【相撲に勝って】BRM503千葉1000(福島「g」)完走記録-09【勝負に負ける】
2017.05.18 Thu 22:35 -edit-
BRM503千葉1000(福島「g」)完走記録-08より続く
PCで補給したりべいさんと雑談したりでやや時間を浪費。すると一人の参加者が到着早々開口一番”(後輪の)フリー(ボディ)が壊れて空回りしちゃってさあ、どうにか引っ掛かったからここまで来られたけど、どこかでホイール調達できないかな?”と。フリー(ボディ)がフリーになってしまうのはわたしもAJたまがわ大忘年会で経験して、あの時は別にブルベではなかったからレンタカーを借りて事なきを得たけれど、ブルベ参加中だったら果たしてどうなってしまったことやら。
べいさんがスマホであれこれ検索してコースに近い自転車ショップをいくつか見つけて教えたりしていた。その後”一か八か行ってみる!”とリスタート。文挟までの区間のアップダウンさえ何とか凌げれば宇都宮市内はフラットだしなあ。とかお見送りしたりしつつそんなこんなでダラダラしているうちにいよいよ時間がヤバくなってきたのでわたしもリスタート準備。するとMihoさんのお連れさんが到着してMihoさんがこの手前でDNFしたことを知らされた。ん~~~ここまで走って来て残念だけれど、これはご本人の判断次第。
なんだかんだ20分近くその場で過ごしてリスタート。
”Ave.20で押しても30分しかマージン出来ないからね、この先PC手前にアップダウンあるし楽な区間じゃないよ。”と、べいさんに脅された(?)のでとにかくまずは茂木のPCでマージンを稼ぐことにして先を急ぐ。
オーソドックスな杉並木の日光街道を通さずパインズ日光GCを抜けさせるコース。この道はA埼玉のアタック日光東照宮の際に夜間通行したことがあるけれど狭くて結構アップダウンがある。とはいえ連休中の杉並木は行楽客の車が多いだろうというコース設定者の配慮だろうか。確かに交通量は少なかった。それでもゴルフ場を抜ければ水田が広がり、文挟を抜けて宇都宮市街地を抜けるまではほぼフラットなので走りやすい。途中、先ほど先行した後輪フリーが破損した人に追い付いて声を掛けてみたらいまのところ何とか行けそう!との事だった。エールを送ってパスして先行。今にして思えばこの時少しでも牽いてあげられれば良かったかなとは思ったけれど、それは今だから思えることであってその時は心にそんな余裕は皆無だった。器が小さい。
宇都宮市街地を抜けながら”この路地を右に入れば「みんみん本店」や「正嗣」があるなあ…。”なんぞと思いつつ坊主頭なので存在すらしていない後ろ髪をひかれる思いで先に進む。左手にはお馴染みの健康ランド南大門。ペース配分によってはここで大休止も候補の一つだった。
宇都宮市中心部を西から東へ一直線に抜け、鬼怒川を渡ると今市の通過チェックでべいさんが忠告した通りアップダウンが増えてきた。交通量が多いけれど道幅が広いのでそこそこ走りやすい。それよりも西に向かって走るので結構眩しくてかなわん。いくつかのアップダウンを越え、道の駅もてぎへの距離表示案内標識を目にして時間には余裕ができたことを確認してちょっと落ち着く。
PCに到着した時に丁度真岡鐡道の車両が茂木駅方面に向かっていくところだった。

PC6 7-11茂木バイパス店(755.5km)16:52着(Close 18:19)
気合を入れて踏みまくったおかげで二時間半ほどで到着できたのでマージンが一時間以上に拡大したのだけれど、結果これだったら宇都宮で餃子を食べれば良かったとやや後悔。
”餃子を諦め、引き換えに一時間のマージンを得る。相撲に勝って勝負に負けた気分である。”
というのは当時のわたしのツィートで、偽らざるその時の心境であった。
お店に入ろうとしたらK内さんがリスタートしようとしていたところ。”土浦駅前の「湯楽の里」利用予定でしょ?先に行って待ってますよ!”との事。初日のAJたまがわ列車で移動していた際に大休止をどこで取るかという話題になった時”最後の大休止は残り200kmを切ったところにしたいよね。”という話題が出ていて、土浦駅前の日帰り温泉施設はちょうどその条件を満たしていた。それとは別に残り150kmほどの成田に宿を取る参加者も多かったようだ。
取り敢えずレシートを確保して、交差点はす向かいにある道の駅もてぎへ移動。
宇都宮での餃子を諦めて確保したマージンはとちおとめアイスのためにこそ充てるべきだろう。

結構な行列で20分ほど待つことになったものの無事とちおとめアイスゲット
レシートは既に取得してあるので道の駅からそのままリスタート。次のPCは160km先の、往路でPC2だった上総一ノ宮で約15時間の余裕がある。600kmを超えるブルベはその先の平均速度は11.5KPHに緩和されるので、通常のブルベでのギリギリ隊ペース(15KPH)で走ったとしても3時間強のマージンが生まれる計算になる。
日が傾き始めた道を南を指して進む。しばらく進むとどうにも既視感溢れる坂道。これは昨年AJ千葉のつくば200で使った道だった。あの時はなかなかヒドイ目に遭った(笑)

その際の通過チェックだった「栃木の駅 吹田パーキング」は閉鎖されていた
あの時今回の「g」主催のタッキーさんたちが梨を剥いて振る舞ってくれたパーキングは今は利用不可。5km北の方に代替施設が整備された模様。

笠間の石井神社
木造の鳥居がやらずで支えられている佇まいが珍しく感じた(というか初めて見たかも)ので通り過ぎざまに一枚。後から調べてみたら正確な創建時期は不明なもののかなり由緒ある神社らしかったので参詣できれば良かったなあ。
徐々に日が暮れる中、復路終盤に二つある(※もう一つは清澄)大きな山場の一つである道祖神峠に向けてえっちらおっちら。ここまで800km弱走ってきた脚にはかなり厳しい登り坂。しかもここには放し飼いの犬がいてj結構危険な目に遭う参加者も多いという情報をしょっちゅう耳目にするのだけれど、幸いなことにわたしはやたらうるさく吠えられる以外一度も危険な目に遭ったことがない。
ピークを越えてダウンヒル。すっかり暗くなった道を注意しながら気分よく下って行った先の交差点にある「農産物直売所恋瀬の里」の自販機前で休憩していたK内さんに声を掛けられたのでわたしもそちらへ。”すっかり暗くなった中良くわかりましたね?”という問いに”腕のライトでわかった。”との事。今回ずっと右腕にLEDライトのベルトを巻き付けて走っていたのでそれが目印になったのか。そういえば他の参加者で同じ位置にライトを装着している人はいなかったな。安全面からもこの装備は充分有効だと思うし今後も活用しよう。
以後はK内さんと土浦駅前の湯楽の里まで、というかK内さんとは基本この先ゴールまでほぼずっと一緒。

20時半過ぎ頃土浦駅前の湯楽の里に到着(※画像は閉店後)
ここは営業終了時刻が午前1時なのでもし寝過ごしたとしても強制的に起こしてもらえる。次のPCまでは約90kmでクローズまでは約6時間半(※K内さんは正午ちょうどスタートのW1)あるので通常ブルベギリギリ隊ペースでお釣りがくるのでのんびり走れる。
風呂に入ってさっぱり。冷水浴槽で脚のクールダウンも忘れずに。ウェア類の洗濯タイミングを逃してしまったので折角だから身ぎれいにアカスリでもしようかと思ったけれど、30分ほど待たされるということだったので諦めた。
仮眠コーナーで横になって目を瞑る。食事のラストオーダーが24時だったのでその15分前に目覚まし(バイブウォッチ)をセット。起き出してカレーうどんのセットを注文。

激辛を頼んだら店員に大丈夫ですか?と問われたけれどまあ、それなりの辛さ
食べ終わってしばらく時間が余ったので折角だから身体はギリギリまで休めておこうと再び仮眠スペースで横になったらうとうとしていたようで、気付けばK内さんに起こされているところだった。
荷物を取りまとめて店外に出てリスタート準備。
この時なぜかGPSの電源が切れていて実時間と記録時間に相違が生じているけれど、スイッチを押したらきちんと再起動してくれたし走行ログ自体は消滅することなくそのまま残ってくれていたのでそれほど大きな問題でもない。
挨拶がわりに気が向いたら押してやってください。

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PCで補給したりべいさんと雑談したりでやや時間を浪費。すると一人の参加者が到着早々開口一番”(後輪の)フリー(ボディ)が壊れて空回りしちゃってさあ、どうにか引っ掛かったからここまで来られたけど、どこかでホイール調達できないかな?”と。フリー(ボディ)がフリーになってしまうのはわたしもAJたまがわ大忘年会で経験して、あの時は別にブルベではなかったからレンタカーを借りて事なきを得たけれど、ブルベ参加中だったら果たしてどうなってしまったことやら。
べいさんがスマホであれこれ検索してコースに近い自転車ショップをいくつか見つけて教えたりしていた。その後”一か八か行ってみる!”とリスタート。文挟までの区間のアップダウンさえ何とか凌げれば宇都宮市内はフラットだしなあ。とかお見送りしたりしつつそんなこんなでダラダラしているうちにいよいよ時間がヤバくなってきたのでわたしもリスタート準備。するとMihoさんのお連れさんが到着してMihoさんがこの手前でDNFしたことを知らされた。ん~~~ここまで走って来て残念だけれど、これはご本人の判断次第。
なんだかんだ20分近くその場で過ごしてリスタート。
”Ave.20で押しても30分しかマージン出来ないからね、この先PC手前にアップダウンあるし楽な区間じゃないよ。”と、べいさんに脅された(?)のでとにかくまずは茂木のPCでマージンを稼ぐことにして先を急ぐ。
オーソドックスな杉並木の日光街道を通さずパインズ日光GCを抜けさせるコース。この道はA埼玉のアタック日光東照宮の際に夜間通行したことがあるけれど狭くて結構アップダウンがある。とはいえ連休中の杉並木は行楽客の車が多いだろうというコース設定者の配慮だろうか。確かに交通量は少なかった。それでもゴルフ場を抜ければ水田が広がり、文挟を抜けて宇都宮市街地を抜けるまではほぼフラットなので走りやすい。途中、先ほど先行した後輪フリーが破損した人に追い付いて声を掛けてみたらいまのところ何とか行けそう!との事だった。エールを送ってパスして先行。今にして思えばこの時少しでも牽いてあげられれば良かったかなとは思ったけれど、それは今だから思えることであってその時は心にそんな余裕は皆無だった。器が小さい。
宇都宮市街地を抜けながら”この路地を右に入れば「みんみん本店」や「正嗣」があるなあ…。”なんぞと思いつつ坊主頭なので存在すらしていない後ろ髪をひかれる思いで先に進む。左手にはお馴染みの健康ランド南大門。ペース配分によってはここで大休止も候補の一つだった。
宇都宮市中心部を西から東へ一直線に抜け、鬼怒川を渡ると今市の通過チェックでべいさんが忠告した通りアップダウンが増えてきた。交通量が多いけれど道幅が広いのでそこそこ走りやすい。それよりも西に向かって走るので結構眩しくてかなわん。いくつかのアップダウンを越え、道の駅もてぎへの距離表示案内標識を目にして時間には余裕ができたことを確認してちょっと落ち着く。
PCに到着した時に丁度真岡鐡道の車両が茂木駅方面に向かっていくところだった。


PC6 7-11茂木バイパス店(755.5km)16:52着(Close 18:19)
気合を入れて踏みまくったおかげで二時間半ほどで到着できたのでマージンが一時間以上に拡大したのだけれど、結果これだったら宇都宮で餃子を食べれば良かったとやや後悔。
”餃子を諦め、引き換えに一時間のマージンを得る。相撲に勝って勝負に負けた気分である。”
というのは当時のわたしのツィートで、偽らざるその時の心境であった。
お店に入ろうとしたらK内さんがリスタートしようとしていたところ。”土浦駅前の「湯楽の里」利用予定でしょ?先に行って待ってますよ!”との事。初日のAJたまがわ列車で移動していた際に大休止をどこで取るかという話題になった時”最後の大休止は残り200kmを切ったところにしたいよね。”という話題が出ていて、土浦駅前の日帰り温泉施設はちょうどその条件を満たしていた。それとは別に残り150kmほどの成田に宿を取る参加者も多かったようだ。
取り敢えずレシートを確保して、交差点はす向かいにある道の駅もてぎへ移動。
宇都宮での餃子を諦めて確保したマージンはとちおとめアイスのためにこそ充てるべきだろう。


結構な行列で20分ほど待つことになったものの無事とちおとめアイスゲット
レシートは既に取得してあるので道の駅からそのままリスタート。次のPCは160km先の、往路でPC2だった上総一ノ宮で約15時間の余裕がある。600kmを超えるブルベはその先の平均速度は11.5KPHに緩和されるので、通常のブルベでのギリギリ隊ペース(15KPH)で走ったとしても3時間強のマージンが生まれる計算になる。
日が傾き始めた道を南を指して進む。しばらく進むとどうにも既視感溢れる坂道。これは昨年AJ千葉のつくば200で使った道だった。あの時はなかなかヒドイ目に遭った(笑)

その際の通過チェックだった「栃木の駅 吹田パーキング」は閉鎖されていた
あの時今回の「g」主催のタッキーさんたちが梨を剥いて振る舞ってくれたパーキングは今は利用不可。5km北の方に代替施設が整備された模様。

笠間の石井神社
木造の鳥居がやらずで支えられている佇まいが珍しく感じた(というか初めて見たかも)ので通り過ぎざまに一枚。後から調べてみたら正確な創建時期は不明なもののかなり由緒ある神社らしかったので参詣できれば良かったなあ。
徐々に日が暮れる中、復路終盤に二つある(※もう一つは清澄)大きな山場の一つである道祖神峠に向けてえっちらおっちら。ここまで800km弱走ってきた脚にはかなり厳しい登り坂。しかもここには放し飼いの犬がいてj結構危険な目に遭う参加者も多いという情報をしょっちゅう耳目にするのだけれど、幸いなことにわたしはやたらうるさく吠えられる以外一度も危険な目に遭ったことがない。
ピークを越えてダウンヒル。すっかり暗くなった道を注意しながら気分よく下って行った先の交差点にある「農産物直売所恋瀬の里」の自販機前で休憩していたK内さんに声を掛けられたのでわたしもそちらへ。”すっかり暗くなった中良くわかりましたね?”という問いに”腕のライトでわかった。”との事。今回ずっと右腕にLEDライトのベルトを巻き付けて走っていたのでそれが目印になったのか。そういえば他の参加者で同じ位置にライトを装着している人はいなかったな。安全面からもこの装備は充分有効だと思うし今後も活用しよう。
以後はK内さんと土浦駅前の湯楽の里まで、というかK内さんとは基本この先ゴールまでほぼずっと一緒。

20時半過ぎ頃土浦駅前の湯楽の里に到着(※画像は閉店後)
ここは営業終了時刻が午前1時なのでもし寝過ごしたとしても強制的に起こしてもらえる。次のPCまでは約90kmでクローズまでは約6時間半(※K内さんは正午ちょうどスタートのW1)あるので通常ブルベギリギリ隊ペースでお釣りがくるのでのんびり走れる。
風呂に入ってさっぱり。冷水浴槽で脚のクールダウンも忘れずに。ウェア類の洗濯タイミングを逃してしまったので折角だから身ぎれいにアカスリでもしようかと思ったけれど、30分ほど待たされるということだったので諦めた。
仮眠コーナーで横になって目を瞑る。食事のラストオーダーが24時だったのでその15分前に目覚まし(バイブウォッチ)をセット。起き出してカレーうどんのセットを注文。


激辛を頼んだら店員に大丈夫ですか?と問われたけれどまあ、それなりの辛さ
食べ終わってしばらく時間が余ったので折角だから身体はギリギリまで休めておこうと再び仮眠スペースで横になったらうとうとしていたようで、気付けばK内さんに起こされているところだった。
荷物を取りまとめて店外に出てリスタート準備。
この時なぜかGPSの電源が切れていて実時間と記録時間に相違が生じているけれど、スイッチを押したらきちんと再起動してくれたし走行ログ自体は消滅することなくそのまま残ってくれていたのでそれほど大きな問題でもない。
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