奄美大島チャレンジサイクリング2012(240K)-2
2012.03.27 Tue 00:19 -edit-
<実走記録>


いくつかの長いトンネルを抜け、瀬戸内町に入るといきなり日が差して辺りは初夏の雰囲気。
眺めは最高に気持ち良い、されど風はしんどいまま。orz
時に向かい風の中をまるで平地がヒルクライムになったかのように踏み、時にいきなりの横風に危うく落車しそうになりながらもどうにかこうにか前進。
この辺になると90kmコースと重複しているせいか沿道で声援を送ってくれる人達が増えてくる。
それにしても90km、240km双方のエントリー総数が200に満たない人数であるにもかかわらず、結構な数の地元の人達が声援を送ってくれるので非常に気分がいい。
会釈をしたり余裕があったら手を振ったり感謝の言葉を発したり。
追い越しざま助手席や後部座席から窓を開けて声援をくれる人や、対向車の助手席から手を振ってくれた人もいた。
追い越して行く車はかなり気を遣ってどれも大きく距離を取ってくれていたし、ワインディングで追い越しが厳しい場面でもクラクションを鳴らしたりすること無く追い越せるタイミングまで辛抱強く自転車の後ろを走ってくれていた。
島を挙げてのイベントだから…ということもあるのだろうけれど、車のマナーの良さや思いやりがものすごく感じられた。
いくつか細かいアップダウンを繰り返し、2つ目のASに到着。
CPと違って必ず寄らなければならないところではないけれど、当たり前のように皆止まってゆく。
地元の集会場がASとなっていて、スタッフのお子さんたちがにぎやかな、非常に素朴でアットホームな雰囲気。
おにぎりやお漬物、タンカンゼリー等をいただきしばしのんびり。
ここで供された『麦菓子』はほのかに甘く、マシュマロをもうちょっと硬くしたような独特の食感で非常に美味しくてなかなか手が止まらなかった。
うっかり撮影を忘れるくらい美味しかったし。
パイプ椅子に腰掛け、麦茶をすすっていたら、先のお子様たちがスタッフ氏(恐らく親、もしくは親族)に
”コレ食べても良い?”と問いかけ、スタッフ氏が
”まだ全員が来た訳じゃ無いから残しとかなきゃダメだ、全員が到着して残ったら食べてもいいぞ。”と答えたら
”わぁい、残りますように♪残りますようにぃ♪”
”食べ物残ることばっかり考えていないでちゃんと応援しなきゃダメだろうが。”
”は~い♪”
…コレにはついつい和んだwww
実際は方言混じりだったし正確にこういう会話では無かったけれど、流れとしては概ねこんなもん。
子供は無邪気で正直、欲求に忠実ですわな。

ASの様子とタンカンゼリー
じっくり休養を取って先を急ぐ。
前半、”坂はあるけれど所詮勾配10%にも満たない、どうという事のない坂だ…。”なんぞと甘いことを考えていたらばあにはからんや、第二CP以降高低差はそれほどないものの10%を超える勾配の坂が目白押し。
なんというドSな設定のコースレイアウトなのだろう?
しばらくは入江沿いに弧を描いた道を進んだらひと山越えて、再び入江に…という、雰囲気的には南房総的なアップダウンの繰り返し。
しかも山を越えて入江沿いに降りるといきなり襲いかかる横風。
何度となくコントロールを失いかけ、危ういところで落車に至らずにひたすら綱渡り状態でころがり込むようにCP3到着。

じゃがいも、紫芋、かぼちゃ…を練り込んだお餅(?)がとても美味しかったです。
ここに限らずですが、やたらと風が吹き荒ぶ中対応して下さったスタッフ諸氏には本当に感謝。
制限時間に対してのマージンは約一時間。
残り30㎞を約3時間で走りきれればひとまず失格にはならずに済む。平地ならママチャリで走るペースだ。
まぁ平地なら…ね。
なにはともあれ第三CPを制限時間一時間弱ほど残した状態で出発。
コース図を後からチェックして改めて知ったのだけれど(←遅い)ここからゴールまでって高度はそれほど無いものの勾配のキツイ登りがまだあったのね。
入江沿いを快調に走っていたら目の前に飛び込んで来た景色がコレ。

目の前の小高い丘を斜めによぎるガードレール。
何度か同じようなパターンがあったので”アレは旧道だよな、この先にトンネルがあるんだよな!?”と、心で念じつつ走って行った先にはトンネルに続く直線路はなく、斜面を登る道だけがそこにあったのでしたとさ。

海抜100mを超える高台にいても充分聞こえる潮騒。
荒れた東シナ海、深みのある碧い海はのんびり眺めているとうっかり吸い込まれてしまいそうな色合い。
時間のない道中が不幸中の幸い。

こうしてみると風って画面に見えないからものすごく気持ちのいいライドだったように見える。
実際のところ、左の画像を撮った辺りなんか横風がひどくてディープリムを心底呪った区間だったりするし。
※逆恨み。恨むならチョイスした過去の自分だっての。
そんなこんなでどうにか無事にようやくゴール。

ゴールした途端、何人かの方から”こんな日にディープリムで走るなんて凄いですね!”的な感心をされたのだけれど
チャリを発送した火曜日にはまさか『こんな日』になるなんて思っていなかったんだってばさ。
だいいち前日までの天気予報だって風速は4~6m/s程度だったんだし。

頂いた完走証。
第11グループって事は11番目スタートなので6時10分スタート=所要時間:11時間41分54秒…ってことです。
完走後、しばしドリンクを頂いたり後続の帰還者を拍手で迎え入れたりしていたものの、相変わらず風が強くて身体が冷え始めたので程なく退散。
宿に戻ってチャリを分解、荷造りしてシャワーを浴びて、徒歩数分のところで開催される『さよならパーティ』会場へ。

余興あり、じゃんけんプレゼント大会あり…のなかなか楽しいひと時でした。
自転車乗りの胃袋には若干料理が足りなかったようでしたがwww

わたしは第一CPで外人さんに話しかけられた通り、わたしに合うサイズのグローブをGETできて非常に満足でした♪
予定終了時刻は21時だったものの結局22時頃迄なんだかんだと宴が続いてお開きに。
宿に戻って軽くTVを眺めていたりしたけれど、さすがに4時起きの上に240km走破後だったのであっという間に睡魔の餌食となって爆睡。
明けて月曜日。
押さえていた飛行機は14:50奄美発羽田行き。
空港行きバスが宿の前を出るのは13:10なので午前中は暇を持て余すことになる。
のんびり朝食を頂いてからチェックアウト、荷物をフロントに預けて当てもなく散策を開始したものの、名瀬って歩いて楽しい街ではなかった。
っていうか、事前に何にも調べていなかったおのれを若干恨んだw
街中をうろついていたら郵便局の近くに観光案内所があり、表に観光地図が掲示してあった。
簡単に行けそうで時間が潰せそうなところ…奄美市立奄美博物館(黒潮館)に行くことに。
泊まった宿とは違ったけれど、セントラルホテルでレンタサイクルを借り受け、昨日はロードなチャリで走った道をママチャリで走る。
ロードとは全く違うポジションで走るので脚の筋肉のストレッチに良い感じだったりしたのが意外な発見。

博物館の向かいにあった【奄美の伝統的民家】移築展示。
誰も管理している様子が伺えないのにあちこち開け放して放置(?)してある。
時間に余裕がありさえしたら畳に寝転がって昼寝をしていたに違いない。
こういうゆるさがしみじみ羨ましい。

博物館。
月曜の午前中、こういうところを訪れるのは校外学習の生徒か余程の物好きに決まってるw
受付のおねーさんには若干怪訝そうな目で見られてしまい
思わずM心が疼いてしまったりした←嘘です。ええ、嘘ですともwww
思った以上に(失礼!)見応えのある展示を約一時間半ほど堪能し、多少時間の余裕があるのでちょっと足をのばして朝仁の浜を眺めに行くことに。

防波堤で遭遇した二匹のネコ様に”なんだ、てめぇ!?”的なメンチを切られ、若干うろたえる。

奄美の浜はこうした入江になっているところが多く、沖合が荒れていても入江の中は案外穏やかだったりする。
天然の良港なのだなあ…と感心することしきり。
吹き荒ぶ風の中、海を眺めていたらあっという間に時間が過ぎてしまって慌てて市街地に戻り、チャリを返して昼食を済ませ、さすがに乗り遅れとかやらかすこともなくバス、飛行機に乗り込み帰京。
帰りに行きつけの整骨院でマッサージを受けてリフレッシュしてスッキリした気分で帰宅。
風は仕方ないとして、非常に楽しい二泊三日の旅でした。
大会運営の皆様、地元で応援下さった皆様、本当に楽しめる大会でした
ありがとうございます。
次回開催時も都合さえ会えば是非エントリーしたいと思います。
挨拶がわりに気が向いたら押してやってください。

にほんブログ村




いくつかの長いトンネルを抜け、瀬戸内町に入るといきなり日が差して辺りは初夏の雰囲気。
眺めは最高に気持ち良い、されど風はしんどいまま。orz
時に向かい風の中をまるで平地がヒルクライムになったかのように踏み、時にいきなりの横風に危うく落車しそうになりながらもどうにかこうにか前進。
この辺になると90kmコースと重複しているせいか沿道で声援を送ってくれる人達が増えてくる。
それにしても90km、240km双方のエントリー総数が200に満たない人数であるにもかかわらず、結構な数の地元の人達が声援を送ってくれるので非常に気分がいい。
会釈をしたり余裕があったら手を振ったり感謝の言葉を発したり。
追い越しざま助手席や後部座席から窓を開けて声援をくれる人や、対向車の助手席から手を振ってくれた人もいた。
追い越して行く車はかなり気を遣ってどれも大きく距離を取ってくれていたし、ワインディングで追い越しが厳しい場面でもクラクションを鳴らしたりすること無く追い越せるタイミングまで辛抱強く自転車の後ろを走ってくれていた。
島を挙げてのイベントだから…ということもあるのだろうけれど、車のマナーの良さや思いやりがものすごく感じられた。
いくつか細かいアップダウンを繰り返し、2つ目のASに到着。
CPと違って必ず寄らなければならないところではないけれど、当たり前のように皆止まってゆく。
地元の集会場がASとなっていて、スタッフのお子さんたちがにぎやかな、非常に素朴でアットホームな雰囲気。
おにぎりやお漬物、タンカンゼリー等をいただきしばしのんびり。
ここで供された『麦菓子』はほのかに甘く、マシュマロをもうちょっと硬くしたような独特の食感で非常に美味しくてなかなか手が止まらなかった。
うっかり撮影を忘れるくらい美味しかったし。
パイプ椅子に腰掛け、麦茶をすすっていたら、先のお子様たちがスタッフ氏(恐らく親、もしくは親族)に
”コレ食べても良い?”と問いかけ、スタッフ氏が
”まだ全員が来た訳じゃ無いから残しとかなきゃダメだ、全員が到着して残ったら食べてもいいぞ。”と答えたら
”わぁい、残りますように♪残りますようにぃ♪”
”食べ物残ることばっかり考えていないでちゃんと応援しなきゃダメだろうが。”
”は~い♪”
…コレにはついつい和んだwww
実際は方言混じりだったし正確にこういう会話では無かったけれど、流れとしては概ねこんなもん。
子供は無邪気で正直、欲求に忠実ですわな。


ASの様子とタンカンゼリー
じっくり休養を取って先を急ぐ。
前半、”坂はあるけれど所詮勾配10%にも満たない、どうという事のない坂だ…。”なんぞと甘いことを考えていたらばあにはからんや、第二CP以降高低差はそれほどないものの10%を超える勾配の坂が目白押し。
なんというドSな設定のコースレイアウトなのだろう?
しばらくは入江沿いに弧を描いた道を進んだらひと山越えて、再び入江に…という、雰囲気的には南房総的なアップダウンの繰り返し。
しかも山を越えて入江沿いに降りるといきなり襲いかかる横風。
何度となくコントロールを失いかけ、危ういところで落車に至らずにひたすら綱渡り状態でころがり込むようにCP3到着。

じゃがいも、紫芋、かぼちゃ…を練り込んだお餅(?)がとても美味しかったです。
ここに限らずですが、やたらと風が吹き荒ぶ中対応して下さったスタッフ諸氏には本当に感謝。
制限時間に対してのマージンは約一時間。
残り30㎞を約3時間で走りきれればひとまず失格にはならずに済む。平地ならママチャリで走るペースだ。
まぁ平地なら…ね。
なにはともあれ第三CPを制限時間一時間弱ほど残した状態で出発。
コース図を後からチェックして改めて知ったのだけれど(←遅い)ここからゴールまでって高度はそれほど無いものの勾配のキツイ登りがまだあったのね。
入江沿いを快調に走っていたら目の前に飛び込んで来た景色がコレ。

目の前の小高い丘を斜めによぎるガードレール。
何度か同じようなパターンがあったので”アレは旧道だよな、この先にトンネルがあるんだよな!?”と、心で念じつつ走って行った先にはトンネルに続く直線路はなく、斜面を登る道だけがそこにあったのでしたとさ。


海抜100mを超える高台にいても充分聞こえる潮騒。
荒れた東シナ海、深みのある碧い海はのんびり眺めているとうっかり吸い込まれてしまいそうな色合い。
時間のない道中が不幸中の幸い。


こうしてみると風って画面に見えないからものすごく気持ちのいいライドだったように見える。
実際のところ、左の画像を撮った辺りなんか横風がひどくてディープリムを心底呪った区間だったりするし。
※逆恨み。恨むならチョイスした過去の自分だっての。
そんなこんなでどうにか無事にようやくゴール。


ゴールした途端、何人かの方から”こんな日にディープリムで走るなんて凄いですね!”的な感心をされたのだけれど
チャリを発送した火曜日にはまさか『こんな日』になるなんて思っていなかったんだってばさ。
だいいち前日までの天気予報だって風速は4~6m/s程度だったんだし。

頂いた完走証。
第11グループって事は11番目スタートなので6時10分スタート=所要時間:11時間41分54秒…ってことです。
完走後、しばしドリンクを頂いたり後続の帰還者を拍手で迎え入れたりしていたものの、相変わらず風が強くて身体が冷え始めたので程なく退散。
宿に戻ってチャリを分解、荷造りしてシャワーを浴びて、徒歩数分のところで開催される『さよならパーティ』会場へ。

余興あり、じゃんけんプレゼント大会あり…のなかなか楽しいひと時でした。
自転車乗りの胃袋には若干料理が足りなかったようでしたがwww

わたしは第一CPで外人さんに話しかけられた通り、わたしに合うサイズのグローブをGETできて非常に満足でした♪
予定終了時刻は21時だったものの結局22時頃迄なんだかんだと宴が続いてお開きに。
宿に戻って軽くTVを眺めていたりしたけれど、さすがに4時起きの上に240km走破後だったのであっという間に睡魔の餌食となって爆睡。
明けて月曜日。
押さえていた飛行機は14:50奄美発羽田行き。
空港行きバスが宿の前を出るのは13:10なので午前中は暇を持て余すことになる。
のんびり朝食を頂いてからチェックアウト、荷物をフロントに預けて当てもなく散策を開始したものの、名瀬って歩いて楽しい街ではなかった。
っていうか、事前に何にも調べていなかったおのれを若干恨んだw
街中をうろついていたら郵便局の近くに観光案内所があり、表に観光地図が掲示してあった。
簡単に行けそうで時間が潰せそうなところ…奄美市立奄美博物館(黒潮館)に行くことに。
泊まった宿とは違ったけれど、セントラルホテルでレンタサイクルを借り受け、昨日はロードなチャリで走った道をママチャリで走る。
ロードとは全く違うポジションで走るので脚の筋肉のストレッチに良い感じだったりしたのが意外な発見。


博物館の向かいにあった【奄美の伝統的民家】移築展示。
誰も管理している様子が伺えないのにあちこち開け放して放置(?)してある。
時間に余裕がありさえしたら畳に寝転がって昼寝をしていたに違いない。
こういうゆるさがしみじみ羨ましい。

博物館。
月曜の午前中、こういうところを訪れるのは校外学習の生徒か余程の物好きに決まってるw
受付のおねーさんには若干怪訝そうな目で見られてしまい
思わずM心が疼いてしまったりした←嘘です。ええ、嘘ですともwww
思った以上に(失礼!)見応えのある展示を約一時間半ほど堪能し、多少時間の余裕があるのでちょっと足をのばして朝仁の浜を眺めに行くことに。



防波堤で遭遇した二匹のネコ様に”なんだ、てめぇ!?”的なメンチを切られ、若干うろたえる。


奄美の浜はこうした入江になっているところが多く、沖合が荒れていても入江の中は案外穏やかだったりする。
天然の良港なのだなあ…と感心することしきり。
吹き荒ぶ風の中、海を眺めていたらあっという間に時間が過ぎてしまって慌てて市街地に戻り、チャリを返して昼食を済ませ、さすがに乗り遅れとかやらかすこともなくバス、飛行機に乗り込み帰京。
帰りに行きつけの整骨院でマッサージを受けてリフレッシュしてスッキリした気分で帰宅。
風は仕方ないとして、非常に楽しい二泊三日の旅でした。
大会運営の皆様、地元で応援下さった皆様、本当に楽しめる大会でした
ありがとうございます。
次回開催時も都合さえ会えば是非エントリーしたいと思います。
にほんブログ村
- 関連記事
-
-
第22回かすみがうらマラソン(2011/04/15) 2012/04/16
-
【BRM407青葉300km本栖みち】-2(2012/04/07走行) 2012/04/09
-
花見をしながらジョグ&ウォーク 2012/04/08
-
【BRM407青葉300km本栖みち】-1(2012/04/07走行) 2012/04/08
-
新年度初Tiida(2012/0401) 2012/04/03
-
奄美大島チャレンジサイクリング2012(240K)-2 2012/03/27
-
奄美大島チャレンジサイクリング2012(240K)-1 2012/03/27
-
久しぶりの奥多摩周遊道路 with ビーフシチュー(実施日:2012/03/18) 2012/03/20
-
BRM226埼玉200㎞【アタック小田原城】 2012/02/28
-
青梅マラソン走ってみました。 2012/02/20
-
三浦半島一周しようと思ったんだけど挫折しちゃった記録 2012/02/20
-