BRM429千葉400km(市原)参加レポ-復路-
2011.05.01 Sun 11:40 -edit-
【PC4⇒PC5(260.9)】
カップ麺を食し、30分ほど休憩してから復路スタート。
かなり冷え込んできたのでウィンドブレーカーを着込み、防寒用シューズカバーを装着し、グローブもフルフィンガータイプにしてみた。

ところがこのグローブ、数年前に陸自真駒内駐屯地の生協で購入したタクティカルグローブなので本来はチャリ向けではなく、手の甲側はかなり通気性が良くなっていて防寒にはあまり適さない。
単に冷え込みを甘く考えてお気に入りのグローブを持ってきたわたしのミス。
そこでインナー的にもメンテにも使えるので持ってきた薄手の作業用手袋(ドライバー手袋の廉価版)と二枚重ねに。
この作業用手袋、フィンガーカットグローブの時も装着して結構重宝しました。
PCで食事の際、手洗いが簡単に済むし。
再び小さなアップダウンが繰り返される道へ。
単独でスタートしたけれど、途中で追いついたり追い越されたり
しばらくは同じペースで走っていても、置いて行かれたり置いて行ったり…と、ソロライドならでは。
ひとりポツンと真っ暗な夜道を走っていても、前方遠くに見える赤色灯、後方遠くに見える前照灯に心が安らぐ。
この辺になるとぼちぼち仮眠休憩をとるひとたちがちらほらと。
老川十字路手前のベンチがある公園(?)のような所に二人組が入って行くのが見えたり、三石山入り口でこれから上り坂だから…と、後続に道を譲ろうとしてサインを出したら”わたし、このへんで休んでいきますから!”と言われたり。
老川十字路を右折してR405を単独で走り始めた辺りで日付が改まった。
しばらく単独でゆるゆる走っていたら三石山林道に入る手前で二人組+ソロに追いつかれる。
二人組はチームジャージ(S.S.Rと書いてあった)を着用していて往路でも見かけた。
平地ならどうにか追いついていけるけれど、登りになるとあっという間に置いて行かれるのは往路も復路も一緒w
案の定三石山林道に入った途端、あっという間にちぎられました…。
往路でも真っ暗だったのに、零時をまわりいわゆる【丑三つ時】に差し掛かろうという時間帯のお寺を頂に構える山ですよ?
いやでも何かがいそうなそんな事を思いつつチキンなわたしはペダルを踏み続けた訳ですが、とあるグレーチングを横切る時に前輪に嫌な感触を覚えたわけです。
”ゴツン!!”
いやぁ、ヤバい。
これってリム打ち食らったんじゃね?
そんな事を思いつつなおも進むと徐々に大きくなるタイヤノイズ。
山頂を越え、しばらく進んだところでタイヤに触ってみたら案の定圧が下がっている。
それでもPC5までは残り5kmほど。
手押しポンプで空気を供給しながらならだましだまし走れるんじゃないかとも思ったけれど下り坂では前輪の負担が大きいし、下手に強行してホイールが歪んでしまったりしたら目も当てられない。
それにしても街灯一つ無い、真っ暗なこんな林道でパンク修理を行うハメに陥ろうとは…。
丁度チャリを立てかけられそうな崖のあるコーナーでパンク修理を。
今回はチューブ2本、タイヤ一本を予備として持参。
フォークからホイールを外し、タイヤレバーでタイヤを外す。
作業中、別の参加者が通りかかり”大丈夫ですか?”とか”何か不足品ない?”声を掛けて頂く。
『主催者側によるサポートなしの自己責任』な競技だけあって、競技者同士みんな親切だよね。
タイヤを外し終え、パンクしたチューブを外してスペアチューブに入れ替える。
何でかわからんけど長さが足りない。
何度やってもやっぱり長さが足りない。
そんなこんなで一旦作業の手を休め、チューブを確認してみたらこれは通勤用に使っているはりけーん弐號のものではないですか!

・参考画像:はりけーん弐號
弐號のタイヤサイズは26インチ-1.5、今必要なのは700-23cだっての。
ボケ老人かよ!?俺
幸いなことにチューブは二本持ってきている。
どうにかこうにかチューブ交換を終え、パンク対応完了。
PC5にたどり着いてAJ千葉スタッフとパンクについて話していたら、”ボクは以前、前後輪同時パンクという経験があって、400以上のブルベの時は必ず3本のチューブを持って行くんです。その時は二本しか持って行かなかったから残りのコースが不安で不安で。”との弁。
なるほど確かにわたしも不安で仕方なかったし。とはいえその不安は主にタイヤサイズをろくに確認もせずメンテ部品としてまとめてしまった自分自身に向けられたものだったりしたわけではあるが。
PC5のミニストップ。
往路ではバジルチキンのホットドッグを食したので、復路は違うものを…と思ってホットキャビネットを見たらプレーンタイプしか残っていなかったのでそれを頂く。
※とはいえそれに文句があったりする訳ではない、念のため。
【PC5⇒PC6(312.6)】
PC5を後にし、鴨川有料道路に向かう。
途中、あまりにも寒かったので、料金所で停止したついでにバッグからネックウォーマーを取り出して被る。
まさか必要にはならないだろうと思いつつ、大してかさばるものではないからとバッグに詰めた昨日の俺ってば偉い!今回初めて自分で自分を褒めたwww
未明の外房を走る。
小さなアップダウンはあるものの、基本的には平坦路。
潮騒が耳に心地よい。
んが、それらはひっくり返して言えば思いっきり眠気を誘うファクターだったりする。
普段の業務でも年に数回徹夜せざるを得ないことがあったりするので夜には強いつもりでいたけれど、途中何度か走りながら意識を飛ばした形跡があったので『道の駅 鴨川オーシャンパーク』に避難。
24時間開放されている屋内休憩所で軽くうとうと。
時計を良く確認していなかった(眠かったんだからそんな暇無いし)のだけれど、概ね30分ほど休憩してリスタート。
日の出にはまだ早いもののすっかり空は白んできた。

・千倉漁港(だったかな?)とクレッセントムーン…なのだけれど、コンデジではこの程度。
すっかり辺りが明るくなった頃PC6到着。
【PC6⇒PC7(367.2)】
仮眠したとはいえ夜通し走って来たのでさすがに腹が減る。
コンビニの犬走部分に座り込み豚カルビの弁当とカップワンタンを食す。
早朝5時過ぎからなかなかに重たいラインナップw
うぐいすのさえずり声が四方八方から聞こえてくる中、心地良く頂くもカラスのダミ声が邪魔でしゃーない。
PC6から先は若干往路とは異なる。
今年二月に全面開通したばかりの『安房グリーンロード』を北上。

・安房白浜トンネル(全長:1,140m):節電の影響で真新しいのに薄暗い。
微妙に上り基調な安房白浜トンネルを抜けると右手には『海底地すべり地層』の露呈が。
この道路建設中に見つかったらしい。
つい先だっての震災に思いを馳せ、海底で地層がこんなことになっていたらそりゃ大震災も起こるわなあ…と。
※震災の原因となったプレート境界型とはちょっとメカニズムが違う。

・海底地すべり地層痕:まるでオブジェの様相。通路が設けられていてすぐそばで見られる。
トンネルを抜けてしばらく進むとすぐ脇に旧道のトンネルが。

・旧道トンネル:まだ通行止めにはなっていないので、通行止めになる前に旧道をのんびりポタリングするのもいいかも知れない。
ロードではちょっとキツそうなのでMTBベースのはりけーん弐號の方が良いかな。
グリーンロード自体はさすがに新しい道だけあってダウンヒルをかっ飛ばして走っても見通しが悪いところも少なくて気分良く流せる。勿論登りもあるけれど…orz
もみじロードに入り、相変わらず小刻みに続くアップダウンに辟易とさせられつつも紅葉の季節に再訪してみたいとしみじみ感じる。

・時折左右に広がる棚田。今回のコースとはちょっと違うところに結構有名な棚田がある。
途中で『地蔵堂滝:この橋の下』と書かれた看板を目にしたので折角だから眺めてみようとチャリから降り、クリートにコーヒーショップカバー(要するにカバー)を被せて遊歩道的なものを探してみたけれど特にそういうものはなく。

・地蔵堂滝の脇にて。
さすがにトレッキングシューズの持ち合わせもないので強行せずに橋の上から滝を眺めて今回は終了。

・地蔵堂の滝:手前がヤマモミジだし紅葉の時期はさぞ綺麗に映るだろうなあ。
途中『志駒の霊泉』で水の補給

・志駒の霊泉水汲み場:水道っぽいけど蛇口にハンドルは付いていないから常時水が流ている状態。
ドリンクボトルにスポーツドリンクの粉末をいれ、霊泉で満たす。
勝利を我が手に!!←何に勝負を挑んだのだ?
水汲み場を離れて数分。
なぜ原水をそのまま飲んで味わってみなかったのか、わたしの心のなかの反省会議は紛糾してました。
いやマジで、アホだろ、俺
思ったよりも時間がかかってPC7にいつまでも到着できないのでコースミスをしたのではないかと疑心暗鬼に陥りつつも往路で目にした店舗や工場を見かけるたびにほっとしつつPC7に到着。
【PC7⇒Finish(409.2)】
PC7で何人かの参加者と何となく雑談。
”いやぁ、暑いし寒いししんどかったねえ。”
そう、記録上は気温高低差が20℃以上あったのでみなさん苦労なさったと思います。
残り距離は約40km、最後の難関の鹿野山(マザー牧場)前に今まで着ていて若干暑く感じていたウィンドブレーカーを脱ぎ、シューズカバーを外し、グローブもフィンガーカットに。
満を持して(?)最後の登りに望む。
道は狭いわ後ろから迫る車は邪魔だわ…で精神衛生的に非常によろしくない。
邪魔に思っているのは自動車側も同じだろうけれど。
色々と心のなかで自分自身を叱咤してみたり罵倒してみたり歌を思い浮かべてリズムをとってみたりしつつ、いつの間にか山頂ゲート前。

・往路、復路とも足をつかずに登れた記念ってことで。
ところで、しばらく前は”上り坂にはコンパクトクランクだぁ!!”と騒いでいて、実際アルテのCCを買って入れ替えた訳ですが…PinarelloFP3の2010モデルってデフォでコンパクトクランク装備だったことをこの間のクランク交換時に知りました。
結局上り坂に弱いのは体重重いからなのですよ、はぁ…。
単独で走り始めたものの、上り坂はかたつむりが這うほどの速度だし山の上ゲート前で撮影していたり…で、アンカー乗りのライダーさんに追いつかれて追い越された。
鹿野山を下った辺りで追い付き、後ろについて行く。
ペース的にはわたしの普段のそれよりも若干速め。
普通に走っていたら程なくちぎられてしまうペースなので、若干気合を入れて勝手に引っ張ってもらう。
往路で結構な無理を強いたので脚は既に売り切れ気味で、自分のペースで走るとやたらと速度が落ちやすい。
巡航30km/h弱ぐらいで引いてもらえると非常に助かる。
途中、サーベロ乗りの人も合流して三人の列車になったけれど、いつの間にかサーベロは消失。
わたしがR16の信号で変な引っ掛かり方をしたのでアンカー乗りさんが先行してそこでお別れ、わたしはその後単独でゴールまで。
アンカー乗りさん、勝手に後ろに付いて勝手に引いて頂きました。ありがとうございます。
最後に袖ヶ浦海浜公園に向かう直線路を走り抜けてFinish

ゴール受付を済ませたら”スープありますんでどうぞ♪(AJ)千葉の名物なんですよ。”との事。

ロールキャベツが入ったスープ。
”ゴールした!!”って実感がしみじみ込みあげるような感じもする。
公式帰着時刻は4月30日の11時08分で認定時間は23時間8分。
往路の勢いなら20時間切りも行けるんじゃないかと思ってみたけれど、それでは景色を楽しむ余裕すらほとんど無くなってしまうし、そもそも脚が売り切れ手前だったしなあ。
まぁ、ブルベはスピード競技ではないからあんまり速度や所要時間にこだわるのもアレですが。
距離や標高差を考えると意外に(?)獲得標高が大きかった今回。
下りの勢いを残して登れるから信号さえ無ければ登りっぱなし、下りっぱなしの大きな坂のあるコースよりも案外楽なのかも知れない。
次に控える【BRM514青葉600km(鳥坂峠)】に思いを馳せると若干心配になりつつ強い横風にあおられてビビりながらアクアラインを渡り、帰宅。
最後に、AJ千葉スタッフの皆様、ありがとうございました。
各PCに待機していたスタッフとの会話もコース自体も楽しいブルベでした。
また機会があったらエントリーさせていただきますのでその際にはよろしくお願い致します。
往路はこちら
挨拶がわりに気が向いたら押してやってください。

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カップ麺を食し、30分ほど休憩してから復路スタート。
かなり冷え込んできたのでウィンドブレーカーを着込み、防寒用シューズカバーを装着し、グローブもフルフィンガータイプにしてみた。

ところがこのグローブ、数年前に陸自真駒内駐屯地の生協で購入したタクティカルグローブなので本来はチャリ向けではなく、手の甲側はかなり通気性が良くなっていて防寒にはあまり適さない。
単に冷え込みを甘く考えてお気に入りのグローブを持ってきたわたしのミス。
そこでインナー的にもメンテにも使えるので持ってきた薄手の作業用手袋(ドライバー手袋の廉価版)と二枚重ねに。
この作業用手袋、フィンガーカットグローブの時も装着して結構重宝しました。
PCで食事の際、手洗いが簡単に済むし。
再び小さなアップダウンが繰り返される道へ。
単独でスタートしたけれど、途中で追いついたり追い越されたり
しばらくは同じペースで走っていても、置いて行かれたり置いて行ったり…と、ソロライドならでは。
ひとりポツンと真っ暗な夜道を走っていても、前方遠くに見える赤色灯、後方遠くに見える前照灯に心が安らぐ。
この辺になるとぼちぼち仮眠休憩をとるひとたちがちらほらと。
老川十字路手前のベンチがある公園(?)のような所に二人組が入って行くのが見えたり、三石山入り口でこれから上り坂だから…と、後続に道を譲ろうとしてサインを出したら”わたし、このへんで休んでいきますから!”と言われたり。
老川十字路を右折してR405を単独で走り始めた辺りで日付が改まった。
しばらく単独でゆるゆる走っていたら三石山林道に入る手前で二人組+ソロに追いつかれる。
二人組はチームジャージ(S.S.Rと書いてあった)を着用していて往路でも見かけた。
平地ならどうにか追いついていけるけれど、登りになるとあっという間に置いて行かれるのは往路も復路も一緒w
案の定三石山林道に入った途端、あっという間にちぎられました…。
往路でも真っ暗だったのに、零時をまわりいわゆる【丑三つ時】に差し掛かろうという時間帯のお寺を頂に構える山ですよ?
いやでも何かがいそうなそんな事を思いつつチキンなわたしはペダルを踏み続けた訳ですが、とあるグレーチングを横切る時に前輪に嫌な感触を覚えたわけです。
”ゴツン!!”
いやぁ、ヤバい。
これってリム打ち食らったんじゃね?
そんな事を思いつつなおも進むと徐々に大きくなるタイヤノイズ。
山頂を越え、しばらく進んだところでタイヤに触ってみたら案の定圧が下がっている。
それでもPC5までは残り5kmほど。
手押しポンプで空気を供給しながらならだましだまし走れるんじゃないかとも思ったけれど下り坂では前輪の負担が大きいし、下手に強行してホイールが歪んでしまったりしたら目も当てられない。
それにしても街灯一つ無い、真っ暗なこんな林道でパンク修理を行うハメに陥ろうとは…。
丁度チャリを立てかけられそうな崖のあるコーナーでパンク修理を。
今回はチューブ2本、タイヤ一本を予備として持参。
フォークからホイールを外し、タイヤレバーでタイヤを外す。
作業中、別の参加者が通りかかり”大丈夫ですか?”とか”何か不足品ない?”声を掛けて頂く。
『主催者側によるサポートなしの自己責任』な競技だけあって、競技者同士みんな親切だよね。
タイヤを外し終え、パンクしたチューブを外してスペアチューブに入れ替える。
何でかわからんけど長さが足りない。
何度やってもやっぱり長さが足りない。
そんなこんなで一旦作業の手を休め、チューブを確認してみたらこれは通勤用に使っているはりけーん弐號のものではないですか!

・参考画像:はりけーん弐號
弐號のタイヤサイズは26インチ-1.5、今必要なのは700-23cだっての。
ボケ老人かよ!?俺
幸いなことにチューブは二本持ってきている。
どうにかこうにかチューブ交換を終え、パンク対応完了。
PC5にたどり着いてAJ千葉スタッフとパンクについて話していたら、”ボクは以前、前後輪同時パンクという経験があって、400以上のブルベの時は必ず3本のチューブを持って行くんです。その時は二本しか持って行かなかったから残りのコースが不安で不安で。”との弁。
なるほど確かにわたしも不安で仕方なかったし。とはいえその不安は主にタイヤサイズをろくに確認もせずメンテ部品としてまとめてしまった自分自身に向けられたものだったりしたわけではあるが。
PC5のミニストップ。
往路ではバジルチキンのホットドッグを食したので、復路は違うものを…と思ってホットキャビネットを見たらプレーンタイプしか残っていなかったのでそれを頂く。
※とはいえそれに文句があったりする訳ではない、念のため。
【PC5⇒PC6(312.6)】
PC5を後にし、鴨川有料道路に向かう。
途中、あまりにも寒かったので、料金所で停止したついでにバッグからネックウォーマーを取り出して被る。
まさか必要にはならないだろうと思いつつ、大してかさばるものではないからとバッグに詰めた昨日の俺ってば偉い!今回初めて自分で自分を褒めたwww
未明の外房を走る。
小さなアップダウンはあるものの、基本的には平坦路。
潮騒が耳に心地よい。
んが、それらはひっくり返して言えば思いっきり眠気を誘うファクターだったりする。
普段の業務でも年に数回徹夜せざるを得ないことがあったりするので夜には強いつもりでいたけれど、途中何度か走りながら意識を飛ばした形跡があったので『道の駅 鴨川オーシャンパーク』に避難。
24時間開放されている屋内休憩所で軽くうとうと。
時計を良く確認していなかった(眠かったんだからそんな暇無いし)のだけれど、概ね30分ほど休憩してリスタート。
日の出にはまだ早いもののすっかり空は白んできた。

・千倉漁港(だったかな?)とクレッセントムーン…なのだけれど、コンデジではこの程度。
すっかり辺りが明るくなった頃PC6到着。
【PC6⇒PC7(367.2)】
仮眠したとはいえ夜通し走って来たのでさすがに腹が減る。
コンビニの犬走部分に座り込み豚カルビの弁当とカップワンタンを食す。
早朝5時過ぎからなかなかに重たいラインナップw
うぐいすのさえずり声が四方八方から聞こえてくる中、心地良く頂くもカラスのダミ声が邪魔でしゃーない。
PC6から先は若干往路とは異なる。
今年二月に全面開通したばかりの『安房グリーンロード』を北上。

・安房白浜トンネル(全長:1,140m):節電の影響で真新しいのに薄暗い。
微妙に上り基調な安房白浜トンネルを抜けると右手には『海底地すべり地層』の露呈が。
この道路建設中に見つかったらしい。
つい先だっての震災に思いを馳せ、海底で地層がこんなことになっていたらそりゃ大震災も起こるわなあ…と。
※震災の原因となったプレート境界型とはちょっとメカニズムが違う。

・海底地すべり地層痕:まるでオブジェの様相。通路が設けられていてすぐそばで見られる。
トンネルを抜けてしばらく進むとすぐ脇に旧道のトンネルが。


・旧道トンネル:まだ通行止めにはなっていないので、通行止めになる前に旧道をのんびりポタリングするのもいいかも知れない。
ロードではちょっとキツそうなのでMTBベースのはりけーん弐號の方が良いかな。
グリーンロード自体はさすがに新しい道だけあってダウンヒルをかっ飛ばして走っても見通しが悪いところも少なくて気分良く流せる。勿論登りもあるけれど…orz
もみじロードに入り、相変わらず小刻みに続くアップダウンに辟易とさせられつつも紅葉の季節に再訪してみたいとしみじみ感じる。

・時折左右に広がる棚田。今回のコースとはちょっと違うところに結構有名な棚田がある。
途中で『地蔵堂滝:この橋の下』と書かれた看板を目にしたので折角だから眺めてみようとチャリから降り、クリートにコーヒーショップカバー(要するにカバー)を被せて遊歩道的なものを探してみたけれど特にそういうものはなく。

・地蔵堂滝の脇にて。
さすがにトレッキングシューズの持ち合わせもないので強行せずに橋の上から滝を眺めて今回は終了。

・地蔵堂の滝:手前がヤマモミジだし紅葉の時期はさぞ綺麗に映るだろうなあ。
途中『志駒の霊泉』で水の補給

・志駒の霊泉水汲み場:水道っぽいけど蛇口にハンドルは付いていないから常時水が流ている状態。
ドリンクボトルにスポーツドリンクの粉末をいれ、霊泉で満たす。
勝利を我が手に!!←何に勝負を挑んだのだ?
水汲み場を離れて数分。
なぜ原水をそのまま飲んで味わってみなかったのか、わたしの心のなかの反省会議は紛糾してました。
いやマジで、アホだろ、俺
思ったよりも時間がかかってPC7にいつまでも到着できないのでコースミスをしたのではないかと疑心暗鬼に陥りつつも往路で目にした店舗や工場を見かけるたびにほっとしつつPC7に到着。
【PC7⇒Finish(409.2)】
PC7で何人かの参加者と何となく雑談。
”いやぁ、暑いし寒いししんどかったねえ。”
そう、記録上は気温高低差が20℃以上あったのでみなさん苦労なさったと思います。
残り距離は約40km、最後の難関の鹿野山(マザー牧場)前に今まで着ていて若干暑く感じていたウィンドブレーカーを脱ぎ、シューズカバーを外し、グローブもフィンガーカットに。
満を持して(?)最後の登りに望む。
道は狭いわ後ろから迫る車は邪魔だわ…で精神衛生的に非常によろしくない。
邪魔に思っているのは自動車側も同じだろうけれど。
色々と心のなかで自分自身を叱咤してみたり罵倒してみたり歌を思い浮かべてリズムをとってみたりしつつ、いつの間にか山頂ゲート前。

・往路、復路とも足をつかずに登れた記念ってことで。
ところで、しばらく前は”上り坂にはコンパクトクランクだぁ!!”と騒いでいて、実際アルテのCCを買って入れ替えた訳ですが…PinarelloFP3の2010モデルってデフォでコンパクトクランク装備だったことをこの間のクランク交換時に知りました。
結局上り坂に弱いのは体重重いからなのですよ、はぁ…。
単独で走り始めたものの、上り坂はかたつむりが這うほどの速度だし山の上ゲート前で撮影していたり…で、アンカー乗りのライダーさんに追いつかれて追い越された。
鹿野山を下った辺りで追い付き、後ろについて行く。
ペース的にはわたしの普段のそれよりも若干速め。
普通に走っていたら程なくちぎられてしまうペースなので、若干気合を入れて勝手に引っ張ってもらう。
往路で結構な無理を強いたので脚は既に売り切れ気味で、自分のペースで走るとやたらと速度が落ちやすい。
巡航30km/h弱ぐらいで引いてもらえると非常に助かる。
途中、サーベロ乗りの人も合流して三人の列車になったけれど、いつの間にかサーベロは消失。
わたしがR16の信号で変な引っ掛かり方をしたのでアンカー乗りさんが先行してそこでお別れ、わたしはその後単独でゴールまで。
アンカー乗りさん、勝手に後ろに付いて勝手に引いて頂きました。ありがとうございます。
最後に袖ヶ浦海浜公園に向かう直線路を走り抜けてFinish

ゴール受付を済ませたら”スープありますんでどうぞ♪(AJ)千葉の名物なんですよ。”との事。

ロールキャベツが入ったスープ。
”ゴールした!!”って実感がしみじみ込みあげるような感じもする。
公式帰着時刻は4月30日の11時08分で認定時間は23時間8分。
往路の勢いなら20時間切りも行けるんじゃないかと思ってみたけれど、それでは景色を楽しむ余裕すらほとんど無くなってしまうし、そもそも脚が売り切れ手前だったしなあ。
まぁ、ブルベはスピード競技ではないからあんまり速度や所要時間にこだわるのもアレですが。
距離や標高差を考えると意外に(?)獲得標高が大きかった今回。
下りの勢いを残して登れるから信号さえ無ければ登りっぱなし、下りっぱなしの大きな坂のあるコースよりも案外楽なのかも知れない。
次に控える【BRM514青葉600km(鳥坂峠)】に思いを馳せると若干心配になりつつ強い横風にあおられてビビりながらアクアラインを渡り、帰宅。
最後に、AJ千葉スタッフの皆様、ありがとうございました。
各PCに待機していたスタッフとの会話もコース自体も楽しいブルベでした。
また機会があったらエントリーさせていただきますのでその際にはよろしくお願い致します。
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