかり日が差すようになった

登り基調のアップダウンを進んでいたら前方から来たリュウさん&みいさんとスライド。お二人は今回のんびり走ることにしたようで。みいさんBlogのレポを読んでみての感想

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定点:富戸の坂道ピークから海に向かう直線路
【鎌倉300】のPC4のあたり。

海に向かってくねくねと下るダウンヒルを(ここを登り返すと思うと萎えるな。。。)とか考えながら進んで折り返しのPCに到着。

PC2(101.4km)
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富戸三島神社(PhotoChk.)13:10着
すぐそばのスーパーうわみつじで水分補給と水補充を済ませて折り返し。往路100kmを昼食&デザート休憩含めて5時間ちょいなので久し振りに10時間切りでのゴールが見えて来た。翌日0時に【伊豆300】をスタートする予定なのでゴールが早ければ早いほど休憩時間が確保できるので気合を入れ直す。

富戸小学校を巻いて登る坂道をえっちらおっちら進む。
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夜間走行で見落としてしまったモチーフも日中なら難なく目に付く。

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川奈いるか浜の突堤

復路は基本的に往路の単純往復なので海から離れた車線を北上することになりあまり画像も増えない。更に、熱海から湯河原へと向かう登坂をのんびり走っていたらガチ勢っぽい女性にパスされたのでちょっと追走してみたら勾配が緩いところと平地、下りは普通にこちらのペースが先方を上回っているようであっさりパス。自身の重さを再認識させられた。その後真鶴手前で旧道に入り、緩い登りを進んで下って相模湾の眺め。
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小田原方面

PC3(152.7km)
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根府川駅(Photo Chk.)15:25着

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根府川駅から下って来たところ
JRのガードを潜ってすぐのあたり。

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【鎌倉300】の時『通行止め』表示のあったところ

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なるほどここが通行止めの原因

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崩落地点のちょっと北から

R135に合流し、淡々と北上。R1に遷移してからは軽い追い風基調もあって順調に進む。藤沢市域に入った辺りで前方に揃いのジャージを着た二人組のサイクリストの姿。後続の自動車が切れていることを確認してパスしようと後ろの人に並びかけたらなんとマヤさんだった。前を牽くのは本多さん。しばらくマヤさんの後方に付いてあれこれお話をしつつ走り、タイミングを見て前に出させていただいた。
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信号待ちにて
マヤさんが見切れてしまった。。。普段インカメラを全然使わないので勝手がわからなかった。

ソロになって再びペースアップ。
逗子海岸で日没を拝むことができたけれど生憎富士山の姿は拝めなかった。
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逗子海岸に沈む夕陽

Goal(203.7km)
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7-11逗子五丁目店17:36着
所要時間9時間36分でゴール。久し振りに10時間を切った。

ゴール後は長居をせずちゃっちゃと移動準備。逗子葉山駅のコインロッカーに預けてあった、着替えの入ったバッグを回収し、背負って一路大船に向けて移動開始。

<実走行ログ>

約40分ほど走って大船駅前にある銭湯ひばり湯に到着。
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ひばり湯
復路は結構な暑さで汗をかいたけれどサウナで更に汗を流し、冷水浴槽で下半身のアイシング。大きな浴槽で湯に浸かりのんびりしてから再びアイシング、、、を2、3回繰り返して上がり、用意してあったウェア類に着替えてさっぱり。

駅前の壱六家でラーメンを食べてから【伊豆300】スタート地点すぐそばの快活クラブに入店し、鍵付き個室に入って仮眠開始。
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脂少な目麺固めがいつもの頼み方

起床予定は23時45分。入店が20時丁度頃なので仮眠時間3時間を確保。

Perm.伊豆300 に続く


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2023May24Wed

【AJ神奈川 Perm.】時差夏季休暇2021 #03【鎌倉300-2/2】 

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東伊豆の伊豆高原以南を走る際
定点撮影モチーフとなっている
伊豆稲取の眺め

Perm.鎌倉300-1/2 より続く

<実走行ログ>
 
むらたで地魚を使ったフライの定食をいただく気満々だったのに肩透かしを食らってしまい、お昼ご飯をどうするかが目下喫緊の課題。しばらくあれこれ考えを巡らせ、距離が少々あるので遅くなってしまうもののこれまた久し振りに(東伊豆のソウルフードたる肉チャーハンをいただこう!)ということにして片瀬白田の中華料理店ふるさとに向かうことにした。

R135に復帰し、伊豆高原から先のアップダウンを少々頑張り気味に踏んで進んで約30分後、お目当てのふるさと前に到着。
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臨時休業ですと!

目論見をことごとく外してしまい、最終的には一心にお邪魔することに。タイミング次第で待ち時間が長かったり短かったりするので心と時間に余裕がある時以外は利用しないようにしていたのだけれど、遠目で見る限り客が入っている気配が無い、、、というか、すぐそばまで近寄ってみたら店内の照明が落とされているでは無いですか。更に表に回ってみたらこの看板。
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店内飲食不可=テイクアウトのみの対応
看板を眺めつつしばし思案。
(テイクアウトしても弁当ガラの処分に困るしな。。。)

そのタイミングで入り口が開いて大将が。
「おお、久し振りだねえ!(Facebookでも繋がりがあるしなんだかんだ特徴がある風体なので覚えられているw)折角来てもらって申し訳ないんだけれどさ、店の中で飲み食い出来ないんだよ。この辺の店全部そう。ここに書いてある弁当になっちゃうんだよね、一応500円引きにしてあるんだけどさ。」
「(ふるさとの臨時休業もそれでか。。。)持ち帰りにしちゃうと弁当ガラの処分が面倒でねえ。」
「それなら食べ終わったらこっち持ってきてくれたらゴミは処分するよ。どれが良い?」
「なら、この海の幸どんぶりをください。」
「にんにくだれだけど大丈夫?」
「ひとりで走っているんで問題ないですw」
「そしたらさ、エビの頭はどうせ食べられないから取って盛っておくよ。脚はそのまま食べられるからさ!生卵大丈夫?」
「問題ないです!」
「じゃちょっと待ってて。」
待機中に周囲を歩いて弁当をいただけそうな場所のロケハン。川べりに階段があって水辺に降りられるようになった場所があって階段は幅が広く、そこで腰掛けて食事が可能であることを確認。途中コンビニでお茶を調達してお店の前に戻ったらちょうど大将が弁当を持って出て来てくれた。
「刺身といくらの量サービスしておいたよ!」
「ありがとうございます!!」

そんな遣り取りの後白田川べりの階段へ。できれば日差しを遮るもの、ぜいたくを言えば東屋が欲しかったけれどそれを言っても仕方がないので階段に腰を下ろして早速海の幸どんぶりをいただく。蓋を開くとニンニクの香ばしい香りがふわっと漂う。
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大将の言の通りお刺身のボリュームが満点だった
大変美味しゅうございました。

弁当ガラを携えて店の前に戻ったらやはり大将がお出迎えして下さった。
「この先も気を付けて!無理せずゆっくりね!!」
「はい、店内で食べられるようになったらまたお邪魔しますね!」
胃袋と心を満たしてリスタート。

なおも続くアップダウンの繰り返しを淡々と進む。
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定点その七:伊豆稲取
※「その六」は数字振り忘れた富戸の高台からの直線路。

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伊豆急の真っ赤な車輛「キンメ電車」
Twitterに上げたらフォロワーさんからご教示いただいたけれど、そのネーミングセンス。。。

東伊豆町と河津町の町境を越え河津町に入ってしばらく進めば伊豆オレンヂセンター。「この辺り一帯の飲食店はみんなそう(=店内飲食禁止)なんだよ。」という一心の大将が語ったことが一瞬脳裡をかすめたけれどあにはからんや、無事店内でウルトラ生ジュースをいただけるようになっていた。

そして今までレギュラーサイズ一種類だけだったのに、レギュラーの二倍量のグランデ、三倍量のウルトラと、サイズが三種のラインナップになっていた。
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今回はグランデをいただきました
安定した美味しさ。

坂を下り河津駅付近の海岸沿いに降りてしばらく進む。
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この辺が船橋港親水公園から我が家経由で約200km地点

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縄地で国道が回り込んでいるところ
ここの海の色はいつ見てもキレイ。

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ようやく下田市へ

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尾ヶ崎ウィング付近から

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海水浴場が開設されていた白浜海岸
入り口が絞られていて検温ブースが設置されていた。この日は平日だったけれど休日はどのくらいの人出があるんだろう。

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白浜の南側にある見晴広場から

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下田マモルくんw
スネの半ばほどまで埋まってしまっているので身動きが取れない様子だけれどけなげに職務に打ち込んでいる。

下田駅前の結構な渋滞車列の脇を抜け、淡々と南下。下賀茂交差点を曲がったのは17時を少し回った頃合い。
210827061.jpg
さすがに扇屋製菓は閉店していた

BRMだとこの向かいにあるファミリーマートで折り返すのだけれどパーマネントは少々異なり、往路を単純に折り返すのではなく内陸側を北上して下田駅付近まで回ってから往路に合流する。内陸を抜けるので当然ながら山道で、きつくは無いけれどゆるくも無いという勾配の坂道をえっちらおっちら。
PC3(156.5km)
210827062.jpg
八声トンネル 17:42着
残り150kmを切った。

下田を過ぎ、再び縄地付近を走行している辺りですっかり日が暮れてナイトライドに。
河津付近で19時近かったのでその先を見越して早めの晩ごはん。かつて7-11だった店舗を改装した台湾料理店に入った。
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台湾ラーメンと台湾チャーハンのセット
日本全国どこへ行っても台湾料理店というのはボリューミーな料理が出て来るので嬉しかったり困ったり。美味しゅうございました。

量が多かったのでやや苦しくなりながらもリスタート。これ以後は基本的に飲食店には入れないのでコンビニ休憩しか無いから淡々と進むしかない。緩やかに繰り返される東伊豆のアップダウンの繰り返しを過ぎ、R135から離れて川奈方面へ向かう県道へ。

PC4(207.4)東地久保バス停
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21:15着
見落として通り過ぎてしまったり撮影にしくじってしまったり(左画像)と、難儀したPC。(300だから。。。)と、甘く見てしまったけれど、へッ電はあった方が便利。もちろん走行時間帯に拠るけれど。

PC3と4はBRMとは異なるPCなので少々気を遣ったけれど、残るPCはお馴染み根府川駅なので気が楽になり淡々と進む。それにしても夜の川奈ホテル付近は結構飛ばす車が多いので心臓によろしくない。
210827065.jpg
月が赤かった
川奈漁港-汐吹公園付近にて

途中軽く眠気が襲って来たので二回ほどコンビニでの小休止を挟みつつ、夜の東伊豆を淡々と。真鶴駅手前でJRのガードを潜り旧道を淡々と。

PC5(256.9km)根府川駅
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24:05着
ここまで来たら残りは50km、基本的に下りと平地しかないのでのんびり走っても3時間あったらゴールできる。スタートが8時だったのでゴールクローズは4時。約一時間余裕を持って帰着できる。とはいえ当初の目論見では18時間で走り切るつもりだったのになんだかんだ暑熱の影響が大きく、思うようにペースが上がらなかった。

根府川駅からの下りを進んでR135との合流交差点。コースはここでR135に合流せずそのまま県道を進むのだけれどそこに通行止め表示が。
とはいえ車が通れるくらい緩い表示なので自転車ならひょっとしたら通れるのではないかと進んでみたら、200mほど進んだところで完全にバリケードで塞がれていた。手前までは民家があるので通れるようになっていただけのようである。これも先日の大雨の影響による土砂崩れが原因。
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残念ながら通行止め

写真二枚を添付し、R135に迂回する旨担当者に連絡を入れてからR135に戻って以後すんなり。後日迂回は問題ない旨担当者から回答があったので今回レポを起こしている。

平日深夜というか週末土曜日未明のR134はさすがに交通量が少なかったもののアホみたいな速度で飛ばす大型貨物自動車が多く、時折パスされるたびに風圧でふらつく恐怖を味わいつつの走行になった。そんなこんなの走行の後、どうにかこうにか無事ゴールに帰着。
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鶴岡八幡宮二の鳥居

Goal(304.1)ファミリーマート鎌倉二の鳥居店
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02:53着

店先の駐車場脇でしばし休憩していたら店主ご夫婦が休憩で出てきて「これから下田まで行って来るの?」と。パーマネント参加者が何人もゴールするのですっかりお馴染みになっているようで。
「いまゴールしました。スタートは昨日の朝8時です。」
「それなら19時間か、20時間制限だっけ?間に合ってるね。」
「そうですね、間に合いました。」
「お疲れ様、やっとゆっくり休めるね。」
「まだあと35キロくらい走らないと寝られないんでw」
「300キロ走ったのにまだそんなに走るの?」
「始発まだですからねえw」
そんな会話の後帰路に。

<実走行ログ>


徐々に空が白み始める中淡々と北上して約二時間。
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専修寺関東別院前@05:09

軽くシャワーを浴びて完走報告を済ませてから仮眠。
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証跡レシート一式

仮眠明けに朝風呂を済ませたら午後から輪行で新潟に移動するというなかなかタイトなスケジュール。




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2023May24Wed

【AJ神奈川Perm.】時差夏季休暇2021 #02【鎌倉300-1/2】 

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伊豆東海岸と言えば
個人的にいちばん好きなのは
ここ手石島手前の海岸
時間が許せばずっと
波が交差する様を眺めていたい

『東京湾イチ』から帰って銭湯に行き、主に冷水浴槽で下半身のアイシングをして帰宅。軽く飲み食いしていたらサクッと落ちていた。
前日は計画より二時間も寝坊してしまっていたけれどこの日はそこまで寝坊する余裕はないって言うか出来ない。何せ鎌倉二の鳥居8時スタートというのがAJ神奈川パーマネント担当者氏に報告済みの時刻なので遅れてしまう訳にはいかないのである。
スタート地点である鎌倉までは昨年暮れに走った際、鎌倉駅前まで二時間弱だった記憶があるので途中の朝食等を考慮して2時間半を見込み、自宅出発は5時半とした。

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専修寺関東別院前@05:30頃

<事前走・実走行ログ>
 
まずはいつも通り第一京浜国道(R15)を南下。辛うじて6時前通過となったので生麦付近は旧東海道を進むことに。
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定点その壱:道念稲荷神社

途中、どん八生麦店が営業していたので立ち寄って朝食。
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春菊天そばとたまごかけご飯
美味しゅうございました。

お腹を満たしてリスタート。
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定点その弐:日本丸

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準定点:北仲橋

平日朝なのでまだ交通量も少なく、すんなり進んで計画通りに鎌倉二の鳥居前に到着。
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鶴岡八幡宮二の鳥居

アイスコーヒーをすすったりしつつスマホをいじったりしつつ時間を潰し、申請済みスタート時刻である8時丁度にレシートを取得してスタート。
Start
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ファミリーマート鎌倉二の鳥居店@08:00

<パーマネント鎌倉300・実走行ログ>
 
何度走ったか知れない馴染み深いコース。一路R134を西に進む。
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江の島
今回は生憎富士山の偉容は目にすることができなかった。

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定点その参:サザンクロス

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烏帽子岩

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定点その四:相模川河口の杭列
一羽ずつウミウが休んでいる中、ウォーリーを探せ的にカモメが混じっているのを探す。一羽だけのこともあるし複数羽のことも当然ある。

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相模川河口の砂州

R134を離れ、大磯駅前からR1へ。
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定点その伍:大磯松並木(のヤマモミジ)
松が建ち並ぶ中一本だけポツンとヤマモミジが植わっている。

まだ9時台だというのに気温はぐんぐん上がる。風が弱めだけれどこの時間帯は湿度が低かったのでそこそこ汗は乾き、放熱が上手く行っているのでそこそこペースが上がる。
早川口交差点を左折してR135に遷移し南下。

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海に向かって駆け降りる感


PC1(42.7km)
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ローソン西湘江之浦店_10:09着
グロス20KPHペース。なかなか良い感じ。

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真鶴港方面の眺め

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初島
この日は空気が霞んでいて伊豆大島のシルエットすら伺えなかった。

真鶴、湯河原を抜け熱海へ。
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過日の土石流災害復旧現場を通過

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勘魚洞隧道

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熱海城

お馴染みの『トンネル四ヵ所迂回』の最後の迂回路を回って間瀬に寄り道。
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今回はあんみつをいただきました

ぼちぼちお昼時になろうとしているタイミングだったので、いつものように宇佐美のふしみ食堂にお邪魔しようかと思ってふと、伊豆高原のむらたに久しく立ち寄っていないことを思い出し、ちょうど営業時間内に通過できそうだったのでそちらに向かうことにした。

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宇佐美海岸は人影もまばら
例年なら海水浴場が開設されている時期なので海水浴客で賑わう浜辺も昨年、今年と二年続きで海水浴場が開設されずに閑散としている。ところがしばらく進んで伊東市中心部に近づくと、オレンジビーチの歩道上には海の家へと誘導する従業員たちの姿が。
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伊東市オレンジビーチは海水浴場が開設されていた
ビーチに並ぶテーブルやパラソルはかなり間隔を空けて設置されているし、ビーチへの入り口には検温ブースも設置されているようで、感染拡大防止にはかなり気を遣った運営をしているようではあった。まあ、いつまでも経済活動を停めたままにして野垂れ死にするまでじっとしている訳にはいかんですわな。

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伊東大川河口付近

伊東を過ぎるとしばらくコンビニが無いので補給&小休止。
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たまこんにゃくにしか見えない By かわQさん

国道から離れ、川奈に向かう県道を進む。
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手石島手前の海岸で波が交差する様を眺める

PC2(86.8km)汐吹公園
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12:46着

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バイクラックの用途外使用
公園周辺の草刈り作業に従事していた作業員さんたちのもののようなのでまあ、ね。

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あちこち刺し色的に鮮やかなヤブカンゾウ

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汐吹隧道

川奈漁港からの急坂をえっちらおっちら登り、川奈ホテル脇から伊豆高原に抜けるかつてのR135とである、アップダウンのある県道を進む。
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富戸の高台から海に向かう

一旦海沿いに出て再び内陸に入ってアップダウンを繰り返し、R135の現道への合流地点が見えて来たら左手がむらた、、、のはずが。

ハズ、が?
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まさかの廃業
周囲をよく見れば店名が掲示してあった看板も外側は残っているものの店名表示そのものは撤去されてしまっていた。久し振りにこちらのボリューム満点なフライ定食をいただきたかったのに非常に残念。昨年1月にこちらを訪れたというのは生郎氏の弁。わたし自身今年の6月に同じAJ神奈川のパーマネント伊豆300を走った際に通りかかった時にはこちらに立ち寄る予定では無かったのであまり気にしていなかったけれど営業はしていなかったような記憶があるので昨年の春先から今年の春にかけての間に店じまいしてしまったようである。

(さて、そしたらどこでお昼ごはん食べようか?)
まず気がかりはこれ。

鎌倉300-2/2 へ
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2023May24Wed

【ブルべが終われば】Perm.神奈川400興津2021-走行記録#2/2【風呂と肉】 

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日曜、月曜で興津~安曇野を往復し
復路で松本城に立ち寄ったのだけれど
火曜日は仕事で松本に日帰り移動
打合せが終わって再び松本城へ
なかなか珍しいスケジューリングになりました。

<実走行ログ>


ウナギを食せず、軽い失意の中PC2をリスタート。
まあ寄り道できなかったおかげで塩尻峠を明るい内に下れることになったのだから結果オーライということにしておこう。
岡谷市側から登る塩尻峠はあっという間に終わるのでかなり気持ちが軽い。
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夕暮れ時の諏訪湖
8月15-16日には越水して大変なことになっていた。

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みいさん評して『ガッカリ峠の二つ目』な塩尻峠
※もう一つは富士見峠

ピークを越えて長い長いダウンヒル。
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涼しくて気持ち良い

長い坂を下りきったところで19時近くなったので夜の補給。
これ以降の補給は深夜から未明、早朝の時間帯になるので基本的にコンビニ食になるためお店に入ってゆっくり食べたかったので少しコースから外れ、諏訪地方で多店舗展開しているローカルなラーメンチェーン店テンホウへ。
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テンホウ塩尻店

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チャーシューメンと餃子のセットにミニカレーを追加
しっかりと補給。

お腹を満たし、とっぷりと日が暮れた中リスタート。塩尻中心部をかすめ、サラダ街道からアルプスグリーン道路に入り真っ暗な道を淡々と。
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アルプスグリーン道路にて
左は信州まつもと空港付近の送電線鉄塔の航空障害灯。右は松本市街地方面の街灯り。

しばらくは真っ暗な田園地帯の中を進み、松本市内に入ると大規模なショッピングモールが点在しているそこそこ賑やかな通りになる。松本市から安曇野市に入ってしばらく進めば折り返しとなるPC3に到着。
PC3(200.2km)
210808064.jpg
穂高駅@21:04

(さて、ここから折り返し。)そんな風に思ってサドルを跨ごうとしたら何やら足下で動きがあったのでよく見てみたら小さなカエルがぴょこぴょこ跳ねていた。
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保護色のアマガエル
結構な数が跳ねていたので踏み潰さないよう慎重に移動してリスタート。

平坦な国道を淡々と南下。
松本市中心部を抜け、高ボッチの麓を抜けるしののめの道に向かう途中松本城に寄り道。
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お約束な構図

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ライトアップされた松本城

因みにこのいち日半後、仕事で松本出張というスケジュールで昼過ぎに再び松本城を訪れていた。
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いち日半後の松本城

松本城脇を抜け、旧松本高校前へ。
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ここもいわゆる『聖地』よね

徐々に民家がまばらになった坂道を淡々と進む。
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しののめの道からの夜景

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自転車で夜間/車(助手席)で日中

折角登ったのに結構な勢いで下って行き、塩尻峠の取っ掛かり近く、道の駅手前まで下ってしまうよいうなかなか嬉しくないシチュエーションでえっちらおっちら塩尻峠を登る。
400と同じく駿河健康ランド発着の興津600では大抵この塩尻峠を通過するのが昼頃になるので道幅が広く日差しを遮るものの無いこの峠でじりじりと炙られながらの登坂になるのだけれど、BRMの興津400だと塩尻峠がよる通貨になるので非常に走りやすい。今回はスタート時刻を自由に設定できるパーマネントだったもののBRMと同様朝スタートにしたので涼しい塩尻峠登坂を堪能できた。
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ピーク手前で22℃
涼しいので登坂でも汗をほとんどかかず、ダウンヒルで汗冷えすることも無く。

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夜半の諏訪湖

勾配の緩い、気分よく下れる高速ダウンヒルを思うさま堪能し、岡谷から上諏訪へ。
PC4(251.3km)
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7-11下諏訪湖岸通り店@00:16
日が改まる前に到着するつもりでいたので若干遅れ気味ではあるけれど認定には問題ないペース。

のんびりリスタート。甲州街道沿いの酒蔵が軒を連ねる一角を通過。
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210808079.jpg
日中だったら誘惑に勝てたか疑問w

坂室トンネルは登りなので歩道を行く。
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深夜はトラックがばんばん走っていてさすがに怖い

緩くてダラダラな富士見峠北側を進んでいて信号待ちからリスタートした際、左のクリートをはめようとしたら妙な感触があってグラグラのまま嵌まらない。(これはやってしまったか。。。?)と思ってしばらく走行してからコンビニに立ち寄り、シューズを脱いでクリートを確認してみたら案の定Cリングが折れてしまっていた。
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Cリングが折れてしまったクリート
『スピードプレイあるある』ではあるけれど、今回のスタート前にペダルに不具合があって新品に交換したばかりだったので横着せずクリートも新調しておくべきだった。
Cリングのスペアは持ち合わせていなかったので以後左はだましだまし走るしかない。かっちり嵌まらずグラグラなので妙な力が入ってしまい疲れるし筋肉痛や関節痛の原因にもなるので非常に嬉しくない状況。

円野交差点から甲州街道を離れ、南アルプス市に突入。
210808082.jpg
何があった?w

往路のPC1だった7-11に立ち寄ると、駐車場には『みいさん情報』通り子猫三匹を含む猫の姿が。
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ねこ!
ゆっくり慎重に近づくも逃げられ、、、というのを幾度か繰り返した後、悲しみに暮れてリスタート。

PC5(325.4km)
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7-11富士川鰍沢店@04:14

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どんよりとした雲が垂れ込める空

いつ降られてもおかしくないなと思いながらリスタート。
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東の空はやや雲が薄いところも

前日の時点でこう考えていたのでPC5以降はいつ降られてもおかしくないと覚悟して進んでいたら、ゴールまで45kmとなったところでいきなり大粒の雨。
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一気に降り始め

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叩き付けるような雨の中ややハイテンションで進む

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富士川対岸のR52ロックシェッドも雨に霞む

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身延線とスライド

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下流方面はすっかり雨に煙っていた

雨脚は強まったり弱まったり、いかにも『台風の時の雨』然とした降り方を繰り返す。
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断続的な豪雨

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このコース最後のコブを越える
あとは基本的にゴールまでまっ平ら。

悪天候時通行止め区間を抜ける
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正直これが心配だったのでホッとした

210808096.jpg210808097.jpg
旧東海道に入ってからも断続的な豪雨が続く
夏場の雨中ライドはだんだんテンションが上がっておかしな感覚になって来る。非日常感にどっぷり浸ってナチュラルにトランスしているような感覚。

それでも由比宿に入った頃には雨脚が弱まってかなり走りやすくなって来た。薩埵峠への分岐をスルーし、西倉沢の踏切を渡って横断歩道用信号の押しボタンを押し、R1バイパスを渡る。
(???)
前日歩道が通行止めだったので、より台風の影響を受けるこの日は当然通行止めになっているだろうと思って覚悟していたのに特に何の表示も無く歩道を通行できるので若干釈然としない気持ちを抱えつつ進んだ先に現れたのがこれだった。
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やはり通行止め
西倉沢の信号から約1km西に進んだ、旧スマル亭前に通行止め表示って、この1kmを進んで来るのは歩行者だろうと自転車だろうと興津に抜けるにほぼ決まっているのにここまで進ませておいて引き返させるような表示を設置する、いかにもお役所仕事な頭の悪さに思いっきり憤慨しつつ引き返す。
戻る途中で静岡に向かっているという自転車旅中のサイクリストとスライドして通行止めであること、自己責任で行く分には通って通れないことはなさそうな事、迂回するなら薩埵峠しかないだろうということを伝えたが、おそらく彼は突っ込んで行っただろうなあ。薩埵峠嫌がっていたし。

そんなこんなで薩埵峠
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ウェット路面の薩埵峠は凶悪よね
元々こんな風に考えていたので、せめて西倉沢の踏切付近にでも海沿いの歩道が通行止めになっている旨掲示してあればそのまま薩埵峠に向かったのに。

ウェットな急斜面は立ち漕ぎをすると後輪から荷重が抜けて空転してしまうのでシッティングのままこらえつつの登坂を強いられたものの、道路を横切るグレーチングを踏んだ時思いっきり後輪が空転してあわや落車転倒というところで辛うじて踏みとどまり、10mほど押し歩く羽目に。
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それでもどうにかこうにか薩埵峠クリア

西側急斜面をひたすら慎重に下ってコースに復帰、ゴールに辿り着いた。
goal(401.3km)
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Family Mart清水興津駅前店@08:21
所要22時間21分。『薩埵峠迂回』が審議対象となってしまったものの無事認定をいただけることになったのでこの数字が完走認定時間となった。

レシートをゲットしたのでそそくさと駿河健康ランドに移動、雨がぱらつき風が強かったので駐車場の隅っこで雨風を避けながら輪行パッケージを済ませてから入館。フロントに自転車を預けてチェックイン。着ていたウェア類一式を洗濯乾燥機に放り込んで温泉でまったり。

そして風呂上がりに一杯。
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沁みた

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210808106.jpg210808107.jpg
お菊されこれと〆のクッパ

身体が焼肉臭くなったので改めて風呂に浸かって仮眠室で3、4時間ほど仮眠。あまりのんびりし過ぎていても翌日朝が早いので17時半頃チェックアウトを済ませて撤収。
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送迎バスで興津に向かう

往路と同様静岡経由で新幹線を使うことにして切符を購入。予定では静岡駅で3.40分ほど待機するはずだったにもかかわらず、前の便が風で30分近く遅延しえたのでさほど待たずに乗り萌えたという。
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駅売店で買った寿司とビールでまったりしつつの帰宅
品川駅からの京急はダイヤ乱れも無くすんなり帰宅できて呑み直しをしながらも早寝できたので翌朝寝坊せず無事起床+松本出張をこなせたので今回のブルべも無事終了。

おまけ
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翌日出張帰りに中央線車窓からの富士山


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2023May24Wed

【Re.】Perm.神奈川400興津2021-走行記録-1/2【こばやき】 

210808005.jpg
今回の相棒
通常バロンくん(FOCUS)の時に帯同している
まめてるを今回はジェームスくんと一緒に
雨予報なので合羽を着てもらった。


世間がコロナ禍の折、各クラブともBRM開催を中止にしたり延期にしたりでなかなかブルべを走る機会が無く、わたし自身今年度のSRまで残すところ400一本という状態でずっと足踏み。それでも走らないままでいたら走力はどんどん落ちて行ってしまうばかり、、、という訳でSR600を含むパーマネント(→パーマネントとは←)を走ってみようと考え、結果的にブルべカードの携行を忘れてしまって認定要件を満たせなかったので認定外でコースを通して走ってみましたが、6月初旬にAJ神奈川のパーマネント伊豆300を走ってみたら暑熱順化が間に合っていなかったことと相俟ってあまりにも走力が落ちていて愕然としまして。約一か月半後に予定していたSR600Fujiに向けて危機感を抱きその後ジム通いしたりして、Fujiの方はどうにかそこそこ走力を取り戻して無事完走

その後もやっぱりBRMの開催中止/延期は続いてしまい、それならばいっそ折角なので今年新設されたSPR(→SPRとは←)を狙おうということで再びAJ神奈川の、今度は興津400にエントリー。
元々は三連休を利用して土曜日:逗子200、日、月曜日:興津400という予定で逗子を走り終わって土曜は藤沢駅前のホテルに投宿して日曜日朝の東海道線で移動して興津へ、というプランを立てていたものの土曜日は自宅マンション管理組合の臨時総会に出席予定であることを失念していたので逗子200は別日に予定変更、興津400だけを先行して走ることに。

申込は9時スタートだったので自宅を6時頃出発、品川から新幹線で静岡経由で興津というルート。
210808001.jpg
6時過ぎの六郷土手

品川駅に着いたら少々時間に余裕があったので港南口目の前の吉野家で補給。
210808002.jpg
メニューが一新されていたので一瞬うろたえた
しばらくぶりの利用だとありがち。

東海道新幹線は『大型荷物スペース』利用の際は指定席券&無料の事前スペース利用予約が必要になるけれど、自転車は『大型荷物』には該当しないので大型荷物スペースを使用しなければ手続きなしで持ち込める。って言うかえきねっとだと大型荷物スペースの予約ができない(はず、できるの?)。JR東日本とJR東海で経営主体が違うからそれは仕方ないとは思うけれど、JR東海の予約サイトに行っても大型荷物スペース予約をどこでやれば良いのかわからん不親切な設計はどうにかならんのか。

取り敢えず無事静岡停車のひかりに乗車。
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カード式公衆電話はサービス停止
新幹線で移動中ポケベルが鳴ったので会社にコレクトコールで電話をかけて、、、なんてシチュエーションを経験したことのある方の年齢下限はおいくつくらいでしょうかね。

静岡駅で在来線に乗り換え興津駅へ。
ほんの小さな雨粒が時折ぽつりぽつりと顔に当たる駅前でゆるゆると輪行解除。

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今回雨も予想されるというのにアイウェア忘れた

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今回の相棒まめてるくんには合羽を

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9時丁度にスタート

<実走行ログ>


まずはR1を東に向かう。
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ミスト状の雨がほんの少々

駿河健康ランド手前で車道から歩道に移行し、そのまま進む。橋のたもとに数人のサイクリストがたむろしてあれこれ雑談している様が伺えた。そちらを一瞥してから更に進もうかと思ったら。
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のっけからこれかよ?

正直海の様子を見てもまだまだ危険はなさそうで、あくまでも予防措置的な通行止めだから強行しても走行自体は問題ないとは思ったけれど、プライベートライドならともかく反射ベストを着用してAJの△リフレクターを装着した状態で走っているので見る人が見れば容易にブルべ中のランドヌールだとわかるだろうし、ここは素直に引き返して薩埵峠を越えることにした。
二週間前の薩埵峠越えがここで役に立つとは。
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という訳で富士山の見えない薩埵峠

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眼下の海はかなり荒れ気味
まあ、通行止めも仕方ないかな。

ややウェットな東側の下りを慎重に下り、旧東海道を東に向かう。
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雲を身にまとった富士山

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富原橋を渡って富士川左岸へ

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「月へんに出」で『みかづき」と読む
毎回感心するけれど毎回忘れるwww

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釜口峡

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富士川の好きなポイント
川の流れがオフセットしているような感じになるところが非常に好み。

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行く手に青空が見えてテンション上がる

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橋の欄干が描く曲線にフェティシズムを感じるwww

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そして向かい風は10m/s+
吹き流しが水平まで上げっているからねえ。

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お気に入りビュー:R52のロックシェッド

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こういう『オフセット跡』も大好物

いくつかの坂道を登って下って、民家がぽつぽつ見え始め、ホームセンターコメリの看板が見えて来たら内船到着。二週間前営業時間を勘違いしていて入店が叶わなかった小林やきそば前に到着。
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ちゃんと開いてた

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肉やきそば2玉を注文
大変美味しゅうございました。

食べ終わってから隣のヤマザキデイリーに移動し水の補充とついでにコーラ。
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いつもの

落ち着いたところでリスタート。少々のんびりし過ぎた。
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気温表示は概ね32~34℃
富士川沿いに入ってから、終始乾燥したひんやりとした軽い向かい風だったので表示される数値ほどには暑く感じない。

鰍沢の南側、洞門がいくつも連なる区間でたまたま安全確認で後方をチェックしたら視界に入った富士山を改めて撮ってみた。
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先っちょほんのちょいの富士山

鰍沢市街地を抜け、緩い坂道を登って行った先が最初のPC。
PC1(90.6km)
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7-11韮崎旭町店@1404

少し前に走ったみいさん情報だと夜になると駐車場に子猫がいるそうだけれど、人が多く日当たりが良くてじっとしているだけで暑い日中の駐車場ではさすがに見当たらない。

補給を済ませてリスタート。
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八ヶ岳も頂に雲

円野からR20に合流し、以後ひたすらR20を北西に進む。
途中台ヶ原宿で七賢醸造元に立ち寄り。これまたみいさんとリュウさんが立ち寄ったところ。
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七賢蔵元

到着は15時半頃だったけれど、この日から感染症拡大防止の為に売店の閉店時刻が16時に短縮されてしまっているので滑り込みに近い。
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残念ながら糀糖かき氷は売り切れ

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代わりに糀糖アイスをいただきました

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裏手の井戸で仕込み水をボトルにいただきました

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SEVENくんという人懐こいわんことしばし戯れ
※エサやりをしなければ触れて構わない旨掲示してあります。

すっかり満足したところでリスタート。
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雲が多目で風があるので暑くなくて快適

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富士見峠手前の谷間に大反魂草の群生
こういう特定外来種は繁殖力が強いよなあ。

緩やかな富士見峠をえっちらおっちら。
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富士見交差点は『富士見峠ピーク』ではない
富士見交差点も富士見峠交差点もどちらも歩道橋があるので紛らわしい。

富士見峠手前の7-11駐車場に『天然氷のかき氷』という幟旗が立っていたので立ち寄ってみた。駐車場の一角にかき氷を提供するキッチンカーが停車していたので七賢で食べ損ねたかき氷をいただくことに。若いご夫婦での営業で奥様がキッチン担当、ご主人が接客担当。
待ち時間の間、オリンピックディスタンス(51.5km)のトライアスロン大会に出たというご主人とあれこれ話に興じてみたり。
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八ヶ岳天然氷のかき氷(いちご)
ふわっと軽い食感で美味しゅうございました。

気分よくリスタート。
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今度こそ富士見峠

緩やかで長いダウンヒルを堪能し茅野市内へ。
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なにか降りてきそうな空

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夏の夕空

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諏訪湖の様子

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夕陽に照らされる天龍橋

岡谷市内に入り、今回のお楽しみ第二弾(第一弾は当然小林焼きぞば)であるうな重に向けコースアウト。
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閉店時間前にうなぎ品切れ
閉店時刻一時間前なら余裕だろうと思っていたのに。。。

失意の中PCへ。
PC2(154.4km)
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Family Mart岡谷神明町店@18:13




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タグ: ロードバイク  ロングライド  ブルベ  AJ神奈川  パーマネント  興津  小林やきそば  七賢 
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2023May24Wed

【ゲリラ豪雨と】SR600Fuji-06(了)【ホルモン焼き】 

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河口湖畔、大石公園
四季を通じて色々な草花が楽しめるけれど
今の時期はラベンダーが満開。

SR600Fuji-05 より続く

<実走行ログ:21/07/12>


DyDoコーラを飲み干してリスタート。
旧上九一色村中心部を抜け、相変わらず芦川沿いを淡々と。

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古関・梯集落のマンホール
旧古関村は現在甲府市域身延町域に分割されている模様。また、この辺りの地名にはこんな由来がある⇒『(甲府市)開府500年コラム 地名の由来10~「梯・古関」~』

一旦精進ブルーラインに合流し、しばらく進んだところで芦川沿いに若彦トンネル方面へと向かう道と分岐。
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左:鶯宿集落経由若彦トンネル・右:精進ブルーライン

日差しは強めではあるけれど木陰が多いので気分は楽。
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木陰は涼しい

川沿いを淡々と進み鳥坂みちとの合流地点にある農産物直売所『おごっそう家』で小休止。
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冷温二種の麦茶がいただける

今まで土日にしか通りかかったことが無いので頼めたことが無かった『平日限定セット』の小うどんと小カレーのセット(¥450)で軽く補給。
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素朴な味わいのカレーとうどん

食べ終えた器を返却し、リスタートしようとした時に売店のおばちゃんが
「暑いから気を付けてね~!なんなら表の冷えたお茶水筒に入れて行って良いよ。」と声を掛けてくださった。ボトルはついさっきの水場で補充したばかりだったので満杯だったけれどありがてえ。

若彦トンネルまではもうちょっと登る。2km弱で100mUP程度。
えっちらおっちら登って行ったら前方の路面でパタパタと翅をはためかせている蝶の姿。
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路上にいたカラスアゲハ

ようやく『ラスボス』若彦トンネルに到着
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坑内は下り基調なのでここがピーク

トンネルを抜けたら状態の良い路面で適度な勾配のある気分良く走れるダウンヒルで一気に河口湖北岸へ。折角なのでコース脇にある大石公園に立ち寄り。
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丁度ラベンダー満開のタイミング

平日の昼下がりなので観光客の姿もやや少なめの園内でラベンダーの香りを堪能。
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富士山は生憎雲に隠れ気味
タイムスリップしてしまいそうなくらい濃厚なラベンダーの香りをしっかり吸い込んでリスタート。

御坂みちから赤富士通りを経て突き当りの鐘山北交差点を右折。坂を登った先でR138にぶつかる手前で個人的な定番スポットである鐘山の滝に立ち寄り。
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個人的定番ポイント鐘山の滝

R138を淡々と東へ、山中湖方面へと向かう。
河口湖畔大石公園で眺めた富士山は多少雲がかかっていたとはいえその山容は充分に窺い知ることができる状況だったので山中湖でもしっかりその威容が拝めるだろうと思っていたものの、半ばくらいはイヤな予感がしたので正規PCとなっているポイントの手前で『富士山が見えない時の為の撮影モチーフ(山中諏訪明神看板)』であらかじめ撮影しておいてからのPC着。

PC12(540.9km)長池親水公園〔標高:987m〕
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2021/07/12/12:03
案の定富士山見えないよ。。。orz

気を取り直してリスタート。
あとはゴールに無事辿り着けばよいし、ランドヌール認定でのゴールには残り65km弱で約6時間あるのでまず余裕。

道志みちのローソン向かいにある農産物直売所に立ち寄り。
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焼きもろこし
食べ終えて向かいのローソンで水分補充を済ませてリスタート。

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山伏トンネル

トンネルを抜けたら途端に雨粒がパラパラ落ち始め、さほど時間が経たないうちに雨脚が強くなり始めた。元々の予定で道の駅どうしに立ち寄って昼食の予定だったので急いで坂道を下り、到着した頃にはすっかり本降りになっていてひっきりなしに雷鳴がとどろく始末。
取り敢えずレストランに入って食券を購入、表の様子を眺めつつの昼食。
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クレソンの乗った山菜そばと道志ポークを使ったちまき

しばらく様子を見ていたけれど雨脚が弱まる気配は無く、レーダー画面を確認してみても画面更新の度に新たな雨雲が湧いて出て向こう一時間や二時間は小降りになりそうにない上にそのころリスタートしたのでは雨雲を追いかけて走るようなタイミングになってしまう。そんな訳で肚を括って雨中ライドを決行することに。

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激しく土砂降り

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オリンピックコースらしく万国旗が

因みにけーこ隊長にご提供いただいたその時点での空模様の図。
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あちこち雷だらけ(;^_^A

スタートに先立ちブレーキパッドとブレーキワイヤーを交換し、スタート直前にチェーンにウェットルブを塗布した過去の自分を本当に褒めてやりたかった。土砂降りの雨の中でもそこそこ安定した走りで道志みちを走ることができて、青根付近に差し掛かった頃には雨脚が弱まり青空も見えて来た。
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青根付近

「いつもの」青山交差点からゴールの高尾駅に辿り着くまでは雨に降られることも無く、平日午後なのでトラック等大型車両もそこそこあって若干混雑した道を慎重に進む。
そうしてどうにかこうにか無事ゴールに到着。
ール(603.0km)JR高尾駅北口〔標高165m〕
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2021/07/12/15:40
(ランドヌールClose:2021/07/12/18:00)

元々はスタート前同様ゴール後も自走で移動する気満々だったものの、天気予報のレーダー画像をチェックしてみたところ、三時間ほどを要する行程の内1/3ほど走った時点で雨に降られてしまうという未来を知ったw。既に結構な勢いで全身濡れそぼっているものの、これ以上更に雨の中を走る気力が湧かなかったので輪行で帰路に就くことに。
Google先生に経路確認をお願いすると、高尾から中央線特快で新宿まで、そこから山手線で品川で京急乗り換えが所要時間の最も少ない移動との情報。とはいえ時刻を勘案すると勤め人の帰宅時間帯に丁度クリーンヒットするタイミングで新宿駅構内を輪行袋を抱えてうろうろする状況はあまり嬉しいものではないので少々時間がかかっても立川から南武線で川崎に向かうことにした。

川崎でJRから京急への乗り換えをする途中、ちょっと(?)遠回りしてホルモン焼き店へ。やはりブルべ後は肉類が欲しい。何度も通っている馴染みのお店にお邪魔して『ひとり打ち上げ』開始
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行政からの要請があるので60分一本勝負

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〆は15辛

すっかり堪能してやや足元が怪しくなりつつも無事帰宅し、シャワーを浴びてから軽く呑み直しをしていたら案の定寝落ちしてこの日は終了。

さて、社畜であるところのワタクシにとってブルべというのは『おうちに無事帰るまで』では無く、無事帰宅するのは当然として『翌日普通に出勤して業務を開始すること』で初めてブルべ終了となる。という訳で。
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翌7月13日(火)は定時出勤
片道約10kmのアクティブレストなライド。
この日無事出勤し、8年振り二度目のSR600Fujiを終了したのでありました。


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