【初挑戦の】AroundHokkaido2400 走行記録-00【RM認定走】
2018.09.01 Sat 17:31 -edit-
前日受付にて渡されたもの。
スライドジップのビニールケースに入っていたのは
今回のブルべカードと反射材のアンクルバンド二本。
既にRUSA(ランドヌールUSA)では
参加者に装着が義務化されているモノらしい。
わたしの今までのブルべ最長認定距離は1,000kmで、過去四本走って四本とも一応制限時間内にゴールにたどり着きはしましたが、残念なことに二本はそれぞれ途中PCの延着、ブルべカードの紛失という理由で認定を受けることが叶いませんでした。
2015年は業務上の都合でどうしてもエントリーが叶わず、2019年のPBPに照準を合わせて色々考えていたのですが、できればPBP前に1,000km超のブルべを走っておきたいという気持ちが強くありました。’15年のPBPに参加できなかった理由の業務でその後もあれこれ忙殺され、気が付いたらチャンスが2018年しか無くなってしまった状況となったのが2017年も半ばを迎えようかという頃合い。
そんな折、(記憶が確かなら)2017年の後半に、R札幌代表のヨシダさんから”2018年のお盆休み期間に1,200と2,400のRM認定走を開催する計画がある。”という情報がもたらされました。
元々風の噂で「R札幌が帯広発着、四日間で各300kmの四つ葉のクローバー的コースレイアウトのRMを計画しているらしい。」とは伝え聞いていたのですが、その倍の距離の2,400とはどこを走るのだろう?と思ったら北海道一周。
さすがに1,000kmまでしか経験のないわたしにいきなり経験の倍以上の距離は無謀だろうと尻込みしていたのですが、わたしの周囲には何故が2,400にエントリー予定!と前のめりになっている方が複数名いらっしゃいまして。そんな方々と話しているうちになんとなく気持ちがそっちに向かっていて、折よく転職という個人的事情で夏の間に長い休みを取得しやすい状況に置かれそうだったのでいつの間にかエントリーする気になっていたりしたのでした。
某忘年会でR札幌スタッフのタナカさんが”優先エントリー等は考えていません、完全に先着順に受け付けますがまず間違いなく募集枠の50名なんかすぐに埋まらないから安心してください!”と、豪語(?)していたにも関わらず蓋を開けば募集開始後数分でエントリー枠が埋まってしまうという瞬殺っぷり。
もしタナカさんの言葉を信じて翌日以降エントリーしようと考えたらどうなっていたことやら(笑)
そして当日を迎えるまでの間にFacebookに情報交換ページが立ち上がったり、東京周辺に在住している参加者は何度か直接顔を合わせて情報交換をしたりしながら開催当日を迎えました。
皆さん宿を押さえたり、その押さえた宿に着替え等のドロップバッグを送付したりしていましたが、わたしはと言えば相変わらずのノープラン。基本的には予定の全装備を携行して走行し、蓄積疲労が予想される後半は状況を鑑みながら走行しつつ場当たり的に宿を探せば良いかくらいの非常に舐め切った態度で臨んだのでありました。
最終的に認定が頂ける結果になっているので結果オーライと言えなくもないですが、あまり胸を張ってヒトサマにおススメ出来るプランではありません。
出来る範囲で面白おかしく綴ってみますが、基本的には自分自身の備忘録としての位置づけですのでお読みいただく際にはその点斟酌のほどをお願いいたします。
【2018/08/09(木)】
AroundHokkaido2400(以降AH2400と表記)は8月10日(金)の朝6時に帯広をスタートするブルべであるものの、車検(装備品チェック)及び参加必須のライダーミーティングは前日夕方開催されるので多くの参加者が8月9日の木曜日に空路で帯広入りする計画を立てていたが、よりによって8日深夜から9日早朝にかけて関東地方に最接近、若しくは上陸するとみられた台風13号のお蔭でみなさん相当心理的なストレスを抱えることとなってしまった。
万が一飛行機が飛ばなかったとしたら、諸々調整して来たスケジュールから何から一切合財が無駄になってしまう。
水曜日の予定を調整できる参加者の多くは予定を前倒しにして北海道新幹線を利用した陸路で北の大地を目指した。その日の内に一気に帯広まで到達した者、函館で一泊した者、八戸で一泊した者、或いは立ち席で木曜朝一の便で移動を始めた者。
わたしはと言えば、火曜と水曜の二日間どうしても外せない出張業務があって前倒し移動が不可能だったため、予約していた朝一羽田発とかち帯広行きが飛んでくれることをひたすら祈って当日朝を迎えたのであった。
万が一予約していた朝一便が飛ばなかったとしても台風の移動具合からして昼前後の便以降は飛ぶだろうし、AH2400参加者同様移動を陸路に切り換えた人も多いだろうからそこに空席はきっとある。もし仮に移動が間に合わなくて参加できなかったら札幌に飛んで、参加者と被らないタイミングでコースをトレースして帯広まで走ればよいと開き直った。コース上の宿は押さえていないがスタート/ゴールの帯広にはスタート前夜一泊とゴール後の土日二泊を押さえてあったので場合によったらゴール時の宿泊を前倒しで追加できないかホテルと交渉しても良い。
タクシーを捕まえようと思ったけれどスマホアプリでは空車が皆無だったので朝6時に自宅を出て京急線で羽田空港へ。
久し振りの飛行機輪行
ありがたいことに欠航情報は出ていない。
一時間近く早く到着したのに手荷物預けカウンターは大混雑。
結局離陸時刻が迫ってしまったので係員に列から呼び出された。
丁度そのタイミングで出勤途上のみいさんがお見送りに来てくれた。
みいさんから手土産に渡されたゆべし。
手荷物を預けてからのんびりできるつもりでいたので朝食抜きだったため非常にありがたかった。
搭乗口付近に行くとなんとなく見覚えのある人物がキャンセル待ちカウンター前にいた。タカトリ氏であった。クラスJにグレードアップするためにキャンセル待ちをしていたそうだったが、幸運にももう一人分余裕があるということでわたしもグレードアップ。
¥1,000-でこれはお得。
特に大きく揺れることもなく、フライトはつつがなく終了してとかち帯広空港に着陸。
この空港は初利用。
リムジンバスに乗り込んでJR帯広駅前へ。
約15年ぶりの帯広駅。当時は列車の時間待ちを利用して駅ビル内の店で豚丼を食べただけなので実質初帯広である。
ホテルに移動して荷物を預け、少々時間を潰してからお昼。
やはりまずは豚丼。
お店から出たところで道の向かい側からけーこ隊長に声を掛けられた。隊長は陸路移動にシフトして⇒飛行機の便を一日前倒して(ご本人指摘による訂正18/09/04)水曜の晩に帯広に一泊した余裕綽々組である。
しばし立ち話をしてからわたしが駅ビル内の銀行ATMでお金をおろしたり、ワイヤーロックやこまごました忘れ物を調達するために移動したのでお別れ。
ちょっと雨がパラついた帯広駅前。
因みにレーダーには全く雨雲が映っていなかった。
さすが名高いアメフラシのタカトリ氏である。
チェーンロックやテムレス手袋等を調達してから先ほどけーこ隊長が絶賛の上パワープッシュしていた六花亭本店のサクサクパイを。
店内で無料のホットコーヒーをすすりながらサクサクパイを頂く。確かに旨い。
時間になったのでホテルに移動してチェックイン手続きを。
ゴール後もここを予約しているのでOS500等、走行中不要なものを預かっていただける。
そしてこのために予約したといっても過言ではない天然温泉へ。
少々のんびりした後、前日受付とミーティングが催されるとかち館へ移動。
車検(装備品チェック)を済ませてブルべカードが入ったスライドジップパックを受領。
ライダーミーティング会場。
支給品。さすがに2,400kmともなると書かれた項目がやたらと多い。
けーこ隊長と二人並んで最前列ど真ん中に陣取ったら後から入室して来たリュウさんに”すげーやる気に満ち溢れた人たちがいる!”と笑われた。
ミーティング風景。プロジェクターを使ってコース及び注意点説明を。
ミーティング終了後は有志で集まって前夜祭。
翌日のことを考えてアルコールは控えめ。。。だったかな?
東京や川崎にも系列店があるらしい。
肉!ホルモン!!
この店の推しらしいブロックラム肉のジンギスカン。レアでも臭みが無くて柔らかくて非常に美味しい。因みに店員さんが切り分けてくれた時の動画がこちら
なんか、色々ローディングして満足して解散。
その後、宿近くのセコマで飲み直しのビールと翌朝の食料を買い込みホテルに戻り、温泉に浸かりなおして風呂上りビールを干して就寝。
ビールのアテのつもりで買ったら甘くて後悔した品。
良く見たら右下に甘いって書いてあったよ。。。orz
翌日以降の九日間(制限いっぱい使うつもりだったので)に思いを馳せつつ布団を被った。
以下備忘録としての装備品リスト。
コンセプトとして、コース上の宿を押さえていなかったので基本的にコンセントが利用できないものと考え携行機器類の内充電式しか手持ちがないもの以外は乾電池で運用できるものをチョイス。モバイルブースターはもっぱらスマホとヘルメット装着ライトの充電用とし、終盤は乾電池式モバイルブースターを利用。GPSもコース案内及びログ録りを乾電池駆動のeTrexで行い、Edgeはコースデータを流し込んで予備機として電源を入れずに携行、920も基本的に時計として使用し特定区間の距離やペースを知りたい時だけGPSモードに切り替えた。
携行パーツに関してはこれまでブルべ、非ブルべを問わずロングライド中発生したトラブルの最大頻度を参考に選択してみた。正直チューブ6本とか持ち過ぎだろ!とか自分でも内心思ったが、600四本分の距離だし気休め的側面も大きい。携行しなかった工具類では小型のラジオペンチがコネクトピンを折るときのみ欲しかった。
<パーツ、工具、電源、ウェア類>
※数量が明記されていないものは1個または1組
タイヤ×2、チューブ×6、CO2ボンベ×4+注入バルブ、ハンドポンプ(BS製、空気圧ゲージ付き)、チェーン、コネクトピン×3、ブレーキシュー(シマノ)×2組、タイヤブート、クイックパッチセット、リムテープ、スポーク×3、ディレイラーハンガー×2、携帯マルチツール、タイヤレバー、ニップル回し、プラスドライバー、チェーンフック(情報提供紗芋さん他皆さまありがとうございます)、チェーンルブ(ウェット用)
モバイルブースター(13400mAh×3+10050mAh)、リチウムイオン電池(単3×24本+単4×8本)、単3電池4本使用モバイルブースター(札幌以降)
サイクルジャージ(半袖)×3、アームカバー(涼感タイプ)、ノースリーブメッシュインナー×2、半袖ドライインナー、ビブショーツ×2、シューズカバー、薄手レインウェア(上)、薄手ロングランパン、レインインナーキャップ、インナーキャップ(涼感タイプ)、指切りグローブ×2双、薄手軍手、ニトリル手袋、コットン薄手手袋、テムレス手袋、五本指ソックス×2(綿合繊、メリノウール各1)、キムタオル(ペーパーウェス)×3枚
エスケープヴィヴィ、シェラフシート、エマージェンシーシート×2
フロントライト(単3電池2本×3個):キャットアイEL340、ジェントス閃、LENSLAZER
テールライト(単4電池2本):CATEYEリフレックスオート+メーカー不詳品
テールライト(USB充電)CATEYE TL-LD635
ヘルメットライト:前後共Bontrager(USB充電)+CATEYE ORB-SL(CR2032×2)
ドリンクボトル:500ml×2
GPS機器:eTrex20J、Edge520J、920XTJ(いずれもGarmin)
バッグ:リクセンカウル-コントアーマックス、シマノ U10
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この記事に対するコメント
私は陸路じゃなくて、一日前倒しで空路で帯広入りですよ~。
ノープランでもシングルギアでも2400走ってしまえるのはとりさんの実力。
私がノープランで走れるのは600までと何度も痛い目にあって知ったので、今回はキッチリ宿を押さえて1日に走る分を決めました。(多少無理ありで後半予定変更になりましたが)
キッチリ計画をたてても200走り切れない人もいるかもだし、全く何も考えてないとは思いませんが、アバウトな計画でも完走できるとりさんはやっぱりすごいや。
ノープランでもシングルギアでも2400走ってしまえるのはとりさんの実力。
私がノープランで走れるのは600までと何度も痛い目にあって知ったので、今回はキッチリ宿を押さえて1日に走る分を決めました。(多少無理ありで後半予定変更になりましたが)
キッチリ計画をたてても200走り切れない人もいるかもだし、全く何も考えてないとは思いませんが、アバウトな計画でも完走できるとりさんはやっぱりすごいや。
URL | けーこ #81/lD5GQ
2018/09/04 07:08 * 編集 *
> けーこ隊長
ご指摘恐れ入ります。コメントレスに先立ち昨日修正させていただいております(^^;
ノープランがプランなのであれですが(笑)
やはり反省会で話題に上がったけーこ隊長のハイペースっぷりはさすが世界一のオンナって感じですねえ。
いろいろな運の組み合わせで悪かったり良かったりの差し引きが良いほうに転がったのが今回の結果だったと自己判断しています。
とはいえ成功体験は人をダメにしますね、気を付けないと。。。
URL | 管理(?)人。@新職場 #bi94IFRw
2018/09/05 09:05 * 編集 *
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