【二年越しの】Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(概要)【想い結実】
2022.08.21 Sun 06:07 -edit-
4年前、ひたすら荒々しく白波を立て
鉛色をしていたオホーツク海が
穏やかに蒼く広がっていた
関連エントリ
<走行ログ(統合版):22/08/13-17>
昨年(2021年)エントリーしておきながら北海道における緊急事態宣言発出に伴う中止により参加が叶わなかったAJ北北海道主催のRM認定走【Okhotsk1300】でしたが、今年再び同じコースで【RM812Okhotsk1300km Hokkaido】(N2BRM形式)として開催していただける運びとなりました。N2BRM形式なので8月1日から同26日までの任意の日時に出走可能、即ち制限が109時間5分なので開催期間は8月1日~同31日ということ。今年は幸か不幸か開催時期に業務上の都合で北海道内に滞在しているので自宅からの往復交通費が不要という非常に恵まれた立場。
職場の夏季休暇期間が8月11~17日、18日から通常業務開始。とはいえ休暇開始が11日になるか13日になるか、結構ギリギリまで確定しなかったためゴールを17日の13時5分に設定した際に逆算した13日0時をスタート日時として設定し、途中の宿を確保。
結局夏期休暇期間は11日からとなったので11日は走力チェックや久し振りのロードバイクでの走行感の確認も兼ねて北竜町でひまわりを観賞するポタ、12日は不足している装備類の調達と最終準備に充て深夜スタートに向け早々に就寝。21時過ぎ頃起きてから22時過ぎに車載で移動開始。チコリンさんにおススメされてスタート地点から約15km離れた札幌丘珠空港駐車場に車を預けて移動し、当別太美のスタート地点へ。
アイスコーヒーを購入して規定通り23:40の刻印のあるレシートを確保し、それを飲み終わった時点でスタートしたので厳密には12日23:50頃スタート。画像枚数がとにかく多いので詳細はおいおいUPするとして、まずは5日間の走行記録概要を。
※【】内は撮影モチーフ
Start:セブンイレブン当別太美店
【レシート】2022/08/13/00:00
わたしと同じく0時スタートの参加者が1名いたけれど、その方は16日までにゴールして17日から仕事なのだそうで(109時間目いっぱい使う気満々のわたしとはペース合わんだろうな。)と思ったらまさにその通りだった。
月が明るい夜
この日はペルセウス座流星群がピークだったはずだけれど月明りが強すぎ。それでも道中で明るいのをひとつ見た。
スタートからしばらくは真夜中だというのに蒸し暑かったけれど、新十津川に入ったところで一気に気温が下がり始めると同時に周囲が白い霧に覆われて行った。ともすれば道を間違えそうなくらいの濃霧だったものの幸いなことに通過チェックは【BRM611北海道300kmトトロ】の際のPCの、道を挟んだ向かいだったので迷うことも無く。
通過チェック1(65.1km) 吉野公園
【吉野公園名称石碑】08/13/02:35着
濃霧の中を淡々と進み、徐々に明るくなって行く中つい2日前に通った道を通り北竜町に入る手前で内陸部に向かう。内陸部を北上して幌加内から音威子府方面へと進む。この辺は先月ドライブで走ったコースとかなりの部分被るので、意図せず下見を済ませてしまった感。
ゆるく長い坂道を登って2つ目のチェック。
通過チェック2(201.0km) 美深峠・駐車場
【峠名称木製看板】08/13/09:56
計画ではこの日にアクセスするチェックポイントはこれでおしまい、あとは宿に向かうだけ。美深駅前で昼食を済ませ、淡々と進んで明るい内に幌延のホテル着。
初日の宿は幌延のビジネスホテル北斗荘
到着:08/13/17:10頃
素泊まりでの予約だったので近所の食品スーパーで夕食と翌日の朝食を調達。大浴場でのんびりまったりして22時には就寝。
翌朝3時起床。もそもそと準備をして前夜調達しておいた朝食をしたため出発。
リスタート:08/14/04:00
幌延の朝
身の危険を感じるほどの濃霧の中豪快にミスコースをしながらも北上。
乳白色の視界
通過チェック3(361.6km) 抜海駅
【駅舎名】08/14/06:45
通過チェック4(378.9km) 稚内恵山泊漁港公園
【ノシャップ岬看板】08/14/07:35
かつてこれほどの好天の時にここを訪れたことが無いのでテンション上がった。
風は穏やかで非常に気分の良いサイクリング日和の朝。
穏やかに凪いだ宗谷湾の様子は軽くウユニ塩湖を想起させる。
穏やかに空を映す水面
通過チェック5(414.4km) 宗谷岬
【宗谷岬流水館(大時計、日付電光表示)】08/14/09:26
こちらも今まで経験のない好天。
Garmin読みで30℃を超えてはいるものの湿度が低めなので気分よく走れる。
猿払で昼食をいただいている間にバケツをひっくり返したかのような通り雨を食らうもすぐに雨域を抜け出せた。
4年振りのエサヌカ線
オホーツクはどこまでも蒼く穏やか
2日目の宿は紋別セントラルホテル。
到着:08/14/18:40
2泊目以降は全て夕食付きの宿泊にした。
3時起床。前日同様のルーティンで準備を整え4時頃出発。元々の計画では3時にリスタートするはずだったものを一時間後ろにスライドし、日の出に合わせて写真チェックポイントに向かう計画にしたのだけれど、これは少々無謀であったとその日の晩に早速後悔した。
リスタート:08/15/04:00ちょい過ぎ
払暁の氷海展望塔
通過チェック6(603.1km)
【カニの爪オブジェ】08/15/04:20
水平線付近に雲があったので日の出を待たずにリスタート。
スタートで一緒だった人ではない、別の参加者の姿があった。
走行中に日の出
オホーツク沿いの道をサロマ湖を経由しながら気分良く南下。
卯原内交通公園で鉄分補給
能取岬へのアプローチ路
今回のコース全体を通してもかなりこの道というかこの道を走るタイミングが気に入った。
通過チェック7(715.7km) 能取岬
【能取岬看板】08/15/09:34
いよいよ今回の山場、ハイランド小清水を指してえっちらおっちら。
ひたすら登る
通過チェック8(770.7km) ハイランド小清水725
【小清水高原石碑】08/15/13:46
しんどさに見合った景色(屈斜路湖)
(後は下って海沿いに出るだけ♪)と高をくくっていたら延々と続くアップダウンの無間地獄に脚と心を削られる。
通過チェック9(877.3km) 釧路市 幣舞橋

【幣舞橋銘板】08/15/18:50
工場萌え
3泊目:ホテル洸洋(白糠)
到着:08/15/20:30
案の定グロス20KPHなんぞは無理だった。
4日目はしっかりした本降りで始まった。
リスタート:08/16/04:10
レインウェアを着込んだりしていたら少々スタートが遅れた。
リスタートしてからえりも岬までは時に激しい雨。
【AH2400】走行時は午後遅くなってからの通過だった海岸線を雨に打たれつつ進む。
記念ポイント
08/16/07:25頃着
【AH2400】の時『最後のチェックポイント』だった場所で4年振りにいち枚。
気がかりは悪天候による襟裳岬方面通行止め、迂回だったけれどどうにか通行止めには引っ掛からなかった。(道路交通情報によるとわたしが通過後通行止めになったらしい。)
荒ぶる海を眺めつつ雨に打たれつつ風に翻弄されつつ
フンベの滝
北海道内最長の道路トンネル黄金トンネル
雨風が凌げて嬉しい。
内部は霧が立ち込めていた
通過チェック10(1065.5km) 襟裳岬 風の館
【襟裳岬・風の館案内看板】08/16/13:42
小振りでかわいい襟裳岬灯台
どうしてもこの構図になる
普通に立っていると煽られてよろけ、たたらを踏みそうになる強風の中リスタート。
襟裳岬前後で雨は上がったものの風はその強さを増して吹き荒れる。しかも基本向かい風。
この日初めて目にした太陽が日没間際
そういえば【AH2400】の時にも朝からずっと暴風雨の中を走っていて、根室辺りで水平線に現れた夕陽がその日初めて目にした太陽だったことがあった。
結局平坦でペースが稼げると軽く考えていた区間が最もペースが遅く、宿到着は計画より2時間以上遅くなってしまった。
4泊目:ペンション中村亭(富川)
到着:08/16/2200
4時頃起床。宿のテラスに出てみたら昨日の雨が嘘のような青空。
爽やかな朝
リスタート:08/16/0515
残距離は100kmとちょっと、クローズまでは8時間弱なのでのんびりポタリングペースで走ってもクローズに間に合う。
左右に広がる牧場を眺めつつ
目に鮮やかな緑
ゴール直前、時間に余裕があったので最後の寄り道。
町村農場ミルクガーデン
練乳かき氷抹茶
宿からゴールまで200kmちょっとだと思い込んでいたら実際にはさらに10kmほどあったのでなかなかゴールに辿り着けずに若干焦ったりしながらも無事ゴールに帰着。
Finish(1309.0km) セブンイレブン当別太美店
2022/08/17/12:27着108時間27分
クローズ迄38分残し。これ以上詰めてしまうとパンク一回でタイムオーバーになりかねないのでまあこんなもん。
ゴールに辿り着いたらなんと【積丹400】に続いてチコリンさんがお出迎えに来てくださっていた。いつも本当にありがとうございます。
神々しきチコリンさんの後姿
チコリンさんとお別れして自走で丘珠空港まで向かい、車で宿舎に向かう途中日帰り温泉に立ち寄って入浴&マッサージでリフレッシュ。オンラインブルべカードでのゴール報告も無事完了して2年越しの願いであった【Okhotsk1300】を無事完走。
主催のAJ北海道スタッフをはじめ、関係者のみなさまありがとうございました。非常に楽しい5日間を満喫させていただきました。
N2だったのでお目にかかれたのはほんの一部でしたが参加のみなさまお疲れ様でした。これから出走のみなさま、ご安全に。
- 関連記事
-
-
【草原と】Okhotsk 1300km-05/10【海原と】 2022/09/02
-
【オホーツクは】Okhotsk 1300km-04/10【蒼かった】 2022/09/01
-
【乳白色の】Okhotsk 1300km-03/10【静謐な朝】 2022/08/30
-
【ひと月前に】Okhotsk 1300km-02/10【予習済み】 2022/08/28
-
【三度目の】Okhotsk 1300km-01/10【1000km超認定走】 2022/08/26
-
【二年越しの】Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(概要)【想い結実】 2022/08/21
-
【6打席5打数2安打】店名確認はしっかりね!【三度目の1,000ブルべ認定外】 2019/07/24
-
【ある意味】BRM713宮城1000女川龍飛 走行記録-概要【麺類1000】 2019/07/17
-
【米沢牛と】BRM1005埼玉1000鶴岡 走行記録-04(完結)【ラーメンないと】 2018/10/21
-
【限定列車と】BRM1005埼玉1000鶴岡 走行記録-03【笹川流れ】 2018/10/20
-
【通過チェックを】BRM1005埼玉1000鶴岡 走行記録-02【華麗に通過】 2018/10/19
-
にほんブログ村
« 【ゆるふわ】北海道そらちGF2022-1/2【現場猫】
【Okhotsk1300】ひまわりの祝祭【事前走行確認-後】 »
この記事に対するコメント
| h o m e |