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日記超。-改・弐-

  : 

自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023May24Wed

【初めて拝む】コキアを指して晩秋のポタ【富嶽の偉容】 


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【SR600 Fuji】における
最終チェックポイント、長池親水公園
本来ここで富士山をバックに自転車を撮影するのですが
過去二回走った際には全く富士山が見えず
代替モチーフでお茶を濁したのでした

日帰り出張だった金曜日の四国往復の際、往路機上から眺めた富士山の偉容が素晴らしく、天気予報を確認してみたら土曜日も好天だったので今年も晩秋の大石公園で赤く色付いたコキアを眺めようと思っていた。
こんなツイートも流していたことだし。

前夜のツイートの遣り取りではAJたまがわの【鴨川200】に参加するモロさんをスタート地点である船橋港親水公園まで見送りに行こうかという話もあったのだけれど、自宅を出なければならない時刻に目を覚ましたので諦めたw


もたもたと準備を整えスタートは8時半を回ってから。

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多摩川緑地事務所前@21/10/30/8時半過ぎ

<実走行ログ:21/10/30>

久し振りに多摩川CRをのんびり遡行。
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富士山を眺めつつ

いつの間にか世田谷から狛江にかけてのダートが舗装に替わっていた。普段ガス橋から右岸に回避してしまうので気付かなかった。
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走りやすくてありがたい

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サギの群れ。餌場なのか休憩場なのか

<多摩川CRからの富士山色々>
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よみうりランドの観覧車越し
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大丸用水堰越し
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京王線車両と一緒に撮ろうとしたらイマイチ

今回は浅川CRを利用して高尾に抜けるルートを採用したので四谷橋を渡って多摩川、浅川右岸へ。
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優美な佇まいが好き過ぎる

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日を浴びてきらめく多摩川の流れ

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浅川CRからの富士山

浅川CR終点まで走って甲州街道へ。
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高尾の銀杏並木
臭いが少々アレだけれどそれもまあ風物詩。

大垂水峠を越えて淡々と西へ。
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この相模川の眺めが一番好み

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四方津にはやや思い入れがあるw

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良い感じに寂れたガソリンスタンドの廃墟
この先こういうの増えるんだろうね。

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ところどころ紅葉が始まっていて目に鮮やか

<甲斐の猿橋>
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始まってはいるけれど紅葉の盛りはまだまだ
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他人が映り込まないタイミングとアングルを探すw
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この水路橋とトンネルも地味に好き

猿橋を過ぎてほどなく南に転進して富士みちを進む。一本調子の登り坂。補給は吉田うどんで考えていて、数年振りに田野倉の『山椒』のつもりでいたのだけれど久し振り過ぎて迷った。
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迷いつつもお店に到着

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肉つけうどん大盛り(¥700)
美味しゅうございました。

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富士みち走行中の空
進んでいる最中は雲が多くて全く富士山の姿が見えなかったので大石公園での眺めが少々心配になって来たり。

それでも富士見交差点ではようやくその威容が。
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しっかり見えて来た

船津からぐるっと河口湖北岸をなぞって走る。
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河口湖大橋のちょい東側から
これだけはっきり見えていたらまあ眺めは大丈夫そう、気持ち軽く。

<大石公園>
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予想通りコキアは見頃。
それにしても人が多かった。

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シャインマスカットソフトクリームで補給

満足したので引き返す。復路は道志みちから尾根幹経由の予定。
途中、紅葉回廊に寄り道。CocoaかLINEアプリが無いと入場手続きが煩雑になる。Cocoa入れておいて良かった。
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紅葉回廊はまだちょっと時期が早いね
来週末くらいからかな。

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河口湖大橋から

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東恋路交差点手前

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お約束の鐘山の滝
新車はここに連れてこないとw

東進して山中湖。走行しながらも右手に富士山がキレイに見えていたので期待に胸膨らませて長池親水公園へ。そこには最高の眺めが待っていた。
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ここでは初めてこんなにはっきり富士山を見た

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残照に浮かび上がる富士山のシルエット

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水面に映る宵の明星の星あかり

すっかり満足して撤収、まずは道志みち。
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山伏峠手前のこの表示はずっと消えたまま

尾根幹に向かうので小倉橋を通過。Tokyo2020のピクトで記念撮影。
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新車 de いち枚

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小倉橋の下はキャンパーでいっぱい
道志みちの山伏峠手前のグラウンドにも大勢いたけれど、何かそういうイベントの日だったのかね?

時間帯が遅いのでそれほど混雑していない尾根幹を順調に東進。
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尾根幹最後(東向き)の下り

時刻は21時を回っていたので夕食を食べてから帰宅することに。矢野口から先、多摩沿線道路にはほとんど飲食店が無い。すき家とガストが各一軒だったか。そんなことを考えていたところにCocosの看板が見えたので立ち寄り。
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ハンバーグとパスタ、ミニサイズのピザ

お腹を満たしてあとは事故なく帰宅するだけ。緩い追い風のお陰で快調に飛ばせて自宅近所のスーパーでビールを買い込んでからの帰着でも23時になる前。
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250km15時間のポタ終了
思いの外距離があってなんとなく不思議というか、やっぱりポンコツだった。走り始める前は2、30kmくらい短いつもりでいたんだけどなあ。。。


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タグ: ロードバイク  ロングライド  観光  河口湖  山中湖  大石公園 
2023May30Tue

【ご褒美は】BRM1016神奈川600km興津 #05(完結)【鰻と富嶽】 

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朝から雨に打たれて走った自分へのご褒美w
岡谷御うな小松屋にて
御うなまぶし(上)


<実走行ログ(トンネル補正無し):2021/10/19-20>

相変わらず雨がしとしと降り続く中PC3をリスタート。ここからは南に向かい塩尻峠を越えて諏訪湖方面に抜ける。
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気温は8℃
まあそれほど寒くはない。

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高瀬川左岸を下流に向かう
交通量は少な目で走りやすいものの雨が鬱陶しい。

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向かう先には青空が見えるものの雨は続く

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この状況でもまだ雨が残っているのが腹立たしい
この後10分くらいしてようやく雨が上がった。

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篠ノ井線特急しなの
ついに二週間ほど前にも利用したばかり。

松本市から塩尻市に抜け、R20を左折して塩尻峠へとアクセス。
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明らかな登りなのに勾配がマイナスを示すEdge530
かつてアンチEdge(Garminではない)派だったのについ最近Edgeをポチったばかりのべいさんの弁。

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いつもの『肉欲コラボ画像』焼肉店の背後にラブホテル

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塩尻峠のピークで9℃
今まで日中走った塩尻峠の中で最も涼しかったのではないかと思う。

岡谷側の高速ダウンヒルを堪能しつつ
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途中で諏訪湖をの眺めをいち枚

PC4(444.3km)Close11:36
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ファミリーマート岡谷神明店 10:57着
PC3からPC4で最低30分は詰まるのはいままでの経験から想定していたし、この先は基本的にグロス15KPHを阻害する要因となる峠も無いので昼食はのんびり贅沢をすることにして移動。

岡谷市内に入り、うなぎの名店御うな小松屋へ。
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上品なファサード

11時の開店直後の入店なのでまだ客の数もまばら。
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突き出し:イナゴ佃煮・ずんだチーズ・ごぼうピリ辛

折角なのでw奮発。
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そして御うなまぶし(上)
大変美味しゅうございました。

すっかり満足してリスタート。あとはのんびり走っても重大なトラブルさえなければ制限時間内の帰着は問題なく、帰着時刻次第で駿河健康ランドで入浴できるかどうかが焦点となる。
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釜口橋と釜口水門

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諏訪湖を眺めながら気分良く

蓼科山方面は若干雲がかかっていたけれど頂を雪がうっすら覆っているのが見て取れる。
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朝雨に降られていたのが嘘のような好天

R20に合流し、ひたすら南下。
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富士見峠を通過

富士見町と北杜市の境界付近で正面に現れた富士山の雄姿。空気が雨に洗われて棲んでいるので非常にくっきり。
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そして正面に富士山どーん
これだけ眺めが良いとそれまで雨に降られてしまったこととかどうでもよくなって来る。

時間には余裕があるので七賢醸造蔵に立ち寄って小休止と給水と、そしてわんこSevenくんと戯れようと寄り道。
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『当分の間土日祝のみの営業』う~む。

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お水を分けていただく

そしてわんこSevenくんと戯れのお時間
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ちょっとご機嫌斜めっぽかったけれどまあそういう時もある

給水し、わんこを撫でて満足したのでリスタート。あとはPC5経由でひたすらするけんに向かうだけ。。。だったけれど富士山の眺めが良すぎてあちらこちらで脚が止まる。
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右:円野郵便局手前・左:円野郵便局右折直後

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県道12号線から

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櫛形・小笠原橋から

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富士橋で富士川左岸に渡る
この鉄骨トラスも味わい深い。

PC5(524.5km)Close17:00
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セブンイレブン富士川鰍沢店 15:22着
ゴールまでの残りは約75kmなので4時間弱ほど、19時半頃のゴールが見込める。興津駅発自宅帰着の終電が21時半頃なのでどうにか入浴時間は捻出できそうだと考え、リスタートしてからのクランクの回転が気持ち軽くなった。

そして珍しく富士川沿いを走るのに追い風基調。スタートから雨に打たれてしまった帳尻合わせ的に眺めは良いし追い風だし、記憶の改竄が捗りそうではある。

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峡南橋から富士川右岸へ

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夕暮れ時の陽を受けたススキの穂

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山のあなたに陽が落ちる

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JR身延線・今回はホントに鉄分豊富w
この電車とはしばらく抜きつ抜かれつのタイミングで並走した。

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秋空が広がる

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定点撮影ポイント・R52ロックシェッド

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残照に染まる雲

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井出駅の南側トンネル

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富士川沿い最後のコブを越える
ここを越えたら正真正銘下りと平坦路しかない。

薄暗くなり始めた中気分良く飛ばしていたら左手に残照に照らされた富士山の姿が。
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左:芝川大橋から・右:蓬莱橋付近

富士川橋からの眺めを期待して飛ばしてみたけれど少々(?)速度が足らず間に合わなかった。その代わり満月(ハンタームーン)の夜景。
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富士川越しに富士市方面

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東名高速由比PA

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薩埵峠は登らん

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ただいま!
でもちょっとお風呂はお預けでゴールが先。

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するけん手前の興津川上から

Finish(600.4km)Close22:00
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ファミリーマート清水興津店18:47着
所要36時間47分
今回も無事ゴールできました。これで令和に入って三回の開催を三回共きっちり完走。そして時間も充分確保できているのでするけんでお風呂に入って帰りましょう。

するけんに向かう途中、興津郵便局前のポストに記入済みブルべカードを投函。
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ブルべカード投函の儀

駿河健康ランドに戻って入浴でチェックイン。
係員:お客様、今月はお誕生月ですけれどサービスはご利用になりますか?
わたし:え?昨日宿泊の時に誕生日特典の割引利用したはずですよ?
係員:少々お待ちください(端末カタカタ)昨日は楽天の特典をご利用になっての宿泊なので健康ランドの特典は残っております。
わたし:(食い気味に)なら利用します!
係員:では入浴料金無料で承ります。
前後泊をするなら楽天と健康ランドの特典双方を利用できるライフハックを得た。

風呂で温まり、普段は週末ゴールなのでなかなか利用できない整体マッサージで筋膜リリースしてもらったら全身がかなり楽になってこの三日後の土曜日に参加した【BRM1023神奈川300km渡良瀬】の際には非常に走りやすくなって助かった。

21時頃には駿河健康ランドを後にして、静岡駅で売店が開いていない場合に備えてスタート/ゴールのファミマでビールを買い込み興津駅から輪行。東海道線、東海道新幹線、京急線と乗り継いで無事帰宅し、2021年の【BRM1016神奈川600km興津】終了となりました。
(了)



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タグ: ロードバイク  ブルベ  AJ神奈川  興津  富士山 
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2023May23Tue

【寄り道は】BRM1016神奈川600km興津 #04【計画的に】 

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キレイに弧を描いた虹
この辺でもミストを食らったけれど
まあこれ見られたから良いかって気にはなった



旧天竜市の龍のオブジェ辺りからミストはしっかりとした小雨に切り替わって来ていたのだけれどすっかりレインウェアを着るタイミングを逸してしまい、どうしたものかと悩みつつ進んでいたら佐久間道路のガードがあったのでそちらで一旦停止し雨装備を装着することに。雨避け効果が期待できないとはいえ着ないでいるよりははるかにマシ。
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それにしてもまあ結構な本降り

雨装備を装着してリスタート。天竜川の支流、大千瀬川沿いを上流に向かい『煮え渕のポットホール』脇を通過。
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煮え渕の吊り橋は通行止め
ポットホールを上から眺めらるスポットなのに勿体ない。

煮え渕のポットホールはわたしが今まで見知っていたものよりも相当大きく、人もすっぽり入りそう。裏を返せば急な流れと磨かれた壁に阻まれ、万が一落ちてしまったらなかなか脱出できないということ。
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煮え渕のポットホール

大千瀬川沿いを進んで東栄町中心部外縁をかすめて新野峠に向かうR151に合流。ほどなくわたしが愛して止まない釜淵を通過。
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光量が足りずちょっとピンが甘い

新野峠に向かう前に休憩と腹ごしらえの為に中設楽のファミリーマートに立ち寄って小休止。飲み水の補充とカップラーメンでの補給。さすがに雨に打たれて余裕が無かったのか、この時の画像はいち枚も残っていなかった。

落ち着いたところでリスタート。自分としてはそこからが既に新野峠のスタート地点だったけれど、昨年モロさん「こんな勾配緩いところは峠の始まりとは言いませんよ!」と思いっきり否定された記憶があるw
リスタートしてからは緩いアップダウンが続き、徐々に標高が上がって来る。標高が上がるにつれややガスが漂い始め、その代わり雨脚が弱まって来た。前夜までの想定ではこの辺りから雨に降られ始め、新野峠を越えてから雨が上がるのではないかと考えていたので状況はどちらかと言えば良い方に転がっている。

道の駅グリーンポート豊根に到着する頃にはすっかり雨は上がり、ところどころカスで視界が遮られるものの前回【海野宿400】や前々回【上越400】の時のような危険な感じのする白さでは無かったのが幸い。取り敢えず新野峠に進む前にここで小休止。
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温かいおしるこがあったので優勝

おしるこで落ち着いたのでいよいよ新野峠を指してリスタート。
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それほど寒くない

新野峠自体はそれほど急勾配な坂道は無く、淡々とクランクを回せばいつの間にかピークに至っているという感じの峠。距離長いけど。
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この街灯の連なりが現れるとほぼ終わったも同然

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標高1000mを超える

標高1000m地点を超えると勾配が緩やかになり、軽く下ったりもしながら新野峠(愛知-長野の県境)に到着。
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ピーク付近から長野県側は少々ガスっていた

県境を越えたところで見かけた気温表示は9℃。心配したほどには下がっていないので気が楽になったけれど、あまり長くないダウンヒルを下った先の阿南町で見かけた表示は6℃になっていた。案外冷えている。

新野峠から先、阿南町から下條村を抜けて飯田市に至る経路は基本的には下り基調ながら登り返しが多いので意外と消耗する区間。長い坂道を登って新野峠を越えたのにご褒美ダウンヒルがしょぼいので毎度寂しい。それでも新野峠から下って阿南町を北上する間に頭上の雲が切れ、満月前日の明るい月がと道を照らしてくれているのがご褒美と言えなくもない。
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翌日が『ハンターズムーン』と呼ばれる満月

阿南町を抜け下條村へ。
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峰竜太のふるさとアピール区間w

道の駅信濃路下條を通過。ここ数年のように駿河健康ランドで前泊してからスタートするようになる以前、スタート当日未明に車載で参加していた頃は前夜軽く仮眠の後、日が改まった頃移動を開始してそのまま参加というスタイルだったのでこの辺りまで来るとかなり眠気を感じるようになり、走行に支障を来しかねないことも多々。そんな時に24時間利用可能な畳敷きの休憩室があるこの道の駅はわたしにとって高級ホテルにも引けを取らない存在で、エスケープヴィヴィとかシェラフシートを携行してここで仮眠をとる事が多かった。
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かつての定宿w

そんな定宿を横目に先を急ぐ。
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飯田市に入った辺りの一部区間は真っ白

いつも思うのだけれど、なんだかヤバそうなクスリ(漢字でもかなでも無くカナで表記するヤツ)を扱っていたりしそうな雰囲気の店名ではある。勝手なイメージで申し訳ないけれど。
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ドラッグストア『アメリカン・ドラッグ』

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ファミリーマート東かなえ店 21:39着
なんだかんだ毎回だいたいこのくらいの時刻に到着することになる。伊那で押さえた宿までの距離は約40km。20KPHで走り切れれば日が改まる前には到着できるし、飯田から伊那までは途中いくつかのコブはあるものの基本的に平坦なのでどうにかなりそうだと思うと若干気が軽くなった。

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バイパスの灯りの連なる雰囲気が好き

どうにかこうにかほぼ20KPHで走り切ることができて、伊那のホテル到着は23:45頃。
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昨年と同じ宿

あらかじめレイトチェックインになりそうである旨連絡しておいたら「わかりました、フロントに鍵を置いておきますのでお部屋にお入りください。玄関は24時間利用可能になっています。」と返された。その言葉通りフロントのカウンターには書き置きと鍵が一本置いてあったのだけれど、、、
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シマオカ・イズ・誰?
わたしの本名をご存知の方はおわかりでしょうが、カナ表記の文字数は違うし被っているのは「カ」だけだしいったいぜんたいなんでこんな?因みに前日同じ宿を利用したPEKOさんとの会話の際、彼女もやはり名前を間違われていたことを聞いていたけれど、天然というにはあまりにもアレじゃないのか?って言うか宿帳どうしているんだろう?

細かいことを気にしても仕方ない。オンライン予約で宿賃の決済はあらかじめ済んでいるので気にしたら負けw
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充分な広さのシングルルーム
ウェア類の洗濯乾燥を済ませてから1時頃就寝。起床予定は約2時間後。

3時15分頃起床、短時間睡眠だった割にはものすごくすっきりした目覚めで非常に質の高い仮眠だったようで心身かろやか。リスタートすべく着替えを済ませて意気揚々と玄関から表に出たら、、、
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めっさ雨降っとるやん

前夜同様寝る間際に目にした天気予報には傘マークが無かったはず。しかも今回はほんの2時間半ほどしか経過しておらんというのに。防寒のつもりで最初からレインウェアを着てリスタートの予定で着替えていたので出発間際にばたばたすることは無かったものの軽やかだった気持ちはずっしり重たくなった。
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とはいえリスタート後15分ほどで雨は上がった

北上するにつれ路面も徐々にドライコンディションに移行して行き、それに伴い重たかった気持ちもやや軽く。ペースは順調だったので特に眠気を感じているということも無かったけれど、2時間しか寝ていないので念のために小野駅前のファミリーマートでコーヒーを。中設楽のファミマで休憩した際割引のクーポンを貰っていたし。
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珈琲を干して表に出たら夜明けが始まっていた

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信濃国二之宮・弥彦神社
どうあがいても【興津600】中にここで御朱印を拝受できる時間帯には通過できないので別日程でちゃんと来なきゃダメだよなあ。

時間的に大幅な余裕がある訳では無いけれど普通に走ればマージンは3、40分くらいではないかというくらいの余裕はあったので長らく気になっていた蔵造川水路橋を眺めていくことに。
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いかにもグラベルロード向きの道の先にある

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唯一現存の煉瓦造水路橋である蔵造川水路橋
【興津600】の開催時期が本来の日程だったらもっと明るい中で眺められたんだよなあ。

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善知鳥峠登坂中の払暁

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善知鳥峠ピーク
中央分水嶺表示は昨年(無くなってしまっている。)と思ったけれど復活したのか単に昨年は見落としていたのか。でも(支柱だけになっている。)ってコメントしているし、復活したのだろう。。。と、思ったけれど復活したのにわざわざあんな傾いだ状態のままにするとも思えないのでやはり昨年は見落として勘違いしたと考えるのが自然か。

善知鳥峠ピークから塩尻市内まではいつものように脳汁があふれ出るような最高に気分の良いダウンヒル。ピーク付近では気温が2、3℃しか無かったもののダウンヒルの楽しさはスポイルされずすっかり堪能して塩尻市内へ。
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塩尻市街に差し掛かる辺りで見上げた明け方の空

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塩尻駅付近で6℃

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サラダ街道入り口交差点から見た進行方向の雲
若干不安が。。。

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ぶどう畑越しの日の出

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曙光が山際を照らす

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やはり嫌な予感しか引き起こさない進行方向の雲

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りんごやぶどうの果樹を始めとした田園地帯を進む

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アルピコ交通上高地線・新村駅付近で鉄分補給

イヤな予感は的中し、遠目で見た時の雲の下はやっぱり雨だった。とはいえ朝陽を受けて虹がかかっていたので心は軽め。
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まあ降られても仕方ないし許せる

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安曇野ちひろ公園のトットちゃん列車
ここでも鉄分補給。

PC3(392.9km)Close08:12
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セブンイレブン信濃松川店 07:58着
クローズまでのマージンは14分。
ファミマでのコーヒーや蔵造川水路橋等寄り道を含め計算通りの到着だったけれどパンク一回でアウトになるような計画は慎もうと反省。
とはいえこれまでの経験上、このPCが間に合えば完走は間違いがないので気持ちが軽くなる。


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2023May23Tue

【恐怖の】BRM1016神奈川600km興津 #03【迂回路】 

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自転車と見較べれば一目瞭然
幅1mあるかないかという
非常に狭い吊り橋が今回の迂回路


<実走行ログ(トンネル補正無し):2021/10/19-20>

一旦離れていた天浜線線路とは再びすぐに並行して走る。しばらくは天竜川、天浜線と並行して進む。天浜線のターミナル駅となり、そこから先は完全に進路が変わる天竜二俣駅前を通りかかったので折角なので立ち寄ってみる。今回は鉄分豊富。
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天竜浜名湖鉄道本社と天竜二俣駅駅舎

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腕木式信号の展示

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天竜二俣駅待合室

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駅構内の様子

駅から少し離れたところに鉄道客車の展示があったのでそちらにも寄ってみる。
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『遠江二俣』は旧国鉄二俣線時代の駅名

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憧れのブルトレ寝台客車・ナハネ20347

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キハ20433と記念撮影

しばらく山の中を走って船明ダム脇から天竜川沿いに復帰。アーチが連なる、船明ダム湖に架かる歩行者専用橋が見えてくる。
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夢の懸け橋

川(湖)沿いのR152を北上し、赤い鉄骨トラスの横山橋手前で国道から離れ、天竜川左岸の県道へ。
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横山橋は渡らない

横山橋から先、大輪で再びR152に合流するまでの県道は【興津600】の中でも最も好きな区間のひとつ。
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少し薄暗く緑が目に優しい
しっとりした雰囲気が心地よく、雨が降ったことを感謝する数少ない機会

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相変わらずエモい気田川橋

少し進んだ左手に吊り橋があったので往復してみた。
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秋葉橋

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秋葉橋からの眺め

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苔むした坑門

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昨年参加時に交互通行の時間待ちをした交差点

昨年は対岸の国道が通行止めだったため交通量がやたらと多かった道も今年は閑散としていて走りやすい。
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時折地元車が来る程度

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大輪八幡神社へ渡る橋
調べ方が甘くて名前がわからん。

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秋葉ダム

秋葉ダムを過ぎた辺りからミストな雨がしっとりと。御前崎でしまい込んだレインウェアを引っ張り出すかどうか悩みつつ、結局そのまま進むことにした。
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この辺で着ておけば良かったというのはあと知恵

そしてある意味今回の【興津600】のハイライト。左岸県道が通行止めの為一旦右岸国道に迂回して再び左岸の県道に復帰する迂回路でまずは峰野澤橋という吊り橋を渡って右岸へ。
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峰野澤橋
一間(1,800mm)くらいあったと記憶していたけれど画像を見る限り幅1mほどしか無かった。

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自転車を真横にしたら思いっきりはみ出す

先ほどからしっとり降っているミストのお陰で木の板で構成された床版がつるつる滑る。押し歩くことも考えたけれど差し渡し57mもある(数字はあとから調べた)スリッピーな木製床版の上をクリートシューズで歩くのもかなり危険を伴うと判断して一気に走り抜けることに決めた。
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決めたは良いけれど真ん中あたりで後悔した
真ん中あたりまで進んだところで心臓がバクバク鼓動を打ち、思わず変な声が出そうになりながらもどうにか走り抜けた。マジで心臓に悪すぎる。

2kmちょっと上流に進んで瀬尻橋を渡って左岸に復帰。
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立派な橋でホッとした

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再び左岸の味わい深い県道を進む

ミストな雨は一旦上がり、レインウェアを着なかった判断は間違っていなかったと思いつつ5km弱ほど進んだところでR152と合流。
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昨年Vegaさんと別行動になったところ

(レインウェア着なくて正解!)と思ったのも束の間、どう見ても上流方面は雨が降っているように見受けられる。
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イヤな予感しかしない

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お滝

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どう見ても向こうは降ってる

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大井橋

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旧天竜市のシンボル的オブジェ

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昨年から供用された新々原田橋

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仮設道路、橋は撤去されていた
昨年はまだ道路も橋も残っていたし2021年10月27日時点でGoogleMapsにはまだ仮設道路は記載されているけれど今年は撤去されていた。
原田橋
昨年渡っておくべきだったか
再びミストな雨がパラパラとき始めた中一路東栄町を指して進む。


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2023May23Tue

【非実在の】BRM1016神奈川600km興津 #02【駅名標】 

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天浜線原谷駅にて
タイミング良く
上下線スライドに遭遇

<実走行ログ(トンネル補正無し):21/10/19-20>

『静岡県最南端』をリスタート。御前崎の海岸沿いを西に向かう。レインウェアを畳むために多目的トイレを借りるくらいには風が強く、しかも東寄りすなわち追い風。
御前崎で追い風を受けて走れるなんていったい何年振りなのだろう?非常に気分良く、鼻歌交じりでの走行。昨夜PEKOさんとの雑談の際「掛川辺りまではそれなりに追い風を受けられるような予報になっているのが救いかなあ。」なんぞということを言ったりしていたので天気予報は風向きに関しては裏切らなかったと見える。

御前崎海岸には良い波が立っているようで波乗りに興じるサーファーの姿がたくさんうかがえた。
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平日なのにサーファーたくさん
と、平日BRMを走っているおっさんの感想。

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追い風万歳!

途中、歩道がキレイに整備されているのが目に付いたので試しにそちらを走ってみた。
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車道よりはるかに快適だった
距離にして1~2kmくらいの区間だけだったけれど風力発電風車下の歩道は非常に走りやすかった。

浜岡原発東側からR150に復帰。相変わらず気持ちよく背中を押してくれる風。路面は完全にドライで快適なライドが続く。
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潮騒橋を横目にしつつ

北に転進して掛川駅方面へ。緩やかなアップダウンを繰り返す道を快調に進む。掛川市街地が近づいてきてお馴染みの赤レンガの坑門を持つトンネルが見えて来た。
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檜坂隧道
坑門だけでなく珍しく内壁もレンガ積みの味わい深いトンネルなのでお気に入り。進行方向右側にあるので交通量の関係で坑門を眺めるだけで通過することが多いけれど今回はタイミングが良かったので道を渡って近くに寄ってみた。

掛川市街地に向かう坂道を下り、JRのガードを潜る手前でコースアウトしてこれまで何度かお世話になっているサイクルランド ちゃりんこさんにお邪魔。事前準備中、ウェットチェーンルブを塗布しようと思ったら使い切ってしまっていたので走行中ここで入手しようと最初から計画していた。天気予報ではこの先で雨に降られることになっていたのでここで調達して塗布というのは理にかなっていたし。
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無事チェーンルブを調達、塗布
まあ実際にはここに来るまでに結構降られてしまっていたけれどチェーンに残留していた油分が完全に流される前にはケアできたので結果オーライ。

掛川駅付近を通過時点で丁度正午。お昼ご飯をどうししたものかと考えつつ走っていたらさわやか本店が視界に飛び込んで来た。表から待合スペースの様子を伺ってみたらそれほど混雑していないような雰囲気だったので入店してみたら先客は2組で約10分待ちとのことだったので当然待つことに決め、随分久し振りとなるげんこつハンバーグを注文。
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お久し振りのげんこつハンバーグ
美味しゅうございました。

小一時間ほど過ごしてすっかり満たされてリスタート。
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しばらくは天浜線と並行して進む

この区間の天浜線の駅舎は味わい深いものが多いので折角だから寄り道しながら進むことにする。
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天浜線桜木駅

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天浜線原谷駅
天浜線の前身、旧国鉄二俣線開業時からある駅。

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構内にある『姫乃駅』駅名標
何度か訪れていたにもかかわらず、原谷駅とは別の駅の駅名標が掲示されていることにあまり疑問を抱かず(かつてあった廃駅のものを展示してあるのだろう。)くらいに考えていたのだけれど、改めて調べてみたところ『姫乃駅』というのはドラマ『WATER BOYS 2』劇中に登場する架空の駅で、原谷駅がそのロケ地として使用されたのだということを知った。

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ホームの様子

構内をうろうろしていたら丁度汽車が入線して来たので待機していたら反対向きも入線してきて単線入れ替えシーンを見物できた。
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天浜線単線入れ替えシーン

鉄分補給を済ませてリスタート。
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天浜線原田駅

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この先からしばらく天浜線線路から離れる

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かなり青空割合高め

げんこつハンバーグで満足してしまったし、天浜線寄り道でそこそこ時間をロスしていたのでデザートのソフトクリームはパスして進む。
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今回抹茶ソフトクリームはパス

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やや雲が増え始めたけれど気分は良い

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道の両側に色とりどりのコスモスが連なる

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苔むした縁石

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このトンネル(新青田トンネル)の雰囲気が好き
ここも並行して煉瓦造の旧隧道があるけれど結構遠回りになるのでこれまでは敢えて行っていないけれど、折角なので次回走行時には行ってみようか。

折角晴れ間が広がって来たというのに北に進むにつれ雲が多く、濃くなって行って気分が重い。
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行く手の雲がイヤな予感しかもたらさない



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2023May23Tue

【天気予報は】BRM1016神奈川600km興津 #01【いつも裏切る】 

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新車 de 静岡県最南端

<2021/10/18(出走前日)>

令和に入って三度目の開催となるAJ神奈川【興津600】にきっちり三回目のエントリー。今回も昨年同様New Normal(N2)開催となったので出走日は10/16-23の日程の中で参加者自身が選べることになった。※出走可能時刻は6時のみ。
10月16日(土)17(日)18日(月)とそれぞれ終日では無いものの外しにくい用事があったこと、10月末で流れてしまう代休が残っていたことを主な理由に19日(火)20日(水)二日間の代休を取得して19日6時スタートで登録申請を行った。

月曜日は諸々業務が重なっていたものの、あるものはキリをつけまたあるものは放置して、定時より一時間ほど早く16時半には退勤し、いったん自宅に戻って着替えを済ませて京急線で輪行して品川へ。しかし自宅を出た直後に忘れ物を思い出してしまい途中で自宅に取って返したお陰で六郷土手駅から乗るはずだった京急線の電車に乗り遅れ、それが1本遅れてしまったがために予定していた新幹線にも乗れなくなり、結局興津到着はググルせんせい曰く当初計画の1時間遅れとなる見込みとなった。静岡に停車するひかりが1時間に1本なので仕方ない。

ところが品川駅に着いてみると昼間豊橋駅で発生した人身事故の影響がまだまだ残っており東海道・山陽新幹線は2時間以上の大幅ダイヤ乱れを起こしているさなか。一瞬躊躇したものの、遅延しながらも順番通りに運行されているらしく次に品川駅ホームに入線してくるひかりが静岡に停車するそれであることを知ったので即切符を購入し、ホームに降りた。
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2時間以上遅れの表示

読み通りに静岡に停車する列車が入線して来たので自由席に乗り込む。座席は満員で当然デッキで立って行くことを覚悟しての乗車だったものの、新横浜で数名の乗客が下車したので無事着席することができた上、静岡駅で在来線に乗り換える際乗車券と特急券の二枚が吐き出されたため興津駅到着時に駅員に確認してみたら特急券が払い戻しの対象になっているとのこと。結局ほぼ待ち時間なしで乗り込めた上、京急に乗り遅れたので本来なら到着が1時間遅れてしまうはずのところを当初計画から全く遅れることなく興津駅に到着したにも関わらず新幹線は乗車券のみで利用できたという僥倖に恵まれたのであった。(これは幸先良いではないか!)と内心ガッツポーズが出たのも無理からぬところ。
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興津駅着@21/10/18/19:40頃
これから輪行で帰ろうとしているランドヌールの姿があったので声だけかけてご挨拶。「お疲れ様です、新幹線えらい遅れてますよ!」「鈍行で帰るんで大丈夫です!」日曜スタートの600参加者かと思ったものの後にPEKOさんから伺った話によれば日曜日の朝はPEKOさん以外の600参加者はスタート地点に見当たらなかった(200はAzuさんがいたとのこと)そうなので遅刻してスタートした600参加者か、あるいは月曜朝スタートの【興津200】参加者だろう。おそらく後者。

駅前で輪行を解除して一路健康ランドへ。
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「帰って来た感」ある

見覚えのある赤いフレームの自転車が目に入る。
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既にゴール済みのPEKOさんの愛車

チェックインを済ませてまずは風呂。じっくり暖まってから食堂に移動して腹ごしらえ。
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黒はんぺん焼きとマグロつくね焼き

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鉄火巻きと炙り握り
って炙り?某馬力『焦げ目の無い焦がしナポリタン』を彷彿とさせるひと品。

腹を満たして一旦部屋に戻り、自販機でお茶でも買おうかとエレベーターホール付近をうろついていた際、ゴールしてから御友人と食事に出ていたというPEKOさんとばったり。偶然にも彼女の後泊、わたしの前泊部屋が同じフロアなのだった。ロビーに降りて軽く雑談。今回とにかく寒かったそうで「ほんともう、飯野峠めっちゃ寒くて大変でしたよ!多分明日も寒いでしょうし気を付けてくださいね!!」「天気予報だとスタートからしばらくは降られないんだけど飯野峠辺りから先ガッツリ降られそうなんだよね、下りがちょい心配かも。。。」労をねぎらい、激励して再び宿泊フロアに上がって左右にお別れ。
部屋に戻って翌日の着替えの準備やサドルバッグ内の荷物の詰め直し等を済ませて日が改まるかどうかというタイミングで就寝。

<2021/10/19(出走当日)>

4時45分にセットした携帯電話のアラームで目覚め。まずは外の状況の確認を。
え?)
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豪快に雨降ってますが
前夜布団に潜り込む直前にチェックした天気予報でも静岡市清水区は夕方まで曇り予報だったはず。慌てて携帯を操作して天気予報を確認してみたら、毎時間予報には日の出前からずらっと傘マークが並んでいた。あまりにもヒドい裏切り行為である。

昨日「これは幸先良いではないか!」と浮かれていたのはどこのどいつだよ。のっけから気持ちが萎えてしまい、4時からの清掃時間が終わって5時から入浴できる大浴場に行って早朝からビールを飲んでしまうという誘惑にかられたものの辛うじて振り切り、チェックアウトを済ませて雨装備を装着し、スタート地点に向かう。
レシートの有効時間は05:30~06:30なので05:35に水と朝食を購入し、約10分後おにぎりを平らげて渋々ながらスタート。一泊二日、600kmの自転車旅の始まりである。

Start:ファミリーマート清水興津駅前
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2021/10/19/05:35(公式06:00)

<実走行ログ(トンネル補正あり)21/10/19-20>

しとしと降る雨の中西へと進む。今回うっかりアイウェアを忘れてしまったので時折雨粒が目に入って鬱陶しい。レインウェアを着用し、指切りグローブの上にレイングローブを装着しているものの、レインウェアは数か月前に撥水スプレーをたっぷり吹いておいてから初使用だというのにまともに雨滴を弾かず、レイングローブは前回海野宿、前々回上越と続いた400二連戦でも使いっぱなしだったお陰でその撥水性能はほぼ失われていて水は染み込み放題。単に風よけの薄手フルフィンガーグローブと化していた。取り敢えずどちらも防寒には多少効果があるという程度。

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荒ぶる駿河湾を眺めつつの西進

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宇津ノ谷峠方面はガスを被って見える

通過Chk.宇津ノ谷宿場入り口(32.4km)
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クイズポイント 07:23着
昨年開催時とクイズの内容が同じ。AJたまがわ【鬼怒川600】でも同様のことがあったので、これまでクイズポイントに関しては開催日以降解答が写った画像をエントリ内で公開していたけれど今後は解答を隠してUPする運用とすることにした。

緩い勾配の坂を登り、宇津ノ谷トンネル(大正)に向かう。
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宇津ノ谷峠のお茶屋さん「味ごく銀平」

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大正の宇津ノ谷トンネル

大正のトンネルからしばらくダウンヒルを進み、焼津市街地を抜けて焼津港方面へ。気温はそれほど低くないようだったものの雨で体温が奪われてしまい、手指がかじかんで痺れて来た。更に寒い中の走行でカロリーを消費してしまっているようで小腹が減って来たけれど、市街地走行中に牛丼店にでも入ろうと思っていたのにタイミングを逸してしまい、市街地を抜けて漁港の方まで来てしまった。この先当分飲食店の類はコース沿いになかったはず。

そんなことを考えながら走っていたら焼津港入り口の交差点角に暖簾がはためいているラーメン屋さんを発見。そういえば昨年走っていた時モロさんに対して「ここで朝ラー行けますね♪」とか言った記憶があるような無いような。そのラーメン岡田がここで目に付いたのも何かの縁なので立ち寄ることにした。
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ラーメン岡田にて「焼津担々麺」を
7時から営業していて大盛無料というのも嬉しい。最初の内はかじかんだ指が上手く動かせずなかなか食べ辛かったものの徐々に暖まってスムーズに箸を扱えるように。冷えた体に温かく辛い担々麺が染み渡る。美味しゅうございました。

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ラーメンを食べている間に雨が上がった

温かいものを胃にしたためたのですっかり満足してリスタート。風は東寄りなので追い風基調で快調に飛ばせる。
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ラウンドアバウトを通過

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大井川渡河中

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萩間川相良水門

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雨は上がり徐々に路面もドライに
しかも追い風基調で気分が良かった。

PC1(80.0km)Close11:20
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セブンイレブン御前崎港店 09:50着

レインウェアがすっかり乾いたのでそろそろパージしたくなったものの風が強いので表で畳むのに結構骨が折れそうだったため、PCをリスタートしてすぐの御前崎マリンパークにある多目的トイレをお借りしようと移動してみたら。
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扉が壊れて使用禁止
(台風被害か何かかな?)そんな風に思って引き返そうとした時に貼り紙右端にかかれた文字が目に入った。『器物破損により被害届提出中』ですと。なんという低モラルなチンパンが棲息している地域なのか。

結局更にしばらく進んだところにある御前崎灯台下のみさきの広場にある多目的トイレをお借りすることになった。サドルバッグ内の荷物詰め直しもあるしこういうスペースはありがたい。
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不倫以外の用途にも活用できるのである

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御前崎灯台

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そしてお約束の『静岡県最南端』



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2023May23Tue

【復路も】BRM1009たまがわ400海野宿#04(完)【ミスト】 

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今回は行きも帰りも
越生、ときがわ付近でミスト
レインウェアが必要なほどでは無いけれど
なかなか鬱陶しい雨でした


<実走行ログ>

富岡の通過チェックを後にしてしばらくは街灯りから外れた寂しい道を淡々と。
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『シン・エヴァ』を連想

神流川を渡って埼玉県に突入。
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『戻って来た感』がある

R254を淡々と南下。交通量が少なく非常に走りやすい。神川町に入り『道のオアシス』脇を通過。眠気を感じた時の仮眠休憩場所としてチェックしているところで実際活用したこともある。
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24時間利用可能な休憩所
雨風が凌げるうえに内部は充分広いので自転車を持ち込んでも大丈夫なのがありがたいところ。とはいえ今回は特に眠気を感じていないのでスルー。

往路ではスルーした小前田(私的)Photo Chk.に復路ではちゃんと立ち寄り。
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小前田 Photo Control

コントロール5(310.8km)Close03:44
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ファミリーマートヤマキ花園店 23:44着
この時点で丁度4時間のマージン。なかなか順調なペース。残り90kmなので眠気にやられなければ5時間ほどで帰れるはずで自宅を出てから帰宅まで24時間で納まりそう。

Ctrl.5から先は毎回使う道なのですっかりお馴染みとなっており、コースプロファイルもほぼ頭に入っているため鼻歌交じりで走っていたのだけれど、南下するに従いぽつりぽつりと顔に当たる水滴にイヤな予感を禁じ得なかったところ、案の定越生付近からしっとりとしたミスト。
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降雨量そのものよりも路面からの跳ね上げが鬱陶しい
復路も往路同様雨に降られたのは越生、ときがわ付近のみで日高から飯能にかけての地域に差し掛かると再び路面が乾いて来た。今回は往路も復路も同じエリアに雨雲が滞留していたような感じ。

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未明の飯能駅で鉄分補給

飯能から入間に抜け、入間川を渡って八高線沿いのコブを越えて真っ暗な茶畑の中を通り抜けたら最終のコントロール。
コントロール6(358.0km)Close06:52
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セブンイレブン青梅日立店 02:14着
ここまで来たら残りは正真正銘真っ平らなのでのんびり流しても2時間ちょっとあれば足りる。

まだまだ時刻が早いので交通量が少なく安心して走れる新奥多摩街道を南下して多摩川沿いを進み、真っ暗な多摩川河川敷グラウンド内を通過し、スタート地点の兵庫島公園を通り抜けてゴールまで。
ゴール(401.5km)Close10:00
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セブンイレブン世田谷玉川店 04:32着
所要21時間23分

AJたまがわの完走報告フォームではスタート、ゴールを含む全コントロールでのレシートをいち枚の画像データにして送信する必要がある。
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Start→Goal の全レシート
5分遅れくらいでオオヤ氏も到着したので二人して店外の空調室外機の上を拝借してブルべカードへの記入と証跡レシートの撮影を。撮影したデータを添付し、オンラインでの仮ゴール報告を終えたので帰宅ライド開始。

<実走行ログ>

途中、東急多摩川線鵜の木駅駅前の郵便ポストにブルべカードを封入した封筒を投函してゴール後の手続きは終了。
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ブルべカード投函の儀終了

多摩川沿いを順調に流して専修寺前に帰着。これにて【BRM1009たまがわ400km海野宿】は無事終了となりました。
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専修寺関東別院前@05:20頃

スタッフ及び関係者の皆様ご尽力ありがとうございました。
参加の皆様、今回は生憎のコンディションの中での全員完走お疲れ様でした。



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2023May23Tue

【数年ぶりに】BRM1023神奈川300km渡良瀬・N2(概要)【W-SR】 

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今回も心を癒してくれたのは
やっぱり富士山なのであった

わたし的に2021年度最終BRMとなる【渡良瀬300】に参加して参りました。こちらも前回の【興津600】同様N2開催となったので10/22-25までの期間で出走可能でしたが今回はBRM名通り10月23日にスタートすることに。スタートはJR南武線南多摩駅前なので自宅からの距離は約25km。所要一時間強を見込んで4時15分頃自宅を出て予定通り5時半頃には南多摩駅前のスタート地点に到着。
N2開催なので本来はスタート受付もブリーフィングも無いためスタッフ不在で執り行われますが「(出走者数が最も多い)この日くらいはお見送りをしたい。」とのことで主催のひとみさんが現地にいらしておりました。

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専修寺関東別院前@04:15頃

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スタート地点より多摩川下流にて

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ひとみさんがお見送りに
もう一台の自転車と持ち主は同じく23日6時スタートのリュウさん

「今日は北西の風がかなり強いらしいから気を付けてね~。」とはひとみさんの弁。N2開催なので当然ブリーフィング等は無く05:50前後のレシートが有効ということで参加者がめいめいレシートをゲットし、三々五々スタート。
今回単独走行予定だったわたしはその場に居合わせたリュウさん、みいさん、某嫁さんに挨拶の後5時55分頃スタート。

<実走行ログ:2021/10/23>

三日前の【興津600】の疲労も残っているので無理に負荷をかけるような走り方はせずくるくる回すように心がける。
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是政橋から見た朝陽

普段あまり馴染みのない経路を使って入間に抜ける。
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茶畑越しの富士山
茶畑内はAJたまがわのブルべでお馴染みの経路のひとつ東側。

ひとみさんからの前情報通り結構強い向かい風の中時々下ハンを持って風を避けつつ。
PC1(50.5km)Close09:33
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セブンイレブン越生成瀬店 08:15着
マージン1.5時間。風が強かった割には順調。
向かい風が強いのであまりのんびりしていても時間がもったいなので手短に休憩を済ませてリスタート。入れ違いでひとりの参加者が到着しただけ。今回は結構な参加者がいたはずなのに走行中前後に別の参加者の姿を確認したのはほんのわずかな時間だけだった。そういうタイミングだったかな。

PC1からPC2までの区間はとにかく向かい風が強かった。道路工事を行っている建設会社が設置していた吹き流しの煽られ具合から察するに風速10~15m/sくらい。悲しいことに真正面から吹いてきている。
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風向は真正面

PC2(102.6km)Close12:52
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セブンイレブン高崎上滝町店 10:49着

PC2から先は進路が東向きに転進となるのでそろそろ追い風を期待できる区間になると考えて早めに昼の補給。その名前に惹かれたうどん店剛力さんに入店。
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かけうどんとごはん、もつ煮込み(数種のおかずから選べる)のセット
美味しゅうございました。

リスタート後も風は真横から吹いて来る感じ(≒北風)だったので復路での爆速追い風に思いを馳せつつ東に進み、R52で東南東に進んだ区間では早速強い追い風に押されて気分良く走れたものの幸せな時間は3kmほどで終わってしまった。

グンマ―国から栃木県に入り、渡良瀬川を渡る。
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歌も良いけれどこの鉄骨トラスの風情がたまらない
車道が狭いので渡良瀬橋を南から渡る時はいつも歩道を走るか車道を走るか悩むのだけれど、結局この鉄骨トラスを味わいたくて車道を走ってしまう。
信号待ちの為に橋上で待機していたら煽られて倒れそうになるくらい風が強く冷たかった。

足利市から栃木市に入り、相変わらず追い風らしい追い風は受けられずに進んでいると左手に新井屋さんの看板が見えたので立ち寄って小休止。
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かぼちゃプリン、味噌まんじゅう、チカラモチ(塩豆大福)を購入
プリンとまんじゅうはその場でいただき、チカラモチは背ポケに入れて緊急用補給食。

【(第一回)ランドネきたかん】やAJたまがわの【北関東400】で馴染みのあるコースと一部重複するので左右の眺めを楽しみつつ進む。先ほど立ち寄った新井屋さんも【ランドネきたかん】の際に別のお店を教えてもらったのがきっかけで知ったお店。

人気ラーメン店丸富のある角を曲がって北に進み、栃木駅方面に向かえば折り返しのPC。その手前で肉のかわだに立ち寄り揚げ物を軽くつまんで行く。生憎、地元小山産のブランド豚『おとん』を使ったメンチカツは品切れ。代わりにひとつだけ残っていた鶏メンチをいただく。
211023053.jpg211023055.jpg
鶏メンチ

リスタートして折り返しPCを指して北上。冷たい北風をもろに受けていたので尿意を催してしまい、PC到着を(まだか?まだなのか??)と若干焦りつつの走行となってしまっていて、ようやくGPSのナビが終点を示し、PCに到着した時、他の参加者の姿が無かった時には正直ほっとした。まずトイレをお借りしてから温かい飲み物を購入し、イートインでのんびりタイムスタンプツイートなんぞを流していたりした時にふと生じた違和感。
到着時に参加者がいなかったのはまだ良いとしてその後も後続がひとりも来ないのはどう考えてもおかしい。脳裡をかすめるのはゴールのコンビニを間違えてしまったおかげで1,000kmの行程を制限時間内に完走したにも関わらず認定がいただけなくなった【女川龍飛1000】の苦い記憶。

手元にあるレシートに刻印されている店名を確認してみたら、果たして見事に間違っていたのであった。折り返しPCは『栃木沼沢店』なのに対して手元にあるのは『栃木横堀店』のそれ。ルートデータの作成時1.6km手前のコンビニを間違って指定してしまっていたのであった。
まだ慌てる時間帯じゃないのでのんびりカフェラテの残りを飲み干し、1.6km北上してみたら店外には複数のランドヌールの姿があった。
PC3(174.8km)Close17:40
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ファミリーマート栃木沼和田店 14:25→14:39着

あわや失格という危機を乗り越え今度は南下。ところがいつの間にか風向きがかなり西寄りに変わってしまっていて追い風の恩恵をあまり受けられず、丸富の角を曲がってからは明確に向かい風になった。折り返しPCから都合10kmほどの往復スライド区間で後続のランドヌールに手を振ったりしつつ進む間も向かい風。渡良瀬遊水地に向かって南下する間も微妙に向かい風となってしまったのであった。

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渡良瀬川を渡り遊水地方面へ
これ以後はCueシートからルート起こしをした際、いまひとつ納得できていなかった区間で、主催者提供のルートデータと照らして『答え合わせ』をしようと思いつつも忙しさにかまけて放置していたのだけれど、案の定盛大にミスコースをやらかしていた。

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遊水地(ゴルフ場)越しの筑波山

遊水地を抜けコースに復帰し南東方面へ。相変わらずしっかりとした向かい風。
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埼玉大橋で利根川を渡る

加須から羽生にかけては丁度夕陽に向かって走る形。
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めっちゃ眩しい

茜色に染まった地平に富士山のシルエットが見え隠れ。
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東武伊勢崎線跨線橋からの富士山

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ススキの穂の煽られ具合が向かい風の強さを物語る

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肉眼では火星もキレイだった

日が暮れると追い風も向かい風も無く、風自体が弱まって来た。「復路は追い風。」というのは空しくも壮大な幻想であった。いや、多分そうじゃないかなとは内心思ってた。いつものことだし。
PC4(250.9km)Close22:44
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ローソン鳩山泉井店 18:40着

ゴールに22時半頃までに辿り着ければそこから25kmの自宅まで日が改まる前には到達できる。ゴールまで約75kmなので16KPHで走れれば良いけれど、残りはほぼ平坦なので問題ない。気持ちが軽くなったので温かいものを食べてから帰ろうと考え、飯能市内、コース沿いの中華料理店ぴいたんに立ち寄り。
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麻婆豆腐、ごはん、、素ラーメンの『麻婆セット』
美味しゅうございました。

お馴染みの八高線沿いの坂道を登り、お馴染みではないルートに曲がってゴールに向かう。
Finish(304.5km)Close02:00
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セブンイレブン稲城南多摩店 21:47着
所要15時間47分
22時30分までには充分余裕がある。後続参加者が続々と到着して来たので店の前には滞留してしまうのもよろしく無いと判断して長居せずそそくさと帰宅ライド開始。

途中、自宅近くまで来たところで郵便ポストを見つけたのでポストの上でカードの残り項目を記載してそのまま投函の儀。
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ブルべカード投函の儀

スーパーに立ち寄ってビールを買い込み、帰宅したのは23時頃。
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専修寺関東別院前@23:00頃
シャワーを浴びて缶ビールのプルタブを引く頃になってもまだ日が改まっていなかったのでなかなかに充実したいち日を過ごしたことになった。

これにてエントリー済み2021年度ブルべは全て終了、数年ぶりにW-SR(200×2、300×2、400×2、600×2の完走。特に表彰がある訳では無い、念のため。)達成となったいち年の締めくくり。



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2023May23Tue

【雨と】BRM1016神奈川600km興津・N2(概要)【富嶽】 

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日没後、まだ天空に残る陽の光に
その威容を浮かび上がらされた富士山

関連エントリ⇒2020興津600走行記録

昨年に引き続きNew Normal(N2)開催となった【興津600】に、10月19日(火)6時スタートで参加して参りました。数日前から天気予報を確認し、一度は『雨スタート』を覚悟していたものの前日チェックでは夕方まで降られそうにない予報となっていたのでやや浮かれ気味で就寝したものの翌朝目覚めた時には窓外の景色は雨。天気予報を確認してみたらひと晩で曇り予報から雨予報へと華麗なる転身を果たしていたのでありました。
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10月19日(火)の状況
朝5時ちょい前に目を覚まして確認してみたらこのありさまだったので大真面目にDNSという語が脳内をぐるぐるしていたものであった。
とはいえ根が貧乏性なので「仕事を放りだして代休を消化し、移動と前泊で金を遣っているのに走らないのはあまりにももったいない。」そう考えなおしてレインウェアを着こんでスタート地点へ。

スタート証跡のレシートは05:30から有効なので05:35に朝食用の品を購入し、店舗の軒下でおにぎりを食べてから05:45頃スタート。
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証跡レシートは05:35(06:00スタート扱い)

<実走行ログ(トンネル補正無し):2021/10/19-20>

一応レインウェアを着こんで走ったのだものの、「嵩張らないから。」というだけの理由で携行して来た薄手のそれは撥水性能が極端に低下し、少々出来の悪いウィンドブレーカー程度の役にしか立たなかったけれど着ないよりはマシという状況。
撥水スプレーをしっかり吹いてケアしたはずなんだけどな。いい加減寿命なのかも。

そんなレインウェアを着こんで、手元は指切りグローブにレイングローブを重ねて装着。そしてこのレイングローブもまた、前回【海野宿400】、前々回【上越400】で使ったおかげで撥水性能?何それ??状態なのであった。今回雨装備全然ダメじゃん。

そんなこんなで走り出し、一路西に向かって走る。雨脚と風がさほど強くないことが救い。

通過Chk.宇津ノ谷宿場入り口(32.4km)
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クイズポイント 07:23着
クイズポイントのクイズ内容は昨年と一緒なのであった。。。
AJたまがわの【鬼怒川600】でも同じことがありましたが、複数年続けて同じクイズが出題される可能性を考慮して今後クイズポイントの解答は走行レポに記載しない運用にしようかなと。

雨の中淡々と進んでいたら小腹が減って来てしまい、朝から営業している牛丼店でもないかと道の左右をチェックしながら進んでいたら焼津港入り口の、ちょうどキューとして設定されている交差点の角に営業中札を出しているラーメン店があったのでお邪魔。
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ラーメン岡田
調べてみたら朝7時から営業している店舗だった。漁港関係者向けなのだろう。
そういえば昨年も暖簾が出ているのを見た覚えがある。

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焼津担々麺(大)
大盛無料対応がありがたい。
手がかじかんでしまって、暖まるまでは箸をうまく捌けずもどかしい思いを味わいつつも完食。美味しゅうございました。

ラーメンを食べ終わって店外に出たところで雨はほぼ上がっていた。乾かす意図もあってウェアもグローブもそのまま装着した状態で走行継続。

PC1(80.0km)Close11:20
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セブンイレブン御前崎港店09:50着
すっかり雨が上がって風が出てきたおかげでウェア類はほぼ乾いたのでここでパージ。

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御前崎に来たらここ

御前崎から先は追い風基調。御前崎で追い風ってなかなか記憶にない。すっかりドライコンディションになった道を快調に西進し、内陸方向に転進して一路掛川方面へ。
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檜坂隧道
煉瓦坑門は今年も健在で独特の風格を漂わせていた。

お昼は丁度タイミングよく本店前を通りかかったのでさわやかへ。席に案内されるまでの待ち時間は約10分
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さわやか本店でげんこつハンバーグランチ
美味しゅうございました。

掛川市街地を抜け天竜川沿いを遡上すると天竜浜名湖鉄道・天浜線沿いに進む区間。
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原谷駅に寄り道

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丁度上下線すれ違いタイミング

天竜二俣駅にも寄り道。今までなかなか寄れなかった。
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『遠江二俣』はかつての駅名

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腕木式信号の展示

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旧国鉄時代の客車二両が展示されている

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相変わらずエモい気田川橋

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こちらはコース脇にある吊り橋「秋葉橋」

そしてある意味今年のハイライト。県道285号線の通行止め区間を迂回するため天竜川右岸へと一旦わたる差渡し57mの吊り橋。幅は2m弱ほど(ちゃんと測っていないけれど一間くらい)の峰之澤橋
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木製の床版が濡れていてスリッピー
素直に押し歩きすればよかったのに自転車に乗ったまま走って通行しようとしたら真ん中付近を越えた辺りで恐怖に変な声が出そうになった。心臓バクバク。

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瀬尻橋から再び左岸へ

気田川橋から先の県道区間は興津600の中でも最も好きな区間だし、雨上がりの雰囲気がまた風情あってその点で言えば雨も悪くない。が、国道に合流した辺りから雨が降り始め、以後新野峠まで降りっぱなしで豊根の辺りでようやく上がった。当初の目論見では逆に豊根辺りから降られてしまって新野峠の下りで凍えそうだと思っていたのでその意味では助かった。
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豊根の道の駅で温かいおしるこの補給

雨上がりの新野峠を淡々と登る。
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この街灯の並びが見えるとピークが近い

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さすがに冷える

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ピーク着は19時半頃

新野峠北側は路面がほぼドライだったのでそこそこ快調に飛ばせたダウンヒル。とはいえ新野峠ピークより下った先の阿南町の方が寒かった(新野峠:9℃・阿南町:6℃)。
いくつかのアップダウンの繰り返しと峰竜太の故郷を通過し、ようやく飯田市へ。って言うかPC1と2の二点間距離200km弱あるんですがw

PC2(272.1km)Close00:08
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ファミリーマート東かなえ店 21:39着
なんだかんだ、例年と大して変わらないタイミングになる。

PCから40kmほど北にある伊那市駅前のホテルを指してひた走る。宿到着は日が改まる前。ウェア類の洗濯乾燥を済ませ二時間ほどの仮眠。
すっきり目覚めて着替えを済ませ、表に出たら
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思いっきり降ってますやん
走り出して15分ほどで上がってくれたので助かった。

宿から次のPCまでは約75kmでCloseは8:12。リスタートが3:45頃なので17KPH弱で走れれば間に合うので諸々脳内でそろばんを弾いて休憩したり寄り道したり。善知鳥峠を越える時が夜明け直前で最も冷え込むのもまあ例年通り。
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無くなったと思ったら復活していた
『復活』というか、単に昨年見落としていただけという可能性が高い気がする。。。

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善知鳥峠の払暁

PC3(392.9km)Close08:12
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セブンイレブン信濃松川店 07:58着
マージン14分は寄り道含めて予定通りではあるけれど、万が一パンクでも食らったら一発アウトなのでこういう計画の立て方はやめようと思った。

PCの手前からずっと雨に打たれてしまい、想定外の雨にうんざりさせられる。
折り返してからも雨は続き、頭上に青空が広がっているのに雨が続くので気持ちが萎えた。

松本市内に入る頃にはようやく雨も上がり、風が出て来たので濡れたウェアが乾いてありがたい。塩尻峠は今まで日中登った中で最も涼しかったのではないか通ったくらいで、涼しい塩尻峠というのは実に登りやすい坂道なのであった。
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塩尻峠を越えて諏訪湖を望む

PC4(444.3km)Close11:36
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ファミリーマート岡谷神明店 10:57着

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お昼は奮発してうなぎ
支払いが現金のみだったので軽く焦るなど。

塩尻峠を越えたら後はほぼ平坦。無理せずのんびり、しかし19時頃までにはゴールしないと帰宅するための電車の時刻を勘案するとお風呂に入る余裕時間が捻出できない。
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正面に富士山どーん

あまりのんびりし過ぎる訳にもいかないけれど七賢醸造元で飼われているSevenにごあいさつ
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ちょっとご機嫌斜めだった

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円野からの富士山
雨で空気が洗われたのか、非常に良い眺めであった。

PC5(524.5km)Close17:00
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セブンイレブン富士川鰍沢店 15:22着

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峡南橋で一旦富士川右岸へ

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峡南橋から

富士川沿いは珍しく追い風。快調に進んで蓬莱橋付近から眺めた富士山がこちら。
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日没直後の光を受けて浮かび上がる

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由比宿からの夜景

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するけんを一旦スルー

Finish(600.4km)Close22:00
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ファミリーマート清水興津店18:47着。
所要36時間47分。

カードに所定の事項を記入し、投函して完走手続きは終了。これで令和に入って開催された【興津600】は三本とも完走。


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2023May23Tue

【逢魔が時の】BRM1009たまがわ400海野宿#03【宿場町】 


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日暮れ前と日が落ちてから
ひと気のない宿場町に
連なる街灯の灯り
海野宿で一番好きな時間帯

<実走行ログ>

しなの鉄道線田中駅からは狭く見通しの悪い、路地のような道なので慎重に。海野宿到着は17時半頃。
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海野宿東側の入り口白鳥神社

海野宿内の物品販売、飲食店舗は基本的に17時までには閉店してしまうのでそれ以降は観光客の姿は無くなる。閉店後30分も過ぎれば人通りは途絶え、地元民も屋内に入るので日没までの間は無人の宿場町を独占しているような感覚を味わえる。さしずめ日没間際のスキマ時間。路地の物陰にひとならざるものが潜んでいても不思議ではないようで『逢魔が時』という表現がしっくりくるような雰囲気。
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当然記念撮影

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日暮れ前の貴重なひと時

コントロール4(200.5km)Close20:24
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セブンイレブン上田大屋店17:31着

半分クリア。所要約10.5時間なので途中二か所で食事休憩を挟んだ割にはなかなか順調なペース。昨年のDNFがあったので今回は『明るい内の海野宿』にこだわったけれど、次回以降は時間をいっぱいに活用してのんびり走ろうと、今から皮算用をしていたりする。そんな時モロさんからねぎらいのツイートが。
「もう雨も降らなそう。」はい、重要なポイントです。

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しなの鉄道線大屋駅
こちらは海野宿西の玄関口。

復路はすっかり暮れた海野宿。
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街道側に漏れる灯りが意外と少ない

再び狭い道を引き返す。
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田中駅方面から整備されているサイクリングロード

復路は往路で走った千曲川沿いを進まず旧北国街道を進む。じわじわ登る緩勾配の斜面で旧街道というより住宅街の生活道路といった風情。道幅が狭く乗用車のすれ違いも難しい箇所がある。
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街灯がブレてハートマークっぽくなったw

現北国街道のR141に復帰してしばらく進んだところのラーメン屋さんで補給。3年前に利用した時気に入った記憶があったので再度立ち寄り。
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らーめん みそ丸

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味噌丸と味噌餃子
美味しゅうございました。

R141からR18に合流してしばらく進むと昨年、雨のTraceをべいさんと二人で走った懐かしい区間を通過。
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昨年スタート早々わたしがパンクした辺りを通過

北国街道の長い長い登り坂を登っていると御代田の辺りからぽつりぽつりと顔に当たり始めた水滴。先ほどモロさん「もう降らなそう。」とコメントしてからほんの2時間後、雨粒がぽつぽつ落ち始めた。
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雨滴が光の中に筋を引く
いい迷惑である。

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霧よりはもうちょい水滴大きいと思うのですが

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今回はこの気温が底だったので半袖で過ごせた

それまでパラパラだった雨が碓氷バイパス入り口付近でかなり本格的な降りになって来た。
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これから峠越えだというのに

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進むにつれて雨は激しく霧は濃く

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ピークに至る頃にはすっかり本降り
しかも霧は一向に晴れない。入山峠からの下りは雨と霧でヘッドライトを点灯すると視界がホワイトアウトするので使えないため見通しが効かず、対向車が来るたびにアイウェアに付着した水滴がハレーションを起こすので完全に視界が遮られてしまうおっかなびっくりのダウンヒルとなった。速度を上げられないどころか時折停車しないと怖くて前に進めないまま横川まで。ペースを稼げない入山峠のダウンヒルなんか何のために存在するのか!w 横川からしばらく東に進んで富岡まで来たところでようやく雨が上がった。

コントロール(通過Chk.)(271.8km)想定Close01:08
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セブンイレブン富岡七日市店21:38着
ここで落ち着くために甘いものと眠気予防にカフェイン投入。
最近はブルべ前概ね一週間くらいはほぼカフェイン断ちをするようにしていて、それは概ね良い感じに作用している。

BRM1009たまがわ400海野宿#04 へ


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2023May23Tue

【碓氷峠の】BRM1009たまがわ400海野宿#02【ラッシュアワー】 

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碓氷峠ピークの様子
視界真っ白
ここから軽井沢までのダウンヒルは
更に霧が濃く
おっかなびっくりの走行となった

BRM1009#01 より

<実走行ログ>

進行方向が逆(だと思い込んでいた)のハチヤマさんを待たずにコントロールをリスタートして緩やかなアップダウンが繰り返されるR18を西へ進む。おぎのやドライブインが見えて来たので当然のように立ち寄り。
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ここに寄るために昼を早飯にしたのだ

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『3時のおやつ』は峠の釜めし

さすがにやや食べ過ぎた感もあったので食後は腹ごなしも兼ねてのんびり進む。鉄道文化むら横では外周を走るトロッコ列車の牽引汽車が吐く煙が立ち込めていた。おぎのやからここまでひとりかふたりのランドヌールとスライドして(ああ、ハチヤマさんと同じBRMの参加者かな。)そんなことを思いつつ手を振ったり声を掛けたり。
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鉄道文化むら
補正無しの画像だとかなり薄暗くなっているけれど鉛色の曇天の下での雰囲気なのでむしろこれは感覚に忠実。

視線を鉄道文化むらから左に振って碓氷峠方向に転じてみると、今まで何度もここでこの眺めを目にして来たけれどここまで白かったことはなかなか記憶にないというくらい低い位置まで真っ白。
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碓氷川上流方向を見ると真っ白

それでも対向車線を走る乗用車に雨滴が付いたものは見受けられなかったのでちょっと安堵しつつリスタート。のんびり坂本宿を指して緩やかな登り坂を淡々と。
と、その時。
「やっと追い付いた!」という声とともにハチヤマさんが追い付いて来た。
「あれ?なんで??逆方向じゃないんですか?」
「今日は中山道だからこのまま西に向かうんですよ。」
「反対に向かっているランドヌールが何人かいたからてっきりそっちなんだと思っていましたよ。」
そんな会話の途中、ちょうど一人のランドヌールが快調にダウンヒルを飛ばしてスライドして行った。
「ほら、あれ!」
「さっきも言ったけど日本橋(のBRM)は中山道だから西向きだからね~。あれってどこ(のクラブ主催のBRM)なんだろう?」

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坂本宿入り口でハチヤマさんが追い付く

ハチヤマさんとは昨年の【定峰200】以来一年以上振りなのであれこれ会話しつつ碓氷峠を登った。ハチヤマさんはこの600を完走して認定が貰えたら2021年度のSRが確定するとのこと。
「結局SRの方を優先しちゃったから今年はたまがわのブルべを一本も走れずに終わっちゃう。」
「そこはしょうがないですよね~。今回のこれ(=海野宿400)がたまがわの今年初開催だし。オレもたまがわはこの1本だけですよ。他は神奈川2本と近畿2本、千葉1本だけど最終的に神奈川4本になりそうw」

そして何かというと折に触れて連呼しているけれど昨年のトラウマポイントを通過。
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碓氷湖入り口

この辺りでも対向車線を下って来るランドヌールとスライド。
「どこのブルべだろう、R東京かな?」

めがね橋が近くなってくるとSR600の話題をあれこれ。
「やっぱり四国(SM)を走らないと『SR600を走った』って言えないような気がしてるんだよね、最近。」
「なるべく早い内に走りたいんですけどね、年々道が悪くなっていそうだし。」

そんなこんなでSR600 FujiのPC2であるめがね橋に到着。
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めがね橋で撮影中のハチヤマさん

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新車 de 初めがね橋

ふたりとも撮影完了してリスタート。
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なおも会話は続く

「表立ってこういうことを言うと老害扱いされそうでちょっとアレですけれど、最近は追い越し追い越される時に声を掛けない、掛けても応えてくれない参加者が増えてちょいと寂しいんですよね。。。」
「時々話題になるよね。オレはあんまり気にしないけど短い区間で何度もおんなじ相手と抜いたり抜かれたりの時はしつこくて嫌がられそうだし。」
「まあ、『絶対挨拶すべし!』って思っている訳でもないし、クラブも開催数も増えたから見覚えのない顔も増えたし『ブルべ老人会』は出しゃばらずにおとなしくしていろってことですよねw」

開催数が増え、参加者数が増えて裾野が広がって来ているので『世間一般の感覚からちょっと外れた長距離を自転車で走っている仲間意識』みたいなものが希薄になって来るのだろうなあというのは常々感じる。まあ、狭いコミュニティからより間口の広い、開かれたモノへとシフトしていると考えればそう悪い事でもないかな。

そんなこんなのタイミングで3、4人ほどのランドヌールの集団とスライド。
「お疲れ様です!今日はどこのブルべですか?」
「群馬で~す!」
なるほどAJ群馬のBRMでしたか。
「訊くだけ訊いてこっちはどことも名乗れなかった。。。」
「たまがわジャージが二人だからどっちも海野宿だと思われるかもね。」
「たまがわ、日本橋、群馬か。今日の碓氷峠はにぎやかですね。」
「日本橋はN2だからほとんど被らないとは思うけどね。」

周囲は徐々に霧が濃くなり始め、雨滴もミストから小雨に切り替わってしっかり降って来るようになって来た。
「今回天気予報で雨降るなんて言っていなかったけどなあ。」
「オレレインウェア持って来ていないんですよ、ウィンブレはあるけど。」
「オレもお守り程度にレインウェアをサドルバッグに突っ込んであるけど使う気なかったのになあ。それに天気予報じゃ『全国的に季節外れの暑さになる』って言っていたのに。」
「これじゃ季節外れどころか季節相応の涼しさ』って言うかむしろ寒さですよね。」
「そうそう、季節相応!」

徐々に霧が濃くなる碓氷峠の様子
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画像で見ると幻想的ではある
今気付いたけれど碓氷峠ピークの案内地図のところにサイクリストがひとりいる。当時全然気づいていなかった記憶。
しかしこれくらいの濃霧になると特に後方からの視認性を考えた時は単独より複数で走った方がより安全だなと感じたのでハチヤマさんと一緒に登れて助かった。

軽井沢に向かうダウンヒルは更に霧が濃く、対向車のライトもぼんやりとしか見えず。碓氷峠からの下りでは道が左右二股に分かれているのだけれどその分岐もはっきりと識別できずハチヤマさんと二人して「怖いよ~~~!」「おっかねええええ!」と声に出しつつの走行になった。
軽井沢駅付近に近づくにつれ徐々に霧が晴れて代わりにミストな雨。今回はいつまで経ってもミストである。

相変わらず渋滞気味のR18。ノーウィンカーでいきなり曲がる車が無いか、車の挙動を注視しつつ左折巻き込まれの無いよう進む。
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色々なBRMで左折する信濃追分交差点は直進

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軽井沢⇔小諸のピーク
ここから長い長いダウンヒル(=復路での長い長い登り返し)

サンライン入り口交差点で左折したハチヤマさんと別れ再びソロに戻ってひたすらダウンヒルを進む。標高が下がるにつれて徐々に雨脚が弱まり、頭上の雲も切れ切れに。
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小諸市中心部付近では青空も

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旧小諸本陣付近

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千曲川を跨ぐ大久保橋
古い吊り橋の鉄筋コンクリート造の主塔が残っている風情がお気に入りなのだけれどいつも停まらずにスルーしてしまう。来年こそ。

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日暮れ時の空
ずうっと曇天や雨だったのでホッとする。

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稲刈りが終わった田んぼ

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お気に入りポイントロックシェッド
対向車がそこそこ多かったので丁度良いタイミングで撮れなかった。

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暮れなずむ田園風景

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布引観音温泉
いずれ立ち寄りたい。

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しなの鉄道線田中駅
海野宿東側の玄関口となる駅。ここから2km弱でいよいよ三年振りの海野宿。



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2023May23Tue

【一年振りの】BRM1009たまがわ400海野宿#01【兵庫島】 

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ブルべデビュー緒戦から
思いっきり雨に降られてしまった不憫な新車
まあ、オーバーナイトではありがちですが


しつこいようですが昨今の全世界的な(シマノの)自転車用パーツの品薄状態の煽りを受け、これまで専ら長距離ブルべに起用していたJAMISレネゲイド(ジェームスくん)のメンテがままならず、急遽購入を決めたRIDLEY Kanzo A
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納車日の様子

火曜日の夜納車されたこれにあれこれ装備を追加して400kmブルべ相応の装備を整え迎えた当日の朝。スタート地点の二子玉川兵庫島公園までは12kmほどなので所要時間を45分ほどと見込んで6時ちょい前に自宅をスタート
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専修寺関東別院前@21/10/09/05:50頃

いつものように多摩サイを遡上して兵庫島公園にむかったものの罠にハマる。
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どん詰まりには階段しか無かった
台風被害で越水して以降堤防工事が進んでいたのを忘れていたよ。。。

<実走行ログ>

実に一年振りとなる二子玉川兵庫島公園。そして一年前もこの【海野宿400】に参加してDNFをやらかしたのであった。ちなみに最後にここからスタートしたのは10月31日に開催された同じAJたまがわ【鬼怒川600】である。
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お久し振りのR246橋脚

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スタート受付
今回はテーブルも幟旗も無いので遠目で見た時、既にスタートしてしまった後ではないか?(=スタート時刻を勘違いして遅刻)と一瞬思ったけれど、この日の出走自体が10名ほどなのでテーブルを出すまでも無かったということだった。

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ブリーフィング風景
主担当タナカ氏、試走者を代表してスズキ氏から注意事項説明。
タナカ「これが今年初ブルべだというかたいらっしゃいますか?」
一同「…。」
タナカ「ではこのブルべが初めてのブルべとなる方?」
とり「いや、その質問の順番はおかしいw」
『今年初めて』という人がいないのだから全員今年なにがしかを走っているのでこれが『初ブルべ』になる人が存在する訳がない。

ブリーフィング終了後、しばし間をおいてから車検(装備品チェック)、終了した参加者は三々五々スタート。
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前週に続いて懐かしい風景

<実走行ログ>

調布で多摩川沿いに出て以降、翌週開催の【鬼怒川600】の事前認定走行に臨んでいたmomさんと信号待ちの度にあれこれ会話しながらの道行となった。
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定点:玉川上水と羽村取水堰

奥多摩街道走行中、コンビニ駐車場へ進入しようとした乗用車が自転車を巻き込んでしまった直後と思しき現場に遭遇した。
パッと見ドライバーは高齢のようで、自転車はシティサイクル(ママチャリ)の若いにーちゃんだったのでなんとなくお察しな感じがしなくも無いけれど、各種宣言明け二回目の週末なのでホリデードライバーが多いことも予想されるため、改めて安全走行を心掛けようと。

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ファミリーマート海田岩蔵街道店09:04着
ここで一時間のマージンというのは概ねいつも通りのこと。

イートインコーナーでのんびり過ごすというmomさんに挨拶の後リスタート。C1に至るまでにパラパラと雨滴が落ちて来ていたけれど、リスタートしてしばらく経ったところでミスト状の雨がしとしとと。
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路面はすっかりウェット

雨は越生からときがわにかけての区間でしっかり降っていて、小川町に入った辺りから徐々に雨脚が弱まって来た。
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青山陸橋から

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寄居町に入った頃には取り敢えずドライ

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ファミリーマートヤマキ花園店11:16着

昼食をどうしようか軽く思案。昨年は神川の道のオアシス併設の食堂でモツ煮定食をいただいたのだけれどそこで昼食をいただくと横川のおぎのやまでは二時間弱しかかからないので峠の釜めしをいただくには間が無さ過ぎる。という訳で小前田駅入り口交差点近くにあって前回走行時に気になっていたお店へ。

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武州めしどころ あらし家

特製のタレに漬け込んだ豚バラ肉を炭火で炙ったどんぶり、ばらめしのお店。
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ばらめし(並)
山椒を掛けていただくのがお店のおすすめだとのこと。
美味しゅうございました。


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小前田駅を華麗にスルー
ここは帰りに立ち寄る。

道沿いの民家の庭で桜が咲いていた。
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狂い咲きなのか秋咲き品種なのか

折角雨が上がったと思ったら美里町辺りから徐々にミストな雨が復活。
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ガリガリ君脇を通過

神川町に入る頃にはすっかり雨。とはいえ雨脚はそれほど強くなく、ミストと小雨の間くらい。
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今回はここで昼食をいただかない

気温は高めなので防寒装備は不要ではあるもののひたすら降られるのはうんざり。
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降雨自体より路面からの跳ね上げがキツい

高崎に入ると再び雨脚が弱まって来た
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この状態だと跳ね上げもほぼなくなる

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高崎市内の矢羽根ペイントは赤かった
気になったので後日ツイートしてみたら群馬県内統一仕様であることをフォロワーさんよりご教示いただく。ありがとうございます。

気分良く快調に走っていたら路面のギャップでいきなりシートチューブに装着していたドリンクボトルが飛び上がって路面に転がった。幸い後続に自動車が居なかったのですぐ拾い上げられたけれど、状況を確認してみたらボトルケージの固定ビスが一本緩んで脱落してしまっていた。
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一本脱落して無くなっていた

取り敢えずこれを取り付けたショップの店長にお小言の電話を入れ、対応を相談。
「一本残っているなら上側をそのビスで締めて下側をビニールテープで留める応急措置が取れますね。」 By 店長。なるほど。
丁度目の前にコンビニがあったので立ち寄ってビニールテープを購入し、ケージの下側をぐるぐる巻きにして対処。
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ビニテ万歳

取り敢えず対処が終わったのでリスタート。今回のトラブルはこれで終わって欲しいモノ。

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白倉神社は今回もパス

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日が差してきて気分が軽くなって来た

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貫前神社も今回スルー

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松井田宿の街並み

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セブンイレブン安中松井田バイパス店14:13着

昼食は済んでいたしこの後おぎのやで釜めしを食べるつもりでいたのでボトルの水を補充しただけ。タイムスタンプのツイートを流してリスタートしようとしたところでわたしと同じたまがわジャージを着用した参加者の姿。お久し振りのAJたまがわスタッフハチヤマさんであった。
「ハチヤマさんスタートにいませんでしたよね?」
「今回【海野宿】じゃなくて日本橋の【中山道600】なんだよね。ここでたまがわの参加者と遭うかもって思っていたらドンピシャだった。」
「そしたら他にも結構参加者来るんですかね?」
「どうかな。N2だからオレの周りはあんまり見かけなかった。」
そんな会話の後ハチヤマさんは店内へ。
道路に目をやると反対車線を東に向かうランドヌールの姿があったのでその人はハチヤマさんと同じブルべ参加者で、ハチヤマさんはPC外の休憩に立ち寄ったのだろうと判断しで店内のハチヤマさんが出てくるのを待たずにリスタート。
あとから考えれば【中山道】って聞いたのになんでそんな判断をしたのだろうと不思議に思うけれど、ブルべを走ると頭が悪くなるのだから仕方ない。

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碓氷峠方面は嫌な予感しか湧いてこない情景



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2023May23Tue

【往路は朝陽に】BRM1002近畿400上越#04(完結)【復路は夕陽に】 

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朝陽に向かって走った往路
夕陽に向かって走った復路

折り返しのタイムスタンプはグロスで10時間を切っていてこれまでにないくらい快調そのものの走り。気分良く復路に向かう。
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朝陽に向かった朝とは逆のシチュエーション
しかし比較にならないくらい天気良いw

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ススキの穂が西日を受ける

と、リスタートして5kmほど戻ったところで生郎さんとスライド。
「あ、れ!?」
「いつの間に!?」
お互いわたしが生郎さんの後方を走行しているものと認識していたけれど、どうやら食事休憩か何かの間にわたしの方が先行していたらしい。その後駒止峠のピーク手前までに数人の参加者とスライド。なおものんびり夕陽を指して駒止峠に向かう緩やかな登りを進む。

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夕陽を受ける桧沢川

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架空電線が光の弧を描く

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すすきの原

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山間部は日が落ちるのが早い

往路よりも楽な登りの駒止峠。会津側の標高が高いので片峠に近いプロファイルでどことなく甲州街道の富士見峠に似ている。
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とはいえ意外と(?)標高は高い

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駒止トンネルを抜ける

気分良くダウンヒルを下って再び伊南川沿いの道を只見へ。
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ハローショップコハマ
地場のチェーン店かと思って調べてみたら単店営業のお店だったらしい⇒公式サイト
折角だから立ち寄っておけばよかった。

日は山の向こうに落ちたもののまだ周囲は明るい。
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黄昏時の水田地帯を抜ける

PC5、往路のPC3まで残り10kmを切った辺りからぽつりぽつりと雨粒が落ち始めた。空を見上げるとかなり濃い目の雲が頭上から行く手にかけて広がっているさまが見て取れる。
やや暗澹たる思いで先を急いだものの、少々急いだくらいでは雨域から抜け出せる訳も無く、さほど間を置かずにぱらぱらからザーザーに擬音が変わるくらいに急激に土砂降りに変わった。
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土砂降りの状況が夜だとわかりづらい
※ステムの上方から前斜め下方向を見ている。

頭から足の先まですっかりずぶ濡れになり、ほうほうの体でようやくPC5に到着。雨脚は一向に弱まる気配がないので店舗裏手の倉庫入り口の屋根の下に自転車を停め店内へ。
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取り敢えず雨を凌げる場所へ

PC5(258.1km)18:25着
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ヤマザキYショップ只見松屋(Close23:12)

会計を済ませたところでレジの店員さんに店舗裏手の倉庫入り口屋根の下で休憩させて欲しい旨をお願いしたのとほぼ同時くらいにバックヤードからもう一人の店員さんが出てきて「いやあ、この雨で自転車おいて行ったお客さんがいたのかと思ったよ!」と。
これからシャッターを開放して配送用トラックへの荷積み作業があるので倉庫内であれば好きに使って休憩して良いというありがたいお言葉を受けて倉庫内で休憩させていただいた。
ヤマザキYショップ只見松屋さん
本当にありがとうございます!

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酒のケースを椅子にしてカップ麺をすする

積み込み作業の合間合間に軽くお話。
「今日はレースかなんか?どこから来たんですか?」
「レースか?」という問いはいつも投げられる定番ネタですね。
「レースとは違って仲間内でルートを決めて好きに走るような感じです。上越妙高をスタートして十日町と魚沼を抜けてここ経由で会津まで。今日の昼過ぎにもここにお邪魔したんですよ。」
「上越?上越からここって100kmじゃきかないでしょ?」
「150kmくらいありましたね~。」
「で、会津って会津のどこですか?」
「会津田島です。」
「田島かあ!それだって車でも2時間近いくらいなのに。今夜は泊り?宿は決まっているんですか?」
「いや、このまま上越まで走って帰りますよ。」
「明日になっちゃうでしょ、それじゃ!?」
「3時か4時くらいに着けたら良いかなって。」
「眠くなるだろうし気を付けてくださいね。」
「ありがとうございます。この後何人か同じように自転車で来るのがいると思うんでよろしくお願いします。」

遅まきながら携行していた申し訳程度の防寒装備を引っ張り出す。
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購入後一年以上経って初めて活躍したウィンブレとオーバーグローブ

ウィンドブレーカーと言っても春秋用の薄手のものだったので、リスタートした直後は一気に体温が奪われてしまって震えが止まらず、ちょっとした低体温症の初期症状のような状態。幸いなことにすぐに登り坂が始まってくれるので取り敢えず震えながら呼吸を浅めに速く力強く、ギヤは軽くして高ケイデンス気味にしてとにかく体温を上げることを最優先。
そんなこんなでリスタートしてから30分経つか経たないかで何とか震えを抑え込むことに成功。逆に軽く汗ばみ気味。ようやく心にも余裕が生まれたので周囲の眺めを味わう余裕が生まれて来た。眺めと言っても真っ暗だけど。

スノーシェッドの先のトンネル入り口。車道幅員と左右端部の高さがいきなり縮小されるので注意喚起の反射材が設置されている。
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反射材がなかなかおちゃめな印象

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前照灯の前を漂う霧
イマイチわかりづらいけれど視界はかなり遮られた。

真っ暗な六十里越を濃霧に覆われた中ゆっくり登る。しばらく進むと徐々に霧が薄くなり、すっかり視界が開けるようになったのでその場で停まって頭上を見上げると満天の星空。天の川をはっきり肉眼で確認したのって何年振りのことだろう。

往路ではおっかなびっくりで通過したトンネルも周囲が真っ暗な夜間の通過だと特に何がどうということも無く、その後のスノーシェッドの連なりも左側の景色が目に入らないのでごくごく淡々と。

真っ暗なスノーシェッドの中に水音がこだまし、昼間水流越しに田子倉湖を眺めた場所に出た。
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夜の水のカーテン

しばらく進めば福島-新潟県境の六十里越トンネル。
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六十里トンネル福島側入り口

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新潟県に戻って来た

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新潟県側でも多少ガスって来た
けれど一部区間ですぐ晴れたので気分良くダウンヒルを堪能。時折小動物が目の前を横切る程度。

ダウンヒルを進んで勾配がかなり緩くなったところで前方の脇道にある踏切の信号が明滅し始め、警笛が聞こえて来たのでそちらに向かう。
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只見線大白川行最終
今回は往路も復路も只見線に遭遇してなかなかの幸運を発揮。

魚沼市の市街地に近づくにつれて路面のドライな部分が広くなって来た。今回往路も復路も魚沼で一息ついた感じ。
PC6(311.2km)21:16着
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ローソン広神並柳(Close02:44)

なかなか良いペースで走れていて残り95kmほど。このまま眠気が来なければ20時間ちょっとくらいでゴールできそうだと見込む。
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魚沼市中心部の夜景

じわじわ登る坂道を進んで魚沼-十日町の市境にある三阪トンネルへ。
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三阪トンネル魚沼側入り口
ここを超えるとほぼ大きな登りは終わり、いくつか小振りなアップダウンがあるだけとなる。

一旦信濃川に向けて下って信濃川を渡り、じわじわ登って下った先が往路最初の、復路最終のPCであるまつだい駅。

PC7(356.5km)23:24着。
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ファミリーマート道の駅まつだい(Close05:48)
残り50km

再び淡々と緩やかな勾配の道を進む。
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松之山温泉入り口
十日町在勤時に日帰り入浴に行けなかったことが心残りだった温泉。いつか泊りに行きたい。
この付近から周囲には濃い霧が立ち込めるようになった。

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待ち時間最大二分半くらいある仮設信号
信号待ちの間も周囲の霧が濃さを増す。

登っている間にかなり濃くなった霧もピークの星峠下トンネルを抜けたら一気に晴れ、再び頭上には満点の星空。大島、安塚、牧、、、とちょっとしたアップダウンを越えて北西に向けて進む。
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丁字路交差点のど真ん中に座っていたネコさま
交通量が少ないとはいえ危なっかしいんので何度か近寄って追い払おうと思ったのだけれど、どうやらお気に入りの場所のようですぐ戻って来てしまった。通過するドライバーがちゃんと避けてくれますように。

牧を過ぎたところで坂道は終わり、後はひたすら平地走行。順調にクランクを回してゴールに到着したのは2時になる前。ゴール受付のホテル外に自転車を停めてロビーで待ち構えているコンノさんのもとへ。その時点でゴール時刻確定。

ゴール(405.3km)01:55着=認定時間19時間55分。
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東横INN上越妙高駅西口(Close09:00)

これにて11年連続11回目のSR認定確定。
いやはや昨年も今年もSR認定大変でしたわ。

ゴール受付となったロビーにはコンノさんの他、日程変更の為に同日開催となった【秋葉原300】ゴール受付の墨田さん、ようさんに加えお二人と一緒に移動してきたというマヤさんや既にゴールしていてウェアの洗濯終了待ちをしているヤハギさんもいて皆さん各々飲み物を飲んだり菓子類をつまんだりして和やかに談笑していた。

当初計画では23、4時間かけてゴールするつもりでいたので宿を取らずにいたけれど、コインロッカーが利用可能になって荷物を引き取れる5時半まではまだ間があるのでそのまま東横インで部屋を確保し、部屋に上がってシャワーを浴びて館内着に着替えてからロビーに降りてウェア類を洗濯しながらビールを飲んでその場にいる皆さんとの談笑の輪に加えていただいた。
様々な話題で盛り上がり、帰着した生郎さんを出迎えたりした後洗濯が終わったウェア類を回収して部屋に上がって仮眠して、ひとまずわたしの【BRM1002近畿400km上越「腰抜け武士」】は無事終了。

往路も復路も勾配が緩やかな坂道が多く、グロスを稼ぎやすい高速コース。次回開催予定があったらもうちょっと下調べをしたうえで寄り道を堪能しながらのんびり走ってみたいもの。
オダックス近畿(京都班)関係者の皆様ありがとうございました。
参加した皆様お疲れ様でした。

<(蛇足)10月3日(日)>
朝食の為に1Fロビーに降りたところ前夜【秋葉原300】を完走してひと眠りした参加者の内色々と感覚がアレな面々が『妙高山登坂』に向けて出発準備中だったのでお見送り。
「昨日300走ったのに元気だねえ。」というわたしの言葉に「なあに、昨日のは前座ですよ、前座♪」とにこやかに答えたのはふぃりりん氏であった。色々さすがですわw
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行ってらっしゃい

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オダックス近畿の幟旗

朝食をいただいた後そのまま駅に向かう。
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昨日この空が欲しかった

シャッターの上がった上越妙高駅改札口手前にあるコインロッカーで預けてあった荷物を引き取る。
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最終的には無駄な出費になってしまった

引き取った荷物を携え一旦部屋に戻って着替えを済ませ、輪行パッケージの済んだ自転車を抱えて駅に向かい、一路松本へ向かった。

関連エントリ⇒松本市内散策記録 へ


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2023May23Tue

【八十里と】BRM1002近畿400上越#03【六十里】 

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午後の陽を浴びる田子倉湖
コーナーを抜けるたび表情が変わるので
下りなのになかなか進めない

ピーク付近を過ぎると右手に田子倉湖と会津朝日岳が見え隠れするダウンヒルとなる。
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会津朝日岳と田子倉湖
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午後の陽射しを受けた田子倉湖

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只見ダムが見えて来た

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只見線のスノーシェッド

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田子倉湖上流

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福島側のトンネルには照明が無い
ダウンヒル中のトンネルなので速度が出ているため前照灯を点灯しても眼球の暗順応とアイウェアの調光が追い付かずに視界がブラックアウトに近くなり肝を冷やすこと一再ならず。あれで路面に欠損でもあったら一発で飛んでた。

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砂防ダムかな?無骨な鉄骨が顔を覗かせていた

幾つかヘアピンカーブのあるダウンヒルを下りきると路面は田子倉湖水面とほぼ同レベルになる。しばらく湖畔を只見ダムに向けて進む。
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水害で落橋して復旧したという万代橋
とはいえ結構ダムに近い位置にあるこの橋が落ちるってダム自体もかなり危険な状況だったのではあるまいか。

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ダム近くでも意外と水深が浅いところがある
ところどころ湖底が見えているらしく色が違って倒木が顔を覗かせていたりする。

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只見ダム
個人的には『只見のダム』というと真っ先に『奥只見ダム』のイメージが浮かんで来るので圧倒的なサイズと迫力の重力式コンクリートダムを想像するけれど、無印(?)の只見ダムは堤体の高さもそこそこなロックフィル形式のやんわりした印象のダムであった。

ブリーフィング時の主催コンノさんとの遣り取りで只見駅の状況を確認しておこうと思ったので一旦コースから逸れて只見駅方向へ。道の正面には神社があって要害山の登山口になっている。
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踏切の向こうに瀧神社
画面左手奥の方にある三石神社は縁結びのパワースポットだそうである。徒歩10分ほどの距離なので立ち寄るべきであったかw

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只見駅を確認
最終が18時台ではPC5の代わりにはならないし、何より切符の自動券売機が無く窓口での手売りなのであった。『21時以降通過の場合切符でタイムスタンプ』オプション消滅。

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このBRMのサブタイトル『腰抜け武士』に関して

コースに復帰してすぐそばにあるPCへ。
PC3(146.4km)ヤマザキYショップ只見松屋
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13:36着(Close15:44)

タイムスタンプツイートで「腰抜け武士が越す峠を越えた。」と記したけれどこれは勘違い。

河井継之助が越えたのは三条から只見に北からアクセスする八十里越で、今回のコースは西から只見にアクセスする六十里越を走って来たのであった。紛らわしい。。。

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『ご当地ネタ』もゲット

【只見町観光マップ】
このエントリを書き起こし始めてからこういうものを見つけてしまって若干後悔している。やっぱりこういうのはきちんと事前にチェックしておきたいもの。

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今回も911長袖ジャージ
このジャージは薄手ではあるけれど、今回長袖にしておいて本当に良かった。

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岩場が露呈している伊南川
恐らくこれが流れを阻害して越水被害とかあるのだろう、重機が入って削岩しているような様子。

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この辺りのそばはもう花が散っている
『新そば』として出回るのもそう遠くない。

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色付く稲穂の中を進む

しばらく進むと会津の田園地帯を走っていたのにちょっと風変わりな建物を見かけた。屋号を記した看板とスェーデン国旗が掲げられていたので気になっていて後日チェックしてみた。なかなか雰囲気の良い宿なので何かの折に利用してみたい。
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ディナーセット込みで¥10,000/泊・人というのはなかなかリーズナブルな印象。自走でここまで来てのんびり数泊してみたい。

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ちょっと気になった流れと岩壁

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吸い込まれそうなスノーシェッド

(先頭は多分ヤハギさんだからペースの違いとこちらの寄り道とヤハギさんの飲食ストップを勘案したら恐らく約一時間くらいのビハインドなので190km地点辺りでスライドするはず。)そう見込んで対向車線に注意しながら走っていたらほぼドンピシャ、計算通りの地点でヤハギさんとスライド。おそらくその後5kmくらい進んだところで生郎さんと、折り返しPCでは他数名の参加者と遭遇しそうと思っていたのだけれど一向に誰ともスライドしなかったので不思議だった。

徐々に道の両側に民家が増えて来たと思ったら阿賀川を越えた途端に一気に左右に左右に商店が立ち並ぶ会津田島の町に入った。
PC4(202.2km)Close19:28
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7-11会津田島15:56着
順調すぎるほど順調。6時スタートなので10時間かからず折り返し。
後半は夜間走行がメインになるので撮影場所はあまりないし立ち寄り先もコンビニ以外ないのでペースは上がるはずだけれど疲労と眠気がどうなるか。



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2023May23Tue

【新物おろせば】BRM1009たまがわ400海野宿(概要)【雨が降る】 

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諸事情から急遽購入した
アルミフレームのグラベルロード
RIDLEYのKanzo A
ブルべデビューからいきなり雨

関連エントリ⇒海野宿400 2020

AJたまがわの今年度(2020/11月~2021/10月)の初開催BRMであるところの【海野宿400km】に参加してまいりました。スケジュール的には前週完走した【上越400】と二週立て続けとなるものの『今年度のSR確定』の為に400km以上のBRMの完走が不可欠で、9月の時点で先が読めなかったためエントリー可能な400、600をいくつかピックアップしてエントリーした結果がこれなので仕方ない。

使用自転車は四日前に納車されたばかりのRIDLEY Kanzo Aで、この辺は諸々の事情が重なってこうなってしまった次第。納車日にショップと自宅を二往復、約4km走行した以外全く乗れていない機材で400km+自宅往復分を走るというのもなかなかアレな感じがしなくもない。
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今回初投入のKanzo A

そうはいってもこれで走るほかないので前日までにあれこれ装備を整え、400km走行をクリアできるような状態に仕上げて当日。
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専修寺関東別院前10/09/6時ちょい前

多摩サイを遡上して二子玉川兵庫島公園へ。
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実にお久し振りな兵庫島公園

『今年度初開催』の為、基本的にスタッフ諸兄とは「あけましておめでとうございます。」となるw
※ちなみにAJたまがわでは11月、12月にBRMの開催が無いので『今年度=今年』

ブリーフィング、車検(装備品チェック)の後スタート。前週の【上越400】でも味わった懐かしい感じ。
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ブリーフィング

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7時5分前くらいから三々五々車検&スタート

<実走行ログ>

スタートしてしばらくは単独で、調布付近からPC1までは翌週開催の【鬼怒川600】試走中のmomさんの進行方向が一緒なので信号待ちで停まったタイミング等であれこれ会話しつつ。特に渋滞に引っ掛かることなく順調に。

コントロール1(44.3km)Close10:12
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ファミリーマート海田岩蔵街道店09:04着

これ以後コースが異なるmomさんとはお別れ。PC1までの区間で既にぽつりぽつりと顔に当たる雨滴があったけれどこの辺から本格的にミストな雨。降雨量自体は知れているというかほぼ降っていないに等しかったけれど路面が完全にウェットなので跳ね上げがキツい。今回はフェンダー未装着での出走。
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路面は完全にウェット

小川町に入る頃には雨は一旦上がり、路面にもぼちぼち乾いた部分が見えるようになって来た。花園橋は結構渋滞していて、大型のトラックが複数台含まれていたので脇を抜ける訳にも行かずなかなかもどかしい時間を過ごしながらの走行。まああまり路肩ばかり走っているとゴミを拾ってパンクしかねないので仕方ない。

コントロール2(89.1km)Close12:56
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ファミリーマートヤマキ花園店11:16着

リスタートしてしばらく進み、小前田駅前に向かう交差点の先にある『バラメシ』のお店へ。昨年の【海野宿】を走った際見かけて気になっていたところ。開店が11:30なので入り口前で5分ほど待ち、一番で通してもらったら提供時間もそれほどかからずに注文の品が運ばれて来た。
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あらし家にてバラメシ(並)
美味しゅうございました。

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ガリガリ君を横目に

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昼食の定番だったけれど今回はパス

小川町で上がった雨が神川町付近でまたパラパラ来た。
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路面もやっぱりウェット

しばらく進み、高崎に入るとまた路面が乾いて来た。今回はひたすらそんなことの繰り返し。
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グンマ―国内の自転車走行ガイドペイントは赤いという知見

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今回も立ち寄れないってか立ち寄らない

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空が明るくなって来た

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松井田宿の家並み

コントロール3(143.8km)Close16:36
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セブンイレブン安中松井田バイパス店14:13着
ここでAR日本橋【中山道600】に参加中のAJたまがわスタッフハチヤマさんとばったり。軽く立ち話の後、ちょっとした勘違いからわたしが先行してリスタート。

進行方向の山方面。
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嫌な予感しかしない

おやつをいただきにおぎのやへ、朝食が早い時刻だったからというのもあるけれど、神川の道のオアシスで昼食を摂ったのではここでは間が無さ過ぎるので敢えて早めに小前田で昼食を摂ったという計算もある。
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おやつ的な時刻に峠の釜めし

横川の碓氷峠旧道入り口手前、鉄道文化むらをちょっと眺めてから視線を碓氷峠方面に転じると今まで見たこともないくらい真っ白だったので肚を括る。とはいえ旧道から下って来る対向車は濡れていないようだったのでまだ一縷の望みはある。
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碓氷川上流方面真っ白

のんびり坂本宿に向かって登っていた時に後ろからハチヤマさんが追い付いて来たので以後あれこれ話しつつ。
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坂本宿でハチヤマさんと合流

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ハチヤマさんも撮影中

登坂中何人かのランドヌールとスライドしたのでそのうちの一人に声を掛けてみたら対向して走っているのはAJ群馬のBRM参加者だそうである。この日の碓氷峠はAJたまがわ、AR日本橋(N2)、AJ群馬と随分賑やかだった。

碓氷峠はピークに向かうにつれ霧が濃くなり小雨がしっかり降るようになって来た。
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視界真っ白
ハチヤマさんと二台で走れたから後方からの視認性も高まったと思われるので安全面の上でも一緒に登って正解だった。霧は軽井沢側の方がより濃くて二人して「怖い怖い!」と連呼しながらのダウンヒルとなったけど。
しばらくR18を西に進み浅間サンライン入り口交差点でハチヤマさんは左折してお別れ。

軽井沢から御代田、小諸に向かう長い長いダウンヒル。下っている間に雨が上がり路面が乾き始め、小諸市域に入る頃には青空も覗き見えて来た。
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小諸でホッとする

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千曲川沿いを北上

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布引観音温泉も一度お邪魔したい
来年行こうかな。

そんなこんなで海野宿に到着。どうにか日がある内に到着できたし、お店は17時閉店なので17時以降日没まではほぼ無人の宿場の風景を堪能できるので却って好み。
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閉店後日没までのいわばスキマ時間

コントロール4(200.5km)Close20:24
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セブンイレブン上田大屋店17:31着
ここで三時間余裕がある。毎回海野宿への到着時刻を優先して考えているので次回くらいは海野宿到着が日没後になっても途中の寄り道を優先してみようと考えてみたり。

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こちらは日が落ちた復路の海野宿

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復路は旧北国街道を進む

旧北国街道がR18に合流してからしばらく進んだところにあるラーメン店みそ丸で補給。
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味噌餃子と味噌丸(信州味噌ラーメン)

東御から小諸、御代田を抜けて軽井沢に至る長い坂道を淡々と進む。勾配はキツくないし踊り場的な平坦部分もあるのでそれほど苦になる坂道でも無いけれど、ミスト状の雨がいつしかしっかりとした小雨に。
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霧というには水滴が大きい

前週の【上越400】も復路で雨に降られてあわや低体温症という状況だったので今回も警戒してその上越で使ったウィンドブレーカーとオーバーグローブを携行していたのだけれど幸いにして気温が高めだったので使用することなくゴールまで。
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全コース通じて14℃が底だった

霧と雨の入山峠の下りという修行をこなしてどうにかこうにか横川まで下り、徐々に弱まったとはいえなかなかすっきりとは上がらない雨に少々嫌気がさしつつ。
コントロール(通過チェック)(271.8km)想定Close01:08
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セブンイレブン富岡七日市店21:38着

コントロール5(310.8km)Close03:44
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ファミリーマートヤマキ花園店23:44着

この先はさすがにもう雨には降られまいと安堵しながらの走行となったもののあにはからんや、往路と同じく寄居、ときがわ、越生といったあたりで雨を食らう。
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今回うんざりするくらい降られた

コントロール6(358.0km)Close06:52
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セブンイレブン青梅日立店02:14着

さすがに青梅付近では雨が上がり、最後の区間はドライコンディションでのんびり走れた。深夜で交通量も少なめだったので走りやすかったし。
ゴール(401.5km)Close10:00
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セブンイレブン世田谷玉川店04:32着

数分違いで帰着したオオヤ氏と一緒に店外の空調機室外機の上を(勝手に)お借りしてブルべカードへの記入とレシートの撮影を行い、完走報告フォームで担当者宛に送信を済ませた。
更に自走で帰宅の途中、東急多摩川線鵜の木駅近くのポストにブルべカードを投函し、ゴール後の手続きは全て終了。
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ブルべカード投函の儀

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専修寺関東別院前@21/10/10/05:24
自宅を出たのが10月9日の6時ちょい前なので総計23.5時間のツーリング。
お疲れ様でした。

予定通り走れれば今年度内はあと二本。
じっくり大事に走りたいもの。




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