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日記超。-改・弐-

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自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023Jun18Sun

【生涯初の】19e PARIS-BREST-PARIS Randonneur-07【大西洋とのご対面】 

PBP2019_018.jpg
プルガステル橋から眺める大西洋
(※厳密には中央の狭い海峡の向こう)
人生で初めて大西洋を目にした瞬間であった。
記憶の中ではハンブルクが最初と思っていたけれど
あそこは大西洋ではなかったし。

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<実走行ログ-5/8>

通過チェック改めシークレットコントロールのサン=二コラ=デュ=ペルムをリスタートし、次のカレ=プルゲールのコントロールまでは30kmちょいだったので所要時間は100分前後。
まあまあ順調なペースだったものの少々眠気が怪しい。
PBP2019_021.jpg
カレ=プルゲール

シークレットでそこそこしっかり食べたのでここでは眠気覚ましにホットコーヒーだけを飲み、トイレを済ませてリスタート。
ここまで一緒だったり離れたりしていたけーこ隊長と再び一緒になってあれこれ話しながらの走行だったもののこの辺はかなり眠くて会話内容を覚えていない。

往路と復路が重ならない区間に入ったところで走行中、かなり大きな音が後方でしたので振り向いてみたものの後続は結構離れている。
(???)
後方を気にしつつ走行していたわたしをいぶかしんだけーこ隊長
けーこ:どーしたの?またなんかトラブル?
とり:ん~~~。なんか結構大きな物音だったんですけどね、けーこさん何か踏みました?っていうか「また」ってなんすか「また」って!
けーこ:とりさんは落車したんだから「また」でしょ。それにその音はあたしじゃないわよ?
※転倒落車の話は当然ながら既にしてある。
とり:動物かな?
民家の無い林の中の走行だったので野生動物の類かとも思ったけれど、PBP参加期間中家畜以外の大型の動物は目にしなかったし、小型の動物も犬猫以外は遭遇せずだった。ハリネズミの死骸は道端で何度も見かけたけれど。

しばらく進んだ時、ふと思いついて背後を手探り。
とり:あちゃ~~~!さっきの音の正体わかりましたよ、サンダル落としちゃった。
けーこ:どうする?取りに戻る?
とり:さすがに10分くらい走っちゃいましたしねえ、諦めますわ。
けーこ:この区間は復路で使わないから拾えないよねえ。
とり:徳之島で買ったお気に入りの魚サンだったのに。まさかフランスで落とすとは。
PBP2019_016.jpg
後刻ブレストにて撮影
サドルバッグの上部にバッグ付属のゴムひもで固定していたのだけれど緩んでしまって落ちたようである。片方だけあっても仕方が無いのでこちらもブレストで破棄した。前泊時のホテルや仮眠の際の行動時に非常に便利だったし何よりお気に入りだっただけに惜しい。

なおもあれこれ話しながらの走行。
周囲には霧が立ち込めてきて徐々に視程が短くなって来た。気温もかなり下がってきて、最も下がったところでGarmin読み2℃前後だったけれど霧が発生するくらい湿度が高かったおかげかそれほど寒さを感じずに済んだ。上は半袖ジャージに春秋対応のアームカバー、下はビブショーツという装備でグローブはさすがにフルフィンガーに切り替えたものの、使うかどうか迷ったシューズカバーは(サドルバッグから引っ張り出すのが面倒)という理由で使わずに我慢できるくらいの寒さ。

緩やかな登り坂の先、丘の上にどことなく小綺麗な、新興住宅地を思わせる街(ログを見るとプラウーアンというところである。)に差し掛かった頃フロントバッグにしまってあったジャンボンサンドのストックが切れてしまったので咀嚼で眠気を散らすこともままならず、何度かマイクロスリープで意識を飛ばしかけたのでさすがに二度目の落車をやらかして無事で済む保証が無いのでけーこ隊長には単独で先行して欲しいと声をかけて道端に停車。丁度良い教会の類も見つからなかったので民家の石積みの塀に背中を預け、体育座りスタイルでしばし仮眠。気温の割には寒さを感じなかったのは幸い。

30分ほどその姿勢で仮眠を取った後、すっきりしてリスタート。相変わらず霧が立ち込めていて気温は低めだったものの、おそらくはこの霧のお陰で放射冷却が緩和されているのだろう、それほど厳しい寒さにはなっていないし、Garmin読みでは先ほどよりも気温が上がって来ていた。
広い森林地帯の中を抜ける緩やかなアップダウンを走行しているうちに徐々に周囲が明るくなって来た。緩いダウンヒルの後少々登った先に湖が目前に広がった。ユエルゴアという水辺の街。
GoogleMapsで見る限り湖の名前の標記が無く、ファオ川という名前が表示されるのでおそらくダム湖の類の人造湖なのだろう、差して来た曙光に水面の靄が揺らめいてなかなか幻想的な光景だったのでしばらく眺めていたら背後の、道を挟んで湖と反対側のホテルから出て来た参加者が数名。なるほど、仮眠所では落ち着かないと感じる人はこういうところを利用するのか。

朝日の中をリスタート。
雲が多いのか、明るくなっても背中に日差しを感じないし、進行方向に自分の影もできない。
緩やかなアップダウンを繰り返しながらも着実に標高が上がって行く登り基調。
長く緩い直登の先に鉄塔が見えて来た。
PBPのコース最高地点である
電波塔
電波塔(画像は拾い物)

何人もの参加者が記念撮影をしたり私設エイドに立ち寄ったりしていたけれど、なんとなくタイミングを逸してしまってそのまま一気にダウンヒルへ。
長く緩やかなダウンヒルを気分良く下りながらも復路でこれを登り返すのだと思う灯少々うんざり。
田舎道が終わり、徐々に市街地走行の雰囲気になってくる。
ブレストは海軍基地もある古い港町なので市域が広いのだろう。
ダウンヒルを下りながら前方遠くに大西洋らしき水平線がちらちら見えた時はさすがに興奮したもののすぐに海は見えなくなり、登り坂をえっちらおっちら。丘のピークに達したら今度こそ眼前に大西洋が広がり始め、しばし進んだところであのプルガステル橋
PBP2019_018.jpg
プルガステル橋
厳密にいうとまだ中間地点ではないけれど、ここまでくると折り返しという気になる。
ここで参加者にシャッターを切って欲しいと頼まれ、お返しにこちらも記念撮影してもらったのだけれど、そのデータは手元にない(T_T)

有名な灯台を眺めに行こうかとも一瞬思ったけれど、余計なことをして痛い目に遭うのもイヤだったので断念し、そのままコントロールへ向かい、にぎやかなブレストのコントロールに到着。
PBP2019_019.jpg
ブレスト
PBP2019_020.jpg
半分まで来たという記念にステッカーをくれた

カードにスタンプとサインを貰ってレストランに移動。
PBP2019_025.jpg
考えなしにあれこれ取ったらこうなった
PBP2019_026.jpg
視線を向けたらいぢちさんがいた

お腹を満たし、すっかり落ち着いたところでリスタート。
PBP2019_024.jpg
パリ(っていうかランブイエ)に向けて帰るよ~。
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