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日記超。-改・弐-

  : 

自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023May23Tue

【岡谷 de パン活からの】日本酒巡りとポタリングな週末【諏訪五蔵巡り】 

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諏訪五蔵巡り
見事にコンプリート
いち日で全蔵回らず、複数回に分けてもOK

みいさん発案の「岡谷でパン活してから諏訪五蔵巡りで日本酒を堪能しよう!」という、信州日帰り旅行にお誘いいただきまして参加。
メンバーは発案者のみいさんに加え、リュウさん、ばんばんさん、虫さん、クロさん、わたし…という総勢六名の構成。
6時35分八王子発の中央線普通列車松本行きに揺られて岡谷まで、駅から徒歩10分ほどのところにあるみいさんおすすめのパン屋さんでパン活の後中央線で上諏訪まで戻り、そこで「諏訪五蔵巡り」を堪能しようというもの。
朝早いのが第一関門でしたが無事最寄り駅4時53分発の電車に乗り込み八王子駅到着は6時26分。
ホーム上で無事全員集合してまずはのんびり岡谷まで。
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04:53最寄り駅発の電車に無事乗車

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半年ぶりくらいの岡谷駅
仕事で来た時の通過点だったのであんまりのんびりしていなかった。
いつか飯田線に乗って「飯田線ダッシュ」に挑戦してみたいものである。
駅からパン屋さんに向かってそぞろ歩き。

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信州独特の棟飾り
「雀(烏)おどし」とも「雀おどり」ともいわれるが、個人的にはここで雀が戯れるさまが思い浮かんで微笑ましいので「おどり」の呼称の方が好き。

六人でわいわいやりながら歩いていると風に乗ってほんのり香ばしい匂いが漂って来て、ほどなく目的のお店に到着。

「あるとふぁごす」というのはギリシャ語で「パンを食べる人々」という意だそうである。
(その他詳細はLink先を参照のこと)
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コンテナを利用したお店

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一瞬本物かと思った

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焼き立てパンが並ぶ
開店の10時とほぼ同時に入店したのでまだ焼き上がっていないものもあったようで、バゲット焼き上がりはあと30分ほどかかるとのことだった。

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色々取り合わせてお買い上げ
画像のパンに加えてツナとたまごのサンドイッチも一つ。

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駅に向かう道すがらで歩きながらいただく
駅待合スペースでも食べてしまって最終的にサンドイッチだけしか残らなかった。

軽くお腹を満たしていよいよ本番へ突入。
空きっ腹でお酒飲んだら回ってしまって危険ですからね!
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上諏訪到着
上諏訪駅を利用したのはおそらく高校生時代以来。

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本日巡る五つの銘柄

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限定ぐいのみ販売期間中なのであった
通常時期はガラス製のぐいのみなのだそうで、そちらはそちらで欲しいので是非ともまた巡りたい。

五蔵は甲州街道沿い、およそ500mほどのところに固まっているらしい。
そんな立地なのでこのイベントが企画されたのだとか。

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レトロ感漂う街並み

諸々の条件を勘案して五蔵の内最も駅から遠いところにある「真澄」さんからスタート。
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一軒目は真澄

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白い巾着をゲット
オーソドックスな白、紺に加えてオレンジと水色もあった。
巾着とぐいのみ、五蔵巡りクーポン(各蔵最低五種のみ比べできる)がセットで¥1,800-というのは非常にお得感ある。

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おねーさんの説明を伺いつつ五種いただく

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酒蔵というよりワインセラーみたいな雰囲気

続いて「本金」さんへ
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饒舌なご主人の口上を楽しみつつ

二蔵飲み歩いたところで一旦ブレイク。
五蔵と同じ甲州街道沿いにある蔵カフェ「井筒」さんへ。
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十二穀の定食(税別¥1,000-)

お腹を満たした腹ごなしと酔い覚ましも兼ねてちょっとエリアを離れた酒屋さんへ寄り道してから五蔵巡りリスタート。

再開一軒目は「横笛」さん
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道を挟んで本金さんの真向かいにある

試飲コ-ナ-の真ん中に据えられた展示用テーブルに置かれた数本の内ひとつを指して虫さんがひとこと。
虫:「横笛」なのにラベルは縦長で文字も縦長に書くんですね~。
蔵の方:実は横笛というのは笛のことではなくて女性の名前なんです。
虫:ふえ~~~。(笛だけに)
※↑盛った。

続いて「舞姫」さん。
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微妙にもやもやとしてしまった「由来」
「改名」と書かれているので「旧名」があるはずなので、蔵の方に伺おうと思ったけれどお忙しそうだったので断念。大正昭和どちらの御大典がきっかけなのかもわからずもやもやした(笑)

〆は「麗人」さん
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日よけ暖簾に描かれた文字には「人」に濁点が付く
ここにも「雀おどり」が。

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五蔵コンプリート

お母さまの買い物にお付き合いして諏訪まで来たというピンクロさんと一瞬だけ遭遇したりしてすっかりほろ酔い気分で時刻は17時近く。
さてどうするかという段になって、これから普通列車で帰ったら八王子まで約三時間。夕食をどうするか悩ましいタイミングとなってしまうので、諏訪で早めの夕食をいただいてから特急あずさで帰ろうということに。地元の名物「味噌天丼」をいただこうということになって最寄りのお食事処へ。
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いずみ屋さん

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ついさっき巡ったばかりの五蔵のお酒をいただく

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ざるそばと味噌天丼
まあ、酔っぱらうとついつい食べ過ぎる。

お腹を満たしてすっかり良い気分で上諏訪駅に移動、チケットを購入して待ち時間は駅構内の足湯でまったり。
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上諏訪駅の足湯でまったり

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湯をもむおっさん「湯もみスト」
By 虫さん

乗り込んだあずさが小淵沢に差し掛かったところで停止信号の為停車。
車内アナウンスによれば、対向の下り列車が韮崎駅付近での異音発生により安全点検を行っていることに伴い少々停車するとのこと。
(まあ、10分程度、長くても15分もあったら運転再開するだろう。)と軽く考えていたら、実は異音の原因が人身事故であったということで被災者救助、警察による遺留品捜索と現場検証のために大幅に時間が押し、結局二時間以上の遅延で特急料金払い戻しということに。
終電が危ぶまれたりもしたものの、全員無事終電までには電車に乗り込むことが出来てどうにかこうにか結果オーライ。
出発が早朝だったことも相まって、非常に中身が濃くて長いいち日なのでありました。
お付き合いいただきましたみいさん、リュウさん、ばんばんさん、虫さん、クロさんありがとう!!

【おまけ】
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サンドイッチを食らう大型野生動物の生態
(By みいさん)
あずさが笑ってしまうくらい遅延した後運転再開した際、バッグの中に朝購入したサンドイッチがまだ残っていたことを思い出し(生ものだし日が改まる前に食べてしまおう。)と思ってmgmgしていたらいきなり前の席がリクライニングされて、前席に座っていたみいさんに座席の隙間からパパラッチされてしまったのであった(笑)
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2023Jun18Sun

【朝から】19e PARIS-BREST-PARIS Randonneur-04【お盛ん】 

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PBP二日目の夜明け
今回走行中に丁度タイミングよく日の出を見られたのは
この区間だけだった。
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07・◆08・◆09・◆10・◆11・◆Ex

<実走行ログ-2/8>

取り敢えず打撲痛以外の身体の不具合はなさそうで、なおかつその時点では自転車に対してのダメージはハンドル周りしか無いと判断していたので前後の状況を見ながらゆるゆるとリスタート。
道路に叩きつけられた際右膝を痛打したようで、歩行の際には若干痛みを感じるのでややぎこちない動きになるもののペダルを踏んでくるくる回りている分には力まなければ痛みを感じることもほとんどない。上半身に関しては、路面との間でカメラを挟んでしまった左の肩甲骨付近に鈍い痛みがあり、登り坂でハンドルを引こうと力を入れるのが少々困難といった程度。
とはいえ(転倒直後の興奮状態なので落ち着いてきたらどこが痛み始めるか少々不安だよなあ。。。)…といった感じ。

散らばった荷物を拾い集め、ハンドル周りの調整をしている間こそ数組の集団が通過していったもののリスタートタイミングではちょっと前にひとグループが通過して行った後はしばらく後続無し。ひとまず直近で通過していった集団に追い付こうと少々ペースアップして数キロ走ったところで20人ほどの集団に追い付いた。
(これでしばらく楽できる。)
そんなことを考えつつ、先頭を牽いている走者の方を見て見たらAJベストを着用した日本人だった。今回のAJベストは反射材の配置が特徴的で、後方から見ると魚の骨のように見えるのですぐ日本人だとわかるため、夜間走行中非常に便利だし仲間意識のようなものが湧いて気持ちが軽くなる。

状況を見ながら前走者をパスして先頭に近づいてみたら、前を牽いていたのは田中会長だったので早速話しかけ、支柱に激突して転倒落車したこともかいつまんで説明してしばし追走。
そうこうするうちに興奮もおさまって来たので念のために仮眠しておこうと考え、会長に声をかけて離脱し、通りかかったムールセという村の教会(Église Notre Dame)の前にあるベンチで15分ほど仮眠の後リスタート。多少すっきりしたかと思ったもののまだまだ本調子とは言い難かったので途中何か所か、仮眠出来そうな場所を物色しつつの走行。
結局スジェ=ル=ガヌロンという街の教会(Église Saint-Martin)前のベンチで再び横になった。

うっかりタイマーもセットせずに横になってしまったけれど、深夜だというにも関わらず近所にお住いの若いお嬢さん二人が参加者に水やお菓子類を供しながらにぎやかに応援したり楽しそうにキャッキャウフフ♪とコロコロ笑っているのを耳にしつつまどろみ、小一時間ほど経ったところで聞き覚えのあるにぎやかな女性の声ではっきり目を覚ました。あの話し方は今年早々の【サッタ峠400】で聞き覚えがある。
声は聞いたもののその時は一緒に走らなかったので当時のレポには記載していなかったが、東伊豆を走行中の深夜、やはり道端で仮眠をした時に聞こえて来た声である。(あの話し声はPEKOさんだ。。。)もそもそとリスタート準備を済ませ、彼女たちが通過した数分後に追いかけて追い付いてみたら果たしてその通り、PEKOさんじぇんさんなのであった。

しばらく会話しながら走っていたらすぐに最初のControlが置かれている街ヴィレンヌ=ラ=ジュエルに到達。PCまであと1km弱というところでBoulangerie Patisserie Dequidtという営業中のブーランジェリー兼パティスリーがあったので三人で入店、パリブレストがあったのでそれとパイ(「源氏パイ」が二回りくらい大きくなったもの)を一つずつとジュースを購入して店内の隅っこでいただいた。歯ごたえも味わいもばっちりなそれらをいただき、近所のスーパーで補給食や飲料を調達してControlとして設定されている中学校へ。

軽食コーナーでアップルパイと紅茶をいただき、仮眠を取ってからリスタートするというPEKOさん、じぇんさんと別れて単独で先行。こちらは手前で仮眠を済ませていたし、何より彼女たちの方がスタートグループが遅いので一緒に行動していたらこちらは時間が厳しくなりかねない。
リスタートするため休憩エリアから出ようと思ったらすぐそばにはテーブルに突っ伏して寝ている田中会長の姿が。
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一枚撮ってリスタート

真っ暗な中リスタートしたけれど、じきに空が明るくなって来た。
夜が遅くまで明るいので朝は遅くまで暗い。
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6時過ぎくらい

しばらく進むとLe Ribay(ル・リベ)という街の中心部登り坂の先に交通量の多い幹線国道を横切る交差点に差し掛かった。
角にテントが張ってあって私設エイドになっており、温かいコーヒーを一杯1ユーロで供してくれているので眠気覚ましに一杯いただく。
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明け方の冷え込みにはありがたい

丁度けーこ隊長もその場にいて、向かいの建物の仮眠所を利用すると言ってそちらに移動していった。しばらくのんびりコーヒーをすすっていたら、田中会長、イーチョねーさん、アキくんも合流してきたのでしばしまったりしたのちみんなでリスタート。
丁度教会(Église Saint-Ouen)の鐘がなって7時を報せた頃合い。
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7時頃に日の出

曙光を浴びながら、ひんやりとした空気の中を四人で気持ちよく走る。
私設エイドを過ぎてしまったら左右は相変わらずの田園風景。右は麦畑で左は牛の牧場であった。ほとんどの牛は地に伏してのんびり気だるそうにしていたけれど、中に一頭元気な奴がもう一頭の背後にのしかかってなかなかアグレッシブに攻め立てる雄姿を見せていた。
(「日の出と同時に」とか元気有り余るにもほどがあるやろ!!)と、内心盛大にツッコミつつの走行だったが前後の距離が少々開いてしまっていたので誰にもそのことを教えられず、結局わたし以外の誰もその状況を目にしていなかったのであった。緩い下り坂の左コーナーの左側、何本か木立もあったのでタイミングが合わなければ気付かないところだったから仕方ないことではあったが折角のネタが非常にもったいない。

日差しがポカポカして温かくなってきたところで眠気覚ましもかねてゴロンという街のレストランに立ち寄ることに。

<Restaurant du Bocage>
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イーチョねーさん撮影

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クロワッサン二個とコーヒー

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Controlに引き続きお疲れのご様子だった会長
Contorolでも食べかけの状態でテーブルに伏せていたので(食べている最中に寝落ちするくらいダメージ蓄積しているのか。。。)と、思ったものだったが後から聞いた話では寒さにやられてしまったのか胃腸の働きが悪く、食べたくても食べられない状態だったので途中で食べるのを諦めてしまっていたそうである。
結局会長はこの後DNFを選択。
やはり長距離を走るにあたっては消化器系の働きが脚力に負けず劣らず重要な要素となるのである。

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2023Jun18Sun

【人生で最も派手な】19e PARIS-BREST-PARIS Randonneur-03【転倒落車】 

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ゴール後、ランブイエの駅で輪行する電車を待っている際
みいさんに指摘されるまで全く気付かなかった
ダウンチューブの亀裂

19e PARIS-BREST-PARIS Randonneur-02 より続く。
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<実走行ログ-01>

飛び出して台湾人グループを追った15氏にうっかり付いて行ってしまい、当初想定していた以上のハイペースで走る羽目に陥った。
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方形に固められた麦わら(?)がジェンガみたい

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19時頃でもまだまだ明るい

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畑(牧場)→[町⇒教会(丘の上)⇒町]→牧場(畑)/時々森
ひたすらこのパターンの繰り返しなのである。

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シングルスピードで参加している女性も一人や二人ではなかった
つよい(つよい)。

しばらく進んだところで台湾チームは小休止のためスローダウンして離脱。10人ほどのトレインの先頭が15氏になり、しばらくその状態で淡々と進む。
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しばらくは15氏の背中ばっかり撮ってた

”(PBPの)スタート直後はね、周りが飛ばしているからついついその気になってオーバーペースになって、結局脚が売り切れて自滅するパターンが多いんですよ。脚が売り切れてからの走行はホントにつらいよ~~~。”今回で三度目の出場となる自称「PBPのベテラン」であるところのべいさんが、事前の飲み会等でしつこいくらいにドヤ顔で語っていた姿が脳裏に浮かぶ。
(オレ、まさにいま、のっけから脚を使い切りそうではないか。。。)
スタートから80kmを過ぎたあたりで我に返り、ペースを落として徐々に後退して行くことに決めた。
”15くんさあ、オレが遅れるようだったら気にしないで先に行って良いよ!”
徐々にペースダウンして15氏と距離を置く。すると後方からわたしを追い越した、黒いジャージのドイツ人と思しき参加者が何やら手振りで彼の後ろに付くよう促しつつあれこれと話しかけて来た。
並走しながら身振り手振りで会話をしていると、どうやら”あんた(=わたし)前を走っている相棒(=15氏)から遅れちゃったんだろ?オレが牽いてやるから距離詰めようぜ!”ということらしい。
既に30mくらい差が付いていたので”いやいや気にしないで!”と返したものの、遠慮だと思ったのか”ほれ、良いから早く後ろ付けよ!”というジェスチャー。
仕方なく後ろに付いてしばし牽いてもらい、無事(?)15氏の真後ろに。
”なぜか戻って来ちゃったよ。。。”と、15氏に声をかけ再びしばらく追走。先ほどのドイツ人は10mほどの距離を置いて後方を走っている。
それでも再びじわじわ遅れ始め、また15氏との距離が開いたところで先ほどのドイツ人登場。
”何やってんだ!?頑張れよ!もう一回牽いてやるぜ?”的な励ましの言葉。”いやいや、このままでノープロブレムだよ!”と返すも”行くぜ、気合入れろ!!”とばかりに横から手を伸ばしてわたしの尻を押して来た。
仕方がないので再びペダルを踏み込んで15氏の後ろに復帰、しばらくそのまま追走。
10kmくらい走ったところでミラーを確認してみたら、どうやら途中のカフェにでも立ち寄っているらしく先ほどのドイツ人の姿が見えなくなっていたので満を持して(笑)
”あのさあ、今度こそオレちぎれるからよろしく!”15氏に声をかけ、ペースを落とし始める。
”え?とりさんオレのこと牽いてくれないんですか!?”
”牽かねーよ、そんなことしてたら死ぬわ!(笑)”
以後は単独でゆるゆると。

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各国のいろんな参加者と走りながら日が落ちる

このあたりから妙に生あくびが出てくるようになって意識がふわふわし始めた。
(これって低血糖状態ではないか?)
慌てて道端に停車して携行していたスポーツようかんを取り出して糖分補給。しばらく時間を置いたらかなり意識が戻って来たのでやはり飛ばしすぎに伴う血糖値の低下だったのだろうと判断。
多少はしのげたものの、時折意識がふわっとする瞬間があるのでスポーツようかんの一本や二本ではまだまだ補給が足りない感じ。ペースを抑え気味にして慎重に進む。

しばらく進んだところでちょっとにぎやかな街を通過。約100km地点。後から確認したらロンニー=オー=ペルシュという名の街。
大きなラウンドアバウトを回り込んで左折、その後右折となるので地図上で見ると進路がオフセットしたような形になる。ラウンドアバウト沿いにあったカフェがにぎわっていたので立ち寄ろうかとも考えたけれど最初のフードポイント(非PC)まで20km弱なのでそのまま通過。教会や街の様子を撮影しようと停車したらすぐ目の前にひらまつカントクが停まっていて動画を撮影していた。
”前回ここを通過したときは真っ暗だったんだよねえ。今回は頑張って踏んでる♪”とはカントクの弁。
リスタートしてカントクに付いて行こうかと思ったもののまだまだ消耗が回復していないようで思うように脚に力が入らず、じりじり遅れ始めて気が付けばカントクの後姿がはるか前方に小さくなって消えて行った。
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ロンニー=オー=ペルシュの教会

道中、間欠的に生じる猛烈な疲労感と眠気を感じつつの走行。まだ血糖値低めなのか。
だましだまし走行してようやく最初のポイントであるモルテーニュ=オー=ペルシュに到着。ここはControl(PC)ではないのでスルーしても問題のない「食事ポイント」である。
駐輪場に自転車を停め、建物の外にある屋台のようなところでサンドイッチとコーラを購入して屋内休憩エリアに入る。
ざっと見まわすと八割ほどの混雑具合で、幸運なことに出入り口のすぐ脇に空席があったので着席してサンドイッチをほおばりコーラで流し込んだ。

<MORTAGNE-au-PERCHE (food)118.0km>
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ジャンボン(生ハム)サンドとコーラを買って休憩所へ
※これらが(厳密にはもう一枚あるけれど)今回携行したGRⅢで撮影した最後の画像群である。

ちらほら日本人の姿も見受けられたけれど、面識のない方ばかり。何人かは腕組みしたりテーブルに突っ伏して仮眠していたり。
軽くお腹を満たして仮眠するかリスタートするか若干逡巡していたところで後発グループでスタートしたばるさんと行き会ったので軽く挨拶と会話の後結局リスタートすることに。
ここで軽く寝ておけば良かったというのはあと知恵。少なくともこの時点では眠気が散った気になっていたのだし。

リスタートしてしばらくはそこそこ快調だったものの30分も走ると断続的に感じるようになった倦怠感と眠気。やはり先ほどのポイントで仮眠しておくべきだったか。
何度か停車して深呼吸したりストレッチしたり、眠気を散らせようとあれこれやりつついたら随分調子が上向いてきた。
真っ暗な田園地帯を走行中、前方に街灯りが見えたので(街まで行けば教会の周りにベンチぐらいあるだろうからそこで仮眠しよう。)そんなことを考えながら若干ペースを上げ、ほぼフラットな道を進んでいたその時、マイクロスリープで一瞬意識が飛んでしまったらしく、気が付いたら道路右手の草地の上を走っていて、しかも目の前には直径20cmほどの鉄製と思しき支柱。
”???!!!”
気付いた時には20KPH前後の速度で正面から支柱に突っ込み、ハンドルの右側が衝突。
わたしの身体は勢いで宙を舞い、背中からアスファルトに叩きつけられていた。
記憶にある限り、個人的に最も激しい衝突を伴う転倒落車事故である。
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事故現場
GoogleMapsでは「シュレ・ノルマンディ」と表示される地域。

デジカメのストラップをたすき掛けにして携行していたので背中と路面でカメラを挟む形になり、息が苦しい。
(正月早々やらかした時のように肋骨でも逝ってしまったか?)と思いつつ起き上がり、様子を伺う。正直、ぶつかった瞬間の衝撃から自身の骨か自転車のフレームのどちらか、あるいは両方が折れてしまっただろうと思っていたので(たった1/10しか走っていないのにDNFとはふがいない。。。)と、心で半べそをかきながらフロントバッグから路面に散乱した荷物とその傍らに転がっている自転車を眺めた。
幸いにして前後に集団がいない状態での単独事故だったので後続に直接迷惑をかけることは無かったけれど、いつまでも道路上に放置していられない。

ふらふらと自転車に近寄ろうとしたら後から来た外国人が”大丈夫か!?ひどいクラッシュだったけれど救急車呼ぶか!?”と、声をかけて来た。ひとまず身体は動くので”大丈夫そうだ。”と伝えたが、しばらくはそばにいてくれて”ほかの日本人とは連絡付くのか?本当に大丈夫か?”と、いろいろ気遣いをしてくれた。礼を述べ、リスタートを促した。

その後もいくつものグループが”うわ、やらかしちゃってるよ!(※非日本語)”とかなんとか言いながら脇を通過していくのを横目にまず自転車の確認。
カラカラと後輪から音が聞こえたのでスポークが折れてしまったかと危惧しつつ確認してみたら無事で、衝撃で外れたチェーンがスポークと接触しているだけだった。
心配していたフレームもヘッドランプで照らしてみた限り無事。身体を動かしてみてもおそらく打撲のみ。肩にかけていたデジカメは、正面は無事だったものの背面の液晶がひび割れてしまっていて起動は可能でも撮影、確認ができない状態。

改めて自転車を確認してみたら衝撃でステムの角度がずれてしまっていたので工具を取り出し角度調整。ハンドルも右側ドロップ部分の角度が若干開いてしまっていたけれど、幸いにしてSTIは無事なのでブレーキもシフトも問題なし。アルミハンドルで良かった。カーボンだったら割れてる。

拾い集めた荷物をフロントバッグに収納して、周囲をライトで照らして拾い漏らしがないか確認の上でゆるゆるとリスタート。
打撲痛はあるものの取り敢えず走行にはそれほど支障がなさそうなのでホッとしつつ。
それまで感じていた疲労感も眠気も一気に散ってしまっていた。

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ゴール後に確認したダウンチューブ
おそらく事故直後はここまでひどい状態ではなく、1,000km以上走っている間に亀裂が大きくなっていって最終的にこうなったものだとは思うけれど、それにしても走行中完全に破断することが無かったのは本当に僥倖であったという他ない。
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2023May24Wed

【今年は認定】BRM921神奈川200箱根 走行記録【いただけます】 

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寄り道の定番
茅ヶ崎「サザンC」
前日までの天気予報とは裏腹の好天で
烏帽子岩もきれいに納まりました。

昨年は台風接近中の中わざわざ出走したにもかかわらず、主に前夜の痛飲に起因する体調不良が原因でPC1に延着、以後復調したものの最終的には認定外完走となってしまったAJ神奈川の箱根200に、今年こそしっかり完走して認定をいただくべく出走して参りました。
昨年の反省を踏まえ、前夜に「痛飲は」しなかったオレさまえらい。

それまでは概ねAJたまがわのBRMで使うコースを逆走して上大岡経由で大船のスタートまで向かっていたけれど、RWGPSであれこれ検討し、より距離が短くなるルートを探してみたら朝っぱらからちょこちょこ迷子になってしまったのであった。
<箱根200事前走>

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6時前の通過だったので東海道旧道を使った
こちらの方が信号も交通量も少ないので好みだけれど、横浜市内ではありがちな「自転車を除かない」一方通行なので6時-12時は進入できない。

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道念稲荷神社

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生麦ランプの魅惑の曲線

最後の最後、柏尾川沿いで少々迷ったりしつつも無事スタート地点に到着し、今回主催のひとみさん田中会長、本多さん、サクマさんたちとご挨拶。
マヤさんもその場にいて”とりさんPBP完走おめでとう!”と言っていただけた。
そのマヤさん、スタート前に何やら思いついたらしく”やっぱりおなかが空いたからみんなと一緒に朝ごはん食べて、走りたいところだけ走ることにするわ!”いきなりのDNS宣言
相変わらずフリーダムで微笑ましい。

天候と体調を鑑みてDNSすることにしたという虫さん、クロさん、アッコさんたちとあれこれ立ち話、そうこうするうちに出走するべいさんみいさんも到着したのでにぎやかに。お見送りに来てくれていたばんばんさんは風邪ひいたとのことで死にそうだった(^^;

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そんなこんなの後、7:20組としてスタート。

<実走行記録:2019/09/21/07:20-18:58>

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湘南モノレール西鎌倉駅
無骨な秘密基地感が好き。

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江ノ電腰越駅
路面電車区間となる腰越-江の島間の雰囲気が好き。

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お約束のサザンCで記念撮影

走行中、小腹が減ったのでどこかに立ち寄ろうと思いを巡らせる。
鯵壱北條でラーメンを食べるには早すぎる。小田原中心部通過が9時ちょい前だったので早川漁港の市場食堂に行くことに。
が。
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営業時間が大幅に変更されてしまっていた

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朝から営業しているお寿司屋さんに移動
地魚の刺身が乗った「市場丼」をいただく。

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沖合に漁船の集団がいた
上手く撮影できなかったけれど、数十隻の漁船が集団で漁を行っていた。
わたしが視認できたのはふたグループ。何漁なんだろ?

道路わきの気温表示は20℃前後だったものの、風があって雲が日差しを遮ってくれているので八幡平登りの16℃より涼しく感じる。
写真チェックへの往路、復路で他の参加者とスライドしたので手を振りながら進む。
昨年は五人しか出走しなかったうえにわたし自身はスタートクローズ時刻ぎりぎりに出発したので全く誰とも行き会わなかった。
※「四人出走」とツィートしているのはわたしの勘違い

折り返して真鶴から湯河原に下ればすぐPC1
昨年はここ(厳密にはこのお店じゃないけど)に辿り着く手前で体調不良を起こして休憩していて延着したのであった。
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充分時間に余裕を持ってリスタート。
ここから先は椿ラインと長尾峠が待っている。
とはいえ昨年、体調不良でペースが上がらずPC1で延着したにもかかわらず最終的にPC2にはオンタイムで辿り着けているのでよほどのことがなければ時間が足りなくなることはないはず。

椿ラインに入る手前のの不動滝茶屋で軽く休憩。
昨年は台風の影響もあって茶屋は営業していなかった。
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滝を愛で、ところてんと源泉たまごをいただく

リスタートして椿ラインに挑む。
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昨年は真っ白だった

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大観山で小休止

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大観山から下る途中の芦ノ湖の眺め

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仙石原
※この辺ミスコースしてる。

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ステキな地層の露呈

乙女峠に向かう緩い登り坂をえっちらおっちら。
トンネル手前で長尾峠に向かって左折。
ところどころで大涌谷や芦ノ湖、眼下に広がる箱根カントリークラブを眺めつつ。
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大涌谷

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長尾峠から眺めた仙石原、大涌谷と芦ノ湖

気分よく一気に下るダウンヒルを堪能し、東名高速御殿場インターを通過。
しばらく進めば通過チェックだったけれど、手前のコース沿いに「さわやか」があったので様子を伺ってみたけれど、昼時を外した時間帯だったにも関わらず案内待ちの客が多数いたので立ち寄りを断念して先に進む。

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Jさんの愛車
イートインで補給していたJさんに挨拶して先行。

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途中、松田の辺り(?)で祭囃子の車が数台

Flecheチーム「お城巡り隊リターンズ」で通った懐かしい道を感慨に浸りながら進む。
この区間はそのまんま「AJ神奈川の箱根200で使うルートを採用した。(By けーこ隊長)」ものだったし。

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べいさんとあれこれ会話の後リスタート。
途中、今年初頭に走ったR東京の「サッタ峠400」で使った道を通ったりして既になかなか懐かしい。今年はPBPのために早い時期にSRを決める必要があってあれこれ走った上にPBPそのものの思い出が大きいので同じ2019年の出来事とは思えないような距離感を覚える。
もしかしたら先行しているみいさんに追い付けるかも知れないと思って飛ばしてみたけれどさすがに無理だった。

そんなこんなでどうにか無事ゴールに帰着。
色々間違えているけれど、7:20スタートでゴールが18:58なので所要時間は11:38で、認定時間もそうなることを確認済み。
ゴール後、しばしその場で雑談の後、昨年はノンアルで過ごさざるを得なかった、ゴール向かいのトラットリアにお邪魔してオモテ先生や彼女さん、べいさんとワインを飲みつつ談笑。
そうこうするうちに全参加者の消息が確認できたのでひとみさんや田中会長、虫さん、クロさんも合流してにぎやかに盛り上がった。
因みにお店の人には”このたまがわのジャージ、見覚えがあります。去年台風の時にもいらした方ですよね?”と、一年前のことなのに思いっきり覚えられてしまっていた。

ひととおり飲み食いしてお話に興じ、べいさんの終電がそろそろというタイミングでお開きに。
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帰りの東海道線車内で軽く飲みなおし。

という訳で無事今年は認定をいただける運びと相成りました。
AJ神奈川スタッフの皆様及び関係者各位、ありがとうございました。
参加者の皆様お疲れ様でした。

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2023Jun18Sun

【いざ往かん】19e PARIS-BREST-PARIS Randonneur-02【ブレストへ】 

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今回のブルべカード
中綴じ形式になっていて
往路と復路では180度ひっくり返しの使い勝手になる。
01・◆02・◆03・◆04・◆05・◆06
07・◆08・◆09・◆10・◆11・◆Ex

<1.5往復分まとめちゃったので再掲>

明けて日曜日。
前日同様5時過ぎに目覚めて6時頃から小一時間ほど近所の散策。
雨はほとんど降っていなかったものの、天気予報を確認してみるとスタートのランブイエ周辺は午前中は雨降りで昼過ぎには上がるものの18時前後はなんと雷雨の予報。
(ピンポイントでオレらがスタートする時間帯に嵐かよ。。。)
日本からは実に400名近い参加者がこのフランスの地に集っているのである。猛烈に引きの強い御仁も一人や二人ではありはしまいという、半ば諦念を覚えつつスマホの画面を眺めていた。
※あくまでも自分自身は「引きの強い人に巻き込まれてしまった」というスタンスである。

早朝はひと息ついていた空模様だったけれど明るくなるにつれて若干雨脚が強くなってきた感じ。
出ようかどうしようか悶々としながら部屋のベッドでダラダラ過ごしたものの、正午近くになって肚を括って出発することに。すると雨もほぼ小康状態になってきた。
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路面はウェットながら雨は上がった

前日と同じルートでランブイエに向かっているけれど、さすがに一度通過しているのでかなり勝手がわかって来た。
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のんびり草をはむ

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ダンピエール城というらしい

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ダンピエール=アン=イブリーヌの街並み

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こういう石垣はよく見かけた

誰か知り合いでもいないかと思ってランブイエ駅に寄り道。
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ランブイエ駅
生憎誰もいなかった。
電車到着まで待ってみようかと思ったけれど、万が一誰も知り合いがいなかったらむなしくなるのでやめてスタート地点へ。
前日走っているので概ね勝手はわかっているランブイエの市街地を進む。

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濡れたパヴェをおっかなびっくり進む

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ランブイエ城
ホントは昨日の夕方この辺で日本人有志の集合写真撮影があったはず。っていうかここで良かったんだっけ?

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日本では見かけない重機にワクワク
おとこのロマンだよね~。

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様々な国の参加者が三々五々集う

まずは腹ごしらえ。
前日車検会場だった大型テントが仮設レストランで、あらかじめ手配してあったミールクーポンを受付に渡してトレーを受け取る。今回は特に誰かと待ち合わせをしている訳でもないので一人で空いた席に座り、周囲を眺めて空気を感じながらの食事。
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心配したほどには混雑していない

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スタート地点ミール(一式13ユーロ)

食べ終わってしばらく食堂テント付近をうろうろしていたらHideさんに遭遇。
制限時間84時間組でのスタートで、16:30だとのこと。とはいえしばらく前に走行中に負った怪我が癒え切っていないので今回はブレストまで行ってそこで計画的にDNF、そちらでご家族と合流して観光旅行をするのだとか。そろそろ一時間を切るのでスタートチェックを受けるべく、受付を探しているのだそうだ。”ここでの開催は今回が初めてだから勝手がわからないんだよねえ。”By Hideさん。なるほど二回目、三回目の参加者であってもランブイエからスタートするのは今回が初だものなあ。

ブルべカードにスタッフがスタートのサインを書き入れてくれるコントロール(チェック)があるはずだけれど見当たらない、確認してみるとどうやらスタート地点近傍にあるらしい。
”もうすぐスタートだからそっちに移動します!”Hideさんが先にスタート地点へ。わたしのスタートはその45分後なのでもう少々余裕がある。
すると田中会長と行き会ったのでしばし二人でその辺をうろうろしたのち、早めに行って悪いことはないということでスタート地点に移動することにした。うまくいけばHideさんのスタートを見送れるかも。

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スタート地点へ

スタート地点脇の芝生エリアに到着したもののスタートチェック周囲はごった返していてとてもHideさんのお見送りのために近寄れそうにないので断念。

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午前中の雨が嘘のように晴れた空
午前中の雨がどころか朝確認した時点ではこの後雷雨予報だったのだけれどな。

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日本人参加者もちらほら

400人近くいると同じ日本人でも全く接点のない人も多く、顔と名前が一致する人と顔だけは見かけた記憶があるような人を合わせても2、30人ほどしかいない。そもそもスタート時刻がまちまちでばらけてしまっているということもある。結構な人数の日本人の中で見知った人に声をかけてあれこれ雑談したり。
その場にいる人たちは概ね90時間組最早スタートのGグループを筆頭にJとかKくらいまでの早めスタートのグループ。

スタート地点は三叉路になっていて、スタート方向以外の二つの通路に後続のスタートグループが交互に待機するスタイル。D組がスタートしていってE組が集結をほぼ終了し、F組が集まり始めて来た。
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F組はリカンベントとかトライクとかタンデムとか

G組集合前にその場にいた日本人参加者で集合写真撮影
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念のために配慮

時間になったのでG組が移動。
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G組待機場所へ

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スタートチェックを受ける田中会長

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スタートゲートをくぐる
いざ往かん!まずはブレストへ!!

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ランブイエの中心部を抜けるとすぐに民家もなくなる

当初は田中会長、15氏、わたしというパックで走っていた。
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一つ目か二つ目の街
ラウンドアバウトを曲がり損ねて道端に立ててあった三角の反射板に突っ込んでしまい、バキバキ音を立ててぶっ壊して走り抜けた15氏。
15:うわぁああ!!!
とり:なにやってんの!?大丈夫?
15:プラスチックだったから助かりました~!
とり:ひでぇ、さっそく海外で迷惑行為かよ!!(笑)
15:弁償しなきゃなりませんかね?
会長:まあACPか自治体が払ってくれるんじゃない?
とり:まったくもう、のっけから笑わしてくれるわ!!!

そんなこんなで15氏をいじりつつ笑いながら走っていたわたしではあったが「人を呪わば穴二つ」とか「人の振り見て我が振りなおせ」とかいう先人の非常に重い言葉を実感するのはそんなに先のことではなかった。
っていうか呪っちゃいないけれどな!

しばらくは日本人パックで走っていたのだけれど、三人組の台湾人ライダーと思しきパックにパスされた辺りで15氏にスイッチが入り単独で追い始めたのでお付き合いでわたしも追走してみた。
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平和な時間もつかの間であった

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19時頃でこの明るさ

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三人パックに追い付く
しばし追走。巡航速度は30-35KPHくらい。
AH2400同様ドロップバッグ不使用で携行荷物フルロード状態のわたしにはこのペースは少々きつかったけれど、まあどこまで付いて行けるか行ってみようと考えてみたのが悲劇の始まりであった。

それにしてももうちょい走力欲しい、っていうか普通に痩せたい。

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2023May24Wed

【お久しぶりの】SR600-Oirase 走行記録概要【SR600走行】 

Oirase01.jpg
コース名となっている奥入瀬
今まで自転車でここを走る時はいつも子ノ口から下ったので
今回焼山から遡上したのがなかなか新鮮だった。

シューペル・ランドネ(Super Randonnées :SR600km)はACPによって創設されたブルベの新しいカテゴリーで、2009年に最初のルートができました。
フランスの伝統的なBRMとFFCT(フランス・シクロツーリズム連盟)の元で古くから行われている BMCF を取り入れて作られたもので、距離は600km、累積標高は10000m以上になる山岳パーマネント(Permanents)です。
AJ公式サイト「Super Randonnées」より

SR600 NihonAlpsへの二度目の挑戦が乗鞍スカイラインの強風に伴う通行止めのためDNFとなってしまったのが2016年の10月初旬のこと。以来2017年、2018年はスケジュールとモチベーションの折り合いがつかなかったためエントリーを見送りましたが、今年になって新たに二つ開設されたコースの一つであるSR600 Oiraseにエントリーしてみました。
距離はPBPの半分で、累積標高がほぼおんなじというPBPロスの心の隙間を埋めるに足るボリューム。事前に確認した天気予報を信用すれば、走行予定の9/14-16の北東北方面は天候が大崩れすることもなさそうで、絶好のツーリング日和。
実際には少々暑すぎたきらいもありましたが、どうにかこうにかゴールに辿り着くことが出来たのでざっくりとした概要を。
今回は走行中のツィートを中心に概要レポにしてみる。
コースは以下。

フランスでダウンチューブに亀裂が入ってしまって乗れなくなった三太夫(PINARELLO FP-3)の代わりに急遽購入したクロモリフレームのグラベルディスクロードバイク、JAMISのRENEGADE(ジェームスくん、みいさん命名)での初輪行。
2019/09/14/AM5時過ぎ、自宅最寄り駅発。
6時丁度に東京駅を出る東北新幹線で9時前に八戸入り、10時スタート予定。
電車も自身の行動も遅滞なく、それでも新幹線は定刻より数分遅れで八戸に到着。
輪行を解除し、自転車のセッティングを済ませてから後泊予定のホテルに余分な荷物を預け、再び駅前に戻ってコンビニで飲料と緊急用の補給食を調達。
9:55頃撮影してツィートを流し、数分早くスタートするつもりだったけれどコンビニで調達漏れの品があったので購入していたら丁度10時にスタートすることになった。

コースは一路南へ向かう。
ほどなく青森県を抜け岩手県へ。
晴天に恵まれたものの気温がぐんぐん上がる。道路脇の気温表示は25℃前後を示していたが、そこそこ強い向かい風のおかげで汗が乾くため身体の冷却は良い感じ。
厳しいところで二桁行くか行かないかというそれほどには厳しくない勾配の、ゆったりとしたアップダウンと向かい風、照り付ける日差しはまさにPBPの追体験的。
平庭峠ピークからさらに続く登り坂の感じは栃木の粕尾峠ピークから古峰ヶ原峠に向かう道を彷彿とさせる。
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白樺林が目に優しい

夕方近くになっても気温がなかなか下がらず、途中何度か自販機を見つけて水分補給をしたもののついうっかり一万円札を崩し忘れて小銭が枯渇し、自販機での補給もままならなくなってしまった。
このPC通過後、一軒の商店があったので慌てて飛び込み、飲料を調達した際のお店の人との会話からクマよけの鈴もあわせて調達して盛岡方面へ抜ける山道に突入する。
後から考えてもこの区間が一番道幅狭く走り辛かった。幸いなことに十六夜の月明かりがあったので漆黒の闇ということにはならなかったけれど、可能であるならばPC2の通過を15時頃までに済ませる計画を立てる方が色々幸せになれると思う。そうでなかったら明るいライトとへッ電を。
PCとなる写真モチーフを勘違い。

早坂峠を下って盛岡市外縁部をかすめる。
滝沢って今は「市」になっていたのね、わたしが盛岡に仕事で滞在していた頃は「滝沢村」だったのに。
しばらくは小ぶりなアップダウン。

途中仮眠を入れたりしつつ、八幡平方面へ向かって玉川沿いを遡上。
好天なのはありがたいものの二日目も暑くなりそうな感じ。
前夜思いっきりカモシカに遭遇したなあ、と。

このあたりから道は一気に厳しさを増す。
それまでほんの時折しか見かけなかった勾配表示二桁が頻繁にガーミンEdgr520Jの画面に表示されるようになる。それまで(結構ゆるゆるで走りやすいSR600だなあ…。)なんて間抜けなことを感じつつだったけれど、SR600がそんなに甘いはずはない。

ひいこらいいながら登って行っていよいよアスピーテラインというところで鈍い頭痛を感じ始めていたので軽い熱中症の初期症状と判断し、北緯40度モニュメント脇の東屋のベンチに寝転んで小一時間ほど仮眠。すっきりしたので登り始めたところで大沼温泉の茶屋湖へ。
丁度入れ違いでSR600のフレームタグをつけた自転車に乗ろうとしていた参加者と遭遇。PBPベスト着用のその方は5時にスタートしたのだそうである。

入浴と昼食を済ませてリスタート。
10%を優に超える登り坂を登っていると、風呂で汗を流したばかりなのに再び噴き出す汗。
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キツイ登りに緩い追い風というコンディションで身体の放熱が上手くいかず、山頂手前で再び頭痛が生じたので展望スペースの隅で横になって20分ほど小休止。雲が増え始めて、標高が1,500mを越えて風が冷たくなって来ていたのでほどなく復調、八幡平ピークを越えて樹海ラインの長い下りへ。
本来の撮影モチーフは入り口付近のバス停だったものの、バス待ちのハイカーが大勢たむろしていたので藤七温泉玄関口を撮影。

気分の良いダウンヒルで身体もすっかり冷却できて体調上向き。
安比高原のリゾートエリアを過ぎたあたりにあった日帰り温泉施設併設の民宿に空きがあったので17時頃チェックイン。約五時間滞在して22時頃リスタート。

二戸から田子に抜け、十和田湖方面に向かう。
まあ仕方ない。

周囲にはガスが立ち込めていて月明かりもあまり望めないけれど、前夜同様放射冷却が起こらないので明け方の冷え込みは厳しくなさそう。
途中野生動物に何度か遭遇したけれど、白っぽい50センチくらいの塊が右から突進してきて後輪に接触したときには肝を冷やした。鳴き声とかうなり声も聞こえなかったけれどあれ、何だったんだろう?

【十和田200】の際の有人チェックポイントの発荷峠を過ぎ、十和田湖畔を北上して黒石方面へ。
十和田200の時はにぎやかなんだけれどな。
十和田湖までの短い下りと十和田湖畔の緩やかな登り基調、湖から離れた途端に急になる坂道をえっちらおっちら。
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明け方近くの十和田湖畔

一気にダウンヒルを駆け下り道の駅虹の湖へ、
早朝の道の駅でのんびりしてもあまり利が無いのでそそくさとリスタート。
なおも下り基調で黒石市内から城ヶ倉方面を向かう道への交差点にコンビニがあったので補給。この周辺の標高は200mを切っているので傘松峠までは約900mの標高差がある。
腹を満たしてリスタート。えっちらおっちら登った先に城ヶ倉大橋。初めて見た20年ほど前から愛してやまない橋である。
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紅葉の名所、城ヶ倉大橋

更に進んで酸ヶ湯温泉。
立ち食いソバは営業開始が10時半からだったので生姜味噌おでんと煮卵をいただく
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落ち着いたところでリスタート。
ようやくゴールまで100km切った。

少々雲行きが怪しくなってきたダウンヒルを一気に駆け下り、少々早めながら上高地食堂でバラ焼き定食をいただく。
すっかり満足して最後のPCへと向かう。
ミストシャワー的な霧雨の中奥入瀬渓流を遡上し、再び十和田湖畔へ。
子ノ口から南岸をしばらく走ってから南に転進し、新郷村経由で八戸へ。
十和田湖はカルデラ湖なので東西南北どちらに抜けるにしても坂道があるので面倒くさい。唯一奥入瀬渓流が抜けているところが勾配緩いけど。
迷ヶ平というステキな名前の土地を通過し、いよいよ最後のPCへ。
ここも20年前から何度か訪れていて、石神のピラミッドも登ってみたことがある。「竹内古文書」とゆかりの深い、厨二病経験者にはたまらないエリアである。
霧雨がやや雨脚を強めたり弱めたりで一向に止む気配がうかがえなかったので、3kmほど手前の熊ノ沢温泉で温まってからゴールに向かうことに。
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十和田200のゴールに利用されたこともある
3、40分ほどのんびりしてすっかり温まり、前日安比で洗濯しておいたウェアに着替えてゴールまで。雨脚が弱かったので大してぬれずに辿り着けた。
所要時間は図ったように54:54となった。
ランドヌール部門での完走制限タイム60時間にはまだ五時間ほど余裕があるので、しっかり宿泊計画を練ればツーリスト部門でなくても楽しめるコースがというのが真っ先に思い浮かんだ感想。
メリハリが効いていて、非常に完走しやすいSR600だとは思う。
※「完走しやすい」というのは決して「誰が走っても完走できる」という意味ではないので念のため。
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2023Jun18Sun

【出国から】19e PARIS-BREST-PARIS Randonneur-01【てんやわんや】 

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自分用のお土産
ウール混紡のジャージとサコッシュ。
色合いがシックで国内ではなかなか見かけない。

01・◆02・◆03・◆04・◆05・◆06
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既にイベントが終了してから丸二週間強ほどが経過。
時差ボケこそほとんど感じなかったもののやはりわが身にとっての初の海外ブルべ、しかも四年に一度しか開催されない歴史と権威と盛り上がりが世界最高峰と言われるそれを走って来たので心身共に少々お疲れもモードで若干浮世離れした感もありましたがようやく落ち着いて来ました。
この、生涯に何度もあるようなものではないイベントについてのんびりぼちぼち記録を残しておこうかと。とはいえ今回ホントに記憶が曖昧で、まず土地の名前が覚えられなかったので遭遇した出来事がコ-ス上どの辺であったのかが非常に不鮮明。大体において全行程ほぼ変わり映えの無い単調な景色の中を淡々と走るので記憶が風景に強く紐付けられることが無く、脳内にふわふわ浮遊しているような感覚だったり。
そんな訳で時には時系列がおかしなことになるやもしれませんが、個人的な備忘録として書き出してみようと。どうも流れ的に四年後再挑戦することになりそうなので、その辺も踏まえ。
恐らく数回に分けるこのエントリの途中途中で他のイベントに関するエントリが挿しはさまれることになるとは思いますがのんびりじっくり。

航空機の手配こそ早々に済ませていたものの、ホテルの手配を後回しにしてしまっていたわたしは特に誰かと示し合わせることも無くBooking.comを使って単独でホテルを予約。前回までの発着地点でもあるサン=カンタンの南西にあるVoisins=le=Bretonnexという街のLe Relais de Voisinsというホテルを期間中通しで予約。
万が一のDNFの際泊るところが無いのはしんどいし、荷物を一時預け等するためにはまとめなければならないけれど、通し予約ならとっ散らかしたままでも無問題だし。
この辺は複数人で予約して一部屋だけ荷物部屋とすればコストを削れるけれどスタ-ト前に荷物をまとめなければならないのは同じこと。
事前の下調べが面倒くさかったので宿同様Booking.comで空港からの送迎タクシ-も併せて予約。往復約¥30,000-だったが、別エントリで後述することになるけれど正直これは必要なかったというのが今回の学び。まあ、何事も経験よね。

わたしの旅程は往路が羽田発8月16日(金)10:40のJAL45便、復路がシャルルドゴール発8月23日(金)20:30のJAL46便でどちらも直行運行の便であった。これはこれで諸般の問題があったのだけれどこれまた後述。
往路の便はAJ理事のべいさんと一緒。羽田にはばんばんさんがお見送りに来て下さったり。8時半を少々回った頃JAL手荷物預けカウンター前に並んだら五組くらい前がべいさんで、行列が折り返す時等あれこれ言葉を交わしつつ。
すると空港係員が、大型の荷物を携えている乗客のもとに来て手続き時間短縮のため予め手荷物の三辺寸法を測りに来た。JALの預け荷物制限は三辺合計203cm以内で、超過すれば一個当たり¥20,000-の追加料金を徴収される。
事前の飲み会の際にその話題が出て、わたしは当のべいさんの助言に従って荷物縛り用ナイロンベルトを調達して輪行袋、OS500を縛って来ていたが、べいさんの輪行袋は何がそんなに入っているのかと思うくらいにパンパンで、わたしが辛うじて三辺合計203cmで収まっていたところ彼は230cmオーバ-と言われてしまったらしい。
更に受付カウンターで食い下がったらしいけれど、今度は別の係員が出て来て再計測の結果244cmという数字が弾き出され、見事に追加料金を徴収される羽目に。
”(普段は青組=ANA利用なのにゲンを担いで)赤組(=JAL)にするんじゃなかった!”と愚痴るべいさん※ANAは自転車の場合、事前確認が必要ながら三辺合計寸法292cmまでは超過料金なしで預けられる。
自転車を預けてからお見送りに来てくれていたばんばんさんと三人で軽くお茶。
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ば:で、二人の旅程は?
べ:ゴールして観光もしないですぐ、金曜日に帰って来ますよ。
と:あ、それじゃいち日違いだ。オレ土曜日。
思い出しながら書いていて、こんなところにフラグが立っていたことに気が付いた。

そろそろ時間なので搭乗ゲートへ向かうべく移動。
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ばんばんさんのお見送りを受けながら出発ロビーへ。
機内持ち込み手荷物検査。”大量に粉飴(マルトデキストリン)を持ってきているから引っかかると面倒だなあ。”とか語っていたべいさんだったけれど、その危惧の通り案の定引っかかる。とはいえ彼の弁では事前に心配していた粉飴ではなく髭剃り(T型カミソリ)の刃が引っかかったらしいのだけれど、どこにしまい込んだのかわからなくなって持ち込み荷物をほぼ全部ぶちまけるありさま。
撮影禁止エリアなので画像付きツィートを流せなかったのが非常に心残りではあった。

べ:さすがに飲まなきゃやってられませんよ、ビール飲みましょ!
と:おつまみ代くらいごちそうしますよ♪
ビール二杯とたこ焼きひと舟を調達。
そんなこんなで出発ロビーでビールを飲んでいたらヒデさんが通りかかり”搭乗案内始まる時刻だけどまだ行かないの?”とツッコミを受ける。
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ビールを飲み干し搭乗口に移動。
同じ便を利用する陳さんにも会ったりして、なかなかにぎやかな搭乗、いざフランスへ。
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羽田から離陸

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機内食
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ひたすらお替りして都合五本干した赤ワイン

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シベリア上空

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フランス上空

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11時間ほどのフライトの後フランス、シャルル・ド・ゴール空港に到着。
あらかじめ手配してあったタクシーとの合流に少々手間取ったものの無事Le Relais de Voisinsに到着、チェックイン。
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ハイウェイ利用で一時間ほど

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二階建てのホテルの一階が自室。
「自転車部屋」も同じく一階にあり、外部から直接アプローチできるようになっている。ホテルのマダムから”お部屋も自転車のすぐそばだし出入りもカンタンでしょ♪”と、案内された。
輪行袋から自転車を出し、あれこれ準備を整えていたら時刻は既に21時を回っていたので空港で買い込んであったサンドイッチとジュースで軽い夕飯を済ませて就寝。

明けて土曜日。
五時過ぎに起きてホテル周辺を小一時間ほど軽く散歩。
若干天候が微妙だったものの天気予報を見る限りではどうにか降られずに済みそうだったし、まだフル装備で走ったことが無かったのでテスト走行もかねて自走でランブイエに向かう。
ホテルを出たのは8時過ぎ頃。
「前日車検」の申し込み時刻が10:15で、ホテルからランブイエのスタート地点まで30km弱。少々迷ったりすることを考慮して二時間の移動時間で考えた。

ホテルからランブイエまでは自然公園内を突っ切るなかなか気持ちの良い道。
ホテル→畑→自然公園→町→畑→森→畑→ランブイエ…という記憶。
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五分も走れば街はずれ

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「ランブイエ」を示す標識の下で記念撮影

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自然公園内を突っ切る
思いの外下るので帰りを思うとうんざり。

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幾つかの街を過ぎる
ランブイエの隣町辺りまで来るとPBPの横断幕。
気分が乗って来る。

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ランブイエに到着
今回パヴェらしいパヴェはここでしか経験しなかった。

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キャンカーいっぱい

ランブイエ城とその周りの公園が今回のスタート/ゴール地点で前日受付もここ。
やたらと行列が長い。
こういう混雑を避けるために受付時刻希望を事前に申請したのではないのか?と思ったけれど、既に受付を済ませて通路脇にいたハヤシさんが言うにはどうも時間通りに来ている人はほとんど皆無らしい。さすがというかなんというか。
因みにイーチョねーさんが誰よりも早く車検を受けたらしい。
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並んでいる間に雨脚が強くなってきた
前日どころか当日朝確認した天気予報ともまったく異なる空模様。
今回強く感じたのはフランスの天気予報が全くと言っていいほどアテにならないということ。数時間先の予報も外しまくりやがる。
雨に打たれながら長い行列の遅々とした流れに乗って移動していたら、既に車検を済ませた田中会長け-こ隊長じぇんさんらから声を掛けられた。

車検を済ませ、事前に注文してあったジャージやベストの受け取りを済ませたところで田中会長、マヤさんと合流。マヤさんは、その顔の広さからブラジルを始めあちこちの国の参加者から声を掛けられ、なかなか移動できそうにないのでわたし、田中さんの三人が各々別々に行動することに。
そのあとすれ違ったひらまつカントク”このPBPグッズ一式買っちゃったよ!やっぱり四年に一回はぱぁっとお金遣っても許されるからね!”と、ブルジョワジィ極まる発言をしてにこにこしながら去っていった。
触発されてショップに赴いたものの、さすがにカントク同様の散財まではできず、キャップとバンダナ(?)を含む四種あったアイテムの内ジャージとサコッシュを購入し、これまたカントクご一行が飲んでいた量り売りのフレッシュジュ-スを購入してちびちび。
カップはリタ-ナブルなので返却すれば1ユ-ロが戻って来るけれど、折角のPBP柄なので洗って持ち帰り。
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ジュ-スとサコッシュ、ジャ-ジ

一応予定では17時から有志で集合写真を撮ろうということになっていたので一旦ランブイエの街に戻って時間を潰そうと考え移動。
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こんなのも参加する

街のブランジェリーで何か買って表で食べようかと思ったものの、目星を付けていた一軒はやたらと混雑していたので寄るのを諦め、街の中心部の広場に出店していたお菓子の屋台で甘いものを購入してみた。
注文して商品を受け取ろうという段になって台湾のHanaさんがこちらに気付いて声を掛けてくださったり一緒に記念撮影したり。
どこかその辺で食べようかと思っていたところ、雨脚が強くなり始めてしまったので休業中の焦点の軒先を拝借して雨宿りしつつ菓子を頂く。
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エクレアとチ-ズケ-キ、ミルフィーユっぽいもの
食べ終わってひとまず落ち着いて、さてどうするかというところで偶然YO-TAさん他数名と合流したので広場にあるカフェで紆余曲折がありながらもサンドイッチとコーヒ-を頂いた。
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多分わたしが頼んだものと違う

その後の予定を聞いてみたら皆さん集合写真撮影はブッチして宿に戻るということだったのでわたしも戻ることに。電車で輪行するという面々と別れ、来た道を単独で引き返す。
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宿への帰路半ばくらいで雨脚が弱まって来た

宿に着いた頃にはすっかり雨が上がっていたので近所のショッピングモールに移動して夕食を買い込み、濡れた靴を乾かす。
ウェアは余裕があったけれど靴は一足しか持ってきていない。
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ドライヤーを突っ込んで強制乾燥

翌日のスタ-トは17時15分(※実は17時30分だった)なので少々深酒しても問題ない…ということで調子付いてワインを二本干したら寝落ちしていて深夜に目覚め、ベッドに移動して寝直すという、日本にいようが海外にいようが様式美としてのお約束行動もありつつ本番前夜が過ぎて行った。

<走行ログ:前日車検及び当日スタート前移動分>

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