【ヒドイコースも】BRM316千葉600チーバくん 走行記録-04【忖度次第】
2019.03.28 Thu 12:30 -edit-
おせんころがし方面を背にして海岸沿いのアップダウンを進む
中央に見えるのは(おそらく)入道ヶ岬
右手の山を越えた向こう側が
国指定特別天然記念物の「鯛の浦の鯛生息地」である。
コースを引いた人に感謝できる数少ないスポット。
<実走行ログ:2019/03/16-17>
真っ暗なドーバーラインを西に。
風が強いと地獄と化す道だけれど、風さえなければうまく下りの勢いを殺さずに進めればあまり登りが苦にならない、大ぶりなアップダウンの道である。
仮眠したばかりだったけれど、二時間ちょっとだったせいかまだ少々眠気が残ろ感じがするのでこの先のコンビニにでも立ち寄ろうと考えながら進んでふと気が付いた。今回はいわゆる「いつものコース」ではないのでコンビニのある交差点を通過しない。
あの信号のコンビニを避けて何故ここを曲がらせるのか
(敢えて無補給区間を作っているんじゃねーのか、このコース。)これまでも何度も感じた疑問が脳裡をかすめる。
住宅を縫うように進み、集落が途切れると畑の中の細い道。道幅の狭さと曲がりくねったアップダウンは三浦半島の南西、油壷周辺を思わせる感じ。
いつの間にか月が姿を現しており、月明かりに照らされた畑の中の細い道をのんびり走っていた時、畑が途切れて正面に林らしき影が見えたと思ったら路面がアスファルトから型押ししたコンクリート舗装に切り替わった。言わずと知れた激坂の証。
殺意の波動に目覚めそうになる
撮影してツィートを流していたら後続が一人やってきて”うわあ!何だこりゃ!?”と大声を上げた。”ヒドイよね、こんなところでいきなり激坂だよ…。””ホントヒドイ…。”
二人してえっちらおっちら坂を上り、どうにかクリア。しばらく進むと見覚えのある道に出られてホッとした。
飯岡のコンビニで軽く補給をして小休止の後リスタート。しかしどうにも眠気が散らずふらついてしまう。(やっぱり仮眠足らなかったか…。)取り敢えず眠気を散らす為に野手浜のコンビニに立ち寄りコーヒーを飲んでリフレッシュ。すっかり辺りが明るくなってきた。
ふと視線をはす向かいのコインランドリーに向けてみたらそこには建物に立てかけられた自転車と傍らに横たわるランドヌールの姿が。
コメントは差し控える
日が差し始め、徐々に太陽の輻射熱を感じ始めたところでリスタート。日向は日差しで暖かいけれど日陰はひんやり。
しばらく進んだところでそれまでやんわりだった眠気が一気にぶり返してきた。まだまだ少ないとはいえ後方から追い越して行く自動車が増えて来たところでふらつきながら走っていたら危なっかしくて仕方ない。少々ふらついても追突されることの無いよう歩道に移動して走行。丁度歩道幅が広い区間に遷移していたので助かった。
どうにも眠くて仕方がなくなり、どこかで少し休めないかと休憩場所を物色していたところで進行方向左手に広い芝生の広場とその端にテーブル、ベンチを備えたあずまやが目に入った。四角いテーブルの各々の辺に長いベンチが置かれ、東側のベンチは丁度昇り始めた日の光をたっぷりと浴びられるロケーション。
早速ベンチに横たわり、携帯のアラームを30分後にセットしたうえでこういう時のために携行しているアイマスクを装着してベンチに横になる。
日差しが暖かくて気持ち良い
気持ちよくまどろんでいたところ、いきなり年配の男性に話しかけられた。
”お兄さん、気持ちよくおやすみのところ申し訳ないのですが…。”
”…???”
”今日はこれからここでグラウンドゴルフの町民大会があるんですよ。ここが大会本部になるのでもうそろそろ場所を移動してもらえるとありがたいんですが。”
と、非常に物腰柔らかく丁寧に移動を求められてしまった。
その男性は50mほど先のあずまやを指し示して”あそこに見えるベンチなら使わないからおやすみになっても大丈夫ですよ。”
時刻を確認してみたら横になってから15分ほど。一瞬思いを巡らせてみたけれど、すっかり眠気は散ってしまったしこれから三々五々人が集まってくるならにぎやかになってゆっくり寝ていられなくなる可能性も考えられたのでそのままリスタートすることに。
着々と会場設営が進んでいた
寝ている間に何やら準備が進んでいたようである
たった15分ほどであったけれどすっかり復調してリスタート、快調にクランクを回していたけれど徐々に向かい風がきつくなってきた。
すっかり日が昇った九十九里の海
通過chk2(439.4km)
ファミマ勝浦出水@03/17/09:28
前日のヒドイ雨を思うと幸せ気分満々
※ただし風は強い
行川アイランド駅に利用者がいることに軽く驚く
※なにげに失礼な物言いである。
コースは一般的なそれから離れ、おせんころがし方面へ。
通常はトンネルに入るけれど今回は側道に向かう
実はワタクシおせんころがし方面へ向かうのは初体験である。
なんとも趣深い旧道を抜ける
おせんころがしへと向かう路地
JRのガードをくぐって左方向がおせんころがしである。
それにしてもなんでおせんさんが転がされたのか伝承を読んでも意味が分からない。抱えて歩いた村人も相手がおっさんなのか若いお嬢さんなのかくらいわかるだろうに。(父親と区別が困難なくらいの恵体の持ち主だったのか?)とか、いささか罰当たりなことを考えつつ。
そういえば終了後のTwitterのやり取りでチコリンさんが”「おせんころがし」は昭和のおぞましい事件の方を連想してしまって怖い。”的な表現もしていたけれど、死刑存廃論議が起こる際、死刑存続派が例示する「死刑以外に相応な刑罰がありえないくらいに凶悪極まる殺人者」の代表としてその事件の犯人の名前が挙がることも多々。
ドライで本当に良かったと思う急坂の下り
坂道を下りきったところが断崖絶壁。
左に行けばおせんころがし、右へ進むと鯛の浦方面。コースは右に折れて海沿いを進む。
下り切ったら登るわな
途中海の景色をパノラマ風に。
左に見切れている辺りがおせんころがし方面
緩いアップダウンの海沿いの崖上の道をのんびり進むと緩い逆を登り切った先が大きく右にカーブしていて眼前にちょっとした眺望が広がる。
入道ヶ岬方面
一般的なコースとは異なる道を通した主催者が見せたかったのはあるいはこういう景色なのかもしれないと勝手に主催の気持ちを想像して、こんなヒドイコースを引いたこともほんのちょっとだけ許せる。忖度大事!
しばらく進むと道が海を離れるので立ち止まって断崖の様子を撮ってみた。
海蝕地形の風情が好み
丁度通りかかったお散歩中の年配男性と軽く雑談を。
週末はここを歩くのが習慣なのだとか。健脚だよなあ。
しばしの世間話の後リスタート。道は海沿いを離れトンネルへ。
トンネル手前、落石防止柵の向こうに小さな祠
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