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日記超。-改・弐-

  : 

自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023May24Wed

【衝動的に】三陸Oyster Festival in仙台 2018【朝から牡蠣】 

<走行ログ:2018/03/31>
前日の金曜日。
業務の都合がぽっかりと空いてしまったので牡鹿半島先端まで平日日帰りライドを行った際、丁度往路終盤となる牡鹿半島の陸前黒崎灯台に向かう登り坂でスポークが折れてしまい、以後復路100kmちょいをスポークが折れたまま走ることになってしまったのですが、「スポーク折れに強いホイール」という評判を聞き付けて購入、装着しているSHIMANOのR500が噂にたがわぬ頑丈さを発揮してくれたため、リアブレーキのアーチを全開にしておいたらリムがブレーキシューに擦ることも無く、剛性が低下しているため、特に下り坂のコーナーで若干ヨレるような気持ち悪さを感じる以外はほとんど無問題で走り切れまして。
日曜日は早朝からAJたまがわのBRM401定峰の受付設営、実走スタッフとして参加するため土曜日午後には東京に向けて移動する予定だったところで本来は往復70kmほど、秋保の太田とうふ店で「青竹とうふ」をいただこうかと考えていたのですが、スポークが折れてしまった状態で坂道成分多目の70kmはなんぼR500が頑丈だと言っても少々不安。いや、強行してしまうか。
そんなことを考えつつ朝食をしたためながら何の気なしにTVを点けてみたら丁度地元ローカルエリアのイベント情報コーナーで、仙台市勾当台公園で牡蠣関連の催しが9時から行われるとの事。
地図を確認してみたら勾当台公園まで15km前後、往復しても30km強というお手頃さ。
どうせ最寄りの自転車ショップは10時を回らないと開店しないので時間を無駄にせず朝の内に勾当台に行って帰って来ようということで諸々準備を整えて出発。
本当なら8時過ぎに出発して9時の開始と同時にあれこれ食べてさっさと撤収!と思っていたけれど、朝一に始めてしまった洗濯が終わらなかったりしてもたついていたら30分ほど遅れてのスタート。
結局会場に到着したのは9時45分頃のこと。
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9時近くなってから出発

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約一時間で会場到着

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それでも9時台はまだ閑散とした感じ

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早速焼き牡蠣をいただく
三個で¥500-
丁度前日に女川に行って牡蠣の養殖いかだを眺めていたので自分的にはホットな話題。

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別のお店でも焼き牡蠣を
こちらも三個¥500-なのだけれど、産地が宮城の女川と北海道の知内の二種あって、「食べ比べセット」として好きな数を組み合わせられる。
何も考えずに女川×2+知内×1で頼んだけれど、後から思えば最初に女川産のものを三個食べたのだからこちらは知内産を二個にしておけば良かったかなと。

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次いで仙台味噌の牡蠣鍋(¥500-)
牡蠣がたっぷり入っていて、陽射しは暖かかったけれど気温がまだ上がり切っていなかったのでこういう温かいものが嬉しい。

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牡蠣フライ(¥500-)
ちゃんと数えていなかったけれど5、6個はあったはず。

そろそろお腹も満ちて来たので〆をいただいておいとますることに。
ほんの一時間ほどでかなり人が増えて来ていて、先ほどの食べ比べのお店には20人くらい並んでいた。

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〆は牡蠣そば(大・¥1,000-)
大粒の牡蠣が乗ったあっさり塩味のラーメン。
が、実はサービスで小さい粒のものを追加して六粒乗せていただけた。
提供しているのは「仙臺くろく」という人気のラーメン屋さんらしい。
しっかり牡蠣の出汁が効いたスープが美味しゅうございました。
牡蠣が三粒のった(小)は¥700-、麺の入っていないスープは¥500-。

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帰り際のカキ小屋待ち行列
到着早々は行列もできていなかったので一気に人が来たようである。
40分食べ放題で¥2,000-
調理はお店の人が行ってくれるみたいなので40分でも短くは無い…かな?

往路そのまま戻ったのでは芸がないので少々経路を変えて。
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実は前日も通過した広瀬橋
まあ、前日はここを渡ったけれど、今回は西詰を通過しただけ。
国内最初の鉄筋コンクリート造の橋だということだけれど、仙台周辺ってなにげに国内初とかいうものが多いような気がする。
国内最初の交流電化区間(仙山線作並付近)とか。

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お昼ごろには無事帰着
往復30km強。
R500はしっかり持ちこたえてくれました。
この安心感はすげえ。
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タグ:   牡蠣  仙台  女川 
2023May23Tue

【富嶽の眺めは】BRM324西東京200しおかつお【チラリズム】 

今回、200kmで3,000UPという累積標高がなかなかにエグい「松崎」と更に坂道成分がその三割増しという「達磨山」という二つのコースが設定されていたのですが、「達磨山」に関しては直前に降った季節外れの大雪のためコースの安全確認が出来なかったため「達磨山」にエントリーした参加者も「松崎」に振り替えられての開催となりました。
開催前日、当日の空模様から考えれば「達磨山」開催も可能だったのではないかという考えもなくはないですがそれは後知恵だし、安全を優先した主催クラブ側判断は当然。

<走行ログ:2018/03/24>
タイヤ周長ではなくGPS受信のみで測距しているので毎回トンネル分短くなる。
ケイデンスは最近まったく気にしていないけれど、距離計測に難が生じるのでいい加減磁石を買って付けねば。
当初の予定では(前半飛ばして時間を稼いで後半は駿河湾越しの富士山を愛でながらのんびり夕陽を眺めつつ帰ろう。)なんてな事を考えていたのだけれどあにはからんや、なのであった。
空模様は概ね晴れて風もそれほど強くなく、20℃近くまで気温が上がった午後も弱い向かい風(=北風)だったので気温と比較して空気はひんやりした感じで非常に走りやすいコンディションだったものの朝から夕方までのほとんどすべての時間帯で富士山の頂きは雲に隠れたままだったお蔭で何故かいわゆる人外さんチームにくっついて走ることになってしまい、終わってみれば久し振りに認定時間が10時間を切る、ひどく疲弊した200となってしまったのであった。

今年走るブルベとしてはBRM113神奈川300逗子以来となるので二ヶ月以上間が空いてしまった事になる。
前々週、前週と二週続けて「達磨山対策」と称して坂道成分多めのポタを敢行してみたものの、160kmを超える距離は久し振りなので少々不安が先に立つ。何より宮城から東京経由で三島まで、約500kmを運転して参加するなんちゃって遠征ブルベである。色々身体に不具合が生じなければ良いけれど。というのが偽らざる本音。
取り敢えず金曜日に出勤する際通勤車(レンタカー)に三太夫を積み込み通常通りの業務をこなして18時頃名取を出発。渋滞に引っ掛かることも無く、ノンストップで約350kmのドライブの後東京の自宅に帰着。
あれこれ用意していてふと気が付いた。
スタート地点の三島駅前までは自宅から東名高速利用で約120kmなので二時間あれば辿り着けるはず。スタート時刻は7時30分なので現地に6時に到着しようと思ったら4時に自宅を出たら十分間に合うので3時間から4時間の仮眠が可能なのではないか。
元々は先に移動しておいて車内で仮眠をと考えていたものの、折角なら布団で寝た方が好ましい…ということで寝過ごしフラグを覚悟の上で布団に潜り込んで仮眠。
どうにか無事フラグをへし折り3時半過ぎに起床して4時前に出発。途中川崎の「ラーメン道楽」で味噌ラーメンでカーボローディングの後三島駅南側に到着したのは予定通り6時ちょっと前。
車から三太夫を引っ張り出してあれこれ準備の後スタート受付のある北側へ移動。
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「道楽」の味噌ラーメン
朝起きてから即こういうモノを食べてもなんら不具合が生じない自らの胃腸が頼もしい。

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6時半前にスタッフさんたちがミーティング

他のエントリーと被ってしまったり、タイミングの問題でAJ西東京主催のブルベにお邪魔するのは久し振りだったのでスタッフさんたちともあれこれ雑談。
828さん:レーパンの裾をもっと股下ギリギリまで捲り上げたらさ、脚の白さで後方からの夜間視認性が上がって安全になると思うんだよねえ。。。って、これは日焼けで黒すぎるから意味ねーや!(笑)
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言うほど黒いか?(撮影:けーこ隊長)

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スタート受付(撮影:けーこ隊長)

お久し振りのざくさんヤマシンさん、まこたさん、黒スコットさん、Kaolさん、AJたまがわの鈴木さん他お知り合いの方々の顔もあちらこちらに。
324はR東京、A埼玉、AJたまがわの開催が被っているのでもっと知り合い少ないかと思ったけれど意外(?)と多かった。

そうこうする内にブリーフィングのお時間。
本来ならわたしがエントリーした「達磨山(ルート)」は試走を担当したけーこ隊長がブリーフィングを行うということだったので内心楽しみにしていたのだけれど先述の通り今回の「達磨山」の開催が取りやめになりすべてが「松崎」に振り替えられて
30分時間差のディレイドスタートみたいな形となったので幻のブリーフィングとなってしまった。
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7:30スタートの「松崎」ブリーフィング風景

スタート地点は駅前広場の端で、そこまでは押し歩きで移動することになる。
受付地点からそちらに向かおうと移動したところで8時スタート組のユメさんが到着して声を掛けて下さった。ユメさんとは復路を走っている最中にスライドしてこの時もしっかりご挨拶ができたけれどどちらも一瞬。
スライドと言えばもう少し大勢の知己とスライドするかと思ったけれどわたしがそれと認識できたのはユメさん黒スコットさんのお二方だけだった。しおかつおうどんやところてん休憩とタイミング重なったりしたかな。

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狩野川にかかる徳倉橋
なんとなく心惹かれる鉄骨トラス橋。

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狩野川本流と放水路の分岐
手前側に流れて来ているのが放水路への流れ。この後隧道を抜けて口野に至る。
スタートしてしばらくは鈴木さんを含む3、4人くらいの集団で走っていたのだけれど、5kmほど進んだところで前方に10人を超す集団が。
ここに自分たちまでくっついてしまうと交通量少ないとはいえそこまで大人数の集団はちょっとなあ、ということで一気にパスして単独先行。スタート直後は致し方ない面もあるけれど、出来れば5、6人程度のパックに収まるよう配慮したいもの。

昼食のしおかつおうどんと後半景色を眺めながらのんびりポタリングペースで走るために前半は極力飛ばそうと考え、ガシガシ踏み込む。
修善寺のサイクルスポーツセンターに向かう亀石峠への道は何度か登ったことがある。
懐かしく思いながらもひいこら言いながら登って行ったらとあるコーナーに甲羅の直径が20cmは優に超えようかというサイズの陸ガメがいて思わず変な声が出た。写真撮る余裕がなかったのが惜しかったけれど、どこかから逃げ出したものなのははたまた心無い飼い主に遺棄されたものなのか。

登った先が通過チェックの伊豆ベロドローム。
本来はフォトコントロールだったけれど、有人チェックに切り替わったので待ち受けていたスタッフさんにブルベカードを渡してサインをいただいた。
通過チェック(伊豆ベロドローム)26.0km08:40頃
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Ave.22KPHくらい。なかなか好調な滑り出し。

ベロドロームまで頑張って登ったのでお次はご褒美のダウンヒル。花粉の影響で少々しんどかったもののすっかり堪能してほどなくPC1へ。
PC1(ローソン伊豆熊坂店)36.8km09:09着
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鈴木さんざくさん、ニャンコ先生といった後続が続々と追い付いてきたので混雑を避けて先行リスタート。

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狩野川水系山田川沿いの道
前方に見えるのは葛城山の一部。

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桜をなめて相模湾越しに富士山が…見えない

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大瀬崎

登り坂の途中、フルーツランドギャラリーという宿付近を通過中、ふと右手を見たら富嶽の白い頂が。丁度近くに桜が咲いていたので一緒のフレームに納めて一枚。
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雲の上に真っ白な頂
この画像を撮り終え、コースに復帰しようとしたところで声を掛けられたので目を向けてみたらニャンコさんと後ふたり、三人組のパックが通過して行ったところだった。ニャンコさんは遠目にも明らかにそれとわかるいでたちなのですぐに判別できたけれど残り二人が良くわからない。(ウェアの色からして片方はざくさんっぽいかな…。)と、そんなことを考えながらひとまず三人を追いかけてみた。幸いにして道は長い下り坂。
結構真剣にダウンヒルをガチ走りしてみたら土肥の街に入ったところでどうにか追い付いたので三人組を確認してみたらやはりニャンコさんざくさんでもう一方はなるさんだった。
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言わずと知れた「人外トリオ」なのであった
取り敢えずの出来心で三人に付いて行ってみる。
ダジャレを飛ばしながら楽しそうに走るニャンコさん、ざくさんと対照的に黙々とクランクを回しているなるさん
その後ろをアップアップで追いかけるわたし…という四人編成。
ちょっと気を抜くと置いて行かれるので油断がならなかった。
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そんな状況で辛うじて撮れた富嶽
結局今回はこの三枚しか富士山を撮れていない。天候に恵まれたものの景色には恵まれなかった。気分良かったから結果オーライだけれど。

PC2(7-11松崎町江奈店)115.0km12:36着
意外なことに先頭集団。
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撮影:オレンジさん(AJ西東京)

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こっちはけーこ隊長撮影
極めて半パン半袖日和なのであった。

待機していたスタッフのけーこ隊長オレンジさんたちを交えて先の予定をしばし。
しおかつおうどんをいただくのは既定路線として、ざくさんおススメの土肥の盛田屋さんでところてん。時間に余裕があれば口野のチェレステカフェに立ち寄ろうと言うことに決定。
特にチェレステカフェに関しては通常週末は19時か20時頃まで営業しているものの、店主が翌日の大磯クリテリウムに出場する予定なので17時頃に早じまいしてしまうのではないかというざくさん情報があったので少々微妙。
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まずはしおかつおうどんを指してリスタート

PC2手前からひとり加わって5人のパックで進み、西伊豆町役場にほど近いお蕎麦屋さんに到着。
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喜久屋さん

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店内につるしてある「しおかつお」

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しおかつおうどんを堪能
程よい塩味と炭水化物という、自転車乗りには絶好の補給食で大変美味しゅうございました。

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自分用のお土産も忘れずに

しおかつおうどんでお腹を満たしてリスタート。
次いで立ち寄るのは土肥のところてん屋さん。
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盛田屋さんでところてん休憩
ざくさんがジュースの自販機に千円札を呑まれてしまうアクシデントがありつつもひとまずお店の人が戻してくれたので無事解決してリスタート。

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一昨年のAJたまがわ大忘年会で利用した懐かしい宿

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謎のオブジェ(?)
沼津市ゆめとびら舟山の入り口付近にある。
北側から見ると王蟲みたいに見えるけどなんなんだろ、これ。

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日が傾いてきた
この辺りの登りから若干他の四名からは遅れ始めていたけれど、下りと平地ではまあまあ付いていけたので頑張ってガシガシ踏んでみたけれど、その内平地でも遅れるようになって来てすっかり離されてしまい、心が折れたところでPCに到着。

PC3(7-11伊豆三津シーパラダイス前店)180.6km16:23着
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心が折れつつも先行四人に追い付いた
お店内外がやたらと混雑していてレジの行列もハンパない。
いったいぜんたい何事なのかと思ったけれど、このお店はラブライバーにとっての聖地なのだとか。
レシートだけ確保してチェレステカフェに向かおう!
ということで折れてしまった心に添え木を施して一路チェレステカフェに向かう。

んが。
ざく:あれ?休みじゃん!
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なんということでしょう
ざく:ん~~~アレは明日のクリテがどうこうっていうより店主がやる気無くした感じですね
なんというフリーダムさ。
そしてここで添え木した心がポッキリ折れたので四人を見送り、Edge520の電池残量が微妙だったのでモバブーと接続したりツィート流したりしてからのんびり一人でゴールまで。

ゴール(東横INN富士三島駅)200.8km17:25着
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思いの外早く帰ってきてしまった
のんびり富士山を眺めつつ、コースアウトして撮影しながら復路を走るつもりでいたのでこんなに早い時刻にゴールに辿り着いてしまうのは想定外。 
結局認定完走時間は9時間55分となり、久し振りに10時間を切った200kmっていうか、10時間を切ったのはおそらく2011年の初ブルベ以来二度目の事なのだと思う。基本的にソロでダラダラ走るのが自分のスタイルなので。

ゴール受付を済ませ、東横INNのロビーでまったり。
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皆様お疲れ様でした!

最後はところてんに続いてざくさんおススメのラーメン店に立ち寄って〆。
お店が今回のコース脇にあるので向かう途中何度かゴールに向かう参加者にスライドしたので手を振ったり声を掛けたりしてみたもののすっかり日が暮れてしまった中、そこそこ交通量が多く、交差点前後は道幅が広かったりしたので気付いてもらえないケースが多かった。まあ仕方ない。
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捲り家のチャーシューメン(中盛)

再びゴール方面に向かってあれこれ雑談しながらのんびり走っていたらいつの間にか後方には参加者が数名。
ゴール受付に戻ってはるさんの帰着を待つというざくさん、なるさんたちと別れて南口に停めた車に乗り込み、これまたざくさんおすすめの日帰り入浴温泉施設に立ち寄り、汗を流してさっぱりしてから帰宅。
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駿河の湯 坂口屋

帰りも渋滞に引っ掛かることも無くすんなり進み、日が改まる前には無事自宅に帰着して2018年三本目(実質二本目)のブルベが終了したのでした。

AJ西東京スタッフ、関係者の皆様ありがとうございます。
お久し振りで非常に楽しかったです。来年もエントリーできたら今度は達磨山…かなあ。
参加の皆様お疲れ様でした。またどこかのBRMで!
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2023May23Tue

【残念ながら】第8回 小江戸大江戸フットレース200K【再び負け越し】 

<走行(歩行)ログ>
 
結論から言うとDNFでした。
小江戸区間終了後、大江戸区間に突入して夜の川越街道を東進していたのですが、5、6kmほど進んだところで脚がまったく回らなくなりまして。 一応自分なりのけじめとして川越市を抜けてふじみ野市に入ったところでやめました。
五回エントリーして二回完走、三回DNF。
昨年完走してようやく星を五分に戻したというのに再び負け越しの借金生活です。

以下延々と言い訳めいた備忘録。

五回目の参加となる今回は、今までの四回とは比較にならないくらいに事前練習ができておらず、スタート直前まで小江戸区間の91kmを走り切るのも怪しいのではないかと思っていたほどです。
昨年のこの大会を完走して以来、最も長い距離を走ったのが今年の青梅マラソン30kmでした。
それまで”今年の最長距離が先々週の青梅で30kmしか走れていねぇ!”なんてことをほたえていましたが、冷静に思い直してみたら昨年のこの大会以来全然長距離ランやっていなかったのだなあと。
昨年は完走一回DNF二回と負け越した状態だったのでそこでDNFをやらかしてしまったら五分に戻すまでに最低二年かかるし、当然ながら勝ち越すまでは三年以上かかってしまうという危機感があって小江戸大江戸前に山手線3/4周ランとか環七周回ナイトランとかやってそれなりに準備をしたにもかかわらず大江戸区間の後半では膝に痛みが生じてしまって大ブレーキ、辛うじて完走を果たしたといった体でした。
そんな昨年と比較して圧倒的に走り込み量が足りなかった今年はさすがに根拠のない自信が持ち味のわたしでもさすがに不安を覚える状況での参加となりました。

一応大江戸まで走り切ったと仮定すると日曜日の夜川越着、足腰のダメージは計り知れないだろうから翌日も使い物にならんだろうということで有給休暇を取得しておいて、協力業者さんに金曜午後と土曜日、月曜日のわたしの業務肩代わりを依頼したりして備えだけは万全な状態で一路東京へ。
久し振りの自宅であれこれ準備を始めたもののラン用のヘッ電やザックを宮城に持って行きっぱなしだったことを思い出したりして少々やる気が失せ、残りの用意は翌朝やればいいとフラグを立てた状態で就寝。
それでも翌朝は無事目覚めたものの、使用する予定でいたザックのファスナーが塩がみしてしまってまったく動かず。軽くシリコンスプレーを吹いたもののびくともしないので仕方なくワンショルダーのクーリエバッグを使うことにした。
思いの外すんなりと準備が整い、無事予定の電車に乗り込めた。
京急からJR山手線に乗り換えて座ってのんびりうとうと。。。したかったものの目の前にいたアマチュアバンドマンの大学生と思しき男二人がペラペラしゃべりまくっててうるさいことこの上なく、ロクに寝られなかった。
そんなこんなで京急線⇒JR山手線⇒東武東上線と乗り継いで、川越市駅に到着。
駅前の大きなスポーツセンター(だっけ?)の建物が解体されて更地になっていたので大きく雰囲気が変わった道をてくてく歩いてスタート地点の蓮馨寺へ。
わたしは遅刻参加だったので参加賞だけ貰った昨年9月の草レースで面識のできた千田さんがボランティアスタッフとして受付近くにいたのでご挨拶。
着替えと荷物預けを済ませた後、UTKKメンバーのよしみちゃん守谷さんを発見し、こーへー君とも無事合流。
こーへー君とあれこれ会話しながらスタート時刻を待つ。
初参加の彼にあれこれ状況を教えてみたりペース配分を語ったり。

主催者側からのアナウンスがしばらく続き、定刻の8時丁度にスタートとなった。
”なかなか進まないんですね?”
ややそわそわした感じがしなくもないこーへー君に対し
”手首のICチップを読み取り機械にタッチしなきゃならんから結構時間かかるよ、5分か10分くらい差ができるんだけどタイムはネット値で計測してくれるから心配ないよ。”
”なるほど!”
こちとら一応は5回もこの場に立つなんちゃってベテラン勢なのだ。
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10分弱ほど過ぎたところでスタート

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スタート直後、小江戸川越

こーへー君と会話しながら概ね7分/km程度のペースで淡々と。
”去年完走された時はどのくらいのペースだったんですか?”
”第二AS付近で丁度正午頃だったから6.5~7分/kmくらいだったと思うよ。”
”じゃあ今のペースでばっちりですね!”
”オレ、今回は全然走れていないから半分行けるかも怪しい。。。”
スタート直後からホントに弱気。
”「二倍の法則」ってあるじゃん?それ考えたら青梅(30km)の二倍、60kmくらいまでは大丈夫だろうけれど小江戸で三倍だし大江戸まで含めたら七倍だからなあ。”
自分で書き起こしていても嫌になるくらい、ひたすらネガティブだった今年。
まあむべなるかなというところではあったけれど。

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川島町付近
この道は昨年、AJたまがわのお試しブルベの際復路で使った道。

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田んぼの中を走る


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吉見町の桜堤
時折後方から走ってくるロードバイクにパスされる。
気温が低めだったのでまだ台数は少ない。
”あ、アレ!ぜっとさんとおんなじカラーリング(トリコロールカラー)のLAPIERREじゃね?”
”あ~~~ホントだ、あの色ってあんまり見かけませんよね。”
ひとしきり自転車(ブルベ)の話に興じてみたり。


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第一AS到着
さとちゃんを見かけたので声を掛けた。
今年のUTMBにエントリーしている彼女はさすがに走り込み量が違う感じ。

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荒川土手の菜の花
今年は例年と比較するとあんまり黄色が目立たないような気がした。
大雪降ったりしたからかね?

500mくらい先にマリオのコスプレ衣装で走るよしみちゃんの姿が見えたのでどうにか追い付こうと思ったけれど一向に距離が詰まらないまま。その手前にはさとちゃんの姿もあった。


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裸足ランナーがいた
砂利道ではさすがに足裏が痛いらしく、ぴょこぴょこと。
この後再び見かけたとき(唐子ASだったかな?)ではわらじ(ワラーチに非ず、藁で編んだアレ)を履いていたのでさすがにしんどくなったのか。

どうにかこうにかペースを維持して第二ASには正午前に到着できた。

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第二AS着、お味噌汁美味しかった
ここで既に「本年最長走破距離」達成である。走り込み足りなさすぎ。
さとちゃん、よしみちゃんと軽く雑談。
さとちゃんは気付いたらリスタートしていた。
よしみちゃんより先行して(いたらしい、この先で後ろから来たし)リスタート。


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荒川大橋南詰から荒川土手へ
どうにかこうにか維持していたペースもついに落ち始めてしまった。
シューズの具合をちょっといじろうとして立ち止まったところで一旦気持ちが切れてしまい、対処が終わってからも走り出せずにしばらくとぼとぼ歩き始めた。
徐々にこーへー君の後ろ姿が小さくなって行く。

歩いたり走ったり、ボチボチ進んでいたところで後方から来たよしみちゃん、守谷さんに声を掛けられしばらく雑談しながら一緒に走る。

”あれ、朝一緒だった若い子(=こーへー君)はいないんですね。”
”ちょっと前に置いて行かれてしまいました。”
”後輩?部下?”
”いやいや、自転車つながりのコ。それはそうと今回知り合いのエントリー少ない感じだよね、さとちゃんはさっき見かけたけど。”
”みんな速いから前の方にいますよ。”
”いや、キクちゃんとか田村さんとかいないし。”
”あ~~~そうですねえ、ととろさん(=仮名、わたし)は接点無い人多いかも。”
”そう言えばさっきのエイドの手前までずっとそのよしみちゃんの衣装が前に見えていたけどずっと追い付けなくてさ。目立つよね、そのコス。”
”も~大失敗です。後悔してます。熱がこもってものすごく暑いんですよ!帽子なんか内張りもサテンだから熱が逃げなくて熱中症気味になったから被り続けるの諦めました!”
確かに端で見ているだけでも暑そうなのがわかる。

”ちょっとペース落とすんで先に行っててください!”

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自販機で補給するよしみちゃん
残念ながらこの後次のASである淨恩寺でDNFしたそうなのでこれ以後遭わずじまい。翌日は大江戸区間で沿道応援に繰り出したそうなのでわたしが不甲斐なくなければあるいは、ねえ。

今回、いつも使っているザックではなくワンショルダーのクーリエバッグで走っていたのでストラップが首筋と擦れて若干違和感を生じるようになって来た。
すり傷になって痛みを生じ始めてからでは手遅れなので、幸いなことに気温が上がって来てからは使っていなかったネックウォーマーをショルダーストラップに巻いて首筋に直接当たらないよう対処。
少しでも気を散らそうと周囲をあれこれ眺めながら進む。

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和算学者 藤田雄山貞資(ふじたゆうざんさだすけ)生家(の外塀)
数年前、秩父周辺が孤立してしまった大雪が降った時以降年々崩壊が進んでいて通りがかりの身としては痛々しくすら感じる。立派な石碑を建て「郷土の偉人」として持ち上げておきながら深谷市側が修復や修繕に動いているようにも見受けられないのはそのあたりの費用に関する所有者の負担の問題なのかもしれない。文化財等の登録に際し、時折耳目にする問題ではある。


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路傍では梅がほころび始めていた

重忠橋で荒川左岸に渡ったところでコンビニ休憩。

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ファミリーマート深谷田中店
AS2以降基本的にはずっと荒川土手を走るので自販機以外の補給ポイントが無いため、多くの参加者がここで補給したり休憩したりする。
昨年はここでクレイジーたむらキクちゃんに追い付いたけれど今年はすっかりボロボロ、こーへー君の姿も見えなかった。
もうしばらく頑張れば淨恩寺ASなので水分だけを補給してリスタート。

しばらくはR140旧道、途中からバイパスへ。
なかなか単調で辛い区間。遠くまで見通せるからメンタル的にしんどい。
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私設エイド 日本石産株式会社さま
毎年私設エイドを設営してくれているありがたいところ。
少なくとも五年前から毎年出してくれていてにこやかに対応してくれるおねーさんがすごく可愛いのでまた来年もお願いします!
ご恩返しはしたいもののエクステリア系の会社様なので業務上の接点はほぼ皆無だしプライベートでもマンション住まいだからなあ。。。

玉淀大橋を渡って再び荒川右岸へ

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玉淀大橋

緩い勾配の下り坂を進んで側道に入ればようやく52km地点の淨恩寺。
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撮影:緑鬼こと吉田さん
今回は選手としての参加ではなくボラスタッフとして参加の吉田さんに撮っていただいた一枚。しんどくてもカメラの前でだけはやせ我慢するのが美学です。


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AS3 淨恩寺
関門時刻まではまだ一時間強あるのでまあまあ余裕。
ふと見るとお久し振りのこーへー君の姿が。
しばし言葉を交わした後、先着していた彼が先にリスタート。
わたしの方は補給食やスープ等をいただいてもう少しのんびり。
すると目の前の女性ボラスタッフの名札に書かれた名前になんとなく見覚えがある。
何年か前に途中までご一緒させていただいた野口さんだった。
”いつぞやは!今年も参加なんですね、頑張ってください!!”

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被り物してるのが野口女史
千田さんにしても吉田さんにしても野口さんにしても
出走しなくても参加選手をフォローしようとボランティアスタッフとして名乗りを上げる人が多い。時に参加者、時に主催者(サイド)というのはブルベと非常に親和性の高いあり方だと思う。運営主体がNPO法人なのだから然るべくしてこういう形になってはいるのだけれど。

こーへー君に遅れること5分ほどで追っかけリスタート。
淨恩寺から先はしばらくアップダウンが続き、小江戸区間では一番しんどいと思っているところ。
それでもなんとなく脚が戻って来た感じがしてそこそこ快調に進む。
小江戸区間は走るのが五回目なのでコースの状況も概ね把握できているので気分的には楽。

ホンダの工場前を過ぎ、ピークとなるトンネルを潜りぬけた先で懐かしい背中を発見。
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ようやく追いついた
軽くふたことみこと交わしてパス。
この先、唐子の交差点手前にあるワー○マンでヘッ電を購入する腹積もりがあったので少しでも先行しておきたい。
が、しばらく進んだところで脚が回らなくなってしまい徒歩に切り替え。
しばらく歩いては走り、走っては歩くというスローペースで進み、途中でトイレに立ち寄ったところで折角追い越したこーへー君に追い付かれてしまった。
しばらく進んだところで目当てのワーク○ンがあったので立ち寄り。
再びこーへー君に置いて行かれた。


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初回参加時にもお世話になった○ークマンさん
無事ヘッ電を購入し、唐子ASに向かう。
想定(というか夢想)していた通過タイムより既に一時間くらい遅い。

昨年はどうにか明るい内にASに辿り着けたはずだけれど今年は真っ暗。
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どうにかこうにか唐子ASに到着
先着していたこーへー君と言葉を交わす。
”ここから先9分/kmペースで行けたらどうにかギリギリで間に合うんですよね。”
そう言って残時間を確認して先にリスタートして行った。

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唐子ASでうどんと「ひな祭りスィーツ」
この二つのために唐子まで辿り着いたと言っても過言ではない。
今年はうどんを二杯いただいてリスタート。
小江戸ゴールクローズ時刻は22時、小江戸大江戸の川越関門時刻は24時なので二時間猶予があるけれど、関門ギリギリに出たのではまず大江戸区間は走り切れないのは経験上理解している。できれば小江戸クローズ時刻までには川越に辿り着きたいと思っていた。

唐子を出てしばらくはそこそこ良いペースで走れた。
過去二回、ミスコースをしてしまっている区間を無事ノーミスでやり過ごし、県道354を淡々と。
”あの区間、将軍塚前を通るとき夜間だからひとりじゃ怖いんですよねえ、絶対何かいそう。”
そんな風に言っていたのは何年か前の野口さんだったか。
思いの外ペースが上がらずもどかしく思いながら進んでいたら信号待ちで後方から来た数人に追い付かれ、パスされた。ペースを確認すると8.5~9分/kmほど。
(このペースじゃこーへー君には追い付けないな。)
そんなことを考えながらR254バイパスに入り、相変わらず対向車のヘッドライトの光に眩惑されそうになったのでややうつむき加減にして被っていたキャップのツバで光を遮る。
多少は経験を積み重ねて来ているのである。

そんなこんなでだましだまし走っていたものの、唐突に終わりが訪れた。
圏央道川島ICを過ぎたところでいきなり脚が回らなくなってしまって走れなくなった。
以後は半ば以上歩き、時々小走りになる程度。
脚が戻って来てくれることを期待しつつ歩いて回復に努める。
心の中で呼吸に合わせて三歩ずつ歩数をカウントし、300歩走ったら目についた目標まで歩く、例えば電柱だったり道路標識だったり、を繰り返す。

そんなことを繰り返し、ようやく川越市街地へと向かう分岐。あと3kmで川越AS。
基本は歩き、ほんの時々走ったりで進む。
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ようやく小江戸川越

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川越AS到着
小江戸クローズ時刻から30分ほど遅れて川越ASに到着。
小江戸大江戸関門までは90分。

既にゴールしていたこーへー君を見つけて完走の労をねぎらい、整体マッサージの順番待ちをしつつ言葉を交わす。
そろそろ終電が近いので帰るという彼を見送りわたしはマッサージへ。
一昨年も昨年もお世話になった先生も受付の女史もすっかりわたしのことを覚えていて下さり軽いノリの会話で気分が和らぐ。
”今年はさとちゃん、順番待ちが結構かかるって聞いたとたんに「じゃあ行きます!」って颯爽とスタートして行っちゃったよ。”とは先生の弁。
今年も先生の施術にのた打ち回りながらどうにかこうにか復活した感。
とはいえDNFした一昨年もそんな感じだったけれど30分ほどで効果が切れたんだよなあ。。。

なんやかんやスタッフさんたちと軽口を交わしながらリスタート。
関門時刻までは45分といったところ。
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夜の川越繁華街を行く
この区間を通るのは小江戸だけで継続をやめてしまった三年前を除く毎回の事なので今回で四回目。さすがにコースは覚えていると考えた心に隙があったに違いない。
気が付けばまったく見覚えの無いところをとぼとぼ歩いていたのであった。
どこで間違えたのか?素直に蓮馨寺まで引き返すべきなのか?
地図を引っ張り出し、現在位置と本来のコースを見比べる。
紆余曲折の後どうにかこうにかコースに復帰したものの、この時点ですっかり心が折れてしまっていた。
走ろうとしてもまったく脚が回らず、歩くのすら辛い。
それでも何とか川越市からは出て終わろうという、良くわからない目標を掲げてR254を南下。
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ふじみ野市との市境を越えてDNF

川越市域を抜け、ふじみ野市に入ったところで今回の小江戸大江戸挑戦を終えることにし、蓮馨寺に向け引き返し始めた。ミスコースも含めスタートしてから丁度100kmほどのところ。
途中、タクシーでも拾えたら御の字と思いつつ歩いていたらスィーパーの三人組とすれ違った。
彼らにパスされた時点で止めても良かったかなとも思ったけれど、ミスコース中に先行されていたかも知れなかったのでスィーパーは待てなかった。
引き返し始めてからスィーパーに遭遇したのでDNFを決意した段階ではまだ辛うじてオンタイムだったと思うと少々心にわだかまりが無いとは言えないものの、現時点での自分の実力がこの程度なので甘んじて受け入れるしかない。

30分ほど歩いていたら、運よく空車タクシーを拾えたので川越駅前まで移動し、営業していた居酒屋で軽く飲み食いしてから蓮馨寺に赴き、預けてあった荷物を引き取ってから湯ゆうらんどでひと風呂浴びて今回の小江戸大江戸200Kフットレースの締めくくりとなった。

色々教訓の多い大会でした。
今年は現時点で彩湖の70kmと野辺山の100kmへのエントリーが決まっているのでとにかく気持ちを入れ替えて臨まないといかんなと。
それでもどうにかこうにか100kmまで到達できたのはそれなりの自信になっていたり。

まずは今年の野辺山を完走して対戦成績を五分に戻さないと。
挨拶がわりに気が向いたら押してやってください。
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タグ: ウルトラマラソン  小江戸大江戸  200K  2018  第8回 
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2023May23Tue

【二週続けて】ゆるふわ坂道練だった日曜日【大豆たんぱく補給】 

<実走行ログ:2018/03/18>

一週間前にはチコリンさんにおススメされた定義如来西方寺参拝と定義とうふ店をメインに
BRM324西東京200km西伊豆しおかつお達磨山対策として奥秋保方面から村田町へ抜けるちょっと坂道が多めのコースを堪能して参りましたが今回はそのレポを目にした仙台在住の漬物さん”もう一回走ることがアレば、太田とうふ店に行かないと!竹筒に入った豆腐は絶品ですよー。秋保方面にあります。”という情報を下さったのでそれに乗っかって、一週間後に迫ったしおかつお(達磨山)対策のために再びお山方面へ。
前週走ったコースと一部被りますが、なるべく逆方向だったり被る距離を短くしたりという配慮をしつつのコース設定。
それにしてもチコリンさんといい漬物さんといい、こういう”ここはおススメだから行ってみたら?”という情報を提供下さる方々がいてくれるおかげでわたしの自転車生活が着実に豊かなものになって行きます。
本当にありがたいことこの上ありません。

そんな訳で、それ以前にざっくり引いていた「BRM324しおかつお対策コース」に太田とうふ店を組み込んで、単純な往復区間がなるべく発生しないようアレンジをし直してコースを策定してRWGPS読みで155km、1,700mUPというものが出来上がりました。ちょっとした寄り道やミスコース等もあるので3~5%程度プラス方向の誤差が生じるのが常なので、おそらくは宮城に来てから初めてのセンチュリー(=160km)ライドとなる計画でした。

撮影した全画像はこちら
はらこ飯とせり鍋→海鮮三食丼→青ばたとうふな坂練

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スタートは6時15分頃
…だったものの、走り始めてすぐに後輪に違和感。
空気が半分くらい抜けていた。
(前日にオーバーホールを終えてショップから引き取って来ただけなのになぜ?)とか思ったけれど、取り敢えずフロアポンプで空気を注入してからスタート。結局6時半頃。

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気温は氷点下5℃手前
まあ「Garmin読み」だと概ね2、3℃くらい道路脇の気温表示より低くなったりするけれど、体感的にはGarminの方が近いのではないかと思っている。

ほぼ全天雲の無い青空だったものの東の空だけに高層の雲が広がっていたお蔭で日差しが届かず気温がなかなか上がらなかったけれど走りそのものに問題が生じることも無くすんなりと進み、7時過ぎには閖上港朝市に到着。自転車乗りの姿もちらほら窺えて、ようやく春めいてきたのかなとか思った。(氷点下だったけれどな!)
市場内をうろうろ。
いつも殻付き牡蠣を購入してサービスで焼いていただくお店はまだ炭火が起きていない様子だったのでいつもとパターンを変え、まずは水餃子。

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餃子王にて水餃子(¥400)
&無料サービスのキムチとジャスミン茶ゆで卵、画面外にジャスミン茶。

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はらこ飯(¥400)とせり鍋(¥300)
このお店は初めて閖上港朝市に来たとき利用して、お店の人の対応が非常に良かったので気に入っている。っていうか総じて対応が良い店ばかりなのだけれど刷り込み的に。

思いの外腹が膨れてしまったので今回は焼き牡蠣をいただかずにリスタート、7時半頃。
今回は距離が今までで一番長いし累積標高もそれなりにあるのでちょっと巻き気味のスケジュールで走る。普段より30分以上早く宿舎を出たのもそのため。
後輪の空気が抜けていなかったらもうちょっと早かったはずだけれど、昼食のタイミング等を考慮したら結果オーライだったと思う。

昼食は亘理町の鳥の海近傍にあるお店を予定していたので閖上からまっすぐ向かったのでは距離が短すぎてしまうため一旦内陸側の村田町を指して進む。
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蔵王に向かって走る感じ

一週間前に西から登った峠道を今度は東側から。
標高差の関係上東からアプローチの方が坂道長くてしんどい。
えっちらおっちら登ってご褒美の下りを堪能していた時、右手前方に真っ赤な鳥居。
前回通った時は反対側からで、大きな岩の陰になっていたので気付かなかったらしい。 

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八幡神社(村田町)
社殿も祠もなく名の刻まれた石が据えられているだけ。
かつて社殿なり祠なりがあったのか、このくぼみ(洞穴というほどの奥行きは無さそうに見えた)そのものが祠代わりなのか。日差しにさらされて上からつららがぼとぼと落ちてくるので危なっかしいから近寄らなかったけれど、奥の方に何か据えられていたのかも知れない。
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八幡神社手前の大石「牛石」

そんなこんなで村田町中心部へ。
先週参詣した白鳥神社の一つ下流の橋を渡ってしばらく進めば「蔵の町並み」。
とはいえ距離にして100mちょいという可愛らしいものなので車で通りかかったら或いは気にも留まらないかも知れないくらいの規模。
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朝陽の中の「蔵の町並み」
掃き掃除をしていた女性がご挨拶をしてくれた。

本日の第一の目的である昼食のために沿岸部を指してリスタート。
ほぼほぼ真っ平らな道で風もそれほど強くなかったので順調に進んでしまい、お目当ての店に到着したのは10時ちょっと過ぎの事。
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まだ開店前(海鮮大海)

11時の開店まで時間を潰そうと鳥の海周辺をうろうろ。
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海との接続方向
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のんびりしたい穏やかな水面越しの蔵王

「鳥の海ふれあい市場」の駐車場に何やらテントが張られてそこそこ人がいるようだったので様子窺いに立ち寄ってみた。
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タラ汁の無料配布をやっていたので一杯いただく
となりのテントでは焼きホタテを配布していたけれど、どうやらそちらは売店で一定額以上のお買い物をして引換券を貰わないといただけないらしい。
昼食前だけれど屋台で揚げたてのメンチカツを一つ購入。
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揚げたてメンチカツ(¥150)

そろそろ11時近くなってきたのでお店に移動したら11時前だったものの既に営業が始まっていたので入店。
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10時50分頃
日替わりでネタが変わる三食丼を注文。
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三食丼(¥1,296)
この日はマグロ、ヒラメ、白魚の三種。
アラ汁はセルフサービスでお代わり自由、小鉢が四つ付いてこのお値段はなかなかお得感ある。

結構のんびり過ごし、お腹を満たしてリスタート。
今回の後半戦は基本的に坂道メイン。
再び村田町方面に戻って柴田町、村田町を通って釜房湖から秋保を目指す。
コースはなるべく今まで走ったことの無いところ、なるべく幹線道路ではないところを選んで引いてある。気温がぐんぐん高くなって来た中再び西に向かう。
と、後輪に妙な違和感。

停止して確認してみたら圧が2/3くらいになっていた。
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指で押したら簡単に凹む
どうやら今朝の圧不足はスローパンクだったようである。
チューブを外し、タイヤの内側を何度も素手で撫でてみるものの異物感は無い。
外したチューブにエアを注入し、空気漏れを確認しようと思ったもののそれらしい部分が見当たらない。不安ではあったけれどもチューブを新品に入れ替えてリスタート。
原因がチューブにあるなら問題ないけれど、タイヤの内側やリムテープにあったものだとすると今回替えチューブは一本しか携行していないので少々困ったことになる。まあ、念の為にクイックパッチは携行しているけれど、穴の位置が把握できないのでは活用しようがない。

心配しても結論が出ないことは思い悩んでも仕方がないので取り敢えず先に進む。
朝空気を注入して70kmほどはどうにか走れたのだから残り半分何とかなるのではないかと楽観してみたり。
正午頃になると雲の範囲から外れた南中高度の太陽からさんさんと日差しが降り注いで気温もうなぎ上り。
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このちょっと前には18℃を超えていた

午前中冷え込んだせいかEdge520の電池の消耗速度が非常に速く、このままでは帰着までのログを残せない可能性があったけれど携帯電話の充電用にモバイルブースターとそれ用のケーブルは携行していたもののMicroUSB-Cが無かったので通り道で見つけたダイソーでゲット。以後給電しながらの走行。
途中何度か路面ギャップを乗り越えたところで妙な違和感を覚えたけれどタイヤの空気圧は下がって来ている形跡がないので気にせず走っていた。
ところが幹線道路から逸れて交通量の少ない農道に入った際、とある用水路越えの橋を渡ったところで明確に金属音がした。何かのパーツ、アクセサリが脱落したような音。
橋の上には何やら黒っぽいものが落ちている。
引き返して近寄って確認したら、黒いカバーをかぶせたCO2ボンベだった。
慌ててサドルバッグを確認してみたらファスナーがフルオープン。パンク修理を終えてからずっと口を開きっぱなしで走っていたのだ。
不幸中の幸いはマルチツールやCO2ボンベの口金、ミニアーレンキーセットなどの値が張ったり調達が面倒だったりするものは落ちておらず、タイヤレバー二本のセットと二つあったクイックパッチのパッケージの内ひとつが無くなっていたということだけ。とはいえあのIRCのタイヤレバー、大きくて使いやすかったからお気に入りだったのになあ。
地味に問題なのはタイヤレバーがないということはこの後スローパンクの症状が再発してもお手上げ状態になってしまうということ。
恐る恐る後輪を触ってみるも特に圧が下がった形跡はないので、この時点ならJR亘理駅がすぐそばなので引き返して輪行も可能だったものの意を決して先に進む。

村田町から一旦柴田町に入り、再び村田町に入る。
朝登り下りした岩沼から姥ヶ懐へと東西に通り抜ける名無しの峠に南側からアクセスするのだけれど、アプローチした瞬間から猛烈に後悔が始まった。
勾配は優に10%を超え、左コーナーをインべたで走ると部分的に20%近く。
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風張林道のきのこセンター手前的な激坂
コースを引いた2、3日前の自分をひとまず蹴り飛ばしたい。滔々と説教してやりたい。罵倒してやりたい。
そんなネガティブでダークな心境で坂道を淡々と進む。
ようやくピークを越え、気分よく下って行くと例の名無しの峠のピーク。
朝に続いて気分が良いながらも幅員が狭くておっかなびっくりなダウンヒルの後、朝進んだ方向とは進路を変えて北に向かう。

スポーツランドSUGOまでの緩い登りを進んだ後、今度は山形自動車道方面に向かって気分の良いダウンヒル。
山形道を過ぎてしばらく進んだところにあったヤマザキショップで水分補給とトイレ休憩。
すぐそばに色鮮やかな鳥居が目を引く神社があったので鳥居の前まで。
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菅生神社
時間に余裕があれば参拝して御朱印をいただきたかったけれど、次の目的地である太田とうふ店の営業終了時刻に間に合うかどうか少々心配だったのでここで一枚撮影して移動。
坂上田村麻呂に縁のある神社でタケミカヅチ他五神を祭ったので元は六社権現、六社の宮と呼ばれていたものの明治期の神仏分離の際現社名になったところだそうである。

その菅生神社近傍から先週も通った釜房ダム(湖)方面へ。
進み始めた直後、これまた猛烈に後悔&過去の自分に対する呪詛の念が。
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延々続くんだよ、10%超の登りが
時折10%台後半を示すEdge520の画面を見つめるわたしの目に涙が溢れていて数字が滲んで読み取り辛かったのは、決して気温が上がってやたらと飛散しまくった花粉の影響だけではない。

釜房ダムに向かって一旦下り、再び秋保温泉を指して登り坂。
ようやく秋保温泉郷に辿り着き、秋保川沿いを西に向かい、目的地の太田とうふ店に到着したのは閉店時刻の16時まで一時間を切ってしまった頃合い。
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太田とうふ店到着
漬物さん「絶品」と評しておられた名物の竹とうふは午前中の内に早々売切れてしまったそうではあったけれど、幸いにして三角厚揚げや生湯葉、吟醸とうふといった商品がいくつか陳列されていたのでそのうちの一つであるパック入りの青ばたとうふを購入。
持ち帰り用に保冷剤がいるかどうかお店のお兄さんに問われたので食べていく旨伝えたところ、パックから紙皿に移し替えてくれて割り箸を添えてくれたのでしょうゆと塩をお借りして店の外にあるベンチでいただいた。
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青ばたとうふ
「青ばた」というのは青大豆の一種で完熟しても緑色のまま。
いわゆる「枝豆とうふ」というものとほぼ同じ。
お醤油をかけていただくのも良いけれど、塩を振っていただくと枝豆の風味が立って甘みが感じられる。

すっかり堪能して帰路に。
14時を回った頃から気温が下がり始め、すっかり一桁台(Edge520読み)となってしまったので後はまっすぐ帰るのみ。
途中ちょっと予定コースからは外れてしまったものの、一週間前に走って使い勝手の良さを痛感した仙台南部道路の側道を利用して東進。
名取市内に入ってからはメンテナンスをお願いしたショップに立ち寄り早速タイヤレバーの調達と注文してあったディレイラーハンガーの引き取り。ついでにワイヤー伸び調整。

そこから宿舎までは数キロの距離。
時々通勤で自動車を運転して使う裏道をのんびり走って南下。
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不思議な感じの雲
広がったいく筋かの飛行機雲と夕陽がなんとなく不思議な感じを醸し出していたけれど、画像にするとイマイチ感覚が伝わりそうにない。

そんなこんなで17時ちょい過ぎには無事宿舎に帰着。
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165km・10.5時間のツーリング
スローパンクとタイヤレバー紛失という軽めのアクシデントがあったものの特に大きな問題もなく、今回は距離が長めということで日没後の帰着を想定してライト類の充電もばっちり済ませて挑んだにもかかわらず思った以上に快調なペースで明るい内に帰着できたし、一週間後の「しおかつお(達磨山)」に向けた準備は万端といったところ。

アクシデントは露払い。
決して呼び水なぞではない。

と、自らに言い聞かせてみる。
挨拶がわりに気が向いたら押してやってください。
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2023May23Tue

【閖上→定義→奥秋保】たまには坂道も走らんと【一部にAJ宇都宮のコースあり】 

<実走行ログ:2018/03/11>

今回もまた妙なログの飛び方をしているのだけれど、宮城ってGPS受信を阻害する要因がなんかあったりするのだろうか?

前日に引き続き、二日連続の単独ゆるポタ in 宮城。
今回のテーマは定義如来西方寺参拝と定義とうふ(の三角揚げ)。
チコリンさんおすすめのモチーフではあったものの若干山の方なので残雪や路面の凍結が少々心配され、当初は車で行こうかとも思っていたけれど天気予報やTwitterでの情報収集の結果自転車で行っても問題無さそうと判断しての決行。
チコリンさんと言えばわたしが初めて宮城でゆるポタを敢行した際に閖上港朝市でいただいた焼き牡蠣やせり鍋の画像をTwitterにUPしたのを見て(ご本人の方がよほど罰当たりなものを召し上がっているように思うのですが。。。)”バチが当たる!”というリプライをお返し下さり、そのお蔭か松島からの復路では見事に猛烈な向かい風と砂埃、更に追い討ちで吹雪を食らってしまったといういわゆる「チコリンの呪い」というものがあったりする訳で。
「呪い」を食らった時と同様、閖上で朝ごはんをいただいてからのゆるポタになる今回の裏テーマは『西方寺にお参りして三種の御朱印をコンプリート、「チコリンの呪い」を「祝い」に転化する。』というものだったりします。


今回撮った画像の完全版()はこちら
 ⇒閖上港朝市経由定義如来西方寺と一部AJ鬱の宮


朝食は閖上でいただくので朝食抜きでスタートした分前日よりも一時間ほど早い。
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7時丁度頃スタート
概ね普段の出勤と変わらない。

まず東に向かい、その後北上。
前日とは打って変わって朝から雲一つない好天。
そのため放射冷却がきつく、スタート時点では恐らく気温0℃前後。
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放射冷却でかなり冷え込んでいた

途中eTrexの電池切れ対応なんぞをしつつ7時45分頃閖上港朝市会場に到着。
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松島ライド以来となってしまった

まずはいつものお店で殻付き牡蠣を焼いていただく。
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殻付き牡蠣、¥500-/6個

すっかり堪能し、お次は水餃子。
いつもは「餃子王」でいただくのだけれど今回は「豊華」というお店へ。
どちらも閖上の元祖を名乗っている。

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こちらはサービスでカニ炒飯が付く

〆は定番(になった)のせり鍋で。
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せり鍋(うどん入り)と味噌焼きおにぎり
朝市会場の北側のほんの狭い一角で完結してしまった。

焼き牡蠣:¥500-
水餃子:¥400-
せり鍋(うどん入り):¥500-
味噌焼きおにぎり:¥100-

しめて¥1,500-というのは金額から言えばなかなか豪勢な朝食である。
いや、中身もやっぱり豪勢なのだけれど。
お腹を満たしていざ定義を指してリスタート。

名取川右岸を遡上して仙台バイパスで左岸へ、仙台南部道路沿いを西進して東北自動車道仙台南ICの脇へ。
普段秋保温泉に行く際に車で通過するところに出くわして(そうかあ!ここに出るのかあ!)と内心感心したけれど、そもそもコースを引いた時点で気付けよそれくらい。
定義方面に向かうにはそのまま秋保を通り抜けても良いのだけれど、普段車で何度も行き来している道を使うのも芸がないと思って折立を回る迂回路を選んでみた。
茂庭を抜け仙台宮城IC脇からR48に入る。。。つもりがなぜか折立の住宅街に。
それでも(まあ、適当に走っておきゃR48に出るだろ。)くらいの軽い気持ちでeTrexの地図を参照しつつ進むとそこは行き止まり。

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なん。。。だ。と。
いや、後から地図を確認すると惜しいところまでは行ってるのよ。
やはり朝っぱらからいただいた焼き牡蠣とせり鍋がよろしくなかったのであろうか。いやはや、侮りがたしはチコリンの呪いなりかな。
どうにかこうにか袋小路から脱出、本来のルートへ。

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月山に向かって真っすぐ進む道

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JR仙山線 第二広瀬川橋梁
トレッスル橋(短スパンの末広がりの橋脚が橋桁を支える形式)としての水面からの高さは日本一らしい。

R48から逸れ、山の方へと向かう。
曲がり角にはこれでもか!!ってくらいでっかい標識が「定義如来参道入り口」を示しているので間違いようがない。
緩い登り坂をしばらく進むと大倉ダム。
日本で最初に造られたコンクリート二重アーチダムなのだそうである。
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向かって右側の堤体にのみ導水路が設けられている

ダム下の公園で昭和歌謡のカラオケ曲を大音量でひたすら流している人がいたけれど、アレはなんなのだろう。

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湖水は部分的に凍結

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本堂の5kmくらい手前にあった

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まだ雪が残るものの路面は完全にドライ

登りっぱなしかと思ったら緩い下り坂を進んだ先に定義如来西方寺があった。
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五重塔

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西方寺(新)本堂
特徴的な八角堂。

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旧本堂である貞能堂

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山門(仁王門)

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今回拝領した御朱印三種
これで「脱・チコリンの呪い」なるか。

お参りを済ませて今回の本当の目的地である定義の三角揚げをいただくために移動。
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定義とうふ店で豆腐田楽と三角揚げ(¥260-)
三角揚げにはお醤油とニンニク七味をかけていただく。
揚げたてなのでほんのり暖かくて美味しい。

すっかり満足して復路へ。
今回は二週間後に迫ったAJ西東京主催のBRM324西東京200km西伊豆しおかつお(達磨山)対策も兼ね、このところ平地しか走っていなかったなまった体に喝を入れるという目的もあったので復路は坂道成分多め。

とはいえ激坂区間は無く、ゆるゆる登ってゆるゆる下るコース設定となったので昼下がりの日差しを浴びてのんびりポタポタ。気温は10℃に届かなかったものの風は弱く雲が少なかったので日差しが暖かく、体感的には気温そのものは若干高めだった前日よりもむしろ暖かくて走りやすい。空気そのものはひんやりしているので登りで暖まった身体がクールダウンできるのも良い。

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交通量は極めて少なく走りやすい

しばらくのんびり進んだところで左手に「石臼挽き珈琲」の看板を見かけたのでコーヒーブレイク。
昼食が豆腐と油揚げだけだったので何か食べるものでもあれば遅めのランチにしても良いしとの考えもあって入店。
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石臼挽き珈琲「藁の家」
コーヒー二杯分の豆を客が自ら挽いて淹れてもらう。
穴に豆を落としてゴリゴリ。一度に落とす豆は5、6粒が基本、濃い味が好みなら豆を少なめにして細かく、薄目が好みなら豆を多目にして荒く挽くのだそうだ。

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味噌ミートパスタとコーヒーのセット、スープも付く

常連客らしき人が一人いたけれど、客というよりご主人のお友達というかお仲間。
コーヒーを飲み終わってテラスに出ておもむろに管楽器を吹き始めた。
御主人の説明曰くディジュリドゥというアポリジニ(豪州先住民族)の楽器で、口で息を吐きながら鼻で吸う「循環呼吸」という技法を使って音を途切れさせずに鳴らすことができるのだとか。
独特のうねるような響きが耳に心地良い。

コーヒーをすすりながら軽く雑談。
こちらが建築を生業としていることがわかると建物の製作過程の写真を見せてくれた。
束ねた藁を心材に両面は近在の泥を塗った土壁で厚さは約50cmほど、まさに「藁の家」である。壁の素材の性質から断熱効果や調湿効果が高く夏も冬も快適だとか。柱や梁も近在で産出された杉材を使用しているとの事。7年前の震災で損傷してしまったものの修復して今に至っているのだそうである。
味噌ミートパスタに使用している味噌も近所で製造しているものなのだとか。コーヒー豆以外は地産地消。

まったりとした時間を過ごしてリスタート。
緩やかな坂道をえっちらおっちら進んで行くとひとりのサイクリストにパスされた。
朝、茂庭交差点の手前で見かけて以来二人目。この辺はまだまだオフシーズンかな。

しばらく走っていて猛烈に感じるデジャヴ的感覚。
四年弱前にAJ鬱の宮が主催した宇都宮発寒河江往復600kmブルベの際この付近を走ったはずだけれど果たして。。。
と思いつつ進んでいたら忘れもしないこの峠の標識が!
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くぎぬき峠
ここはかつて、真っ暗闇の中数人の少年たちに出くわして思わず変な声が出そうになったあの道だったのか!
いや、だからコース引いた時点で気付けよと。

しばらく登って一旦下り。
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釜房ダムと釜房湖
ダムの堤体自体はさほど大きなものでは無いけれど貯水池の面積がやたらと大きいところだった。

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釜房湖の水没林
水没林にはロマンを感じるのよ、栃木の五十里湖とか痺れる。

釜房湖からひとこぶ越えて村田町へ。
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白鳥神社
境内の参道を横切る藤の大木その姿からは「奥州の蛇藤」と呼ばれるそうですが、冬枯れの季節に見ても大した感動もない。
五月の満開時期に見に来たいものだけれどなあ。

という訳で、村田からもう一山越えて帰路に。
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途中で見かけた廃鳥居
石造りのなかなかしっかりした鳥居だけれど扁額が外された形跡があるのでどこかに遷座したのでしょうかね。
航空写真で見ても本殿らしきものは見当たらないし。

村田から岩沼に抜ける細い県道をえっちらおっちら。
以前逆方向を車で走ったことがあるので雰囲気は概ね把握できているけれど、道幅狭くてなかなか危なっかしい。
幅員拡張とトンネル掘削工事が行われているのであと数年したらこの道は廃道になるのだろうと思うと感慨深いので折角だからあと一回か二回くらい使いたいものである。
…と思ってざっくり調べてみたら、トンネル自体は今月末に完成予定ではないですか!

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名無しの峠を越えて岩沼市へ
工事が完成してからも舗道工事等があるので即供用開始にはなりませんが、この名無しの峠道もそう遠くない将来通行できなくなるかも知れないのですねえ。

岩沼市の北辺をかすめて宿舎まで。
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帰着は日のある17時過ぎ

やや薄暗くなって来たものの、一応は事前の計画通り明るい内に無事帰着。
復路も穏やかなることこの上ない道行きで、どうやらホントに「呪い」からは脱することができた感。
次はどっち方面に向けて走りましょうかね。
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2023May23Tue

【ランチのデザートは】南を指してほっき飯ライド【安倍内閣総理大臣との遭遇】 

<走行ログ(eTrex20 Ver)2018/03/10.>


今回GarminのForeAthlete910XTでログ取りをしたのですが、ランで使用することが主だったので省エネモードの記録方式にしていたために事前に設定したコースを流し込んだeTrex20と走行距離の表示が約5kmほど違っていました。という訳で今回はeTrexの方のログを吸い上げてそちらを表示させてみたのですが、これはこれで63-70km付近でなんだか変な感じにログが乱れています。
910XTのログを確認してもほぼおんなじところでログがブレてしまっているのでどうもこの時間帯で衛星の位置がよろしくなかったようです。


例によって画像がやたらと多いので別置き。
走行中に撮ったあれこれ⇒相馬のたこ八でほっき飯


宮城に来てから自転車に乗ったのはまだ一度きりで、その時は閖上港朝市経由で松島に行ったので今回は南下してみようと思い、福島県相馬市でほっき飯を食べて来ようという計画に。

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スタートは8時ちょい過ぎ
予定距離は短めだったのでややのんびり。
早すぎると昼食タイミングから外れる心配があったけれど、蓋を開けば寄り道と迷子のお蔭でほぼほぼお昼時ぴったりの目的地到着だった。

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交通量の少ない県道をのんびり南下

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阿武隈川沿いの川口神社

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鳥の海

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RWGPSでよく確認せずルートを引いたらダートだった
一応怪しいところはストリートビューで確認したつもりだったけれど、今回結構チェック漏れでダート区間が多かった。

海側の県道が使えるかどうか何度か試してみたけれど、やはりあちこち工事中で通行止めで、計画していた県道は通れなかったもののその一本西側の農業用と思しき道路が辛うじて通れそうだったのでそちらを走ってみたらヒドイダートだった。砂利道の水溜りなんか何があるかわからないから不用意に突っ込めないので片足を路肩に着きつつえっちらおっちら。

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とにかく水溜りだらけのヒドイダート

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修復作業中の青巣稲荷神社

前方に見えた黄色いハンカチ(?)に惹かれて寄り道。
近くに慰霊碑があって20人ほどが集まって何やらやっていた。
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高倉健も武田鉄矢もいない

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旧中浜小学校
津波の圧倒的な破壊力をまざまざと感じさせる。
GoogleMapsで見ると内部の画像があったりするけれど、今は安全面から立ち入り禁止になっていて将来的に震災遺構として整備予定のようである。

ぬかるみでひどい目に遭ったとはいえそこそこ順調に進んでいたら、もう少し進んだところで相馬市との境界というところでこれ。
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なん。。。だと。

迂回してダートに突っ込み、どうにか福島県に突入。
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福島県である
ところがこの後再び道に迷って右往左往。
どうにかこうにかまともに通れる県道に辿り着けたときには心底ほっとした。

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天然ガス井?
数年前、業務で某地の天然ガス井で作業をしたことがあるけれど、それよりも随分小振りな感じがするので違うのかも。相馬火力発電所の近くだけれど、GoogleMapsにはそれらしい記載が(まだ?)無いので謎の存在。

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津波でひしゃげたままのガードレール

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松川浦に到着、目的地はすぐそこ

松川浦北岸を西に進んでしばらく行ったところで今回の目的地である「たこ八」に到着。
時刻は正午ちょっと前。
お店の駐車場入り口付近や駐車場内で黒っぽいスーツ姿の人が何人か行ったり来たりしていて車両誘導めいたことをやっている。(法事かなんかあるのかな?)くらいに考えて駐車場を突っ切り、お店建物の外壁に自転車を立てかけ施錠しようとしたところでスーツの男性が近寄ってきて”申し訳ありませんが自転車をそちらの奥の方に停めていただけませんか?”との事。
いぶかしんでいたら”もうすぐこちらに総理が来るんです。警官大勢いるので盗難に遭う心配はまずないと思いますので。”と付け加えた。
なんという偶然。
まあ翌日が震災記念日なので前後日程で被災地の視察にまわったとしてもおかしくないのだけれど。

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駐車場にはSP(私服警官?)がいっぱい

抗う理由もないので素直に聞き入れて建物脇に自転車を移動して入店。
既に何組かの待ちがあって、名簿に名前を記載して待機しようとしたら丁度カウンター席が空いていたので数組をスキップして席に通された。単独行動はこういう時に便利。

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店内にはタコのぬいぐるみがあちこち

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ほっき飯定食(お刺身付き)
美味しゅうございました。

食べ終わってしばらく呆けていたら、窓の外に散らばった警備の方々の動きが一斉に慌ただしくなり総理が乗り込んでいると思しき黒塗り高級車と随行の人たちが乗っているであろう大型バスが駐車場に入って来た。

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店の前で並んで待ち構えていたおばちゃんたちと談笑

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距離2、3メートルくらい
多分少々無理すれば握手くらい可能だっただろうと思うけれどテンション高い地元民の方々が周囲にいたし、(よそ者がしゃしゃるのもなんかなあ。)という思いがあったので眺めただけでおしまい。
首相御一行は二階席の方へ移動して行ってお店入り口付近の混雑がはけたので会計を済ませてリスタート。駐車場には先ほど話しかけてきた方を含めて10人ほどが周囲を見渡しつつ待機していた。ごくろうさまです。

復路は内陸を北上する計画。
相馬から丸森、角田を抜け岩沼へ。

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相馬中村神社に寄り道

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残念ながら本殿が改修工事中だったので手前で引き返した

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多少地面の出っ張り引っ込みがある

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水没樹木(林)には心が惹かれる

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福島-宮城の県境

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大内熊野神社(丸森町)
なかなか静かな佇まいを見せる邨(村)社。
本殿向かって左側にも見えるけれど、境内にある数本の杉の大木は樹齢500~600年とも。
道路を挟んだ向かい側にある一軒宿の青葉温泉も雰囲気が良さげなのでいずれお邪魔してみたい。

あまりアップダウンを気にせず(内陸なんだからアップダウンもそこそこあるだろう。)との思いで引いたコースだったけれど丸森から岩沼まではずっと阿武隈川に沿って北上するので海側同様ほぼド平坦な道なのでした。

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丸森大橋
鋼製トラスとアーチが組み合わさった構造の橋。
最近よく見かける景観に配慮した色づかい。

やや北風が強く(=向かい風)体感温度は低めで10℃を下回っていた。。。っていうか電光表示で6℃を示しているところがあったから体感だけではなく実際にもそこそこ寒かったのだけれど。

小型飛行機のエンジン音が頭上で聞こえたので見上げてみたら、単発プロペラ機がグライダーを牽引しながら空を横切っていった。
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気持ち良さそう

角田から岩沼に入り、ちょっと時間に余裕があったので金蛇水神社に寄り道。
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思いの外参拝客がいたので映り込みしないタイミングを図るのが面倒だった

良く考えたら宿舎からここまで7、8kmという距離なのでLSDラントレで来ても良いんだよなあ。
ってなことを思いつつ宿舎に帰着。
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15時過ぎに無事帰着

走行距離120km、累積標高800mちょいを約7.5時間。
終始北風が強めだったので往路は楽々、復路はちょいしんどく、終始肌寒さを感じたものののんびりゆるポタないち日となりました。
挨拶がわりに気が向いたら押してやってください。
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