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日記超。-改・弐-

  : 

自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023May23Tue

【小江戸大江戸200k】 備忘録的詳報 Part-3 


GarminForerunner910XTのログによる
【実施日時】 : 2014年03月01日08:08スタート
【走行距離】 : 210.68km(公式203km)
【所要時間】 : 35:47:14(公式ネット35時間46分36秒(制限:36時間))
【平均ペース】: 10:12 min/km



玉淀ASからしばらく進むと再びY本さんと一緒に走るようになった。
概ねキクちゃんとY本さんの会話が中心で、時々こちらに振ってくるような感じだったけれど、会話のテンポといい内容といい聞いていて非常に楽しかった。

”去年はセンパイのお陰で大江戸を走り切れたと言っても過言じゃないんで今年もお願いしますね!”
キクちゃん
”あたし今年は小江戸だけだもん、ナイトラン怖いし嫌い。”
Y本さん

”またまたあ、センパイともあろうお方が91kmじゃ物足りないでしょ?もっと走りたいでしょ?どうせだから一緒に走っちゃいましょうよ!”
”良いから、足りるから、お腹いっぱいだからw”
”いつからそんなにギラつかなくなったんですか?センパイらしく無いっすよ!?”
”前からそんなにギラついて無いよw”
”そんな人が週末40kmとか簡単に走る訳無いじゃないですか、素直じゃないなあ。”
”良いの、素直なのw”
”そしたら俺は大江戸どうやって走り切ったら良いんですか?俺のために大江戸も走って下さいよ!”
”イヤw”
こんなかんじで楽しい。本当に笑えるし疲れが飛ぶ(ような気になっただけだったw)

玉淀からは小江戸コースの復路になり、一路川越に向かって帰ることになる。
寄居から小川バイパスで小川町、嵐山を抜けてそれまで登り基調だったコースが下り基調に切り替わる。
自転車なら喜んでヒャッハーしてしまうところではあるけれど、ランの下りは脚への負担が大きいのでむしる登りよりもしんどいかもしれない。
この辺りを自動車で通りかかった地元在住の黒スコットさん(@kuro_scottが何人かの参加者とすれ違ったそうで、ひょっとしたらわたしもそのうちのひとりであったのかも知れない。

荒川左岸に渡った辺りから玉淀で再び右岸に戻る頃まではどうにか小康状態を保っていた空模様も小川町付近に差し掛かった辺りで再び雨粒が落ちてくるようになってしまい、嵐山辺りでは結構しっかり降る時間帯もあった。
足を止めてしまったら一気に身体が動かなくなるような状況下でキクちゃん、Y本さんと会話しながら足を止めずにずっと走れたのは非常に助かった。単独で走行して果たしてペースをキープ出来たか非常に疑問。

元々高くなかった気温が日没時刻が近付くにつれて徐々に下がり始め、雨と相まって体力を削る。
雨ブルベの経験がなかったら途中で投げてDNFしていたのではないかと思ったことも幾度と無くあったが、やはり一緒に走っている人が何人も視界の範囲にいて『頭のネジが飛んでしまったかのようなおかしな人が自分ひとりではない』ことが認識できると不思議と力が湧いてくるw

R254から一旦裏道に入り、県道172号⇒344と移行してASの設置してある東松山市唐子市民活動センターに向かう。
道幅が狭く、歩道は人がすれ違うのがやっとくらいの道で足元は側溝や側溝フタ、アスファルトの亀裂等でかなり段差が多く走りづらい。
何度か段差でよろけたりつまずいたり足首を捻りかけたりしたが、あるタイミングでかなり勢い良く段差でよろけてしまった拍子に右膝を捻ってしまい、着地の時の姿勢によってはそこそこ痛みが出てくるようになってしまった。この右膝は随分前からクセになっているので注意はしているのだけれど、自転車ロングライドの際もちょっとしたきっかけで妙に痛み出すコトがあるから困る。
痛みが出始めたらそのまま続くわけではなく、フォームによっては痛みが消えてしまったかのように感じられてしばらく何事もなかったかのように行動できてしまい、ふとしたはずみで再び顕れたり消えたりしてくれるので更に困る。
フォームや体重バランス等を微妙に調整しながら膝に痛みを生じさせないようおっかなびっくりで先に進む。
まだ小江戸コースは20km残っているし、その先の大物、大江戸コース112kmが待ち構えている。

やや薄暗くなり始めた時、ようやく唐子ASに到着。
<唐子AS@71.9km>
到着時刻 3月1日17:23(Close 20:00)

14030125.jpg14030126.jpg
補給にこの地域の名物、温かい肉うどんをいただく。

わたしが貰って以降、厨房のガスが切れてしまってスタッフさんたちが若干てんやわんやしていたものの、何故かキクちゃんの協力(?)もあって無事復旧。

建物ロビーで休憩する参加者の表情には疲れの色が色濃くなっていた。
その中で何人が小江戸コースのみでゴールする選手なのか、大江戸コースも走る選手なのかパッと見で判別がつかない。
本来ならゼッケンナンバーの色で見分けられるのだけれど、ゼッケンの上からレインウェアを着込んでいる選手が多く、また大江戸コースにおいてなか卯で補給を受ける際の引換券的意味を持つのでゼッケンは外して濡らさないようにして欲しいとスタッフから指導されて外している人も多いので外見ではわからないのだ。

ぼちぼちリスタートの準備をしていたらキクちゃんからY本さんが先に出発したことを教えられた。Y本さんは奥武蔵ウルトラマラソンにもエントリーしているそうなのでまたお目にかかれるのが楽しみ。

唐子ASをリスタートし、しばらく進んだところで信号待ちをしていたらひとりの参加者が追い付いてきて、初参加でコース理解が浅いかもしれないので一緒に走らせて欲しいと申し出てきた。H大学大学四年生のS野くん
こちらとしては断る理由がないので7分~8分/km程度のペースで良ければ、と快諾。

聞けば彼はスタート直後に相当ハイペースで飛ばし、一時は二位まで順位を上げたもののその後失速してしまってこの順位にいるらしい。
※『この順位』と言ってもその時点で自分たちの順位を把握出来ていたわけではない、”随分たくさんの人に抜かされてしまった。”という程度のニュアンス。

小江戸ゴールの川越まで、基本キクちゃん、S野くん、わたしの三人で走ったのだけれど、相変わらずキクちゃんはひたすら話しっぱなし。
色々な話を三人(ってか主に二人、時々三人)でしながら残る20km弱の暗くなった道を走る。
大学四年生で卒業、就職が決まっていること。
箱根駅伝出場を目標にしていた陸上部所属選手だったこと。
現役当時(って言っても数ヶ月前)は一ヶ月700kmの走り込みはザラにやっていたのでウルトラマラソンも楽勝だろうと考えてエントリーしたこと。
”正直舐めてましたね、あれだけ走りこんだのに走れない訳が無いと思ったのにいきなり足痛くなって走れなくなってズルズル遅れていっぱい追い越されました(^_^;)”
本来なら100kmウルトラマラソンの完走経験が参加資格の一つであるけれど、運営に直談判した結果大学陸上部所属ということで特例として参加を認めて貰えたのだそうである。

”因みに公式大会での最長距離は?”と問うたら
”ハーフマラソンまでですねえ。”ですと。
いきなり自己記録の距離約10倍にチャレンジとか、日頃の鍛錬があるとは言えなかなかどうして豪快なチャレンジャーである。
嫌いじゃないっていうかむしろ大好きだぞ、そういうのwww

いい加減降り止まない雨の中、当初見込んでいた20時を20分ほど過ぎた頃川越一番街に戻ってきた。
ゴール地点には朝、スタートを見送ってくれたガクさん(@gak_t12が反射ベストを着用して立っていて、その傍らにはつい先日入籍したばかりの奥様かわさん(@kawa7615の姿も。
気分はブルベのゴール受付。いや、まだゴールじゃないけどさ。

それにしても雨の中90km走ってきて身体も心も冷えきったところに幸せいっぱいな熱々の二人の姿を思うさま見せつけて(←こら!)温めてくれようという粋な計らい、ありがたくて涙が出るぞwww

いやいや、冗談はさておきお出迎えしてもらえて本当に嬉しかったです。
掛け値なしに力を貰える(^_^)

<川越ゴール@91.0km>
到着時刻 3月1日20:24(Close 24:00)

G01.jpgG02.jpg(c)ガクさん(@gak_t12
左:一番街でガクさんに出迎えて貰ったところ
右:リストバンドをタッチ!

連馨寺講堂に入り、預けてあった荷物から着替えを引っ張りだしてひとまずコンプレッションの長袖シャツを着替え、後はそのまま。バッグに入っていた余分な荷物は預け荷物の方に移し替え、多少なりとも軽量化。
補給食のカップラーメンをすすり、荷物を預けて再び表へ。
準備に手間取っている間にキクちゃんは”俺先に行きますよ!”と言い残して先発。

表で待ってくれていたガクさん(@gak_t12かわさん(@kawa7615ご夫妻と幾つか言葉を交わしていざリスタート。
G03.jpg(c)ガクさん(@gak_t12
大江戸112kmのスタート

G04.jpg(c)ガクさん(@gak_t12
見送ってくれているお二人に向かって手を振りつつ。
この辺りはまだ余裕があったんだよなあ…。(^_^;)

<まだまだ続く>
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2023May23Tue

【小江戸大江戸200k】 備忘録的詳報 Part-2 


GarminForerunner910XTのログによる
【実施日時】 : 2014年03月01日08:08スタート
【走行距離】 : 210.68km(公式203km)
【所要時間】 : 35:47:14(公式ネット35時間46分36秒(制限:36時間))
【平均ペース】: 10:12 min/km



さくら堤からはひたすら右岸荒川CRを遡上していく。
なんだかんだ半年くらいご無沙汰してしまってはいるけれど、それなりに馴染みの深い道である。
天候は相変わらず、細かい霧雨が降り前方の視界を遮る。
14030114.jpg
霧雨に煙る荒川土手天端路

この辺りを走っている時に、雨に濡れたウェアが肌に擦れ始めてきたような若干の違和感が股間に生じるようになって来た。
もうすぐ熊谷ASだし、そこはしっかりとしたトイレがあるのでそこでワセリン塗り込み等の対処を早めにしておいたほうが良いとキクちゃんにアドバイスをもらう。
そもそもそのワセリンも前日彼のアドバイスで携行荷物に加えたのであるが、野辺山の時も彼のアドバイスでスタート前日に現地購入して、今回持参したのはその時購入したチューブだったりする。
ウルトラ慣れしていないお陰でついつい忘れがちになるけれど、長丁場のランニングだとほんの少々のウェア縫い目の擦れでも積もり積もって大きな障害となることが多々ある。
まあ、この辺は自転車ロングライドでも同じことなので痛くなる前に早目対処が吉。

さくら堤から10kmほど走ったところで熊谷AS(熊谷市立健康スポーツセンター)到着。

<熊谷AS@28.1km>
到着時刻 3月1日11:20(Close 12:30)

14030115.jpg
さくら堤以外のASには計測器が置いてある(さくら堤に置いてなかったのは電源の問題かな?)のでリストバンドをタッチしてからあれこれ補給食、飲料をいただく。

ここでもキクちゃんのお知り合いが応援に来ていた。
ホント、顔広いよねえ。

14030116.jpg14030117.jpg
太巻き寿司、いなり、お味噌汁、コーラ他ジュースが取り揃えられていたエイド。
太巻き、いなりそれぞれ二切れずつほど頂いてから建物内のトイレ個室に入ってワセリン塗布。

準備を整え、建物出口に向かおうとしたら丁度キクちゃんがリスタートしたところ。
シューズを履いて表に出たら100mほど先に後ろ姿が見えたが無理して追うのはやめておこうとマイペース維持を決め込もうとしてみたら、前方でキクちゃんが立ち止まってストレッチを始めたので程なく追いついた。
”エイドで止まる度にストレッチしようと思っていたのを忘れていたので走り始めてからストレッチしてましたw”だそうで。

14030119.jpg
熊谷ASから10km弱のところにある『(旧)荒川大橋トラス広場』

しばらく進むとキクちゃんの知り合いのO田さんに追い付いたのでしばらくは一緒になってあれこれ会話を交わしながらの走行。
ウルトラマラソンサブ10(100km/10時間切り)ランナーで、フルマラソンもグロスで3時間十数秒ほどの記録を持つ、サブスリーランナーでもあるそうである。
今年の【川の道】(520kmのフットレース!)へもエントリーしているのだとか。
若干コンディションが思わしくなく、かなりスタミナをロスしてしまったそうではあるけれど”ウルトラは途中回復があるからなんとかなるかなあ…。”と、言っていた。
更に走りながらの会話で良く良く聞いてみればトライアスロン関係の共通の知人(=こばちゃん)もいて、二月の彩湖練習会にも参加していたので実は一緒になっていたらしい。
世間は狭いものです。

コースはひたすら荒川沿い。
しばらく進むと鹿島古墳群の手前辺りで砂利敷の農道的な裏道に切り替わったけれど、まだまだ残雪があちこちにあってぬかるんでいるので通りにくいことこの上ない
14030120.jpg
倒木も多かった

その後しばらく一緒に走っていたものの、重忠橋で荒川を渡って秩父往還(R140)に入ってからO田さんはやがてペースアップして先行して行った。しんどいと言いつつなんだかんだ言って地力がある人だよなあと感心。
その後しばらくはキクちゃんの知り合いで昨年UTMBを一緒に走ったというMさんとしばらく並走。このMさんは諸事情により玉淀ASで途中棄権するのだとか。

この区間ではキクちゃんの知り合いに多数遭遇することになり、彼が”センパイ!”と呼んでいた女子選手Y本さんとは玉淀AS以降、唐子ASまでご一緒させて頂き非常に楽しかった。
この方も随分とお速い方なので実績だけ聞いていたら( ゚д゚)ポカーン状態。
最近は距離が短くなったしガツガツ走らなくなったと言いつつも毎週末いち日40kmくらい走るとか言っていたし。
どうしてこう、色んな尺度がアレな人ばかりなのか。
まあ、周囲から見たらわたし自身も確実に『彼岸の人間』とみなされてしまいそうですが。

R140沿いを走っている間に雨は上がってくれたものの空には雲が立ち込めていて日差しは期待できず、気温は低いまま。
この区間でさとちゃんの最初の応援を受けたハズ。
※今回彼女は神出鬼没的にコース上あちこちで応援してくれていたので正確にどこで遭遇したのかの記憶が非常に曖昧だったりするw
今回、主催者に配布された地図を山登り用のマップケースに入れて首から下げて走っていたのだけれど、防水が甘い製品だったお陰で地図の一部が浸水し、扱いづらくなってしまったので一旦地図を見ることは諦め、マップケースのポケット内にしまっておいたeTrex30を取り出して基本はGPSでルートを確認することにした。
今回補助的に使うつもりだったので特にストラップ等を用意していなかったのでルート脇にあったダイソーで携帯電話用ストラップを購入し、以後はeTrex30を首から提げて常時ルートを確認しながら走行することにした。
最初からこうすればよかったと思うほど便利w

ダイソーに立ち寄るために一旦キクちゃんと離れたものの玉淀のASはすぐ先だったので再び合流。

<玉淀AS@51.3km>
到着時刻 3月1日14:26(Close 16:30)

14030122.jpg
荒川左岸から玉淀大橋で再び荒川を渡って荒川右岸
橋を渡り切ったところが玉淀AS。

サンドイッチや温かいスープ、カップ麺等も補給出来る。
14030123.jpg14030124.jpg
サンドイッチを4つか5つくらい頂いたような記憶が…。更にジャム、マーマレードとクリームチーズが乗ったパンも何切れか食べていたはずだし、消費量と補給量のバランス崩れてないか?(^_^;)

少し先のコンビニでトイレに立ち寄ると言ってキクちゃんが先発。
その後ものんびり補給を続けていたわたしがリスタートしたところで丁度タイミング良くキクちゃんがコンビニから出てきたので再び並走。
ここから先若干のアップダウンが続く。

<続く>
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