【テーマは】SR600Fuji 走行記録(概要)【ゆるふわ】
2021.07.14 Wed 04:15 -edit-
SR600Fujiと言えばこのPC
2013年の8月に初挑戦し、紆余曲折ありながらも完走して以来、すっかりご無沙汰となってしまっていた【SR600_Fuji】に今回8年ぶりに、部門は前回同様ランドヌールにてエントリー。2013年に参加した時点での制限時間は52時間、その後ルール改訂があり現在では60時間以内に完走できればランドヌール部門での完走と認定とされ、実に8時間も制限が緩和されたため前回とは全く別物と考えても良さそう。そんな風に考え、時間いっぱい活用してゆるふわ走ってみようと思ったのが再度のエントリー理由。
SR600というのはご存知の方には今更でしょうが平たく言えば『600km/10,000m以上UPのコース』を走るパーマネントな(≒開催日程の定まっていない)ブルべです。詳細をお知りになりたい方はオダックス・ジャパン公式サイトにおける解説ページをご覧ください。⇒SR600解説
走行計画として600kmをざっくり200km三つに分け、写真を撮ったりツィートを流したりゆるふわ走ることを考慮して所要時間を15時間、グロス13KPHちょいと仮定。残った15時間の内1時間をアクシデント発生時の為のバッファとして確保した残り時間の14時間、すなわち一回当たり7時間を宿泊に充てられると考え概ね200km刻みとなる草津と蓼科で各々宿を手配して、宿のチェックイン時刻から逆算し、事前移動を自走で行うことも勘案してスタートを2021年7月10日AM6時に設定して申請。
<実走行ログ:2021/07/10-12>
【初日】
自宅を3時頃出発し、スタート前に疲労しないよう努めてゆるゆる走ったら思いの外時間を食ってしまい、申請済みスタート時刻を15分ほど回ってからのスタートとなった。
専修寺関東別院前@2021/07/10/03:00頃
スタート@JR高尾駅北口
2021/07/10/06:14
(事前申告スタート時刻=06:00)
交通量の少ない早朝のルートを淡々と進む。
秩父以降日差しが強くなり始め、道路脇の気温表示数か所で『29℃』という数値を目にした。非常に暑い。こまめに水分補給を行い適宜休憩して熱中症対策。
碓氷峠に差し掛かる頃には暑さも落ち着き、吹き始めた風と相俟って緩い勾配の坂道を気分よく進めた。
PC2(133.2)めがね橋
初日は草津までで終了。
大津から草津へと登る坂道で思いっきりゲリラ豪雨を食らい、途中立ち寄った7-11は停電していたし、草津についても湯畑周辺の飲食店の半数以上が停電したまま、投宿予定の旅館で宿帳への記帳を済ませるまで停電が続き、宿のご主人が当ててくれた懐中電灯の灯りでペンを走らせる始末。
土砂降り食らうし
コンビニは停電中だし
旅館も停電中だし
丁度宿帳記入が終了した頃に停電復旧。
のんびり温泉で身体を癒し、雨に打たれて冷えた身体が芯から温まってから布団に潜り込んで就寝。
温泉独り占め
【2日目】
3時頃リスタート
夜明け前の渋峠を淡々と進み、途中で日の出を迎えた。
夜間は通行ゲートが閉じられてしまった8年前と異なり今は24時間通行可能なのでスケジュールの自由度が段違い。
未明の渋峠に取っ掛かり
徐々に白む空
やや雲が多い日の出
志賀高原を通り抜け一気に駆け降りるダウンヒル。
目に優しい緑
アスファルトに較べて耐久性の高いコンクリートで舗装されているため骨材で表面がガタガタになっている長いダウンヒルを下った先が次のPC。
しばらくは下り基調だったり平地だったり、平和な区間が続くけれど日差しがきつくなって来た。
木陰がありがたい
長い坂道を登った先がPC。
脳が痺れるようなダウンヒルを堪能し、上田市内を抜けて東進。
特に無理して踏むでもなく区間距離約25kmをグロス一時間丁度で走り切ったのでその気分良さが伺えようというモノ。
PC6(295.2)信濃国分寺
2021/07/11/11:00
しばし平地を進み、AJたまがわの【海野宿400】でお馴染みの界隈を通過し、個人的にこのコース中一番ツラくてキライな『美ヶ原高原へ向かう登り坂』の始まり。武石口交差点から約24kmある登りの内中間地点の武石観光センターへと至る12kmの区間は本当にキライ。8年前に走った時は深夜通過だったのでまだましだったけれど今回は日中通過の為見通しが良すぎて萎える。
観光センターからはそれまでとほぼ同じ距離の九十九折りの登り坂。丁度登り始めるタイミングで豪快なにわか雨を食らうも登り坂なのでクールダウンになって不幸中の幸い。
どこまでも続く直登
叩きつける雨
途中で雨も上がり、えっちらおっちら進んで坂の上。
前回は未明通過となって眺めを堪能できなかったビーナスラインの眺めを堪能して一旦白樺湖まで降りてからすずらん峠を越えて蓼科へ。
美ヶ原高原
諏訪湖方面
蓼科山と白樺湖
18時半過ぎに2日目の宿に辿り着き、夕食をいただきのんびり温泉に浸かって就寝。
ツインルームのひとり利用
デザート付きの夕食
貸し切り状態の温泉浴場
【3日目(最終日)】
当初2時頃出発するつもりでいたものの、0時前には目覚めて目が冴えてしまっていたので無理して2度寝はせずに0時半頃リスタート。麦草峠に向かう長い坂道を淡々と進む。
0時半頃リスタート
PC9(400.2)メルヘン街道最高地点
2021/07/12/02:25
珍しく一度も鹿に遭遇しなかったし鳴き声すら耳にしなかった。
へッ電を用意していなかったため、長い下りを堪能、、、とはならずに慎重に下ることとなったけれどピークをちょっと下がったところでの気温表示は12℃で、半袖半パンの身にはかなり冷えたので速度が上がり過ぎず幸いであった。
寒かったので温かいものが身体に嬉しい
ものっそわかりづらい、ミスコースを誘発することを意図したのではないかという松原付近の集落内を抜ける細い道を抜け、野辺山を指して短い登り。
PCの手前で3日目の夜明けを迎えた。
3日目の朝
長い長いダウンヒルを堪能し、須玉から韮崎を抜けてPCへ。
ラスボス若彦トンネルを指してえっちらおっちら。台風の影響で大雨の中走行する羽目になった4年前の【安曇野600】と同じコースを進み、当時とは異なる穏やかな景色を堪能。芦川の農産物直売センターで軽く補給をして若彦トンネルを抜け、河口湖から山中湖へ向かって最終のPCへ。
かつて大雨の仲抜けた道
うどんとカレーのセットで補給
河口湖湖畔の大石公園のラベンダーと湖水越しの富士山
道志みちに入り、山伏トンネルを抜けたところでパラパラ雨粒が落ち始めたと思たtら道の駅どうしに辿り着くころには本降りに。雨宿りがてら予定していた昼食を摂り、しばらく様子見をするもいつまで経っても状況が好転しそうにないので雨中ライドを決行してゴールに向かう。
山菜そばで補給
笑っちゃうくらいの雨(これでも弱まってる)
青根集落まで来たら晴れ間
当初は自走で帰宅するつもりでいたものの、天気予報を確認したら一時間するかしないかで雨に降られそうだったので輪行にて帰宅。高尾から乗車し、立川から南武線で川崎経由のルートにしたので川崎でJRから京急に乗り換えるついでにホルモン焼き屋に寄り道してひとり打ち上げを済ませ、ほろ酔い気分にて帰宅し無事3日目も終了。


ブルべ明けには肉が合う
あとは9月に入ってから担当者にブルべカードとPCの画像データを送付して、問題が無ければ8年振り2度目のSR600Fujiのランドヌール部門認定となる。
【2013年の走行記録との比較】
2013年の結果を見るとグロスの所要時間数は約9時間今回より短いものの、ネットの所要時間についてはむしろ今回の方が約2時間短いので今回は前回と比較して約11時間余計に休憩しているということ。ものすごく人権を感じさせるライドである。
<実走行記録:2013年8月>
SR600の制限時間が緩和され、一律60時間とされて以来折に触れて言っていることではあるけれど、SR600のランドヌール部門完走は一般的なBRM600よりもかなり楽に走れるようになっているコースだと思っているし実際2週間前に走った【もてぎ600】と比較しても楽だと感じた。とはいえこれは全くの主観の問題。
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