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日記超。-改・弐-

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2023May23Tue

【本年最後の】SR600 Nihon Alps DNF記録-1【SR600挑戦】 

走行中のツィートまとめ⇒SR600 Nihon Alps DNF記録(2016/10/08-09)


今年8月17日の1:30にスタートして途中紆余曲折の後同19日10:54に何とか完走し、スタートから54時間以内でゴールするランドヌール部門での完走は果たせなかったものの、規定時間の設定はなく一日あたり80㎞以上走れば完走認定を受けられるツーリスト部門での完走となったSR600 Nihon Alps のコースにランドヌールでの完走を目指して再挑戦。

※前回走行記録概要⇒SR600 Nihon Alps 完走結果概要

前回、元々は今回同様朝10時スタートで挑戦するつもりがコース上の下呂から高山に抜ける位山峠が9時から17時まで日中完全通行止めとなってしまっていたことから位山峠通過時刻を逆算してスタート時刻を算出し、なおかつこちらも通過時刻に制限のある乗鞍スカイライン通過時刻も勘案して急遽深夜1時30分スタートに変更した上、個人的事情からスタートを一週間前倒ししたという経緯があり、そのため途中通過ポイントの事前確認が不十分なままだったという苦い経験があったりもする。
加えて前輪タイヤのサイドカット、後輪のパンク等のトラブルが重なり自分としては不本意な完走となってしまっていたので年内に雪辱を果たそうと再度エントリー。
自身のスケジュールと乗鞍スカイラインの冬季通行止め期間、加えてエントリー申請は実施日の一か月前までということを勘案すれば間違いなく今年最後の挑戦機会となる。
6時ちょっと過ぎに自宅最寄り駅を出発して川崎から南武線で立川へ、そこから特急スーパーあずさ1号に乗り込むのが自宅当日出発での小淵沢最早到着パターンである。小淵沢到着は8:54、そこから輪行解除と諸々準備を考慮して設定したスタート時刻が10時。因みに前回挑戦時は0:38小淵沢着の最遅到着パターンで同様に約1時間の準備時間を勘案して1:30という設定。

金曜の午後から準備を整え、出発当日バタバタしたくなかったのでネット予約したチケットの事前受け取りのためにJR川崎駅に行った帰りに痛飲してしまったところが想定外というかいつものお約束というか。
そのため案の定翌朝は二度寝をぶちかましてしまい、あわや寝坊DNSか?というところをなんとか踏みとどまって予定の電車に乗り込み、立川からスーパーあずさへ。
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どうにかセーフ。

ところが三連休初日の混雑具合を舐めていました。
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結局甲府まではデッキで過ごし、甲府からの約30分は座席に腰を下ろしての移動。

朝食抜きで自宅を出たので小淵沢駅に到着してまず腹ごしらえ。
駅構内、待合スペースにある立ち食いソバの丸政にて揚げ鶏の乗った山賊そばを。
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ネギ増し、揚げ玉追加

腹を満たした後、輪行解除と着替え、コインロッカーへの不要荷物の収納などを済ませ、あれやこれやと手間取っている間にすっかり時間が経過し、準備が整ったのはスタート5分前頃のこと。
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スタート準備完了

駅到着時点では曇天だった空模様がスタート時刻の10時近くなるにつれぱらぱらと細かい雨粒を落とすようになり、スタート時点ではミスト状の細かい雨が降っている状態になった。気温は20℃前後だったので雨具は装着せずにスタート。
今度こそランドヌール部門での完走を目指して605㎞、54時間制限の旅再び。
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<PC1(0.0㎞)小淵沢駅 2016/10/08/10:00>
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<走行ログ>
※乗鞍スカイライン平湯峠ゲートまでの本コースに安房峠経由塩尻までの撤退ルートを加算したもの。

※Garmin ForeAthlete 920XTJのログによる。
【実施日時】2016年10月08日10:03スタート(公式スタート時刻 10:00)
【走行距離】431.55km
【総所要時間】 34時間26分
【平均時速(グロス値)】 (走行距離/総所要時間) 12.5km/h
【獲得標高】 7,744m(補正無)/13,636m(補正有)
補正の有無で6,000mも値が違うとは。。。天候状況の影響を考えるとこの平均くらいだろうか。



スタート直後は細かいミスト状の雨だったけれども雨具装着の必要は感じられない程度の降り、気温。
まだ降り始めたばかりのようで路面状況もセミウェット。
それでも小淵沢駅からの下りをややおっかなびっくりで減速しつつ走行。
R20 に入ると初めのうちは路面状況はもう少しウェット寄りになったものの路面に水溜りが生じるほどでもなかったが徐々に轍に水溜りが出来るようになり、時折追い越して行く大型トラックが跳ね上げる飛沫に辟易とさせられる場面も何度か。
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それでも富士見峠ピークを過ぎると雨脚が弱まり
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坂室トンネルを抜けたころには路面状況もかなりドライ側に寄ってきた。

中河原交差点からR152に入り、今年二度目の杖突峠に向かう。
この峠は予定ではあともう一度年内に通過することになる。
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杖突峠バス停付近には無料の展望台があるけれど、今回はなるべく寄り道を減らしたかったので立ち寄りをパス。
代わりにその手前にあるその名も『見晴らし橋』から一枚。
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杖突峠バス停。
実際の峠はここから500mほど更に進んだところになる。

杖突峠ピークを過ぎ、ダウンヒルを進むにつれ路面状況はドライに切り替わり、高遠町中心部付近は逆に晴れ上がっていて暑いくらいだった。雨具を装着していなくて正解。
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そこそこ強い日差しを浴びながら快調に進む。

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美和ダム

美和ダムを過ぎたところで道の駅 南アルプスむら長谷に立ち寄り小休止。
ここは焼きたてパンが目玉商品。
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ひとつ¥50のミニクロワッサン。
並んでいるものはすべて予約済みのもので、購入するには申し込んで待たなければならないが、出来立てのものを試食品として提供してくれているので何個も欲しいわけでなければそれで充分。
試食品を一ついただき、ソーセージロールとメロンパンを購入し、店内にあるテーブル席へ。
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食後には地元すずらん牛乳を使ったソフトクリームでのソフト部活動を忘れずに。
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緊急補給食代わりにこういうものも購入してリスタート。
リスタート準備中ひと組のご夫婦に”ブルべ中ですか?”と問われ、SR600中だと答えるもイマイチピンと来ていないようだった。さすがにブルべはともかくそこそこ深くブルべに興味を持っていたり、今現在日本国内に三本あるSR600を設定、運営しているA埼玉やAJ宇都宮とそれなりに縁があったりしない限りSR600を知る機会は少ないのだろう。

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リスタート直後と美和湖上流から分杭峠、しらびそ峠方面を眺める。正直微妙。
特にしらびそ峠からの下りは前回ドライコンディションの日中走ってもかなり神経をすり減らすような部分が多かった区間なので日が落ちてからの通過になりそうな今回、雨だけは降ってほしくない。
美和湖を過ぎ、川沿いの上り坂を一路分杭峠を指して進む。
徐々に雨粒が落ち始めてきて、山道に入ったらこれまたすっかりミスト。今回の天候は基本的に峠はミスト、平地はドライというパターンで推移している。

分杭峠手前にある『平家の里』というお店のその名もゼロ磁場丼というメニューに前回から心惹かれるものがあったけれど前回は早朝だったため開店前で今回は時刻が中途半端だったのでパス。道の駅で休憩しなかったら遅い昼食というタイミングだったか。またの機会にチャレンジしてみることにする。
しっとりと全身が濡れるようなミスト状の雨ではあったものの気温は20℃前後あり、登りでかなり発熱しているので冷却されてむしろ丁度良い具合。

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<PC2(71.1㎞)分杭峠 2016/10/08/14:27着>

分杭峠からの下りもやはりミストだったものの標高が下がるにつれて徐々に路面がドライコンディションに。大鹿村中心部通過時は曇天ながらも路面はドライなまずまずのコンディション
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個人的に非常に好みな眺めが続く大鹿村

村はずれから山道に入り、路面状況こそそれほど荒れたものでは無いものの道幅自体は乗用車のすれ違いも厳しいような部分の多い国道152号線を南下。
しばらく進むと今までのパターン同様標高が上がるにつれてパラパラと落ち始める細かい雨粒。R152北側の終点である地蔵峠に到着する頃にはミスト状の雨に加えてミストそのものも立ち込め始めて来た
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R152に二か所ある分断区間のうち北側の北縁端部である地蔵峠
※もう一つの不通区間は青崩峠

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地蔵峠からR152代替路である蛇洞林道ゲート方面を眺める。
シャッタータイミングや露出にもよるが実際に肉眼で見るともっと真っ白に感じる。

依然としてミスト状の雨は続き、風向きによっては視界が真っ白になる中淡々とペダルを踏みクランクを回す。
時折前後からエンジン音が聞こえてくるので前照灯、尾灯、ヘルメット尾灯は完全点灯で。こんなところで事故に遭ってしまったら目も当てられない。
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通過車両が通り過ぎれば風の音と自身の走行音くらいしか聞こえてこない静謐さの中、徐々に薄暗くなってくる。
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峠の手前2㎞ほどのところにある水場で補給をして手や顔を洗ってさっぱり。

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<PC3(83.3㎞)しらびそ峠 2016/10/08/17:29着>
峠からの眺めはとにかく真っ白

この日の飯田市の日没時刻は17時半。
丁度日没時刻ジャスト頃に峠に到着した訳で、自分の中での計画では17時ちょうど頃にここに到着して明るいうちに下り切りたいとしていたのだけれど力及ばず。暗くなり始めたダウンヒルをおっかなびくり下り始めた。
ところが峠の南側は北側とは比較にならないくらいに霧が濃く、普段のダウンヒルでは自分の進行方向を照らすためにヘッドランプを点灯するのが常であるのにそれをすると視界が真っ白になって何も見えない。ハンドルバーにマウントした前照灯の光でさえかなり視界を阻害してしまう状況で、頼りになるのはハブに装着したライトのみ。真っ白な視界の中、左側のガードレールや側線が薄っすら浮かび上がって見えるのを頼りに坂を下る。
それでも途中何度かコースを見失ってコーナーを曲がりきれなくなる寸前まで進んでしまったり、ウェット路面でタイヤがスキッドしてバランスを崩しながらもどうにかこらえるといった恐怖体験を味わった。ブルべ中のことではないが、以前関田峠を走行中雨のダウンヒルで曲がり切れずに路肩に突っ込んでしまったことがあったものの、その時はまだ視界そのものはそれなりに確保できていたからマシ。視界がまったく確保できない状態だったおかげでここまで怖いダウンヒルはおそらく初めての体験。
しらびそ峠を過ぎてからR152に復帰するまで一度も対向車とすれ違わなかったのは僥倖だったといえる。

しばらくR152を南下し、浜松方面へ進むR152から別れて天龍方面へ向かうR411へ、天龍からは天竜川沿いにじわじわ登る。
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天竜川に架かる羽衣崎橋。
ナトリウム灯の光が霧に反射している加減で異界への入り口っぽいw

じわじわじわじわ登って行くと道の半ばほどに次のPC。
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<PC4(166.2㎞)阿南町役場 2016/10/08/19:55着>
この周辺に飲食店が無いことは前回の挑戦時に把握していたのでこの先にあるコンビニで補給をすべく、証跡画像撮影後は速やかに移動。再びじわじわと坂を登ってまだ看板が入れ替わっていないサークルK店舗へ。
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今回はコンビニ食メインの補給計画。

この先は前回のみならず、AJ神奈川主催の興津(沼津)クラシックでもなじみ深い、天龍から下條を通過して飯田に至るアップダウンの繰り返しが心と脚を削る区間だったが暗くて先の見通しが悪いので思ったよりメンタルへのダメージが少ない。
おなじみ東鼎(かなえ)のサークルKは今回スルーして、毎度毎度『下山ダッシュ』に思いを馳せずにはいられない飯田線踏切を渡り、じわじわと、ひたすら長い真っ直ぐな登り坂の先に次のPCである飯田駅。
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<PC5(195.2㎞)飯田駅 2016/10/08/21:54着>

当初計画では飯田駅到着後、駅から往復7㎞弱の日帰り温泉施設で着替えと仮眠を考えていたものの、駅到着時点ではそれほど眠気を感じておらず、しらびそ峠からの下りでかなり時間をロスしたこともあって、ここでの大休止を取りやめ先を急ぐことにしたが、後々の状況を考えるとこの判断は間違っていなかったし、次にこのコースに挑む際もスタート時刻が変わらないのであればやはりここでの大休止は見直すべきだという結論に達した。
600㎞の時に半分以下の距離で大休止を挟むのはよほど走力に自信がない限りやはり得策ではない。

そのままリスタートし、途中の7-11で軽く補給。
次のPCである大平峠に向かい、まずは飯田峠に向かうそれほど厳しい勾配では無いもののひたすら長い登りを淡々と進む。ところが眠気を感じていないのでリスタートしたはずなのに30分もしない内にやたらと眠気が襲ってきてふらつく有様。
路肩は狭く、なかなか休めそうなところがなかったものの、途中ちょうどいい具合に路肩がコンクリート補強されている部分を見つけ、その場で転がってアラームをセット。前回も活用したバイブレーション機能付きの腕時計。なんだかんだ言ってこれは便利。20分ほどまどろんで、そこそこ眠気が散ったところでリスタート。

それでもまだ少々眠気が残った感じがしていたものの、途中の水場で顔を洗ってさっぱりしたところで眠気がほぼ散った。
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ありがたき水場。

ところが更にその先ですっかり眠気が飛んでしまう状況に遭遇してしまったりする訳で。


SR600 Nihon Alps DNF記録-2へ続く
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