【BRM913宮城1,000km】 完走記録-4(PC7→PC9.1)
2013.09.24 Tue 22:08 -edit-
※PC9でログデータのリセットを忘れて走り始めて途中でリセットをかけたので
ひとまず便宜上PC9.1と表記しています
<走行ログ>
※各数値はEdge800のログによる。
【実施日時】2013年9月15日14:33スタート
【走行距離】 260.83km
【総所要時間(グロス値)】 18時間42分
【乗車時間(ネット値)】 11時間05分
【平均時速(グロス値)】 (走行距離/総所要時間) 13.9km/h
【Ave.(ネット値)】 (走行距離/乗車時間)23.5km/h
【獲得標高】 1,706m
関連エントリ:【BRM913宮城1,000km】完走結果概要
<PC7(535.1km)ローソン弘前公園前店 9/15 14:18着(Close 9/15 18:50)>
着替えを済ませてさっぱりはしたもののしとしと降り続く雨はちょっと、否かなりイヤ。
待機していたスタッフさんたちと軽く雑談。携帯でTwitterのTLを確認したら黒澤氏が道の駅いかりがせきにいて視界がさえぎられるほどの相当激しい雨に見舞われているとのこと。
碇ヶ関といえば弘前から目と鼻の先、黒澤氏の速度から考えると今の時点でそんなところにいるってことは随分長いこと寝ていたんだなあと妙な関心w
前半は先頭集団四人の中の一人だったもののチェーン切れというアクシデントのお陰で遅れてしまい、しかもシフトワイヤーも切れてしまってRDを固定のまま走っているというランドヌールと二人でリスタート。
”ボクは後ろギア固定なんでペースが合わなかったらお先に行っちゃってください。”
”街中抜けたら様子見てそうします。”
と答えて後ろを走ってみたけれどとてもじゃないけれど先行できそうなペースでは無く、普通に付いていくので精一杯だった。さすがトップ集団を形成するだけのことはある。
羽州街道からR7に合流し、しばらく進んだところで若干腹具合が怪しくなったので前走の彼に声を掛け、道の駅いかりがせきに退避してトイレに立ち寄り。
ひとまず落ちついたところでぐるっと売店内をひとまわり。
食堂でマルメロソフトなるご当地ソフトクリームがあるのを発見し、迷わず注文…って、腹具合が怪しかったんじゃないのか、俺(^^;

碇ヶ関関所下馬門 / マルメロソフトクリーム
※因みにマルメロはこの地域の特産品らしい
落ち着いたところでリスタート。
雨はしとしと降り続いているものの、一時間半ほど前に黒澤氏がツィートしていたような視界不良になるほどの豪雨にはなっていないのが幸い。
そぼ降る雨の中淡々とペダルを踏み、徐々に日が落ちて暗くなり始めたR7を南下する。
途中大館市内でコースが右折になる交差点で目に付いたうどん屋さんでカツ重とうどんのセットを頼んで補給。

なかなかボリュームあって良い感じ。
店内には壁一面を埋め尽くす漫画の単行本があるのでのんびりするには最適かも。
しばらく降り続いていた雨もほぼ上がり、路面はウェットだったもののそこそこ走りやすい。
北秋田市内、R7からR105に左折するところで曲がり損ねてしばらく直進したりしたものの無事コースに復帰し、すっかり暗くなった中、いよいよ山越えの道に入る。
左に行けば森吉、右に曲がれば本コース。
森吉といえば気持ちの良い沢歩きができる渓谷があったなあなんぞと記憶を辿りつつ。
しばらく山道を進んでいったら碇ヶ関で別れたRD固定のランドナーに追いついた。
しばらく雑談しつつ進む。彼は秋田市内で宿に泊まって大休止するのだとか。
この辺でボトル内のドリンクの残量が気になってきたのだけれどコンビニの類はおろか自動販売機すら見当たらない真っ暗闇。
北秋田から小阿仁、五城目に抜ける間に三つあるピークの三つ目の手前でRD固定氏がトイレ休憩のために離脱したので再びソロクルーズ。
ピークを越え、トンネルを抜けたたところで左前方にコカコーラの赤い自販機が光っているのが目に入った。

最後のトンネルに向かうところ、悲劇はすぐそこに。
”ラッキー♪”
砂利敷きの駐車場っぽい敷地の隅にぽつんと立っているその自販機に近寄り500ml缶のコーラを購入し、1/4ほど飲んで残りはボトルに。
空き缶を回収箱に放り込んでいざリスタートという段になって左足のクリートが嵌らない。
”???”足元を確認してみたらスピードプレイのペダル踏面が無くなってシャフトだけがペダルクランクから突き出した状態だった。
スタート直後にもげてしまってからは何かの拍子にぽろぽろ落ちるので何度も拾ってはシャフトに挿してここまでだましだまし使って来たので”また落ちたか…。”と辺りを探す。
今まではすぐそばに落ちていたのでそのまま拾い上げるだけで済んだのだけれど、今回に限ってはいくら周囲を見回してもそれらしいシルエットが見当たらない。
ヘッドランプを点灯し、ハンドルバーに取り付けてあったライトを外して手に持って砂利の上や自販機のそばの草むらの中、近くの側溝の蓋を外して中を覗いてみたり、丸いものだから転がったりしていないかと道の反対側までもくまなく探すが見つからない。そうこうするうちに5~6人くらいのランドヌールにパスされた。
ここまでの走行距離約760km、”この先まだ240kmも走るのにペダルがこの状態では…。”と、DNFの選択肢も脳裡をよぎったが、逆に言えばここまで760kmも走って来たことを無駄にするのが非常にシャクだったのも事実。
普段のブルベでは携行しない輪行袋を今回に限って携行したからこんなことになるのではないかと妙な因果を連想したりどんどん気持ちがマイナス方向に落ち込んでいく負のスパイラル。
しばらくすると敷地の持ち主がどこかの外出先から戻って来た。
ライトを点けて敷地内をうろうろ探し物をしていたわたしに近寄り
”どうした?カブトムシでも探しているんかね?”
いや、この時期にカブトムシなんかさがさねーし。
そもそも探すならこんな道端じゃなくて林の中入っていくし。
”自転車のペダルを落っことしちゃったんで探しているんですよ。”
”そんなでけぇもん、すぐ見つかるだろ?”
というので残った右側のペダルを見せ
”このサイズなんです。”
”こりゃ砂利に紛れたら明るくならなきゃ見つからないわ。”
と、さっさと家に戻ってしまった。
一瞬、一緒に探してくれたりするハートウォーミングな展開を期待した甘ちゃんなおっさん一匹。
途方に暮れていても何も始まらないし、そもそもDNFして輪行で帰るにしても最寄の鉄道駅までは移動しなければならないので腹を括ってペダルの捜索を諦め、左はシャフトのままで走ることに決めて走り出した。結局この場で一時間以上ロスしたことになる。
シャフトのままでは踏みづらいので多少なりとも助けになるかと思い、しばらく走った先にあったコンビニでガムテープを購入して巻きつけてみたものの、軸に対して上手く滑って回転しなかったのですぐに脱落してしまった。
仕方が無いからその後はシャフトをそのまま踏んで進むことに。

ガムテープ処理前
<PC8(788.1km)ファミリーマート秋田金足店 9/15 22:25着(Close 9/16 05:27)>
どうにかこうにかヘロヘロになって辿り着いた。
ペダルを探して随分時間をムダに浪費した割にはマージンが7時間もある。
やはり無理な体勢を強いられるので疲労の度合いが違う。
どれほど疲れていたかといえばタイムスタンプのツィートはしたもののこのPCでの撮影を忘れるくらい。
待機していたAJ宮城スタッフとあれこれ雑談を交わした後、眠くならないうちに少しでも距離を稼ごうとリスタート。ところがスタート後10分もしないうちに猛烈な睡魔の波状攻撃を食らい、自分でも危険な状態をはっきり認識できるくらいフラフラになりつつ走行していたのでとにかく休むところを探す。
R7に合流し雄物大橋を渡ってすぐのところにベンチがあったので携帯のアラームを一時間後にセットして倒れこむようにして仮眠。雨が降っていなくて本当に助かった。
3、40分経過してアラームが鳴る前に目がさめたのでそのままリスタート。
途中、コンビニで夜食の補給をしたり、再びマイクロスリープが始まったのでJR羽越本線下浜駅の待合で仮眠を取ったり。羽越本線の待合は24時間開放されているようで非常に助かった。ここでも一時間ほど仮眠を取った後今度はスッキリと目覚めてリスタート。
明け方になってコンビニに立ち寄りガッツリ朝食。

明け方ころの由利本荘市あたり。
遠くに見える空は明るかったりして意外と天候は持ちこたえるんじゃないかと甘いことを考えていたけれど、全然そんなことはなかったのであった。

左のペダルがない状態ってのはやっぱり間抜け。

わたしが通過した時点では警報が出ている割にはそう大した風が吹いていた訳でもなかったけれど、後続の人たちはこの辺りで随分苦労したようである。

ぼんやり霞む鳥海山
海岸沿いのほぼ平坦な道をひたすら進む。
まだ風もそれほど強くはないので順調に距離を稼げるのだけれどそこにもやはり落とし穴。
路肩部分はアスファルト舗装で車道部分は耐久性の問題からかコンクリート舗装になっているのだけれど、継ぎ目のギャップで転倒しそうになること数度。大きく車道側に入って走るとそちら側は路面が冬場のタイヤチェーンで摩滅していてガタガタなので手や尻にダメージ大。

意外と危なっかしい道だった。
しばらく進めば秋田-山形県境の有耶無耶の関。

宮城-山形の県境、笹谷峠にも同名の地があり、そちらは古くから歌に詠まれたりしていたりするがこちらは秋田-山形県境の三崎峠。
かつて道行く旅人が鬼に食われる被害が相次いだ時、鳥海山の神が遣わした鴉が鬼のいる時は『有耶』いない時は『無耶』と鳴いて旅人に知らせたという伝説がこの名の由来だそうである。
ようやく山形県に戻って来ましたよ。

どんより鉛色の空と海がお出迎えw
県境から30kmほど進んだらようやく最終PCに到着です。
<PC9(888.1km)サンクス遊佐西浜店 9/16 07:55着(Close 9/16 14:12→17:12)>
ペダルが片方無い状態でも何度も仮眠をとってもそれほどマージン減らず、約6.5時間となった。
まあ、基本的にまっ平らなコースだったしね。
ここでも撮影する余裕がなかったようで。
撮ったような記憶はあるんだけれどなあ?
待機していたスタッフさんたちとあれこれ会話。
台風による悪天候の影響でPC9(ここ)とゴールのクローズ時刻を各々3時間延長する特例措置が採用されたとのことだったけれど、マージンが10時間近くに拡大しただけで特に何がどうというわけでもない。
この場で10時間近く台風をやり過ごす訳にも行かないので、休むにしても強行するにしてもひとまず移動は必要になるわけだ。場合によったら近くのJR駅舎にでも行けばいい、幸いこの先しばらくはJR沿いのコースだし。
【BRM913宮城1,000km】 完走記録-5(PC9.1→Goal)に続いてしまったり。
挨拶がわりに気が向いたら押してやってください。

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<走行ログ>
※各数値はEdge800のログによる。
【実施日時】2013年9月15日14:33スタート
【走行距離】 260.83km
【総所要時間(グロス値)】 18時間42分
【乗車時間(ネット値)】 11時間05分
【平均時速(グロス値)】 (走行距離/総所要時間) 13.9km/h
【Ave.(ネット値)】 (走行距離/乗車時間)23.5km/h
【獲得標高】 1,706m
関連エントリ:【BRM913宮城1,000km】完走結果概要
<PC7(535.1km)ローソン弘前公園前店 9/15 14:18着(Close 9/15 18:50)>
着替えを済ませてさっぱりはしたもののしとしと降り続く雨はちょっと、否かなりイヤ。
待機していたスタッフさんたちと軽く雑談。携帯でTwitterのTLを確認したら黒澤氏が道の駅いかりがせきにいて視界がさえぎられるほどの相当激しい雨に見舞われているとのこと。
碇ヶ関といえば弘前から目と鼻の先、黒澤氏の速度から考えると今の時点でそんなところにいるってことは随分長いこと寝ていたんだなあと妙な関心w
前半は先頭集団四人の中の一人だったもののチェーン切れというアクシデントのお陰で遅れてしまい、しかもシフトワイヤーも切れてしまってRDを固定のまま走っているというランドヌールと二人でリスタート。
”ボクは後ろギア固定なんでペースが合わなかったらお先に行っちゃってください。”
”街中抜けたら様子見てそうします。”
と答えて後ろを走ってみたけれどとてもじゃないけれど先行できそうなペースでは無く、普通に付いていくので精一杯だった。さすがトップ集団を形成するだけのことはある。
羽州街道からR7に合流し、しばらく進んだところで若干腹具合が怪しくなったので前走の彼に声を掛け、道の駅いかりがせきに退避してトイレに立ち寄り。
ひとまず落ちついたところでぐるっと売店内をひとまわり。
食堂でマルメロソフトなるご当地ソフトクリームがあるのを発見し、迷わず注文…って、腹具合が怪しかったんじゃないのか、俺(^^;


碇ヶ関関所下馬門 / マルメロソフトクリーム
※因みにマルメロはこの地域の特産品らしい
落ち着いたところでリスタート。
雨はしとしと降り続いているものの、一時間半ほど前に黒澤氏がツィートしていたような視界不良になるほどの豪雨にはなっていないのが幸い。
そぼ降る雨の中淡々とペダルを踏み、徐々に日が落ちて暗くなり始めたR7を南下する。
途中大館市内でコースが右折になる交差点で目に付いたうどん屋さんでカツ重とうどんのセットを頼んで補給。


なかなかボリュームあって良い感じ。
店内には壁一面を埋め尽くす漫画の単行本があるのでのんびりするには最適かも。
しばらく降り続いていた雨もほぼ上がり、路面はウェットだったもののそこそこ走りやすい。
北秋田市内、R7からR105に左折するところで曲がり損ねてしばらく直進したりしたものの無事コースに復帰し、すっかり暗くなった中、いよいよ山越えの道に入る。
左に行けば森吉、右に曲がれば本コース。
森吉といえば気持ちの良い沢歩きができる渓谷があったなあなんぞと記憶を辿りつつ。
しばらく山道を進んでいったら碇ヶ関で別れたRD固定のランドナーに追いついた。
しばらく雑談しつつ進む。彼は秋田市内で宿に泊まって大休止するのだとか。
この辺でボトル内のドリンクの残量が気になってきたのだけれどコンビニの類はおろか自動販売機すら見当たらない真っ暗闇。
北秋田から小阿仁、五城目に抜ける間に三つあるピークの三つ目の手前でRD固定氏がトイレ休憩のために離脱したので再びソロクルーズ。
ピークを越え、トンネルを抜けたたところで左前方にコカコーラの赤い自販機が光っているのが目に入った。

最後のトンネルに向かうところ、悲劇はすぐそこに。
”ラッキー♪”
砂利敷きの駐車場っぽい敷地の隅にぽつんと立っているその自販機に近寄り500ml缶のコーラを購入し、1/4ほど飲んで残りはボトルに。
空き缶を回収箱に放り込んでいざリスタートという段になって左足のクリートが嵌らない。
”???”足元を確認してみたらスピードプレイのペダル踏面が無くなってシャフトだけがペダルクランクから突き出した状態だった。
スタート直後にもげてしまってからは何かの拍子にぽろぽろ落ちるので何度も拾ってはシャフトに挿してここまでだましだまし使って来たので”また落ちたか…。”と辺りを探す。
今まではすぐそばに落ちていたのでそのまま拾い上げるだけで済んだのだけれど、今回に限ってはいくら周囲を見回してもそれらしいシルエットが見当たらない。
ヘッドランプを点灯し、ハンドルバーに取り付けてあったライトを外して手に持って砂利の上や自販機のそばの草むらの中、近くの側溝の蓋を外して中を覗いてみたり、丸いものだから転がったりしていないかと道の反対側までもくまなく探すが見つからない。そうこうするうちに5~6人くらいのランドヌールにパスされた。
ここまでの走行距離約760km、”この先まだ240kmも走るのにペダルがこの状態では…。”と、DNFの選択肢も脳裡をよぎったが、逆に言えばここまで760kmも走って来たことを無駄にするのが非常にシャクだったのも事実。
普段のブルベでは携行しない輪行袋を今回に限って携行したからこんなことになるのではないかと妙な因果を連想したりどんどん気持ちがマイナス方向に落ち込んでいく負のスパイラル。
しばらくすると敷地の持ち主がどこかの外出先から戻って来た。
ライトを点けて敷地内をうろうろ探し物をしていたわたしに近寄り
”どうした?カブトムシでも探しているんかね?”
いや、この時期にカブトムシなんかさがさねーし。
そもそも探すならこんな道端じゃなくて林の中入っていくし。
”自転車のペダルを落っことしちゃったんで探しているんですよ。”
”そんなでけぇもん、すぐ見つかるだろ?”
というので残った右側のペダルを見せ
”このサイズなんです。”
”こりゃ砂利に紛れたら明るくならなきゃ見つからないわ。”
と、さっさと家に戻ってしまった。
一瞬、一緒に探してくれたりするハートウォーミングな展開を期待した甘ちゃんなおっさん一匹。
途方に暮れていても何も始まらないし、そもそもDNFして輪行で帰るにしても最寄の鉄道駅までは移動しなければならないので腹を括ってペダルの捜索を諦め、左はシャフトのままで走ることに決めて走り出した。結局この場で一時間以上ロスしたことになる。
シャフトのままでは踏みづらいので多少なりとも助けになるかと思い、しばらく走った先にあったコンビニでガムテープを購入して巻きつけてみたものの、軸に対して上手く滑って回転しなかったのですぐに脱落してしまった。
仕方が無いからその後はシャフトをそのまま踏んで進むことに。

ガムテープ処理前
<PC8(788.1km)ファミリーマート秋田金足店 9/15 22:25着(Close 9/16 05:27)>
どうにかこうにかヘロヘロになって辿り着いた。
ペダルを探して随分時間をムダに浪費した割にはマージンが7時間もある。
やはり無理な体勢を強いられるので疲労の度合いが違う。
どれほど疲れていたかといえばタイムスタンプのツィートはしたもののこのPCでの撮影を忘れるくらい。
待機していたAJ宮城スタッフとあれこれ雑談を交わした後、眠くならないうちに少しでも距離を稼ごうとリスタート。ところがスタート後10分もしないうちに猛烈な睡魔の波状攻撃を食らい、自分でも危険な状態をはっきり認識できるくらいフラフラになりつつ走行していたのでとにかく休むところを探す。
R7に合流し雄物大橋を渡ってすぐのところにベンチがあったので携帯のアラームを一時間後にセットして倒れこむようにして仮眠。雨が降っていなくて本当に助かった。
3、40分経過してアラームが鳴る前に目がさめたのでそのままリスタート。
途中、コンビニで夜食の補給をしたり、再びマイクロスリープが始まったのでJR羽越本線下浜駅の待合で仮眠を取ったり。羽越本線の待合は24時間開放されているようで非常に助かった。ここでも一時間ほど仮眠を取った後今度はスッキリと目覚めてリスタート。
明け方になってコンビニに立ち寄りガッツリ朝食。

明け方ころの由利本荘市あたり。
遠くに見える空は明るかったりして意外と天候は持ちこたえるんじゃないかと甘いことを考えていたけれど、全然そんなことはなかったのであった。

左のペダルがない状態ってのはやっぱり間抜け。

わたしが通過した時点では警報が出ている割にはそう大した風が吹いていた訳でもなかったけれど、後続の人たちはこの辺りで随分苦労したようである。


ぼんやり霞む鳥海山
海岸沿いのほぼ平坦な道をひたすら進む。
まだ風もそれほど強くはないので順調に距離を稼げるのだけれどそこにもやはり落とし穴。
路肩部分はアスファルト舗装で車道部分は耐久性の問題からかコンクリート舗装になっているのだけれど、継ぎ目のギャップで転倒しそうになること数度。大きく車道側に入って走るとそちら側は路面が冬場のタイヤチェーンで摩滅していてガタガタなので手や尻にダメージ大。

意外と危なっかしい道だった。
しばらく進めば秋田-山形県境の有耶無耶の関。

宮城-山形の県境、笹谷峠にも同名の地があり、そちらは古くから歌に詠まれたりしていたりするがこちらは秋田-山形県境の三崎峠。
かつて道行く旅人が鬼に食われる被害が相次いだ時、鳥海山の神が遣わした鴉が鬼のいる時は『有耶』いない時は『無耶』と鳴いて旅人に知らせたという伝説がこの名の由来だそうである。
ようやく山形県に戻って来ましたよ。


どんより鉛色の空と海がお出迎えw
県境から30kmほど進んだらようやく最終PCに到着です。
<PC9(888.1km)サンクス遊佐西浜店 9/16 07:55着(Close 9/16 14:12→17:12)>
ペダルが片方無い状態でも何度も仮眠をとってもそれほどマージン減らず、約6.5時間となった。
まあ、基本的にまっ平らなコースだったしね。
ここでも撮影する余裕がなかったようで。
撮ったような記憶はあるんだけれどなあ?
待機していたスタッフさんたちとあれこれ会話。
台風による悪天候の影響でPC9(ここ)とゴールのクローズ時刻を各々3時間延長する特例措置が採用されたとのことだったけれど、マージンが10時間近くに拡大しただけで特に何がどうというわけでもない。
この場で10時間近く台風をやり過ごす訳にも行かないので、休むにしても強行するにしてもひとまず移動は必要になるわけだ。場合によったら近くのJR駅舎にでも行けばいい、幸いこの先しばらくはJR沿いのコースだし。
【BRM913宮城1,000km】 完走記録-5(PC9.1→Goal)に続いてしまったり。
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