【暑熱と逆風】BRM603たまがわ600km鬼怒川・夏_走行記録-04【試練多目の600でした】
2023.06.14 Wed 07:33 -edit-
珍しく無人だった足尾駅
(※ホームのベンチにひとりいたけど)
ひなびた感じで良い
野岩線直通で会津方面へ向かう車両
しばらく進んだ先で線路脇にカメラを構えた数人の集団、いわゆる撮り鉄さんたちが陣取っていて、そこを通過したところで汽笛の音が聞こえてきて右手前方から煙を噴き上げ走って来るSL『大樹』の雄姿。
次の撮影タイミングでは対向車が被ってしまった
今市市域に入り、大谷川沿いを日光に向かって進む緩い登り坂が始まる。登り坂はその先日光中心部から日足トンネルの中まで続き、『ご褒美区間』は一旦おあずけ。
モロ「この先の区間、実はあんまり好きじゃないんですよね~。」
とり「へ?正面に男体山と女体山が見えて気分良いでしょ?丁度晴れてるし。」
モロ「眺めは確かに良いんですけどね。緩い勾配がひたすら続くのはしんどい。」
とり「あ~~~。4、5%くらいまでならオレみたいに重くてもパワーで押せるからねえ。」
軽くても苦手に感じる登りはあるものなのか。
とはいえ眺めはやっぱり素晴らしかった
それでもこの区間は追い風だったおかげでそこそこすんなり進めた。緩く長い坂道を登って大谷川を渡ればすぐにCtrl.
Ctrl.8(419.5)日光東照宮前・日光物産商会※クイズポイント
(参考Close10:20)10:42着
後は日足トンネルさえ抜ければ基本的にずっと下りなのでここでのビハインドは一時間近くまで許容できる。ただし、当然ながら大きなトラブルに見舞われないことが前提だけど。
かなり気温が上がって来たのでそそくさとリスタート。
無人のタイミングで撮影出来た神橋
時間帯を考えるとなかなかレアではないか。
2018年開催時にはPCだったコンビニ
その時もかなり気温が上がっていて、「暑さにやられたのでここでDNFして日光から輪行で帰る。」と言っていた参加者がいた記憶。
日光中心部を抜け、ひと山超えて清滝IC交差点のところでわたしが信号に引っかかってしまってモロさんがかなり先行。Ctrl.8をリスタートする際、日足トンネルを抜けてダウンヒルが始まったら最初のセブンイレブンで落ち合うということにしてあったので特に気にせずマイペースで坂を登る。いろは坂に向かう道から左折して日足トンネル方面へと向かうけれど、南西向きの進路と道幅が広く日差しを遮るものがないことが相まってめちゃくちゃ背中が暑い。
眼下に見えるせせらぎの気持ちよさそうなこと
えっちらおっちら進んでようやく日足トンネルの坑門が見えて来たが、実はここが坂道の終わりではない。日足トンネルは日光側からのアプローチだとその半分以上が登り勾配になっているという非常にツラいトンネルである。救いは日差しが遮られていることととトンネル内がひんやり涼しいことくらい。
日足トンネル
トンネル内で勾配が登りから下りに切り替わるとほどなくトンネル出口、そして気分よく駆け下れるダウンヒル。しばらく進んだところでコンビニ出現。セブンイレブンだと思ったらローソンだったけれど示し合わせた通りモロさんが先着していた。
とり「いやあ、ローソンでしたなあ。記憶ってアテになんねえなあ。」
モロ「セブンじゃなかったからスルーされるんじゃないかとちょっと心配になりましたよwww」
イートインで補給をしながらこの先の走行計画の確認。
あまり見かけないレアもの
モロ「ここから大間々のCtrl.まで40km、時間は丁度2時間なのであんまりのんびりはしていられませんね。この先下り基調という割にはあんまりペースが上げられた記憶が無いんですよ。」
とり「2時間あったら余裕でしょ。まあ旧道に行くつもりでいるけどね。」
(※後ほどすぐ発覚したけれど、この時のわたしの発言意図はモロさんには伝わっていなかった。)
ということでリスタート。
わたしが前を牽く形でダウンヒルを進む。途中、キュウシート備考欄には『田元交差点以降、渡良瀬川沿い(「上桐原」まで)は右岸左岸どちらを通っても可。』と記載されている田元交差点を直進。ミラーで確認したらモロさんも左折せずに直進して来ていた。
下りなので若干差が開いたところでわたしが足尾駅で記念撮影をしていたらモロさんも停まったので「もうちょい撮ってから行くんでなんなら先に進んでもらっても良いですよ!」と声を掛け、駅構内や周辺を撮影。
足尾駅
リスタートしたところこちらに向かってくるモロさんの姿。
とり「どうしたの、何か落とした?」
モロ「いや、ナビがコースアウトを表示しているので(渡良瀬川の)向こう岸に渡ろうかと。」
とり「この区間はどっちを走っても良いって備考欄に書いてある区間だからコースアウト表示が出てもこのまま進んで合流すれば問題ないんですよ。」
モロ「備考欄まで読んでいなかった。。。」
変電所跡
上桐原交差点でR122に合流してからはひたすらノンストップでCtrl.9を目指す。到着時刻を鑑みたらもうちょいのんびり走っても良かったくらいではあったけれど、ノートラブルで走り切れた故の結果論なのでそこはそれ。
オートスナックはスルー
醤油ソフトクリームは立ち寄っておくべきだったなあ、と
上毛電鉄/東武桐生線赤城駅
Ctrl.9(478.4)ファミリーマートみどり大間々店
(Close13:56)13:30着
先着していたmomさんはちょこっと会話をしてわたしが提供した(←ここ重要w)オイルをチェーンに差した後リスタートして行った。
モロ「とりさん、チェーンオイルなんて持っていたんですね!」
とり「雨降りの600なら携行するの当たり前です!(軽くドヤってみた)」
とはいえオイルを塗布し過ぎてしまったチェーン
「サラダオイルでも塗ったんですか?」と言われてしまうなど。
過去の経験を踏まえると基本的には『大間々のCtrl.にさえ間に合えば完走したも同然。』なコースなのでしばしのんびりまったり過ごしていたら少し前のダウンヒル中にパスした参加者が到着「あ、やっぱりとりさんだった!」の声にそちらを向いてみたらYO-TAさんだった。
彼はPBP本レジ(出場正式登録)のためにこの【鬼怒川600】を完走することが絶対条件だったけれどここまで来たらまず間違いなくゴールに辿り着けるはず。しかも7時スタートなので我々より一時間余分に時間がある。「でもちょっと熱中症気味なんですよね。。。」と不穏なセリフを口にされていたものの結果的には無事時間内にゴールされたので良かった良かった。
そんなYO-TAさんと言葉を交わして先行リスタート。風はずっと逆風基調だったものの緩やかな下り基調のコースなので25KPHくらいの巡航速度でどうにか進める。が、問題なのは日差しと気温。丁度いち日で最も暑くなる時間帯に群馬県南部から埼玉県北部にかけての灼熱地域を走っているので暑熱で若干意識が怪しげ。
上武大橋を越えて深谷市街地に入ればファミレスの類もあるから、、、と上武大橋を渡る。
上武大橋で利根川を渡る
この鉄骨連続トラスの旧橋が好きだった
上武大橋南北詰付近には各々セブンイレブンがあったもののそのどちらも残念ながらイートインの設備が無かったのでパス。少し南下して深谷市域に入ったところで山田うどん食堂があったのでそちらに避難することに。ありがたいことに小上がりの座敷席が空いていたのでそちらを利用。
店内涼しくて良かった
折角なのでしっかり食べて暑さに負けないようにしようと冷やしたぬきうどん、かき揚げ丼、パンチ(もつ煮)がセットになった山田セットを注文。
山田セットとノンアルビール
美味しゅうございました
なんか、記憶にある山田うどんよりもしっかりコシがあって美味しいうどんだったけれど冷やしだったからかな?
落ち着いたところでリスタート。暑気ピークは過ぎているものの相変わらず向かい風は強いので思いのほか水分摂取が多くなり、わたしのボトル残量が心もとなくなって来たのでモロさんに「この先でファミマがあったら入りたい。」と伝達。最近はボトルにルイボスティを補充することが多いのだけれど、中でもファミマでしか取り扱っていないピーチフレーバーのそれが猛烈にお気に入りだったりする。
そんな訳で五明交差点にあるファミマで休憩
すっかりおなじみのたまがわ定番コースを進む。往路と重複する区間が多いので雨に打たれつつ走った道を、今度は向かい風を受けつつ逆に進む感。
なかなかしんどい
なんとなく秋めいた空
まだどうにか周囲が明るいうちに最終Ctrl.に到着。通常なら30分から一時間は増やせているマージンがCtrl.9とほぼ変わらないのでどれだけ向かい風と暑さにやられてしまったのかがわかろうというもの。
Ctrl.10(558.8)セブンイレブン青梅日立前店
(Close19:36)18:57着
ゴールまで42kmを約3時間で帰れればOKで、日が落ちたので風が弱まって来ていたこともあり、この先の区間のグロス20KPHはそう難しいことでもないので約一時間のマージンがある。諸々考慮した上で昭島市役所向かいのラーメン店 小川に立ち寄ることにした。
味玉Wチャーシュー麺
後は目を瞑っていても走れるくらいに馴染んだ道を戻るだけ。ただし今回は兵庫島公園でのゴール受付ではなく、GIANTストアの少し多摩川下流側にある土手際の芝生広場に設営されていて、「そこまでのルートは参加者各自の判断にて」との連絡が入っていた。比較的周辺に詳しいわたしが先導する形で信号を避けたショートカットルートを進んだら、信号待ちをしていたmomさんを追い越す形になったらしい。わたしは気付かなかったけれどモロさんにそう教えられた。
Goal(600.6)二子玉川兵庫島公園
(Close22:00)21:22着
マージンは最終Ctrl.からほぼ変わらずなので丁度ラーメンを食べた時間分だけ稼げたようである。我々が到着して数分でmomさんも帰着。
グループ対談でもするかのような配置でおかれた椅子に腰かけ、ダラダラとだべっていたらそれから一時間ほどでYO-TAさんをはじめ、残る参加者全員が帰着したのでゴールクローズ時刻を待たずに撤収作業開始。今回は撤収のお手伝いは免除させていただき帰路につき、いつものように丸子橋から多摩川CRに降りてひたすら下って多摩川公園管理事務所前で個人的なゴール。
真・ゴール帰着
これにて台風の影響による、雨よりも主に風の影響で苦労させられてしまった600kmを完走し、久し振りの『AJたまがわ主催BRMでのSR』を確定させることができました。
改めてスタッフ、および関係者の皆様、参加者の皆様お疲れさまでした。
<おまけ>
今回は甘えずに月曜日に出勤したので帰りは鳥勝に立ち寄って恒例となっている一人焼き肉でひとり慰労会。
ハラミ、牛タン、コメカミ、シロ
大変美味しゅうございました
帰りは京急蒲田で乗り換え待ち時間があったのでそのまま降りてニュータンタンメンを食べてから東急バスで自宅最寄りバス停まで。駅までの距離の1/3くらいにバス停があるのでこういう時はありがたい。
大辛、美味しゅうございました
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