【水の単結晶と】大滝氷筍洞窟探訪【霜の華】
2022.02.27 Sun 11:35 -edit-
氷筍・氷柱も素晴らしかったけれど
このフロストフラワーも見事な眺め
(ある意味)関連エントリ⇒Around Hokkaido 2400
当日のログ
最後帰着してから車に乗り込んでしばらく進むまでログをストップするのを忘れてしまっていたので本来はスタート/ゴールは同一地点。
「冬から初夏にかけて業務上の都合で北海道に滞在する。」ということを話したらチコリンさんから「大滝で日本最大規模の氷筍を楽しめるツアーがあるから行ってみたら?」とご提案いただいた。チコリンさんには以前赤平市炭鉱遺産ガイドツアーの存在もご教示いただいており、どれだけ感謝しても感謝し足りない。早速ご教示いただいたサイトからツアー参加申し込みを行ったものの、サイトには正確な開始日程が無く1月下旬からとなっていて、ダメ元でわたしが申し込んだ1月16日(日)はまだツアーを開始していないとガイドツアー主催者から返信があった。その後しばらく週末あれこれ予定が入ってしまっていたので様子見していたところ、いつの間にかガイドツアー申込受付が開始されていたのだけれど2月中の土日はすぐに定員に達してしまったようで(仕方ない、3月にしようか。。。)と考えていたところ運よく2月11日(金)の建国記念の日に空きがあったので早速応募、無事OKの通知が返って来た。申し込んで以降ひたすら業務に追いまくられてメンタルをゴリゴリ削られてしまったものの、このガイドツアーを心の糧にどうにかこうにか遣り過ごして迎えた当日。
申し込んだのは9時スタートの部。宿舎から現地までは約100kmの距離がありGoogleMapsで経路確認してみたところ乗用車での所要は約2時間。余裕を見て3時間前には宿舎を出発。払暁の頃合いに千歳から支笏湖南岸を抜け美笛峠を越えて大滝へ。支笏湖から美笛峠と言えばAH2400で走った区間。雨に打たれながらの夜間走行でしかも給水を忘れてしまってヒドイ目に遭ってしまったおかげで懐かしさよりも哀しみの感情が先に湧く。そもそも夜間走行だったので景色は全く記憶に無いし。


支笏湖南岸
『あの時』の記憶が蘇る
美笛峠を越えて大滝地区へ。
樹氷がキラキラ
もっと近くに寄って撮影しておけば良かった。
優德農村公園ビジターセンター
今回のガイドツアーの集合場所。
受付と概要説明を受けた部屋
参加者が揃うまでガイドさんと軽く雑談。
「4年前の夏、この付近を自転車で通過したんですよ。夜だったし雨だったしで大層しんどかった記憶しか無いですけれど、この先の道の駅で歯磨きしたりw」
「4年前かあ。あの年は確かに雨ばっかりの夏でしたね。ボク夏場は支笏湖でカヌーツアーのガイドをしているんですけどあの夏は支笏湖でほとんど泳げなかった。雨ばっかりで。」
「やっぱりあの夏だけ異様だったんですね。。。」
『あの夏』はとにかく引きが強い人たちが北海道に集結していたからなあ。
ガイドさんの運転するミニバンで参加者8名とガイドさんのご友人の計10名が移動。スノーハイクスタート地点でスノーシューに履き替え
レンタルスノーシューを装着
いざ雪原へ
この区間は私有地なのでガイドツアー参加者以外は不法侵入となる。私有地を通らずに大滝百畳敷洞窟まで行くルートもあるにはあるが、初心者にはおススメ出来ないそうである。
ホロホロ山
よく見ると雪原の表面が陽の光を受けてキラキラしている。表面霜と呼ばれる現象で、日中温められた積雪内部から昇った水蒸気が表層で冷やされてできるもので下層の雪は余計な水分が抜けてしまうのでサラサラになるのだとか。ガイドさん曰く「この辺りの子供は雪合戦がなかなか出来ないって話もあります。」とのこと。少し掘ってみたらなるほどサラサラのパウダースノーだった。
ウサギ、キタキツネの足跡と表面霜
有珠山
周期的に噴火を繰り返しているのでそろそろヤバいらしい。そういえば前回噴火の時に何度か航空機ダイヤの乱れの影響を受けた記憶がある。
雪原を抜け林道区間へ。
林の中を進む
左:エゾシカが角を擦り付けた跡・右:ヒグマの爪痕
同じ木の幹に付いていた。
左:冠雪・右:飛沫(しぶき)氷
ガイドさんの話を聞きつつ、途中二回の小休止を挟んだ小一時間のスノーハイクの後に目的地である大滝百畳敷洞窟へ。
レンタルヘルメットを被って洞内へ
【大滝百畳敷洞窟】
氷筍、氷柱のあれこれ。水の単結晶なので透き通っている。
のんびりじっくり眺める
こちらはフロストフラワー(霜華)
場所によって結晶の形が異なる
氷筍を眺めながらのティータイム
ガイド氏の奥様手製のクッキーと温かい紅茶。美味しゅうございました。
しばしのんびりまったりして引き返す。
再び冠雪と飛沫氷
抜けるような青空と白い雪
この日はとにかく天候に恵まれた素晴らしいツアー日和だった。ガイド氏とご友人も「こんな好天なかなか無いですよ。」と。
牛の為に引いた水道橋なのだとか
ガイド氏とあれこれ会話しつつ
再び雪原に。日が高くなって空の蒼さが濃くなった。
再びの有珠山
そして再びのホロホロ山
スノーシューを脱ぎ再びガイド氏運転のミニバンでビジターセンターまで戻って今回のガイドツアーはお開き。当初日帰りで宿舎に戻るつもりだったけれどガイド氏、ご友人の「折角の連休だからどこか遊びに行ったら良いのに。」という言葉に後押しされ、ちょうど良い具合に白老町の温泉ホテルに空きがあったので確保。きのこ王国でお昼ご飯を頂き白老まで。
翌日は室蘭、長万部に足を延ばしてAH2400追体験を味わい洞爺湖温泉でのんびりしてから宿舎に戻り、三連休最終日は翌日からの業務に備え、出歩かずにのんびり宿舎でダラダラ過ごしたなかなか有意義な日々となった。
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