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日記超。-改・弐-

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自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023May23Tue

【カモシカさんと】BRM503あおば1000km酷・走行記録-3/n【にらめっこ】 

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【ええじゃないか伊勢1000】以来
六年振りとなった大平(木曽)峠(トンネル)
左が大平側で右が木曾側

<BRM503あおば1000km酷・走行記録>
概要 その1 ◆その2

<関連エントリ>

大原屋さんで食後のコーヒーを飲みながらこの先のざっくりした計画を。
ぜっと「とりさんはこのまま進んで大休止はどうするつもりだったの?」
とり「まあ取り敢えず行けるところまで進んで道の駅のベンチで横になるか、日帰り温泉あったら寄ろうかくらいしか考えていないな。」
ぜっと「ならここで風呂入って大休止する案はどうだろう?」
と、付知峡温泉の日帰り温泉施設おんぽいの湯の情報を見せて来た。
ぜっと「下呂温泉の20kmくらい手前でここならコース沿いだし休憩所もあるから仮眠できるし。」
とり「いいね、そこ目指そうか。日中暑そうだから早めに休憩するのもありだよね。」
ということでそこを集合場所に決定。何らかの事情で寄れなくなった時は連絡を取り合うということに。

すっかり落ち着いたところでリスタート。住宅街を抜け木々の生い茂る山間部へ。2016年に二回走った【SR600NA】と、その翌年の2017年に【ええじゃないか伊勢1000(山)】で通過して以来のなつかしさのある飯田峠+木曽(大平)峠へ。過去三回のアプローチは午後が二回、夜間が一回なので明るい午前中にアプローチを開始するのは初めてのこと。
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飯田峠とっかかり

ところどころ木陰はあるもののやはり午前中に西向きに上るのは背中が炙られてなかなかつらいものがある。
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7年前我慢しきれなくて仮眠したところ

飯田峠・大平(木曽)峠に向かう大平街道はいくつもの沢を横切るけれどその一つ一つに木製の標識が立ててある。
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大深澤

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あちこちに野生の藤

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神社や祠もあちこちに

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小中落

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桐の木澤

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新緑のなかのんびり進む

沢を越える度に流れの様子を撮影したりしながらのんびり進んでいたところ「こんにちは!」と後方から声を掛けられた。見れば地元の方と思しき女性サイクリスト。
とり「こんにちは。」
女性「今日はライドイベントかなんかなんですか?ここに来るまでにも何人もそれ(と、反射ベストを示す仕草)を付けた人いたし、皆さんお仲間なんですか?」
とり「ええ、仲間っちゃ仲間ですね。ブルべってご存知ですか?」
女性「ああ、ええ知ってます!」
とり「今回は東京の方からスタートしてここまで来てます。最終的に1000kmのブルべなんですよ。」
女性「じゃあ、みなさんこのまま木曽に抜けるんですね。」
とり「そうですね、そこから下呂、高山、富山に抜けます。」
女性「昨日は私も木曽まで行ったんですよ、普通に観光で。妻篭宿とか馬籠宿とか見てきました。」
とり「妻篭宿でしたっけ、ギンモクセイがあるの。」
女性「どっちだったかしら、多分そっちかな?」
とり「長野県内にある唯一のギンモクセイだそうですからね。」
女性「ああ、『キン』じゃなくて『ギン』なのか!それでわざわざ表示があったんだ。珍しくも無いのになんでなんだろうとか思っていました。」
かつて、今はお亡くなりになったイナイナさんから教えていただいた知識で盛り上がる。イナイナさん、ありがとうございます。
普段はほとんど人がいないのに今日は人がいっぱいいて楽しいとか夜になるとこの道は野生の王国になるとか、しばらくそんなこんなの会話をしたのち
女性「それじゃ私はちょっと先に行きますね。」
とり「お付き合いいただいちゃってありがとうございました!」
女性「私は今日飯田峠で折り返すのでまたのちほど!」
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ツラい登りの楽しいひと時

再びのんびりソロでの登坂。相変わらず沢を眺めて撮影したりしつつ。
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杉ノ木沢

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小垂澤・この辺ちょっと勾配きつい

この沢も超えるときに流れの様子を眺めてみたら視界の隅に何やら動くもの。そちらの方に目をやると沢に顔を突っ込んで水を飲んでいたと思しき一頭のカモシカがその顔を上げてこちらを一瞥。
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ひとまず撮影してみた

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カモシカをトリミング
一旦デジカメを背ポケに収納し、相手を驚かせないようゆっくりした動作で今度はiPhoneを取り出し、ツイート用に一枚。さすがツイ廃のオレさま。

なおも逃げたりする素振りがうかがえないので再びデジカメを取り出して撮影しようとしたら先方は体の向きを変え真正面からこちらに対峙する体勢。
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こちらに向き直った

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「何してんだこいつ?」的な顔された
そうしてしばらくじっと見つめ合っていたのだけれど、さすがにいつまでもそこにじっとしている訳にもいかないので結局こちらが根負けして「バイバイ♪」と手をひらひらさせて退かせていただいた。にらめっこはわたくしの負けでありました。

にらめっこ敗退からしばらくの後、別れ際の弁通り、先ほどの女性が降りてきた。
女性「お疲れ様!この先もお気をつけて~。」
とり「ありがとうございます、この先の沢のところにカモシカいましたよ!」
女性「え~?すご~い。」

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石仏や石碑、石塔が多い

ようやく飯田峠ピークに到着し、せっかくなので記念撮影。
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登り切った記念

いよいよこの先は大平宿からの大平(木曽)峠越え。7年前の深夜、真っ暗な道の真ん中でうずくまって泣き叫ぶ女と遭遇したあの道再び、である。そんなことを考えつつリスタートしようとしたところに後続到着。「お疲れ様~~~。エントリーしてたんですね、スタートで気付かなかった。後ろにぜっとさんもいましたね。」と現れたのは墨田さんだった。
とり「いや、オレも気付いてませんでしたよ。出走してたんですね。それにぜっとさんだけじゃなくべいさんも走ってますよ、かなり後ろですけど!」
墨田「そうなんだ!スタートの時はRAAMメンバーと固まっていたからかなあ。オモテさんも一緒だったけど。」
とり「ああ、オモテ先生はこちらに顔を出してくれたから参加しているのは分かったけど他は気付かなかったなあ。」
墨田「走り出してからはようさんと一緒だったんだけど途中で離れちゃった。」

飯田峠ピークからの下りを慎重に下りながらあれこれお話。
墨田「ホントはDNSするつもりだったんですよね、これからイタリアに行くしRAAMもあるから雨でコンディション崩したりケガしたら困るし。でも直前の天気予報で雨降りそうにないってわかってこれは参加するしかないでしょって。」
とり「確かにずっと雨予報だったし気温低め予報でしたよねえ。」
墨田「実際このお天気、最高じゃないですか!!ところで雨降っても走る気だったんですか?」
とり「ん~~~。半々かな。でも雨降ったら絶対完走できていなかった自信はある。下りで稼げなくなるし。」
墨田「そうそう、下りで稼げますよね、このコース。だからちっとも酷くないと思うんですよ。私は下りが超苦手だからバンバン抜かれちゃったけどやたらと長くて飛ばせる下りあったじゃないですか。」
とり「サファリパークから先のことかな?」
墨田「そう!そこ!!結局登らされても下りで取り返せるから酷いというよりむしろ優しい。」
とり「確かに言うほど酷くないコースだってのは同意だけど優しいかなあ。足柄峠とかあったし。」
墨田「ようさんなんかエントリーするときは”足柄峠の何がキツいのかわからない。”とか散々煽っていたのにいざ足柄峠越えたら”脚にダメージが。”とか言ってたwww」
ようさん。。。

飯田峠から下って大平宿内を通過。大平宿の今の様子を説明してみたり(NPOが管理していて諸々持ち込みで宿泊が可能とか)7年前の【SR600NA】走行時に泣き叫ぶ女に遭遇したのはここだという話をしてみたりとか。
墨田「ああ!深夜に泣き叫んでいた女がいたのってここだったのかあ!!深夜真っ暗だったらそりゃ怖いかも。」
うん。『かも』じゃなくて怖かったんですよ。

他にも走行、宿泊計画のこと。墨田さんは基本夜型で深夜に活動するのが苦ではないので夜走って明るくなり始めてから休むというプランで今回は計画、350km毎に刻んで一泊目は飯田、二泊目は上越なのだとか。
とり「特に今回は昼間暑いから夜間走行にシフトした方が身体が楽かも知れませんね。」
ラブホテルに宿泊するのは部屋も風呂もベッドも広く、特に女性にはメイク落としを始めとしたコスメが充実しているところが多くメリットばかりで重宝するとか。う~~~む。そういう観点もあるのか、なるほど。
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大平宿を抜ける
いつか泊まってみたいと思うんだけどなあ。囲炉裏を囲んで酒盛りしたい。

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そそる露頭

墨田「外そうかどうしようか迷ったんだけど結局バーミッツ付けたままで参加しちゃった。”暑くないですか?”とか聞かれるけど『日焼け対策』って答えてるwww」
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バーミッツ装着状態で走る墨田さん
バーミッツ自体が『物入れ」にもなっていてバッテリーやケーブル類その他が詰め込まれている。

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大平宿を過ぎて静かな山道を淡々と進む

新緑の木々の中を進んでしばらく経ったところでピークである大平(木曽)峠に到着。
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大平側

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木曾側
トンネル表記は『木曽峠』だけれど50mほど大平側には『大平峠』と記された道路標識がある。
緩い坂を下った50mほど先のところの駐車帯で墨田さんが一時停止。
墨田「わたし下り遅いので先に行っちゃってください。」
とり「了解です、ありがとうございました!」
ということでダウンヒル開始。一路目指すは付知峡温泉おんぽいの湯



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