【ロングライド】尻焼温泉紀行-その2
2012.10.16 Tue 00:27 -edit-
実施日:2012/09/30-10/01
→尻焼温泉紀行-その1←
予約した宿、白根の見える丘にたどり着くまでに土砂降りの雨で冷え切った身体も温泉ですっかり温まり、文字通り生き返った気分で夕食までの時間をしばしまったりと過ごす。窓の外は次第に風雨が激しくなって来ており、TVを点けてみればあろうことか群馬県周辺が予想進路円中心になっているではないですか。
ただ、幸いなことに移動速度は若干上がっており、大きな被害さえ受けなければ明日の朝は台風一過の好天が期待出来るかもしれない…そんなこんなに思いを巡らせていたらいつの間にか夕食時刻。
食堂に移動し、静かなBGMが流れる食堂に用意された席に着く。

自家製の特製豆腐を中心に地元産の食材を使った様々な料理が並ぶ。
まずはビールを頂きながら豆腐を味わう。

一般に使う量の四倍の大豆を使い、毎日四時間かけて汲んでくる名水で仕込まれた豆腐はしっかり弾力があり味わいが濃厚。
左から岩塩&オリーブ油、塩麹、生醤油の三つが用意され、好みでいただく。
個人的にはビールには岩塩&オリーブ油、日本酒には塩麹かな。

自家製こんにゃく。
こんにゃく好きにはたまりません(笑)

鮎の朴葉巻。
洋風な味付けが見た感じとミスマッチで面白い。
お酒やご飯が進む味。

地元産舞茸のフライ。

地産野菜、自家製油揚げ等の汁物。
これまた美味しくて困るw

古代赤米を始め、様々な雑穀を混ぜたご飯。
食材にこだわった料理を提供していただける宿なのです。
食事が終わる頃、宿のご主人が食堂に入ってきてあれこれ雑談を。
四室しかない宿なのでたいていの場合は一人客は断ってしまうけれど、たまたま某国営放送の火野正平の番組と関わりを持つ縁があって自転車に興味が湧いたのでわたしの予約を受けたこと、更には台風が接近中だったので万が一崖崩れで自動車が通行できないような状況になっても自転車なら担いで不通区間を通過することも出来るだろうという思いもあったとか。
実際、過去には合宿で宿泊した大学生に10kmほど歩いてもらったことがあったり、客の車をウィンチで強引に引っ張って崖崩れ箇所を通過させたりしたことがあったらしい。
地域の昔話になった時、ご主人が”この辺は【ろくごう(六合)】と書いて【くに】と読むのですが、私が子供の頃ここと東京の羽田の方にある西六郷を舞台にした映画があったんですよ、撮影開始の時は丁度わたしはおたふく風邪を患っていて久しぶりに登校したら知らない大人がいっぱいいて驚いたりしましたけれど。”
とおっしゃって、劇中で歌われた歌の一節をアカペラで歌ってくれたりもした。
宿帳に住所を記載したもののまだ自分の部屋に置いてあったので全くの偶然でこの話になったわけだけれど
わたしが現在西六郷に在住していることを伝えると、”自転車といいい住まいといい、やっぱり何か縁があったんですね。”と笑ってくれた。
その後もニコラス・ペタスがTV収録で訪れた際、一緒にウィスキーを飲んだもののペタスに敵わず、”取材に同行していた人のブログに【宿の主人がペタスにKOされた】って書かれちゃって、そういう書き方されたら一瞬あのペタスに喧嘩でも売ったんじゃないかとか思うよね(笑)”とか、自転車に関してご主人が疑問に感じていたことをわたしがわかる範囲で答えてみたりのあれこれとか。
食事を終えて一人で部屋に戻ってTVを眺めたりするのも味気ないだろうから…と、話し相手になっていただいて非常にありがたいひとときを過ごしました。
一通り食事も済んで話も落ち着いた頃に一旦部屋に戻って食休み。
その後就寝前のひと浴び…と、浴場に向かう。
のんびり湯に浸って上がってからヘルスメーターに乗ってみた。
実は宿に到着早々入浴した際も風呂上がりに乗ってみたのだけれど、その時の表示は75kg。
で、今回散々飲み食いしてから乗ってみたら表示された数値は77kg。
2kgも増量できるほど飲み食いするってどんだけだよ、俺?
床に就いてからしばらくは暴風雨の音が若干気になっていたものの、そこはそれ。
やはり朝までしっかり熟睡しきったわたしでした。
災害発生時には真っ先に命を落とすか、または逆に幸運に恵まれて怪我ひとつなく済んでしまうタイプだろうなあといつもしみじみ思う。
空が白み始めた頃にもぞもぞと起き出して窓の外を眺めたらすっかり台風一過の気持ち良い朝。
朝食は7時半からなのでそれまでのんびりゆっくり。

まずは朝風呂。

流石に昨夜は入れなかった離れにある露天風呂。

風呂上がりに軽く周辺を散策し足湯を見つけて足を浸ける。
風呂上りじゃないんかいw

盛りだくさんな朝食。
ガラス張りの食堂の角に用意して頂き、朝食と景色を同時に味わえる贅沢なひととき。

ごちそうさまでした。
大変美味しゅうございました。
食後は宿自慢の美味しい水で淹れたコーヒーと台風一過の爽やかな山の空気を味わいつつ
しばしバルコニーでのんびり。
いやはや至福のひとときとしか表現のしようがない。
<更に続いてしまう>
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予約した宿、白根の見える丘にたどり着くまでに土砂降りの雨で冷え切った身体も温泉ですっかり温まり、文字通り生き返った気分で夕食までの時間をしばしまったりと過ごす。窓の外は次第に風雨が激しくなって来ており、TVを点けてみればあろうことか群馬県周辺が予想進路円中心になっているではないですか。
ただ、幸いなことに移動速度は若干上がっており、大きな被害さえ受けなければ明日の朝は台風一過の好天が期待出来るかもしれない…そんなこんなに思いを巡らせていたらいつの間にか夕食時刻。
食堂に移動し、静かなBGMが流れる食堂に用意された席に着く。

自家製の特製豆腐を中心に地元産の食材を使った様々な料理が並ぶ。
まずはビールを頂きながら豆腐を味わう。


一般に使う量の四倍の大豆を使い、毎日四時間かけて汲んでくる名水で仕込まれた豆腐はしっかり弾力があり味わいが濃厚。
左から岩塩&オリーブ油、塩麹、生醤油の三つが用意され、好みでいただく。
個人的にはビールには岩塩&オリーブ油、日本酒には塩麹かな。

自家製こんにゃく。
こんにゃく好きにはたまりません(笑)

鮎の朴葉巻。
洋風な味付けが見た感じとミスマッチで面白い。
お酒やご飯が進む味。

地元産舞茸のフライ。

地産野菜、自家製油揚げ等の汁物。
これまた美味しくて困るw

古代赤米を始め、様々な雑穀を混ぜたご飯。
食材にこだわった料理を提供していただける宿なのです。
食事が終わる頃、宿のご主人が食堂に入ってきてあれこれ雑談を。
四室しかない宿なのでたいていの場合は一人客は断ってしまうけれど、たまたま某国営放送の火野正平の番組と関わりを持つ縁があって自転車に興味が湧いたのでわたしの予約を受けたこと、更には台風が接近中だったので万が一崖崩れで自動車が通行できないような状況になっても自転車なら担いで不通区間を通過することも出来るだろうという思いもあったとか。
実際、過去には合宿で宿泊した大学生に10kmほど歩いてもらったことがあったり、客の車をウィンチで強引に引っ張って崖崩れ箇所を通過させたりしたことがあったらしい。
地域の昔話になった時、ご主人が”この辺は【ろくごう(六合)】と書いて【くに】と読むのですが、私が子供の頃ここと東京の羽田の方にある西六郷を舞台にした映画があったんですよ、撮影開始の時は丁度わたしはおたふく風邪を患っていて久しぶりに登校したら知らない大人がいっぱいいて驚いたりしましたけれど。”
とおっしゃって、劇中で歌われた歌の一節をアカペラで歌ってくれたりもした。
宿帳に住所を記載したもののまだ自分の部屋に置いてあったので全くの偶然でこの話になったわけだけれど
わたしが現在西六郷に在住していることを伝えると、”自転車といいい住まいといい、やっぱり何か縁があったんですね。”と笑ってくれた。
参考:映画【山の子の歌】について
※一般の方のブログです。
その後もニコラス・ペタスがTV収録で訪れた際、一緒にウィスキーを飲んだもののペタスに敵わず、”取材に同行していた人のブログに【宿の主人がペタスにKOされた】って書かれちゃって、そういう書き方されたら一瞬あのペタスに喧嘩でも売ったんじゃないかとか思うよね(笑)”とか、自転車に関してご主人が疑問に感じていたことをわたしがわかる範囲で答えてみたりのあれこれとか。
食事を終えて一人で部屋に戻ってTVを眺めたりするのも味気ないだろうから…と、話し相手になっていただいて非常にありがたいひとときを過ごしました。
一通り食事も済んで話も落ち着いた頃に一旦部屋に戻って食休み。
その後就寝前のひと浴び…と、浴場に向かう。
のんびり湯に浸って上がってからヘルスメーターに乗ってみた。
実は宿に到着早々入浴した際も風呂上がりに乗ってみたのだけれど、その時の表示は75kg。
で、今回散々飲み食いしてから乗ってみたら表示された数値は77kg。
2kgも増量できるほど飲み食いするってどんだけだよ、俺?
床に就いてからしばらくは暴風雨の音が若干気になっていたものの、そこはそれ。
やはり朝までしっかり熟睡しきったわたしでした。
災害発生時には真っ先に命を落とすか、または逆に幸運に恵まれて怪我ひとつなく済んでしまうタイプだろうなあといつもしみじみ思う。
空が白み始めた頃にもぞもぞと起き出して窓の外を眺めたらすっかり台風一過の気持ち良い朝。
朝食は7時半からなのでそれまでのんびりゆっくり。

まずは朝風呂。

流石に昨夜は入れなかった離れにある露天風呂。

風呂上がりに軽く周辺を散策し足湯を見つけて足を浸ける。
風呂上りじゃないんかいw


盛りだくさんな朝食。
ガラス張りの食堂の角に用意して頂き、朝食と景色を同時に味わえる贅沢なひととき。

ごちそうさまでした。
大変美味しゅうございました。
食後は宿自慢の美味しい水で淹れたコーヒーと台風一過の爽やかな山の空気を味わいつつ
しばしバルコニーでのんびり。
いやはや至福のひとときとしか表現のしようがない。
<更に続いてしまう>
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