【年度の掉尾は】BRM1031たまがわ600鬼怒川-06(完結)【無事完走】
2020.11.17 Tue 19:53 -edit-
幾重にも連なる鉄骨トラスアーチの佇まいが
非常に心に残っていて愛してやまなかった上武大橋
2年前に通った時はまだトラスアーチが残っていたけれど
今は往時を偲ばせるオブジェが残るのみ。
コントロール-8をリスタート。
いよいよ次はクローズ時刻の決まっている(=締め切りがある)大間々コントロール(483.8km地点)なので残距離と残時間を確認。
走行距離は約59kmで猶予は3時間を切っているので20KPH以上のペースが必要。この先は延々下り基調ではあるけれど街中の信号ストップも見込まれるのでおそらく途中での補給は無理だろうと考え、補給食代わりに土産物の菓子を購入し、フロントバッグに放り込んだ。
きぬの清流(五個入り)
※画像は日光物産商会サイトより
じっさいこのお菓子のお陰でかなり凌げたので非常にありがたい。結局日足トンネルに到着するまでに全部食べ終わってしまったw
神橋
観光客でごった返す日光中心部を抜ける。
(三密回避とはいったい。。。)
日光から足尾に抜ける日足トンネルまではじわじわ登る坂道。
この登りはまったく記憶に残っていなかったので次のコントロールまでの所要時間計算で一切考慮していなかった。まあ、この辺も含めていつも通りの平常運転な脳みそ。
いろは坂との分岐となる交差点手前の坂道ピーク付近でこの日リスタート以来初めて他の参加者の後姿を目にした。坂道のピークに停車して腰を下ろし、ペットボトルの水を飲み始めたその参加者に追い付いてみたらまけんたさん。
”おつかれさま~。”
”間に合いますかねえ?”
”充分ですよ!余裕余裕!!”
自らに言い聞かせる意味もあったので明るく答えてみた。
って言うか彼はわたしより後ろのウェーブなので余裕時間はもっとあるし。
思った以上に登り坂が長く、いつまで経っても日足トンネルの洞門が見えないので内心ひやひやしながらの登坂。時間は飛ぶように過ぎるのに走行距離は一向に伸びない。
気持ちが空回りしそうになりながら登っていると、ようやくトンネルの坑口高さに不釣り合いにやたらと大きな日足トンネル洞門が見えて来た。
ようやく表れた紅葉の中の洞門
長い長いこのトンネルを抜けさえすれば後は下り。だけれどトンネル自体は南下する場合足尾側のほんのちょっとを除いて全編緩やかな登り基調なのでなかなか進まない。
日足トンネルを抜けたところで残時間は2時間を切ってしまった。大間々コントロールまで47km。
とはいえ(ここから先はグロスAve.25KPHでもどうにか走り切れるはず。)という謎の自信があってかなり気持ちが楽になった。
日足トンネル直後の”ヒャッハー!”な下り
途中、コンビニに立ち寄ったらアサクラさんがいて、ようやく他の参加者に追い付いて来た(=オンタイム付近までリカバーできた)という感慨に浸る。アサクラさんと今後の見通し他あれこれ軽く雑談の後わたしが先行でリスタート。
気持ちよく飛ばせるダウンヒルを進み、鬼怒川右岸の足尾市街地と左岸バイパスとの分岐に差し掛かる。コース設定的には「どちらを通っても可」という区間なので前回は左岸を走ったから今回は右岸を進むことにしてついでに足尾駅にちょっと寄り道。
もうちょい時間があれば入場券を購入してのんびりしたかったところだけれどさすがにそこまでの余裕は無かった。
なかなか人出が多かった
古い機関車や旅客車とわたらせ渓谷鉄道観光車輛
鉄分を補給してリスタート。今度こそノンストップで走らないとさすがにヤバい。これ以降、30分ごとに残距離と残時間を計算して必要とされるグロス平均速度を計算しつつの走行。
途中、足尾駅近くのヤマザキストア前を通過した時、以前K内さんに教えていただいた「この地域のホルモン焼き店草分けの老女将が営むホルモン焼き店」が、結局訪問する機会も無いまま閉店してしまったことを思い出して少々悲しい思いを味わった。
※お店はご飯ものメニューが無かったのでヤマザキで白飯を購入して入店も可だったとか。
かつてK内さんが【足尾300】をDNFしてそのお店に立ち寄った時のツィートがこちら。
俺は勝ち組! pic.twitter.com/7JrEG0Uz4u
— K内@SunriseからSunset (@kawa1091) October 27, 2018
いまにして思えばあの時一緒にDNFしておけば良かったか?w
オートスナックも素通り
この辺りの線路が描く弧が好き
あまりにも時間が無さ過ぎて道の駅くろほねのもつ煮定食も岡直三郎商店のしょうゆソフトクリームも、心で涙しながらパス。もつ煮定食はともかくしょうゆソフトは何とかなったなあというのがあと知恵。
東武桐生線の終点でもある上毛電鉄赤城駅脇を通過。
赤城駅
若干交通量が増えて走りづらくなって来た感もあるもののここまで来ればコントロールまで1kmちょいなので心にかなり余裕が生じる。
前方に参加者の後姿が見えて、近くまで寄ってみたら見覚えのある、背中の中央にハートマークと裾にフリルがあしらわれた反射ベストのサメハルさんで、その前にもう一人。2015年Ver.のAJ反射ベストを着用した男性はご主人のばるさんでした。
サメハルさんとは往路で何度も顔を合わせていたけれど、ばるさんの方はわたしがスタート地点に到着した時点で既にスタート済みだったのでずっと顔を合わせることも無く、スタート後32時間が経過してようやくお互いの参加を認知できましたw
コントロール直前
コントロール-9(483.8km)FMみどり大間々店
15:06着:Close =11/01/15:16
クローズが15:13だと思い込んでいたら3分遅かったのでマージンは10分。
(これだけあったらギリギリしょうゆソフト行けたよなあ。)とも思ったけれども後の祭り。2km戻ってまでいただく気力は残っていなかった。
カップ麺を食べる段取りを整えていたところにアサクラさん到着。足尾手前のコンビニではこのコントロールは延着になるかも知れないというような趣旨の発言をしていたけれど、結局クローズ前に到着したのはさすが。なおもカップ麺をすすってまったりしていたら、お久し振りのじぇんさんや、日光以来のまけんたさんも到着。まけんたさんはW1スタートだったのでこのコントロールのクローズは15:26で、ジャストオンタイムでレシートをゲットできたらしい。素晴らしい!
サメハルさんやばるさんを見送り、すっかり落ち着いたところでリスタート。
このコントロールさえ間に合わせられれば今回の600はほぼ完走したようなもの。
夕暮れの中淡々と南下。
北アルプス方面のシルエット
架け替えられた上武大橋
上武大橋から
特に左のような流れの切り替わり部分がものすごく好きで、時間が許せばひたすら眺めていられる。
かつての上武大橋の一部
連なる鉄骨トラスの佇まいが大好きな橋梁でした。
上武大橋で利根川を渡り深谷市内を抜けて荒川を渡り寄居町へ。今市地蔵の交差点から「AJたまがわ定番ルート」に合流してから先はキューシートもナビも必要ないほど道筋は頭に入っている。
途中、五明交差点のところで前を走るサメハルさんに追い付きかけたけれど、先方はおそらく小休止でそのまま交差点脇のコンビニに入って行ってしまったので声掛けも無くパス。後方からアサクラさんたちが追い付いて来たけれど、ペースが合わなかったので車間が開いてしまい、そのまま単独でゴール前、最後のコントロールに向かう。
幾度となく通り抜けたお馴染みの道。
茶畑を月明かり照らす
コントロール-10(564.2km)7-11青梅日立店
20:08着:Close =11/01/20:36
残りは40kmを切った。
ここから先は黙っていても30分以上は短縮できてしまう区間ではあるものの、今回は翌月曜日を普通の出勤日に設定してしまっていたため帰宅があまり遅くなってしまうのは好ましくないためそそくさとリスタート。入れ違い気味でアサクラさんたちが到着。
最近五日市線で引っ掛かる率が高い
新奥多摩街道を東進していて、いつものように昭島市役所前の「小川」でラーメンを食べて行こうかと一瞬考えたものの、それほど空腹感を覚えていなかったし時間も気になったのでパスしてゴールまでノンストップ。
Goal(601.6km)7-11狛江緒方3丁目店:Close =11/01/23:00
20:07着、所要39時間07分
ゴールには、既に着替え終わって車を回して来ていて、高速料金割引開始時刻までの時間潰しも兼ねていたジョニーさんと、先にゴールに到着していたばるさんの姿があったのでしばらくあれこれ雑談を。しばらくしてばるさんは奥様のゴールを待たず、先に帰宅して風呂の準備をしておくと言い残して帰路に。こういう時ご夫婦での参加というのは後着者側には非常にありがたいだろうなあと。
コントロール1からゴールまでの証跡レシート
レシートをまとめて一つのフレームに納めて撮影し、各クイズポイントの解答と併せてゴール報告フォームに入力して送信。そうこうするうちにアサクラさんやサメハルさんらが続々とゴール。
軽く立ち話の後、最寄り駅の小田急線和泉多摩川駅から輪行で帰宅するというアサクラさん、そろそろ高速料金割引時間帯に乗れそうというジョニーさんと別れて帰路に。
帰着直前に自宅最寄りのスーパーでビールを買い込んだりしつつ、どうにかこうにか日が改まる前には帰宅。2020年度最終ブルべは無事認定完走で幕を閉じました。
11月1日24時ちょっと前
今年から日本国内開催のBRMも通年開催となり、既に11月から2021年度が動き始めているけれど、やはり「ブルべ界隈の大晦日」を完走で締めくくれたのは気分が良いです。
【実走行ログ:2020/11/01】
今回お世話になった方々も含め、諸々大変だった2020年度中お世話になった皆様に本当に感謝。
2021年度もよろしくお願いいたします。
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