【積丹ブルーは】きたひろくんと-10(BRM730走行記録)03【またもお預け】
2022.08.07 Sun 08:01 -edit-
ライトアップされ
白く浮かび上がる風車と
その傍らを通り過ぎるランドヌールの尾灯
倶知安の街が想像以上にひらけていて飲食店もいくつか見受けられたので、コンビニの店先で弁当をいただくという夕食の済ませ方をしてしまったことをかなり後悔した。やはり知らない土地なのだからコース沿道の下調べはきちんとしておかないといかんなと。
すっかり暗くなってしまった道を淡々と進む。
そこそこのアップダウンが繰り返される道だったけれど下りはさほど勾配がきつくないしカーブの曲率もそれなりに大きいのでペースを稼ぎやすい。但し路面にはあちこち亀裂や穴があってうっかり見落として突っ込むと結構な衝撃を食らう。そうした路面のギャップを越えた時の衝撃でトップチューブに取付られた、地面と平行なボトルケージからボトルが脱落して真っ暗ななかカランカラ~ン♪という金属音を響かせることが一再ならず。ボトルの外側はすっかりボッコボコに変形している。
PC2まであと5、6kmという地点、緩い下り坂を快調に飛ばしていたところ、GPS画面に目をやった隙にガツン!という衝撃を前輪に受け、またもやボトルがすっ飛んでカラカラ音を立てて転がって行った。それまでに数回飛ばした時同様後続も対向も来ていなくて助かった。道端に転がったボトルを拾い上げてケージに装着し、走り始めたら前輪にガタガタと衝撃が。リム打ちパンク。
これまで幸いなことにギャップに突っ込んでもリム打ちパンクすることなく走って来られたけれどついに年貢の納め時。問題はどこで対処するかということだったけれど100mほど先の進行方向右側に少々明るい一角があったのでそちらまで押し歩き。駐在所の前にあるポスター掲示板の灯りだった。
有難い照明
ブルべ中のパンクは今季初
チューブを交換して対処修了。
今回スペアチューブは2本携行していたけれど、ミニベロでの参加の場合チューブを使い切ってしまった際ほかの参加者から融通してもらうという訳にもいかないので念のためパッチも携行しようと心に留める。
パンク対応している間に三、四人の参加者にパスされたのでおそらくわたしが最後尾。
リスタートして20分ほどでPC2に到着。
PC1に引き続いてのタケダ代表と、スタート以来のノザさん、エイコさんご夫妻の姿があった。
PC2(243.0km)7-11岩内万代店
(close23:12)22:20
「岩内を出ると60kmくらい無補給区間が続くから皆さんここでがっつり食べるか補給食を購入して携行したりしていますよ。通過チェック近くにセコマがあるけど営業時間外だし。」とのエイコさんたちからの情報を得て取り敢えず簡単な補給食を購入しておいた。
反射ベストの背ポケに丁度良いサイズ
ゴールまで約100km、ゴールCloseまで11.5時間。よほどのことが無い限り間に合わないことはないはずだけれどそのよほどのことが起こってしまうのも往々にしてあることなのであまり長居することなくリスタート。
AH2400でご飯を食べたお店周辺
岩内市街地を抜け、真っ暗闇の中を進む。
PC2でエイコさんから「この先でリム打ちパンクした人がいるのでリム打ちお代わりしないように注意してくださいね!」と言われていたので路面状況を慎重に見定めつつ。スペアチューブはあと一本。
街はずれに立つ風力発電風車
撮影しようと停まったらちょうど一人の参加者がパスして行った。
ウルトラマンのAバリケード
初めて見た(ような気がする)。
潮騒をBGMに真っ暗な海岸線を淡々と進む。途中水分補給の為に道の駅に立ち寄ったのだけれどそのベンチに人型のオブジェが置いてあった。なんぼ施設照明があって真っ暗ではないとはいえ深夜の暗闇でこんなのに出くわしたら心臓に悪いわい。
ビビるわこんなん
いきなりライトの中に浮かび上がったので変な声出すとこだった(^◇^;) (@ 道の駅 オスコイ! かもえない in 神恵内村, 北海道) https://t.co/JkcHXEIkcM pic.twitter.com/J7YiHKs5Kx
— Trinity is サンド冨澤みたいなアルパカさん (@tri1021) July 30, 2022
道の駅をリスタートした直後、2,500mにも及ぶ長い大森トンネルに突入した途端猛烈な寒気に身体が包まれた。それまでにも2km前後のトンネルをいくつか抜けたけれど明らかに異質な寒さ。あまりにも寒いので湿った外気が入り込んで霧が発生するほど。
トンネル内には霧が発生していた
なかなかに幻想的な雰囲気ではあるけれど、視界不良を引き起こすので後方から車が接近してくる音が聞こえるたびに追突されないか冷や冷やしながらの通過だった。
ポツンと一ヵ所だけ照明が当てられていた
積丹半島は風が強く、巻き気味だったので追い風だったり横風だったり向かい風だったりでなかなか翻弄されつつ、それでも長いトンネルが多いのでちょっと助かってはいた。そしてトンネル坑口が見える度に立ち上がるGarminのクライムプロ。GPXファイルがトンネル補正されていないようでしょっちゅう立ち上がってはトンネル通過後に『クライム終了』と表示される。
そんなことを繰り返しつつ、AH2400の時に右折した├字路を直進して積丹岬遊歩道入り口を通過。深夜だけれど折角なので遊歩道を歩いてみようかと思ったけれど、クマ出没の為閉鎖されていたのでそのままスルー。
通過chk.(308.2km)『積丹幌武意』バス停
(参考close3:32)01:50
参加者ご夫婦が仮眠を取っていて、近寄ったらラチェット音やらなんやらで気が付いたようで「ん?」って感じで起こしてしまったけれどそれってオレ悪くないよな?w
なるべく大きな音を立てないようリスタート。フラぺ+スニーカーだったのでこういう時は便利。相変わらず強めの風が巻く中リスタート。結構な勾配の登り坂をえっちらおっちら。思いの外長い。
クリーンセンターの標識
クリーンセンターや葬場の類は基本的に山の上にあるので土地勘のないところで坂道を登っているときにそれらの表示が目に入るともうすぐ坂道が終わると知れるのでホッとする。
この辺で眠気が来たのを感じたのでカフェインブースト。今回は仮眠する余裕が無さそうだったので寝ずに走る計画とし、火曜日からカフェイン断ち。走行中もカフェインの含有されたものは口にせず、PC2で眠眠打破と缶コーヒーを購入しておいて走行中大きなあくびが二回続いたらそれらを一気に飲むことにしていた。この計画は今回ドンピシャで、ここでそれらを飲み干して以降翌日帰宅するまで眠気を感じることが無かった。
古平町に入るといく分か風が穏やかになって来た。
恐らく小樽沖に停泊している船舶の灯り
セタカムイ道路防災祈念広場に寄り道。
後日思い至ったけれど、ここは四半世紀以上前に崩落事故があったトンネルの入り口だった。
セタカムイ岩
遠吠えする犬のシルエット。
徐々に明るくなっていく中、古平から余市へ。
余市と言えばローソク岩
余市中心部に向かうには坂道を越えなければならない。
現れたのは登坂車線の表示
「PC2から先は平坦だから!」登坂車線がある坂道のどこが平坦だというのか。はい、信じていなかったオレさまえらい!w
そういえば、と四年前にこの区間を走った時の記録を読み返してみたら案の定盛大に毒づいていた。
あの時は雨もひどかったからねえ
とはいえ今回は雨に降られていないお陰でここまで恨みつらみが募ることも無かった。
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