目的と手段と・・・。
2005.09.12 Mon 23:59 -edit-
ソース:Sankei web
まぁ、当初から『選挙互助会的』と批判があちこちから出ていたのに対して長谷川参院議員が国民新党に復党
長谷川憲正参院議員は12日午前、新党日本(代表・田中康夫長野県知事)を離れて、当初所属していた国民新党(綿貫民輔代表)に復党することを明らかにした。都内で記者団に語った。
11日付で田中氏に離党届を提出。12日午前に都内で綿貫氏に会い、口頭で「国民新党に戻る」と伝えて了承された。
長谷川氏は衆院解散後に自民党を離党し、8月17日の国民新党旗揚げに参加。しかしその後に結成された新党日本の所属国会議員(衆院は前議員)が公選法上の政党要件の5人に1人足りなかったことから同党に移籍した経緯がある。
長谷川氏は復党について「当初から選挙の時に(新党日本の)人数が足りないので応援してくれという話だった。選挙が終わったので戻った」と説明した。
長谷川、綿貫両氏の会談では、郵政民営化反対派で無所属出馬して当選した13人に、国民新党への入党や連携を働き掛けていくことも確認した。(共同)
(09/12 14:26)
綿貫氏も田中氏も”自公連立だって同じこと”と強弁していた訳ですが。
個人的には『新党日本』は一貫して至極まっとうな主張をしていたと思いますが
いかんせん、立ち上げの際のこの長谷川氏関連で相当マイナスイメージを背負い込む事になったような気がします。
政党要件を満たせるか満たせないかで露出度合いが大きく左右されてしまうので選挙戦術的には何が何でも要件を満たしたかったというのはわかりますが。
結局、このマイナスイメージを払拭できなかったのが敗因だろうかと。
目的のために選択した手段がアダとなってしまった と。
だいたいにおいて
『執行猶予期間中の犯罪者』を比例名簿一位に持ってくるような党の代表に”胡散臭い”と言われてしまってはねぇ・・・。
長谷川氏移籍うさんくさい 社民・福島氏が批判
ソース:Sankei web
票欲しさに辻本某を比例名簿一位に据える人にこんな事言う資格があったのだろうかと甚だ疑問だったのですが長谷川氏移籍うさんくさい 社民・福島氏が批判
共産党の市田忠義書記局長は24日午前、党本部で開かれた総選挙闘争本部の会合で、長谷川憲正参院議員の国民新党から新党日本への移籍について「共産党以外の政党は境目がなくなっている。鉄道の相互乗り入れは便利だが、政党や政治がそうなっていいのか。国民はうさんくささを感じている」と批判した。
社民党の福島瑞穂党首は都内で記者団に対し「数日間で政党を渡り歩くのは理解できない。政党要件を満たすためとみられても仕方がない」と指摘した。(共同)
(08/24 11:24)
まぁ、勝てば官軍。
自民党の予想外の圧勝のあおりを受けてひとつ余分におこぼれまでもらって議席を実質二つ増やしたんだから万々歳ってぇところでしょうか。
国連分担金、日本が引き下げ要求へ
ソース:YOMIURI ON-LINE
わたしゃいっつも感じていた事なのですが国連分担金、日本が引き下げ要求へ
政府は、2007年以降の日本の国連分担金の引き下げを要求する方針を固めた。
日本は現在、分担金総額の19・468%にあたる約371億円を負担している。国連安全保障理事会の常任理事国入りの見通しが立たない現状では、過重な資金負担について、日本の世論の理解が得られないと判断した。
町村外相が19日にニューヨークで開かれる国連総会で演説し、分担金見直しの必要性を訴える予定。事実上の引き下げ要求で、政府は来年春にも、分担率を見直す決議案を国連総会に提出したい考えだ。
分担率は原則3年ごとに改定され、07年が見直しの年にあたる。
国連分担金は05年で総額約18億2770万ドル(約2006億円)。米国がトップの22・000%を分担しており、2位の日本と合わせ日米で全体の4割を負担している。
政府は、「常任理事国は、地位に見合った負担をすべきだ」と判断しており、米国を除く常任理事国の分担率の大幅引き上げを求めたい考えだ。一方、多額の国家債務を抱えていたり、国民1人当たりの所得が低い途上国には、現在の軽減措置を維持するとしている。
今後、ドイツや韓国など、比較的負担が重い先進国を中心に、決議案の共同提案国となるよう呼びかける。政府は分担金の改革とあわせ、国連の業務の合理化や、監査体制の充実なども実現したい考えだ。ただ、分担金の負担が増える中国やロシアなどの反発は必至で、見直し協議は難航する可能性もある。
分担率の算定は、加盟国全体の国民総生産(GNP)に占める各国のGNPの比率が基礎になる。そのうえで、途上国の場合は、1人当たりの国民所得などに応じて割引が認められている。
(2005年9月11日3時1分 読売新聞)
とにかく日本が常任理事国入りするメリットってどこにあるのか と。
曰く”国際社会における責任を充分に果たす”
曰く”国連拠出金に見合った権利を獲得する”・・・etc.
G4案にあったような『拒否権を凍結』された常任理事国入りにどんな意味合いがあるのか。
そもそもイラク戦争の端緒と経過を鑑みればいかに今の国連が無力であるのか。
それを踏まえての『国連改革』であるのはわかるけれど
少なくとも現時点での常任理事国入りなんてのは体よく金を毟り取られるだけで終わってもおかしくないし。
単に年寄りが冥土の土産に勲章を欲しがっているようなもんでは無いのかと。
何で『国連拠出金第二位』の立場を有効に活用してキャスティングボートを握るようなしたたかさが発揮できないのかと常日頃疑問で仕方が無かった訳で。
ほぼ確実にG4案が頓挫してしまった今
こういう動きがあって然るべきだと思いますけどね。
常任理事国入りというのは日本が国際社会での責任を果たすと同時に権利を行使する場をひとつ得る為の手段のひとつでしかないのだから
ひとつの手段の芽が摘み取られたら別の手段に乗り換えるべきなのであって。
んでも今回の選挙圧勝を受けて、国連総会には小泉さんが行くんですよね
町村さんがする予定だったこの演説って一体どういう扱いになるんだろう?
小泉さんがやるんだろうか?
非常に気になる部分ではあるなあ・・・。
※9/13追記
今回の国連総会特別首脳会合開催は14~16日。
総会一般討論演説は17日。
町村外相は13日からNY訪問/小泉首相は15日出発、16か17日帰国(予定)
まかり間違っても国連の場で先だってのバンドン会議での演説のような『村山談話の焼き直し的演説の繰り返し』だけはして欲しくないと
それだけは切に祈ってやまなかったり。
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