【締めくくりは】BRM906たまがわ200定峰-2/2【やっぱり雨】
2020.09.08 Tue 23:30 -edit-
新奥多摩街道で信号待ち中
頭上を通過した米空軍輸送機
C-5ギャラクシー
往路での曇天が嘘のような蒼天。
定峰-1/2より
【(再掲)実走行ログ:2020/09/06】
コントロール-2に到着したのが正午前で、クローズまでのマージンが約90分あったので少々待つことも覚悟の上で登坂し、コントロールのコンビニからも見えるちんばたさんへ向かってみることに。秩父市内こそ晴れているもののそれまでの降雨状況や、前日までの天気予報を勘案すれば普段は結構な人数が訪れているオートバイライダーがいないはずで待ち時間も多少は短く済むのではないか。そんな目論見でえっちらおっちら坂道を登る。
普段とは違うルートで登ったけれどいたずらに距離が延びるだけなので次回訪問からはいつもの道でアクセスしようと思いつつ。
駐車場の隅に自転車を停める
駐車場に入ろうとした時、入店順番待ちの行列ができていなかったので心の中で(オレの読みは間違っていなかった!!)とガッツポーズ。が、どうにも様子が微妙におかしい。
入り口付近まで近づいてみたら
「本日持ち帰り対応のみ」の告知
う~~~む。
何のために坂道登ってここまで来たのか。
このまま引き返すのもちょっとシャクなので往生際悪く粘ってみることにした。
お店の入り口から、中で立ち働いていた女性店員さんに声をかける。
とり:あの~。今日は持ち帰り対応だけなんですよね?
店員:すみませんねえ、人手不足でちゃんと営業できなくて。
とり:いえいえ。ところで、持ち帰りでお願いして、その辺で食べた後で弁当ガラを引き取っていただけたりしますか?
店員:何個もたくさんかしら?
とり:いや、オレひとり分です。
店員:ああ、それなら構いませんよ、たくさんだとちょっと困っちゃうけれど。わざわざ自転車で登って来られたんでしょ?表にある椅子を使って良いので日陰でゆっくりしてください。
とり:ありがとうございます!
聞いてみるものです。
持ち帰りで豚みそ丼をひとつ注文し、駐車場の隅の日陰部分に椅子を置いて腰掛けていただくことが出来た。待ち時間が大幅に短縮できたというメリットもあったし、結果オーライ。晴れていて助かった。
豚みそ丼(並)
出来上がり待ちの間のんびりあちこちを眺めてみたり。
ちんばた前からコントロールの様子を窺う
肉眼だと矢印の辺りに反射ベスト姿の人影を確認。
このソーラーパネルの無粋さだけは許せない
食後はのんびりリスタート。時間的にはまだまだ充分マージンが残る余裕綽々な感じ。
定峰の際にちんばたに立ち寄ってマージンがたっぷり残っているなんて経験は初めてかも知れない。
ここから先は昨年の台風19号被害に伴い定峰峠の通り抜けが不可になっているための迂回路になる。今年に限っていえば『定峰を通らない【定峰200】』なのである。
※来春の開催時には復旧工事が完了していて再び通り抜けられるようになっていて欲しいもの。
まずはひたすらR140を北上。皆野駅手前から県道に入ってひなびた田舎道を進む。
自販機にドクペがあるとついつい飲みたくなるよね?
長瀞岩畳対岸の「長瀞自然のみち」へ。
本線からの分岐
静かで気持ちの良い散策路
川が荒ぶっていなければ
再びR140に復帰する丁字路を、正規コースは右折するところを左折すると50mほどで秩父鉄道開業以来の駅舎である波久礼(はぐれ)駅がある、
秩父鉄道 波久礼駅
コースからほんの少々とはいえ外れたところになるので「ひとりはぐれて波久礼駅」というお寒いおやじギャグを脳内で飛ばすなど。
正規コースに復帰して進行方向を見やる。
微妙にイヤな予感のする雲
しばし東進し、皆野寄居道路入り口交差点付近で再びハチヤマ・アサクラコンビに追い付いた。右折するところを間違えて直進しそうになって一時停止してコース確認をしているところだったので軽くひとことふたこと交わしてこちらが先行。
民家が減り、じわじわ登る坂道が続く。
雨脚は強くなってすっかり土砂降りとなり、側溝で捌ききれない雨水が舗道上を流れて来る。タイヤが跳ね上げる水が足首から脛、膝近くまでかかるけれど水の温度がぬるま湯のようであんまり気持ち良くない。
ソラで記憶している定峰のコースではあるものの、この『迂回路区間』だけは当然ながら初めて走るので念のためにEdge520Jにコースを取り込んでナビゲーションさせており「落合橋交差点」までの距離が表示されていた。
以前何度か落合橋から花桃の里に向かって走ったことがあって、それが丁度今回とは逆方向。落合橋までの距離が3kmを切った頃にはその時走った感覚から漠然と(そろそろピークも終わりだろう。)と推測し、そのタイミングで丁度寄居町と東秩父村の境界を示す標識が現れたので(やれやれ、ここでピークか。。。)と、ホッとしたのも束の間、登り坂はまだまだ続くのであった。
自治体の境界がピークではないことは稀にある
嶺方峠を登っている時も、白馬村に入ってからもひたすら登りが続くのでうんざりした記憶。更に距離はこちらの比じゃないくらいに長かった。
結局境界から更に500mほど進んだ先がピークであった。
とんだぬか喜びをさせられたものである
ダウンヒルを堪能するには少々雨脚が強すぎたので若干おっかなびっくりで進み、通過チェックとなるコントロール-3に到着。
ここで先着していて入れ違い気味に出て行った2、3人の参加者と軽く会話を交わした。
コントロール-3(120.9km)
東秩父和紙の里・14:05着
建物入り口の軒下でアイスを食べていたらハチヤマ・アサクラコンビも到着。
しばらくダラダラしていて(さて、リスタートしようか。)というタイミングで雨脚が豪快に強くなって来た。雨雲レーダー画面を確認すると、本降り、晴れ間、曇りの地域が帯状に点在していて時間経過による動きが少ない。和紙の里で雨脚が弱まるのを待とうとすると数時間先までかかるのに、コースを少々進めば雨雲の範囲から抜け出せる。
ハチヤマ:どうする?雨具着ていく?
とり:少し走れば雨領域抜けますよ?
ハチヤマ:でもさあ、着ないで走るにはさすがに雨激しすぎるっしょ。
アサクラ:そうだよねえ、着て行こうか。
とり:雨具は甘え具ですwww
アサクラ:(雨具を)持っていないだけでしょw
とり:雨具を着なけりゃ雨が降ったことにならんのですよ。
ハチヤマ:意味わかんない。
雨具を着用するという二人を置いて先行リスタート。
走り始めてほんの数分もしたところで雨脚が弱まって来た。
ほ~~~ら、オレさま大勝利www
進行方向には青空も
すっかり小雨パラパラになった中、淡々と松郷峠を越える。
写真は撮らなかったのだけれど、松郷峠沿いの沢の水が完全に不透明な灰色に染まってペイントみたいな流れになっていて、あれってどう考えても上流の採石場の影響だろうと思うのですが水質基準的に何の問題にもならんのですか、小川町の中の人?
松郷峠を越えて快適なダウンヒルを堪能し、白石峠との分岐交差点を左折。
以前ときがわベースだったところが一旦廃業(休止?)されたものの、再びちょっとしたカフェのようになっていた。濡れネズミじゃなかったら時間に余裕もあったし寄り道してみたかったけれどなあ、またの機会に。
日高消防署の交差点
林が伐採されて駐車場になっていたので雰囲気がガラッと変わっていたので少々うろたえた。
飯能駅前を抜け、入間川を渡って八高線沿いの小振りなコブを越えてえっちらおっちら。雨はすっかり上がり、時折日が差して来て路面に自分の影が映し出される。
茶畑の向こうはすっかり晴れ間
ここも道がやや青い。
コントロール-4(164.7km)
7-11青梅日立前店・16:21着
到着した時点で四、五人の先着参加者の姿。
軽く声掛けして小休止。
この先どうするか少々逡巡。
普段はこの先昭島市役所前の「小川」でラーメンを食べて帰るのだけれど今回はのんびり帰っても早く帰ってもゴール受付が無いのでゴール後はそのまま帰宅するだけだし、ウェアも完全には乾いていないので「小川」はパスして暗くなり切らないうちにゴールすることにした。
多少空腹感を覚え始めていたので蒙古タンメン中本の豆富スープと塩むすびで補給。
残り40km弱、自宅までの行程を含めても55kmほど。
リスタート後は少しの間西向きに進む
日の角度的にかなり眩しい。
南に進路を変えても日が低いので眩しい
この辺も「青い世界」だった
ちょっと暗かったけど。
ロッキード・マーティン C-5ギャラクシー
信号待ちのタイミングで丁度頭上を通過して行った、横田基地への着陸態勢に入った状態の米空軍輸送機。
新奥多摩街道、甲州街道から多摩川のほとりに出てお馴染みのコースをひた走る。思いの外体調が良く、ペースが上がったのでコントロールを先発した数名をパスして進む。平地で速度が出せるようになって来たのは走力が戻って来た証として二週間後の【興津クラシック600】に向けて明るい材料。
ゴール(202.1km)
7-11狛江緒方3丁目店・18:15着。
7:30スタートなので所要時間は10時間45分。手続きに不備が無ければこの時間がそのまま認定時間になる。
ゴールにはスタートでお会いして以来のYO-TAさんの姿が。
6時スタート組だった彼のタイミングでは山伏峠は登りも下りも雨でかなり難儀したらしい。
う~~~む。
あの「青い視界のダウンヒル」を堪能できただけでも十二分に恵まれていたのだなあ。
その場に居た二人の完走者とも少々お話。
二人ともちんばたに向かったもののテイクアウト対応のみだったので先に進んで波久礼駅近くのお店で昼食を摂ったのだとか。
こういうお話はやっぱりゴール受付でまったりしながら盛り上がりたかったなと、無いものねだりで少々寂しさを味わってみたり。
帰宅してから行うつもりだったオンラインでの完走報告(仮)処理も、目の前でYO-TAさんがやっているのに刺激されてその場で行うことに(どっちがスタッフだよ?)。スマホをポチポチ、どうにか申請受理メッセージが表示されたので後はカードを翌日までに投函するだけ。
小田急線和泉多摩川駅から輪行で帰宅するというYO-TAさんとお別れして、天気予報のプッシュ通知が20時頃自宅周辺での雨を報せて来たので長居を避けてわたしは自走で帰路に。
【実走行ログ:2020/09/06】
往路を逆に辿り、グラウンドには降りずにそのまま小山ドライビングスクール脇から多摩堤通りへ。二子玉川駅方面へ進んでふと、思い付きで本来ならゴール受付会場である癒しふれあい館(通称イワシ館)前へ。
折角なので記念撮影
ゴールから往路を忠実に逆トレースしてグラウンド内を通過してきた、先ほどゴールを先行して出た数人の参加者が通過して行ったのでお疲れ様!と声を掛け、今度こそ本当に帰路に。
多摩川沿いを南下している間、徐々に雨粒がぽつぽつ落ち始め、丸子橋付近まで来たところでバケツをひっくり返したような豪雨に見舞われた。(本番走行中だってこんなに激しいの食らってない!!)下丸子辺りまで下ったところでようやく雨脚が弱まり、自宅付近に帰着した頃にはすっかり雨は上がっていた。というか雨域を追い越して来たのか?
そんな訳で無事帰着。
専修寺関東別院前@19:42
いつものように軽くシャワーを浴びた後行きつけの銭湯へ赴き大きな浴槽に身を沈め、さっぱりとしたところで渇いた身体にビールを染み込ませる簡単なお仕事。
風呂&ビール
まあ、本来なら『おうちに帰るまでがブルべ』なのだけれど、今回はブルべカードを郵送して主担当者様のお手元に届かないと認定(=ブルべ)がいただけない。すっかりいい気分になって帰宅して、これまたいつものように寝落ちしてしまって目覚めた翌日、記載事項に間違いがないことを確認した上でブルべカードを封入した封筒を投函して今回のわたしのブルべは終了したのでありました。
今回はご一緒できた方がほとんどいませんでしたが、ご一緒できた方はお疲れ様でした。ご一緒できなかった方はまたの機会に。
スタッフ始め関係者の皆様お疲れ様でした、ありがとうございます。
無事カードを投函できたので終了です。
- 関連記事
-
-
BRM920神奈川600km興津 2020/09/21
-
薩埵峠 2020/09/20
-
【そして今度も】(予習)BRM920神奈川400km興津【報われぬ想い】 2020/09/15
-
【今度は】(予習2)BRM920神奈川600km興津【割と真面目に】 2020/09/11
-
【注意一秒】(予習)BRM920神奈川600km興津【認定一生】 2020/09/10
-
【締めくくりは】BRM906たまがわ200定峰-2/2【やっぱり雨】 2020/09/08
-
【涼しく爽やかな】BRM906 たまがわ200 定峰-1/2【シャワー・ライディング】 2020/09/08
-
【ゆるふわ】BRM111神奈川300km鎌倉 走行記録【珍道中】 2020/01/16
-
【ブルべ10年生】BRM104神奈川200逗子【端緒の記録】 2020/01/05
-
【富嶽の眺めで】BRM1026神奈川300伊豆-走行記録【締めくくり】 2019/10/30
-
【きゃっきゃウフフな】BRM1006たまがわ200定峰 走行記録【秋定峰】 2019/10/09
-
にほんブログ村
« 【注意一秒】(予習)BRM920神奈川600km興津【認定一生】
【涼しく爽やかな】BRM906 たまがわ200 定峰-1/2【シャワー・ライディング】 »
この記事に対するコメント
| h o m e |