【浪漫あふるる】大山千枚田ライトアップポタ【♂二匹】
2021.11.11 Thu 06:50 -edit-
橙→青→緑→紫と
15分ごとに切り替わる光
帰り時間を勘案して青→緑を堪能
関連エントリ⇒ゆるゆる三浦ポタ
ゆるゆるポタの後三浦海岸駅前でさあ乾杯♪という直前、べいさんに「明日時間あったら大山千枚田一緒に行きましょう!」とメッセージを送信。乾杯が終わって飲み始めたところでべいさんから「OK!」の返事。
「え?明日はとりさんとべいさんデートなんですか???」 By 虫さん。相変わらず腐女子王道ど真ん中な思考を巡らせるお脳をお持ちw
元々土曜日に三浦でポタして日曜日はソロで大山千枚田に行くつもりで計画していたのだけれど、鎌倉の大仏様を見てべいさんを連想したので誘ってみようと思い立ったのであった。天気予報は情報を提供する媒体によってばらつきがあるという微妙なものだったけれど、降られたとしても大した量でも時間でも無いと判断して強行。
ルートは久里浜から東京湾フェリーで金谷まで、そこからぐるっと回って大山千枚田には17時頃到着するように計画。金谷から大山千枚田まではまっすぐ行けば20km弱しかないので大回りして+40kmほどを捻出、都合80km弱のゆるポタコース。
前日同様8時頃出発
専修寺関東別院前@21/11/07/08時頃
<実走行ログ:2021/11/07>
前日とは異なり、特に忘れ物もしていなかったのでのんびり進む。途中ラーメン道楽に立ち寄り朝ラーを決める。
ラーメン、脂少な目、麺硬め
美味しゅうございました。
お腹を満たしてリスタート。一路前日とおんなじルートをトレース。
今日も今日とて定点撮影
上大岡の先で鎌倉街道から逸れて金沢方面へ。多少見直しの余地はあれど久里浜まではこのルートが一番距離短く到達できると思う。
久里浜手前の横須賀線沿いの並木道
ここの雰囲気はなかなか好み。
計画通り11時頃久里浜のフェリーターミナルに到着。
久里浜港フェリーターミナル
乗船予定は11:25発しらはま丸で既に接岸を完了しようとしているところ。帰路については袖ヶ浦からアクアラインバスというプランも候補だったので、復路をどうするかこの時点では確定していなかったため今回は往復では無く『人間+自転車』チケットを片道で購入。
乗船し、さっそくノンアルビールを購入してデッキに出たもののちょっと寒かったのでいち枚撮影しただけでキャビンに引っ込んだw
お約束のノンアルビア
定刻通り11:25に久里浜港を出港
停泊中のオフショア支援船
海驢島に釣り人の姿
金谷が近づくと船の周りにカモメが飛び交う
デッキでえびせんをあげている乗客がいた
そんなこんなで正午ちょい過ぎ金谷港到着、30分ほど前に到着して待ち構えていたべいさんと合流してまずは昼ごはん。久里浜からの移動中お店の相談をしていて、フライを始めとした地魚ネタの定食が美味しいさすけ食堂をまず候補に挙げたのだけれどべいさんがウェイティングリストに記帳した段階で60組(約2時間)待ちという大混雑ぶり。もう一軒金谷食堂でもウェイティングをしていてそちらは20組ほどだったけれど合流時点であと5組の連絡が入ったとのことなのでさすけ食堂の待ちをキャンセルして金谷食堂へ。それにしてもさすけ食堂は週末のお昼時においそれとは入れない超人気店になってしまったなあ。
『アンチEdge』なべいさんのEdge530
金谷食堂で待機中
お店が広いこともあって回転が速く、ほどなく案内された。べいさんは地魚の刺身と鯵のなめろうが乗った、途中で出汁茶漬けに味変できるどんぶりを、わたしは地魚フライ盛り合わせと刺身がセットになった金谷定食を注文。
お刺身となめろうのどんぶりと金谷定食
お刺身とフライ盛り合わせ
お腹を満たしていよいよスタート準備。道を挟んだお店の向かい側でEdge530へのマップの読み込みやらなんやらをやっていたところ、ちょうど到着したフェリーから降りて来たと思しき一台の車から「おーい!おーい!」と呼びかけられたのでそちらに視線を向けてみたら何と本多さんの姿が。そして助手席にはマヤさんもいらしたのであった。聞けば本多さんが房総にお住いのご親戚に用事があったのでマヤさんがそれに便乗して同行、本多さんが用事を片付けている間に軽く自転車に乗ろうということらしい。湘南海岸や三浦半島辺りで遭遇するならまだしも、房総半島で遭遇するとはなかなかのレアケース。わたしたちが大山千枚田のライトアップを見に行くと言ったらマヤさんもその気になって「良い事聞いちゃったわ!もしかしたら後でまた会えるかもね♪」とニコニコしながら去って行った。
記念撮影するいとまも無く去り行く車を見送るw
幸先良いアクシデント(?)の後いよいよスタート。
<実走行ログ:2021/11/07>
金谷スタートなのでお約束の島戸倉隧道
そしてこちらもお約束の燈篭坂大師の切通トンネルへ
歩行者がいたのでサイズ比較用に(右はべいさん)
意外と人が少なかった
天候がイマイチだったからかな?普段はオートバイの集団とかいたりするけど。
内房線湊川橋梁
湊交差点を曲がって内陸方面へ。スーパーマーケット敷地内の自販機でドリンク補充をしていたらその場のベンチで寛いでいたおじさん二人組に話しかけられた。
「どこから来たの?」
「金谷からですけれど自宅は東京なんです。」
「じゃあフェリーで来たんだ。」
「そうそう。」
「今日はどこまで?」
「ちょっと遠回りして大山千枚田を眺めて帰ろうかと。」
「山の方だ!若いって良いねえ。」
「いや、そう若くも無いんですが。。。」
「二人とも?」
「いや、彼(べいさん)の方はもうちょっと若いですよ。」
「大して変わんないし、そもそも若いかどうかが相対評価だから。。。」
「車多いから事故にだけは気を付けてね!」
「はい、ありがとうございます。」
事故に気を付けろと、3回くらい繰り返された。何か思うところがあったのかな。
大山千枚田までの時間を稼ぐための回り道。滝の不動尊へ寄り道。『名水百選』にも選出されている、いまだかつてどんな日照りでも枯れたことの無い湧水なのだとか。「お、ここも名水百選なんだ。名水って言うと久留里が有名だからここのことは知らなかったよ。」現在進行形で千葉県内に居住する千葉県民(=べいさん)も、本籍地が千葉県な都民(=わたし)もここを良く知らなかった。
初めての訪問
参道の階段を上ると不動堂
水量豊富な湧水は樋を流れて池に落ちる
ドリンクボトルのストローを活用して味見
(Photo by べいさん)
水源には小さな祠
でっかい鯉が二匹遊弋していた
救世大国堂
思いの外雰囲気がよくのんびり過ごした後リスタート。「まあ、このくらいゆっくりしないと時間余っちゃうよねw」
三島湖を通過して房総スカイラインに抜けるルートなので三島ダム手前で当然のように脇道に逸れ、ノミの跡が残る素掘りトンネルの風情を楽しんで折り返す。
相変わらず良き雰囲気
「この先エモいトンネル行きますよ。ナトリウム灯で坑内が黄色に染まってなかなか良いです。」
「今どきナトリウム灯って珍しいよね、どこもかしこもLEDに置き換わっているのに。」
三島湖を渡って奥米隧道へ
奥米隧道のエモい坑内
「トンネルって言うのは本来さ、山の上にあって『ここで登り終わり』じゃなきゃならんのにここはトンネル内が登り坂ってけしからんよね。登り坂を無くして平らにしようとする気概が感じられない。」
奥米隧道を抜けてすぐ。鋭角に左に曲がる林道入り口を指し
「ホントはここを曲がるルートにしようと思ったんですけどね、前に走った時に20%の坂道があって後悔したから今回外しました。」
「20%なんか登らされたら殺意しか湧かないから正解だよ。」
これはもうひとつ先のトンネル
ここにもナトリウム灯
「いかにも房総って感じの林道ですよね」
「アサカワさん(AJ千葉代表)が喜びそうな道だなあ。」
「アサカワさんってグラベルとか好きですよね。」
「違う、アサカワさんは『とか』じゃなくてグラベル『が』好きなの!」
そんな『アサカワさん好み』の道
林道が終了して房総スカイラインに合流。
「ちょっと軽く休憩したい。」
「この先千枚田まで何にもないけどちょっとこの道を戻れば濃溝の滝のところに売店とかあったはずだし行きますか?時間調整も必要だし。」
「いや、ちょっとでもわざわざ登り返すなんてありえない。そんなことなら無補給で千枚田のベンチで休んだ方が良い。」
断固として余分な登りを拒絶する強靭な意思。
途中、少々ルートを外れた大日交差点近くにローソンがあることを思い出し、そちらに移動して軽く休憩していたら雨がパラパラし始め、ほどなく結構な雨脚になってしまったのでお店の軒先をお借りして雨宿り。
雨宿り中
「とりさんが『今回マッドガードを装着し忘れた。』なんて言うから雨が降るんだよ。」
「いや、べいさんが『今回は雨が降っても大丈夫なように準備して来た♪』なんていうから。」
「わかってないなあ、雨神様はしっかり準備している時には雨を降らせなくて準備が甘い者に雨を降らせるんだよ。だからとりさんギルティ!」
いい歳したオトナが雨が降ったのはどちらの心がけによるものかの責任の擦り付け合い。
ここでわたしが自宅の鍵を無くしてしまったことに気が付いた。背ポケにマスクと一緒に入れていたので落としたとしたら滝の不動尊しかあり得ない。あそこなら落としても音はしなさそうだし気付きづらいよな。。。とはいえ取り敢えず緊急帰宅策はあるのでダメージは最小限に抑えられるはず。
「千枚田でマヤさんに会ったらとりさんが千枚田のことを教えたから雨に降られたとかきっと恨み言言われるよ?」
「マヤさんといえばさっき長狭街道にいた(Facebookで見た)みたいだけど降られずに済んだんじゃないかな?」
「まあ、最悪降られたとしてもお迎え(=本多さん)を呼べるからね。」
「(雨雲レーダー画像をチェックしつつ)でもあと3、40分して丁度日没時刻頃になったら雨上がるからそれから移動したらタイミングばっちりですね♪」
「レーダーを信じるなんて甘いな、今までどれだけ裏切られて来たか忘れたの?」
とはいえレーダーが示した通り徐々に雨脚が弱まり、日没時刻の16:40にはほぼ上がったので11km先の大山千枚田に向けてリスタート。
雨は上がっていたものの道には結構な降りだった痕跡があった。
「これじゃマヤさんが向かったとしても間違いなく降られてるね。」
坂道を登り、目の前にLEDライトで彩られた棚田の景色が広がる。さすがにマヤさん、本多さんの姿は見えなかった。
到着時は全面青で徐々に緑に切り替わった
四色すべてを堪能するほど時間にも心にも余裕が無かったので適当に切り上げて撤収。金谷到着は18時ちょい過ぎ。べいさんは浜金谷から内房線で輪行するということだったのでわたしもフェリー+京急で輪行することにして回転しない回転すし屋さんにお邪魔。わたしが利用する最終フェリー時刻が19:30だったので一時間ちょっとのスプリント。
船主(ふなおさ)で乾杯
地魚ネタを中心にあれこれつまむ
魅惑の表面張力
特に日本酒の注ぎ方に満足しておいとま。
大変美味しゅうございました。
輪行で東京湾フェリーを利用するのは初
金谷→久里浜最終便
船内売店に燗酒があったのでちびちび呑みつつ
最終の久里浜→金谷便とスライド
久里浜港に到着したのが20時ちょい過ぎ。そのまま路線バスで京急久里浜駅に向かい、駅前バス停到着は20時半頃。まだまだ時間に余裕があったので駅前の焼鳥屋さんで呑み直し。
京急久里浜駅前のお店
お通しと黒ホッピーセット
シイタケ肉巻き
串焼き五種
月見つくね
厚揚げ+納豆
照り焼きチキンピザで〆る
美味しゅうございました。
すっかりいい気分になって京急線に乗り込み輪行帰宅。
前夜に引き続き乗り過ごしや忘れ物も無く無事自宅まで。部屋の鍵を紛失してしまっているので緊急手段を講じて無事入室できて帰宅ミッションも完了。
ひとり寡黙に走りつつ自分の内面と向き合うようなライドももちろん好きだけれど、しばらくぶりに『誰かと一緒に走る』ということをのんびり楽しめた週末二日間。ようやく『プレ・コロナな日々』を取り戻しつつあることを実感できたので改めてお付き合いいただいた虫さん、クロさん、べいさんに深く感謝。
またみんなで集まってわいわい走ったり食べたり飲んだり楽しみたいものです。
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