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日記超。-改・弐-

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自転車だったりマラソンだったりトライアスロンだったりお酒だったり。

2023May23Tue

【BRM913宮城1,000km】 完走記録-2(PC3→PC5) 

<走行ログ>

各数値はEdge800のログによる。
【実施日時】2013年9月14日07:14スタート
【走行距離】 227.74km
【総所要時間(グロス値)】 12時間35分
【乗車時間(ネット値)】 9時間47分
【平均時速(グロス値)】 (走行距離/総所要時間) 18.1km/h
【Ave.(ネット値)】 (走行距離/乗車時間)23.3km/h
【獲得標高】 2,639m


関連エントリ:【BRM913宮城1,000km】完走結果概要

<PC3(234.5km)サンクス花巻桜町店 9/14 7:17着(Close 12:40)>

ガク氏と二人でリスタート。
眠眠打破のドーピング効果が切れる前に進めるだけ進みたかったわたしは先行して単独走に移行。
遠野に向かう緩い勾配の坂道をずんずん進む。
途中、非常に気になった看板。
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人工竜巻発電所建設予定地とな?
軽く調べてみたらなにやら投資詐欺の臭いもほのかに…。

<旧宮守村めがね橋>
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二枚目、三枚目に写っている崩れかけの石積みの橋脚は岩手軽便鉄道の遺構。

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宮守を過ぎると短い区間だけれどご褒美の下り坂がある。

二日町の辺りでバス停に寄せてボトルへ水補給したり、RDのワイヤー調整をしていたりしたらガク氏が追い付いてきた。
”この先の道の駅に寄りたくてさ。”と、ガク氏
”ああ、道の駅とおの?”
”そう、ソフトクリーム食べたくて。”
”オレも行く!!”

道の駅とおのへの立ち寄り決定w

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バス停付近でのスナップ。左は当然ガク氏撮影。

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道の駅とおのにて『ごまとバニラのミックスソフトクリーム』『ブルーベリードリンク』で補給。
落ち着いたところでリスタート。
ここから先は徐々に勾配がきつくなる区間である。

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市街地を抜けると始まる登り坂
ここから仙人峠(仙人トンネル)まではひたすら登り坂が続く。

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足ヶ瀬湖(人造湖)
水没林が気になって撮った景色。
帰京してからYO-TA氏から教わった情報だが実はこの湖には岩手軽便鉄道の橋梁遺構があったらしい。
岩手赴任時もその情報は見落としていた。
っていうか、当時軽便鉄道の遺構といえばライトアップされる宮守村のめがね橋しか知らなかった。

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ところどころ、釜石への残距離表示。
概ねPCまでの距離と一緒なので便利だった。

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岩手軽便鉄道仙人峠駅跡。
宮守のめがね橋(の手前の橋脚)同様岩手軽便鉄道の遺構。
遺構とは言え何かしっかりと残っているわけではなく、ただ駅敷地だった空き地が広がっているだけ。

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仙人峠トンネル
この峠があったために軽便鉄道は仙人峠駅から先の釜石方面には延伸できず、かつては索道(ゴンドラリフト)で荷物の往来が行われていたらしい。

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<PC4(322.0km)ローソン釜石駅前店 9/14 11:52着(Close 18:28)>
130913219.jpg
マージン7.5時間。
気温はかなり上がり、水分補給が追いつかない。
今回、初の1,000kmということでボトルケージの片方を潰して輪行袋を持ってきた為に普段の2ボトルではなく1ボトル態勢での走行にしたことをひどく後悔した。

しばし休憩し、リスタートしようとしたところでガク氏が入って来たので挨拶を交わしてわたしが先行。
未だ継続中の眠眠打破のドーピング効果が切れる前に少しでも前に進みたかった。
後半どこかで行き会うだろうと思っていたら、ガク氏は会社からの緊急呼び出しを受けてしまったためにDNFとなってしまったそうである。かなりいいペースで走れていただけに勿体無い。

いよいよコースは311で津波被害の激しかった陸中海岸に差し掛かる。

<陸中海岸 大槌町付近>
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報道でも目にした光景が未だにそのまま残っている。
阪神淡路の時とは比較にならないくらい復興は遅々として進んでいない。

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震災で一躍その名が知れた大槌町。コンビニに寄り道したらレジのおばちゃんにどこからどこまで行くのか問われたので答えたら驚かれた(そりゃそーよ)
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コンビニに駐車場から眺めた海は穏やかだった。

30℃を超える猛暑の中、細かいアップダウンを繰り返していたらかなり疲労蓄積が感じられたので最寄りの『道の駅やまだ』に避難、しばらく休憩することに。
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日陰のテラス席は風通しがよく、心地良い風に吹かれて短い間だったけれども熟睡。
目覚めてから壁に貼られた『復活!わかめソフト』というPOPにつられてわかめソフトクリームを食してみた。
全体は淡い緑でところどころ小さな緑の粒が見える、これがわかめか?
味わいはほんのりした甘さの中にしっかりとわかめの味わいが感じられ、食べると磯の風味が広がる感じのするなかなかどうして斬新な味わいのソフトクリームだった。意外と(?)当たり。

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織笠大橋

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織笠から陸中山田にかけての道沿い。
今でも津波の爪痕が生々しく残り復興は一向に進んでいない。

<JR山田線>
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釜石 宮古間は震災以来今でも不通区間となっていて復旧の見込みは立っておらず、場所によっては線路が見えないほど草に覆われてしまっている。
廃線を目の当たりにするとなんとなく気分が高揚するものだが、この光景はそういった気持ちを呼び起こさない。
ここは廃線ではなく、あくまでも復旧見込みの立っていない運休区間なのだ。
130913235.jpg
宮古の手前、関伊川に掛かる鉄橋も橋桁が半ばほど流されたままになっている。

宮古市街地を抜け、浄土ヶ浜入り口をスルー。
浄土ヶ浜まに寄り道したい気持ちはそこそこあったけれど自転車でアクセスするのは坂道のアップダウンが面倒なので今回は断念。
しばらく山の中の道を進み、坂を下って橋を渡ると小本。

一旦ここでミスコース。
うっかり有料道路をコースとして入力してしまっていたのでキューシートを睨みながら交差点の名前や表示を確認しつつ進む。
が、ここでいきなりクライマックス。
道路脇に立っている『上り勾配10%』の表示。ここまでもそこそこきつい坂はあったけれど、瞬間的なピークは別として10%の坂道は無かったはず。いきなりやってきた急坂の洗礼である。

急坂をえっちらおっちら登って行き、田野畑に辿り着いたところでようやく勾配が緩やかになってホッとしていたら更に追い打ちをかける登り坂。
小本辺りで日が傾き始め、田野畑に辿り着いた頃にはすっかり暗くなっており、そこから更に夜のトバリが下りた山道を淡々と登って行く。日中道の駅やまだに到着したとき先客がいたけれど目覚めたら出発した後で、わたしが出発しようとした時にひとり入れ違いで入って来たけれど、それ以降誰とも行き会っていないので当然周囲に他の参加者の姿は見られない。
汗まみれになりつつようやく登り切ったところにR45最高地点の表示。
130913236.jpg
R45の最高地点である閉伊坂峠
標高自体は大したことがないように感じるが田野畑からだと平均で5%くらいの勾配の坂道。
400km以上走ってきた身にはなかなかこたえる峠である。

峠からは一気に駆け下るダウンヒル。
普代までの12、3kmは思わず歓声が盛れるほど気持ちよかったが、普代から再び登り返しがあって心で毒づく。
細かいアップダウンの後、田んぼの中の寂しい道を進むと右手に見えてきたローソンの看板。
ようやくPC5に到着。

<PC5(454.4km)ローソン久慈野田店 9/14 19:53着(Close 9/15 03:16)>
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ここでのマージンは約7時間。
これならこれから先仮眠を取りつつ進んでも充分余裕があるだろうとホッとした反面、スタートから23時間が経過して450kmも走っているのにまだ全行程の半分にも満たないという厳然たる事実が心に響く(もちろんダメージ的な意味で)。

それでもここから先は新郷村のイエスキリストの墓や十和田湖、奥入瀬と言った今回のコースのキモとなる区間なので若干気持ちは高まった。
キリストの墓には明るい時に行きたかったので多少の時間調整が必要だったが仮眠したくてウズウズしている身体にとっては願ったりかなったりである。

【BRM913宮城1,000km】 完走記録-3(PC5→PC7)へ。
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