【いつかは】津軽半島一周BRMの案【開催できるかな】
2018.04.25 Wed 12:45 -edit-
関連エントリ
2016年十和田クラシック走行記録先日のドライブでぇとの際、チコリンさんとあれこれ雑談していた中で彼女がその立ち上げと運営に深くかかわっていて、それゆえ思い入れの強さ深さもひとしおな「十和田200」についての話になった。
遠征ブルベで前夜祭と打ち上げも考えると200kmという距離がやはり理想的。なおかつわざわざ遠征するのだから、殊更ユル過ぎるコース設定にする必要はないとはいえ基本的には参加者全員が認定を取れるようなものにしたい。クラシックコースとして確立した感のある十和田とは別にコースを引いてみようかと新郷村(イエスキリストの墓がある)を通したりする案も考えたけれどどうしてもアップダウンがきつくなってしまう傾向があって結局今現在の十和田のコースに落ち着いている。
そんなチコリンさんのお話を伺っていた流れで
”以前、鰺ヶ沢にある知人が経営するラーメン店発着で津軽半島を一周したら丁度200kmくらいだったんですよね、いつかそのお店発着でブルベやれたら楽しいかなって妄想していたことがあります。お店のキャパの問題があるから参加者10人くらいで(笑)”
という話をしたら
”折角だから鰺ヶ沢発着じゃなくて新青森か青森にしたら人が集まりやすくて前夜祭も打ち上げもやりやすいし宿泊先確保も楽。打ち上げに参加しないでそのまま帰ることも可能だから参加の敷居が低くなるよ!面白そうだからコース引いてみたら?”
というご意見。
そんな訳で新青森発着の津軽半島を時計回りに一周する200kmのBRMコース案を立ててみたら、”逆回りの方がゴール前にあすなろラインからの陸奥湾の眺めが良くて盛り上がりそう。”と、リュウさんからご意見をいただきました。
そんなこんなのご意見を踏まえて引いてみた200kmのコース案がこちら。
龍飛碑、高山稲荷神社、鶴の舞橋…と、三か所ある写真チェックポイントは完全にわたしの趣味ですが、わたしが引いたコースなのだから当たり前。
距離調整の関係で五所川原市内の抜け方がいま一つスマートではないのがネックと言えばネック。ホントは米(こめ)マイロードも通したいけれど距離がね。
丸太に「龍飛」と刻まれた龍飛碑はともかく、高山稲荷神社と鶴の舞橋はあんまり眺める機会が無い人が多いと思うのでコースアウトして眺めに行く寄り道スポットとしてではなく、コースに組み込んで参加者みんなに目にして欲しいという思い。
来年はPBPイヤーとなるので自他共にあれこれ慌ただしくなってしまうでしょうし、そもそも個人的な環境変化があるのでかなり見込み薄。
いつか開催できたら良いかな、という妄想を転がしていたりします。
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【チコリンの呪い】「嬉し恥ずかしドライブでぇと」の巻【転じて祝いとなれかし】
2018.04.24 Tue 20:19 -edit-
関連(ってか直前までの事に関する)エントリ
二ヶ月半ほど前の事。
まだまだ肌寒い日が続いていたとはいえ路面凍結の心配が無さそうな区間を選んでゆるゆるとしたポタリングをしようと思い立ち松島まで行って帰ってというゆるポタを敢行したことがあります。
※「ゆるポタ」なのに「敢行」という言葉のイメージの固さが妙にミスマッチと感じるのはわたしの感性か?
その際、閖上港朝市でいただいたせり鍋と殻付き焼き牡蠣の画像をTwitterにUPしたところ某チコリンさんから”(せり鍋といい、焼き牡蠣といい、わたしが食べたくて仕方がないものばっかり食べているから)バチが当たる!”という痛烈なリプライをいただきました。
わたし個人的にはチコリンさんの方がわたしなんか比較対象外となるくらい、よほどバチが当たりそうなものを日常的に召し上がっておいでではないかと感じたものですがそこはそれ。
この日は気分良く松島まで行って帰って…のはずが、復路では猛烈な向かい風に見舞われ、強風に伴う砂塵に巻かれ、とどめに吹雪にまで見舞われるという散々な目に遭いまして。
その時「チコリンの呪い」なる言葉が生まれたのでありました。
一旦はわたしが定義如来で御朱印を三種拝領したことによって呪いが祝いに転じたとぬか喜びしたものの、先日の鉛温泉ライドの際には往路で晴れ予報にもかかわらず本降りの雨に見舞われ、復路では行程の1/3を冷たい雨に降られてしまうという羽目に陥ってしまったことを受け、”お願いですから閖上港朝市でせり鍋と焼き牡蠣をお召し上がりください、お鎮まりください!”という畏怖の念で押し潰されそうな心境でいたわたしに一筋の光明をもたらすチコリンさんからの連絡が。
”22日に名取に遊びに赴く故お付き合い願いたし。”
勿論否も応も無く快諾。
ということで嬉し恥ずかしドライブでぇとin宮城が実現する運びとなりました。
一泊二日で名取にお越しになるチコリンさんは土曜日八戸を存分に堪能されたうえで名取入りなさるということで、到着予定は18時~18時半との事。
万が一にもお待たせしてしまうような粗相があってはならないので18時には名取駅にお迎えに上がらねばならん…ということで諸々準備を整え移動、駅前に到着したのは17:58。
やるじゃん、オレ。
18:04名取駅着の電車で到着したチコリンさんと近場の海鮮居酒屋に移動して主にチコリンさんのお話をうかがう形で約四時間。当然ながら詳細は割愛するが色々有意義な時間なのであった。
お腹を満たし、色々と語り終えたところでお店を辞去。
チコリンさんをホテルまで送り届けて帰宅し軽くビールをひっかけて就寝。
因みにチコリンさん投宿のホテルはウィークリーマンション契約以前のわたしの定宿で、恐らくGW明け一週間ほど再びそこに投宿する予定のところであったりする。
明けて22日の日曜日。
前日約束した通り7時に宿に赴き、まずは閖上港朝市へ。
「まずは」というか何をおいても真っ先に「呪い」を解消または転化せねば。
場内の案内が半分ほど済んだところでわたしがいつもせり鍋をいただいている屋台の前に出たのでそこでまずひと品。
せり鍋ひと品目
朝市会場内では二軒、せり鍋を供していただけるお店がある。
ひとつはこのせり鍋専門のところ。
もうひとつはせり鍋のほかに魚介類の汁物だったり持ち帰り用の海鮮弁当やイートイン用の小どんぶりを供してくれるお店。
”折角だからもう一軒のせり鍋も味わってみたい。”とはチコリンさんの弁。
ひとつ目のせり鍋をいただいた後、市場の残り半分をご案内。
引き返してもう一軒のせり鍋に向かおうとしたところ、水餃子に気持ちを引かれたということで餃子王の水餃子を。
ここで「チコリンさんが水餃子でお腹いっぱいになってしまったので以後の食べ歩きは不要」という想定外の展開に。
それでもいつも利用させていただいているお店で女川産殻付き牡蠣4個¥500-を店先で焼いていただきひとつはチコリンさんに召し上がっていただいた。
これで当分理不尽な天候に振り回され、天(時にはブルベ運営スタッフ)に対する呪詛の言葉を吐かずに済むのかと思うとなかなかに感慨深い。
お腹を満たし、チコリンさんが山菜を中心としたお買いものも済ませたところで観光スタート。”桜を愛でたい。神社めぐりもしてみたい。”というのがリクエストなので一応知っている限りの範囲でご案内。
事前にチコリンさんが行ってみたいと連絡を下さったところに三神峯公園と金蛇水神社があったのだけれど、三神峯公園の桜は盛りを過ぎてしまっていそうだったので折角なら、と竹駒神社に立ち寄ってから金蛇水神社へ。
朝一番の竹駒神社ははかま姿の神職の方々があちこち竹ぼうきで掃き掃除をしている真っ最中で、なかなか味わい深かった。
次いで金蛇水神社へ。
ヤマザクラ系の桜と黄桜
鳥居脇には枝垂桜
神苑は色とりどり
三神峯公園はパスしたものの閖上港朝市と金蛇水神社で一応事前に伺っていた希望訪問地はクリアしたのでこれ以降はホストとしての手腕が問われるところ。
前日は自転車で訪れた太田とうふ店に、今度は車で乗りつける。
三角揚げと、とにかく前日食べて美味しかった豆乳杏仁を各々一つずつ。
揚げたての三角揚げ
すっかり堪能して以後は気の向くままのドライブ。
”折角なのでどこかの温泉には浸かりたい。”とのリクエスト。
当初は秋保温泉の市太郎の湯にという話もあったけれど、太田とうふ店から市太郎の湯までは30分もかからず行けてしまう距離なので時間が余る。
聞けば遠刈田温泉には行ったことが無いということだったのでのんびり回り道をしながらドライブして遠刈田温泉に立ち寄り、その後仙台まで送り届けるという行程に。
リスタートして秋保神社に立ち寄り。
その後はポタリングで何度か通った道を中心に眺めの良さそうなところをのんびりクルージング。釜房湖から村田町の蔵の町並みへ。
お昼を回ってもなおお腹がいっぱいであまり食べられそうにないけれど、おそばくらいなら…とチコリンさんが村田町内のかなり有名なお蕎麦屋さんをネット検索で見つけてくれたのでそこに向かう途中”すぐそばに雰囲気が良さそうな「熊野神社」があるよ。”と一言。
ドライブ中の話の中でとにかく仙台周辺には「熊野」の名を冠した神社が数多いということにも触れていたのでその流れ。
折角なので立ち寄ってみることに。
【熊野神社(宮城県村田町小泉)】
ひと気が無かったことと苔むした石段を登って行くシチュエーションとがあいまって非常に静謐で上質な空気が漂う空間でした。
一の鳥居
石段を進むにつれて空気が変わる
拝殿
さや堂を架けられた本殿
さや堂が架かった社殿というのもなかなか珍しいと思う。
摂末社の造作
神楽堂
由緒
参道の石段脇にある夫婦杉
厳かな空気を堪能し、御朱印もいただいておいとま。
先ほどチコリンさんに調べていただいたお蕎麦屋さん「玄」に移動してみたものの通常営業は15時までとの事なのに13時の時点で既に「本日品切れ」の札が。
相当な人気店らしい。
再びお蕎麦屋さんを検索。
遠刈田温泉周辺にはいくつもお蕎麦屋さんがあるのでそちらのどれかにお邪魔しようということにして選んだのは別荘地の森の中にある「薫風」というお店。
ひっそりとした佇まい、明るく広々とした店内
天ざるそば
天ぷらがボリュームあってかなり満足。おそば自体ももちろん非常に美味しい。
満ち足りた気分で遠刈田温泉に移動。
その前に蔵王大権現(刈田嶺神社)へお参り。
拝殿
境内のもみじの若葉が目に優しかった
手水舎の板葺屋根
今回は神の湯に。
45℃ほどの熱い湯に浸かったり出て涼んだりを繰り返して約30分。
ここで時刻は15時半。
20時頃仙台発のはやぶさを予約しているとの事だったけれど、空席があれば前倒し可能なチケットだということなので仙台駅に向かって移動。
約2時間後に仙台駅前に到着し、無事今回のご案内ミッション完遂となったのでありました。
(余談)
その後チコリンさんが便を前倒ししようと思ったら、その日に仙台市内で行われた羽生結弦選手パレードの余波でまったく空席が無く、仙台駅で2時間ほど時間を潰すことになってしまったらしい。
昼過ぎに終わったイベントでそこまで満席続きとは恐るべしユヅリスト。
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【青竹とうふと】太田とうふ店と釜房湖周辺ライド【カツカレー】
2018.04.23 Mon 18:46 -edit-
<実走行ログ:2018/04/21>
休日出勤のつもりでいたら特に必要がなくなってしまった土曜日。
夕方には、一泊二日でこの地に遊びにお越しになるチコリンさんを迎え撃つ約束があるためあまりガッツリ遠出をする訳にも行かなかったので、以前『太田とうふ店で青竹とうふを食べられなかった後BRM401定峰のための事前移動日午前中に行って来ようと思って引いた往復約70kmのコースがあったものの結局その時は仙台市勾当台公園で牡蠣を食べまくるポタに行ってしまったので走る機会が無く、その後ちょこちょこいじって「軽い気持ちで半日ポタしたいとき用の100km弱のコース」として保存してあったコース』(←無駄に長いネーミング)を活用すべき好機到来と判断して引っ張り出し、折角なので気になりつつもその前を素通りしてしまった菅生神社にも立ち寄ろうと考えてコースをアレンジ…したはずだけれど何故か思いっきり間違っていて菅生神社を迂回してしまうコースになっていた。
まあ、ありがちっちゃあありがちなので済んでしまったことをいちいち気に病んでも仕方がない。
最終的に楽しかったし夕方の約束にも問題なく間に合ったので結果オーライ、終わりよければ全て良し…なポタリング記録。
太田とうふ店は10時開店。
計画していたコースでは宿舎からお店までは35km弱なのでのんびり走って約二時間。9時頃出発すれば11時なるかならないかの頃には現着できる見込み、その後移動すれば丁度お昼時に川崎町中心部付近になるのでそこで昼食をという目論見だったものの例によって例のごとく出発前にもたつき結局出発は9時半近くなってから。
宿舎前スタート@9:20過ぎ
朝からキレイに晴れ上がった空。
気分よくのんびり漕ぎ出す。
気持ち良い
こちらに来てから自動車でも自転車でも何度となく走ってすっかり馴染み切っている県道39号線を北上、そこからちょっと趣向を変えて名取川沿いを遡上
名取川土手天端道路
名取川頭首工下流の雰囲気はなんとなく多摩川の牛群地形を想起させる
特に左から二番目は結構それっぽい
名取川頭首工脇の八重桜
土手沿いから一般道に復帰した際、熊野本宮社の鳥居が目に入ったのでちょっと立ち寄り。前回参拝した時はまだ雪の中だった。
熊野本宮社(名取熊野三社の一)
名取川左岸に渡り、東北道仙台南IC交差点からR286へ。
茂庭付近は旧道でショートカットしたけれど、途中生出森八幡神社はちょうど例大祭の日に当たっていた。秋保川に入り神輿を清める神事は正午開始との事なので今回見物させていただくのは断念した。いずれ機会があったら拝見してみたいものだけれど、宮城在住ではないしタイミングが難しそうではある。
再びR286に復帰し、しばらく進んで秋保に向かう分岐で県道62号線へ。
更に秋保温泉から西では北側を通る裏道へ。
正面に見える月山に向かって走るゴキゲンな道
花に彩られたお寺さん
(曹洞宗 渓谷山(けいこくざん)保寿寺(ほじゅじ))
途中で見かけた追分の石碑
「右:松島」は判読できたけれど「○○城」と書かれていたようだったものの「左」がよくわからず。後にこれが「砂金城」だということが判明する。
ゴキゲンな道-その2
そんなこんなで太田とうふ店に到着。
当初の計画よりも30分遅れ
スタートが20分以上遅れたのでまあ当たり前。
それでも今回は売切れていなかった青竹とうふと豆乳杏仁を購入して店先のベンチでいただく。
念願の青竹とうふと豆乳杏仁
青竹とうふは大豆の風味が濃厚で舌触りはクリーミー。
豆乳杏仁は大豆のほんのりした甘さとハチミツの効いたソースの甘さがマッチしていて全体的に上品な甘さを感じさせる逸品。
念願のひと品を堪能してリスタート。
のんびり里山ライド的な感じでゆるゆると…だったのだけれどとにかく暑い。
わたしともあろうものがついうっかり(?)天気予報の確認を怠り、下はオーソドックスな半パンだったものの上は冬物の長袖ジャージで走り始めてしまったので非常に暑かった。
くっそ寒い時期に半パン半袖で走るクセしてなんでこんな時に長袖着て走るんだ、阿呆。
この時期の山はパステルカラーで目に優しいから好き
仙台市と川崎町の境にある名無しの滝
この滝を眺めて川崎町中心部に向けてリスタートしようと思った時に問題発生。
腹具合が微妙に思わしくなくなり、数分後にはかなり逼迫した状況に追い込まれそうな予感。
この先の予定コースと今まで走ってきたコースを脳内でためつすがめつした結果引き返すことに。いや、目の前に普通に民家があったので最悪そこにお邪魔させていただくという選択肢が無い訳でも無かったけれど。
ひとまず来た道を引き返し、最初にあった陶芸ギャラリーにお邪魔してみた。
今更な話ではあるけれど、元々気になっているスポットではあったのだ。
ホントだよ?
石神窯(ギャラリー)
ご主人にトイレをお借りしたい旨申し出て使わせていただき、人としての尊厳を失わずに済んだので気持ちが軽くなり、展示されている作品をあれこれ見て回る。
ご主人曰く”最近観光協会(的なもの?)がサイクリング対応に力を入れ始めたみたいで自転車が停められるようなラックを用意して欲しいって話があったんだけど、どんなものが必要なの?特殊な治具とか要るの?”との事だったので”市販のラックもありますけれど、単管パイプ組み合わせて自作しちゃう人もいますね、要は自転車のサドルが保持できる横棒があったら良いだけなので。”と、自分の自転車のサドル部分を持って持ち上げて”こんな感じになるようになっていたら良いだけなので!”とかやってみたり。
最近はどこの観光協会も自転車乗り取り込みに余念がないような気がする。
醤油さし兼箸置き
色が気に入ったし持ち帰りに苦労しないサイズなのでこちらを購入してリスタート。
名無しの滝の上流
個人的に相当そそられる川床をしている
しばらく走ったところでようやく秋保で見かけた追分石碑の「松島」ではない方が判明。
正解は「左:砂金城」なのであった
田園風景の中をのんびりライド…しかし暑い。
長閑な田園風景
以前通りかかった際ちょっと気になっていた「熊野神社」に立ち寄り。
仙台周辺地域の方はどれほど熊野が好きだったのか。
※後から調べてみたら三人兄弟で紀伊の熊野権現を分霊して遷宮したものなので川崎町内にあと二箇所ありネットで軽く調べてみた限りでは由緒が良くわからないものがもう一つ、計四つの熊野神社が川崎町内にあった。
一の鳥居
潜り抜けるとすぐに激坂。
路面は荒れたコンクリート舗装で杉の落ち枝多数
拝殿前から二の鳥居を見下ろす
拝殿
部分的に子ノ権現よりキツイ勾配の坂道をやっとこさ登ってお参り、今度はその坂をおっかなびっくり下る。
しばらく進んだら丁度向かい側を登る坂道になったので、一の鳥居と社殿の位置関係が窺えた。
一の鳥居と社殿の位置関係と勾配
お久し振りのくぎぬき峠
通算三回目の通過。
一度目は夜中、二度目は路肩に雪が残る中、三度目はほぼ真夏日となった日中。
交通量は少ないので気分良い
ハナミズキ
葉タバコ神社
本社は一関市千厩町にあるようで、ここに勘請されたのは昭和48年なので歴史は半世紀に満たない。とはいえ、そも千厩町の本社も昭和16年落成なのでそれほど歴史のあるものではないのだけれど。
朝の内は月山を眺めながらのポタだったけれども午後からは主に蔵王を眺めつつ。
畑の向こうに蔵王
出発が遅れたり予定外の寄り道があったりしたもののほぼ思惑通りお昼時には川崎町中心部へ。予めいくつか目星を付けていたお店の内、食堂併設のお肉屋さんへ。
川崎やきそばや中国ラーメン、味噌冷やし中華などといった魅惑のメニューもあったけれどお肉屋さんなのでということでカツカレーを注文。
佐幸精肉食堂でカツカレー
店内の雰囲気も料理の味わいも懐かしさを感じさせる。
給仕をしているおばちゃんがまたいい味を出していた。
お腹を満たしてリスタート。釜房湖畔をかすめて菅生方面へ。
色合いが爽やかな取り合わせ
ちょっと前に訪れたときは冬枯れ状態だった水没林がすっかり芽吹いて湖水に鮮やかな彩りを添えていた。目にすると思わずにやけてしまうくらいに水没林が大好き。
釜房湖南岸の水没林
曝気(ばっき)式循環装置
湖水を攪拌して水質汚濁の原因となる有機物質を分解させる装置。
釜房ダム
なかなか心に響く朽ち方
コースを調整した際、藤の名所とされるスポットを二つ組み込んでみた。
先日彩湖ウルトラマラソンに出場するために東京の自宅に戻った折、自宅周辺では藤の花が見ごろとなっていたので宮城でも多少は咲いたところを拝めるのではないかと思ったからなのだけれど、これがまったくの見込み違い。
瀧前不動の藤
花云々の前に新芽の気配もほとんど感じられなかった。
白鳥神社
辛うじて新芽がちらほら。
すっかり馴染んできた村田から姥ヶ懐を抜ける小振りな峠道を通って岩沼へ。
農道を走って田んぼを抜け、宿舎に帰着したのは16時頃のこと。
宿舎前に帰着
ウェア選択ミスもあって日中暑過ぎて若干脱水気味になってしまった時間帯もあったけれど、非常に気分の良いご近所ポタでした。
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2018.04.17 Tue 20:23 -edit-
<走行記録:2018/04/14>
※GarminさんがGPSを掴み損ねて時々変な方へ瞬間移動しています。
同じところをぐるぐる回っているだけなのに徐々に高度があがっているように見えるのは時間経過に伴って気圧が下がっていったからだろうと思われます。
(計測:Garmin ForeAthlete 920XTJ )
埼玉県と東京都に飲料水を供給する水瓶彩湖。
その彩湖のほとりの周回ランコースを9周する42.195kmのフルマラソン、15周する70kmのウルトラマラソンが同時開催されるイベント『第13回 戸田・彩湖フルマラソン&ウルトラマラソン』に昨年に引き続き今年も参加しました。
今年も昨年同様こーへー君がエントリーしていて更にガクさんもエントリーしたということだったので”三つ巴の(低レベルな)戦いだ!”と息巻いておったのですが、ガクさんはやむにやまれぬ事情のためDNSとなり昨年に続いてこーへー君との一騎打ちとなったのでありました。
諸事情あって木曜日の夜宮城から東京に戻って金曜日は有給休暇。
大会前の貴重なお休みを使って諸々準備…のつもりがこの日からロードショー公開が始まった『パシフィックリム・アップライジング』の4DX上映を観に行って興奮冷めやらぬまま帰宅して、既に購入所有していた前作のBD鑑賞+新作劇中のワンシーンに触発されて『トップをねらえ!』のDVD鑑賞までしてしまうなど、およそ準備らしい準備も整わぬままの状態で寝落ち。
3時半頃目覚めて布団で寝直し、最寄駅5:23発の始発電車に乗り込むつもりで目覚ましをセットしたものの一旦起きてから再セットして二度寝。結局始発に間に合わずに次発に乗り込むという、非常にだらけた感じの滑り出し。走り込みが全然できていなかったし身体は重かったし…で、どうにもモチベーションが高まらない朝なのでありました。
京急線→山手線→埼京線、と乗り継いで会場最寄の武蔵浦和駅に到着したのは7時丁度くらい。そこから会場までは無料送迎のシャトルバスに乗り込む。
シャトルバス待ち
15分ほど揺られて公園管理事務所前に到着。
トイレを済ませたりしてから会場に向かうと丁度7:30からの開会式が始まったところ。
開会式の様子
周囲をぐるりと見回すも、こーへー君の姿が見えない。
ツィートを確認したら丁度この頃武蔵浦和駅前のバス乗り場に到着したらしい。
そういえば昨年もこんな感じで遅れてきたはずだ。地元さいたま市在住なのに。
荷物を預けスタート位置に並ぶ。
本部テント前でこーへー君の姿が見えないかうろついていた時
”ここにもエントリーしていたんだね!”
と、声を掛けられた。
毎年小江戸大江戸の際、小江戸区間終了時に川越ASでマッサージをしていただいている聖整体院の院長さんだった。すっかり覚えられておる。
エントリー総数約1,000人の70kmスタート地点。
実際には2、3割くらいがDNSかな?それでも優に500人はを超えるランナーが走る。
スタート数分前に”あ、見つけた!”と、こーへー君合流。
8時丁度にスタート
最初の内はこーへー君とあれこれ話をしながら6分/km前後のペースで。
ところが気が付いたらこーへー君の姿がない。
(彼も走り込み不足だということだったしペース落ちたかな?)とか思いつつ、仮に30秒/kmくらいペースに差があったとしてもラップするのは10周くらい回ってからになるのでゴールまでは遭わないかな、とも。
一周約4.6kmのコースをエイドでのロスタイムも込みで概ね30分弱のペースで淡々と走る。
スタート/ゴール地点にほど近いところにドリンクや、おにぎりやパンを始め様々な補給食を用意してくれているメインのエイドステーション、北端の駐車場にほど近いところにドリンクとスナック菓子メインの補給食を用意してくれているサブのエイドステーションがあるので特にこだわりが無い限り手ぶら参加でも給水やエネルギー補給には苦労することがない。
エイド補給食あれこれ
ほぼ毎回カリカリ梅とプチトマトを食べていた
ドリンクは水、アクエリアス、コーラ、ファンタやオレンジジュース、麦茶、コーヒー牛乳やイチゴオレに至るまで多岐にわたり、補給食もおにぎりやアンパン、クリームパンだったりサンドイッチに加えてキュウリなどの生野菜や果物など、周回を重ねる毎に徐々に品目が変わってくる。去年タイミングが悪くて食べられなかったおそばとそうめん、いちごやメロンが食べられて上機嫌。
7周目に突入したところで右前方から一人のサイクリストがこちらに向かって走ってくるのが見えた。ロードバイクを見かけるたびに(知り合いだったりしないかな?)とか思いながら見ていたけれどさすがにそうそう知り合いに遭遇する訳もないのだけれど。
とはいえ長袖ジャージの右の袖がピンク色で(亀太郎(サイクリングサークル的集団)のジャージに似ているかな?)と思ってしばらく注視していたら、顔立ちがどう見ても黒スコットさんだったので声を掛けようかと思ったけれど、わたしの右隣にランナーがいたので声を掛けそびれてしまった。
そのまま7周目を終え、メインASで補給をしようと立ち寄ったらお久し振りのこーへー君の姿が。聞けば腹具合が思わしくなかったのでトイレでかなり時間をロスしてしまったのだとか。この時点でわたしが2周差を付けていたけれど、ここまで30分/周(=6分強/km)のペースなのだから時間内完走を目指すなら相当ペースアップしないと厳しいのでは。
加えて彼は翌日曜日に地元で開催される長野マラソンに参加するための前日エントリーを済ませなければならないので大宮発17時台の新幹線に乗らなければならないはず。
色々詰め込み過ぎじゃね?
スタート前は”70km走った翌日にフルマラソン走ったら恰好良いですよね!”と、意気揚々と語っていたのにしばらく経ったら”土日二日間でトータル100km走れたら(=ウルトラは57.8kmでDNF)立派ですよね!”となり、最終的には”二日連続でフルマラソンの距離走れたら(=ウルトラは42.2kmでDNF)充分ですよね”と、トーンダウンして行ったし。
とはいえなんだかんだ翌日のフルマラソンを完走する前提なのが可笑しいというか可愛い。若いからこそ許されるものって結構あったんだなあ、と自らを省みたり羨ましく感じたりしてしまうのはすっかり馬齢を重ねてしまったが故か。
”そういえばさっき黒スコットさんらしき人見かけたけど遭った?”
”遭いましたよ!A.埼玉のブルベを早々にDNFしてこっちに来たらしいですけれど、そのまま南の方に行っちゃいました。荒川沿いをポタしてお花でも撮っているんですかね?”
なるほど。
やはりさっきのは黒スコットさんだったか。
その後しばらくするとかなり南風が強くなってきた。
東岸はランで、西岸はランとウォーク半々くらいな感じでしばし二人で周ったけれど、再びこーへー君が離脱。次は一周で再会できたけれど、その時点で更に一周差がついてしまっていた。
大会に臨む際の体調管理大事!
前夜酒飲んでBD観ながら寝落ちしたわたしが言うのもどうかと思うが。
午後になると若干雲行きが怪しく
正午過ぎ頃まではやや弱めの北風ながら晴れ間がのぞいて気温が上がり、かなり汗をかく状況が続いたものの午後になって南寄りの強い風が吹くようになり、雲の色も濃くなって行った。
左は強風の中風に舞うゆりかもめ。
一部は夏羽に生え変わって顔が黒くなっているものもいた。
風に舞いながらも突風に煽られバランスを崩して危ういところで何とか着水なんておっちょこちょいなヤツも。
メインASからリスタートして早々、なんとなく脚に違和感が生じたのでこーへー君に先行するよう促し様子を見ながら早歩き。しばらくしたら違和感が解消されたのでランに切り換えて進んだ。
二つ目の坂を越えてしばらく進んだところで前方にこーへー君の後ろ姿を確認。
丁度それにタイミングを合わせたように南から北に向かってくる亀太郎ジャージの黒スコットさんの姿。
黒スコットさん撮影
三周差を付けているという無言ながらも大人げないアピールをしているおっさん。
黒スコットさんは、今やランドヌール(ズ)御用達となった感のある蕨駅前の台湾水餃子 江月に行って来たのだとか。
軽く雑談の後リスタート。
ところがメインASを過ぎたところでこーへー君がまたもや離脱。
そこからゴールまでは単独走行。
残り三周となった12周回終了時にタイムや周回数が表示されているディスプレイを見たとき、自分が残り周回数を一つ少なく勘違いして走っていることにようやく気が付いた。
(残り全部のんびり歩いても制限時間内にゴールできる♪)という甘い見通しを立てていたのだけれど、この時点で残り時間は二時間を切っていたのでそれが瓦解。
当然のことながら二時間で二周と二時間で三周では雲泥の差である。
慌ててペースアップしたものの、7分/kmくらいまでが精いっぱい。
とはいえ8.5分/kmで三周走れれば充分間に合うので焦らず淡々と進むことを心掛けた。
サブASを過ぎて13周目二個目の坂を登って下った時、正面の土手の上に見覚えのある姿のサイクリストが腰を下ろしているのに気が付いた。
よく見たらやっぱりAJたまがわスタッフのかとさんで、先方も気が付いたようで声を掛けて手を振ってくれた。
かとさん撮影
余裕なんか微塵も無かろうが余裕があるように振る舞うのが漢なのです、ええ。
残り三周の内二周を40分弱で走ることができたのでラスト一周に残された時間は約50分。
何とか完走できる見込みが立ったので安心して最後の周回へ。
最後の難所(?)管理橋を登って下って
ゴールタイムは8時間46分
制限時間は9時間59秒なので15分残しの結構なギリギリ隊。
ゴールで待ち構えてくれていたこーへー君と軽く遣り取り。
DNFはしたものの、9周走ったのでひとまずフルマラソン一本分は走ったとのこと。
スタート前に声を掛けてくれた聖整体院さんのブースの様子を伺いに行ったら撤収作業真っ最中で既にテントも畳まれていた。
”どうにかゴールできましたよ!”と、院長に声を掛けた。
”今なら施術できるけどやってく?”
”良いんですか?”
”有償(¥2,000-)だけどね。”
”お願いします!”
という訳でマッサージをしていただいた。
”相変わらずガチガチだねえ。”
と言われながらあちこち押されたり伸ばされたりしていてうめき声をあげていたところをこれからすぐに大宮に移動して新幹線で長野に向かうこーへー君が一枚撮ってくれた。
”怪しげな甘い声を出してる。”とこーへー君に言われた
”それじゃあお疲れ様です!”
と、去って行くこーへー君をうなり声混じりの言葉で送り出す。
かなり楽になったとはいえ走り込み不足で臨んだために筋肉痛で既に歩くのもままならない感じでよたよたと送迎バス乗り場に移動して待ち受けていたバスに乗り込む。
今年はお風呂に直行するバス便が無いとの事だったので一旦武蔵浦和から戸田公園まで移動してから昨年お邪魔した戸田温泉彩香の湯へ。
直行便が無くても結構な数のランナーが利用していた
のんびり温泉で身体をほぐしてから戸田公園駅に移動。
駅前でうろうろするのが面倒だったので駅ナカの日高屋で風呂上りビールを。
駅ナカで日高屋呑みができるとか天国かよ
すっかり満ち足りた気分で上り電車に乗り込み大崎から品川、京急線に乗って帰宅してなかなか長かったいち日の終わり。
昨年よりも15分ほど遅い記録となってしまったけれど、昨年よりも走り込み量が足らず身体が重たいままの状態だったのでむしろ上出来と言って良い。
小江戸大江戸をDNFしてしまったのでちょっとメンタル的には下降線だったところを何とか踏みとどまった感。
今年のウルトラマラソン予定はひとまずこの後野辺山があるのでそちらも完走できるよう、諸々上げて行かないといかんなと。
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【雪じゃなかっただけ】鉛温泉ライド 復路【めっけもん】
2018.04.15 Sun 08:43 -edit-
鉛温泉ライド 往路 より続く
撮影画像保管場所⇒鉛温泉ライド(2018/04/08-09)
普段通り、5時過ぎに目覚めて起き上がり、窓の外を確認する。
まだまだ結構な勢いで雪が降っていた
場合によったら輪行で帰ろうかとも考えつつ、まずは朝風呂へ。
昨夜入らなかった桂の湯、白糸の湯、銀の湯の内桂の湯に向かう。
内風呂と露天風呂があり露天風呂は内風呂とほぼ同じ高さのモノが一つ、更に階段を下りて川べりとなるところが一つ。前者は屋根がかかっており後者は屋根なし。
まだ雪が降っていたものの湿ったボタ雪だったので屋根なしの露天風呂でまったり。
のんびり暖まって部屋に戻ってしばしダラダラ過ごしていたけれど、朝食の7時まではまだ間があるので今度は白糸の湯へ。
こちらは内風呂ながら川に面して大きなガラス窓がある。
他に誰もいなかったので川を眺めようと思って窓を開けてみたら正面に小さな滝。なるほどこれがこの湯の名の由来か。
川の手前、窓から30cmほどのところにシジュウカラと思しき小鳥が一羽佇んでいたのでしばらく滝と小鳥の双方を眺めながらの入浴。
10分ほども眺めていたら飛び去って行ったので更にしばらく滝を眺めてから部屋に戻ると丁度良い時刻になっていたので朝食会場に移動。
朝ごはん
すっかり堪能し、部屋に戻って少々食休みの後白猿の湯へ移動して出発前に身体を暖めた。
先ほど桂の湯で確認した限りでは大した降りではないので強引に走れないことも無さそうだ。前日裏切られはしたものの天気予報によればやはり南下すれば雨エリアから逃げられそうだし。
朝食中、他の宿泊客と従業員の会話を小耳にはさんだ限りでは5km弱ほど下の大沢温泉から上で降っているだけで花巻市内は降っていないらしいし。
温泉で暖まって着替えを済ませ、宿を後にしたのは8時半頃。
丁度いい具合にほぼ雪が止んだタイミングとなった。
藤三旅館前の斜面
横に渡したパイプから温泉の温水を流し続けている。
前夜は暗くて撮れなかったので
路面にはシャーベット状の雪が溜まっている部分があったものの凍結はしていない様子だったので助かった。
絵面ほどには寒さも感じなかったし
でもこれって温泉効果か?
下り基調の道を一路花巻市街方面に向かう。
鉛温泉スキー場
さすがに今シーズンの営業は終了していた。
往路と同じ道を下り、10km弱ほど進んだところで南に転進。
往路は北上川東岸沿いを北上したけれど復路は西側の山裾付近を南下する計画。この辺りは北上滞在時によくドライブして温泉を渡り歩いていたのでなじみ深い。
往路で感じたのと同様、15年経ってもほとんど記憶と違わない懐かしい眺めだった。
注意喚起看板のクマの顔が妙に可愛いのですが
ところが転進してすぐ雨がパラパラ。
進行方向の空は結構明るいので(間もなく上がるだろう。)と軽く考えていたけれど、雨脚が弱まったと思ったらまた降り始め、いつまでたっても降りやまずにしつこくしとしと。
交通量が少ないので走りやすい道なのですがねえ
長閑な田園風景なのだけれどしとしと雨が恨めしい
この時諦めて川の方に向かっていたら、あるいは雨から逃げられたかも知れないのだけれど、雨を避ける適当な屋根代わりも無いのでスマホを取り出すのが憚られ、雨雲レーダーの確認もしなかった。っていうかすぐ止むだろうとタカを括っていたし。
結局その読みは思いっきり外れて平泉の駅付近にいたるまで、ずっとしとしと雨に打たれながらの走行となったのであった。宿を出てから10kmほどは降られていなかったものの、その後60kmくらいひたすら降られっぱなし。
ようやく雨から逃れた平泉でお昼時となったのでお店に立ち寄り。
幸いなことに雨自体は非常に弱かったのでウェア類は少々湿っている程度だったためお店に入るのもさほど気が引けるものでもない。
「きゅうけい」処ではっとう汁を
優しそうなおばちゃんのいる、なかなか雰囲気の温かいお店でした。
金箔入りの豪華版はっとう汁
温かいはっとう汁で身体の中から暖まり、雨も上がって日が差してきたので気温が上がって来たので身体の外も…とはいかず、完全に体が乾ききるまではしばらくの間気化熱を奪われてしまって却って肌寒さを感じてしまうこととなった。
一関からしばらくは往路と同じR4を。
往路でも気になった心の琴線に触れる廃墟
いよいよ北東北から脱出
長閑な田舎道
アオサギ
イマイチタイミングが悪かった
ちっと雲行きが怪しい山方面
この後は山沿いに近寄ることは無かったので幸いにして雨に打たれずに済んだ。
こういう雰囲気好き
味わい深い古び方をしている
山(さん)神社
栗原市内にはこの名前の神社が多い…と思ったけれど合併で栗原市域になったところも多いのか。この神社は神社庁のデータベースに該当するものが無さそうだったので由緒書きとかちゃんと見て来れば良かった。
栗原市から大崎市、大和町、冨谷市を通過して仙台市内へ。大和から仙台へ抜ける県道56号線は路面コンディションが良く走りやすいのだけれどやたらとアップダウンがあって、R4の迂回路的に使う大型車輛が結構多くてしんどい。
仙台市立向陽台中学校
校門に至る長い坂道に桜が植えられていてこの時期の登下校が出来る生徒が羨ましい。ドラマに使えそうなロケーション。
仙台市街地に入ってからは概ね往路と変わらない道を南下して名取に入り、そこからは若干往路と違った経路で宿舎まで。
195km/10.5時間のツーリング
帰着後は中一日空けての肉補給。
安定の300+300
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【半パン野郎】鉛温泉ライド 往路-2/2【雪に降られるの巻】
2018.04.13 Fri 07:38 -edit-
<実走行ログ:2018/04/08>
撮影画像保管場所⇒鉛温泉ライド(2018/04/08-09)
中尊寺入り口に到着。
駐輪場に自転車を入れ、係のおじさんにフェンスにワイヤーキーで括り付けて良いか確認の上自転車をフェンスに立てかけ徒歩で月見坂をてくてく。
月見坂登り口
八幡堂
弁慶堂
東物見からの眺め
竹の葉の緑は目に優しくて好き
地蔵堂と道祖神祠
弁慶堂では受付にいた方に御朱印帳を渡して書き入れていただいたのだけれど地蔵堂ではご朱印の受付はお堂の手前の受付で済ませ、書き入れ自体はお堂に待機している和尚さんに執り行っていただける。地蔵堂、道祖神双方の書入れをお願いし、半分書き終えたところで了承をいただいたうえで書入れの様子を撮らせていただいた。
地蔵堂と道祖神で書体を変えて書き入れていただける
達筆な方が書いている様子は見ていてほれぼれしてしまう。
この地蔵堂の御朱印受付で御朱印帳を係の女性に手渡したとき、先方が何か覗き込むようなしぐさを見せたので
”何かありました?”
”いえいえ、短パンみたいに見えたものだから。”
”短パンですよ?”
”ええ!?短パン生脚なんか今年初めて見たわ!どちらから?”
”今日は名取からですけれど。”
”名取でもそんなに寒さは変わらないと思うけど…え、ずっと自転車漕いでいらしたの?”
”そうですよ♪”
”お元気ねえ。”
という会話があったりした。
そういえば大崎市内のコンビニ店先で休憩していた際、駐車場の車に向かっていたおばちゃんが
”あらまあ!生脚なの?触ってみても良い?”
と、わたしの左膝上あたりの側面をさわさわ。
”生脚に見えるストッキングでも履いているのかと思ったらホントに生脚なのねえ。”
と、妙な感心のされ方をしたのを思い出した。
っていうか生脚に見えるストッキングがあったらどういった層に需要があるのだろう。
寒いところで暮らしている割には寒さ耐性弱い人が多いのか。
っていうか女性は冷えに弱い人多いしそもそも特に女性は冷やしちゃ良くないよね。
薬師堂
観音堂
中尊寺本堂
本堂の御朱印
予定外の中尊寺参拝だったので今回は本堂までで引き返すことにした。
金色堂まで眺めに行っていたら宿に到着する時刻が遅くなりすぎる。
復路で時間に余裕がありそうだったら立ち寄ってみてもいい。
武蔵坊弁慶の墓
弁慶の墓をお参りしてリスタート。
しばらく平泉バイパスを北上してから北上川左岸へ。
高級和牛前沢牛のふるさと
走り始めてすぐ、ここがガクさんと走った懐かしい道であることに気付いた。
なんでコースを引いていた時に気付かなかったのか。
曹洞宗大梅拈華山圓通正法寺参道入り口を示す
こちらも一度参拝してみたい古刹である。
そして相変わらずファンキーな蘇民祭の像のこの二人
北上川左岸から北上川越しの空
平泉から北上にいたる北上川左岸は結構細かいアップダウンが多い。
それにしても天気予報が晴れだった割には雲が多い。
展勝地入り口の機関車、ラッセル車の展示
アスベストが使用されていたということで長いことこういう感じで内部には入れないようにされてしまっている。東北1000の時もこの状態だったから、将来的にも対策は取られなさそう、かな。
北上展勝地南側入り口
桜祭りの準備がかなり進んでいたので帰ってからチェックしてみたけれど、4/14からではまだほとんど花開いていないのではなかろうか。
わたしが北上に赴任(※盛岡滞在とは別。)していた年はやたらと開花が早くて桜まつり本番の後半は半ば葉桜まつりになってしまっていたけれど、今年の前半はほとんど桜が咲いていないつぼみ桜まつりになりそう。
桜の開花状況次第だし、この辺は難しいところだねえ。
北上川の鯉のぼり
北上川を渡って右岸へ。
北上工業団地内を南から北に抜ける。この辺りは何度も車で走り回った懐かしい場所である。北上に滞在していたのはかれこれ15年も前の事だったけれど、ほとんど風景が変わっていなくてなんとなくホッとした。
工業団地内を通り抜けて行く際、ちょっと雨粒が顔に当たったような気がしたけれどまだ(気のせいではないか?)と思えるくらいのものだった。
事前にチェックした天気予報では北上も花巻も日曜日は晴れだった。
そんなこんなで北上市を抜け、いよいよ花巻市へ。
ところが行く手の空はどう見ても雨が降っていそうな感じ。
行く手の空模様が微妙に怪しい
行く手云々よりも既にこの辺で細かい雨粒がほんのパラパラ程度だけれど落ちて来ていた。
宿までの距離は約20km、ここからは緩やかながらひたすら登り基調になるのであまりペースは上がらないからせいぜい18~20KPH程度。6、70分といったところか。
(本降りにならずに何とか持ちこたえてくれ!)
心の叫びは天に届かずあっさり無視された。
元祖満州にらラーメンさかえや本店
北上に滞在して仕事をしていた際にはしょっちゅう通ったお店。その昔蒙古タンメン中本の存在を知った時、てっきりこのお店が東京に進出して来たのかと思った。満州と蒙古でイメージ被るしこちらも辛いラーメンが特徴だし。
日が暮れたからなのか雲が厚くなったからなのか、一気に周囲が暗くなり始め、次第に雨脚が強くなってきた。雨粒自体はさほど大きなものではなかったのが幸いと言えば幸いか。
時間経過に伴い気温も徐々に下がって来た。
Garmin読みで氷点下
暗かったのでブレブレになってしまっているけれど、左下が気温表示。
この時点で「-2.8℃」を示していた。
概ね2、3℃前後低めに表示されることが多いのでほぼ0℃くらいだと思われ。
それでもずっと身体を動かしてきたのでそれなりに暖まっているのだろう、気温表示がこれよりも高かった朝の方が寒かったように感じる。
前照灯の光軸線上をよぎる細かい雨粒のなかに次第に妙に大きいものが混ざるようになってきた。ここへ来て雨がみぞれ混じりに。まあ気温を考えたらそうなるか。
緩やかとはいえ山間部に向かう登り坂である。
進むにつれて大きな粒の比率が高くなり、宿の5kmほど手前のところでは夜更け過ぎを待たずに雨が雪に変わっていた。
それでも路面には積もらず、普通の(?)ウェット路面だったのでどうにか無事走行継続。とはいえ(さすがにバンバン雪が降ってくる中生脚で走るのも少々キツイなあ。)なんぞと、当たり前のことを考えつつ。
朝といい夕方といい、今回は天気予報に裏切られてばかりなのでひたすら脳内で呪詛の言葉を転がしながらの走行の末ようやく目的地に到着。
とはいえ終盤の空模様に関していえば宿の人の弁によると”(花巻)市内とここでは天候が全く違うことが多いですからね。”ということらしいので単純にわたしのリサーチミスである。
鉛温泉藤三旅館
今回は旅館部に宿泊である
到着予定は17時だったものの結局18時45分頃着となった。
※もちろん途中で着見込み変更連絡済み。
部屋に案内され、夕食の時刻を問われたので正味30分温泉に浸かって暖まってからということで19時半スタートでお願いした。
浴衣に着替え、まずは20年以上振りとなる白猿の湯へ。
記憶にある通りの古びた浴室。
一階分下がったところにある岩風呂で天井の高さは三層分吹き抜け相当となるが浴室自体の面積はさほど広い訳でもないので独特の雰囲気がある。
脱衣場は特に個別に設けられている訳ではなく浴室の隅に衣類用の棚が置かれてすのこが何枚か置いてあり、白猿の湯は石鹸類使用不可なので手桶も掛け湯用に二つしかなく非常に質素そのもの。
利用者がいなかったので撮影したいところだったけれどここは昔から撮影禁止となっている。雰囲気を味わいたい方は藤三旅館の公式サイト等をご覧いただきたい。
雪に降られた身体を暖め、いよいよ晩ごはん。
風呂上りビール最高!
今回たまたま火曜日から土曜日までの五日間ノンアルで過ごしたのでここで解き放ってみた。いやあ、本当に美味しい。
お料理の数々
満ち足りた気分で再び白猿の湯に浸かり、出張マッサージも呼んでみたり。
競輪やロードレースのプロ選手に施術をしたこともあるというマッサージ師さんに”変な肉の付き方も疲労の溜まり方もしていない、キレイな膝をしている。”と褒められてしまい、なかなかいい気分。
とはいえそれって無駄だったり無理だったりな動きをあまりしていないということに他ならないのだから今より速くなりたいならとりもなおさず痩せろ、デブ!ってことではあるけれど。
リバービューの部屋を取ったので就寝前にのんびり川を眺めてみた。蒼い照明が当てられてなかなか幻想的な雰囲気ではあるけれど、雪がバンバン降っている感じが少々不安を掻き立てる。
気温高めなのでボタ雪だった
先ほどのマッサージ師さんから聞いた話では道に積もるほどの降り方ではないそうなので翌朝までその状態で推移してくれたらと心で念じつつ布団に潜りこんだ。
鉛温泉ライド 復路 に続く
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2018.04.11 Wed 20:48 -edit-
<実走行ログ:2018/04/08>
撮影画像保管場所⇒鉛温泉ライド(2018/04/08-09)
かれこれ20年ほど前の事。
仕事の都合で岩手県盛岡市に都合一年間ほど滞在したことがあって、その際花巻周辺の温泉には何度も足を運んだものでした。
川沿いの露天風呂に白濁した湯の大沢温泉にも宿泊したことがあり、その川の上流にある鉛温泉の「立ったまま入浴する深い岩風呂」である白猿の湯は立ち寄り入浴で利用したことがあり、それからというものいつかは湯治部に長期逗留したいとひっそりと願いつつ、早幾星霜。
湯治で長逗留というのはそれ以後あちこちの温泉を知るにつれ行きたいところが増え続けているのに結局ひとつも行けていないのでちょっとアレですけれど。
まあそんなこんなの思い入れが非常に強い鉛温泉なのですが、折角宮城に滞在しているので一回くらい泊まりに行ってみたいと思っておりました。もうちょっと遠いかと思っていたら片道200kmに満たないので自転車で行くにはちょうど良い距離だったし。
業務の予定をあれこれとやり繰りしていた際、月曜日の予定が空いて土、日、月と三連休を取れそうな感じになることが判明したのが前の週の木曜日の午後。
天気予報を確認してみると現在滞在中の宮城県名取市周辺の土曜日は雨、日曜月曜は晴れとなっていて、花巻市の予報を確認してみたら日曜日は晴れるものの月曜日は朝の内曇り、昼前から雨というものだったのでやや逡巡。
(月曜日の宮城県は晴れ予報なので朝から南下すれば雨雲からは離脱できるのではないか。)といういかにもわたしらしい甘い見通しのもと、鉛温泉藤三旅館の宿泊予約ボタンをクリックしたのでありました。
その後、天気予報を確認するたびに宮城県の雨予報が前倒し気味になって来ていて土曜日は朝から曇り予報に切り替わり、実際雨が上がったので牡鹿半島へと日帰りツーリングに赴き、翌日曜日はいよいよ鉛温泉に向けて出発となったのです。
スタートは6時半ちょっと前
約200km、累積標高2,000mの行程なので寄り道を含めて18KPH、所要時間を11時間と見込み、現着を17時として6時には出たかったものの諸々手間取ってしまってちょっと遅れたスタートとなった。
雲は多目ながらも陽射しもあって幸先良いと思えたのだ…この時は。
日曜日なので当然のように(閖上港朝市に立ち寄って朝ごはん♪)と浮かれながら走っていると顔にぽつぽつ当たる細かい雨粒。
(今日は朝から降水確率低いし晴れ予報のはずなのに!?)
まあそれでも雨脚は知れているのでそのまま朝市へ。
ほぼ定番となっている焼きおにぎりとうどん入りのセリ鍋をいただいた。
焼きおにぎりとせり鍋(うどん)
殻付き牡蠣を購入して自由炉で焼いていただこうかと考えていたところ、先ほどまでパラパラ程度だった雨脚が結構な勢いの本降りに。
屋根のある炉は既に先客で埋まってしまっていたので傘も無いし今回も焼き牡蠣は諦め、いつもの水餃子ではなく餃子王の小龍包をいただいた。
小龍包
ほぼほぼ腹が満ちたので表を眺めつつレーダー画面と天気予報を確認する。
到着時刻が遅くなってしまうと折角の温泉宿なのに温泉を堪能できないではないかということで、10分もすれば雲が切れそうなので雨脚が弱まったところで強引にリスタート。
なかなかどうして結構な本降りだった
ところが雨脚が一向に弱まらなかったのでたまらずコンビニに避難。
そしてまさに雨が降っているところで確認した予報
なんだよこの太陽みたいなマークは!?
これって雨降りの印?
真剣にYahoo!天気の担当者を呪った。多分かつて経験がなかったくらい深く呪った。
心に闇を抱えつつリスタート。
しばらくしてようやく雨が上がり、日が差してきて身体が乾き、気分も上向き。
東北新幹線の車両センター脇を抜ける
利府町 森郷児童公園
錆びつき方がどことなく物悲しい雰囲気。雨に打たれた直後だからか。
ほんの少しでも青空が見えると気が和らぐ
畑の中にポツンと鳥居とお社
道祖神である
仙台周辺の道祖神はこの形のものが多い傾向があるのだろうか?
上州や信州に行くと女性を男性が背後から抱きしめるような「抱擁道祖神」なんてものも見かけるし、男女が並び立つ姿のものが見られたりするけれど、地域によって特色が出るのでしょうかね。
民俗学的にはどんな風に考えられているのか機会があったら調べてみたい。
大崎市内旧田尻町エリアのマンホール
遮光器土偶と言えば青森の亀ヶ岡遺跡が真っ先に思い浮かぶけれど、宮城や岩手でも出土していたのをこのエントリを打ち込みながら調べて初めて知った。
自転車を乗り回していると知識が増える。
古いものがところてん式に失われていくけれど。
大崎市内の梅花はちょうど見ごろ
ようやく全天に占める青空の比率が高くなって来たので気分が軽くなってきた。
東北新幹線くりこま高原駅前の大水車
地元がこの近くだというニャンコ先生の弁によるとくりこま高原駅誘致とこの水車建設の経緯は色々と闇を感じさせてくれる負の遺産としての側面を持つ構造物なのだそうである。
しばらくは東北新幹線の側道を進む
信号がまったくなく、交通量も少ない非常に走りやすい道で気持ち良かった。
迫川を渡る、欄干の無い橋
それほど高さはないもののやはり通行はおっかなびっくりな感じになる。
栗原電鉄(くりはら田園鉄道線)の廃軌道
※ニャンコ先生、orionさんのご教示による。
廃線となったのは10年以上前(2007年4月)だけれどいまだに軌道が撤去されずに残っている。廃線跡で軌道が残されているのも珍しいケースではなかろうか。
GoogleMapsの航空写真でトレースしてみたけれど、JR東北本線石越駅から細倉マインパーク前駅跡まで廃止から10年以上経過した今でもほぼ完全に軌道が残されたまんまなのね。
一旦新幹線の線路から離れて狭い峠道へ。
しばらく進むとちらほらと「奥州街道有壁宿」ののぼりが現れはじめた。
ほどなく宿場入り口に至る
時刻はちょうどお昼時なので食堂の類がないかと思っていたらすぐに一軒の真新しいお蕎麦屋さんがあったので即入店。
そば処本陣
自家栽培そばを使っているらしい。
かけそばとミニ天丼
若干気温が低めだったのでざるではなくかけを。
萩野酒造
「萩の鶴」「日輪田」という銘柄の蔵元。
JR東北本線 有壁駅
有壁駅前の田中旅館
ひなびた佇まいが素敵な旅館だけれど宿泊できるのだろうか。
しばらく進んだところでようやく宮城県から岩手県に入る。
北東北エリアに突入
お久し振りの一関、お久し振りの北東北。
一関市街地に向かって進んでいたら左手にかなり立派な山門を構えるお寺があったのでちょっと立ち寄り。
曹洞宗白馬山願成寺(がんじょうじ)
願が成るというありがたい名前のお寺。
上の橋で北上川を渡る
なんだかぐっと来た店構え
こちらの道祖神はオーソドックスなスタイル
頻繁に見かけるのはこの手が多いよなあ。
平泉町に突入
ここでしばし思案。
元々往路では平泉中尊寺には立ち寄らずに温泉に向かい、復路で立ち寄ってみるつもりでコースを引いていたのだけれど、翌日が通常業務となる復路で変に寄り道をせず往路で立ち寄ってしまおうと思い直した。この判断は翌日、図らずも正しかったことが判明したのであった。
偉いぞ、オレ。
そんな訳で当初は平泉バイパスから途中で北上川対岸に渡り、四年半前にガクさんと走った懐かしい「東北1000のコース」を走る予定だったのを中尊寺経由に切り替え。
余談であるが、2013年にR宮城が主催したこの1,000kmブルベで平泉から釜石手前に至るまでガクさんと一緒に走ったことは覚えていたのだけれど、実際に走って景色を目にするまでこの道だったことを忘れていたのであった。
祇園鎮座八坂神社
国指定の文化財特別史跡だと後から知った。
立ち寄っておくべきだったか。
JR東北本線 平泉駅
鉛温泉ライド 往路-2/2 に続く
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【一週間ぶりの】牡鹿半島ライド-Act.2【コバルトライン】
2018.04.10 Tue 21:21 -edit-
<実走行ログ:2018/04/07>
撮影画像保管場所⇒牡鹿半島コバルトライン(2018/04/07)
平日同様5時過ぎに起床、二度寝(笑)
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撮影画像保管場所⇒牡鹿半島コバルトライン(2018/04/07)
前週思いつきで走ってみた牡鹿半島ですが、その際中央部の尾根筋を通る宮城県道220号牡鹿半島公園線、通称「コバルトライン」を半島先端部から付け根に向かって走ってみて、その走りやすさ、眺めの良さ、気持ち良さを痛感したので今度は逆方向に向かって走ってみようとコースを引いてみました。
折角なので往路と復路は重複しないように、また前回通りかかった際気になった零羊崎(ひつじさき)神社への参拝も併せて組み込んでみたり。
元々事前に確認した天気予報では午前中が雨とのことだったのでおとなしく過ごすつもりだった土曜日でしたけれど、前夜に確認した予報では雨の時間帯が前倒しになっていたので土曜の朝起床した時点での天候次第と考えて準備だけは整えて就寝。
起きてみたらどうにかこうにか雨は上がっていて、予報を確認する限りでは目的地の牡鹿半島方面も天候はどうにかもってくれそうだったので決行することに。
この日は概ね天気予報通りの空模様となったのでありがたかったのですが、翌日はひどい目に遭わされました。それはまた別エントリにて。
平日同様5時過ぎに起床、二度寝(笑)
6時頃再び起きてまず窓外の様子の確認。
ひとまず雨は上がったようなので出発することにして朝食をしたためた後準備に取り掛かり、起床後約一時間ほどで出発準備完了。
宿舎前スタートは7時ちょい過ぎ
今回往路は内陸側を、復路は海側を走る計画で、ひとまず北上して仙台市内に入る。
Yahooドーム前を通過
なかなか立派な桜
宮城野区内(だったかな)の道端に単独で見事な枝ぶりを見せている。
仙台市街地を抜け、利府町、松島町を抜け東松島市へ。
信号がほとんどなく、ひたすら30KPH前後の巡航速度で気分よく流していたら左手に茅の輪が見えたのでちょっと立ち寄ってみた。
<新山神社>
なかなか厳かな空気が漂う神社
平成28年に火災被害、翌年再建されたとの事
梅は見頃、桜のつぼみはまだ固かった
新山神社縁起
後から調べたところによれば本殿の裏手に奥宮もあったらしい。
立派な楼門
寺院か何かかと思ったけれど民家っぽい。
これがいわゆる「由緒ある豪農」とか「名家」とかいうモノか。
石巻市域に入り海側へ進路変更。
前回通りかかった時に気になった零羊崎(ひつじさき)神社に参拝しようと思ってコースを引いたけれど、牧山という山の頂にあるその神社へのアクセスは海側からの道しかない。
<零羊崎神社(牧山)>
前回通った海側の幹線道路から折れて牧山に向かう。
すぐになかなかしっかりした坂道が始まる。
桜の見頃はまだもう少し先
節理が素敵な川床
10%前後の勾配の坂道が続く
前半は10%前後のそこそこ急な坂、半ば以降5%前後に落ち着く。
![]()
後からいただいた見取り図
牧山零羊崎神社社務所
この奥に栄存神社と元三大師堂がある。
境内にあった江戸時代の日時計
生憎の曇天なので時刻がわからん。
栄存神社
元三大師堂
栄存法印奥津城
宝筐印塔
拝殿に向かう道
部分的に25%くらいあった。
祭務所に到着し、御朱印をいただきたい旨を伝えると、四種あるので書き入れに時間がかかるため境内見取り図と解説を手渡され、近くの三吉神社にお参りすることを薦められたのでまずは三吉神社へ。
三吉神社
こちらは零羊崎神社参道の鳥居
零羊崎神社拝殿と本殿
拝殿の佇まいがどうにも神社らしくないと思ったら、解説には廃寺の本堂遺構と書かれてあった。
なるほど。
本殿を取り囲む透塀
御朱印
左から元三大師堂、三吉神社、栄存神社、零羊崎神社
参道の鳥居付近からは牡鹿半島方面の眺望。
牡鹿半島方面の眺め
坂を下って女川方面へ。
前回とは違う道をと妙にこだわってしまったのでスルーしてしまったけれど、前回ご朱印をいただけなかった伊去波夜和氣命神社(明神社)に立ち寄っておくべきではなかったかと後の祭りなことを考えていたり。
国道は行き止まり
現道が行き止まりでバイパスは通れるというなかなか見ないパターン。
震災復興関連なので笑い事ではないのだけれど。
当然ながらコバルトライン方向へ
女川手前の海抜20m位のところからひたすらじわじわ登りっぱなしで海抜300mちょいのところまで。概ね全編5%前後の勾配で、時々キツイ区間がある感じなので感覚的には前週走った定峰峠の迂回路無しの本来バージョン的。
これは鮎川浜側からのアクセスでもおんなじ感じで約300mの標高差をじわじわ登った後は概ね100m前後の標高差がある道を登ったり下ったりが続く。
一週間ぶりの女川湾展望台
展望台から先は尾根筋なので軽いアップダウンの繰り返しでリズミカルに気分よく走れる。下りでヒャッハーしたら登りが待ちかまえているのは充分把握しているので裏切られた感は薄い。
尾根筋なのであちらこちらで左右の展望がひらける。
石巻湾方面
晴れていたらコバルトブルーの空と海だったろうけれど、曇天もまた味わい。
相変わらずロードバイクに乗ったサイクリストとのスライドは無く(コンディション良いのにもったいないなあ。)なんてなことを思っていたらひとりのサイクリストとスライド。
”お疲れ様です!”と、どちらが先に声を掛けたのか定かではないけれど、わたしも先方も声を出して挨拶しつつのスライドだった。そこからしばらく進んだところであと二人。
そのうち一人は最初にスライドした人と、おそらく同じジャージを着用していたように見受けられたので三人のグループツーリングなのだろう。
けれどもその後のスライドは残念ながら無し。
予報が微妙だったので時期的にツーリングを控える向きも多かったのだろうか。
金華山 一の鳥居
かつて女人禁制だった金華山を女性はこの場から拝んだそうで。
このエントリをポストするタイミング的には「女人禁制」って何ともタイムリーなワードですな。
金華山
渡ってみたいけれど、結局タイミング悪くていつまでも渡れなさそう。
丁度この何年間か渡りたいと思いつつ毎回タイミングが悪い外房の仁右衛門島的な感じで。
コバルトライン終点まであと数kmというところで脇道に逸れ、仙台藩唐船御番所へ。
仙台藩唐船御番所
こんな小屋の中で寝泊まりして日がな一日海を眺めて過ごす仕事とか、考えようによっちゃ楽しいか地獄かの二極だよなあ。
坂を下って鮎川浜へ。
前回もお邪魔したおしかのれん街へお邪魔して遅めのお昼。
今回はクジラ肉料理をいただくことに。
おしかのれん街「黄金寿司」
クジラユッケ丼
右側の白っぽいのはさえずり(クジラの舌)
コバルトラインを走ってクジラ肉料理をいただいて…と、今回目的としていた行動は一通り完遂したので引き上げ。
捕鯨で有名な外房和田浦に本社がある
復路は前回の往路と比較するとちょっとだけ大回り。
海岸線をトレースして進んでみた。
神明社(小網倉浜)
震災で崩落した参道を仮設資材で仮復旧してある。
防波堤の修復作業もまだまだ続いていて震災の傷跡がいまだ生々しい。
海岸沿いと思いきや意外と眺めの良くない区間ばっかり
狐崎浜集落を抜ける
浜はキレイなのに手前斜面の不法投棄ゴミが酷い
画面左隅に見切れてしまっているけれど、どう考えたって津波で押し上げられたものが残っているという風ではない。
どうにかならんものなのか。
待浜漁港付近(かな?)
日が暮れはじめた頃には石巻の工業地帯をひた走っていた。
なるべく前回と違うルート、なるべく往路と被らないルート…と、思いつつも土地鑑がないのでRWGPSとGoogleのストビューだけでコースを策定するのもどうかと思った。
とはいえただのプライベートライドだからコースを引いたスタッフに呪詛の念を頑張って送ったりして心を病む心配もないので良しとする。
日本製紙石巻工場と引き込み線のJR石巻貨物線
(工場萌え~♪)とか脳内で叫んでしたら引き込み線の貨物専用駅に貨物列車が入線してきたりして、なかなかどうして観ていて飽きない。
まあ実際は走りながら撮るだけでスルーしたのですけれどね。
そんな訳で前回よりも一本ないし二本くらい海側の道を走って得た教訓は(大型車輛怖い!)という当たり前のことだけなので学習効果があったかどうかがはなはだ疑問。
東松島市から先はしばらく前回と同じコース。
っていうかこの辺は大回りしない限り通り抜けるルートが限られれる。
とはいえ(なるべく前回と違うルートを!)
という自らの内なる言葉に従ってみたら案外ろくでもないものになったところは深く反省せねばならんとしみじみ。
航空自衛隊松島基地付近にて
一週間ぶりのT-2練習機
夕闇迫る松島の眺め
三井アウトレットパーク仙台港
ホント「リア充のすくつ」だよね。
仙台市内を抜け、名取に入って宿舎に帰着。
230km/12.5時間のツーリング
二度走ってみたけれど、コバルトラインはホントに走りやすくて気分の良い道だった。
震災復興関連車輌の往来が多いので多少気を遣うものの、そもそも交通量が少ないので大きく避けて行ってくれる。
とはいえ交通量の少なさは時期的なものかも知れないので行楽シーズンが始まると少々事情が異なる可能性は高いかな。
ロングライド後は肉補給。
最近になってオープンしたいきなりステーキ名取店へ。
郊外型の店舗は椅子席だけなんだね。
ワイルドステーキ300g+ワイルドハンバーグ300g
まあ、肉は食いたくなる。
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【迂回路以外は】BRM401たまがわ200定峰【自業自得な激坂】
2018.04.05 Thu 21:53 -edit-
撮影画像一式⇒BRM401たまがわ200定峰2018
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<実走行ログ:2018/04/01>
今回で何本目になるのか正確に数えてはいませんが、個人的に「キューシート無しで走れる数少ないブルベ」の一つであるAJたまがわの定番中の定番である定峰200kmに実走スタッフとして参加しました。
前日は朝から仙台市内で牡蠣に舌鼓を打った後、スポークの折れたロードバイクのホイールをショップに預けてから新幹線に乗り込み東京へ。
東京の自宅に帰着してからお約束の黒湯温泉に浸かりに行って夕食と翌日の準備を済ませて早々に就寝。セットした携帯のアラームで3時過ぎ頃目を覚まして(さて、起きなきゃ!)というところで意識を失い、次に意識を取り戻したのが4時半という様式美的一連の行動をこなした後大慌てでスタート地点に向かう。スタート地点の二子玉川兵庫島公園までは約12kmなので交通量の少ない早朝ならば弐號(通勤用MTB)で約30分。主催のくらさんには”受付設営からお手伝いしますから5時にはスタート地点に伺いますね!”とうそぶいておいてこれである。
慌ただしく支度を整え、起床15分後には自宅を出発。
30分後の5時15分頃、既にテーブル等の設営が済んで早めに到着した参加者の受付が始まっていたところに”遅くなってすみません!”と駆け付けてみたけれど”ああ、7時スタートだからブリーフィングに間に合うくらいには来るだろくらいにしか考えていなかったよ。”というくらさんのお言葉。あははは…。
今年の開催は全国三つのクラブ(R.東京、AR日本橋、R熊本)が主催したFlecheと日程が重なったため、いわゆるベテランと評される人たちは少な目な傾向でしたが、この週末に開催される東京周辺の他クラブ主催BRMが無かったことからエントリーが集中してしまったようで、受付開始後早々にエントリーが締め切られてしまって例年結構な割合で見られる「生涯初ブルベ」な参加者も少な目だった感。
個人的な意見ですが、一通りのブルベ要素がバランスよく詰まっているから初心者に是非走ってもらいたいブルベなのですけれどね。
釣りで言うところの「鮒に始まり鮒に終わる」みたいな感じで「入り口に最適だけれど熟練者でも楽しめる奥深さ」があるコースだと常々感じています。
(閑話休題)
スタート地点にはお馴染みの顔があちらこちらに。
のんのんさん、カマノ隊長夫妻(今回隊長は副主催なので走らない)や黒スコットさん、いぢちさん、ぜっとさん、ピカさん、Bongoさん、K内さん、むつパパさん、ないとさん、ひであさん、PIPIさん、ニャンコさん、秋さん、真さんとお連れさんや田中AJ会長の姿も。にぎやかな虫さん、クロさん、しぃちゃんさんの、すっかりお馴染みとなったホモケイのお嬢さん方の姿や昨年の埼玉走行会でゴール間際にご一緒させていただいたのみおんさんとか。
っていうかなんだかんだ言っていっぱいい過ぎて名前出せていない人が多分いる。というのも今回最後尾でスタートしたらほぼまったく他の参加者と遭遇することが無く、最初から最後までスタッフだけで走っていたような感じだったので記憶に焼き付いていなかったことが大きな理由だったり。
受付業務を手伝ったり出走者と雑談したりしつつであっという間に時間が過ぎる。
兵庫島に群生していたシャガ
群生していることに今まで全然気付かなかった。
5時半を回ったのでブリーフィング開始
くらさんとHideさんによるブリーフィング風景
6時スタート組の皆さんの車検を行って送り出し、しばらく経ってから今度は7時組のブリーフィングの後車検、お見送り。
更にお見送りに来てくださっていたイーチョねぇさんからは塩飴を二個いただいた。
ねぇさんは昼から砧公園でお花見だそうである。これはこれで非常にうらめ…もとい羨ましい。
最後に実走スタッフ組が7時半にスタート。
最後尾のスタッフ組
ぜっとさん、虫さん、クロさん、ないとさん、いぢちさんと交通状況を見ながらくっついたり離れたりのわたしとその後ろがむつパパさん。
古民家園付近の桜並木(私的定峰200四景)
多摩川沿いを気分良く
信号タイミングで引っ掛かり、前三人と後ろ四人が切り離し
玉川上水福生市営競技場付近(私的定峰200四景)
鮮やかなコントラスト
PC1(44.6km)ファミリーマート海田岩蔵街道09:49着
左に見切れているのはカマノ隊長
ここでぜっとさんと虫さん、クロさんが先行リスタート。
しばらく雑談していたわたしたちもそろそろ出ようかということに。
”じゃあ最近調子に乗ってる粉飴野郎に追い付いてぎゃふんと言わせないといけませんね(笑)”
※勿論内輪で通じる冗談なので本気にしないように、念のため。
”車体もエンジンも重いんで先に出ますね!”
と、既に準備の整ったわたしが単独で先に出る。
ここから先は登り坂なのでロードに付いて行くのは何かと大変なので先行させてもらった。
ガシガシ踏んで走ったら山王峠のピークに先行した三人がいるのをようやく捉えた。
山王峠
峠のピークからしばらく走り、下名栗に入った辺りで先行する三人に追い付いた。
先行していた三人組
下名栗諏訪神社
名栗川橋(私的定峰200四景)
言わずと知れた埼玉県内最古の鉄筋コンクリート造橋
花桃の差し色が鮮やかな鳥居観音方面
クロさん、虫さん、ぜっとさん
星宮神社(私的定峰200四景)
空から降る星霊を祀ったのがその縁起とされる神社。
新井不動尊
今回はコップを持参するのを忘れたので給水無しでスルー。
山伏峠への分岐を曲がる前に軽くトイレ休憩の後いよいよ峠へ。
手前の道路脇の電光掲示板は20℃を表示していて既に暑くてたまらず、薄手とはいえ長袖のコンプレッションインナーシャツを着てきた己を呪った。
山伏峠に限らず山道には小さなお社、祠が多い
しばらくはじりじりと背中が焼かれるような感じだったけれど木立に突入すると幾分風が気持ちよく感じられるようになった。でも暑い。
日陰が嬉しい(撮影:ぜっとさん)
しばらく進んで、山伏峠でも最も勾配がきつい区間のひとつ、通称材木コーナーの手前に差し掛かった時のこと。
ぜっと:ここが「隠れショートカットコース」なんだよね、傾斜エグイらしいよ、聞くところによると25%あったって。
わたし:ん~~~さすがにここはなあ。登ったらコースアウトだからもう一回降りて来なきゃならんではないの。
ぜっと:そうだけどさ、MTBギアで走っている今挑戦しなくていつするのよ!
わたし:まあそれもそうか。ちょっくら行ってくる!
という会話の流れというか煽りに乗っかったカタチで挑んだ坂道。
坂のとっかかり
最初は結構軽い気持ちで挑んだんだよね、MTBギアだし。
正規コースから坂を見たところ
画像中央に見える車庫の手前でGarminさんは23か25%を示した
※「3」と「5」の判別ができるほどの心の余裕が無かった。
直後にフロントが浮いて思わず足を着いてしまい、その後5mほど押し歩いて車庫前の傾斜が緩くなったところから登坂再開。
登り切ったところに女性参加者(=nanaさんだった)が通りかかったので軽く挨拶。っていうか会釈するくらいしか余裕なかったけれど。
息を整えながらお三方をお出迎え
三人を出迎えたので今登って来た坂道を引き返そうとしたけれど”こっち(正規コース)を降りた方が走りやすいんじゃない!?”というぜっとさんの助言に従い先ほどの登り口まで降りて再び登り返し。
意図的なコースアウトなら外れた地点まで戻らねば。
再び単独での走行。
山伏峠
秩父市街地までの長いダウンヒルを堪能しようにもギア比の問題からアウタートップにしても40KPHくらいで脚の回転が追い付かなくなるのでひたすら回転を止めた状態での走行。寒いときだったらきついな、これ。
揚げ物が一切残っていないひつじや精肉店のショーケースを横目で見て悲しく思いながらスルーして信号待ち。
前方のガソリンスタンドの屋根の向こうに黒煙が上がるのが見えて、秩父鉄道で走らせているSLの汽笛の音が聞こえた。
SLを眺めるにはタイミングが遅いだろうと思ってそのまま無視してしまったけれど、やはりひとまず踏切までは行っておくべきだったかと若干後悔している。
PCに到着したら先行していた三人もつい先ほど到着したばかりらしく、買い物をしている真っ最中だった。
PC2(88.1km)7-11秩父宮地12:21着
ドリンク補給だけしてリスタート
昼食をちんばたでいただくつもりだったので三人に軽く声を掛けてから移動。
日陰で補給するお三方
PC2からちんばたへ至るルート
お店に到着したら思いの外混雑していて、入り口周辺には順番待ちのお客さん。
駐車場の車の中にもひと組いたようなので結構な待ち時間が予想されたけれど、今までの経験上回転の速いお店だからそれほどロスにはならないだろうと考え、初めて目にした順番待ちの名簿に記名してしばし周囲を眺めたり携帯をいじったりしながら時間つぶし。
名簿に記名して順番待ち
名簿に記名して順番待ち
ところが思った以上に時間がかかってしまい、入店するまでに既に4、50分は優に経過してしまった。店内に入って席に着く。
豚みそ丼とプリンをいただこうと思っていたら生憎プリンが売り切れだったので豚みそ丼を大盛りに。
悲しいことに売り切れだった秩父プリン
豚みそ丼(大)をいただく
美味しゅうございました。
お腹を満たして満足したものの、既に90分ほども時間をロスしてしまっているので昨年、一昨年と寄り道していた大内沢の花桃の郷には立ち寄れそうにない。その手前の虎山千本桜も怪しいので素直にコース通りに進むことにして定峰峠に取り掛かる。
定峰峠入り口バス停付近
今年は例年と違って、いつも定峰峠の情報を発信してくださっているCafeジェラテリアHANAさんの先が工事中で通り抜け不可となっているため旧定峰村集落を突っ切る急坂迂回路を通過しなければならない。
迂回路への入り口
この迂回路が曲者で、ほぼ全編勾配二桁の急坂の連続。時折15とか16とかいう数字がEDGE520の画面に見えたりするし。
唯一の救いは花に満ち溢れていて景色が素晴らしかったこと。
迂回路は勾配がきついながらも眺めは非常に良かった
本コースとの合流点
水神が祀ってある水源のところに出る。
それにしても今年の定峰はどこを走っても桜と花桃に溢れていて非常に気分がいい。かつてこんなに花に囲まれた定峰峠を走ったことがあっただろうか。
寂照院周辺
元々「花のお寺」と称していて四季折々の花が咲く境内ではあるけれど、今までここまで桜が咲き乱れた様子は見たことが無かった。
定峰峠着、峠の茶屋はお休み
茶屋はお休みだったし借金状態での走行なのでさすがに参加者一人もいない。
そのままダウンヒルに突入。
斜面にちらほら花桃
この山の向こう側が今回立ち寄れなかったはなももの郷。
通過チェック(114.1km)道の駅和紙の里ひがしちちぶ15:17着
距離換算での参考Closeタイムは15:06
到着時点で10分ほどのビハインド。
最終的には30分近い借金状態でリスタートしたことになる。
やや向かい風がキツイ中、ひたすらグロスのペースを確認しながら走る。
和紙の里で残距離と時間の確認をしたところ、グロス15.5~16KPHくらいで押せれば充分間に合うことがわかっていたのでアクシデントさえなければ余裕。
帝松もスルー
道の駅の休憩でアイスをいただいてしまったというのもある。
飯能駅前の月光堂
シャッターの絵って以前からこれだったっけ?
どうも変わったような気がするけれど、そもそも絵柄をよそのものと混同してしまっている気がして更にその「よそ」がどこなのか思い出せずにいるのでモヤモヤ。
飯能駅前を抜け、入間川に向かって下ってから軽く登る。
入間川の土手もソメイヨシノが満開
やや交通量が増えて走り辛いと思いつつ進んでいると、前方にようやく反射ベストの後ろ姿。
八高線沿いの道に出たところでないとさん捕捉
後方から結構な数の車が追い越して行くので前後で走りながらの会話は途切れがち。
どうやら定峰峠でスタッフトレインから離脱して単独走行中らしい。
お互い一般参加者(非スタッフの意)を見かけなかったと情報交換して、ひとまずわたしが先行してPC3に向かう。
茶畑の向こうに沈む夕陽
PC3(158.3km)7-11青梅日立前17:46着
いぢちさん、むつパパさんがいた
ここで補給をどうしようかと軽く悩む。
冷え込むというほど気温が下がっている訳でも無かったけれど、向かい風の中ガシガシ踏んで走っていたら結構汗冷えを感じてしまっていたのでゴールまでの区間でラーメンをいただくことに。
ないとさんが到着してしばらく経過したところでその旨を三人に伝えてリスタート。
羽村桜まつりの様子
昨年は桜がほんの少しか咲いていなくて寂しかったけれど今年は非常に楽しそう。
奥多摩街道から新奥多摩街道へ。
交通量は心配したほど多くないのでそこそこ走りやすい。
途中、予定通りコースアウトしてラーメン屋に立ち寄り。
「小川」でミニチャーシューメン(ミックス)
替え玉の誘惑を退けリスタートしてしばらく進んだところでないとさん、いぢちさん、むつパパさんのパックに追い付いたので以後ゴールまで四人で進んだ。
いぢち:さっきみんなで”とりさんをちぎって逃げよう!”って話をしていたばかりなのにそこから2kmも来ない内に追い付かれてしまいましたなあ(笑)
わたし:「小川」は博多ラーメン系の細麺だから提供早いし、替え玉我慢したしね(笑)
四人での走行は概ね順調に進み、ゴール帰着はクローズの約30分前。
ゴール(201.3km)癒しふれあい館20:25着
無事帰着&カードにサイン
ゴール受付は華やかな(腐)女子会会場であった
ぜっと:後ろもういないの?最後?
わたし:そう、PC外のコンビニとか入っていてパスしちゃったりしていなければオレらで最後のはず。
ぜっと:ちょっと待て、なんでみんなしてスタッフの帰りを待っていなけりゃならんのだ!?
わたし:実走スタッフらしくスィープよスィープ♪
そんなこんなの後、出走者全員の動向、安否確認が無事終了したのでスタッフのみならず、その場にいたみんなで撤収作業。
一般参加の皆さんもお手伝いありがとうございました
自走で帰宅するもの、二子玉川駅から輪行するもの、車載で帰宅するもの…みなさん各々の手段で帰路に就く。
わたしは丸子橋手前までむつパパさんと一緒で以後多摩サイをのんびり下って帰宅。
いち日を通してこの時間帯が一番向かい風がきつかった。一番疲れているし、ブルベ本番終了後で気持ちも張っていないというのに。
私的ゴール:専修寺関東別院山門前21時半頃
おうちに帰り着いたので今回も無事終了
今回は昼食で思いの外時間がかかってしまって大内沢はなももの郷への寄り道が出来なかったことを除外すれば大きなアクシデントもなく無事終了。
今年は例年になく花に囲まれた目に優しい定峰200でした。
脚にはあんまり優しくなかったけれど、迂回路の急坂は別として山伏峠と秩父市内ちんばたさんへと至る激坂は自業自得でしたからね。
スタッフ及び関係者、参加者のみなさまお疲れ様でした。
次の機会もよろしくお願いいたします。
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2018.04.04 Wed 00:20 -edit-
撮影画像一式⇒牡鹿半島ゆるふわライド
挨拶がわりに気が向いたら押してやってください。

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<実走行ログ:2018/03/30>
諸々業務の都合が重なったり別れたり…で、いきなり生じてしまった終日フリーの平日。
元々、(もっと暖かくなったら行ってみよう。)と、予め引いてあった牡鹿半島ライドというコースがあったのですが折角なので行ってみようということに。
過去秋田の男鹿半島には車でだったけれど行ったことがあるものの牡鹿半島は今回が初めて。
天気予報を確認してみたら、降水確率0%で予想最高気温15℃前後、予想最低気温は2℃前後で風は強い時間帯で5m弱というおよそ理想的なサイクリング日和だったのでこのチャンスを逃す手はない。
今回は平日ライドなので普段の遠出の際立ち寄って朝食をいただく閖上港朝市が開催されていないので閖上への立ち寄り無しでまっすぐ。
スタートは7時半頃
かなり日が長くなって来て7時台では日が高い。
海側の仙台市内を北上し、多賀城市を通過、塩竃市に入る。
まずは塩竃神社にお参りをば。
まずは塩竃神社敷地内にある志波彦神社へ。
塩竃神社敷地内にあるものの摂末社のような位置付けではなく、元は現・仙台市内に祀られていたものを塩竃神社別宮に遷座し、後に本殿を造営したものと解説にある。
次いで塩竃神社にお参り。
塩竃神社鳥居と参道、唐門
唐門を潜って右手に別宮、正面に左右宮
志波彦神社の解説にあるように、志波彦神社は鮮やかな装飾が目立つのに対して塩竃神社は装飾を抑え気味。
両社の御朱印
無事御朱印をいただきリスタート。
松島を抜けたらその先は自転車でも車でも未踏の地となる。
松島通過
奥松島手前で半島部分をショートカット。
吉田川、鳴瀬川を渡ってしばらく進むとブルーインパルス使用機体であるT-2練習機が展示してあるJR仙石線鹿妻駅。
青空に映えるT-2
しばらくは右手前方に航空自衛隊松島基地を観ながらほぼ一直線の仙石線沿いの道を北東方向に進む。
徐々に交通量が多くなり、石巻の市街地に突入。
石巻に足を踏み入れるのは記憶にある限りで人生初の事。
駅前には島村ジョーや仮面ライダーを始めさまざまな石ノ森キャラ
石ノ森萬画館
いずれ立ち寄ってみたいけれど機会あるかなあ。
この建物周辺はまだまだ津波被害の痕跡が色濃い。
しばらく進むと立派な鳥居が。
零羊崎神社大鳥居
後から調べてみたら「零羊崎神社」という同じ表記で「ひつじさきじんじゃ」「れいようさきじんじゃ」という二つの神社が近接して存在していて歴史的に紆余曲折があったようでほんのり闇が窺える。
ちょっと時間が押し気味だったので寄り道は控えてスルーしたけれど、本殿は大鳥居から片道3kmほど登った山の上にあるのでスルーして正解だった。後日改めて参拝してみたい。
<伊去波夜和氣命神社{いこはやわけ(わき)のみことじんじゃ}
通称:明神社>
ここもまた震災に伴う津波で甚大な被害を蒙った地域である。
崩れた鳥居、石灯篭、石碑など、今もまだ当時の被害の大きさを物語っている。
今なお修復作業が未完の被災した鳥居
この拝殿に避難した人は津波の難を逃れたそうである
木彫りの道祖神
勘違いしてはいけない。道祖神である。道祖神。
因みにこの神社も零羊崎神社同様もう一つ同じ名前の神社があってなかなか興味深い。
明神社をリスタートすると間もなく万石浦。
牡鹿半島の付け根に広がる海跡湖。
牡蠣養殖いかだがたくさん
これらもかなり流されたり沈んだりしてしまったらしい。
ここから先は平坦区間が終わって半島らしい(?)アップダウンの続く道。
どことなく三浦半島を思い起こさせる感じ。
月の浦展望台
支倉常長遣欧使節団が出港した月の浦港を見下ろせる位置にあるのだけれど木が邪魔で肝心の港がほとんど眺められない残念スポットとなってしまっている。
牡鹿半島唯一のコンビニがある小渕浜漁港を過ぎて木立の中を進むと小さなお社が。
金毘羅大権現
主に海上守護を祈願して海沿いに祀られる。
唯一のコンビニがあるくらいなので古くから栄えていた港なのだろう。
旧牡鹿町のマンホール
牡鹿町って捕鯨の町でもあったんだよね。
撮りはぐったけれど、外房の名前を冠した捕鯨会社の看板があった。
お昼時になったので食事が出来そうなところを探す。
下調べしてあったお店はうっかりスルーしてしまったので完全に行き当たりばったり。
「お土産・お食事」という看板に惹かれておしかのれん街へ。
おしかのれん街
今回はふた棟ある方の奥の奥のお店にお邪魔してみた。
お食事処「海船(かいせん)」
いわゆる海鮮丼の「海船丼」をいただきました
煮アナゴが乗っているのって珍しい気がする。
基本的にふた切れずつのネタはどれも大変美味しゅうございました。
お腹を満たしてリスタート。
今回の目的地として設定した陸前黒崎灯台を目指して楽ではない坂道をえっちらおっちら。
食後すぐなのであまり無理しないようのんびりシッティングでペダルクランクを回していたその時、パキン!という懐かしくもおぞましい、耳の奥に沁みついて離れない響きの音が響き渡った。リムの中で反響するので妙にこもったような甲高いような独特の音。
と同時に微妙に後輪の挙動がおかしくなったので停止して恐る恐る確認してみたら果たしてそこにはしがらみから解き放たれて自由を謳歌しようとたくらむ一本のスポーク。
協調性に欠けるスポーク
ハブ側は自由だけれどリム側は緊結されたままなので自由になり切れていない。
スポーク折れはそこそこ経験豊富(にはなりたくなかった)なので、ひとまず暴れて悪さをしないように動きを拘束してリアのブレーキアーチを全開にして、もう少しで目的地なので取り敢えずは目的地を目指す。
金華山の眺め
しばらく進むとどう考えても酪農を営む農家の庭先に出て行き止まり。
ちょっと引き返してから改めて確認してみたら、どうやら灯台にはダート道を進めねばならんようで。スポークが一本折れている後輪でダートを走るのは非常に心細かったけれど仕方ないので進んでみた。
灯台に向かうダート道
(道理でRWGPSでコースを引いていた時「Driving Mode」では線が引けずに「Walking Mode」に切り換えなければならなかった訳だ。)
そんなことを考えながらおっかなびっくりで進んだその先は…。
関係者以外立ち入り禁止なのであった
下調べが甘い。
(まあしゃーない、気持ち切り替えてこー!)
ということで帰路に就く。
ひとまず輪行で離脱するにしても女川まで30kmほど、若しくは石巻まで50kmほど戻らないことには始まりそうにない。
一応往路では路線バスとすれ違ったけれど乗せてもらえるかわからないし。
という訳で予定通りの復路で一路女川、石巻を目指す。
復路予定コースは宮城県道220号牡鹿半島公園線、通称「コバルトライン」と呼ばれる牡鹿半島の中央部の尾根筋を縦貫する道。
先ほど昼食を摂ったのれん街の前を通過して山道へ。
一度登ってしまえば尾根筋なので少々アップダウンはあるものの非常に走りやすい。
時折左右に海の展望が開ける
なんとなく雰囲気は安房グリーンラインっぽい
女川湾をバックに
往路では南岸をかすめた万石浦の北岸を今度は西に向かって進む。
ちょっと眩しい
石巻に戻って旧北上川沿いを南下
石巻はマンホールも石ノ森仕様がある
石巻市内を抜け、松島までは概ね往路と同じ。
鹿妻駅前のT-2再び
松島から内陸に入り、利府町から仙台市へ。
復路はひたすら内陸部を走ったけれど、仙台はそこそこ平野部が広いのでさしたるアップダウンもなく順調に進んだものの、陽が落ちて以降気温が一気に下がって来てGarmin読みで3℃を割り込む冷え込み。仙台市街地に入った辺りで19時を回ったので目についたラーメン屋さんに立ち寄り。
仙臺みそ壱でやさい味噌ラーメン
この時点で残り距離は20kmを割ったので宿舎まで約1時間といったところ。
夜の広瀬橋
仙台の市街地を抜けるにあたって幹線道路ではなく細い裏道を繋いでみたら信号峠が非常にきつかったので交通量次第で幹線道路を利用した方がストレスがより少ないと感じた。
20時半頃無事帰着
こうして約215km、13時間の初牡鹿半島ライドが無事終了。
牡鹿半島のコバルトラインが非常に気分の良い道だったので次の機会には逆方向から走ってみたい。
それにしてもShimanoのホイールR500の頑丈さたるや。
”R500ならスポークの一本や二本折れたってびくともしない頑丈さがあるし何より安いから遠慮なく酷使できるよね。”
というどなたかの話を小耳に挟んでからこのホイールに切り換えたけれど、今回も牡鹿半島でスポークが折れて以降100kmを超える距離を走ったにも関わらず、ブレーキアーチを全開にしたとはいえ一度もテンション調整することなく走り切れてしまったことには本気で驚愕している。
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