【暑熱順化の】真夏のゆるふわ柳沢峠チャレンジ【大菩薩ライン】
2020.08.23 Sun 18:05 -edit-
柳沢峠にて。
もちろん今年初めての訪問だし
ここ自体数回しか来たことが無い
日帰りすると300kmくらいになるし。
<2020/08/15>
”ちょっと坂道を頑張ってみたいので一緒に走ってもらえませんか?”
という趣旨のお申し出が虫さんからあったのが8月初旬。
都民の森(奥多摩周遊道路、風張峠)はこの夏結構な混雑ぶりであると伝え聞くのでできれば避けたい。という流れで片道輪行帰還で柳沢峠、ぐるっと周遊ルートで鶴峠から大垂水峠を抜けて戻るプランの二つを考えてみて、コースの強度や補給のしやすさなどの事情を勘案して柳沢峠を走ることに。いや、夏場の鶴峠は過酷だわ、普通に考えて。
八王子集合/出発とすれば塩山まで約100km、のんびりダラダラ走っても9~10時間で走り切れる計算。そんな訳で日程を8月15日(土)として八王子駅前を8時頃スタートという計画に。
自宅から八王子駅までは約40km、所要二時間+αを見込んで6時半過ぎに自宅を出発。
多摩サイ(多摩川緑地事務所前)
※ちょっとレンズが曇ってた。。。
途中、松屋で軽く朝食をしたためて八王子駅へ向かっていると、虫さんから駅近くのコンビニに移動している旨連絡が入ったのでそちらに直接向かう。
7-11八王子北口店
【走行ログ】
無事7-11前で虫さん、クロさん両名と合流し、軽く雑談の後ボチボチ参ろうかということになり出発進行。
【走行ログ】
今回は、特に青梅街道~大菩薩ラインに関しては一本道で迷いようが無かったものの、わたしが引いたコースなので先頭を牽いていたけれど、ブルべで使用する道をメインにコースを設定したのでしばらく走った辺りから”あの(ブルべの)時、ここ通ったよね~。”なんてな虫&クロの会話が後方から漏れ伝わって来た。
こういう古い切通しの風情が好き
あきる野から福生に入る辺りで二人にも『ブルべで馴染みの道』になったようで過去走った時の思い出話が後方で盛り上がっているのを感じてみたり。
お久し振りの満地トンネル
日差しがクッソ暴力的で輻射でぶん殴ってくる感じだったので20km走るか走らないかのところで小休止一発目@セブン-イレブン 青梅長淵1丁目店
氷を補給したりした後リスタート。
次は青梅街道沿い、古里駅前の7-11で停まろうと話しながら。
ルートの基本は多摩川左岸の青梅街道ではなく右岸の吉野街道。ブルべでも頻繁に利用されるし、交通量、特にオートバイが少な目なので個人的にこちらの方が好み。
途中丹三郎前を通過。
長い事お邪魔していないのでまたお蕎麦をたぐりに行きたいものである。
櫛かんざし美術館付近を通過した際には沢の上を抜けた風がひんやり気持ちよく、木立の陰のお陰で日差しが柔らかく気分よく走れるアップダウンを走り抜け、いくつかのブルべでPCとなっている古里駅前のセブンイレブン奥多摩古里店へ。
到着してみると記憶にある店舗敷地面積の四倍くらいある広々としたものに生まれ変わっていた。駐車場がめっちゃ広いけれど車が非常に多く、そのほとんどが近くのキャンプ場に訪れた観光客らしく缶ビールを始めとしたアルコール飲料を大量に買い込んでいた。ちょっとしたスーパーマーケットのような様相である。
トイレ待ち行列も結構な長さだったのでここで少々のんびり休憩。
ガリガリ君梨は今期初購入
c:虫さん
かなりのんびり休憩した後リスタート。
途中、トンネル内の染み出し水による泥はねで汚れたクロさんのウェアの応急処置をしてみたりしつつ小河内ダム前に到着。
放水量が意外と(?)少ない
ここから眺めると毎度毎度小林桂樹,、村野武範、 由美かおるらが出演していたTVドラマ版『日本沈没』を連想するのは年寄りの証。
トンネルが多かったこともあり日射によるダメージもそれほどないのでダム上部の休憩所には立ち寄らずに「道の駅たばやま」に向かうことに。
ダム脇のトンネルを抜け、奥多摩湖畔へ。
鏡面のような奥多摩湖の湖水
湖畔の道を気分よく走る。
c:虫さん
赤く塗られた鉄骨が鮮やかな峰谷橋
こちらは黄色い麦山橋
丹波山村突入
道は青梅街道から大菩薩ラインにその呼び名を変える。
奥多摩湖から上流は多摩川ではなく支流の丹波川となる。一般に「多摩川の源流」として名が通っている(?)のは小菅村の方から流れ込む小菅川ではあるものの、実際には笠取山の水干(みずひ)に端を発するこちらが源流とされている。
丹波川沿いを進む(c:虫さん)
先が見通せるとちょっと萎える
道の駅たばやま直前の緩急組み合わさった坂道は個人的にかなりしんどい感じがある。
えっちらおっちら登った先、道の駅たばやまに到着したのは12時半過ぎ。小河内ダム下をリスタートした時には13時を回るくらいだろうとざっくり計算していたので虫さん、クロさん二人の走力がかなり向上していることをうかがわせた。
食堂で昼食。
屋内は混雑していたので屋外のバルコニー席を確保して三人並んでランチ。
わたしは鹿肉カレー、虫さんは坦々冷やしうどん、クロさんは鹿肉そば。
三人分の食券をわたしが預かり、出来上がって受け渡されたものをテーブルに持って行く。坦々冷やしうどんをその場に置いた時
虫:あれ?これとりさんの?
とり:いや、オレはカレーだし。
虫:じゃあクロさん?
クロ:あたしおそばだよ?
とり:食券三枚しかないのにこれ虫さん以外無いんじゃない?
虫:あ~~~。あたし「冷やしうどん」しか見えて無かったわwww
という「すべては暑さのせい」というようなひと幕も。
鹿肉カレー
食べながら
虫:ねえ、とりさん!あの、山のてっぺんにあるお城みたいなの何ですか?
c:虫さん
とり:あ~~~。あれなあ、毎度気になるんだけど調べるの忘れる。今グーグルマップ開いても表示されないなあ。
虫:じゃあやっぱり個人のおうちなのかな。
その後売店にジュースを買いに行ったら壁にローラー滑り台のポスターが貼ってあって、先ほど話題になったばかりのお城が滑り台のスタート地点である「小峰山 丹波山城」であることが判明した。普段自販機で飲料を購入するから売店の中に入ったことがほとんどなかったから気づかなかった。
売店で購入したももジュース
非常に濃厚で甘くて美味しい。
ちょっとガチ目の、チーム練習中っぽいローディに虫さんが”ブルべやっている人ですか?ブログとか書いていたりしますか?もしかしたら目にしたことがあるかも!!”的なことを話しかけられていたり。
虫:よく「坂はクソみたいな内容のブログ書いてませんか?」って聞かれるんですけど、「それ、そのまんまブログタイトルだからw」って思うんですよねえ。
ここまではわたしが前を牽いていて、どうしても二人と距離が開きがちになってしまうのでここからは先頭チェンジ。わたしはしんがりを走ることに。
はい、柳沢峠に向かうよ!
沢の音が涼し気で良い
甲州市に突入
やや頭が下がる虫さん
時間に余裕があるから沢に寄ってみたい!
という話になって、岸辺が草むらになっていて流れにアクセスしやすそうなところに自転車を停めて沢に降りてみた。
沢で戯れるオトナのオンナふたり
吹き渡る風が気持ちよいです
ひとしきり沢で楽しんでリスタート。
標高が高くなるにつれ流量が少なくなる
雲がそこそこあって日差しを遮るのが嬉しい
虫:あたしは!何が許せないって斜度なんですよ!!なんでずっと8%なの!?
とり:ほら緩くなった!ここ6%だよ?
虫:6%なんて要らないんです!1%で十分なんです!!6%だったら6倍もあるじゃないですか!!なんならマイナスだって良いんです!-1%だったら7倍もあるんですよ
言わんとすることはわかるのだけれど数学的にはちょっとおかしいw
大型スクーターと家族連れのSUVの事故現場がいきなり現れて少々慌てていたらすぐ目の前にわらび餅が食べられる温泉宿 はまやらわがこれまたいきなり現れた。
はまやらわに到着
以前は沢の手前の小屋でわらび餅をいただいていたが、今は沢を渡って宿本館の脇に飲食用スペースが出来ている。わたし自身はこちらで食べるようになってからは初訪問である。
わたしが黒糖、虫さんが白糖、クロさんが抹茶(正解はヨモギだった)、と丁度三人が三種類別々のものを注文したので三人で少しずつお裾分け。
黒糖・白糖・抹茶ヨモギ
注文したものが供されるまで少々待機、、、というタイミングで後ろから男性サイクリストに声を掛けられた。多分虫さん、クロさんが。※取っ掛かりの状況をわたしはみていない。
虫:とりさん!こちら、、、(以後良く聞き取れなかった)
眼鏡とマスクで素顔がほとんど隠れてしまっていたものの、挨拶の際の声を聞いた段階できむけんさんだとわかったので”ご無沙汰しております!”と、ご挨拶。
聞けば先ほど峠のピークまで登って降りて来たところらしく、ピークではけーこ隊長と遭遇していたらしい。
きむけん:今から追えば追い付くんじゃない?
三人:無理無理!絶対無理!!
そういえば後日末広町マダナイで”オレ、きむけんさんのことを見た目以上に声で認識していたんですよねえ。”的なお話をしたらYurikaさんにも深い同意をいただいた。
わらび餅をつつきつつ
きむけん:ピークまであと3キロだし頑張ってくださいね、わたしは降りますけれど。
虫:きむけんさんもどうですか?折角ですから登りのおかわりとか。
きむけん:いやいや、今日は上まで行っても富士山見えなかったしさ、キツい思いはもうおしまい。
クロ:でも柳沢峠って「たばやま」までがキツい印象なんだよなあ。
とり:わかる。
虫:は?何言ってんの、二人して。
とり:「たばやま」から先は一定の勾配を淡々と進む感じじゃん。
きむけん:何言ってんの?「たばやま」からがきついんじゃない!
虫:ほら!今日のあたしには味方がいるんだもんね!2対1で負けないんだから!
という『柳沢峠の登坂に関する考察』で盛り上がったり。
頑ななまでに登坂お代りを拒否する(いや、普通はそうだしオレでもそうするw)きむけんさんをお見送りしてから我々三人はピークを指して登る。
ファンシーな尾根幹ジャージ
クロ:でもさー、柳沢峠ってホントに8%とかあるの?2%くらいしか無いようにしか見えない坂道多くない?
とり:わかる、見た目がキツそうじゃないんだよね。道幅の影響かね?
虫:何言ってんの?8%は2%じゃないよ?二人して言ってることがおかしい!
とり:いや、見た目の印象の話。
虫:見た目も何も進まないんだから8%は8%!!クソ坂!!!
そうこうするうちにピーク手前の直登に差し掛かる。
ピークが見えて来た
ピーク通過!
展望台からは雲がありつつも富士山の眺め
虫:きむけんさんに富士山見えたってメンション打っちゃお!
しばし休憩の後塩山に向かってダウンヒル。
塩山駅にほど近い、古民家ほうとう屋さんに立ち寄って夕飯をいただくことに。
下りの途中にて
気分よく下っているとき、クロさんが桃の直売所を見つけて急遽立ち寄り。
訳アリ品、¥500/箱
8個500円とか安いにもほどがあるw
直売所の方が母屋から出て来られたのでしばし雑談。
”なるべく早く、できれば今日中に食べないと傷み始めちゃうからこの値段なんですよ~。”
クロさんご購入で虫さんと二人、手分けしてバッグに詰めてダウンヒル再開。
お目当ての古民家ほうとうのお店に到着
完熟屋
店先に柿が植えてあるのでこの屋号なのかね?
わたしは鶏肉ほうとう、二人は豚肉ほうとうを注文。
鶏肉ほうとう
野菜がゴロゴロ入ったみそ仕立て、美味しゅうございました。
おなかを満たして満足したところで塩山駅に向かい、翌日予定のある二人と、予定が無いので石和に投宿してから帰るわたしの二手に分かれることに・
この構図は連休初日と一緒なので最初と最後が同じようなシチュエーションでまとまった、ある意味非常に有意義な夏休みだったのです、ええ。異論は認めませんが何か?
塩山駅前の黄昏時
輪行準備をしている二人を見守り、見送る
クロさんが桃を三個お裾分けしてくれたので背負ったバッグに収納して、極力衝撃を与えないよう気を遣いながら石和にむかう。
以前も気になったけれど、送り火的なアレなの?
この橋、何年か前にも渡ったけれどめっちゃ好き
万葉公園付近で雁坂みちに合流し、以後ひたすら西に進んで石和県央ランドへ。
今回サービス券適用期間外なんだよなあ
相変わらずチェックインの際にフロント担当さんから”お客様は東京都在住なので(GoTo申請用の)書類が発行できないんですよ~。”的なめんどくさい遣り取りの後今回は新館ではなく本館の方に部屋を確保して宿泊することに。
翌日のルートをあれこれ検討しつつ、結局酔っ払ってて睡魔に敗北しそうなヤツに大したアイディアも湧く訳もなく、ほどなく寝落ちしてが付いたらここのところの定番パターンにありつつある深夜ってか早朝の時間帯での目覚め。
昔はそこで普通に二度寝できたのに今は、、、とか言うと普通にじじい臭いので可能な限り頑張っていうか、努力しようかなあという。
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