2012佐渡ロングライド210_後半
2012.05.23 Wed 02:13 -edit-
ルートラボとガーミンコネクトを一応並べてみた。
両津BS(ベントーステーション)を後にしていよいよ後半戦。
この頃になると若干風が出てきて、しかもそれが向かい風。
Aコース/Bコースの分岐あたりでスタッフの方が”あと15km我慢したら追い風になりますから頑張って下さい!”って声をかけてくれたのを励みに向かい風の中をひたすら踏む、回す。
ふと前方に視線を移すとそこには天使様の背中が…。

No.15のスタッフさんの後ろに張り付いて楽をしようと5kmばかり進んだところでスタッフ氏に運営から無線連絡が入ってしまい、スタッフ氏は路肩に寄って停車。
結局向かい風の中やっぱり単独で走る寂しいおっさん一人。
と、そんなさびしんぼうなおっさんの心を癒すための天の配剤か、いつのまにやら左の袖に同行者が。

こちらが把握している限りで6、7kmの区間は腕に止まっていて羽を広げて飛び立とうとしたら風にあおられ今度は右太ももに。
結局10kmくらい道中を共にした後旅立って行きました。
その後はとにかくソロライド。
ほんとに2000人(Aコース=島一周)も参加したイベントなのか?と思うくらいに素敵な眺めを独り占めw





一枚目だけは前走者の後ろ姿が微妙に写っているけれど、この人を追い抜いたあとはとにかく気持ちの良いソロクルーズでした。
波は穏やかで日差しも柔らかく、とにかく幸せなフラットコース。

霞の中にうっすらと対岸の弥彦山のシルエット。

多田AS(140km)
どこのASも地元の学生さんやボランティアさんが愛想良くて嬉しい。


どこまで行ってもソロライド。
ブルベでもいつも同じようにソロライドになってしまうわたし的には”集団走行って都市伝説じゃね?”って感じだったりするwww
そんなことを思いつつミラーを見たら後ろにポツンと黒い影。
”久しぶりに他の走行者見たなあ…。”なあんて思っていたらあれよあれよという間に追いつかれ、チームジャージを着た二人組あっさりかわされる。
若干癪に思ったので追いかけ、後ろに付いてしばらく走るも走行中に補給したりストレッチしたりで今ひとつ本気モードで走っていないようだったので前に出て走り始めたらしっかり後ろに付いてきたのでちぎってみようと必死に回してみたけれどずっと距離変わらず。
嗚呼貧脚の悲しさよ。
小木AS到着したところで”引いていただいてありがとうございます!!”と声をかけられた。
ああ、こういう礼儀の示し方もあるものなのだなあ…と、妙な納得。
自転車での【引く】【引いてもらう】という感覚がイマイチ希薄なわたしにはこういうことも新鮮だったりする。

小木AS(162km)
ここから先はトライアスロンのバイクパートと分岐して20kmほど遠回りしてから再び合流することになる。
いよいよ残り40km弱、全行程の約二割。

佐渡名物【たらい舟】


素浜海岸付近。
石積みのあぜ道がなんだかツボ。
この辺で小木のASで先行していたNo.15スタッフさんに追いつき、しばし追走。
ASに到着したときに気が付いたのだけれど日本語が達者な外人さんでした。
最終ASである素浜ASのい到着。

素浜AS(180km)
おにぎりに海苔が巻いてあったのと冷たいおしぼりを供してくれる辺が他のASと違うところ。
ボランティアスタッフの女子高生達のアイディアなのだとか。
こういう心遣いも嬉しい。

ASから数百メートル折り返して恐らく最後の難関になる上り坂。
とはいえ最初の内がきついだけで残り区間は概ね5%強の緩めの坂が続く。
この坂の途中で何人かにさくっとかわされ、己の貧脚がちょっと淋しい。
坂があっても苦にならなくなったとはいえそれがイコール速く走れるって事ではないからねえ。
国道に合流し、後はゴールまでひたすら一本道。
ゴールまであと10㎞というところで大量の黄色ゼッケン[=Bコース(135km)走者]と遭遇。
集団を見たらついついアタックを仕掛けたくなってしまい、約200km走った後だというのに気合を入れて踏み、まわす。
Aコースエントリーの他の二人と一緒になって三人でアタックかけたり潰したり。
残り2kmくらいのところで満を持してアタックを仕掛けたらあっという間に赤信号に引っかかって若干凹む。
それでも二人を引き離し(っていうか、離れてくれた…かな?)
そんなこんながありながらもどうにかこうにか無事帰着。
所要時間は約7時間50分といったところ。

ゴールにてお味噌汁とおやき(あんこ入り)を頂く。
ゴール後は学生ボランティアのテントでストレッチをしてもらう。
新潟市内の専門学校生で、スポーツトレーナー等を目指してるのだそうで、わたしの担当は今回が初めての実習だと語っていたので恐らく未成年。
”ありがとう、頑張ってね。”くらいしか言いようが無い。
普段トレーナーにストレッチなんか指導してもらったことも無いから比較のしようがないし。
こういうシチュエーションでもうちょっと気の利いたことをとっさに口に出来るナイスなオトナになりたいものである、しみじみ。
<蛇足:ゴール後のあれこれ>
宿に戻ってもまだ16時過ぎ。
若干身体を動かし足りない感じがしたので着替えて散歩メインで軽く近所をジョグ。


道端にはいろいろ干してある。



長手崎周辺の遊歩道。 / 風力灯台 / 長手崎の風景
いつ頃から放置されてしまっているのかわからないけれどあちこち通路が波にさらわれて落ちていたりする。
あと10年もしたらどのくらい侵食されているのか見てみたい。
【風力】と銘打ちながら思いっきりソーラーパネルが見える(※この画像ではわかりません)矛盾www



イベント時は脇を通過しただけだった【夫婦岩】


島内いたるところで見かけた地名表示の標識。
【ここは】では無く【ここが】っていう辺りに強い自己主張を感じざるをえないwww
明けて月曜日。
宿のそばの田んぼの脇に腰を下ろしてのんびり部分日食を眺めたりしていたらいつの間にか出発時刻に。
いそいそと支度を済ませて一路両津港へ。
みやげ物を物色したりして時間を潰していたら案外余裕無く乗り込み開始。

これはフェリー到着時。
寝ても寝ても寝足りない感じがぬぐえず、乗船後はさっさと二等に移動して床の上で大の字になって寝る。
到着30分くらい前に甲板に上がってみるとそこは既に信濃川下流。


つい二日前に眺めたとばかりの信濃川河口。こうして観るとなつかしさが先に立ったりする。
新潟港到着はほぼ定刻、正午過ぎには街中に入ったので
久し振りに【太郎】でカツどんを食し、すっかり満ち足りた気分で東京に向けて走り始めた。
振り返ってみれば天候に恵まれたことが一番大きかったけれど
イベント運営やボランティアスタッフの対応が素晴らしかったし遠藤の声援もまた素晴らしく気持ちをもらえた良いイベントでした。
運営に携わった皆さん、本当にありがとうございました。
来年は、【ときマラソン】・【トライアスロン】とあわせて三種目を完走する【GOLDWIN CUP】を目指しますのでまた何度かお世話になりますのでよろしくお願いいたします。
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