【嫌な予感は】SR600Fuji-04【当たるもの】
2021.07.21 Wed 06:03 -edit-
雨上がりのしらかば平
打ち水効果で冷えた空気と
景色が相まって気分よく走れた区間
SR600Fuji-03 より続く
<実走行ログ:21/07/11>
菅平高原ピーク手前の水場でボトルに水を補充するつもりでいたのに水場をスルーしてしまったのでコンビニに立ち寄り補充&小休止。渋峠でかなり押してしまったスケジュールもそこそこ戻せてきている感。
気温が上がり始めて来たけれどここからはしばらくダウンヒルなので気持ちは楽。
リスタート直後の菅平高原
菅平湖と菅平ダム
菅平湖以南は脳みそが痺れるようなステキなダウンヒルなので非常に気に入っている。そのダウンヒルを心行くまで堪能。道が上田市中心部に近づくにつれ民家が増え道の勾配が緩やかになるものの変わらず下り基調で、道はまっすぐなのでなおも気分よく進める。
本当に気持ち良い
市の中心部をかすめ、やや交通量が多い通りを慎重に進めばすぐにPC。
PC6(295.2km)信濃国分寺〔標高:468m〕
2021/07/11/11:00
気温が上がり、交通量も増えて来たので今後の検討も兼ねて信濃国分寺駅で小休止。
こめかみでホールドするアイウェア
今回投入した新アイテムで、なかなか調子が良いけれどレンズ交換式でも調光でもないので夜間走行には不向きなのが残念。これの調光レンズ版出ないかな。。。
いよいよ個人的にはこのコースの中で最も不得手としている区間である『美ヶ原高原へ向かう登り』に向かうことになる。R152を南下し、途中うっかり曲がろ損ねてミスコースをしたりしながら平坦、やや登り基調な道を淡々と。
武石口交差点を曲がって県道に入ればいよいよ標識にも『美ヶ原高原』の文字が現れるようになる。
武石口交差点右折直後
26km休みなく登りっぱなしというのがわかっている(=鮮明に記憶に刻み込まれている)ので既にツラい。
とにかく見通しが良くて困る
勾配自体はそれほどでもないのだけれど、とにかく一本調子でひたすら続く登りは脚よりも心に来る。
左右の田園風景を眺めて気を紛らわせる
しばらく進んだところで右手にラーメン屋さんを発見。
武石口を曲がる手前までに食堂の類に入り損ねてしまったので武石観光センターか、場合によったら美ヶ原の道の駅まで食べ物にありつけないと思っていたのでこれ幸いと立ち寄り。
店内に入ってメニューを見るとどうやらラーメン専門店のようで、ご飯ものはおろか餃子の類のサイドメニューも無いというなかなか潔い割り切り方をしたお店だった。
店主おススメのチャーシューメンをいただく
『手打』が売りのようで歯ごたえのある中太面でスープはあっさりしていてくどくない。美味しゅうございました。
お腹を満たしてリスタート。なおも続く単調な登り坂を淡々と。
旧・武石村(現・上田市)のマンホール
うんざりするくらい続く直登
この辺りから前方の山々にかかる雲の色がやや濃くなり、それまで後方から吹いていた熱い風が前方の山の方から吹き下ろしてくるひんやりとしたものに代わり、ところどころで空気のかたまりに温度差を感じるようになって来た。
武石観光センターに到着
気温は高いけれど風が冷たい。風向きも急に変わったし、雷鳴が聞こえるので少々ヤバいかも知れん。 (@ 武石観光センター in 上田市, 長野県)
— Trinity is 引率者みたいなうまなみさん (@tri1021) July 11, 2021https://t.co/7Y5Bs7kRdy pic.twitter.com/wD9PQvw2p1
こんなことを呟いた直後、大粒の雨がパラパラ落ち始めたので慌ててリスタート。雷鳴も聞こえたけれどそれほど近くなさそうなのでまず問題なかろう。そう考えた時期がオレにもありました。
乾いた路面にパラパラと落ちる雨粒
走行中、ちょっと近くに雷鳴が聞こえたものの感覚的に右後方からのように感じたので上手く行けば雨域から逃げられるのではないかと一瞬思ったもののそんなに美味しい話がある訳もなく。
一瞬のうちに叩き付けるような本降り
九十九折れの坂道をえっちらおっちら登って行く間叩き付ける雨。時折対向車線を車が下って来るので前照灯を点灯して安全確保しながらの走行。そんなこんなで進んでいると3、40分もしたところで雨脚はまだそれなりに強いものの日が差して来た。
いきなりお天気雨状態
いかにも山の天気らしく、ほどなくしてすっかり雨は止み、一時的に日差しの中を進むことになったけれどすぐに周囲に霧が立ち込めて来た。
今度はガスの中を進む
なかなか幻想的ではある
対向車の視認がし辛いので厄介
しばらく進んだところで急に霧が晴れ、周囲の植生が松中心から白樺へと変移。
しらかば平
森の中にポツンと廃屋
廃屋の先にもう一軒、こちらはまだ供用されていそうな小屋があった。『○○工業』という看板も出ているのでどこかのメーカーの保養施設らしい。(こんな寂しいところに一軒だけポツンと保養所ってすげえな。。。)そんなことを考えつつなんとなく眺めていたら建物入り口に掲げられた企業ロゴを見て『ミヤタサイクル』のそれだと気が付いた。
なかなかにすごい立地である
宮田工業の山の家を過ぎると坂道の勾配が少々きつくなり、登り切ったところが美ヶ原高原美術館入り口。
武石越しに上田、東御方面
PC7(332.2km)道の駅美ヶ原高原美術館〔標高:1,940m〕
2021/07/11/15:20
実はこの時軽く勘違いをしていて、この日押さえてあった蓼科の宿が次のPC【女の神展望台】の手前だと思い込んでいて、宿到着が18時頃だろうと踏んでかなり余裕を感じていたのであった。押さえた宿では夕食の提供時刻が18時半までとなっていて、蓼科周辺では夜食事可能なスポットがなかなかない為夕食付きのプランにしたので何としてでもそれまでには宿に着きたかったし何ならひと風呂浴びてから夕食にしたかったし。
(この時点では)心に余裕を持ってリスタート
美ヶ原高原から霧ヶ峰高原、白樺湖を通るビーナスラインは8年前の走行時には夜半~未明にかけての通過だったので折角の景色を味わうことが全くできず、今回は充分に堪能できそうな空模様となって心躍るリスタートとなった。
それまでとは打って変わって気持ち良い青空
道は一旦グッと下るダウンヒル。その後は登り返し、下り、登り返し、、、を繰り返してピークは美ヶ原高原美術館前とさほど変わらない標高で推移する。
倒木、苔、水、心に刺さる点景
ビーナスラインの目に優しい景色
以前も気になった立ち枯れの松
昨年ひとみさん、ヤガミさんと三人で走った時も気になった松の立ち枯れ。ここだけまとまって立ち枯れているけれど何が原因なのだろう?
諏訪湖方面
アップダウンが続くので周囲の植生も入れ替わる
黄色いのはニッコウキスゲ
霧ヶ峰高原を進む
霧ヶ峰富士見台
生憎富士山は拝めず。
車山高原
蓼科山と白樺湖
白樺湖畔まで下りてローソンで水分補充と翌朝軽く胃に入れるものを調達、、、と思ったものの夕方17時前後では水もおにぎり類もほぼ売り切れ。24時間営業店舗ではないので商品補充は翌朝だろう。この店舗でしっかりとした補充を計画するなら色々考えた方が良さそう。
ここで先ほどのPCでの勘違いが発覚する。
どう考えても蓼科が白樺湖から4、5kmのところにある訳が無い。時刻と距離を勘案すると18時に到着どころか18時半到着も怪しいので仕方なく宿に連絡し、15分ほど遅れる旨を伝達し、慌ててリスタート。
(まあ、それでも大した登りじゃないしサクッと到着できるやろ。。。)
スズラン峠の存在を忘れていた
とはいえこの峠のダウンヒルのお陰でそこそこ時間を稼げた。
ダウンヒルを必死に飛ばしていたので危うく通り過ぎそうになりつつも無事通り過ぎることなくPC到着。
PC8(378.1km)女の神展望台〔標高:1,682m〕
2021/07/11/18:15
(ここから宿までは目と鼻の先だから大幅に遅刻することなく到着できそう。)
そんなことを思いつつリスタートし、宿に到着したのは丁度18時30分。
宿到着
ツインルームのシングル利用という贅沢
チェックイン後、荷物を部屋に置いてそのまま食堂へ。
連絡した通り丁度15分遅れで夕食開始となった。
デザートまで付いた夕食を堪能
順番が前後してしまったものの食後は即移動してウェア類を洗濯機に放り込んで温泉へ。食後すぐと寝る前との二回入浴したけれど二回とも貸し切り浴場状態を満喫できた。
貸し切り状態二日目
ウェア類は軽く乾燥機にかけたのですぐにでも着られる状態になっていたもののシューズは濡れたままだったので部屋備え付けの扇風機の風に当てて多少でも乾くように。
サイクルシューズはつま先側を下にすべきだった(教訓)
そんなこんなで21時前には布団に潜り込んで就寝。
いよいよ明日は最終日。
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