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日記超。-改・弐-

  : 

自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023May24Wed

【8年ぶりの】アタック大ダワ2020【修行体験】 

20083024.jpg
八年ぶりとなる大ダワ
今回はピークに誰もおらず
ひとりっきりのだだっ広い空間を味わえた。

5、6年前(実際には8年前であった)に檜原村から大ダワを越えて奥多摩町に抜けるライドをした記憶があったのに、その際記憶していた奥多摩町側の登り口が実際に目にしたものとあまりにも様相が異なっていたため
「『大ダワ』へのアプローチって『体験の森』に向かう道の途中にある養鱒場のところしかありませんよね?」
前日そんなことをTwitterにポストしたら数人の方から情報をいただいた。

諸々勘案してみたところどうやらGoogleMapsでHitしたルート以外にもっと走りやすい道があって、それが記憶に残っているものに違いない。)という考えに至った。

更に地理院地図を引っ張り出して確認してみたところ、果たしてそれが見つかり、それがわたし自身の8年前の記憶とも合致するような雰囲気だったので(これだ!)と合点がいった。折角アプローチ場所が判明したのだから早速走ってみなければなるまい。)ということで二日連続となる奥多摩ライドを敢行したのであります。

因みに地図の表示を確認してみるとこんな感じ。

その1:GoogleMaps(視点を引いた状態)
Map1.png
大ダワに至る道は一つしかない

その2:GoogleMaps(ちょいとZoom)
Map2.png
細い道が一本現れる
でもどう見ても最初に表示された道の方がメイン。

その3:地理院地図(地形図)
Map3.png
最初に表示された方が明らかに細い

Map4.jpg
今回わたしはGoogleMapsの表示を盲目的に信じてはいけないという知見を得たのであった。

<2020/08/30>
【実走行ログ】

前日に引き続き、夜明けと同時に走り出すつもりでいたのだけれど諸々準備に手間取ってしまい20分ほど出遅れ。
今日はバロンくんの出番である
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多摩川公園管理事務所前@5時半頃

起き抜けのスタートで空腹感が無かったので走り出してから考えようと思っていたら案の定腹が減って来たので登戸のすき家にin。
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並モーニングセット

それまでは「福生南公園が工事中の為通り抜けできない」旨、雨風に晒されてボロボロになったラミネート加工のぺら紙ではあったけれど表示してあったのに今回はその表示が無くなっていたので(ようやく通り抜けが可能になったのか。。。)と進んでみたらやっぱり通行止めのままだったという前日の反省を踏まえて即迂回。まあ、表示があった側は昭島市の管轄だからな。福生市側の事情に必要以上に配慮する必要も無いから仕方ないと言えなくも無いけれど。
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前日もたばかられた
睦橋側にある福生市が設置した工事期間告知案内板によれば10月末日で工事は完了するらしいがホンマかいな?と思うくらいには進捗が伺えない。
※個人の感想です

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板塀がステキな「多摩自慢」酒蔵

福生南公園を迂回して再び多摩サイに復帰し、そのまま進んで羽村取水堰へ。
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玉川兄弟にご挨拶

奥多摩街道を進んで青梅市役所手前から青梅街道に遷移し、突き当りを左に折れて吉野街道へ。
二週間前に虫さん、クロさんと通ったルートをそのまま(ってか前日も通ったわw)進み、古里の7-11で小休止を取って将門交差点から多摩川南岸道路へ。愛宕大橋を渡り、青梅街道に復帰して青梅方面に少し戻るように走って弁天橋を渡ったところが大ダワへのアプローチ。

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愛宕大橋直下の多摩川

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記憶にあるところだった
しっかり大ダワ方面に向かう道であることが明記されている。

走り始めるとすぐ急勾配の登り。
ついさっき通り抜けて来たばかりの愛宕トンネル坑門上を通過するので結構な急勾配。

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厳しい勾配ながらほぼずっと日陰だったので助かった

基本的には眺望の良い道ではないものの、ごくわずかながらビュースポットがある
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あまり眺望の良い道ではない

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ここを進めば養鱒場に出られる
さすがにこの道をメインとして表示するGoogleMapsどうなのよ?
地形図を見る限りでは等高線に沿った、ほぼ起伏の無い道だけれど。

勾配がキツく、気温が高かったこともあったけれど、何より前日のダメージを引き摺っていたので脚は回らないわ手のひらは痛いわ、で休み休みの登坂。停車してスマホを少々いじっていたら後方から一台の原チャリが走って来て、乗っていたおじさんと目が合ったのでお互い会釈を交わした、その姿がブラインドコーナーに消えた後もしばらくは排気音が前方上方から聞こえて来ていた。

原チャリに追い越されてから5分としないうちに通行止めゲートが。
(はて?さっきのおっちゃん普通に登って行ったぞ?)
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突如現れる通行止めゲート
ゲート脇を通り抜けて大ダワに向けリスタート。

※以後は通行止め区間の走行記録となるのでもし仮に進入する場合にはそれ相応の覚悟で臨んでください。また、思わぬ事故怪我等に繋がったとしても当方には一切責任を認める用意も心積もりもありません。

徐々に路面が荒れ始める。
道路わきのガードレールには青梅街道からの距離が500m刻みで記されているので総距離を知っておくと気持ちが軽くなる。因みに大ダワまでは7km弱といったところ。
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勾配は概ね10%前後
基本的には木陰なので涼しく、ありがたいことに弱い向かい風基調だったので身体の放熱もそこそこうまくいった。

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木材運搬用モノレール

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緩勾配区間で小休止

この前後に前方から一組二台の小型オートバイが降りて来た。
後から考えたのだけれど、あの人たちは檜原村側から大ダワを通過して来たのではあるまいか。

道は徐々に荒れ方を増し、かつて(二度とこんな坂を下りたくない!!)と強く心に誓った記憶が蘇る。登りでもしんどいのに勾配二桁のガレたダウンヒルなんか修行というか試練というか責め苦というか。
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本当にガタガタのところは走りながら撮る余裕がない
停止して撮ろうにも勾配がきついのでリスタートもし辛いし。

6.5kmの表示が現れると坂の向こうに建物が見えてくる。
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心底ホッとした
(檜原村側は路面が日陰になっていて滑りやすいので細心の注意を払って下らなければ。。。)かつて通り抜けた時の記憶を紐解きつつようやく大ダワ到着。

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標高994m地点

檜原村側に目をやると、そこには通行止め表示が。
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奥多摩町側よりもしっかり厳重に表示されている

誰もいない大ダワの広場を軽くうろうろ。
このトイレは用を足すと地下のタンクに反響してそれはそれは涼やかな音がする。
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『水琴窟トイレ』と(勝手に)呼んでいる

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無人の広場
ハイシーズンなので普段なら登山をする人たちの車が複数台停まっているけれど、奥多摩町側も檜原村側もゲートが閉鎖されているので当然ながら車はいない。

それにしても追い越して行ったおっちゃんは折り返してこなかったし、スライドした二人も奥多摩町から往復した風でも無かったし、実際のところ二輪なら難なく通過できるのではあるまいか?)
そんなことも脳裡をよぎったけれど、二日連続で奥多摩地域を走っていて身体全体にうっすらダメージが残る状態で突っ込んで、万が一何かあって大ダワに向かって登り返さなければならなくなってもどうかと考え、おとなしく引き返すことに。
しかしその結果は(二度と下りたくない!)と、心に誓ったはずの大ダワ奥多摩町側の下りである。慎重の上にも慎重に、ブレーキレバーをひたすら強く引きながら、10%勾配のガレ場のダウンヒルという苦行を黙々と。青梅街道までの距離数表示を目にして落胆しつつ、油圧ディスクブレーキといえどさすがに握力を使うので途中小休止を挟み、ようやく青梅街道に到達したときには心底ホッとした。

そんな訳で今回の大ダワアタックは終了
翌日は普通に出社なので無理は禁物である。一応社会人ですからね。

時刻は正午に近く、結構な勢いで気温が上がり始めていたけれど、弁天橋からの高速ダウンヒルのお陰でそこそこ放熱が出来ていたので身体自体はキツくない。気分よくヒャッハーしながら下って行き、青梅線白丸駅を通過したあたりでふと(白丸ダム魚道は見学できるかな?)と思ったらちょうど正面に『白丸ダム魚道見学コース開館』の表示が視界に飛び込んで来たので迷わず立ち寄り。
今まで何度となく訪問タイミングを逸してしまった施設。

魚道見学通路入り口はちょっとした建物に覆われていて更に内部に小さなブースがあってそこに受付の女性が二人。入場そのものは無料だったけれど”良かったらパンフレットをお持ちください、ダムカードもありますよ。”と促してくれた。白丸ダム案内パンフはサイズが大きかったので折らないとザックに入らないため断念したけれど、ダムカードを一枚いただいた。
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ダムカードゲット

さて、いよいよ魚道の見学。
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らせん状の鋼製階段を降りる
深さは15mちょいくらい。サイクルシューズなので慎重に。

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魚道解説図、高低差は27m

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トンネル部魚道出口方面

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この壁(隔壁)の下に
魚が通り抜けられる開口(潜孔)が設けられている

見学コースから表に出ると白丸ダムを見下ろせる。
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白丸調整池ダム
なんだかわからないけれどやたらとやかましい中国人の団体観光客がいて少々辟易とさせられた。ダムまで降りようと思ったけれど足元がサイクルシューズなので見送り。

社会科見学を堪能して再び下る。
お昼をどこでいただこうかとあれこれ思いを巡らせ、青梅方面に行くのであれば根岸屋さんということで落ち着いた。大ダワを抜けられたら檜原村の深山さんでおそばをたぐりたかったのだけれど、たまたま今調べてみたら8月26日から10月2日までお休みではないか。まあ玄庵さんがやっているからおそばはそちらでも無問題だけれど。

根岸屋前到着は14時ちょっと前。
さすがに店外に行列ができているほどではなかったものの丁度客が回転したところのようで、テーブルの上にまだ注文の品が置かれていない客が複数組。
”お時間かかっちゃうけれどよろしいかしら?それでもよろしかったらそこ座ってね~。”
ホール担当のおばちゃんの、独特のしゃべり方と言い回しを耳にするとなんとなくホッとするw
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カレー丼 うどん(並)を注文

リスタート後は奥多摩街道を進んで羽村取水堰から多摩サイに。自宅まではあと50kmなので遅くとも3時間後くらいには帰着できると考えて気楽に流していたのだけれど徐々に体調が下り坂。
出力が上がらず、向かい風が厳しい訳でも無いのにペダルを踏んでも踏んでも速度が上がらないし頻繁に生あくびが出てかなり強めの睡魔という熱中症の初期段階と思われる自覚症状が生じ始めていた。
ほんのちょっと前にポストしたTweetが思いっきりフラグとなってしまっていたのであった。
(どこが『暑熱順化が捗った』のか!?思いっきり暑さにやられているではないか!)
心で己を叱責しつつ、日陰で風通しの良いベンチの類を探すがなかなか見つからず、福生南公園の迂回路途中にある団地脇の道端が丁度木陰になっていたのでそこで水分補給ついでに小休止。

やや体調が持ち直したのでリスタートし、ちょうど良いので立川のTRYCLEさんで洗車をしてもらいつつ涼みながら更なる体調回復を図ろうと立ち寄ってみたところ
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臨時休業であった

自販機で飲み物を購入し、エントランスの階段に腰掛けしばし休憩。
丁度日陰になっていて風が抜けるので気分が良かった。
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正面には目に鮮やかな蒼と緑

しばらく静かにしていたらかなり体調が上向いたのでリスタート。
日が傾き始めて体感気温が一気に下がったのも奏功したようではある。
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傾いた日を受けた多摩川

往路と同様左岸多摩サイを是政橋まで走ってから右岸多摩川沿線道路へ。
是政橋を渡っている最中、大きなカナトコ雲が立ち上がっているのが目に入った。
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是政橋上から

体調がすっかり戻ったのでペースアップ。
布田堰のところの7-11で最後の小休止を取ってリスタートし、ガス橋から左岸に復帰。
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多摩サイ・ラジオ日本電波塔対岸付近から

どうにかこうにか明るい内に帰着したものの、羽村取水堰からの所要時間は想定よりも30分強ほど延びて三時間ほどかかっていて、暑熱対策の大切さを改めて感じさせられるものとなった。
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専修寺関東別院前@18時ちょい過ぎ

帰着後はいつものように照の湯で大きな浴槽に身を沈め、久し振りのサイゼ飲みを堪能して帰宅してしばらくしたら寝落ちして記憶が無くなってしまうというお約束な締めくくりであった。
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