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日記超。-改・弐-

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自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2019May06Mon

【ランドヌール(ズ)は】レッドアトラス刊行記念イベント【地図好き多いよね】 

redatlas_jacket.png
体制崩壊時に流出したとされる
旧ソ連製作の地図を収録、解説した本。
特に東京中心部の地図は1966年のものなのでいろいろ感慨深い。

小泉悠×速水螺旋人
「ソ連製の世界地図“レッド・アトラス”を読む」
『レッド・アトラス』(日経ナショナル ジオグラフィック社)刊行記念
というイベントに参加して参りました。
下北沢駅前の書店で20時~22時のイベント。
若干遅めの開始/終了時刻だったので、イベント終了後にどこかに立ち寄るのは大田区民なわたしには少々厳しい。という訳で素振り的に「HANABI」さんにお邪魔。

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相変わらずの隠れ家感
ある意味初見殺しと言えなくもないけれど「スタバの右隣の路地奥」なので一度来たら大抵は覚える。

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マスターとお話をしつつビールとワインをいただく

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〆に「名物」うどん焼き
普段は複数人でシェアするけれど、今夜は独り占め♪
残念なことにお馴染みイーチョねーさんはお仕事の都合でご不在でしたが、マスターに色々と良くしていただき気分よく過ごしてイベント開始20分前くらいに会場に向けて移動。

徒歩五分ちょいで会場到着。
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「B&B」は下北沢駅南側にある書店
新刊書店ではあるけれど、品ぞろえやディスプレイにこだわりを感じさせるユニークな店舗。奥に見える白いプラ板の向こうが会場でその右手にドリンクをオーダーできるカウンターがある。イベントスペースは詰めて3、40人くらいが着席可能か。結構な盛況で、スタート15分前くらいにはあらかた席が埋まっていた。
料金はワンドリンク付きで¥2,000‐(前売)
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スタート前

ほぼ予定時刻ぴったりにパネラー二人が登壇し、トークショースタート。
2時間の内前半は本の内容と関連するものの直接は関係のない旧ソ連界隈のお話。会場にいた参加者の内結構な人数がモスクワ訪問歴があるらしい。オレの普段の生活圏内にモスクワ訪問歴ある人なんかほとんどいないけどな、いるところにはいるんだね、ホント。

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トークショー前半スタート

前半はパネラーお二方の経験談や旧ソ連、ロシアに関連しての小ネタや国境線に関してのお話。そのうちのいくつかを以下。
・先だってのロシアのウクライナ侵攻の際、初期に表向きは義勇兵として参加したロシア軍正規兵が捕らえられた時、公式には「夏休み休暇中の行動だった。」と発表されたとか。ロシア軍の兵隊は重火器を携えて夏休みに行くのかという。
・ロシア(旧ソ連)には軍に入隊する前に未成年が入る予科練的な組織があって、そこで一通りの軍事教練が施されるのでロシア空軍には初等練習機が存在せず、中等練習機からである。
・ロシア人は基本的に地図読みが出来ない。逆にドイツ人は基本的に読める。ロシアで「地図が読める」というのはそれなりに高い教育を受けた証で、モスクワ地下鉄を巡回している内務省の三人組の武装警備員は、隊長格の一人だけがマップケースを携行している。
・小泉氏の嫁(ロシア人)は登山が趣味で、ある日カザフスタン方面へ山登りに行った際、ビザを持っていなかったので国境警備隊員の目を盗んで国境を突破したことがある。
等々。

そんなこんなで一通り盛り上がったところで前半終了、後半へ。
後半も話は脱線気味ではあったけれど、本にも収録されている東京の地図を映し出しながらあれこれ解説。前半にも話があったけれど、橋梁には桁下高さや耐荷重などの数字が付記され”こういうのはどうやって調べたんでしょうかね?現地に行けばその辺が記載された銘鈑とかありますけれど、ソ連のスパイがいちいち見て回ったんでしょうかね?”とか
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早稲田大学辺りだったか

そのほかにも小泉氏の実家のある松戸周辺とか速水氏の現住所である大泉学園付近とか、あるいは当時まだ残っていた各種施設の表示を見ながらあれやこれや。
っていうか会場にいる参加者の内数名は普通にキリル文字(ロシア語)標記が読める上に歴史に関しても造詣が深く、時にはパネラーが読み間違えたり解釈違いをしたところを”それ、〇△のことですよ!”と指摘してみたり。
ディープなイベントにはディープな参加者が集うのね…。
後半はどちらかというと「半世紀前の地図を見て現代との差異を考える」イベント的。
最後にいくつか質疑応答的な時間があって、ほぼ予定通りの22時にイベント終了。

出来ればもう少しのんびり余韻を楽しみたいところではあったけれど下北沢からの移動では終電時刻が早いので飲みなおしをすることもなくまっすぐ帰宅。

イベントタイトルこそ「レッドアトラスを読む」となっていたけれど結局本に関しての内容は1/4あったか無かったかという程度だったものの、そこそこ面白いイベントなのでありました。
地図とか地理関連のイベントは久しぶりだったけれど、なかなか面白く、ロシア(ソ連)関連の小ネタはかなりツボだった。
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タグ: レッドアトラス  本屋B&B  小泉悠  速水螺旋人 
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