【R500は】初めての牡鹿半島ライド【伊達じゃない】
2018.04.04 Wed 00:20 -edit-
撮影画像一式⇒牡鹿半島ゆるふわライド
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<実走行ログ:2018/03/30>
諸々業務の都合が重なったり別れたり…で、いきなり生じてしまった終日フリーの平日。
元々、(もっと暖かくなったら行ってみよう。)と、予め引いてあった牡鹿半島ライドというコースがあったのですが折角なので行ってみようということに。
過去秋田の男鹿半島には車でだったけれど行ったことがあるものの牡鹿半島は今回が初めて。
天気予報を確認してみたら、降水確率0%で予想最高気温15℃前後、予想最低気温は2℃前後で風は強い時間帯で5m弱というおよそ理想的なサイクリング日和だったのでこのチャンスを逃す手はない。
今回は平日ライドなので普段の遠出の際立ち寄って朝食をいただく閖上港朝市が開催されていないので閖上への立ち寄り無しでまっすぐ。
スタートは7時半頃
かなり日が長くなって来て7時台では日が高い。
海側の仙台市内を北上し、多賀城市を通過、塩竃市に入る。
まずは塩竃神社にお参りをば。
まずは塩竃神社敷地内にある志波彦神社へ。
塩竃神社敷地内にあるものの摂末社のような位置付けではなく、元は現・仙台市内に祀られていたものを塩竃神社別宮に遷座し、後に本殿を造営したものと解説にある。
次いで塩竃神社にお参り。
塩竃神社鳥居と参道、唐門
唐門を潜って右手に別宮、正面に左右宮
志波彦神社の解説にあるように、志波彦神社は鮮やかな装飾が目立つのに対して塩竃神社は装飾を抑え気味。
両社の御朱印
無事御朱印をいただきリスタート。
松島を抜けたらその先は自転車でも車でも未踏の地となる。
松島通過
奥松島手前で半島部分をショートカット。
吉田川、鳴瀬川を渡ってしばらく進むとブルーインパルス使用機体であるT-2練習機が展示してあるJR仙石線鹿妻駅。
青空に映えるT-2
しばらくは右手前方に航空自衛隊松島基地を観ながらほぼ一直線の仙石線沿いの道を北東方向に進む。
徐々に交通量が多くなり、石巻の市街地に突入。
石巻に足を踏み入れるのは記憶にある限りで人生初の事。
駅前には島村ジョーや仮面ライダーを始めさまざまな石ノ森キャラ
石ノ森萬画館
いずれ立ち寄ってみたいけれど機会あるかなあ。
この建物周辺はまだまだ津波被害の痕跡が色濃い。
しばらく進むと立派な鳥居が。
零羊崎神社大鳥居
後から調べてみたら「零羊崎神社」という同じ表記で「ひつじさきじんじゃ」「れいようさきじんじゃ」という二つの神社が近接して存在していて歴史的に紆余曲折があったようでほんのり闇が窺える。
ちょっと時間が押し気味だったので寄り道は控えてスルーしたけれど、本殿は大鳥居から片道3kmほど登った山の上にあるのでスルーして正解だった。後日改めて参拝してみたい。
<伊去波夜和氣命神社{いこはやわけ(わき)のみことじんじゃ}
通称:明神社>
ここもまた震災に伴う津波で甚大な被害を蒙った地域である。
崩れた鳥居、石灯篭、石碑など、今もまだ当時の被害の大きさを物語っている。
今なお修復作業が未完の被災した鳥居
この拝殿に避難した人は津波の難を逃れたそうである
木彫りの道祖神
勘違いしてはいけない。道祖神である。道祖神。
因みにこの神社も零羊崎神社同様もう一つ同じ名前の神社があってなかなか興味深い。
明神社をリスタートすると間もなく万石浦。
牡鹿半島の付け根に広がる海跡湖。
牡蠣養殖いかだがたくさん
これらもかなり流されたり沈んだりしてしまったらしい。
ここから先は平坦区間が終わって半島らしい(?)アップダウンの続く道。
どことなく三浦半島を思い起こさせる感じ。
月の浦展望台
支倉常長遣欧使節団が出港した月の浦港を見下ろせる位置にあるのだけれど木が邪魔で肝心の港がほとんど眺められない残念スポットとなってしまっている。
牡鹿半島唯一のコンビニがある小渕浜漁港を過ぎて木立の中を進むと小さなお社が。
金毘羅大権現
主に海上守護を祈願して海沿いに祀られる。
唯一のコンビニがあるくらいなので古くから栄えていた港なのだろう。
旧牡鹿町のマンホール
牡鹿町って捕鯨の町でもあったんだよね。
撮りはぐったけれど、外房の名前を冠した捕鯨会社の看板があった。
お昼時になったので食事が出来そうなところを探す。
下調べしてあったお店はうっかりスルーしてしまったので完全に行き当たりばったり。
「お土産・お食事」という看板に惹かれておしかのれん街へ。
おしかのれん街
今回はふた棟ある方の奥の奥のお店にお邪魔してみた。
お食事処「海船(かいせん)」
いわゆる海鮮丼の「海船丼」をいただきました
煮アナゴが乗っているのって珍しい気がする。
基本的にふた切れずつのネタはどれも大変美味しゅうございました。
お腹を満たしてリスタート。
今回の目的地として設定した陸前黒崎灯台を目指して楽ではない坂道をえっちらおっちら。
食後すぐなのであまり無理しないようのんびりシッティングでペダルクランクを回していたその時、パキン!という懐かしくもおぞましい、耳の奥に沁みついて離れない響きの音が響き渡った。リムの中で反響するので妙にこもったような甲高いような独特の音。
と同時に微妙に後輪の挙動がおかしくなったので停止して恐る恐る確認してみたら果たしてそこにはしがらみから解き放たれて自由を謳歌しようとたくらむ一本のスポーク。
協調性に欠けるスポーク
ハブ側は自由だけれどリム側は緊結されたままなので自由になり切れていない。
スポーク折れはそこそこ経験豊富(にはなりたくなかった)なので、ひとまず暴れて悪さをしないように動きを拘束してリアのブレーキアーチを全開にして、もう少しで目的地なので取り敢えずは目的地を目指す。
金華山の眺め
しばらく進むとどう考えても酪農を営む農家の庭先に出て行き止まり。
ちょっと引き返してから改めて確認してみたら、どうやら灯台にはダート道を進めねばならんようで。スポークが一本折れている後輪でダートを走るのは非常に心細かったけれど仕方ないので進んでみた。
灯台に向かうダート道
(道理でRWGPSでコースを引いていた時「Driving Mode」では線が引けずに「Walking Mode」に切り換えなければならなかった訳だ。)
そんなことを考えながらおっかなびっくりで進んだその先は…。
関係者以外立ち入り禁止なのであった
下調べが甘い。
(まあしゃーない、気持ち切り替えてこー!)
ということで帰路に就く。
ひとまず輪行で離脱するにしても女川まで30kmほど、若しくは石巻まで50kmほど戻らないことには始まりそうにない。
一応往路では路線バスとすれ違ったけれど乗せてもらえるかわからないし。
という訳で予定通りの復路で一路女川、石巻を目指す。
復路予定コースは宮城県道220号牡鹿半島公園線、通称「コバルトライン」と呼ばれる牡鹿半島の中央部の尾根筋を縦貫する道。
先ほど昼食を摂ったのれん街の前を通過して山道へ。
一度登ってしまえば尾根筋なので少々アップダウンはあるものの非常に走りやすい。
時折左右に海の展望が開ける
なんとなく雰囲気は安房グリーンラインっぽい
女川湾をバックに
往路では南岸をかすめた万石浦の北岸を今度は西に向かって進む。
ちょっと眩しい
石巻に戻って旧北上川沿いを南下
石巻はマンホールも石ノ森仕様がある
石巻市内を抜け、松島までは概ね往路と同じ。
鹿妻駅前のT-2再び
松島から内陸に入り、利府町から仙台市へ。
復路はひたすら内陸部を走ったけれど、仙台はそこそこ平野部が広いのでさしたるアップダウンもなく順調に進んだものの、陽が落ちて以降気温が一気に下がって来てGarmin読みで3℃を割り込む冷え込み。仙台市街地に入った辺りで19時を回ったので目についたラーメン屋さんに立ち寄り。
仙臺みそ壱でやさい味噌ラーメン
この時点で残り距離は20kmを割ったので宿舎まで約1時間といったところ。
夜の広瀬橋
仙台の市街地を抜けるにあたって幹線道路ではなく細い裏道を繋いでみたら信号峠が非常にきつかったので交通量次第で幹線道路を利用した方がストレスがより少ないと感じた。
20時半頃無事帰着
こうして約215km、13時間の初牡鹿半島ライドが無事終了。
牡鹿半島のコバルトラインが非常に気分の良い道だったので次の機会には逆方向から走ってみたい。
それにしてもShimanoのホイールR500の頑丈さたるや。
”R500ならスポークの一本や二本折れたってびくともしない頑丈さがあるし何より安いから遠慮なく酷使できるよね。”
というどなたかの話を小耳に挟んでからこのホイールに切り換えたけれど、今回も牡鹿半島でスポークが折れて以降100kmを超える距離を走ったにも関わらず、ブレーキアーチを全開にしたとはいえ一度もテンション調整することなく走り切れてしまったことには本気で驚愕している。
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