BRM604宇都宮600km(復路)-2/2
2011.06.06 Mon 19:44 -edit-
【PC7⇒PC8(466.6km)】 7:28着←CLOSE時刻=7:08
PC7に到着するとAJ宇都宮のスタッフさんが待機していた。
ここは有人PCなのでレシートは必要ないけれど、やっぱりなんかかんか買ってしまうもので。
ふと見ると新聞紙にくるまって横たわっている人が若干一名。
”いやぁ、さすがに600ともなるとこういうツワモノがいるんだなあ。”と感心していたら
何度か出くわしていたAJ西東京の運営スタッフ女史でした。
さすがにフランスまで行ってチャリを転がしてこようなんてなことを考える人は色々とスケールが違うw
あまり時間のマージンがなかったので長居をせず先を急ぐ。
が、せっかく急いででた割には再び睡魔に襲われるハメに陥り
道端で軽く寝ようと思ってスピードダウンしてみたらすぐ脇が墓地。
こんなところで寝入ってしまったらどこかに連れて行かれかねないのでしばらく先に移動し、崖の法面にチャリを立てかけ、自分も背中を預けて脚を放り出す。
携帯のタイマーはやはり15分後。
今度は携帯の鳴動で目を覚ます。
ものすごく身体が軽くなり、脳内の靄が晴れたような気分になってやはりたかが15分、されど15分ということを実感。
再び走り始め、猪苗代湖畔東岸を走っていると往路と同様AJ宮城の参加者たち数人とすれ違う。
お互い寝不足でテンションがムダに高くなっているのだろう、手を大きく振り回し”おはよう!”とか”おつかれ!”とか大声でエールを交わし合う。

猪苗代湖手前で顔をのぞかせた朝日。
昨日もこんな感じの夜明けで日中はひどく暑かったので嫌な予感。
大したアップダウンも無く順調に進んでいて、”これなら時間マージンの上積みもできそうだ。”なんて軽いことを考えつつ進んでいたわたしの目の前に立ちはだかったのは斜度12%の急坂『鳳坂峠』
7km弱の距離で400m以上を登り切らなければならない非常に過酷な登り坂。
”復路にこんな坂組み込むなんて変態もいいトコだ!”と、心のなかでAJ宇都宮のコース設定担当に毒づく。
いやはや、いわれなき批判(心の中だけだったけれど)ホント、ごめんなさい。

それでも嫌いな坂に負けてしまうわけには行かない。
頂上付近のつづら折りを登っているときには本気でべそかきそうになったものの、どうにかこうにか無着地で頂に到着し、記念に一枚。
ブルベカードを開いて制限時間を確認する。
もう時間がない!
慌てて坂を下るが一向にそれらしいコンビ二が現れない。
不審に感じて改めてコマ地図を確認してみたら、鳳坂峠に向かうために右折した交差点は曲がらずに直進するだけで良かったことに気がついた。
信号で右折する前にわざわざコマ地図を開いて確認したのに何でこんな単純ミスをやらかすのか?
睡眠不足のせいだと思いたい。他に要因があって、根本的に頭が悪いとかだったら嫌だもん。
それにしても心で半べそになりながら時には声を出して自分を激励して登った坂道が全然的外れだったとは…まさに『無駄足』
幸いにも緩い傾斜の折り返しを登り直して最高地点に到着したところで7:00丁度。
どんなに急いでも8分でPC8には到着できないのでスタッフにDNFになる旨を連絡し、最後までコースを辿ることも併せて連絡。
どのみち車を置きっぱなしにしているからスタート地点まで戻らなきゃならんし。
クローズ時刻を20分回ったPC8にはさすがにもう誰もおらず、ちょっとさみしい気持ちを味わう。
買い物の会計の際、お店の人はクローズ時間とかご存じないので普通にわたしが他の参加者同様なのだと思って”頑張って下さい”と声を掛けてくれたりしたので寂しさひとしお。
【PC8⇒PC9(512.5km)】 9:47着
こうなったら後は適当に流して観光をして…とも思ったけれど、それなりにしっかり走ったとしたらどのくらい時間がかかるのかということも今後のために知っておきたかったのであまりのんびりし過ぎることはせずに進む。
とはいえ時間に縛られない心のゆとりができたのも確か。
PC9に到着したとき、入れ違いで二人組が出発するところだった。
ブルベカードを確認したら再び時間マージンが生じていて30分ほどだった。
返す返すも鳳坂峠のミスが惜しい。
小腹が減ったので何か食べようかと思ったけれどコンビニ内にはわたしが欲しいと思ったものがひとつもなく、そこはかとなく寂しい思いを味わう。
【PC9⇒PC10(555.7km)】 12:23着
茨城県北西部を南下。
鮎漁が解禁されて釣り客で賑わっていた矢祭山駅前のお店で『ちたけ蕎麦』を頂く

JR水郡線 矢祭山駅駅舎

ちたけ蕎麦
炒めた茄子とチタケ(チチタケ)が乗ったお蕎麦。
栃木、茨城の県境付近では結構ポピュラー。
矢祭山から下ったあたりは『袋田の滝』を眺めるために良く訪れるところだ。
久しぶりに眺めたい気分満々だったのだけれど、時間に余裕があってもさすがに袋田の滝までは寄り道できそうにないので諦める。
往復で20km程もあるのでなんぼDNF、しかも月曜日は年休と言ってもさすがにそこまで身体に無理を強いるわけにも行かない。
淡々とペダルを踏み、クランクを回し、淡々と進む。
この区間もアップダウンが多く、かなり消耗する。
やっぱりSだろ、スタッフ。
【PC10⇒ゴール(603.1km)】 15:15着
いよいよ最後のPC。
AJ宇都宮のスタッフ氏二名が待機。
当然ながらわたしが最後尾らしい。
軽く雑談中にミスコースでDNFだという話をしたら
”ああ、坂を登っちゃった人ですね、坂に愛されちゃってますねえ。”
冗談ではないwww(←割とマジで)
”残念でしたけれど、ここからはもうゴールするだけですからね、頑張って下さい。
あ、山岳地域抜けてほっとしていると、結構アップダウンきついんで大変ですよ。”
いや、冗談抜きできつかった。
ミスコースのお陰で既に600km近く走っていて乳酸の溜まったわたしの脚には大層なダメージになりましたよ、ええ。
やっぱりSだろ、スタッフ。www
どうにかこうにか無事ゴール地点に帰着。
時刻は規定の16時をなんとかクリアの15:15。
結局PC8以外全てのチェックは規定時間内でまとまっているので非常に残念ではあるけれど、コレもブルベ。
ゴール受付の建物入口付近でまたもAJ西東京の運営女史と遭遇し、PC8のみタイムアウトしてしまった旨を告げると”勿体無い、でも心のなかでは充分完走を誇れますよ。”的なことをおっしゃってくれた。
ありがとうございます。
来年、西東京主催のBRMに参加できたら宜しくお願いいたします。
汗まみれでドロドロだったのでそのまま近所の温泉へ。
宇都宮に滞在して仕事をしていたときに源泉かけ流しなのが気に入ってしょっちゅう通っていた『ただおみ温泉』に立ち寄りのんびり温まり、一旦宇都宮市街に入って『みんみん』で焼き・揚げ・水三種の餃子を頂く。
眠眠打破にお世話になりっぱなしの二日間の〆を餃子のみんみんでとか思った割には帰りの高速で居眠り運転をしかけ、慌ててPAで仮眠を取って更に眠眠打破打破を服用したという間抜けなオチが付く。
土日の二日間で実に5本も服用したのだが、胃腸の具合も特に悪くなく改めて自分の健康具合がありがたいと感じた週末でもあった。
最後に、運営にあたってくださったAJ宇都宮の皆様、ありがとうございました。
機会があったらまた参加させて下さい。
出来ればおんなじコースをリベンジの方向で。
トラックバック先URL
http://blogs.yahoo.co.jp/toyo3h/29807924.html
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PC7に到着するとAJ宇都宮のスタッフさんが待機していた。
ここは有人PCなのでレシートは必要ないけれど、やっぱりなんかかんか買ってしまうもので。
ふと見ると新聞紙にくるまって横たわっている人が若干一名。
”いやぁ、さすがに600ともなるとこういうツワモノがいるんだなあ。”と感心していたら
何度か出くわしていたAJ西東京の運営スタッフ女史でした。
さすがにフランスまで行ってチャリを転がしてこようなんてなことを考える人は色々とスケールが違うw
あまり時間のマージンがなかったので長居をせず先を急ぐ。
が、せっかく急いででた割には再び睡魔に襲われるハメに陥り
道端で軽く寝ようと思ってスピードダウンしてみたらすぐ脇が墓地。
こんなところで寝入ってしまったらどこかに連れて行かれかねないのでしばらく先に移動し、崖の法面にチャリを立てかけ、自分も背中を預けて脚を放り出す。
携帯のタイマーはやはり15分後。
今度は携帯の鳴動で目を覚ます。
ものすごく身体が軽くなり、脳内の靄が晴れたような気分になってやはりたかが15分、されど15分ということを実感。
再び走り始め、猪苗代湖畔東岸を走っていると往路と同様AJ宮城の参加者たち数人とすれ違う。
お互い寝不足でテンションがムダに高くなっているのだろう、手を大きく振り回し”おはよう!”とか”おつかれ!”とか大声でエールを交わし合う。

猪苗代湖手前で顔をのぞかせた朝日。
昨日もこんな感じの夜明けで日中はひどく暑かったので嫌な予感。
大したアップダウンも無く順調に進んでいて、”これなら時間マージンの上積みもできそうだ。”なんて軽いことを考えつつ進んでいたわたしの目の前に立ちはだかったのは斜度12%の急坂『鳳坂峠』
7km弱の距離で400m以上を登り切らなければならない非常に過酷な登り坂。
”復路にこんな坂組み込むなんて変態もいいトコだ!”と、心のなかでAJ宇都宮のコース設定担当に毒づく。
いやはや、いわれなき批判(心の中だけだったけれど)ホント、ごめんなさい。


それでも嫌いな坂に負けてしまうわけには行かない。
頂上付近のつづら折りを登っているときには本気でべそかきそうになったものの、どうにかこうにか無着地で頂に到着し、記念に一枚。
ブルベカードを開いて制限時間を確認する。
もう時間がない!
慌てて坂を下るが一向にそれらしいコンビ二が現れない。
不審に感じて改めてコマ地図を確認してみたら、鳳坂峠に向かうために右折した交差点は曲がらずに直進するだけで良かったことに気がついた。
信号で右折する前にわざわざコマ地図を開いて確認したのに何でこんな単純ミスをやらかすのか?
睡眠不足のせいだと思いたい。他に要因があって、根本的に頭が悪いとかだったら嫌だもん。
それにしても心で半べそになりながら時には声を出して自分を激励して登った坂道が全然的外れだったとは…まさに『無駄足』
幸いにも緩い傾斜の折り返しを登り直して最高地点に到着したところで7:00丁度。
どんなに急いでも8分でPC8には到着できないのでスタッフにDNFになる旨を連絡し、最後までコースを辿ることも併せて連絡。
どのみち車を置きっぱなしにしているからスタート地点まで戻らなきゃならんし。
クローズ時刻を20分回ったPC8にはさすがにもう誰もおらず、ちょっとさみしい気持ちを味わう。
買い物の会計の際、お店の人はクローズ時間とかご存じないので普通にわたしが他の参加者同様なのだと思って”頑張って下さい”と声を掛けてくれたりしたので寂しさひとしお。
【PC8⇒PC9(512.5km)】 9:47着
こうなったら後は適当に流して観光をして…とも思ったけれど、それなりにしっかり走ったとしたらどのくらい時間がかかるのかということも今後のために知っておきたかったのであまりのんびりし過ぎることはせずに進む。
とはいえ時間に縛られない心のゆとりができたのも確か。
PC9に到着したとき、入れ違いで二人組が出発するところだった。
ブルベカードを確認したら再び時間マージンが生じていて30分ほどだった。
返す返すも鳳坂峠のミスが惜しい。
小腹が減ったので何か食べようかと思ったけれどコンビニ内にはわたしが欲しいと思ったものがひとつもなく、そこはかとなく寂しい思いを味わう。
【PC9⇒PC10(555.7km)】 12:23着
茨城県北西部を南下。
鮎漁が解禁されて釣り客で賑わっていた矢祭山駅前のお店で『ちたけ蕎麦』を頂く

JR水郡線 矢祭山駅駅舎

ちたけ蕎麦
炒めた茄子とチタケ(チチタケ)が乗ったお蕎麦。
栃木、茨城の県境付近では結構ポピュラー。
矢祭山から下ったあたりは『袋田の滝』を眺めるために良く訪れるところだ。
久しぶりに眺めたい気分満々だったのだけれど、時間に余裕があってもさすがに袋田の滝までは寄り道できそうにないので諦める。
往復で20km程もあるのでなんぼDNF、しかも月曜日は年休と言ってもさすがにそこまで身体に無理を強いるわけにも行かない。
淡々とペダルを踏み、クランクを回し、淡々と進む。
この区間もアップダウンが多く、かなり消耗する。
やっぱりSだろ、スタッフ。
【PC10⇒ゴール(603.1km)】 15:15着
いよいよ最後のPC。
AJ宇都宮のスタッフ氏二名が待機。
当然ながらわたしが最後尾らしい。
軽く雑談中にミスコースでDNFだという話をしたら
”ああ、坂を登っちゃった人ですね、坂に愛されちゃってますねえ。”
冗談ではないwww(←割とマジで)
”残念でしたけれど、ここからはもうゴールするだけですからね、頑張って下さい。
あ、山岳地域抜けてほっとしていると、結構アップダウンきついんで大変ですよ。”
いや、冗談抜きできつかった。
ミスコースのお陰で既に600km近く走っていて乳酸の溜まったわたしの脚には大層なダメージになりましたよ、ええ。
やっぱりSだろ、スタッフ。www
どうにかこうにか無事ゴール地点に帰着。
時刻は規定の16時をなんとかクリアの15:15。
結局PC8以外全てのチェックは規定時間内でまとまっているので非常に残念ではあるけれど、コレもブルベ。
ゴール受付の建物入口付近でまたもAJ西東京の運営女史と遭遇し、PC8のみタイムアウトしてしまった旨を告げると”勿体無い、でも心のなかでは充分完走を誇れますよ。”的なことをおっしゃってくれた。
ありがとうございます。
来年、西東京主催のBRMに参加できたら宜しくお願いいたします。
汗まみれでドロドロだったのでそのまま近所の温泉へ。
宇都宮に滞在して仕事をしていたときに源泉かけ流しなのが気に入ってしょっちゅう通っていた『ただおみ温泉』に立ち寄りのんびり温まり、一旦宇都宮市街に入って『みんみん』で焼き・揚げ・水三種の餃子を頂く。
眠眠打破にお世話になりっぱなしの二日間の〆を餃子のみんみんでとか思った割には帰りの高速で居眠り運転をしかけ、慌ててPAで仮眠を取って更に眠眠打破打破を服用したという間抜けなオチが付く。
土日の二日間で実に5本も服用したのだが、胃腸の具合も特に悪くなく改めて自分の健康具合がありがたいと感じた週末でもあった。
最後に、運営にあたってくださったAJ宇都宮の皆様、ありがとうございました。
機会があったらまた参加させて下さい。
出来ればおんなじコースをリベンジの方向で。
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