【手元確認】AH2400 走行記録-10【ホントに大事】
2018.09.22 Sat 19:58 -edit-
根室市街地へと向かう途中左手に見えた根室湾に沈みゆく夕陽。
それまでずっと雨に打たれていたので
久し振りに太陽を目にしたら結構気持ちが軽くなった。
お日様偉大!
【2018/08/17(金)】
羅臼をリスタートし、追い風に押されて気分よく海岸線を走った後、道は開陽台へ向かって内陸へ



路面はウェットながらほぼ雨は止んだ。
じわじわ登る真っ直ぐな道をえっちらおっちら。
途中、チェーンの汚れを拭き取りたいとリュウさんが一時停止。
リュウ:もうさあ、今回のために新品ピッカピカのチェーンに交換したというのに雨のせいでもう真っ黒。まるでべいさんの自転車みたい(に汚損している)。いやだいやだ、こんなに汚れた自転車イヤだ。。。
散々な言われようだが汚れえた自転車と言えばべい理事の代名詞みたいなもので仕方がない。しばしの後リスタート。
こうしてみると雨に打たれっぱなしに見えるけれど降雨量自体はそれほど厳しいものでもなかった。
AH2400走行中一、二を争うほど怖かった工事由来のダートの下り坂。思いの外区間が長くてひやひやしながらの走行だった。
ここも天候に恵まれさえしたら見え方が相当変わっていたろうに。
ようやく「開陽台」の名が標識に現れたけれど、まだ20kmも先なのか。
徐々に路面がウェットからセミウェットへ、中標津町に入る頃には路面がドライ。
いかにも北海道らしい、人工物が視界に入らない景色が続くが、個人的にはこっちに来ないで海沿いの標津を進んで野付半島に行きたかった。
コースを見た時からその思いが強くて走行中にマージンを作れたら寄りたいものだと思っていたけれど、結局それどころではなかったというオチ。
開陽台へ登る坂道。
斜度もさることながら向かい風がかなり厳しかったのでおとなしく押し歩いた。
フォトチェックポイント 07(1984.2km)
cafe kaiyodai 看板
cafe kaiyodai 看板
ゴールまであと420km
応援に駆けつけて下さった地元女性(笑)と2ショット
駐車場からの眺め
開陽台から中標津中心部方面へ向かう長い下り坂。ここは非常に気持ち良かった。
雲が多めながらようやく天候が回復してくれた感。
なんとなくピンク・フロイドの「原子心母」アルバムジャケットを連想したものの(左)実際のジャケット(右)とは似ても似つかなかった
それでも「原子心母」とひと言キャプションを添えただけのツィートに反応してくれるフォロワーさんはいたのでこのジャケットの牛のイメージは非常に強い。
「牛に注意」の道路標識。ちゃんと白く塗ってある。
別海町付近。ようやく気分よく走れるようになった区間。
中標津から別海を抜け南東方向にほぼ一直線に走り、根釧街道にぶつかって東へ進む。
根室市突入。
天候はまずまずだったものの再び風が強くなって来た。
風蓮湖東端が根室湾と接するところを指して下る。
風蓮湖東端付近
温根沼(オンネトウ)と温根沼大橋
進行方向左が根室湾、右が温根沼。汽水湖である。
阿寒湖にあるオンネトーと同じく「年老いた沼」とか「大きな沼」を意味するアイヌ語がその語源らしい。北海道全域にこの名前があるようだ。
漁港にたくさんのカモメかウミネコが。
繁殖地という訳でもなさそうだけれど、単に寝床ということだろうか。
根室湾沿いの緩いアップダウンを進んでいたら左手に夕陽が雲間から姿を見せた。
何か降臨してきそう。
久し振りに浴びる日の光。
人は日光を身体に受けないとダメになるよ、うん。
夕陽に映し出された走行中の影。
日が落ちてしまったところで根室市街地に到着。
ちょっとした坂道を登った先の右手がPCなのだけれど、はす向かいにある回転寿司屋で夕飯を頂く予定でいたらなんということでしょう、金曜日は定休日なのでありました。
その落胆のせいという訳でもないけれど、道路脇のグレーチング周囲の勾配に前輪を持って行かれてしまって立ちごけ。エサヌカで打ち付けた右肘を再びしたたか打ち付け、キズが乾き始めていた右膝を再び擦りむいた。
PC8改め通過チェック 7-11根室敷島町
(2079.3km) 2018/08/17/18:40頃
お寿司が食べられないので次善の策。
”折角だから根室名物エスカロップしましょう。”By リュウさん
喫茶どりあんにてエスカロップ。
途中見かけた銭湯で湯に浸かって仮眠してからリスタートする案も検討したものの、仮眠できる休憩スペースがあるかどうかイマイチわからなかったのでパス。そのまま納沙布岬の写真チェックを目指すことに。
フォトチェックポイント 08(2097.9km)
望郷の岬公園 門碑 2018/08/17/22:05頃
望郷の岬公園 門碑 2018/08/17/22:05頃
この先の計画をざっくり打ち合わせ。
中標津の宿に間に合わなかったお蔭でこの先の走行計画も大幅にずれてしまう。
この先最後の宿として確保していたのは浜中だったけれど宿までの距離は150kmくらいあるので順調に走行出来ても朝になってしまう。宿泊施設での休憩は諦め途中バス停等で仮眠しつつゴールに向かおうというモノ。
まあ、ある意味わたし的には当初の計画ならざる計画に戻ったようなものだったけれど、最後の最後にこんなに余裕のない走行計画に沿って行動することになろうとは。
っていうかあれ?
そしたら「ひとみさん」となる意味は?
納沙布岬から根室市街地に引き返す途中、2013年に閉校したかつての日本最東端小学校である旧・根室市立珸瑤瑁(ごようまい)小学校の正門前にあった通学バス待ち施設だか登下校見守りのPTA待機場所だかといった体の小屋があったので少々場所をお借りして仮眠。
狭い小屋で仮眠中
小一時間ほどの仮眠の後リスタート。
相変わらず風が強かったが、市内に近づくにつれ雨もパラついて来た。
なかなか雨と縁が切れない。
根室市街地に入り、コンビニ休憩。
この時温かいカフェラテを飲んで落ち着こうと思ったのに、なぜかアイスカフェラテのボタンを押してしまったことにカップに口をつけるまで気が付かず、非常に落胆してテンションがダダ下がりになるという悲しい事案が発生した。
手元確認は安全作業の基本中の基本。
ゆめゆめ怠ることなかれ。
気を取り直してリスタート。
しばらく進んだところでようやく雨領域から離脱。
(AH2400走行記録-11へ続く)
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この記事に対するコメント
野付半島のトドワラはすでに消滅して今はナラワラなら残ってるんだっけ?(5年ほど?前の情報ですが) 雨交じりの強風吹き荒れる野付半島にはいかなくていいのですが、私も標津の方を通りたかったです。(以前立ち寄ったお店にまた行ってみたかったので。(一昨年家族旅行で再訪したけれど) 鮭とイクラと鮭の削り節が乗った『親子三代漬け丼』がまた食べたい。。)
でもきっと主催者は開陽台の景色を見せたかったのでしょう。見回せる視界があってよかったけど.。(^^;
記憶が定かではないけれど、パラダイスの時、夜中にもうろうとしながら見て、大きなホタテに見えたのがその温根沼大橋だと思うww
でもきっと主催者は開陽台の景色を見せたかったのでしょう。見回せる視界があってよかったけど.。(^^;
記憶が定かではないけれど、パラダイスの時、夜中にもうろうとしながら見て、大きなホタテに見えたのがその温根沼大橋だと思うww
URL | けーこ #81/lD5GQ
2018/09/26 16:31 * 編集 *
> けーこ隊長
野付はねえキラク跡をのんびり眺めてみたいのです。
本でしか知らないし。
あんなほっそい半島の先っちょに失われた集落跡があるってホントロマンあふれてて
いてもたってもいられない(笑)
今では立ち入り禁止だしそもそも歩けるような状態でもないらしいですけれどねえ。
なんか、こう
それでも思いを馳せに行きたいなあと。
URL | 管理(?)人。 #-
2018/09/27 12:54 * 編集 *
> けーこ隊長
「親子三代漬け丼」画像検索しましたが何ですかこりゃ。
絶対食べに行きたい奴や。。。
北海道、また走りに行かねばならん。。。
URL | 管理(?)人。1013試走DNS #-
2018/09/29 16:26 * 編集 *
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