【素掘りトンネルと】AJ千葉忘年会2019-1/2【御朱印と】
2019.12.18 Wed 08:58 -edit-
今回初めて通ったコースには
幾つかの素掘りトンネルが点在していて
過去複数回通った経験のある区間でもいくつか
素掘り水路トンネルの存在に気付くなど
なかなか素掘りトンネル三昧なライドなのでした
<実走行ログ:2019/12/14>
例年通り今年もAJ千葉忘年会に参加。
今年はA埼玉忘年会は雨天のため、AJたまがわ大忘年会はもともとの予定だったため各々車を運転しての参加となってしまったが「忘年会三部作」掉尾はしっかりとライドで締めくくりたいもの。
そもそもAJ千葉忘年会と言えばわたしがブルべデビューしてから初めて参加したクラブ主催忘年会であり、その時にできた知り合いから今の知り合いへと繋がりが広がっていった、いわばルーツとも言えるイベント。
そんな思い入れ深いイベント前日だというのに、しかもそのさらに前日である木曜日の晩に相当痛飲してしまい、金曜日の夕方になっても珍しく胃腸の不調がおさまらなかったというのに…。
某モロさんからの”ちょっと相談したいことがある。”という連絡で神田馬力に赴き”体調あんまり良くないから飲酒は軽くにする。”とうそぶきつつ、飲み始めて30分も経過した頃には”不調がおさまって来たから今夜は普通に飲める。”と口走っていつものような飲み食いをし、結局帰宅してから翌日の準備が出来なかったため、翌日早起きして準備することにしてさっさと床に就くという「立派なフラグをぶっ立てる行為」に及んでしまったものの無事、前夜の予定通り4時に起床。
eTrexにPCからデータを流し込むことから始めなければならない出発準備。加えて輪行で移動する予定だったので自転車を輪行袋に詰めなきゃならないし、前夜あまりにも眠すぎて洗顔と歯磨きだけで寝てしまっていたのでシャワーも浴びたいし、そもそも「充電モノ」の段取りが一切できていないし…と、あれもこれも山積した状態をひとつづつクリアしていってようやく自宅を出られたのは6時ちょっと前のこと。どうにかこうにか間に合って六郷土手から一駅だけ乗って京急川崎まで。そのままMORES前の東京湾アクアラインバス停留所で待つこと約20分。アクアラインバスが定刻通り到着し、無事乗り込んで出発。
川崎駅前の横断歩道から
走行中に朝日が昇る(6:35発)
※私的備忘録:工場萌えな写真を撮りたかったら右窓側座席に座ること。
週末の朝ということでアクアラインが多少混雑してはいたものの大きな遅延なく7時半過ぎには無事袖ヶ浦バスターミナルに到着。
袖ヶ浦バスターミナル
輪行解除完了
今年のプランも例年とほぼ変わらず、八平でアリランラーメンを食してから月崎で素掘りトンネルを眺め、養老渓谷を回って二階建てトンネルを愛で、いつもとは少々異なる区間を通るものの清澄養老ラインで安房小湊に抜けて海沿いを千倉へと向かうルート。途中、余裕があったら御朱印を拝領して回るという腹積もりで御朱印帳は神社用、寺院用で計二冊携行した。
まずは長南町の八平を指してスタート。
房総横断道路
房総の道って意外とこういうまっすぐ伸びる道が多い。
房総横断道路から大多喜街道に入る予定でいたのにうっかり交差点を曲がり損ねて清澄養老ラインに入ってしまったため、大多喜街道に復帰すべく脇道に入ったところ、踏切の明滅信号が作動しているのが見えたので線路のそばに寄ってみたら丁度良い具合に駅があり、更に丁度良い具合に汽車が入線してくるところだったので見通しの良いところで待機して撮影。
丁度良いタイミングとアングルだった
小湊鐵道・上総川間驛
少し離れたところから駅を眺める
田んぼの真ん中にある小ぢんまりとしたお社の類かと思うくらい周りに何もない。電化路線ではないのでパッと見で線路があるようにも感じないため、言われなければとても駅があることには思い至らない。
大多喜街道に復帰してしばらく進むと今度は「関東の駅百選」にその名を連ねている(その場で得た知識だけれど)鶴舞驛。
小湊鐵道・鶴舞驛
大正14年ごろからのコンクリート土間
鉄分を補給したので気分良くリスタート。風が強めだったもののこの区間は基本的に西に向かっての走行となったため概ね順調に進んで八平前到着は10時丁度くらい。
名前を記帳して開店の11時まで待機。わたしの前には二人組、三人組とわたし同様一人客の計三組の名前があってわたしは四組目、前には六人しかいないので無事「ファースト・ロット」のゲットである。
八平到着は10時
11時丁度に店内に通される
焼き餃子・アリランチャーシュウ(中)辛め・(ライス)
餃子は店外の間借りスペースで営業する別店舗のもので、その出店は土日祝祭日のみ、ライスは店内で供されるものではあるがこれもまた土日祝祭日限定。昨年までライスはメニューに無かったと記憶しているが、地元長狭米(コシヒカリ)を使用していて非常に美味しい。
お腹を満たしてリスタート。
お店を出たのはほぼ正午で、お店の相変わらずのオペレーションには苦笑するほかない。来年参加するときはこの二時間を有効活用できるよう、アリランラーメンを外して計画しようかとも思うけれどこの忘年会でも無いとなかなか訪問機会が無いのが悩みどころ。じっさい今回の訪問が今年の最初で最後だし。
月崎に向かう途中、以前から気になっていた鳳来寺観音堂に立ち寄ってみることに。
国指定重要文化財・鳳来寺観音堂
路肩が陥没していたり、永昌寺トンネルも抜けた先が崩落しているため全面通行止めだったり。台風15号の爪痕はまだまだ生々しい。
路肩が陥没
永昌寺トンネルは通行止め
本来ならこのまま坂道を登ってトンネルの名前にもなっている永昌寺にお邪魔してみようと思ったものの、わたし自身の人間としての尊厳に深く関わる事態が発生し、慌てて月崎駅前の公衆トイレに飛び込むこととなったのである。
いやはや、本当に危なかった。使用中だったら詰んでたわ。
駅前にタクシーが停まっていて、老紳士が乗り込もうとしているもしくは降りようとしているところだったけれど、駅到着前にもトイレの個室内にいる間にも汽車が通過した気配は無かったので若干不思議に思いつつもタクシーが去った後軽くあちこち撮影をば。
軽く月崎驛周辺を散策
少々戻って急坂を登り、初めての参拝となる永昌寺へ。
<霊窟山 永昌寺>
静謐な空気が漂う空間
この石塔から音楽が流れていた
立派な山門
常香炉は素焼き土器風
本堂にお参りを済ませ、寺務所の方に移動すると住職が来客対応中のようだったものの、縁側の掃き出し窓を開けて対応して下さったので御朱印を拝領したい旨申し出ると”風が強くて寒いから上がりなさい。”と招じ入れられ、更にはお茶まで供していただいた。
大テーブルのはす向かいに座っている先刻まで住職が会話していた客人が先ほど月崎駅で見かけた老紳士。聞けば帰りの汽車の時刻を確認していたのだとか。”ここでお会いするのも何かのご縁でしょう。”と、見た目通り柔らかい物腰のその方と、御朱印帳への書入れを終えた住職を交え三人で少々世間話をさせていただいた。
老紳士はかつて弱視用読書器を開発・製作し、司法試験会場持ち込み第一号の製品を世に出した会社にいらしたとのことである。監視カメラを製造し、レインボーブリッジ頂部に設置もしているのだとか。
拝領した御朱印
永昌寺をおいとまして再び月崎駅前を通過、市原クォードの森へと向かう。
林道月崎一号線は一般車進入禁止となっていたがその理由が「林道行き止まりの為」とされていた。とはいえ今までずっと通行できていたし行き止まり部分は広場になっていて駐車も転回も可能だし、ハイキングマップには「駐車場」として記載されていたりもしたけれど、行き止まりから先に進む遊歩道「きのこコース」が現在通行不可なので事実上ただの行き止まりだからということか。改めて台風15号の爪痕の大きさが伺える事例ではある。
一般車進入禁止看板を目にした時には林道の崩落や落石等が心配されたものの、走ってみたら特に今までと大差ないコンディションだったのでかなりホッとした。
月崎の素掘りトンネル群
突き当りで林道を折り返し、養老渓谷方面へ。
小湊鐵道・養老渓谷驛と小湊鐵道バス
バスが停車中なのでもうじき汽車が入線してくるはずだとは思ったけれど、あんまりのんびりもしていられない。朝から南風が強めだったが、八平から先はコースが南下になるのでひたすら強い向かい風となりペースが思ったほどには上がっていなかった。
養老渓谷温泉街を抜ける。
出世観音でも御朱印をいただきたかった
またいずれかの機会に。
賑やかな区間を通過して毎度おなじみ向山(共榮)トンネルへ。
いつもの二階建て
養老川(弘文洞跡方面)
今まで二階建ての向山(共榮)トンネル通過後は折り返して再び清澄養老ラインに復帰して南下するのが常だったけれど、地図を見る限りではそのまままっすぐ抜けることが出来るはず。とはいえストリートビューの画像が表示されない区間なのでグラベルの可能性も捨てきれなかったためこれまでは通行を避けていたが今回は意を決して突っ込んでみることに。台風の影響で通行止めの可能性もあるにはあったが(通行止め標識の類は何も無いのでひとまず大きな問題はなかろう。)というかなり甘い見通し。
当初は道幅広く開けたところを通る。
色とりどり
が、いきなり道幅が狭くなって一気に薄暗く湿った感じの道に。
気を付けないと落ち葉で滑る
とはいえ路面は舗装路で、ところどころに水溜りがあったもののそれほど荒れた感じの無い。勾配はさほど厳しくない山道を淡々と進む。(退避所の類が見当たらないけれど、一体どこで自動車はすれ違うのだろう?)と不思議に思うほど道幅は狭いし左右に余地が無い。そんなこんなで走りつつ、とあるブラインドコーナーを抜けたら目の前に素掘りのトンネル。
心にどストライクだったので見た瞬間思わず声が出た。
素掘りトンネル三つ(だったはず)
養老川支流の夕木川の眺めもなかなか素晴らしい。
夕木川の眺め
非常に心豊かになれる区間なのであった。やっぱり房総の山の中は色々楽しい。
因みに当該区間がこの五キロ弱。
筒森トンネル南側から清澄養老ラインに復帰し、お馴染みのコースをひた走る。
七里川温泉前を通過して奥清澄へ。
いよいよ今回のコース最高地点(とはいえ300mちょい)へ向かう。
じわじわと続く登り基調のアップダウンの末、清澄養老ライン最高地点に到着。普段ならこのままダウンヒルを堪能するところではあったけれど今回は(折角なので清澄寺を参拝しよう。)ともくろみ、更に坂を登る。
<千光山 清澄寺>
黒門
仁王門
大堂と御朱印
本院脇からの眺め
清澄寺参拝でひと通り予定していた行動は終了したので満を持して千倉に向けて移動開始。
安房小湊方面に向けた下り
走行ログを見れば一目瞭然、ここから先は一気に海岸線へと駆け下ったら後は多少のこぶがあるだけの平坦路なので休憩なしなら残り約40kmを一時間半くらいで走り切ることが出来る…はずだったのになんだこの向かい風?
それまでもそこそこ強かったけれど、海沿いに降りた途端に恐ろしく強烈な向かい風に阻まれ、フラット区間で全力で踏んでもトップスピードは25KPHに届くかどうか。昼からずっと向かい風基調ではあったけれど、さすがに日が落ちたら多少は凪いでくるだろうと思ったのに一向にその気配もなく。
鴨川松島
因みにAJ千葉重鎮のヒラヤマさんは、この強風に煽られて危険だと判断して途中から輪行に切り替えたのだとか。どうにかこうにか千倉のマリンハウス六治郎に到着したのは17時半を少々回った頃のこと。
(初日の)ゴール
晩ごはん開始時刻を確認したら予定は18時だったものの宿のおばちゃんの話では少し回るので18時半近くになるのではないかということだったのでまずは風呂に入ってさっぱりするところから。
AJ千葉忘年会2019-2/2 に続く。
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