【霧雨の中の】SR600 支笏洞爺 走行記録-3/5【激坂登り】
2022.10.03 Mon 05:09 -edit-
今回のコース上
あちこちに這い出して来ていたカタツムリ
うっかり気を抜くと踏み潰しそうで
結構気を遣った走行になった
4時頃目覚めてちょっとダラダラ過ごしてしまい、結局しっかり起きだして前夜買い込んでいた朝食をしたため、ホテルをリスタートしたのは6時丁度頃。
約12時間後にちゃんと起きなかったことを後悔する羽目に陥ったのであった。
リスタート:09/18/06:00頃
車庫のシャッターを開けてくれたホテルの人が気を利かせて「どうにか今日はお天気持ちそうで良かったですね!」と言ってくださったけれどそれは岩内周辺でのこと。天気予報を確認してみた限りではルート上は遅くとも昼過ぎには降り始めて以後白老町で押さえた宿に至るまでずっと雨が続くような感じだった。
まずは岩内市街地を離れて新見峠方面へ。四年前【AH2400】の際には雨に打たれながら下って来た道である。
交通量が少ないので気分良く登れる
蕎麦畑は収穫間近
まっすぐ進むとPC8(神仙沼)である
のんびり進める緩勾配なので心の中であれこれツッコミを入れたりしつつ。
途中で気になった民家
明らかにトマソンな扉
カーブでバランスを崩してもそうはならんやろ
道中いたるところに這い出していたカタツムリ
そしていたるところに自動車のタイヤに轢き潰された亡骸が点在していた。
左右の木立はシラカバが中心
泊原発方面
四年前に下った時は雨に打たれていたので景色を眺める余裕が無かった。こんな眺めの良い場所があったのかという感慨。惜しむらくはちょっと視界がぼやけてしまっているところ。快晴だったら見晴らしが良さそうだ。
昨日からひたすらこの道(パノラマライン)を走っている気がする
まあ実際気のせいでは無いのですけれどね。
しばらく進んだ先で直進すれば神仙沼方面に行く道との分岐を右折し、新見峠方面へ。
木立の合間からもう一度泊原発方面
山の尾根付近には霧がかかっているような感じ
徐々に行く手に霧
四年振り二回目の新見峠ピーク
四年前は逆向きの通行だった。四年前の記憶なので当てにはならないけれど、多分この峠は岩内から登った方が楽。
ピーク付近で細かい雨がパラパラと。雨量も気温もレインウェアを着込むほどでは無いと判断できる程度。気分良くダウンヒルを駆け降りてこれまた懐かしい場所へ。
【AH2400】の際写真チェックポイントだった新見温泉跡
当時はまだ建物が残っていたけれど、四年経った今ではすっかり取り壊されてしまっていた。栄枯盛衰、月日は百代の過客。
ピークだけの降りかと思いきや蘭越の街まで降りて来ても霧雨が続く。空の明るさを見るとじきに上がりそうな感じがしなくも無かったのでウェアはそのまま。
尻別川に架かる豊国橋
赤い欄干の雰囲気が妙に気に入った。
しばらく進んだ先、左手に函館本線昆布駅。
昆布駅舎
記念撮影
乗客と思しき人がひとり、ふたりと集まって来たので時刻表を確認してみたらあと10分弱で小樽方面行きの汽車が来ることが分かったので待機。
入線して出発するところを跨線橋から撮影したのだけれど、何故かデータが飛んでしまっていた。折角待ったのにもったいない。
コースは昆布駅から函館本線を離れて森の中へ。緩やかに続く登り基調のアップダウン。相変わらずの霧雨の中淡々と進む。時折対向車と後続車が単発であるものの基本的にはわたしひとりが森の中の道を単独で進んでいる状態。霧雨ながら木々の梢から下生えに水滴が落ちるのでパラパラという雨音のような音が周囲に満ちているので決して無音ではないものの静謐な空気。
コースは更に細い脇道に入る。
その名も『開拓地農道』
その名が示す通りの最果て感漂う風景
緩やかな坂道を登って行った先、坂道の途中にPCがある。
この先の民営林道には進まず引き返すのが今回のコース。
霧に煙る寂寥とした景色
元来た道に戻り豊浦町方面へと進む。
細かい雨が降りしきる中蕭々と草を食む
道幅は狭く路面も荒れ気味、しかも路完全にウェットのダウンヒルをおっかなびっくり下る。ディスクブレーキで本当に良かった。曲がり損ねてちょこっとミスコースをしたりしつつも20kmほどで次のPCに到着。
この手前を横切るR37の交通量が多くてなかなか渡れなかった。
更に豊浦町中心部に向けて坂道を下る。
室蘭本線貫気別川橋梁
豊浦町中心部から木谷向かう。先ほどPC11手前で渡るのに苦労をしたR37を地下道で渡る。
ラーメン橋でR37を潜って渡る
『ラーメン』橋なのにラーメン構造では無い上、そもそも橋ではなくトンネルである。
その辺りの事情に関しては⇒こちらが詳しい。
ラーメン橋を潜ったらそのまま登り坂。狭い豊浦中心部を抜け林間区間に。しばらくはそこそこ交通量の多い道道を進んでひと回り細い脇道に入る。
短いながらも厳しい坂道の始まり
霧が出ていたので先の方までは見通せなかったものの10%を超える勾配の直登は見通しが良かったら相当メンタルを削ってくれたに違いない。
相変わらず霧雨が降り続き路面はウェットなので時折横切るグレーチングを越える際に後輪が空転する。勾配が厳しい区間ではシッティングのままだと前輪が浮く。(冬場はこの道完全に封鎖だろうなあ。)そんなことを考えつつの登坂。まっすぐ進む脇道と大きく左に曲がる本線との分岐を越えると道幅は車がすれ違うのが不可能なくらいの細い道になる。そんな細い道を登っていたら前方から一台の車が降りて来たのでかなり焦ったけれど、タイミング良くすれ違い退避場所に差し掛かれたのでどうにか遣り過ごせた。この道で一旦足を着いたらそのまま押し歩きするしかない。
勾配が緩く踊り場のようになったヘアピンカーブを越えてしばらく進むと洞爺湖からホテルに向かうアクセス道路に合流する。片側一車線の整備された道だけれどまだもうしばらく、数百メートルほど登りは続く。
どうにかこうにか登った先には霧に煙ったホテル建物が見え、左手には駐車場。ようやくPCに到着。
PC10からPC12まで、走行距離40kmに満たない区間に三つのPCが置かれている辺り『600km10,000m超UP』というSR600のコース構成要件を道内で実現すべく試行錯誤を繰り返したであろうコース作成者の苦労が偲ばれるのであるがこのウィンザーホテルに至る坂道だけはマジでクソであった。
ここまではでべそというか盲腸的な様相の折り返しPCが多いもののコース自体は走りやすく楽しいので広くおススメしてみたいと思ったものだったがこの坂道で考え方がガラリと変わった。まあ617kmとういう長丁場のほんの4kmなので取るに足らない誤差のようなものではあるけれど、そんな取るに足らない区間が翻意させてしまうことになった。それほどわたしにとっての印象は強烈。
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