【初日に足柄峠は】BRM503あおば1000km酷・走行記録-1/n【脚に来る】
2023.05.09 Tue 05:23 -edit-
実に久々に目にした
(調べたら丁度10年振りだった)
足柄聖天堂の熊にまたがる金太郎像
<実走行ログ:2023/05/03-06>
『ヒドい(コースを頻繁に主催する)クラブ』と呼ばれたい(※ブランディングという意味も含めて←私見)クラブとして名高い(?)VCR横浜あおばがわざわざその『酷』をペットネームに冠した1000kmのBRMであるところの【BRM503あおば1000km酷】に参加してまいりました。結果は『概要』でつまびらかにしている通り74時間53分という、制限75時間に対してのマージン7分でのゴール。『ブルべとは制限時間内にどれだけ楽しめるかというゲーム(異論認めます)』なのでファストランを突き詰めようが時間ギリギリを攻めようが、それはそれで正しいありようだと思っています。
エントリー当初は5月3日から6日までの開催期間中ほぼ全日程で雨予報で、一応雨装備(フェンダーやレインウェアその他)を用意したものの、そもそも出走するかどうかすら危ういところだったのですが開催が近づくにつれ予報は好転し、直前の予報では時間帯と地域によっては真夏日になってしまうのではないかと、雨天とは逆の心配をしなければならなくなる始末。それでも初日の晩から二日目未明にかけての長野県内区間は気温が一桁台前半となりそうな予報もあり寒暖差でやられてしまう可能性も十分あるなかなか厄介なコンディション。そんなこんなで何かにつけ一喜一憂していた開催前夜までから一夜明けいよいよ当日。
スタート時刻は9時だったので途中コンビニに立ち寄ってから8時半頃現地着となるよう約25km離れたスタート地点の稲城市大丸公園に向けて7時頃出発。
多摩川公園管理事務所前@05/03/7時頃
大丸公園最寄り駅であるJR南武線南多摩駅前のセブンイレブンは参加者で混雑していて落ち着かないだろうと考え、ちょっと手前の稲城大丸西店で出走前の補給とボトルへの補充を。
想像通り空いていた
概ね予定通り、8時35分頃に大丸公園に入って受付を済ませ、ブルべカードを受け取り。
ブリーフィング風景
ヘルメットにブチルなリボンをあしらったステキ女子
(ひるとんさん)
8時50分過ぎ頃から車検開始&三々五々スタート。わたし自身はほぼオンタイムでのスタート。
車検風景
いわゆる連光寺坂を登り、映画『耳を澄ませば』の聖地エリアを抜けて尾根幹へと合流。
しばらく富士山の見える尾根幹を西進
はじめのうちこそ団子状態が続いたのでスタートタイミングが一緒になったひるとんさんと時折会話しながらの走行だったけれど進路がクリアになってきたところで一気に彼女が加速。
ステキ女子は去っていった
尾根幹から相模原を抜け愛川から宮ケ瀬湖へ。最初のヒドい坂である半原越え。
半原越え馬渡坂
半原越えを登って下って再び登り返して宮ケ瀬湖。
宮ケ瀬ダム
鷲ヶ沢橋
トンネルを抜けるとそこは写真チェックポイントだった。トンネル出口からすぐ橋が始まるのでその場で停まって撮影するのは危険だと判断して通過して反対側からの撮影。今回アングルやモチーフに対しての制限はごく最低限なのでこれで問題ない。
TC1:宮ケ瀬湖大棚瀬橋(37.1km)
11:09着(仮想Close11:51)
※仮想Closer時刻は主催者発表のもの(以下同)
仏果沢橋
(宮ケ瀬湖に架かる鉄骨アーチ橋は塗装が古びているものが多いので遠からず全面補修工事に入るんだろうなあ。。。)そんなことを最初に思ってから何年経ったろう?
あちこちで野生の藤
吾妻橋交差点から金目川越しの富士山
気持ちよさそうな金目川の流れ
時刻は正午近くなったのでしばし思案。コース沿いのベーカリーで手早く済ませることに。
湘南カリードーナツ
と、画面外のソーセージロールが昼食
カレードーナツは揚げたてでまだ温かく美味しかった。
こちらは緊急補給食として携行
TC2:土屋橋(61.0km)
12:33着(仮想Close13:02)
うっかりスルーして引き返したりしつつも無事撮影。
木漏れ日の中を進む
東名高速中村川橋
東名高速沿いを富士山に向かって下る
籠場橋手前の踏切でロマンスカーの通過待ち
しばらく進んで足柄峠へのアプローチ付近でべいさんと合流。ここまで何度か付いたり離れたりしつつだったけれど撮影できるタイミングが無かった。
力強く坂を登るべいさんの雄姿
金太郎ライン入り口で22℃
日差しが強いので体感は30℃近かったと思う。ボトル内のドリンクがガンガン減っていく。そしてこのあたりでべいさんに置いて行かれてしまってひとり淡々と坂道を上ることになる。
ずいぶんと久し振りになる足柄峠越え。過去一回しかここを登った記憶が無いので果たしていつ以来なのだろうかと記録を遡ってみたら2013年の5月以来だったので実に10年ぶり。ひたすら二桁%の勾配が続く登りは当時もきついと思ったけれど今でもやっぱりキツイ。
這う這うの体でようやくピーク。
足柄明神と足柄峠標柱
足柄聖天堂
足柄峠の下りは主催者からも注意喚起があった通り道が荒れ気味で幅が狭く見通しが悪いのであまり速度を上げることができないため時間を稼げない代わりに正面に富士山がくっきり見えて気分が良かった。
足柄峠からの富士山
下り切ればしばらくはのんびり平坦区間。
御殿場線の味わい深い橋脚
田植えが終わったばかりの水田
平坦とは言え結構な向かい風の中を進む羽目に陥り、心で毒づいていたところでべいさんに追い付いた。事前の予報で往路のこの付近で結構な向かい風を食らいそうというわたしの指摘に対して余裕ぶっこいたコメントをくださったので責任を取っていただき風除けになってもらった。
最初だけなら誤差誤差(^^;)
— べい@BRM513千葉600北茨城8000up (@beyweb) May 2, 2023

風除けべいさん
自衛隊東富士演習場を抜ける
(一度でいいから総火演見たい。。。)とか思いつつ。
登りの度に引き離される
さすがマザー牧場練を繰り返しているだけあって強い。
太平洋クラブ付近から
十里木までの長い登りをこなし、富士宮に抜ける長くて脳汁吹き出しそうなダウンヒルを駆け下りて富士宮市を横切り大石寺前。
日蓮正宗本山大石寺
夕暮れ時の富士山
市街地を抜け稲子に抜ける桜峠に向かうアプローチの途中、ソースの焦げるめちゃくちゃいい香りがして思わず立ち寄りたくなったけれど今回はパスしてしまった。思い返しても悔やまれるので機会があったら是非お邪魔したいところ。
これから向かう桜峠は一年半前に一度稲子側から越えたことがあるところで眺めの良さと勾配、交通量の少なさから非常に気に入ったものの遠いのでなかなか訪れられなかったところ。
ここからの富士山の眺めが好き
ちなみに彼岸花シーズンだとこういう眺めになる
(2021年10月)
鼻歌交じりで坂道を登る。坂道嫌いのわたしにしては珍しく気に入った坂なのだ。
桜峠ピーク
狭くて暗いので慎重に坂道を下る。下った先が稲子川に架かる日向橋。
車がすれ違えない幅の国道の橋
日向橋を過ぎると道幅はしっかり広くなり、緩やかな下り坂を快調に進む。が、しばらく進んだところで妙な影が見えたので減速してみたら前方対向車線に、頭をこちらに向けた状態で立っている小鹿が四頭、こちら側の車線前方には路肩側に前肢を掛けた状態で静止した小鹿がこれまた四頭ほど。
「じゃま!どいて!!」
とわたしが叫ぶのとほぼ同時に後方から車が接近してきたので小鹿の2グループは各々左右に散っていった。
TC3:稲子駅入り口(164.6km)
19:14着(仮想Close20:00)
証跡画像を撮影し、念のために熊鈴の段取りを始めていたところでべいさんが追い付いて来たけれど、彼は鹿を一頭も見かけなかったそうで、タイミング的にはわたしの周囲から鹿が散って行くきっかけになった車の通過と重なったからなのだろうという結論に落ち着いた。
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