BRM1009埼玉400㎞アタック三保<復路+Exラウンド>
2011.10.20 Thu 00:41 -edit-
<復路>
【走行距離】207.96km
【総所要時間】12時間42分
【乗車時間】10時間46分
【平均時速】(走行距離/総所要時間)16.4km/h
【Av】(走行距離/乗車時間、サイコンのAv)19.3km/h
【獲得標高】 2,621m
折り返し地点のPC3到着時刻は20時チョイ過ぎ、約30分のアドバンテージ。
A埼玉のスタッフさんたちが待機していてくれて色々ねぎらいの言葉をかけてもらう。
”あんまりのんびりしている余裕ないよ、PC4までは登りばっかりだから速度稼げないし。”
まぁ確かにのんびりしていちゃいけないのだろうけれど、そもそも俺DNFだしなあ…なんてなことを思いつつも疲れもあってそのまま聞き流していたのだけれど、この時点ではまだ『最後尾フォローチーム』にはわたしのDNF情報が伝わっていなかったようで、PC4で初めてその話題になったりした。
PC3に制限時間内に到着したかったのは、スタッフさんたちが待機しているであろうことを期待してのことだったりもする。
間違いなくフロアポンプを持っているだろうからタイヤ圧を適性な値まで上げたかったのである、スタート前にボンベ二本を消費しきっていたので手押しポンプのみの給気だったし。
コンビニで買物をしている間にスタッフ氏も圧を確認したようで店から出て来たら”こんな状態(=低圧)じゃパンク連続するよ。”と。
フロアポンプをお借りして給気。
圧力計を見たら正規のメーカー推奨圧力の半分、4気圧程度しか入っていなかった。
コレじゃ坂道辛いわけだわ、どんな修行だよ?(汗
適正圧まで充填し、折り返しのスタート。
上り坂で気合を入れると脇腹が痛むけれど、適当に流していたらそうそうキツイものでもない。
更に空気圧を高めたタイヤの走りやすいこと走りやすいこと。
往路で心配していた興津からの上り坂(富士見峠)も県道75号線も、想像していたよりもずっと楽に登れた。
※想像に対して相対的に楽だったのであって、絶対的には厳しい坂だったのは言うまでもない。
そんなこんなで出来れば携帯型ハンドポンプで空気圧ゲージ付きのモノを探して購入しようと心に誓う。
相変わらず物欲には限りがない。
楽に感じたとはいえひたすら上り坂だった区間ということもありPC4到着は制限時間25分前。
PC3からマージンなしで走っているわけだ。
スタッフから”ほんのちょっと前に三人組が出発したよ。”と聞く。
最後尾にもうじき追いつく。
コース上で追いつく事になるか、PC5で追いつくか。
とにもかくにも『最後尾』は何となくイヤだったので先行者(※懐かしい支那製ロボットのことではない)に追いつくことを最優先で。
PC5でようやく先行していた数人に追いつく。
今回、PC2で復路のヒトタチを見かけたけれど、自分と同じようなペースでコースを走っている人を見るのはPC1でDNFしたおっちゃんだけだったので結構新鮮な感じ。

到着してまもなく先行メンバーが出発しようとしていたのを尻目にカップラーメンをすすり、再び単独行決定。
結構冷え込んできたのでPCで休憩するたびに身体が冷え切ってしまって走り始めるのが辛いのでギヤを軽めにして回転数を上げ、身体が温まるようにしてみる。
PCでの休憩は極力短くしないと徒らに体力を消耗することになりかねないので注意が必要かも。
陸上自衛隊富士学校付近を走行中、左を見ると漆黒の夜空が月に向かって徐々に白んで行ったその先、稜線がその明かりをぷっつりと遮って再び漆黒。
月明かりにうっすらと影絵のように映し出された濃い群青色の富士山のシルエット。
さすがに手持ちコンデジではまともに撮影出来なかったのでしばらく路傍で見惚れていたり。
御殿場から山中湖に抜ける【籠坂峠】にさしかかり、ひたすら上り坂を漕ぐ。
5%程度の勾配が延々10km以上続く坂道。
GPSの高低図を確認してみても画面左から右に上がって行く単調な斜め線しか表示されず、いつまで経っても角度も変わらない。
5%程度の勾配だと特に努力をせずとも普通に淡々とひたすらペダルを踏めば進めてしまうもので、コレが7~8%程度の勾配だと時折立ち漕ぎなんかを交えたりしてリズムを作らないと失速してしまったりするのであるけれど、深夜3時前後でひたすら続く単純作業、特に曲がりくねるでも無い単調で緩やかな上り坂、睡魔を抑え込むのに必死必死。
静岡600の悪夢の再来だけはなんとしてでも避けたい、静岡の時は奇跡的に打ち身とフレームのこすり傷だけで済んだけれど、今度もそうなるとは限らないっていうか、そもそも朝一番に盛大にすっ転んでいるので転倒はお腹いっぱい。
それでも坂はいずれ終わるもの。

この前後位で何台かの走り屋さんたちの車に遭遇したけれど、向こうとしたらそんな深夜に自転車が走っているなんて想像もしていないだろうなあ…と。
驚かれたり呆れられたりする分にはいくらでも構わないのだけれど、想定外の存在に気付くのが遅れてうっかり突っ込んで来られたりしたら厄介だ。
山中湖までなのでそれほど【ご褒美】とは言えない下り坂を過ぎ、山中湖からはゆったりした登りを経て二度目の山伏トンネルに到着。ここから先はしばらく正真正銘【ご褒美ステージ】である。

山伏トンネルを越えた路面は湿っていて、どうやら雨が降ったと思われた。
※後に別の参加者のコメントを目にしたけれど、早い時刻にここを通過した人達は雨に降られてしまったようである。遅れをとっていて幸いすることもある。
湿度が高いせいか、周囲はものすごくガスった状態で、ヘッドライトが乱反射して却って前が見えない状態に。
ヘッドライトを消して、ハンドルマウントのライトだけで前へ進む。
濡れた路面とあいまって思うように速度が上がらなかったけれど、気温が低かったしむしろ丁度良かったかも知れない。
PC6に到着した頃にはそろそろ日の出時刻な頃合いだったけれど、周囲は真っ白でろくに景色も楽しめない。

PC6着は5時40分、クローズ28分前。
ここからゴールまではそれほどアップダウンのない約50kmで、残り時間は4時間。
のんびり時速15㎞ペースで走ってもクローズに間に合う計算なので随分と気が楽になった(DNFだけど)
補給を済ませ、ゴールを目指す。



送電線の鉄塔が霧の中に浮かび上がってなかなか面白い風景を演出していた。
途中、若干道に迷いつつも無事入間の豊水橋に到着、時刻は9時5分。
所要時間は26時間5分なのでパンクさえ無ければ余裕で完走&認定だったのですけれど、まぁコレばっかりは運不運ということもあるので致し方ない。
スタッフさんたちに軽く挨拶をしてから残り50㎞のエクストララウンドへ突入。
おうちに帰り着くまでがブルベです。(笑)
A埼玉の皆様、今回も色々ありがとうございました。
ブルベ参加初年だった今年、初めてのブルベと締めくくりのブルベが奇しくも埼玉で、非常に有意義な年になりました。
来年もまたエントリーさせて頂きますのでよろしくお願い致します。
<移動・復路>
【走行距離】54.45km
【総所要時間】3時間2分
【乗車時間】2時間40分
【平均時速】(走行距離/総所要時間)17.9km/h
【Av】(走行距離/乗車時間、サイコンのAv)20.4km/h
【獲得標高】 162m
途中、所沢の辺りでお祭りによる迂回があったりして曲がるところを間違えたりしましたが、特に大きなコースミスもせず13時頃には無事帰宅。
転倒して痛むところ以外は思った以上にダメージが少なくて、やはりこの一年間でそれなりには地力がついてきたのだろうとちょっと自惚れチックに自分を褒めてみた。
<コース全図>
※四分割されたGPXファイルを連結してポイント数を間引いた(ルートラボでは8,000以上ポイントがあるコースを保存できない)ので色々とおかしな表示になっているものの、ルートと高低図は大狂いしていないようではある。
あくまでも【コース全体のイメージ図】的位置づけで。
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