【片側通行】BRM920神奈川600km興津-02【12キロ】
2020.09.28 Mon 22:50 -edit-
雲名橋北詰、秋葉神社上社へと登る
スーパー林道の入り口にあたる交差点
ここから先12kmにわたる「片側交互通行区間」のため
10分ほど待機することになった。
興津600km‐01 より続く
コンビニ休憩中の会話
PEKO:それにしてもとりさん荷物多いですよね、何が入っているんですか?
Vega:定峰の時はものすごく軽装だったのにさあ、今回すごい重装備だよね。
とり:いや、レインウェアが結構嵩張るし、
PEKO:雨具は仕方ないですねえ。
とり:着替えとか、
モロ:とりさん着替えなんか要るんですか?
とり:仮眠したら着替えたくなるんですよ、それに400終わってから輪行で帰る時に着る服とか。
モロ:(健康ランドに)預けなかったんですか?
とり:だって400で後泊しないんだから預けられないじゃん。
モロ:400の後で使うものでしょ?
とり:あ?れ??
PEKO:一瞬、場に沈黙が訪れましたね。。。
600を完走したら後泊するから400後に必要になるものは本来600では不要なモノ。間抜けな勘違いで要らん荷物で負荷を増大させているだけだった。
【実走行ログ:2020/09/19-20】
天竜川左岸をひたすら北上。
天竜川には諏訪湖から最下流の船明ダムまでの200km弱ほどの間に船明ダムを含めて7つのダムがあるので狭隘な山間部は基本的にずっとダム湖となっていて川幅が広い独特の風景となる。
船明(ふなぎら)ダム湖
暫くはR152を進むのでそこそこ交通量も多く、特に四連休初日とはいえ土曜日なので大型車両の通行が多くてやや危なっかしい感じはあったが、船明ダム上流6、7kmのところでR152は天竜川を渡って右岸へ移り、左岸は細い県道に切り替わるところでぐっと県道側の交通量が減る、というかほぼ地元車以外は皆無となる。
R152は直進(横山橋)方向
橋の手前を右折すると天竜川右岸の県道。
ところどころ路面に苔が生えているような区間も。
交通量の少ない道を気分良く
天竜川本流は渡らずにずっと左岸を進むのだけれど、流れ込んでくる支流が多く、本流に架かるものも支流ものも、なかなかにエモい橋が多い。
氣田川橋
秋葉橋
時間に余裕があれば往復してみたかった。
気分良く走りながら軽く昔話。
とり:七年前に走った時はさあ、ジェロームさんっていう外人さんと一緒だったんだけど、その人がここ走る時にテンション上がりまくっててさ、トンネルに入る度に”ヒョ~~~ッ!”とか奇声を上げる訳ですよ。
PEKO:ああ、大学の先生をされているという人ですか?
とり:いや、そっちじゃなくてもう一人の方!
モロ:なんですか、その「もう一人」ってのはw
PEKO:あ!なんかちょっとぽっちゃりした感じの人ですよね。
とり:そうそう!その人www
そんなこんなで進んでいると、道が少々川から離れた区間で前方の交差点に誘導員が立っていて、しばらく前にわたしたちをパスして行った軽乗用車を停止させていた。
(工事かな?)
モロ:キューシートに「片側交互通行があるかも知れない」って書いてあったのはここのことですかね。
暫くは先ほどの軽乗用車の後ろに付いて停まっていたものの、待てど暮らせど動く気配がない。正面の道路からは対向車がひっきりなしに現れては向かって左の雲名橋方面、すなわちR152方面へと曲がって行く。見ればその雲名橋の上からその先のR152の方までずらりとこちらを向いた自動車が並んで待ち構えている。
誘導員:もうすぐ対向車が終わるから、そしたらこっちの番だ。あそこ(雲名橋)に並んでいる車が全部行ってからあんたら通りなさい。後ろからたくさんの車に追い越されたんじゃ危なくて仕方なかろ?
われわれ:あの車が全部行くまで?それじゃちょっと日陰で休ませてください!
誘導員:どうぞどうぞ、そこじゃ暑いよね。
気温が上がって来ていたので日差しを遮るものの無い交差点でひたすら日に炙られ続けるのはかなりしんどい。
誘導員用休憩テントにお邪魔
ほどなくこちら側の通行の番が来て、都合10分ほど待機したのちようやくリスタート。しばらく走ったところで「11km」と書かれた看板が置いてあり、次いで「10km」の表示。
とり:ひょっとしてこの数字、片側交互通行区間の距離を表しているんじゃね?だとしたら全長12kmあるぞ?
モロ:さすがにそれは長い!
後日確認してみたら本当に全長12kmあった。
片側交互通行のお知らせ
しかも待機時間見込みが「最長で合計50分」ですと!
ぽつぽつと数台の車に追い越されたものの、ほとんど四人で道を独占しているような感じで進んでいると秋葉ダムの手前付近で先ほどの交差点で誘導をしていた係員が運転する車が「最後尾確認車輛」としてやって来て追い越して行ったので手を振って挨拶。
龍山大橋
秋葉ダム
天竜川は流域の地質が脆い箇所が多く(この片側交互通行も土砂災害の影響だし、そも原田橋が通れなくなって【興津600】のコースが変わったのも土砂崩れの為に落橋してしまったせいである)土砂の堆積ペースが早いので湖底を頻繁に浚渫する必要がある。
暫くは我々だけで川沿いの県道を独占
峰之沢橋
秋めいた青空が広がる
あちらこちらに盛りを迎えた彼岸花の群生
R152が天竜川を渡り左岸に移る大輪で、我々が進む県道が国道に合流する交差点のところに公衆トイレとシャッターの降りた個人商店の店先に自販機があったので小休止。
シューズが合わないようでVegaさんはアキレス腱が痛むらしく、ここでパックからの離脱を申し出た。最終的にはそこから15kmほど進んだ飯田線の浦川駅から輪行エスケープしたとのこと。
気温24℃
申し分のないコンディション。
天竜川の川幅が狭くなって来た
お滝
発電所の放水施設に隣接している落差45mの滝。
天竜の街を抜けるといよいよ新々原田橋。
平成27年に斜面の崩落により、当時建設中だった新原田橋共々落橋してしまって【興津600】のコースが変更を余儀なくされた原田橋に代わって架橋され、今年から全面的に供用されるようになった出来立てほやほやの橋である。
新々原田橋
河川内仮設道路と仮設原田橋
新々原田橋が供用されるまではここを使って渡河していたし、現在もまだ一応は通れるらしい。
日が傾き始めたなか、じわじわと登る緩い坂道を進んで東栄町へ。
PEKO:あれ?愛知県って書いてありましたけれどここって愛知なんですか?
とり:東栄町は愛知県ですからね。新野峠は愛知と長野の県境ですよ。
PEKO:県をまたいだ移動をしてしまったwww
道中いたるところで表示されている電光掲示板には「三密の場所への外出は避けましょう」とか「県をまたいだ移動は控えましょう」といった注意喚起の文言が表示されていた。
中設楽交差点でR151に合流。ここからは、途中でナンバリングが151から153に変わるものの飯田、駒ケ根、伊那を抜けて塩尻まで基本的には一本道である。
【興津600】-03 に続く。
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