FC2ブログ
03« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»05

日記超。-改・弐-

  : 

自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023May24Wed

【私的1000km】BRM511たまがわ400石廊崎 認定試走-03【8分延着】 

19043007.jpg
それまで散々降っていた雨がゴールに辿り着いた途端に上がり
あまつさえ自宅に向けて走り始めたら日が差して来たりして。
本番はかなり良好なコンディションだったようなので
典型的な「試走担当者のみそぎ」ですね。


写真チェックポイントをリスタートしたのが想定クローズ時刻の約15分前で、通常であればこのくらいマージンがあれば少々気が休まるのだけれど、この先は今まで単純に折り返していたものの今年は新たにあいあい岬方面を回ることになっており、過去に走った経験がないこの区間を事前にチェックしたところではなかなか厳しい登りがある区間であるためオンタイム(=15KPHペース)で走り切れるかどうかが非常に怪しい。

そそくさとリスタート。
集落内の細い路地に入りしばらく進むと民家が途切れ、道は急勾配の坂に変わる。
雨がしとしと降る中淡々と坂道を登って行ったところ、左手の茂みから転げだすように飛び出してきた二匹の小動物が、わたしが照らしている明かりに驚いたように一瞬動きを止めてこちらを窺い、再び動き出してからはじゃれているのか喧嘩しているのか、ギャアギャア騒ぎながら右手の茂みの中に入り、すぐ飛び出してきて再び左手の茂みの中に姿を消した。
街灯は全くなく、雨が降っているため月明かりもなく、ぬれた路面に乱反射して前照灯の効果が低い、真っ暗な中を淡々と進む。
試走を担当したHideさん伊地知さんのツィートには眺めの良いあいあい岬付近の風景写真等が添えられていたものの、雨の夜ではそんな景色を楽しむべくもなく。

しばらく進むとコウスゲ公園管理棟と思しき建物の灯りが見え、公園を過ぎると下り坂。
トンネルをくぐると小さな集落があって、下調べが甘かったのでようやく坂道が終わるのかと思ったら再び登り坂が現れて思わず呪いの言葉を口にした。

因みにこの集落を何というのかと思って調べてみたら南伊豆町中木だったものの、地図で見るとあいあい岬を含む県道16号沿いの細長い土地が別の集落になっている。更に調べてみたら隣の入間集落に所属しているようでなかなか興味深いものがあったり。
190430C.png190430D.png
中木集落と入間集落

雨の中再び登り返してようやく下り、見覚えのある二條交差点まで到達。
この先はPCのコンビニまでほぼフラット区間なので必死に回す。おそらく時間はかつかつのはず。
ようやくPC3に到着したのは案の定クローズギリギリなのであった。
PC4(219.1km)
19042927.jpg
20:53/Close21:06
マージンはたったの13分。
折り返しでこんなに少ないマージンでは疲れからペースが落ちてしまう後半もあまり休憩できないという、なかなかしびれるシチュエーションである。

あとはひたすら戻るだけ。
(走ったことの無い区間は終了したので大体のコースプロファイルは頭に入っているし、後はコースコンディションがどこまで悪影響を及ぼすか「だけ」。)
そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
下賀茂から下田を抜け、河津、稲取、熱川、伊豆高原、伊東…と、激しく降りしきる雨の中ひたすら淡々とアップダウンを繰り返し、伊豆多賀のPCまで戻って来た。

PC5(294.7km)
190430A.jpg
30/1:41/Close30/2:10
どうにかマージン30分まで回復。
相変わらず雨脚が強く視界が良くないのでダウンヒルで稼げない。
とはいえ小田原まで戻れば後はフラットな区間なのでどうにかなる…と思ったところで思わぬ(?)障害。睡魔の波状攻撃なのであった。
やはり600kmのブルべを走ってから150kmほどの距離を運転した後睡眠四時間ほどで挑むのはわたしの体力的にはなかなかハードなものであったようである。

2、30km程度ごとにコンビニに立ち寄ってコーヒーを飲んでみたり、走りながら歌を歌ってみたりしたものの一向に睡魔は散らず、ストップアンドゴーが増えるのでいたずらに時間だけを食い潰してしまっている状態。気温はそれほど低くないので天気さえ良ければ道端に転がって仮眠という手も考えられたもののあいにくの雨。あれこれ考えながら進んだところで透明なポリカーボネートで三方を囲われた屋根付きバス停が目に入ったのでそちらで休ませていただくことに。
19043001.jpg
当然ながらとっくに終バスは終わり、始発バスもまだ来ない
生憎ベンチは横たわれるような作りになっていないので座った状態で目を瞑ってしばし休憩。
時間を計り忘れたけれどおそらく15~20分ほどその場で休憩し、多少すっきりしたのでリスタートしてみたけれどやはりまだ少々眠気を引きずっていたので真鶴駅前のベンチでも同様に15分ほど休憩。
19043002.jpg
真鶴駅前ベンチ
真夜中でも煌々と照明が灯っているので夏場は羽虫が集まってきてかなりしんどいけれど、雨が降って気温が低めだったおかげでほとんど悩まされることは無かった。

真鶴をリスタートしたところでようやく眠気が散ったので改めてペースアップ。
その時点では若干オンタイムから遅れている借金状態。
周囲が明るくなってくるとようやく気分が乗ってきて、そこそこ脚も回るようになってきた実感がわいてきた。ところが小田原を抜け、大磯方面に向かって走っているとき、念のためにコーヒーでも飲んでおこうかと思ってコンビニを探してちょっと進行方向を確認し始めたところ、ハンドルに妙にごつごつとした違和感が。恐る恐る確認してみたら案の定前輪パンクなのであった。

グロスで18KPHくらいのペースで押さないと次のPCに間に合わないというタイミングでのパンク。一瞬DNFも脳裏をよぎったものの、離脱しても濡れネズミではどこに避難するというのかと腹を括ってパンク修理。
19043003.jpg
おそらく自分史上最速のパンク対応だった
CO2ボンベでエアを注入したらボンベが雨で一瞬凍り付いてちょっと難儀した。

残り時間と距離を勘案すれば20KPHを下回るペースで走ると間に合いそうにない。
最後の最後になって時間に追われるギリギリ隊状況で走らねばならんとは。
R1からR134へ。
19043004.jpg
腰越橋を左折して信号峠の連続区間へ

eTrexに表示されているPCまでの残距離と、現在時刻を照らし合わせてペースを確認しつつ、ギリギリ間に合うか間に合わないかというタイミングであることを改めて認識。途中、うっかりミスコースまでしてしまって時間をロスし、際どいタイミングでPCに滑り込み。

PC6(368.5km)
190430B.jpg
30/6:59/Close30/7:06
このタイミングでマージン7分。

取り敢えずここまで来たらメカトラさえなければゴール延着は無い。
やや気持ちが軽くなってリスタート。

19043005.jpg
雨に煙る横浜ランドマークタワー

相変わらず路面が荒いR1を北上し、多摩川を渡る。
右折すればほんの2km半で自宅だというのに左折して二子玉川に向かう。二子玉川発着で三浦や伊豆に向かうブルべの際、ヤラレ気味で帰ってくると右折して帰りたくなる非常に悩ましいポイントをなんとかやり過ごしてようやくゴールに到着。

Goal(405.5km)
19043006.jpg
30/9:08/Close30/9:30
どうにかこうにかゴールに帰着。
認定時間は26時間38分で、4/27/6:00の興津600スタートから起算すると75時間8分となってしまって残念ながら1000kmの制限からはタイムオーバーなのであった。

19043008.jpg
ひたすら雨中ライドだったので手指がしわしわ

ところがゴール直後に雨が上がり、帰宅途上では日が差す場面も。
19043007.jpg
ゴールした途端に雨上がる

私的スタート専修寺関東別院前着
19043009.jpg
平成31/04/30/10時ちょい前
こうして「平成最後の認定試走」が無事終了を迎えたのでありました。

【おまけ】
帰宅してシャワーを浴びて洗濯機回して、お昼過ぎから肉を食らいに川崎へ。
19043010.jpg19043011.jpg
ワイルドステーキ450gと
(画像ないけれど)ワイルドハンバーグ300g

駅前で少々時間を潰して開店早々いつもの立ち飲み屋さんへ。
19043013.jpg19043013b.jpg19043014.jpg19043015.jpg
明るいうちに飲むのはシアワセとしか言いようがない

いったん帰宅して落ち着いてからのんびりお風呂に
19043017.jpg
黒湯温泉でのんびりケア

世間では10連休とにぎやかではあるものの、わたし自身は翌日5月1日までがお休みの五連休。
その連休最後の一日は翌週試走をすることになっている【BRM525神奈川300直江津】のコース下見を車で行うことになっていて、短いながらもみっちり予定の詰まった有意義な連休なのでありました。
関連記事
挨拶がわりに気が向いたら押してやってください。
にほんブログ村 自転車ブログ ブルベへ
にほんブログ村

タグ:   ロードバイク  ロングライド  ブルベ  ピナレロ    AJたまがわ  石廊崎 
BRM(200,300,400,600)  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

コメントの投稿

Secret

△top

この記事に対するコメント

△top

トラックバック

トラックバックURL
→http://trinity001.jp/tb.php/1420-94b72bd9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△top