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日記超。-改・弐-

  : 

自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023May23Tue

【老舗料亭の】BRM503あおば1000km酷・走行記録-6/6【朝は早い】 

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コース設計者に対して
殺意の波動に目覚めかけた峠のひとつ

<BRM503あおば1000km酷・走行記録>
その1 ◆その2 ◆その3 ◆その4 ◆その5

海鮮丼を堪能して直江津をリスタート。
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関川を渡る信越本線車両

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妙高山ほかの山並み

上越から妙高を抜け長野に向かう道はひたすらじわじわ登って踊り場のような平坦または若干の下り、再びじわじわ長い坂道というコースプロファイル。勾配自体はさほどキツいものでもないけれど、とにかく長いのが特徴。ほぼ海抜0mの直江津から800m強登る。

直江津から妙高登り口にあたる新井に抜ける途中に立ち寄ったコンビニで、DNFしたけれど途中鉄道でショートカットして再びゴールまで自走で向かうというA近畿ジャージを着た女性(その時点でわたしは会話に加わっていなかったのでぜっとさん、みのさんからの事後伝聞)がいらした。
コンビニ休憩前後のタイミングで上信越道経由で帰京するAKIさんが追い越していったので手を振ってお見送り。
妙高越えは直江津集合の帰りやSR600KNでも走っているし、ほかにも何度か通っているのでそれなりにはコースの状況を把握できているつもりでいてそこそこ心に余裕はある、が、それとすんなり登れるかというのは当然別。

新井から先じわじわ登る長い長い坂道に取り掛かる。途中、先ほどコンビニで出くわしたA近畿ジャージの女性が華麗にパスしてすいすい登って行ったところ、ぜっとさんのスイッチが入ったようでひとり抜け出して追いかけ、あれやこれやとお話していた(ように見えた)。ひるとんさんとわたしは淡々と坂道を登る。そのうちぜっとさんがコンビニに入って行ったけれどひるとんさんはこのまま進むと言ってスルーしたのでわたしもそれに付いて行ったものの、ボトルの中身が心もとなかったので結局次のコンビニに入って補給。ひるとんさんは先行し、あとから登って来たぜっとさんもそれを追って先行したのでしばらくはのんびり一人旅。

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長野県に突入

<以下追記:2023/05/17/05:55
緩い坂道をたらたら登っていたら前方左手、チェーン着脱所のところでこちらの様子を伺っている様子の男性の姿。近づいてみたらお久し振りのこーへー君だった。
とり「なに、君は『1900応援派』じゃないの?こんなところにいて良いの?」
という、軽く意地悪なジャブ。
こーへ―「いやあ、この休みは(長野の)実家で過ごすんで皆さんの応援くらいしかできることないんですよ!」
と、にこやかに。
意地悪な冗談は通じてなかったようだったけれどいやホント、ありがたい話です。
こーへー「さっきぜっとさんが通過していきましたけれど五分くらいかな?追い付けますよ!」
とり「ありがとー!またね!!」
こーへー「あ、ちょっと一枚最近のオレの趣味に付き合ってもらって良いですか?」
とカメラを取り出す。
こーへー「最近、フィルムカメラにハマっちゃって。写真上がったら送りますよ!(パシャ!)
まあ『またね!』とは言ったけどさ。。。www
<以上追記>

とはいえその後長野県に入った辺りから感じていた腹具合が思わしくなさが本格化してきてしまった。(折角さっきコンビニに寄ったのに。。。)と思いつつも野尻湖付近まで行けばタイヤチェーン着脱所に広々としたトイレがあることを思い出しそちらに駆け込む。用を済ませて表に出たとき、そこにぜっとさんの姿があって軽く驚くなど。聞けば隣のコンビニでひるとんさんが位置共有していたわたしの移動状況をチェックしつつ「来ないねえ。」なんて話をその場にいたひるとんさん、けいたさんたちとしていたらしい。お二人は先行したそうで、再びぜっとさんと二人のパックで長野市内へのあまり長くないダウンヒル開始。

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リンゴの花

長野市内に入ったところでぜっとさんがTCに立ち寄る前に夕食を済ませてしまおうと提案。元々「長野だから蕎麦食べなきゃね!」って話はしていた。
ぜっと「言ってわかるかな?ホントは市内を抜けた先のコース沿いにある茅葺屋根のお店はどうかと思うんだけどさ。」
とり「ああ、わかる。元は酒蔵か何かだったところ、一度立ち寄ったことあるよ~。美味しいけれど小洒落た感じの、意識高い感じのするお店w」
ぜっと「でも時間が怪しいからこの辺で先に済ませちゃおうと思うけど。」
とり「それが良いと思う。」
ということでコース沿い、道の反対側にあるそば忠へ。
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そば忠
暖簾が裏返しだったけれど無事営業中だった

オリジナルメニューの鶏つけ蕎麦とアスパラ天ぷらを注文。天ぷらはアスパラだけでなくふきのとうもあってどちらも非常に美味しかった。
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鶏つけ蕎麦(中盛り)とアスパラ天ぷら

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スパイシーなつけ汁

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追い飯サービスがあったので注文
美味しゅうございました
思いの外提供に時間がかかったので小一時間ほど要したけれど満足してリスタート。

TC9(779.6km)川中島合戦場跡
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05/05/20:22着(Clos16:45)
借金は3時間半近く。とはいえゴールまで227kmを15.5時間なので要求されるグロスペースは14.6KPH、BRMギリギリ隊レベルのペースでも十分間に合う。この辺りから先はひたすら残距離とゴールクローズまでの時間を意識しつつの走行になった。

<追記:2023/05/18/05:55>
川中島をリスタートしてしばらく進んだところでサイクリングロードへ。
真っ暗だしよくわからんしで二人して軽くミスコースしつつもどうにかこうにかサイクリングロードに遷移。
街灯もなく真っ暗な道をゆるゆる進んでいたらこちらの前照灯に照らされて浮かび上がった人影が2、3組。ウォーキングだったり犬の散歩だったり。ランナーならウェア類に最初から反射素材が装着されたりするけれど一般の散歩者の衣類は反射材が付いてないものが多かったりするのでなかなか怖い。そんなこんなで進みつつ、もうすぐ一般道に合流というところでヘッドライトを点けた状態で停車している自動車が一台、そのそばに人影が伺えたので減速してやや注意しながら通過しようと思ったら「お疲れ様です!」の声。見れば妙高以来のこーへー君の姿。「実家がこの先数百メートルなんですよwww」とのことで、お母様もご一緒に沿道応援に来てくださっていた。いやはやありがてえ。
<以上追記>

市内を抜け千曲川沿いを上田に向けて進む。上田で浅間サンラインに入るまでは平坦なので非常に順調な行程。
とり「サンラインのこっちからのアプローチは好きじゃないんだよなあ。しかも向かい風みたいだし。」先行していたけいたさんのツイートでサンラインが向かい風であることは知っていた。
ぜっと「結構みんながこの向きが嫌いっていうからどんなもんだか体験したかったんだよね。」
とり「向かい風だから純粋にこの道の酷さを実感できないかも知れないのが惜しい。」
そんな会話をしつつ、交差点で赤信号に引かっかったのでブレーキ、左足を縁石に乗せようとしてつるんと滑って歩道側に転倒。
とり「うわ!!!いてて。。。」
ぜっと「大丈夫?オレの後ろで転ばれると何があったかわからないから困るんだけどw (すぐ先のコンビニを示しつつ)そこのコンビニまで行って休もうか?」
とり「まあ大丈夫だと思うよ。ちょっと脇腹捻ったけど。」
Flecheの時も縁石に足を掛けようとしてしくじったし、停止の際の足を衝く場所は良く考えないといかんよな。

実際見た目自転車には大したダメージなさそうだったし、身体も脇腹と肘の打ち身が痛む以外外傷は見当たらなかったのでリスタート。が、どうにも走りに抵抗があるので歩道に避け、自転車のチェック。前輪を空転させようとしてもすぐに回転が止まる。タイヤにフェンダーが擦っているのかと思ったけれどクリアランスはしっかり取れている。あちこち確認している間にぜっとさんの後ろ姿が小さくなって行ったのでこちらは時間がかかりそうなので先行してほしい旨メールを打って再び前輪のチェック。

しばらくするとディスクブレーキのローターが一部歪んでいて回転するたびにパッドと干渉して回転が止まってしまうことが分かった。転倒した際縁石にぶつかってしまったらしい。取り敢えず手で曲がりを直してみようと試みるもなかなか上手くいかず、どうしたものかと思っていたところ、24時間営業のガソリンスタンドが目に入ったのでそちらに立ち寄り、事情を話してプライヤーをお借りしてタイヤを空転させつつディスクローターの歪みを修正、一回転ごとにシュッシュッ!とローターとパッドが干渉する音が聞こえるものの回転は随分とスムーズになった。スタンドの店員さんに「ありがとうございます!いつか車でお邪魔させてもらいます!」とお礼を言ってリスタート。

途中道の駅くるみの里雷電でトイレ休憩。ベンチで休憩中だったぜっとさんに状況を説明し、しばらく休んでいくという彼に「多分トップスピードが乗らないからペース落ちるんで休まずに先に進むわ。」と、先行。予想通り軽井沢手前でぜっとさんにはパスされた。

相変わらずシュッシュッ!というローターとパッドの摺動音が続いているものの明らかな走行抵抗を感じるほどではないので碓氷峠の下りを過ぎればそれなりに擦れて馴染むのではないかとか都合よく考えつつ軽井沢を抜け碓氷峠に向かう。
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碓氷峠越え

フロントに装着した三台のライトとヘルメットに装着したヘッドライトを全て点灯しての碓氷峠の下り。心配した野生動物との遭遇、接触はなく淡々と進めた。
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めがね橋

碓氷峠を下って横川に入ったところでぜっとさんをパス。しばらく進んだ先のコンビニに複数のランドヌール(ズ)の姿を確認したけれどスルーして先に進む。
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三日目の夜明け

ブレーキに不具合を抱えつつもどうにかこうにか順調に進んでいると思っていたところでいきなり眠気が襲って来た。ふらついてしまっているのを自覚できるくらいだったので道端に停車し、立ったまましばらく目を瞑って眠気をやり過ごす、、、というのを2、3回繰り返してだましだまし進み、ありがたいことにイートインのあるコンビニが現れたのでそちらで小休止。考えてみたら長野で蕎麦をたぐって以来何も補給していなかったのでカップヌードルを。
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眠気覚ましにこれ
プラシーボ効果的なものもあるのだろう、見事に眠気が散ったのでリスタート。今回はカップヌードルに救われたブルべだった。

途中、ぜっとさんと合流し、再び二人で進む。「べいさん同様オレもDi2不調でさ、チェーンがスポーク側に落ちちゃうから弄っていたら手が真っ黒!」

相変わらず一回転ごとにシュッシュッ!と摺動音を立てるわたしの自転車のブレーキ。
ぜっと「大量の鰹節で出汁を取る、老舗料亭の厨房の朝って雰囲気だよなあ。」
とり「関西だったら昆布でお出汁引くのにねえ。」
ぜっと「なんで昆布?その音がするから鰹節って言ったのに?」
とり「おお!これは確か鰹節を削っている音だ!」
ぜっと「疲れで思考が回っていないんじゃないの、大丈夫かよwww」

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佇まいが気に入った民家

TC10(911.3km)おにしお祭り広場
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05/06/05:49着(Close04:13)

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埼玉県に突入

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名無し(?)の峠を越える
この辺りからぜっとさんと別行動になった。最初は彼が先行していたけれど、しばらく進んだところで後輪を弄っていたところに遭遇。「大丈夫、調整終わったからそのまま行ってくれちゃって良いよ!」

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車掌車がぽつんと

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みのちゃんの演歌塾
ゴールしてみのさんに演歌塾を開講してもらうのを忘れたwww

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コーラ休憩中にぜっとさんにパスされた

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ステキな川床

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秩父大橋で荒川を渡る
この直前、うっかりミスコースしてうろうろしてしまって時間をロスしてしまうなど。知った道に近づいたおかげで集中力が切れがち、思い込みで間違った方向に進んでしまう。

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秩父市街地を抜ける

残距離とゴールクローズまでの残時間を計算しつつの走行。どうもグロス16KPHくらいのペースで押さないと間に合いそうにないので山伏峠への登りはかつてないくらいに必死に回したのでピーク手前で軽くえずいてしまうなど。
TC11(948.8km)山伏峠
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05/06/08:34着(Close07:31)
峠に到着した時一人のランドヌールが先着していて「借金一時間ですからねえ。」と言いつつ先に下って行ったけれどゴールまで60km/3.5時間=必要グロス17KPH強。この期に及んでなかなか痺れるペースだけれど普通に走って無理があるというほどでもない。

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焦らず新井不動の水を補給

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良い天気に恵まれた

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愛しの名栗川橋
(埼玉県内最古の鉄筋コンクリート造アーチ橋)

AJたまがわ【定峰200】等でお馴染みのコースを逆に辿る、、、のだけれど、途中二箇所ある山王峠、笹仁田峠とも南側からのアプローチなら「ふ~~~ん?」で済むところであるにもかかわらず北側からのアプローチはなかなかエグい。(山伏峠をクリアしてホッとしている参加者にこの坂を登らせるとは、『酷』というより『イケズ』よなあ。。。)とか思いつつ。
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ちょっと(?)殺意の波動に目覚めかけた

山を抜け市街地走行。結構な休日渋滞で思うようにペースを上げられずやきもきしつつの走行をしていたら曲がるべき交差点を直進してしまい数百メートル。そういやここは【渡良瀬300】の時も曲がり損ねたのではなかったか。
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落ち着くためにコーラ

eTrexの残距離表示とEdge530に表示させている現在時刻を見比べながら間に合うかどうか冷や冷やしながらの最終区間となってしまった。大丸交差点から先の上り坂では気合を入れ過ぎて山伏峠に続いて再びえずきながらの登坂。どうにかこうにかゴールコンビニに辿り着き、証跡レシートを取得。

Goal(1006.9km)セブンイレブン稲城向陽台5丁目店
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05/06/11:53着(Close12:00)
駐車場の一角に設営されたゴール受付に向かい、TCの通過証跡画像をチェックしてもらって無事OKをいただいて、認定時間74時間53分にて完走。3分後にはぜっとさんも到着。いつの間に前後順番逆になったんだろう?(どこかのコンビニで休憩中にわたしの通過を見かけたとかなんとか、そんなことを言われたような記憶もあるけれど、最終区間のことかどうかわからない。)

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メダルを購入

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ジュース類をいただいたり
ゴール受付脇でまったりしていたらゴールクローズの正午を回ったところであおば代表の河辺さん「とり(仮名)さんどうしたの?連絡無し?『何があっても戻って来る人』なのに何かあったんじゃないの、大丈夫?」と受付スタッフ氏に問いかけていたので目の前で挙手して「ここにおります!」と答える一幕があったり。曲がりなりにも信頼されているようだったのでちょっと嬉しかった。

ゴール後は受付撤収までの間ゴールした参加者同士、あるいはみのさんを始めとしたスタッフ、関係者とあれこれ雑談に興じたり。
わたしはショップに連絡を入れ、ディスクローターの在庫があるということだったので自走でショップに立ち寄ってローターとパッドを交換してから帰宅。稲城からの帰りは向かい風が強烈で、ガス橋で多摩川を渡っている最中突風にあおられて手摺に身体を叩きつけられてしまうほどだった。

そんなこんなで自宅に帰着し、わたしの【BRM503あおば1000km酷】は、ややあれこれありつつも概ね無事終了となりました。三日間雨に降られることのなかった絶好のコンディションは嬉しい想定外。
VCR横浜あおばの開催スタッフ、関係者の皆様諸々大変ご苦労あったでしょうがありがとうございました。参加の皆様お疲れ様でした。また次のブルべにて。

<おまけ>
ゴールの5月6日は四年振りに復活した『年一回、ひと晩限り営業するラーメン店・ラーメンないと』の営業日だったので19時過ぎ頃会場のカトリック高円寺教会にお邪魔。
実は碓氷峠を下った先のカップヌードル以来、この日口にしたまともな食事だったり。結構時間に追われていて食事どころじゃなかったからなあ。
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今年は麺にこだわったという特製ラーメン
大変美味しゅうございました


という訳で六分割という長々としたレポ完了。
反省点や改善点はやたらとありますが、それらはおいおい活かしていくとして最終的に楽しく完走できたので結果オーライ。
改めて関係者、参加者のみなさまお疲れ様でした。ありがとうございます。



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