【本当の地獄は】Okhotsk 1300km-07/10【小清水の先】
2022.09.08 Thu 06:17 -edit-
ハイランド小清水725から
屈斜路湖を眺める
関連エントリ⇒【Around Hokkaido 2400】走行記録
Day-3/5_B
<実走行ログ:2022/08/15>
能取岬から網走市街地に向かい、海沿いを南下する。
二つ岩海岸付近から網走港方面
市街を抜けさらに南東へ。
ポンモイ柱状節理
鱒浦から知床方面を眺める
釧網本線を越える
右折ポイントの藻琴駅でいち枚
釧路から知床に向かってひたすら海沿いを進んで知床峠を越えた【AH2400】とは異なり、今回のコースはここで内陸に入って小清水、弟子屈を通って釧路に抜ける、いわばショートカットコースを進むことになる。そしてこの区間がコース全体を通して最も標高の高い地点を通過する、文字通りの山場。
藻琴湖(なんというか妙に発音しづらい)
しばらくは田園地帯の中をまっすぐ進むほぼ平坦な道。
大空町に入る
11時半近くの時刻だったので早めの昼食をと考え道の駅に立ち寄ってみたら結構な混雑だったので思い直してスルー。
道の駅は結局スルー
場合によったらハイランドを越えた先、弟子屈辺りで遅い昼食を、と考えていたところ『ワンコインランチ』という掲示のあるお店の前を通過。折角なので立ち寄ってみることに。
中山商店
元々は鶏の半身揚げの持ち帰りがメインのお店だったようだけれど、お店の奥にテーブル席を設置してイートインもできるようにしてあった。店主の奥様曰く、イートインを始めて二週間なのだそう。
各々¥500-だというザンギ丼と醤油ラーメンを注文。
ラーメンはともかくザンギ丼は大きなザンギが五個乗った非常にボリューミーなもの。
ザンギ丼と醤油ラーメン
大変美味しゅうございました、
「ワンコインランチとしてはどうでした?満足していただけましたか?」先ほどイートインを始めてまだ二週間しか経っていないと語っていた奥様が尋ねて来たので十分満足の行く味とボリュームだったと返した。頻繁に通える場所に無いのが非常に残念。
お腹を満たしてリスタート。
酪農が盛んな地域らしい眺め
大空町を抜け、いよいよ小清水町へ。
この標識以降しっかり坂道が続く
最大でせいぜい7~8%勾配の坂道だけれど、約10kmほぼ一本調子なので休むところが無い。
しばらく進むと植生限界

植生限界を過ぎてしばらく進むと小清水キャンプ場の標識が現れ、ぬか喜びさせられたもののチェックポイントはまだ先。更に進んだところでハイランド小清水への入り口が現れた。
右折してさらに坂道を登る、ヘアピンカーブを曲がり、坂道を登り、ヘアピンカーブを曲がり、坂道を登り、ヘアピンカーブを、、、(どんだけ登らせるんじゃい、ハイランド小清水!)心で毒づくくらい長い坂道を登った先に通過チェック証跡モチーフ。
通過チェック8(770.7km)

【小清水高原石碑】 13:46
ハイランド小清水725からの眺め
レストハウス裏手には展望広場があるものの時間が押しているのでもったいないけれどパス。レストハウス内の自販機でジュースを買って飲んでリスタート。
と、その時、無人の休憩所だと思い込んでいたら厨房にひとり従業員の女性が待機していたのに気が付いた。なんならここで昼食でも良かったのだと遅まきながら。
とにもかくにも先を急がないと時間が押してしまっている。元々宿には食堂開放時間の関係から20時には食事を終了して欲しいと言われていたので遅くとも19時半には宿に着いておきたい。予定のグロスペースからは随分と遅れているのでこの先で取り戻さないといかん。ということでダウンヒルを駆け下る。
斜面に牛の群れ
稲荷社の鳥居を連想させるスノーシェッド
釧路に向かいつつ(ハイランド小清水さえ越えてしまえばあとは楽勝♪)と考えていた過去の自分の後頭部を思いっきり引っ叩きたい気分が湧いて来た。
ひたすら延々と続く無間地獄のようなアップダウン。この区間はハイランド小清水以降こそが本番なのであった。
丘陵地帯のアップダウンがひたすら続く
正直色々舐めていた自分を心の中で激しく叱責。何が(小清水さえ越えたら後は楽だからグロス20KPHまでリカバーできる♪)なのか。
結局小清水から先は寄り道らしい寄り道をほとんどできずにまっすぐ釧路市街地へ。途中チラ見で見かけた川湯温泉駅の佇まいとか、立ち寄りたい気持ち満々だったけれど今回はパス。残距離と現在時刻を照らし合わせ、キリの良い時刻、残距離になる度に宿までのペースを暗算しながら走行していたけれど、グロス22KPHくらいの必要ペースから一向に下がらなかった。すなわち必要ペースを上回るペースでは走れていないということ。
内心結構焦りつつ、それでも開き直り(夕飯がダメならダメでコンビニで調達すれば良い。)と考えながら最後の登り坂を越え長いダウンヒルを下って釧路市街へ向かう。港湾地域を東西に貫く産業道路を一路東へ。途中見覚えのあるコンビニが。
セブンイレブン釧路浪花町店
【AH2400】の際の最後のPCで、ここのトイレをお借りしてジャージを着替え、最低限の携行品を残して荷物をパージ、応援に来てくださっていたゆりかさん・ハラポンさんご夫妻、ひとみさんにパージした荷物を託したのだった。
市街地特有の信号峠でなかなか思うように進めない中ようやく通過チェックポイントに到着。
通過チェック9(877.3km) 釧路市 幣舞橋
【幣舞橋銘板】18:50
ここで宿に電話。
白糠駅前にある宿まではここから35kmほどの距離なので、どれほど頑張って回してみたところでわたしの走力では一時間半はかかってしまう。下手したら21時頃の到着になるかも知れない旨を伝えたら「食事を頼んだのは今夜はお客さんだけなんですよ。ひとりの為に厨房で(料理人を)待機させる訳にはいかないので帰らせます。お料理は冷えてしまいますけれど良いですね。」と。てっきり夕食はキャンセル扱いになるものと思っていたので快諾し、改めて遅れることへの詫びを述べて通話終了。宿までの道をひた走る。
釧路の工場地帯の夜景
小雨がぱらつき始めた中ひたすらクランクを回すマシーンとなることに徹して、白糠駅前のホテル洸洋に到着したのは20時半
宿着:08/15/20:30
ここでも参加者と思しき自転車があった’けれど紋別のそれとは明らかに異なった。その持ち主とも顔を合わせずじまい。
チェックインの際女将から「食堂はもう閉めたのでお食事はお部屋に運んであります。」と言われた。普段はやらないサービスだけれど夕食を頼んだのが一人だけだったので特別に、ということだった。
ありがてえ。
これでシングル一泊¥5,600-
館内に大浴場が無くてもコインランドリーが無くても我慢できるクオリティ。
ボリュームたっぷりで大変美味しゅうございました。
徒歩5分ほどのところにセブンイレブン、その向かいにコインランドリーがあったので洗濯と朝食等の買い出しを済ませて部屋に戻り22時過ぎ頃就寝。
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