折角なので
Edge800のログと
Forerunner910XTのそれとを並べてみる。
ルートラボにUPする際にポイント数を間引いているので単純比較は出来ないけれど、距離約2.5kmの差。
走行距離に比較して1%強の差異は誤差範囲内として許容すべきでしょうかね。
※各数値は
Edge800のログによる。
【実施日時】2013年5月26日7:01スタート
【走行距離】 236.62km
【総所要時間】 13時間21分
【乗車時間】 11時間15分
【平均時速】 (走行距離/総所要時間) 17.9km/h
【Av】 (走行距離/乗車時間、サイコンのAv)21.0km/h
【平均バイクケイデンス】 61rpm
【獲得標高】 3,298m
平均のケイデンス値がここ最近の記録に比較すると10rpmほど小さい。それだけ登りがキツかったってことなのだろうけれど、SR600辺りを念頭に置くともう少しくるくる回すことを意識して走らないと長距離の後半しんどくなるような気がする。
イベントとイベントの谷間の土日。
週間天気予報を確認したら二日間共好天に恵まれそうだったので心を躍らせながらロングライド用のコースを二つほど策定してみた。
ひとつは
明神峠、もうひとつは
高山不動(関八州展望台)がメインのどちらも少々坂がきつめのコース。
明神峠は以前走った記憶が曖昧だったので確かめに行く意味合いもあったり。
当初の計画ではR246から直接明神峠に向かうつもりでいたのだけれど、
のりぞー64氏が
”明神峠には足柄峠をセットにするのが神奈川のドMな自転車乗りの定食です。”と言い出したので神奈川県民でもドMでも無いけれど貴重なご意見を反映することにしてみた。
明神峠は記憶が曖昧だったけれど、足柄峠は完全に初めて訪れるところである。
そして迎えた土曜日はいざ出発という段になってペダルの不具合が発覚し、急遽というか先送りにしていた作業をようやくというか、ペダルのメンテを行うことになったので結局DNSに終わってしまったのは既に二つ前のエントリとしてポスト済み。
予定をスライドして高山不動は後日行くことに。
朝5時、前夜の深酒の影響が若干残るもののそこそこ爽やかに目覚めたのではあるが、どうも
時空の歪みに捕らわれてしまったようで、目覚めた直後のわたしが布団から這い出たのはなぜか目覚めてから90分も経過した6時半になろうという頃合だった。
いやはや、万が一平日この時空歪みが起きたりするととんでもないことになる。
諸々用意を済ませ、いつもの多摩川緑地管理事務所前を出発したのは7時丁度。

いつもの管理事務所前
今回の目的のひとつはお初の足柄峠、記憶が曖昧なのでひょっとしたらお初の明神/三国両峠を走破することに加え、Garmin Connectで作成したルート図をEdge800に転送した際の使い勝手等の確認の意味もあったのだけれど、後から考えてみたら
初めてに近いルートを走るのに使い勝手が不明なナビを試験的に活用しようという発想自体非常に浅薄極まるものだったなあ と。
ひとまず走り出し六郷橋を渡って川崎へ、ナビの指示に従い進む。
ところどころ
”???”なルートがあったものの、川崎市内を抜けてR246に至る最短ルートは意外とすっきりしたコースが無いし、この辺はルート作成の時にあまり細かく確認していなかったのでまあいいか…で、進むがどうにも様子がおかしい。なぜかガス橋通りにぶつかって橋を渡って東京側に渡るよう指示が出た段階でナビのコースアウトアラートを無視してR246を目指すことにした。
この辺は帰宅してから作成したコース図をしっかり検証しようと心に留め置く。
R246に合流し、しばらく進むとコース復帰の表示。
いったいどこをどう回ってここに来るようなコースだったのか?こんなルートを引いた記憶がまったく無い。

丁度50km走ったところにコンビニがあったので立ち寄って休憩&補給。
SNSつながりの
ゆかっち嬢がこのあたりからほぼ同じコースを走る予定だと聞いていたのだけれど、既にこの時点で明神峠あたりにいたらしい。約3時間のビハインドでは追い付きようが無いのでマイペースでリスタートって言うかいつだってマイペースだろ、俺w
曇りがちな天候で、日差しはそれほどきつくは無かったものの気温が上がって結構な量の汗を流しつつ進んだけれど、新善波坂トンネルを通過して秦野に入ったら体感温度が一気に2、3℃下がったような感じで下り坂では半袖ジャージが若干肌寒くなったりもした。秦野以降はほぼそんな気温。善波坂を境にして何か変わるんだろうか?
75km地点の南足柄市内にコンビニがあったので立ち寄って足柄峠前の補給。
通りすがりの見ず知らずのおじさんに
”いやぁ、格好良いね。脚が立派だよ!”とほめられ
”ひょっとして誘われていたりするのかっ!?”と気を回して若干うろたえる(←気を回したのは嘘、うろたえたのはホントw)ひとまず
”いやぁ、まだまだ鍛え方が足りませんよ、ははは。”と答えておいたけれど
ごめんなさい、こんな時どんな顔したら良いのかわからないの。その後おじさんはさっさとどこかに去ってしまったのでやはり誘われたわけでは無かったのだと安堵(ぇ

そんなこんなの後いよいよ初登坂となる足柄峠へ向かう。

歴史を感じさせられます
【足柄古道】入り口
味わいのありそうな道で、トレッキングやトレランも楽しめそう。
どこからが足柄峠区間なのかよくわからないけれど、それなりの坂が始まってから結構な距離を走ってもずっと10%位をピークにした楽ではないもののきつくも無い程度の坂道が延々続く。神奈川のサイクリストたちがよく訪れるということだから
こちらはTT区間としてタイムを競ったりしているのだろうか?なんて軽いことを考えていたら、ピークに近づけば15%前後のなかなか厳しい坂道が続く。
さすがに
【神奈川のドM御用達な峠道】、侮るわけにはいかんのです。

そこそこ穏やかな坂道→ピーク手前はやっぱりきつい

峠手前の足柄明神跡の鳥居。
紅白に塗り分けられた鳥居というのもなかなか珍しいのでさぞかし由緒あるものなのだろうと思って帰宅後調べてみたら何のことは無い、
ほんの三年ほど前に設置されたばかりのものだったし。

足柄峠到着
向かいの茶屋でお団子でも戴こうと思ったのだけれど、店先に設置してある自販機のジュースが観光地価格だったので微妙に興醒めしてしまい、結局取りやめ。
コスト増はわからんでもないけれど、
和田峠の売店を見習って欲しいもの。
まあ、むしろあっちが特殊なのかな。

足柄の関跡
説明の記された立て札をよくよく読んでみると
『関所の場所、規模、存廃時期が不明』と書いてある。
だったらすぐ隣に置いてある、『旅人がここに手形を置いておじぎした』と解説のある【おじぎ石】って何なのだ?単にその辺にあった石を持ってきただけなんじゃね?なんとも釈然としない解説なのでありました。
さて、今度はご褒美ダウンヒル…のはずが、ショートカットの旧道コースに入ってしまったお陰でおっかなびっくりの下り坂。

地形図で確認してみても明らかに現道より勾配がはるかにきついし落ち葉、落枝多いし(^_^;)
どうにかこうにか足柄駅前まで降りてきて、さていよいよ本命明神峠といったところ。
なんとなく心で描いていたイメージと方向が違うナビゲーションに若干の不安を抱きつつ進み、一旦R246に合流、すぐに左手の林道に進むよう指示されたので素直に従ってほんの数百メートル進んだ先には
未舗装の林道が待ち構えておりました。
帰宅後確認してみたら、確かにこの林道は明神峠に向かう県道に最終的には合流していたのだけれど…orz
しばらくウロウロR246を行ったり来たりしてようやく目的のK147に合流し、若干気が楽に。後は一本道だし山中湖から先は勝手知ったる道志みちだし。

この標識が現れた時にはほっとしたけれども、
この標識が見つからずにそのままR246で帰ったほうが幸せだったのかも知れないw
さて、いよいよ明神峠トライな訳ですが、走っても走っても
”あ、ここかあ♪”って感覚が湧いてこない。過去の走行ログをざっと漁ってみてもそれらしいモノが見つからなかったのでやはり明神峠を走るのは初めてのようでありました。過去何人かの走行レポを読んでいたのでなんとなく走った気になってしまっていただけみたい。
実際走ってみて、
いつまでも続く勾配が10%を下回らない長い坂道、何度かピークに見えて実はその先があるフェイクなピーク、それでもそろそろ終わるんじゃないかと思って進むと心を折りに掛かる真空コンクリート舗装路面の◎。こんなのいっぺん走れば記憶に残らないはずがない、間違いなく初挑戦だわ、ここ。
更に言えば、きのこセンター前と奥多摩周遊合流手前にきつい勾配部分が存在するけれど、途中で休める
風張林道と比較すると、最大勾配こそ及ばないもののピーク手前のひと区間以外常に休憩場所のない
明神峠の方が走破する為に必要とされる精神力が大きいのではなかろかと。
そんな初見の峠道だというのにEdge800の高度図が全く表示されていないので進行方向の勾配状況が全く読めず、目の前に現れるフェイクなピークに一喜一憂。
更に悪いことに微妙な追い風な状態で、進む速度と風速がほぼ一緒、すなわち無風状態できっつい勾配の坂道を文字通り汗を滴らせて登って行く熱中症まっしぐらなコンディション。
普段嫌で嫌でしかたがないのにこの時だけは向かい風や横風が吹くことを切望した。叶わなかったけど。
そうして到着した明神峠のピークは大仰な表示があるわけでもなくなんとなく拍子抜け。
三国峠も同様だったけれど、旧道の峠と現道のピークが一致していないみたいで頑張って登った身にはなんとなくさみしい峠となっているようです。

明神峠の現道ピーク付近

明神峠からFISCO(富士スピードウェイ)が見える。
結構遠いのにしっかりエキゾーストノートが響きわたっていた。
これまた下調べが不充分だった上にEdgeが高低図を表示出来ない状態だったので、
明神峠から三国峠までは尾根筋の縦走みたいなものだから大した坂ではないだろうなんて軽く考えてリスタートしてみたらあにはからんや、しっかり10%前後の勾配が続き、明神を登った脚には結構な負担になる坂道でした。

三国峠付近
三国峠から先は軽くご褒美なダウンヒル。
天気が良ければ富嶽の眺めが最高に気持ちのよい下り坂なのだろうけれど生憎の低い雲。

ちょっと霞んでしまっている山中湖。
天候に恵まれれば左手に見えるはずの富嶽も雲の中。
短いご褒美ダウンヒルを堪能し、山中湖側からは軽い登り返しになる山伏峠を越えて
正真正銘ご褒美ダウンヒルな道志みち。時に前を走る乗用車を煽り気味になってしまいながら気持よくダウンヒルを駆け下りて道の駅どうしへ。
山伏峠手前のローソンでおにぎり一個を食していたので豚串は頼まず豚汁のみ、デザートにクレソンアイス。
それにしても15時半過ぎという時間帯で豚汁が売り切れずに残っていたのは久しぶりのことだった。気温が高めだったので売れ行きがイマイチだったということか。

わたしにとっての定番三品(豚串、豚汁、クレソンアイスキャンディ)の内二品。
クレソンアイスを食べ終わったところで丁度16時といったところ。
豚串を食べなかった代わりに山のはちみつではちみつたい焼きを食す、文字通りの腹づもりだったりしたものの、閉店時刻の記憶が曖昧。
確か17時まで開いていたと思ったけれども何せ山の中のことだけに16時頃閉店してしまっても何ら不思議はない。
自分の記憶を信じてリスタート。
更に自分の記憶を信じて道の駅どうしから山のはちみつまでは3~40分で到達できると判断していたのでやはり
わたしの記憶を重要な判断の根拠にするのは問題があるようです(^_^;)
結局閉店時刻は記憶通り、所要時間は記憶より2~30分ほど余計に掛かって丁度一時間。

道志ダム(奥相模湖)
ひっそりとした佇まいがなんとなく気に入っているダム。
ただ、夜中に通りかかるとそのひっそりした佇まいが逆に意外と不気味だったり。
今回は急いで通過したので画像なしだけれど湖水の色もお気に入りだったりする。

閉店時刻ギリギリの訪問だったので、いつも頂くはちみつたい焼きと珈琲のセットにはありつけなかったものの、たい焼きを一個サービスして貰えたので店の外の自販機で缶コーヒーを買ってベンチで頂いた。
どうにかこうにかたい焼きにありつけたので、ひとまず今回のミッションはコンプリート。
そこから先はなるべく楽な道を走りたかったのでもったりダラダラな大垂水峠を越えて浅川CR→多摩川CRという起伏の少ないルートにしたのだけれど、大した勾配でもない大垂水峠が意外とキツかったところを見ると結構なダメージ蓄積があったようだ。
それもそのはず、
大垂水峠に到達した時点で走行距離180km、獲得標高3,200m(※3,100mとツィートしましたが、3,200が正)なので、これはSR600とほぼおんなじペース。いや、SR600はこの三倍以上走らなけりゃならんのか、改めて厳しいものだなあと。(^_^;)
浅川CRから多摩川CRに移行した途端、羽虫の多さに辟易としてしまい、多摩川CRをそのまま下るのは断念。
いつものように是政橋から右岸に移って多摩沿線道路をガス橋まで。
それにしても府中、調布近辺ではアレほどいた羽虫が多摩川下流域になるとほとんどいなくなるのはなんでなのだろう?コウモリのおかげ?※丸子橋から下流は結構な頻度でコウモリを見かける
ガス橋から左岸に戻ってスタート地点の管理事務所前までというルートで帰着。
約13.5時間、蓋を開けば初めて走った峠ばっかりの、なかなか楽しいロングライドではありました。
明神峠の凶悪さは二度と忘れることは無いでしょうw
挨拶がわりに気が向いたら押してやってください。

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