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日記超。-改・弐-

  : 

自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023May23Tue

【登坂を楽しむなら】蔵王エコーライン2Days-2/2【山形側だ】 

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坊平の閉鎖ゲートを16時半過ぎ(閉鎖時刻17時)に通過したら
ピークでは周囲にまったく人も車もいない状態。

<実走行ログ:2018/04/30>

前夜宿舎に帰着して真っ先にビールを飲みつつ翌日の予定コースをチェック。
西行きと東行きでルートを変えたつもりでいたけれど、序盤と終盤が違うだけで笹谷峠を通過するプランだったので関上峠(トンネル)越えのルートに組み替えた。
諸々細かい調整が面倒だったのでそのままにしておいたけれどRWGPSの画面上では203km/4,000UPというなかなかにえげつない数字が示されていた。
実際に走ってみたログを確認すると、RWGPSでは3,700mとなっているものの、Garmin読みで3,300ちょいなので恐らく後者が実勢に近いのだろうと思う。

前夜はビールを飲みながら、半ば寝落ちのような状況で就寝したにも関わらず携帯のアラームが鳴ると同時に5時に目覚め。普段からかくありたいと切に願う。
諸々準備を整えて、宿舎を出発したのは前日よりも約一時間早い6時半。
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6時半スタート

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二日続けて天候に恵まれた

閖上港朝市に向かう途中、いつも気になっている毘沙門堂に寄り道。
ここはお堂があると同時に古墳でもあるらしい。
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毘沙門堂

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毘沙門堂古墳遠景

二日続けて到着した閖上港朝市は、前日比で2/3程度の稼働状態に見えた。
日曜、祝祭日開催とはいえ祝日開催日はこんな感じなのかもしれない。
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やや閑散とした朝市会場

前回チコリンさんが”もう一軒の方のせり鍋も食べてみたい!”とのたもーていた方のお店に行ったけれど、この日はせり鍋を用意しておらずカニ汁のみとの事だったのでタコ飯の小どんぶりを購入し、いつものセリ鍋のお店でうどん入りのせり鍋を購入して朝ごはん。
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タコ飯:¥300- / せり鍋(うどん入):¥500-
タコ飯はタコが想像以上に柔らかくてひっじょーに美味なひと品でした。
やや足りない気がしなくもないけれど今回は距離もさることながら登りが厳しいコースなので前半少しでも時間を稼ぐべく出発。7時半頃。

名取川右岸を遡上して仙台バイパスから左岸へ。
そこからひたすら名取川左岸を進んで秋保の温泉街を過ぎたところから愛子に向かってひと山越える。ここから先しばらくはかつてAJ宇都宮主催の寒河江600で通ったコースの逆打ち。
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秋保神社神田越の月山

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第二広瀬川橋梁 美しいトレッスル橋

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JR仙山線
前日夜、向こうからこちらに向けて電車で走ってきたのである。

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いつも気になる朝ラーをやっているお店
7時からなので仕事前に食べて移動したらギリギリ間に合うかもしれないと毎度思う。チャレンジする価値はあるか。

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鳳鳴四十八滝


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関山峠(トンネル)を抜けて山形県へ
A宮城主催の東北1000、AJ宇都宮主催の寒河江600でそれぞれ山形県側から通り抜けた懐かしいトンネルである。

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関山大滝
前日に引き続き履き替えを携行しなかったので滝壺には下りずに眺めただけ。

天童市に入り、南下して山形市を指して走る。
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朝日岳と以東岳かな

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菜の花と水の流れの取り合せ

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一輪だけ色違い

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天童市のマンホールは将棋の駒

果樹園の中を通り抜け山形市に突入。
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芋煮と言えば宮城VS.山形

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西蔵王高原ライン入り口
妙に見覚えがあって不思議に思っていたけれど、ここを通過してしばらく経ってから、以前車で蔵王温泉にスキーをしに来たのを思い出した。デジャヴでもなんでもない。

しばらく何にもない山道をえっちらおっちら登って行くとお蕎麦屋さんを示すのぼりと看板が。ちょうどお昼時だったので立ち寄ることにして、食後の登り返しを思ってうんざりしつつ結構急な坂道を下ってお店の前へ。
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手打ちそば竜山
ウェイティングリストに記帳し、待つこと30分弱。
名を呼ばれ、入ってみたら四人掛けの座卓にひとりで座ることに。
周囲を見回してもそんな贅沢な座席の使い方をしている客は他にいない。
前日のベルツで通された六人掛けテーブルといい、「チコリンの呪い」が「祝い」に転化した途端、食事に関してはなかなか恵まれた事態に遭遇している。

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春の山菜天ざるそば(大)¥2,200-
お蕎麦も天ぷらも非常に美味しい。
但し混み合うお店なので表での待ち時間を含め一時間から一時間半は所用時間を見込んでおかないといけないため、仮にブルベ中に利用するとするとかなり綿密なタイムマネジメントが必要になる。現にこの時は12時半過ぎにウェイティングリストに記帳して、リスタートしたのは14時過ぎだった。
よくよく考えたら夜間閉鎖期間中の蔵王エコーラインを利用する際にもタイムマネジメント必要だと後から気付いた。

会計の際お店の女性に
”今日はどこからどのくらい(の距離を)走って来たんですか?”
と問われ
”宮城の名取から関山峠経由でここまで丁度100kmくらい。”
”ひゃっきろ!?お疲れ様です!この先はどのくらい走るんですか?”
”ここまででほぼ半分走ったからあと100km、蔵王越えて帰ります。”
”スゴイですね!おそばで大丈夫でしたか?カロリー足りますか?この先もお気をつけて!”
ってな会話があった。
なかなか鋭い指摘ではあったがオレにはしっかりとした蓄えがあるから少々のカロリー不足なら恐るるに足らずなのだよ。。。(T_T)
そんなこんなの複雑な心境でリスタート。

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数本の枝だけ花の色が違う

前日に続いて今回も温泉へ。
共同温泉川原湯に寄ろうかと思ったけれど、スキーで訪れた際その隣の温泉宿で入浴したので折角だから冬季は入れない大露天風呂に入ることに。
500mほどではあってもなかなか凶悪な登り坂に対抗するには120kmほど走ったわたしの脚では力不足、途中の平坦部分で休みを入れながらの登坂。
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蔵王温泉大露天風呂
この時点で15時ちょい前。
エコーラインのゲート閉鎖時刻に引っ掛かる可能性があったので着替えと風呂上りの休憩を含めて30分ほど、湯に浸かったのは10分から15分と言ったところの慌ただしさとなった。お蕎麦屋さんで思いの外時間がかかったのでこれは致し方ないところ。

リスタートしてエコーラインに向かう登り坂をえっちらおっちら。
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樹氷の泉で給水
ここからしばらく進んだところが西蔵王高原ラインのピーク。
折角標高1,000mくらいまで登ったのに約300mも下りやがる。
普段なら嬉しいダウンヒルもその先で標高1,600mまで登り返さなければならないと思うとうんざりする。なんでもっと上の方で西蔵王高原ラインとエコーラインを繋がなかったのか。
地道に稼いだ位置エネルギーが運動エネルギーに置換されるさまは普段なら本当に気持ち良いものであるけれど、今回のようにすぐに登り返しがあることがわかっていると苦行でしかない。ブレーキ操作でエネルギーがロスしてしまうことすら腹立たしい。

そんなこんなでようやくエコーラインに合流。
ここから山形県側の坊平閉鎖ゲートまでは5、6kmで時刻は16時丁度。
どうにか閉鎖時刻には間に合いそうとはいえゲートの位置がうろ覚えだったので万が一引っ掛かってしまったらシャレにならんということでとにかくゲートを過ぎるまでは必死。
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この沢とは何度も交差する

ようやく坊平高原の入り口に到達。
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坊平高原入り口
でもまだあと600m登らねばならん。

全天にうっすら雲がかかり、かなり気温は下がって来ているもののガシガシ踏んでいると結構な汗をかいて喉が渇く。ついさっきボトルに給水したばかりなのに既に1/3ほど無くなっていたので改めて沢の水を補給。
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御田の神園地(花畑)はこの奥

どうにかこうにかゲートを通過出来たので後はのんびり進むだけ。
時刻は16:35くらい。
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坊平高原閉鎖ゲート

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春まだ遠しといった風情

17時半頃ピークのお釜往復リフト乗り場付近でルーフに黄色い回転灯を乗せた道路管理者のパトロールカーと遭遇。
”あっち(宮城側を指差す)の方に行くんですかね?”
”そうです!”
”もうゲート閉鎖するんで気を付けて下ってください。”
”ゲートは抜けられますよね?”
”自転車なら大丈夫、余裕で抜けられる。”

ゲートが閉鎖されてパトロールカーが巡回しているということは前からも後ろからもまず車が来ることは無いので気兼ねなく道幅一杯、反対車線を使って撮影したり。
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雪の回廊独り占め

Garminの表示はこの時点で7℃ほど。
半袖半パン、指切りグローブでは若干の肌寒さを覚えながら、閉鎖ゲートまで約7kmのダウンヒル。
先ほどのパトロールカーと無線で遣り取りをしたのだろう、施錠しながらゲート支柱脇を抜けるようジェスチャーで示しながら作業員さんが車に向かい、乗り込んで走り去って行った。
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すみかわスノーパーク入り口閉鎖ゲート
自転車から降りて抱えてゲートを通過。路肩は水はけのために深い溝になっているので意外とおっかなびっくりの通過になった。

夕暮れ近づく中快適なダウンヒルを堪能しつつ。
エコーラインを遠刈田まで下っても良かったのだけれど、今回は広域農道コスモスラインを走ってみたかったので峩々温泉方面へ。
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峩々温泉
ここも一度泊まってみたい宿である。

ここから青根温泉に抜ける山間の県道を。
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なかなか盛り沢山な注意書き

ちょっときつめの勾配で幅員が狭く、路面が荒い坂道を進み、ピークを越えてしばらく下るといきなり路面状況が好転。勾配もそれほどきつくないので非常に走りやすく、新緑が目に優しい。
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カエデやヤマモミジがたくさん
この道は秋の紅葉シーズンが楽しみなところ。

気分よくしばらく進むと前方の木立の中にいきなりポツンとお堂が。
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青根観音堂
「いきなり」と思ったけれど、そのすぐ先には青根温泉の集落があったので「村はずれのお堂」といった感じ。

すぐ近くに足湯施設があったので立ち寄って小休止。
ここから先はいくつか小振りな登りがあるけれど基本的には下り基調なので気持ちが楽。
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青根温泉足湯 朝日の湯
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小休止

足湯でまったりした後、青根温泉集落から村田町に抜け
ほぼルーティンとなったルートで姥ヶ懐から岩沼に抜けて宿舎に帰着。
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20時半頃無事帰着 所要14時間

走り切ってみたら200km/3,300UPなのでそこそこ厳しいコースだったものの平坦部分が少なくて緩めの勾配で常時アップダウンしっぱなしのコースは思ったほどダメージにはならない(※ような気がする)。
宮城県側からの登りに比較して勾配は6、7割程度の勾配なので蔵王エコーラインはのんびりゆるふわ登るのであったら圧倒的に山形県側からのルートを採用すべしと切に感じた二日間でした。

当然ながらその分走行距離は延びるものの、キツイ坂を短い距離か緩い坂を長い距離か、案外悩ましい選択ではある。
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タグ: ロードバイク  ロングライド    観光  蔵王エコーライン 
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