【寄り道は】BRM1016神奈川600km興津 #04【計画的に】
2021.10.29 Fri 05:05 -edit-
旧天竜市の龍のオブジェ辺りからミストはしっかりとした小雨に切り替わって来ていたのだけれどすっかりレインウェアを着るタイミングを逸してしまい、どうしたものかと悩みつつ進んでいたら佐久間道路のガードがあったのでそちらで一旦停止し雨装備を装着することに。雨避け効果が期待できないとはいえ着ないでいるよりははるかにマシ。
それにしてもまあ結構な本降り
雨装備を装着してリスタート。天竜川の支流、大千瀬川沿いを上流に向かい『煮え渕のポットホール』脇を通過。
煮え渕の吊り橋は通行止め
ポットホールを上から眺めらるスポットなのに勿体ない。
煮え渕のポットホールはわたしが今まで見知っていたものよりも相当大きく、人もすっぽり入りそう。裏を返せば急な流れと磨かれた壁に阻まれ、万が一落ちてしまったらなかなか脱出できないということ。
煮え渕のポットホール
大千瀬川沿いを進んで東栄町中心部外縁をかすめて新野峠に向かうR151に合流。ほどなくわたしが愛して止まない釜淵を通過。
光量が足りずちょっとピンが甘い
新野峠に向かう前に休憩と腹ごしらえの為に中設楽のファミリーマートに立ち寄って小休止。飲み水の補充とカップラーメンでの補給。さすがに雨に打たれて余裕が無かったのか、この時の画像はいち枚も残っていなかった。
落ち着いたところでリスタート。自分としてはそこからが既に新野峠のスタート地点だったけれど、昨年モロさんに「こんな勾配緩いところは峠の始まりとは言いませんよ!」と思いっきり否定された記憶があるw
リスタートしてからは緩いアップダウンが続き、徐々に標高が上がって来る。標高が上がるにつれややガスが漂い始め、その代わり雨脚が弱まって来た。前夜までの想定ではこの辺りから雨に降られ始め、新野峠を越えてから雨が上がるのではないかと考えていたので状況はどちらかと言えば良い方に転がっている。
道の駅グリーンポート豊根に到着する頃にはすっかり雨は上がり、ところどころカスで視界が遮られるものの前回【海野宿400】や前々回【上越400】の時のような危険な感じのする白さでは無かったのが幸い。取り敢えず新野峠に進む前にここで小休止。
温かいおしるこがあったので優勝
おしるこで落ち着いたのでいよいよ新野峠を指してリスタート。
それほど寒くない
新野峠自体はそれほど急勾配な坂道は無く、淡々とクランクを回せばいつの間にかピークに至っているという感じの峠。距離長いけど。
この街灯の連なりが現れるとほぼ終わったも同然
標高1000mを超える
標高1000m地点を超えると勾配が緩やかになり、軽く下ったりもしながら新野峠(愛知-長野の県境)に到着。
ピーク付近から長野県側は少々ガスっていた
県境を越えたところで見かけた気温表示は9℃。心配したほどには下がっていないので気が楽になったけれど、あまり長くないダウンヒルを下った先の阿南町で見かけた表示は6℃になっていた。案外冷えている。
新野峠から先、阿南町から下條村を抜けて飯田市に至る経路は基本的には下り基調ながら登り返しが多いので意外と消耗する区間。長い坂道を登って新野峠を越えたのにご褒美ダウンヒルがしょぼいので毎度寂しい。それでも新野峠から下って阿南町を北上する間に頭上の雲が切れ、満月前日の明るい月がと道を照らしてくれているのがご褒美と言えなくもない。
翌日が『ハンターズムーン』と呼ばれる満月
阿南町を抜け下條村へ。
峰竜太のふるさとアピール区間w
道の駅信濃路下條を通過。ここ数年のように駿河健康ランドで前泊してからスタートするようになる以前、スタート当日未明に車載で参加していた頃は前夜軽く仮眠の後、日が改まった頃移動を開始してそのまま参加というスタイルだったのでこの辺りまで来るとかなり眠気を感じるようになり、走行に支障を来しかねないことも多々。そんな時に24時間利用可能な畳敷きの休憩室があるこの道の駅はわたしにとって高級ホテルにも引けを取らない存在で、エスケープヴィヴィとかシェラフシートを携行してここで仮眠をとる事が多かった。
かつての定宿w
そんな定宿を横目に先を急ぐ。
飯田市に入った辺りの一部区間は真っ白
いつも思うのだけれど、なんだかヤバそうなクスリ(漢字でもかなでも無くカナで表記するヤツ)を扱っていたりしそうな雰囲気の店名ではある。勝手なイメージで申し訳ないけれど。
ドラッグストア『アメリカン・ドラッグ』
PC2(272.1km)Close00:08
ファミリーマート東かなえ店 21:39着
なんだかんだ毎回だいたいこのくらいの時刻に到着することになる。伊那で押さえた宿までの距離は約40km。20KPHで走り切れれば日が改まる前には到着できるし、飯田から伊那までは途中いくつかのコブはあるものの基本的に平坦なのでどうにかなりそうだと思うと若干気が軽くなった。
バイパスの灯りの連なる雰囲気が好き
どうにかこうにかほぼ20KPHで走り切ることができて、伊那のホテル到着は23:45頃。
昨年と同じ宿
あらかじめレイトチェックインになりそうである旨連絡しておいたら「わかりました、フロントに鍵を置いておきますのでお部屋にお入りください。玄関は24時間利用可能になっています。」と返された。その言葉通りフロントのカウンターには書き置きと鍵が一本置いてあったのだけれど、、、
シマオカ・イズ・誰?
わたしの本名をご存知の方はおわかりでしょうが、カナ表記の文字数は違うし被っているのは「カ」だけだしいったいぜんたいなんでこんな?因みに前日同じ宿を利用したPEKOさんとの会話の際、彼女もやはり名前を間違われていたことを聞いていたけれど、天然というにはあまりにもアレじゃないのか?って言うか宿帳どうしているんだろう?
細かいことを気にしても仕方ない。オンライン予約で宿賃の決済はあらかじめ済んでいるので気にしたら負けw
充分な広さのシングルルーム
ウェア類の洗濯乾燥を済ませてから1時頃就寝。起床予定は約2時間後。
3時15分頃起床、短時間睡眠だった割にはものすごくすっきりした目覚めで非常に質の高い仮眠だったようで心身かろやか。リスタートすべく着替えを済ませて意気揚々と玄関から表に出たら、、、
めっさ雨降っとるやん
前夜同様寝る間際に目にした天気予報には傘マークが無かったはず。しかも今回はほんの2時間半ほどしか経過しておらんというのに。防寒のつもりで最初からレインウェアを着てリスタートの予定で着替えていたので出発間際にばたばたすることは無かったものの軽やかだった気持ちはずっしり重たくなった。
とはいえリスタート後15分ほどで雨は上がった
北上するにつれ路面も徐々にドライコンディションに移行して行き、それに伴い重たかった気持ちもやや軽く。ペースは順調だったので特に眠気を感じているということも無かったけれど、2時間しか寝ていないので念のために小野駅前のファミリーマートでコーヒーを。中設楽のファミマで休憩した際割引のクーポンを貰っていたし。
珈琲を干して表に出たら夜明けが始まっていた
信濃国二之宮・弥彦神社
どうあがいても【興津600】中にここで御朱印を拝受できる時間帯には通過できないので別日程でちゃんと来なきゃダメだよなあ。
時間的に大幅な余裕がある訳では無いけれど普通に走ればマージンは3、40分くらいではないかというくらいの余裕はあったので長らく気になっていた蔵造川水路橋を眺めていくことに。
いかにもグラベルロード向きの道の先にある
唯一現存の煉瓦造水路橋である蔵造川水路橋
【興津600】の開催時期が本来の日程だったらもっと明るい中で眺められたんだよなあ。
善知鳥峠登坂中の払暁
善知鳥峠ピーク
中央分水嶺表示は昨年(無くなってしまっている。)と思ったけれど復活したのか単に昨年は見落としていたのか。でも(支柱だけになっている。)ってコメントしているし、復活したのだろう。。。と、思ったけれど復活したのにわざわざあんな傾いだ状態のままにするとも思えないのでやはり昨年は見落として勘違いしたと考えるのが自然か。
善知鳥峠ピークから塩尻市内まではいつものように脳汁があふれ出るような最高に気分の良いダウンヒル。ピーク付近では気温が2、3℃しか無かったもののダウンヒルの楽しさはスポイルされずすっかり堪能して塩尻市内へ。
塩尻市街に差し掛かる辺りで見上げた明け方の空
塩尻駅付近で6℃
サラダ街道入り口交差点から見た進行方向の雲
若干不安が。。。
ぶどう畑越しの日の出
曙光が山際を照らす
やはり嫌な予感しか引き起こさない進行方向の雲
りんごやぶどうの果樹を始めとした田園地帯を進む
アルピコ交通上高地線・新村駅付近で鉄分補給
イヤな予感は的中し、遠目で見た時の雲の下はやっぱり雨だった。とはいえ朝陽を受けて虹がかかっていたので心は軽め。
まあ降られても仕方ないし許せる
安曇野ちひろ公園のトットちゃん列車
ここでも鉄分補給。
PC3(392.9km)Close08:12
セブンイレブン信濃松川店 07:58着
クローズまでのマージンは14分。
ファミマでのコーヒーや蔵造川水路橋等寄り道を含め計算通りの到着だったけれどパンク一回でアウトになるような計画は慎もうと反省。
とはいえこれまでの経験上、このPCが間に合えば完走は間違いがないので気持ちが軽くなる。
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